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あるいは誰かのユーウツ
あるいは誰かのユーウツ
天川栄人/講談社
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総合評価

7件)
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    中学生の短編集。登場人物は少しずつ重なっていて1人ずつに焦点を当てて描かれている。次々と新しい人物が登場してくるので、メモしながら読んだ。どこかに簡単な紹介があると読みやすいと思う。そう思うのはじぶんだけかもしれないけれど、、、。

    11
    投稿日: 2025.10.20
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    登場人物がほんの若干交錯しているタイプの短編集でした。YAは先進的で似たようなテーマを描いた作は増えてますが、1冊にいろいろまとまってるのはまだ珍しめかもしれない。「私はフリーダ」「No MEANS NO」がちょっと珍しいタイプの悩みを描いているなという印象でした。

    0
    投稿日: 2025.06.01
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    いやーもうホント、うますぎます。 悩める中学生たちだけど、みんなちょっとカッコいい決断をしていくから、自分もちょっとカッコよく生きなきゃなと思っちゃう。 あー中学生の時に読みたかった! YAてすが、大人にも読んでもらいたい‼️ 新谷くん人として好き!

    29
    投稿日: 2025.04.22
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    声変わりをした、生理が重い、体毛が濃い、胸が大きい、恋がわからない、母親が恋愛小説家なんて…。 いろんな「ユーウツ」を抱えた中学生の短編集。天川さんの作品は“男の子””女の子”よりその子自身を描いている感じがして好き。大人になったら割り切ってしまうようなことでも、思春期の学生にとってはものすごく大事な、考えること。お互い相手の悩みをたいしたことないと思ってしまっているところ、あるよなぁとドキッとさせられた。

    1
    投稿日: 2025.03.09
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    大人ではない。 子どもでもない。 心の成長も、体の成長も、人それぞれ。 さまざまな中学2年生たちが、「ユーウツ」を抱えながら、それでも一歩先へ進んでいくオムニバス。 * あー、いるいる、こういう子!という人たちのオンパレードだった。 語り口も多様で、読み始めると彼らが頭の中でイキイキと動き出す。 それでいて多様性も取り入れられていて、この世代の子たちに、「ぜひ読んでほしい!」と強くオススメしたい。 中学生って、深く考えていないようで、実はしっかり本質を突いている世代だと思う。 彼らは彼らできちんと「自分」と向き合って前に進んでいる。 だから、私たち大人は彼らを信じて、大きな気持ちで見守っていく覚悟も必要なんだなと考えた。

    22
    投稿日: 2024.12.24
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    中学2年生。変わっていく体、ままならない心。 声、生理、体毛、胸の膨らみ、性被害、恋愛、性体験。それは隠すべきもの? 誤魔化さずに真正面から書く。それもYA(児童書)の大切な役割なのだろう。 語り手がリレーする連作短編集。物語の厚みも楽しい一冊。

    2
    投稿日: 2024.09.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    思春期の悩みや戸惑いを知る、大切な物語で、中高生、同じ悩みを持つ人たちにも読んで共感して貰いたい一冊。タブーじゃないのに触れないって何だろうとか、みんなにも考えて貰えるといいのになと思う悩みことが綴られる、タメになる本でもある。 登場人物が重なっているので、さっき居たあの人か、と身近な人だと感じる。 身近なみんなが、何か、心に思うところがある。そんな風にも感じる。 人魚姫の憂鬱:変声期 赤い繭:生理痛 私はフリーダ:コンプレックス、毛深い 三段ホックとナベシャツ:胸の大きさ 誰のことも好きじゃない:アロマンテック NO MEANS NO:嫌なことは嫌:性教育 大切な話ばかり。人権問題にも。

    19
    投稿日: 2024.08.05