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二人目の私が夜歩く
二人目の私が夜歩く
辻堂ゆめ/中央公論新社
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総合評価

128件)
3.7
12
66
37
5
0
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    昼、夜の2部のパートにお話は分かれている 夜パートが物語りの真実、真相解明的なパートになっているのですが、昼パートで抱いたイメージをひっくり返してくる意外性 多少強引なようにも感じたストーリー展開も、交通事故という不幸な出来事により心を寄り添わせていった茜と咲子、その他にも元彼・親友などの心情はそれぞれ表裏がある、まさに昼夜の関係 人の心は多面的だろと作者から言われているようでした 結果的にすべてを知り得たわけではないが茜はこれからも生きていく 自分の抱える闇の部分を光に溶け込ませて、強く生きていって欲しいと思った

    12
    投稿日: 2025.11.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    他人とうまく打ち解けられない茜はボランティアで交通事故で半身不随になった咲子と出会う。茜は境遇の似通った咲子の心の綺麗さと芯の強さに惹かれて、次第に心を開いていく。物語のキーは夜間、睡眠中に起こる2人の精神の入れ替わり。夜は人の本質が見える時間だという… 人間の温かみだけでなく、偽善や虚栄といった負の一面にもスポットを当てながら、読了後にはほろ苦い気持ちが残る青春小説であり、ミステリーとしても違和感の配置と種の明かし方が絶妙にうまく、衝撃成分を最大化できていると感じました。

    0
    投稿日: 2025.09.28
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    読んでる途中から、これは今年読んだ本TOP3に入るな…と思った本。 どうでもいいですがこの本を選んだきっかけは、8月下旬、私は何を考えたのか、9月に読む本は名前が「つ」から始まる作家さんにしようと思いまして…図書館のタ行の棚辺りをうろついている中、発見した次第です。 (ちなみに辻仁成、辻堂ゆめ、津村記久子、辻村深月の4人にしました) 辻堂さんの本は、今年の2月か3月あたりに「二重らせんのスイッチ」を読みましたが めちゃくちゃ好きだったので本好きの親友におすすめしまくりました、はい。 そこで今回も、本棚を凝視し()1番私が好みそうな本を借りてまいりましたと。 そして最初にも書いた通り面白いし好きでした本当に。 昼と夜で一つの身体を共有する茜と咲子。 鈴木茜は交通事故で両親を亡くした高校3年生、厚浦咲子は交通事故により首より下が不自由な30歳。 茜は「おはなしボランティア」によって咲子と出会います。 また茜は、夜に自分も知らないうちにベッドから出歩いていて、同居する祖父母に夢遊病を疑われます。けれど茜は、夜出歩いているのは咲子なのでは…と思い、夜の自分へ手紙を書いたところ、返ってきた返事は咲子のようでした。 そこから物語はさらに進んでいきます。 とにかく人間の感情、というか奥深さ…、誰しもが持っている光と闇、のような話です。 第二部 夜のはなし では、思わず人に「⚪︎⚪︎が□□で△△だったんだよ!!!!!!!」と言いたくなる予想の裏切られ方をします。 私の語彙力では絶対に伝えきれないので とりあえず読んでみてください()

    11
    投稿日: 2025.09.20
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    辻堂ゆめ作品は初。読みながら自分の予想をするりとかわされる感じで面白かった。 昼と夜の茜とサキの違い、咲子の違い。咲子の親友と元彼。 誰もが少なからず持っている表と裏や思い込みが、長い間の心の澱になってしまう。友情と恋愛が絡まると残酷な気持ちや言動に繋がることもあるよなぁと。 それぞれの気持ちに少しずつ共感するところもあったりして。 誰かの本当の気持ちなんて、そう簡単に分からないよなぁとあらためて思う。

    0
    投稿日: 2025.09.10
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    やっぱり辻堂ゆめは面白い! エピローグでの掴みから始まり、前半はSFファンタジーと思わせて、後半に入るとすぐにSFではなかった事を知らしめて、ヒューマンドラマ的展開からミステリー要素を含んだ謎解きへと話が進んで行き終始飽きずに楽しめました。

    1
    投稿日: 2025.09.07
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    悪くはないし、その展開にも興味を惹かれはするのだが、結末に至り、これが可能かどうか真剣に考えて首を傾げた。 二人の少女を中心にして描かれる謎解きは悪くないが如何せん全ての出来事にパンチが弱い。一気に読ませる力は凄いとは思うが、この結末は受け付けられない。全てを綺麗にまとめるのは必要だが、そればかり見えてしまってはダメだと思うのだ。

    0
    投稿日: 2025.09.06
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    不思議なお話だった 初めての作家さんで タイトルに惹かれて手にした 茜はしんどかったでしょうね

    0
    投稿日: 2025.09.06
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    タイトルから想像がつく。 前半と後半はガラリと趣きが変わる。最後の最後で仕掛けがあって。妙に納得させられてしまう。この作者にしては若干物足りなく感じた。

    3
    投稿日: 2025.08.28
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    なぜだか感想が書きにくい。 可も無く不可も無く… 単純な感想としては、茜が可哀想だし、バカだなぁと思った。 子どもみたいな感想だけど、結局のところ…それかな。

    0
    投稿日: 2025.07.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    むっちゃファンタジー!!と昼のはなしを読んで思ってたら夜のはなしを読んで印象が変わりました。 けど ちょっと無理があるような... という部分もあります。 咲子からみたボランティアの人の見え方や 周りからどういう風に思われてるか... そういう部分はすごく納得しました。 全ての人がそんな真っ白で綺麗でない 真っ黒な部分もあるのはそうだろうと思いました。 にしても チューブ等の指紋とか 調べたりしないのかなぁ?と思ったりしてしまいましたが...。

    2
    投稿日: 2025.07.14
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    なんかやられたなぁ〜という感じ。 夜歩いている人は誰?という謎の他に 登場人物たちの運命を変えた出来事の真相まで盛り込んで しっかり回収して。 あっと言う間に読み切ってしまった。☺️ さすがの辻

    1
    投稿日: 2025.06.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ある日高校三年生の茜が出会ったのは、事故で寝たきりとなった咲子。お話ボランティアとして咲子の元へ通ううち、夜中に自分が出歩いていることに気づく。机に残された「サキ」のメモ。咲子が茜の体を使って夜動き回っている?茜は咲子に協力することに…。 「昼のはなし」と「夜のはなし」の二部構成で、「夜」では「昼」では語られなかった、茜の知らない秘密が明かされる。咲子と茜、そしてサキの繋がり。咲子の事故の真相。 誰が加害者で誰が被害者なのか。どうしてあの日事故は起きてしまったのか。サキの見つけた真実が悲しい。咲子とサキが茜へと繋げるやさしいラストがよかった。

    1
    投稿日: 2025.06.29
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    後半はハラハラドキドキが続いた。人間の二面性ってすごいな。 でも茜が幸せなのは2人が真実を隠しているからで、それがわかるとじわじわと優しい気持ちに包まれます。

    14
    投稿日: 2025.06.18
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    昼と夜で1人の体を共有する茜と咲子の話。事故により人生が変わった2人が出会い、距離を縮め、と各々の事情に飲み込まれながらどんどん読み進めた。で、2部以降はどうなっていくのか妙にハラハラしてしまいこの子達の進む道から目が離せなくなる。

    9
    投稿日: 2025.05.24
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    昼のはなしと夜のはなしがある。夜のはなしは、昼のはなしを回収している。どんどん引き込まれる話でした。

    0
    投稿日: 2025.05.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    サキと咲子の通じる部分はわかるような当事者にしかわからないような… まっすぐな茜が少しかわいそうにも思いましが、3人の中で1人だけ未来があるのも、なんだかんだ2人の気遣いから、悲しい真実を知らないままでいるのが救いに感じました。 最後、次々に真実が明かされていくのが面白かったです。

    0
    投稿日: 2025.05.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    たぶん二転三転を狙った構成なのだと思う。 登場人物はそれほど多くなく、場面もイメージしやすいのだけれど、2部以降から同じ人物が発言の意図を意図的に隠していた事実を打ち明け始め、そうする事で登場人物達のイメージが180度変わるようなトリック。 大どんでん返しとか、トリックとか、伏線回収とかあんまし興味なくて、どちらかと言うと人間の心の機微を読み取りたい私なので、言ってる事が変わる所から着いていけず、どうしても“イヤイヤ、人間ってもっと自分の思いにはストレートなのでは⁈”と、反発心が沸き起こってしまった…

    7
    投稿日: 2025.04.01
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    相手に勝手にイメージを募らせてしまいがちだけど、どんな人にも2面性がある。知らなかった自身の裏の顔に向き合うのも辛い。ずっと知らないで済んで、相手を傷つけた事もあるんだろうと思うと辛い。ちょっとしたすれ違いで大きな事故に繋がる。そういうことに気をつけながら生きていくの、辛くて怖い。

    15
    投稿日: 2025.03.29
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    前半をぐんぐん読んで、後半はハラハラ読んだ感じ。 事故って色々な人が関係しているということを改めて認識させられた。

    0
    投稿日: 2025.03.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    昼間は高3の茜がボランティアとして、脊髄損傷で首から下が動かせなくなった30ぐらいの女性と話し、気が合う事。夜中にその女性が茜に入り込み自由に活動してる事。咲子から依頼された高校の同級生を訪ねて歩いた結果、大学受験が終わり、咲子を再び訪ねようとすると亡くなっていた事が、明るく綴られる。 夜の部では、咲子が茜に入り込んでだのではなく、事故のPTSDから多重人格になってる茜自身が、毎夜咲子に会いに行ってること。生きる意味を見出せず、自殺の手助けをして欲しいとサキに願う事や、元同級生と仲違いした真相や、茜と咲子の事故の真相などが明かされる。 昼間は問題編。夜は解決編という感じ。 描き方自体は面白いが、咲子が死にたい理由にしている事のほとんどが軽くて、リアリティが感じないのが残念。サキが突然歩き回りだし、咲子の家に忍び込むようになったのも不可思議。 全体的に茜は常にいい人で、対照的に咲子は無理に悪意を引き摺り出そうという感じが苦手だった。 また、夜中に大人を訪ねたり、好きとはいえ知り合って間もない咲子に安くはない服をプレゼントしたり、無理がある箇所も何箇所かある。

    0
    投稿日: 2025.03.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

     最近、辻堂さんの小説にはまっています。 「昼のはなし」は、高校3年生の鈴木茜の視点。「夜のはなし」は、≪サキ≫という名の女性の視点で、同じ内容のストーリーを描いています。  そして、「夜のはなし」を読んだ後で、もう一度「昼のはなし」を読むと、最初とは、全く違う感情や印象を抱きました。  同じ日常を一緒に過ごしているとしても、その人自身の考えや感情というフィルターを通してみているので、やはり同じ景色ではないってこと。  「昼のはなし」の主人公である茜自身も、幼少の時のつらい経験からなかなか立ち直れず、それが日常に影を落としていたが、同じような経験を持ち、その影響から寝たきりになってしまった女性「咲子」に出会ったことから、私だったら彼女の力になれると、そしてそこに生きがいを感じていく。    「夜のはなし」の主人公である≪サキ≫もまた、咲子と出会って、彼女が10年以上にわたる寝たきりの生活の中で、介助してくれる人たちに、常に穏やかな性格で接しているが、それはその善意によってしか生きることが出来ない彼女の精いっぱいの対応だということを知る。ただその中にも、卑屈になっている自分もいて、いやな感情は常に湧いてくるということも。  実際には、ちょっとした体勢でさえ一人で変えられない。すべてにおいて人の介助が必要な現状、これから先も変わることのない生活、この辛さや孤独感、絶望感から解放されるのは死しかない、でもその死ぬことさえ自分で行動に移すこともできないという、この思いを≪サキ≫だったらきっとわかってくれると、自分の運命を託そうとする。    ≪サキ≫という名の女性のことはここでは詳しく触れていません、小説をぜひ読んでくださいね。

    0
    投稿日: 2025.03.16
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    前半は主人公の視点で、後半は2人目の私の視点で語られていて、同じ時間軸、登場人物なのに、全く異なる側面が語られています。関わる人によって相手の内面からでてくるものも変わってくるのですね…。 障害を負った咲子さんの苦しみは、献身、愛情、共感をもってしても癒されることはなかったのでしょうか。そこがもやもやしています。

    0
    投稿日: 2025.03.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「真実」を知りたい人間と、無意識に「真実」に蓋をしている人間の話だと思った。無意識に作られた蓋が別人格の自分を生み出す。無意識ってちょっとこわいなと思った。交通事故のトラウマや家族を失う経験が幸いにもない自分には、一見遠い話のように思える。けれど、無意識にやってしまうことって結局別人格の自分がやっていることなのかもしれない。

    4
    投稿日: 2025.03.01
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    人は誰しも二面性があって、表の顔と裏の顔を使い分けて生きている。 温かなヒューマンドラマかと思いきや何重にもトリックが重ねられていて、第一部と第二部のギャップがミステリーとして面白い。 散りばめられた伏線の回収も鮮やかだった。

    9
    投稿日: 2025.02.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    解離性同一障害、昼の茜と夜のサキ。その両方が障害を持つ咲子と会う。咲子も二つの顔を持つのでは? 男側のエゴ、親友側の意地、ちっぽけな八つ当たりを期間限定でしようとしていた時の事故。 茜と咲子の交通事故は一つだった。 咲子は母親の「宝物だ」の言葉も本心だと信じられず、ボランティアさん達の善意も信じられない。でもサキには思いを語る事ができた。 生かされている苦しさ、死ぬ自由か。 終盤に向かって纏まってくるのだが、全体的に何かモヤモヤ。何がモヤモヤ?

    0
    投稿日: 2025.02.19
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    主人公の鈴木茜は、小学一年生の時に交通事故に遭い、両親を亡くし茜自身も怪我をし心にも傷を負った。そんな茜が、身体が不自由な人の話し相手をするという、"おはなしボランティア"をする事に。話し相手は厚浦咲子。咲子も交通事故に遭い身体の自由が効かない。彼女との交流で、心の傷が徐々に癒えていき成長していくファンタジー系のお話かと思ってたんだけど…。見事に騙されました。 二部構成になっているのだけど、第二部の"夜のはなし"になったら急転直下。ガラッと変わり私は分からなくなりどういうことなの?、と若干ついていけなかった。でも、真相が知りたくてページをどんどん捲ってた。真相に辿り着いた時、咲子と茜はどうなってしまうのか?真実は何?気になってしょうがなかった。 この作品は第一部の"昼のはなし"と第二部"夜のはなし"にわかれていて、"夜のはなし"の方が断然面白い。私の心に響いたのだろうと思う。実際は人の感情てこんな物だよね、本音はこっちだよね、綺麗事ばかり言ってられないよね、と思った。 作中に、「夜は人の本質が見える時間」という言葉が出てくる。これに私は惹かれた。不自由な生活をしている咲子が言った言葉なんだけど、咲子だから言える言葉なんだと思う。 ブクログのレビューでこの作品を知り読みました。 辻堂ゆめさんの作品は初めて読む作家さんでしたが、すごく引き込まれました。他の作品も読んでみたいです。

    53
    投稿日: 2025.02.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    雰囲気が好き。辻堂さんの作品の中でいちばん良かったかも。 1部と2部でタイトルの意味がガラッと変わって、昼と夜が入れ替わる感じが好きです。

    0
    投稿日: 2025.02.10
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    色々、登場人物の気持ちになって考えながら読んだ。 だけど私は障害者でもなく交通事故の被害者でもなく加害者でもないから 私の想いは軽いものなんだろうな。 すごく面白かった。

    0
    投稿日: 2025.01.28
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    事故で障害者になったからと言って、誰しもいい子ではないんだなぁと、そういう人も所詮、人。人だから色々な感情があるし、色々な生い立ちがある。 にしても、この1冊で色々なことが起きすぎて、頭が処理していくのに必死だった。笑笑 こんな展開なる!?とか、ページめくる度に、驚かされたり、好奇心に駆られたり。。。 辻堂さんの作品はやはり、おもしろい!!!

    11
    投稿日: 2025.01.26
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    初読みの作家さんです。 中盤、良い意味で裏切られ、予想外の展開に一気読みでした。読後感が良くて、他の作品も読みたいです。

    1
    投稿日: 2025.01.07
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    夜は人の本質が見える時間。つい隠すのを忘れちゃう。夜の闇はいつも、私の中に積み上がった負の感情をざわめかせる。 「そうだよなぁ」とうなってしまう一文。自分もそういう面があり、夜の方が本音が出てしまう事に気づかされた。

    1
    投稿日: 2024.12.30
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    交通事故にあってから睡眠障害を抱えることになった茜。交通事故で寝たきりになった咲子。祖母の友人がきっかけで、二人は友情を通わせる。 「二人目の私」とタイトルにあるけれど、単なる多重人格の話というわけでもない。 昼の私によって語られる章。夜のもう一人の私による章で明かされる真実。 二章の始めの方では、なるほどなるほどと思いながら読み進めていたものの、終盤になって、そんなことが!とまんまと驚かされた。少しショックでもあるかも。 それにしても、茜は本当に優しくていい子だなぁ。辛い記憶は全部あの人が持っていって、この先心穏やかに生きていけることを願う。

    8
    投稿日: 2024.12.21
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    昼と夜で一つの体を共有する二人。彼女たちがそれぞれに見ていたものとは? 初めは人間ドラマ系かなーと思いながら読んでいましたが、後半でコレはミステリだと確信しました。 何を言ってもネタバレになりそうなので、「騙されたと思って読んでください」としか言えないのがもどかしいですねw

    0
    投稿日: 2024.12.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まずミステリーとして面白くて、個人的には3-4回くらいどんでん返しがあった。 そして、交通事故をきっかけにベッドで寝たきりになる咲子の話を通して。どんな人であれ、「かわいそうな人」として一方的に何かを与えられ続けることほど、本人にとって辛いことはないのだと思った。それが例え善意からのものであったとしても。 お互いに何かを与え合うという関係性が必要になる。 また、夜の茜に乗り移っていたのは咲子ではなく、自分の二重人格である「サキ」であったという真実を通して。世の中には知らない方が幸せということも本当にあるのだと思った。

    5
    投稿日: 2024.11.29
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    幼いころ交通事故で両親を失い祖父母と暮らす茜。ボランティアに誘われ、交通事故で体の一切の身体機能を失った寝たきりの女性と知り合う。そこから茜じゃない誰かが茜の体を使い深夜に行動するようになる。第1章(昼のはなし)で描かれていたことが第2章(夜のはなし)で明らかになる。夜のはなしになった時、展開が一気に変わり最初、うん?とびっくりした。とても面白かった。誰の気持ちも分かるような気がして切なさもあった。

    0
    投稿日: 2024.11.22
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    メルヘンチックな話で終わるのかと思ったら、二転三転四転五転くらいしました。大変考えさせられます、国により法律も違うし。車の事故には気をつけねば

    71
    投稿日: 2024.11.16
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    辻堂ゆめさんの話は結構続きが気になるのよね。夜の私と、朝の私。ありそうでない設定に段々と明かされる過去。面白い。

    1
    投稿日: 2024.11.14
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    初読みの作家。新川帆立さんとの対談から気になっていた作家。 ミステリーとして期待していたので、出だしの方は肩透かしのよう。女子高生の茜がボランティアとして身体の不自由な咲子と出会い、お互い惹かれあって行く。途中からオカルトのようになって来て、夜の間に咲子に体を乗っ取られて、分身との間でメモを通した交流が始まる。咲子の交通事故の時に起きた二人の友人達との真相探しがミステリーなのかと思ったら急展開。数ヶ月後に咲子と会ったら既に咲子が亡くなっていたことが判明。過去に戻っての回想。これが予想外。二人の友人達との真相もまた違ってくる。 幾つもの仕掛けがあり、最後は怒涛の結末。後半は一気読み。他も読みたくなってくる作家だった。

    62
    投稿日: 2024.11.13
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    前半を読んだ時点で、少し湧き上がる期待と予想が、そのまま後半で解決されていく、良い読書体験。読み始めてすぐに校正ミスに気づいてから、どうにも気になってしまうのは悪い癖ですね(というか、世の中的に多すぎて突っ込みもしにくい。頚椎じゃなくて頸髄)。 2024/9/24読了

    2
    投稿日: 2024.11.09
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    設定がまずおもしろかったし、最後までまんまと騙されたままだった いつもひっくり返してくれてありがとうございます

    1
    投稿日: 2024.11.04
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    表紙のカバーイラストが日下明さんという方で素敵な雰囲気で読み終えて改めてみるとおそらくあのシーンをイメージしたものに違いないと個人的に思いを馳せました。昼の話と夜の話の大きく2つに分かれていて特に後半の夜の方では昼では明らかにされていなかったことが…って展開で読むスピードが格段に上がってエピローグまで読み終えてジンワリと沁み入りました。そんな感じ…。(^_^)

    2
    投稿日: 2024.11.03
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    ファンタジーかと思ったら違ってた。なるほど、この設定ならありですね。良い意味で裏切られました。後半の謎解きはちょっと無理矢理感がありましたが、心情描写も上手く描けており引き込まれました。

    1
    投稿日: 2024.10.30
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     まず、この表紙が好きっ!!この作品を読んでから、あらためて見るとますます好きになってる…そんな感じです。さて…この作品、どうやってレビューしようか…、ネタバレしない方がぜったいいと思うので、気を引き締めてのレビューします。  この作品は、「昼のはなし」と「夜のはなし」で大きくわかれています。主だった登場人物は、高校3年生の鈴木茜という女子高生と、自らの意思で身体を動かすことができず、常時の介護と人工呼吸器管理が必要な29歳の厚浦咲子という女性です。茜は交通事故で両親を亡くし、咲子もまた交通事故によって今の不自由な身体になったという経過があります。「おはなしボランティア」で出会ったふたりは…。そして「夜のはなし」です。『夜って、いいよね』『人の本質が、見える時間。つい、隠すのを忘れちゃう』と咲子は言います。二人目の私が夜歩いた結果、今までたどり着けなかった過去に行きつく…というストーリー。  なんだ?このレビューは??よくわからないじゃない(汗)。「昼のはなし」で終わるのであれば、あぁ…そういうこともあるのかな、咲子の願いを必死に叶えようとする茜の健気さに心が癒される感じだったのに、「夜のはなし」で一気にストーリー全体が覆されたっ!?心に残ったのは、咲子の行き場のない思いとこれからの不安を「夜のはなし」で、吐き出せたのは、二人目の私のおかげなんでしょうね…。真実は悲しいものだったし、運命の残酷さを感じたけれど、茜の明るいこれからの未来を願わずにいられない作品でした。

    72
    投稿日: 2024.10.30
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    第一部から第二部へと話がガラリと変わり、目が離せない展開でした。 昼と夜、表と裏の様に人の本心を映し出していました。 個人的に第二部の話は、いろいろと考えさせられる面が多かったです。

    3
    投稿日: 2024.10.28
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    表紙の2人の女の子、そして「昼のはなし」と「夜のはなし」全部繋がった時に、あぁ…となる。小学生の時に交通事故に遭った現在高校3年生の茜と、過去に交通事故に遭い寝たきりの咲子。ボランティアで出会った2人が惹かれあう微笑ましい昼から、ガラリと様子が変わり内容も変貌をとげる夜では何だろう、全てのイメージが変わった。さながら陰と陽。形としてはきれいに収まったのだろうけどスッキリする内容とは思えなくてどこか釈然としないのはなぜ。わかるのは、人には裏側もあり見えてるものが全てではないこと。綺麗なだけの人なんていない。

    5
    投稿日: 2024.10.28
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    昼のはなしと夜のはなしに分かれているのがおもしろい。まさに一人目と二人目の私の話。交通事故が原因で大変な思いをした二人の奇妙な縁に導かれるようなストーリーだった。 後半からはぐんぐん引き寄せられる展開だったけど、ちょっとせつなくなった。

    27
    投稿日: 2024.10.24
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    久々に辻堂ゆめさんの作品を読んだ。『いま、死ぬ夢をみましたか』に似たテイスト。前半部分の思い込みを、後半でしっかり裏切ってくれる展開で面白い。全体のテーマは、少し考えさせられる内容で切ないけれど、ストーリー展開には満足。また辻堂さんの作品を読みたい!

    42
    投稿日: 2024.10.21
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    昼から夜になっていろいろ謎が解き明かされるにつれてどんどん辛くなってくる。。 世の中の表と裏を知る様な。。。 終盤の出ていくシーンでもう心が切なくなった。。

    1
    投稿日: 2024.10.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公の高校生茜は10年前、親を交通事故で亡くし祖父母に育てられる。お話ボランティアを行う茜は交通事故で半身不随のベッドから動けなくなった咲との会話がとって楽しく茜の励みになる。わたし自身励ます側であるにも関わらず逆に励まされることもあると思い起こさせる。お話ボランティアをし始めて間もなく、夜就寝中別の人格が現れて夜の茜が登場する!夜の茜は別人格!茜は咲のために何でもしたいと思うよになって咲の亡くした記憶を辿る探偵のようなことが始まる、推理小説か?!夜のわたし茜は別人格。夜の茜は真実に辿り着くも…。

    0
    投稿日: 2024.10.19
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    読み終わった今は不思議な気持ちと少し悲しい気持ちが入り交じっている。 想像していたことのごく一部は合っていたけど、こんなに理路整然と解き明かされると、これもある種のミステリに含まれるのではないか、と感じる。

    0
    投稿日: 2024.10.13
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    近所の図書館で借りて。 すっごかった!はじめは「心温まるファンタジー小説」という感じに読み進めたけど、夜のはなしになってからは、もう怒涛の伏線回収劇。全然ファンタジーなんかじゃなく…。ものすごく考えさせられる話だった。 咲子さんは救われたの?茜ちゃんは幸せなの?サキは辛くないの?胸が苦しい…。辛すぎる。 ミステリーって…、スゴい!

    1
    投稿日: 2024.10.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    辻堂さん2作品目です 交通事故によって重い障害を負った咲子とボランティアにやってきた高校生の茜。 おはなしボランティアを通じて知り合い、仲を深めていく物語 昼のはなしと夜のはなしから構成されているストーリーで、昼から夜に移ると印象がガラッと変わります。 ボランティアを通して茜に変化が、、、みたいな展開かと思ったら、違いました。笑 昼のはなしの内容を夜のはなしで種明かししていくような感じのミステリー 私は予想を裏切られたというか、全然違う方向に展開していった感じ、、、想像より練られた作品でした。 レビュー書くの難しい!笑 何を言ってもネタバレになりそうなので、感想だけ言うと、茜がちょっと不憫だなと思いました、、、 こういう感じの作品を書く方だったんですね!ちょっと気になるので、他のももう少し読んでみたいと思います!!

    88
    投稿日: 2024.10.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    交通事故で両親を亡くした茜と交通事故で寝たきりになった咲子の物語。 昼と夜の二部構成で語られる。 昼の部で語られる茜と咲子の関係、そして謎。 夜の部で語られる茜と咲子の関係、そして謎の解明。 昼の真実、夜の真実、どちらも真実だけれどどちらも真実の一部。 すべてが見えるわけではなくて、目に見えることなんてほんの一部。 人によっては知りたくない真実もあるだろうし、逆に知りたい真実もあるだろうし… 知らずにすむなら知らずにいた方が良い真実もあるかもしれない。 真実とは?と考えさせられた。 光を感じられるラストで良かった。

    1
    投稿日: 2024.10.03
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    途中まで完璧にミスリードのまま導かれていっておりました…! 昼と夜の謎が解けたあともまた謎を推理していくストーリーだったので、最後まで飽きずに読めました。 ただ、茜は救われたのかな…?

    67
    投稿日: 2024.10.01
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    いい意味で裏切られました 昼にはわからなかった夜の話で全て謎を解いていくのが読んでいて楽しかったです

    2
    投稿日: 2024.09.29
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    複雑な読後感… ミステリー的には、楽しめました❗先が気になってあっという間に読み終わっちゃいました。 昼と夜の対比?2面性?裏の感情、深かったです。

    20
    投稿日: 2024.09.21
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    「あの日の交換日記」以来注目している作家さんなのですが、彼女の作品は図書館で予約しても案外すぐに順番きて読むことができるのでお気に入りなんです。 てか、あんま人気ないってことなのか? いやたまたまだと思うし魅力といえば、サクサク読めるし、社会問題も採り入れたテーマに、ぞくぞくするような構成と伏線回収も鮮やかで、ミステリとかあまり読まないジャンルなんですがこの人の作品なら読んでみようかなって気分になれるところ。 とゆうことで今回で8冊目のレビューです。 茜が「おはなしボランティア」がきっかけになり咲子とであう。彼女は茜と同じ高3だった頃の12年前、交通事故にあい脊髄損傷し人工呼吸器を付けて介護されている。意識があっても動くことができず人工呼吸器のエアが外れたら亡くなってしまう状態です。 家族に負担をかけ治る見込みもなく生かされてる咲子も30歳を迎えるわけで、口にはだせないイライラも募るばかり・・ SNSとか見てると些細なことにイラっとして殺意まで感じるとか書いてる人の日記を見て、注目を浴びたいのかなんだか不明ですが、殺意まで感じるとか相当荒んだ環境にいるのか、言葉の意味わかって使っているのか不安になりました。 睡眠中に自分の体を使って夜遊びしているのが咲子だとしった茜は咎めたりせずに、自由に使ってくれても構わないといったあたりから、茜の献身的な善意を利用する咲子の狡猾さを感じました。そもそも人に体を貸すなんて、意識がないときでも朝起きたら肉体的な疲労は残っているし、夜中にいかがわしい場所とか行かれて補導されたら不味いとか受験生なのに考えつかないほどの無垢さに寒心しました。 夜のパートになり別人格が覚醒しだしたときからが面白くなります。 気づかないでいることが幸せなのか、気づいたほうがいいのではって思えることもお節介なのかって思ったり、うまく伝わるかわからないもどかしさもあって、でも真実を知りたいとか、本音を探るのって難しいのに、2回転半ぐらいしてさらに捻りもあったりでムーンサルトかってゆうぐらいの鮮やかな着地なのですが、ちょっと理解が追いつかなくって時間差のある中継のように音声が遅れてぎこちなく映ってしまいました。

    77
    投稿日: 2024.09.11
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    表紙買いで、もっと綺麗な話かと思った。 最後、綺麗な爽やかな感じでまとめたけど 途中がクズ過ぎてイライラしてしまった。

    0
    投稿日: 2024.09.09
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    ・・・・二人目の私が夜歩く・・・・ こんな題名を見れば“ん?二重人格?”と思ってしまう。 そのとおり、主人公の鈴木茜は、小学校一年生の時に事故に遭い 両親を亡くし、祖父母と暮らすようになり今高校三年生になった。 茜は、ボランティアのおばさんに、まるでナンパの如く「ボランティアをしてみない?」と誘われた。そして、伺った家で咲子さんという三十才の寝たきりの女性と 仲良くなり、咲子さんに会うことが楽しくなってしまう。茜は高三 で受験生だ。 祖父母は、茜が咲子に会うことを良く思わなかった! 茜にその理由など決して 言えない・・・・! この本は、どこまでレビューを書くことが許されるのだろう? 解離性同一性障害、多重人格のことだ。 茜は、何故?いつからもう一つの人格を持ってしまったのか! ==== 少しだけネタばれ ==== これから読む方はお控え下さい ================== 二人目の人格は子供時代の事故の時、茜の中に入った。 その人格は咲子によって ――夜歩く――ラストは衝撃の 事実! これは、偶然のできごとか? それとも、何かの引き合わせ なのか? 2024、9、7 読了

    63
    投稿日: 2024.09.07
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    昼と夜で、一つの身体を共有する茜と咲子。しかし「昼」が終わりを告げたとき、「夜」の真相が明かされる。辻堂ゆめ書き下ろし新作!

    0
    投稿日: 2024.08.29
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    オカルトでなくファクトだった 交通事故で身体が不自由になってしまった30歳の咲子さん、そのおはなしボランティアに参加した高校生の茜。茜は夜になると咲子さんが乗り移り街を歩くのであった。 さすが辻堂先生っぽくファンタジーに溢れる作品と思わせて急展開で焦りました。そっち系か!!偶然が過ぎるけど小説だしいいよね。

    0
    投稿日: 2024.08.28
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    交通事故で両親を亡くした茜は「おはなしボランティア」にスカウトされ、交通事故で人工呼吸器を装着し寝たきりとなってしまった咲子と出会う。 一回りも年上なのに優しい咲子に惹かれる茜。受験生で忙しいにも関わらず、咲子に会いに行くのが楽しみで仕方ない。そんな茜は自分でも全く気付かないうちに夜中に外出している事があった。夢遊病?多重人格?そしてある時英語のノートに『私はサキ』と書かれた謎の文字が…。 二人目の私は誰なのか?それと同時に明かされていく咲子の本来の姿に驚く。 2人の共通点が交通事故に遭っている事というのは何かの伏線であろう事は予想していたけれど、期待を裏切らない結末であった。

    10
    投稿日: 2024.08.25
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    主人公の茜は高校3年生。両親を幼いとき交通事故で亡くし、祖父母と暮らす。事故を精神的に引きずっていて、睡眠障害ありそうなのと、ハツラツとしていない感じで現される。ある時近所のおばさんたちサークルに誘われ、事故の後遺症で寝たきりになっている咲子さんの所へボランティアのお話相手に行き、心が通じたような気持ちになり、熱心に通うように。そのうち夜に不思議な出来事が起きるようになって…。 タイトル通り主人公が夜に出歩く話なのですが、そうは簡単に終わりません。何度もひっくり返る展開に、終わってみればなるほどねーと思わされました。 恋愛模様が色々でてくるので中学校から。

    4
    投稿日: 2024.08.25
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    どのように展開していくのかよめず、最後まで読むと色々な感情が入り混じりながらも、一種の結末として良かったと思える作品だった。

    0
    投稿日: 2024.08.24
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    高校生の茜と、おはなしボランティアに行った先の寝たきりの咲子と茜のもう1人の人格サキとの交流。最後になぞ解き。

    0
    投稿日: 2024.08.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    両親を亡くしたトラウマを持つ女子高生茜と頸椎損傷で寝たきりの咲子が出会って・・いつしか茜は自分が就寝中咲子に体を貸せていることに気づき・・というハートフルなお話。 だと思ってたんですけどね。それだけなら「あんまり自分が好きなタイプの話じゃないなあ」という感想だけなんですが。実際にそう思って読んでたし。でもここまでで第一部。第一部だけで話がちゃんと成り立ってるのにそこからの第二部。 ・・・で、あーそういうお話なのか・・・と。推理とか何も考えずに読んでたもんなあ。まさかのミステリ要素。良い意味で裏切られました。ホントに。

    0
    投稿日: 2024.08.15
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    星3.5 昼と夜の二部構成になっており、後半は一転して謎解きが始まる。ちょっとありえないところもあるが、重い題材の割には、辻堂さんらしく、読みやすく、読後感も悪くない。障害を負った咲子さんからかけられた言葉によって前向きに生きようとする茜もよかった。 寝たきりの障害を負った人の苦悩、なかでも献身的に尽くしてくれる周りの人たちに対するやるせない感情など、なるほどと感じさせられる。

    5
    投稿日: 2024.08.13
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    読み進めるごとに感想が移り変わる物語だった。愛と優しさにあふれるファンタジックな物語かと思えば、病気の深刻さとままならなさが浮き彫りにされ、かと思うと人格設定を揺るがしかねないエピソードが次から次へと明らかになり、ついにはそもそもの事故の真相が目の前に突きつけられる。茜の物語のはずが、いつの間にかサキに乗っ取られ、蚊帳の外に置かれているようなもどかしさもある。一筋縄ではいかない一冊だった。

    0
    投稿日: 2024.08.12
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    第一章と第二章のカラーの違いがありすぎて 陽から陰、みたいな。驚きながらも、 そういうことかーと答え合わせしつつ …ってことはもしかして⁇ となる展開でした。 障がい者と呼ばれる人達の苦悩も考えさせられた。相手の気持ちになって考えて、とはよく言われることだが果たしてその難しいことよ。

    0
    投稿日: 2024.08.06
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    途中でえ〜〜そうゆう事なのと思った事を皮切りにどんどん真実が表れて、あれよあれよという間に読み終わってしまった。 現実でもよく思う事だけど人って一面だけ見ててもわからないなと…

    17
    投稿日: 2024.08.04
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    はじめはありきたりな霊的なものかな、ドッペルゲンガー系なものかなと油断していましたが、後半は大きく想像を裏切られました 辻堂ゆめさんの作品は★5にはならないけど、毎回★4レベルは超えていくので、自作にも期待しています

    0
    投稿日: 2024.08.01
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    交通事故で重度の障害を負って寝たきりになり、10年以上も人工呼吸器で生きながらえて、自ら死ぬことさえできない、そんな状況になった時、どんな想いで毎日過ごすのか。 自分の犠牲になっている人のことを考えると自分は生きる価値がないと思うのだろうか。 咲子の苦しさを理解できるのは、闇の中で生きているサキだけだと、咲子は人工呼吸器を緩めてほしいと懇願する。 それが正しいことなのか、正しくないのか…、、自分だったらどうするのか読者も問われている気がする。 サキは、咲子が記憶をなくした事故の真実と秘密にたどり着く。 全てをスッキリして、咲子は旅立って行ったと納得するしかない。 咲子を救ったのは茜ではなくサキだったというのもつらい話だ。 何が正解なのかわからないまま、光の見えないモヤモヤした気持ちが残った。

    5
    投稿日: 2024.07.30
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    ※ タイトル[二人の私]が、第一部では まさかの二人で驚かされたと思っていたら、 第二部でさらにひっくり返されて二重の衝撃 でした。 最後に明かされる二人の関係性は、 各所に現れる絡みからなんとなく予感が あったので納得でしたが、そこに至る [二人の私]の動きが想像を超えていて 面白かったです。 温かく優しいお話でした。 ーーーーーー プロローグ 第一部 昼のはなし 第二部 夜のはなし エピローグ

    12
    投稿日: 2024.07.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    昼の部と夜の部では180度違う展開で驚きの連続でした。 昼の部では、高3の茜は「おはなしボランティア」で首から下が麻痺して自発呼吸も出来ない咲子と出会い、同じ交通事故被害者として友達になる。その出会いから夜、夢遊病の症状が出てどんどん体調は悪化する。だが、それは寝たきりの咲子が夜茜の体を使って自由に散歩をしていると言う。咲子の願いを叶えるべく、体調を考慮しながら散歩を許可する… 夜の部では、昼の部で語られない「闇」の部分が明らかになり、咲子の心残りの恋人と親友が何故お見舞いに来なかったのか。そして事故の本当の原因が明らかになり、何とも言えない気分でした。 そして、本当の茜の体を動かしていた「サキ」の正体も切なかったです。 咲子の死をもってサキも消え、茜はきっとその事を知らずに前へ進むんでしょうね… 切ないけど、じんわりした読了感でした。

    3
    投稿日: 2024.07.27
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    最後の方で茜と咲子の事故の真相が分かった時に切ないような、なんとも言えない感情になった。 個人的にこの本と出会えて良かったと思える作品でした。

    1
    投稿日: 2024.07.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    辻堂さんなので、最後アッと言わせる仕掛けがあると思っていたけど、それほどの衝撃もなく、ちょっと残念。最初、咲子と茜が入れ替わっていると思っていたので、夜の話の始めで、そうではなかったと分かったのが1番の驚きだったかなぁ。

    0
    投稿日: 2024.07.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    視点を変えて、昼のはなし、夜のはなしの二章で構成されている。昼だけ読むと少しファンタジーなようだけど、夜も読むと人間臭さのようなものが加わる。 昼の主人公は高校3年生の鈴木茜。茜は幼い頃に両親を交通事故で亡くしており、その影響で眠りにつくまでに時間がかかるなど軽い睡眠障害がある。そんな茜は偶然近所のおばさんと『おはなしボランティア』として厚浦咲子さんの家を訪問する。咲子さんは交通事故で四肢不自由となり、呼吸器をつけて寝たきりの生活をしている。そんな咲子さんとボランティアを通じて交流する茜は、ある時から自分の意識外で夜に外出しているようだった。それは祖母から昨晩トイレに起きていたねと言われたり、自分の洋服が違う場所に置かれていたり、ノートに身に覚えのない『私はサキ』という落書きだったり。茜はもしかして夜自分の身体を使っているのは咲子ではないかと考え、ある夜置き手紙を残し、そこから茜と咲子の秘密が始まる。茜は咲子が喜んでくれることが嬉しくて、昼間のうちに咲子の好物を用意したり、咲子好みの洋服を用意したりした。茜は咲子から頼まれ、事故の時に何があったのか当日に会っていた友人や彼氏と会い、話を聞いた。彼氏は実は咲子は浮気相手で本命にバレたから約束をすっぽかしたと聞き、友人からは恋愛相談から口論となって喧嘩別れした話を聞く。そんな秘密を共有していた二人だが、夜も身体を使っている茜は身体が休まらずボロボロになってしまう。それでも茜は咲子への夜の散歩は止めず、昼間のボランティアを辞めることにした。直接咲子に会えない日が続き、茜は受験勉強に励んだ。そして、無事に合格。この吉報を咲子にも伝えようと家を出ようとする茜に祖母から『咲子さんは亡くなった』と聞かされる。 夜の話の主人公は夜に茜の身体を使って散歩しているサキ、こと咲子………かと思いきや茜のもう一つの人格。茜は両親の事故の影響で自分も気づかないうちに、もう一人の人格を自分の内に宿していた。咲子と出会う前は、一人で出歩いたりすることはなかったが、何故か強く咲子に惹かれ、そっと夜に出かけることにした。咲子は見た目は茜だが、纏う雰囲気が違うことに気づき、夜は茜の別人格のサキ(名付けたのは咲子)と過ごすようになる。そこでサキは咲子から私を殺してと頼まれる。咲子は自分が遭った事故の近くの記憶が曖昧になっているが、自分が良い人物だとは思っておらず、事故に遭ったことで母親を介護疲れさせてしまっていることに対しても辛く感じていた。人工呼吸器のチューブが抜けてしまうように緩めるようにサキに依頼する。サキは茜同様に咲子から頼まれ、事故の時に何があったのか当日に会っていた友人や彼氏と会い、話を聞いていく。茜が昼間に聞いた話とはまた違う一面が見えてくる二人。実は咲子が赤信号を渡り、事故に遭い、その交通事故によって茜の両親が亡くなっていたのだった。 最後には咲子は人工呼吸器のチューブが外れて亡くなった。 個人的には、まさかの夜だけ入れ替わり?とファンタジーなのかと思いきや、別人格だったという展開にそうかー!と思って読み進めていたけど、最後が切ないな。咲子さんは昼間は穏やかで優しそうだったけど、それはみんなが無意識に求める可哀想な咲子さんを演じていたのかもしれない。そして、咲子さんが死を選んでしまったラストがやっぱり何となくスッキリできなくて。確かに咲子さんは友人と彼氏に対して意地悪(これも意地悪なのか…見方によってはお互いの大切さを気づかせることにもなりそうだけど)したり、完全な善人ではないけど、そんな善人の人なんていないよね…?それに心を痛めている咲子さんは本当は優しい人なんじゃないかと思ってる。

    5
    投稿日: 2024.07.17
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    単に解離性同一性障害の話かと思って読み進めた 交代人格では前半と後半では対象者が変わり驚いた 茜さんは純粋で咲子さんの為に一生懸命な人、咲子さんは寝たきりの重度障害者と思われていたが実は自分勝手で腹黒い人だと解り見た目だけで判断してはいけないのだと思った

    1
    投稿日: 2024.07.16
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    相手に与えることの意味と大切さを教えてくれる小説。 そして、なかなか興味深いミステリーの世界へいなざう小説。 昼と夜の物語が各々の視点と隠されたエピソードを楽しめる摩訶不思議なミステリー小説でした。 設定がとても面白かったし、途中まで騙されながら読んでいました。 最後の事実にもビックリしましたが、ちゃんと締まった物語ではないかと思います。 人間の能力・記憶ってすごいなって思いました。

    8
    投稿日: 2024.07.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【目次】 プロローグ/第一部 昼のはなし/第二部 夜のはなし/エピローグ 茜がいい子なのと、咲子が寝たきりの障がい者なのでいい話に見えそうだけど、咲子はかなり自己中心的。自分の境遇からどれだけ他人に悪意を向けても許されると思っていそうなのが透けて見える。

    3
    投稿日: 2024.07.14
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    タイトルだけ見るとホッこりする物語かなーと思っていると最後にとんでもなく衝撃が走った。 交通事故によって両親を亡くし睡眠障害にかかっている高校生の茜と重い障害を負って寝たっきりの咲子の物語。寝たっきりの咲子は夜の茜に会うことで本当の自分を知ってもらって人生を全うすることができたのだろうか。結末だけを切り取ると残酷で切ないけれど、咲子にとっては寝たっきりで生き続けることはもっと残酷だったんだろう。

    0
    投稿日: 2024.07.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    交通事故で両親を失った茜と同じく事故で寝たきりの咲子。二人が出会って親しくなる昼のはなしとそれがぐるっと様相を変える夜のはなし。解離性同一性障害の人格サキの登場が探偵のようで物語がスッキリしたのはいいけれど、彼女も消えてしまったのだと思うと悲しい。

    0
    投稿日: 2024.07.03
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    こんな偶然もあるものか!? 少し前に「死んだ山田と教室」を読んだのだが、 シチュエーションが似ている えっ、どこが? 山田はスピーカーに憑依した話でしょ 全然違うじゃん と思う人もいるかな 今作の登場人物の咲子は頚椎損傷で寝たきり そこから自分では全く動けない スピーカー並みに辛い状況だ 『自分で動けないのに意思がある』 というのが似ていると思った ただ、ここはスピーカーに憑依させるという ぶっ飛んだアイディアの山田に軍配 障がい者も聖人君子ではない というのは 芥川賞を受賞した「ハンチバック」でも あったようにテーマになりやすいけど 人間の白黒を昼夜としてうまく使った 構成の面白さで、ここは今作に軍配 いつの間にか比べとる… タッチは違うし、どっちがいいと言うのは 個人差があると思うが 山田は少し浅い気がしたので 俺は全体としては今作の方が好みだった ただ、 最後ちょっとゴチャゴチャやり過ぎ感 があったので 山田と今作の中間作品求む!! が本音 あと蛇足かもだけど 障がい者がテーマになるときに 俺は映画「世界一キライなあなたに」を 思い出してしまう 「そっか〜 そういう選択をするのか〜、 そうだよな~、でも、そっか〜」と 衝撃を受けた作品なので 機会があったら是非、みんなにも観てほしい

    14
    投稿日: 2024.06.30
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    解離性同一性障害。二重人格?というのかな。テーマとしてはあまり新しくないと思いました。この手の話は初めてではないので、ミステリーとしての新鮮味はなかったかな。

    0
    投稿日: 2024.06.30
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    10年前の交通事故が原因で睡眠障害になった女子高生茜が、ひょんなことから、11年前の交通事故で首から下が動かなくなってしまった女性咲子のおはなしボランティアとなり、交流を深めていく話。 と思っていたら、それは前半の昼のはなしだけ。後半の夜のはなしになると、ミステリー要素が大きくなってくる。茜の秘密。咲子の本当の性格。先が気になり、どんどん進み、まんまと辻堂さんに引っ掛かりまくり。 よくニュースで亡くなった人を「いい人でした」とか「明るく人気者でした」とか、上辺だけで言う人いるよなーと思いながら読んだ。

    46
    投稿日: 2024.06.29
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    見事にミスリードされました。 2章からの展開が面白くて、楽しめました。 が、内容に救われなさもあって、心が痛みその点では悲しいなと… しかし現実は良いことばかりじゃない。 その中から何を選んで、どう考えて生きていくのか、生きることは大変だけど見方によっては違う。 だから自分が生きやすくなるように、幸せを感じられるように、前向きな気持ちでいたいなと感じました。

    14
    投稿日: 2024.06.28
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    ひとつの交通事故をきっかけに人生が変わってしまった茜と首からしたが不随になってしまった咲子の不思議な友情のはなし。咲子は根は優しく、交通事故について嘘をついていたが、それを夜の茜がミステリーみたいに整理して話すシーンはみごとな伏線回収だったなぁと思う。

    1
    投稿日: 2024.06.25
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    一人の人間にはいろんな人格が眠ってる。 どういう状況で、誰と相対してるかで、 その時に適した人格が表れる。 普段あまり読まない作者だけど、 へえーって感じで読めた。

    4
    投稿日: 2024.06.21
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    わー、こういう感じなのか〜! 二転三転、結構転がされた〜 交通事故で身体が不自由になってしまった30歳の咲子と、やはり交通事故で両親を亡くしトラウマを抱える高校生の茜。 そんな共通点を持つ2人が、「おはなしボランティア」を通して知り合い、交流を深めていく。 "昼のはなし"と"夜のはなし"の2部構成からなる物語。 読み始めた時は心温まる系のお話なのかなと思ったけど、途中からミステリーっぽくなっていってびっくり。 思えばタイトルから謎めいてるもんな〜 昼は茜主体の視点で謎が深まり、夜は咲子主体の視点で真相へと近づいていく。 読み進めるに連れて、2人の印象がくるくる変わる。 その度におどろいて、ほんとこの反応、作者さんの思うツボだっただろうな〜笑 めっちゃ練られたストーリー。 展開は予想つかなかったけど、事故の事だけ予想した通りだった。 ちょっと凝りすぎかなと思わないでもないけど、面白かった〜 ただ茜は何も知らないままで良かったのかな? でもそれが幸せなのかもな〜。

    89
    投稿日: 2024.06.20
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    女子高生茜が、頚椎以下損傷した女性咲子のおはなしボランティアをすることになった。そして茜は多重人格者サキとして夜中に咲子に会いに行くことになった。 咲子の事故の謎など様々な謎が提示されそして解決していく。上質のミステリーでもあり人間ドラマだった。

    3
    投稿日: 2024.06.20
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    凄い、こうなるとは思わなかった。 ひょんな事からお話しボランティアを引き受けた茜。相手は全身チューブに繋がれた咲子。ヒトの良い茜と咲子の日々から一転、茜の他人格サキと咲子の夜の日々。人間の暗部を抉ったような、読者に判定を求めるような、そんな作品。

    17
    投稿日: 2024.06.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ベッドから動くことのできない咲子と、女子高生の茜の交流を描く話...かと思いきや。 茜は咲子の表面上しか見ていなかった(仕様がないことではあるが)し、咲子も茜に本音を吐露することはできなかった。 それが、「もう1人の茜」と出会ってからの咲子は良い子を演じるのを止めることが出来、より人間らしくなったように思う。 病気だからと言って聖人君子のように見られては堪らないだろう。 また、気を遣われるのもうんざりだと思う。 事故で記憶を失っていた咲子にとって、真実は決して良いものでは無かったが、知ることができて少し胸のつかえは取れたのではなかろうか。 しかし、咲子の置かれた状況はあまりにも不憫。咲子は不憫と思われることも嫌がるだろうが、親友も好きな人も身体の自由も失って、それでも周囲に笑顔を見せることなんて私にはできない。彼女は不憫で、凄い人だ。 咲子が自ら死を選択したことについては、誰も文句は言えないと思う。 茜にとっては辛い思い出となってしまったが、彼女はまだまだこれから。人生を謳歌してほしい。

    3
    投稿日: 2024.06.19
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    第1部昼のはなしと、第2部夜のはなしのギャップがすごい。 白〇〇と黒〇〇の対比になっていて、同じ人間の二面性がうまく描かれているなと思った。 良い人、悪い人なんていう単純な分け方はこの物語では出来そうにない。 昼→夜の順番で読むとやっぱりテンションが下がってしまって☆3にしたけど、構成は面白いので☆4よりということで。

    38
    投稿日: 2024.06.15
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    素直で優しい女子高生、ボランティアを通じて心の内面にある光と闇が見えてくる… #二人目の私が夜歩く ■あらすじ 高校三年生の茜、彼女は子どもの頃に両親を交通事故で亡くしていた。それでも日々受験勉強をしていた彼女だったが、ある日町内会のボランティアに誘われる。事故で重傷を負った四肢麻痺の咲子と出会い、交流を深めていく中で前向きになっていく。しかし茜はボランティアを始めた頃から、意識のない状態で深夜に出歩くようになってしまい… ■きっと読みたくなるレビュー 心の内面、光と闇を描いた物語。いつもの辻堂先生らしく、心の深淵を描いている作品です。 特に今回は昼と夜という二つの時間軸に切り分けられているので、読者にもイメージが伝わりやすい構成。さらに呼吸すら困難な四肢麻痺の咲子とのやり取りが、会話している相手の心底を映し出す鏡の役割になっていて成長や気づきにつながっていくんです。不安定で年代の悩みや葛藤が良く伝わってきますね。 本書でイチ推ししたいところは、登場人物の人間性が立体的な部分。物語の核なので詳しくは語れないのですが、光と影、裏と表がイイ陰影がでてる。切り替わっていく展開も意外性があって上手だし、違和感もなく納得性も高い。このあたりが辻堂先生の真骨頂ですよね。 他にも不運な事故で人生が台無しになってしまった現実も、暗く影を落とした感じが切なくてさー… そりゃこんなネガティブな思想にもなっちゃうよ、運が悪いと誰しもありうることで胸が締め付けられました。 そして本作はミステリーとしても練られた作り。幻想的なお話だな~と思いつつ優しい眼差しで読み進めていましたが、ところがどっこい策士でしたね。後半以降の展開はさすがだし、細かな伏線も利いてる。うんうんと唸らせていただきました。先生の強みがいっぱいつまった力作ですね、ありがとうございました。 ■ぜっさん推しポイント 誰にでも二面性はある。表の顔と裏の顔。現代においてはもはや必須スキルで、時と場合で使い分ける必要がありますよね。素直に自分の気持ちが表にだせたら、気軽な人生を過ごせるのにな~と思うこともあります。 でも表も裏も、両方あってひとりの人間。確かに煩わしいことは多いけど、両面あることによってこそ得られる楽しさやメリットもある。なにより、あれこれ悩むことによって、成長できることも多いのではないでしょうか。生きるって大変ですよね。

    110
    投稿日: 2024.06.14
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    『昼』の私が謎を深め『夜』の私が真相に迫る。二部構成、交通事故、鎌田や奈々恵の証言…緻密に計算されたトリック、破綻なき伏線回収は元より、茜や咲子の繊細な内奥の描写も見所。

    4
    投稿日: 2024.06.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    交通事故で両親を亡くし、祖父母と暮らす茜は引っ込み思案で高校生活も上手く行かず、生きる気力を失いかけていた。そんなある日、近所の人に誘われて行った『おはなしボランティア』で咲子と出会う。彼女もかつて交通事故にあい、首から下は麻痺し人工呼吸をつけながらも穏やかで優しい人だった。急速に彼女に親しみを覚えた茜は頻繁に咲子の元を訪れ、仲を深めていく。しかしその頃から、昼間に異様な疲労を感じるようになり、あるきっかけから、夜中茜が寝ている間、動けない咲子の意思が茜に宿って活動しているのではということに気付く。咲子を慕う茜は彼女に協力をすることにした…… おう、またしても辻堂さんのイイハナシカナー?案件だったわ……前半はいい感じだったんだけど真相パートが中々の重さ。でも話の運びは丁寧で違和感があったところは解決できたのですっきり。

    1
    投稿日: 2024.06.10
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    交通事故で両親を亡くした茜は、事故で首から下が麻痺した咲子と話すボランティアに行くことになる。ある日、自分の体を夜に咲子が借りて動き回っているのか?と思う出来事が。昼の部と夜の部で起こった事がリンクし真実が少しずつ明らかになる様が「さすが!」な小説。人は明るいだけではない、事故で人生が変わった2人の物語がリアルでした。

    11
    投稿日: 2024.06.09
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    「おはなしボランティア」を通して出会った事故で両親を亡くした高校生の茜と事故で一生寝たきりの咲子をめぐる物語。  昼と夜の部でカラーが違っていておもしろかった! 視点が違うと見える景色が全く違うものになる。すっかり騙されました。 こういう視点が変わる展開は大好物です。 やっぱり辻堂さんは期待を裏切らない安定の面白さがあるなぁ。 謎が解けていく様子は、絡まっていた糸がほどけていくような感覚で気持ちいいし、新たな真実に「えっ!」ってなる。  この騙される快感がいい。 交通事故にあって人生が一変した二人の女性。 寝たきりの人生となった咲子の本音が刺さる。 読み終えて、何だかちょっとやりきれないような切ない気持ちになりました。 おもしろかったです!

    5
    投稿日: 2024.06.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    昼の部分では綺麗で微笑ましい世界が書かれていたけど、夜の部分では一転して咲子の黒い部分、真実が書かれていたので読み応えがあった。 茜は病気としての二重人格ではあったけど、咲子は誰しも持ってる二面性みたいなものが丁寧に書かれていたので、こういう小説は新しいと感じたし、変に綺麗事ばかり書かれたものよりよっぽど真実味があるなと感じた。

    5
    投稿日: 2024.06.06
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    「昼のはなし」で見た光景が、「夜のはなし」では、まるで違う形に見えてしまう。 おはなしボランティアとして、寝たきりの咲子さんを尋ねた高校生の茜。二人は、交通事故に人生を狂わされた者同士として共感し、親しくなる。人工呼吸器をつけながらも、おっとりと話す咲子さんと面会することで、自分のつらさと向き合うことが出来た茜は、咲子さんのところに足繫く通う様になる。二転三転する話に翻弄されながら読了。 ちょっと不思議な話と、最後の驚きの種明かし、そして切なさ。辻堂さんらしさがたくさん詰まっていた。

    16
    投稿日: 2024.06.04