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リリの思い出せないものがたり
リリの思い出せないものがたり
たかどのほうこ、高橋和枝/ポプラ社
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総合評価

6件)
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    大好きなおばあちゃんちで、小さなときにあった何かを忘れているリリちゃん。 ある日、物語を書いているおばあちゃんのお友だちがやってきた。 ハンカチにまつわる物語をめぐって、リリちゃんの記憶も蘇る。 * たかどのほうこさんらしい、不思議いっぱいのお話。 作中作のハンカチの物語はとても優しくかわいい。 オチは予想もしていなかったかわいさと優しさで、一層愛おしく思えた。 自分の心に優しさが不足してるとき、読んでチャージするのに最適かも。

    17
    投稿日: 2025.04.25
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    たかどのほうこさんの素直な文章はとても魅力的だった。難しい言葉を使っていないうえに描写が丁寧で優しい。

    1
    投稿日: 2025.02.21
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    「ふだんはわすれている、ある〈感じ〉がわいてくる。」という感覚、誰しも経験したことがあるのではないでしょうか。 忘れてはいけない大事なことのような、、 でもどうしても思い出せないこと。 水玉のハンカチは風にふわりと持ちあげられ飛んでいきます。 儚くて、でもそっと包み込まれるようなやさしい余韻をのこす。 そんな物語です。

    7
    投稿日: 2024.11.03
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    リリが思い出せないものがたりを、おばあちゃんの友達フサ子さんの物語を聞くことによって思い出すというお話。 リリの思い出せなかった思い出が、フサ子さんの物語の続きになることにワクワクした。フサ子さんの物語の最初と最後が、思いがけずフサ子さん自身とリリ自身の思い出でつながって、「ああよかった!」と思える物語の構成が素敵だった。 「ほんとうにあったお話、もしかしたら、ほんとうだったかもしれないお話、ほんとうだと思ったけれど、ほんとうじゃなかったのかもしれないお話……。そんなお話が、ぐるぐるとみんな、つながって、たぶん、おもしろい、ひとつのお話になることでしょう。」

    2
    投稿日: 2024.10.25
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    久しぶりに方子さんの子ども向けのよみもの。 絵本を卒業した子どもが読むような、 う~ん、でもこの内容は、 大人が読みきかせをするとか、一緒に読み合うのが良いんじゃないかな。 おばあちゃんの家の黒スグリの木陰に何か記憶があるのに 思い出せない小2のリリ。 おばあちゃんに、お友達の物語を読んでもらうと・・・ 青と白の水玉のハンカチを廻る、いくつかの短い物語は リリの記憶を蘇らせて・・・ 方子さんらしい館やお庭の出てくる物語、 でも、やっぱりわたしは方子さんの小説、 本格的な物語を読みたいな。

    2
    投稿日: 2024.08.20
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    3年から。2年生のリリは、おばあちゃんの庭のクロスグリの木のあたりで、思い出せない思い出があることに気づく。お家の離れにやってきた、フサ子さんの物語『水玉ハンカチのものがたり』を聞かせてもらうと、あの思い出が蘇ってきて…。 主人公は2年生だが、読み応えがある長さ。刺激的なところはないが、ハンカチの出会いが優しく楽しい。

    8
    投稿日: 2024.07.13