
ちーちゃん
押見修造、内藤瑛亮・「毒娘」製作委員会/講談社
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総合評価
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powered by ブクログ「この続きは映画で」なPR案件。それを単なる宣伝だけでない少しでもマシな作品に仕上げたい作家の誠実さと、多忙による絵の描きとばしが妙なマッチングを果たし、肩の力が抜けたミニマルを一瞬切り拓きかけた
0投稿日: 2025.07.21
powered by ブクログ中学校に全然来ないちーちゃんが、ふいにボロボロのジャージ姿で虫の死骸を持ってやってきて、クラス中の騒ぎになった日。 幼稚園からずっと一緒で彼女を気にかける優愛に、クラスメイトの航大が「俺がちーちゃんを助けてあげようか?」と言い出して…。 内藤瑛亮監督の映画『毒娘』の常軌を逸したヒロイン・ちーちゃんの前日譚を、押見修造がオリジナルの漫画『ちーちゃん』として描く、異色のコラボ―ション。 ちーちゃんのことを気にかけながらも、クラスメイトの手前で何も出来ない優愛。 正しいことを考えて真っ直ぐ行動し、優愛にちーちゃんが学校に来れるよう助けようと声を掛ける航大。 ストーリーの最初のうちは、ふたりが善男善女に見え、ちーちゃんが虫の死骸が好きな変わり者の女の子に見える。 だけど、優愛がちーちゃんと遊ばなくなった理由、正しいことにこだわる航大が厳格な父親の影響を受けていて父親に認められたい承認欲求がある隠れた面、ちーちゃんが虫の死骸を集める理由が明らかになっていく中で、「普通」の側にいる優愛と航大そしてちーちゃんの優愛に対する偏愛が露わになっていくのが、押見修造の世界観にドンピシャで、「毒娘」を見る前にだけでなくホラーファン必読のホラーサスペンスコミック。
7投稿日: 2024.04.05
