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フロント・サイト3 ファイヴ・ドールズ
フロント・サイト3 ファイヴ・ドールズ
スティ-ヴン・ハンタ-、棚橋志行/扶桑社
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総合評価

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    スティーヴン・ハンター『フロント・サイト 3 ファヴ・ドールズ』扶桑社ミステリー。 スワガー・サーガ中篇三部作の第三部最終巻。 第一部『フロント・サイト 1 シティ・オブ・ミート』がチャールズ・F・スワガーの物語で、第二部『フロント・サイト 2 ジョニー・チューズデイ』はアール・スワガーの物語だったが、この第三部はボブ・リー・スワガーの物語になっている。三部作を読めば、スワガー家3代の物語が一望出来るという面白い趣向になっている。 本作は『極大射程』を始めとする数々の作品で、そのヒーローぶりを演じてきたボブ・リー・スワガーの32歳とまだ若い頃の活躍が描かれ、読みどころがたっぷりの面白い中編に仕上がっている。 1978年、アーカンソー州ホットスプリングズ市で、若い女性の喉をかき斬り、内臓を抜き出すという残虐な連続殺人事件が発生する。ホットスプリングズ市警は街のお偉方や権利者の意向もあり、本来ならFBIを呼ぶべきだが、街のイメージを損なわないために内密に捜査を進めようとしていた。 市警本部長ベティガーは一計を案じて、ベトナム帰りの元海兵隊軍曹にして天才的狙撃手ボブ・リー・スワガーを捜査班に招く。32歳になるボブ・リーは妻と離婚したばかりで、酒びたりの日々を送っていたが、スワガー家の伝説を壊さぬために、恐るべき連続殺人鬼との対決に挑む。 定価1,375円 ★★★★★

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    投稿日: 2025.02.10