
恋敵は自分? 冷徹無愛想な魔公爵さまは前世の私にベタ惚れでした
葉月エリカ、緒花/竹書房
作品詳細ページへ戻る
総合評価
(1件)3.0
| 0 | ||
| 0 | ||
| 1 | ||
| 0 | ||
| 0 |
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
死に別れて片側はそのまま残され、もう片側が生まれ変わるものの場合、生まれ変わった後に結ばれたとして、その恋は果たして「前世のわたしが好き」だから成立したのか「今世のわたしが好き」だから成立したのか問題が出てくるのだが、この作品ではその問題は割とあっさりクリアしたように思う。 大体この辺りで拗れるんだけどな。 この話では、ヒロインは途中まで前世の記憶はなかったが、生まれ変わり後の容姿も前世そのままだったし、記憶が戻ってからは今世の立場と年齢差が違うだけだったし。 ヒーローは彼女と「再会」した時点で生まれ変わりだと分かっていたので、記憶が戻るの待ちだったし。 立場の違いも結局娘に甘い父親が外堀埋めてくれたのでイージーモード、後はひたすらヒーローが溺愛に走るという。 溺愛というか、裸エプロンでの触手プレイ入ってきて、あれこれ溺愛かな?とはなったが。 これ、乙女向けですよね? ともあれ、二人の恋愛模様としてのトラブルは記憶が戻ってからは何の問題もなく、乗り越えるべき壁(ラスボス)として立ちはだかったのは、かつて消し去ったはずの敵とヒーローの肉親という。 前述のプレイといい、予想を裏切ってくる展開で、つい笑いながら読んでしまった。 ヒロインがなかなか行動的だったから余計にかな。 シリアスよりはコメディとして読んだかも。
0投稿日: 2025.02.08
