
総合評価
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powered by ブクログ全然何が面白いのかわからなかった。。 最後の解説を読んでいて、なるほど面白い話だったんだなと思いましたが、読んでいる間はいつ面白くなるんだろう⁇と思いながらいつの間にか終わってしまってびつくり。読解力が足りないですね。。
1投稿日: 2025.11.15
powered by ブクログ取り敢えず読み終わりはしたものの、あまり好きではありませんでした。児童書ということもあるのか、展開も予測ができますし特にどんでん返しもなく… じわじわと販売数を伸ばしているみたいなのですが、あまりその理由がわからないままでした。 少し不気味なミステリーなどが好きなのですが、ミステリーでもないですしね。どういう人が好きなジャンルなんだろう。
0投稿日: 2025.11.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公の語りで物語は進む 登場人物のはっきりとした年齢はわからないが主人公は小学生? 兄は中学生? 姉は大学生?なのか?? 設定されている時代は昭和かなとか推測しながらの読書 あの頃はやった唄というものの歌詞に則っている感じは そして誰もいなくなったに近いものを感じた
0投稿日: 2025.11.13
powered by ブクログ早い段階で誰の仕業か、なんとなーく分かる… 幸せそうにみえる家庭ほど、問題があるのかもね。 なかなか共感できず、後味が悪い。
0投稿日: 2025.11.09
powered by ブクログ『そして誰もいなくなった』のオマージュ? イヤミスの走り? 姉の不自然な位の戦前上流階級言葉が、あまり世代格差を感じさせないその他の設定との間にアンバランスな感覚を呼びおこしてくる。 全体を通して明るい場面はいくつもあるものの、そこはかとない不安館が漂った作品。 前半はミステリーだが、後半は禁断の家庭内の問題を提起した社会化小説?現代ならだが、40年ほど前には確かに斬新な設定だと思う。 あの頃読んでたら少しメンタル病みそう。 そう思うと最近は子供のうちから色々刺激が強すぎてメンタルが心配。
1投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログいまやミステリーの金字塔と位置づけされている海外ミステリー仮にその二作品をAとBとして、その二作品を読まずにこの作品を初めて読んだのであれば、相当なトラウマになるでしょうね。 海外ミステリーのAとB、とさせてもらったのは、ソレを明かしてしまうとすぐにこの作品の犯人とオチがみえてしまうからなのです。 なので、実はすぐに犯人わかっちゃいました。まぁ、容疑者が少なめだし、どんどん死んでしまうので嫌でも加害者が特定されてくるんですが。 驚いたのは、見立てとなる曲が実在することです。ほんとにあるんですね。しかも聞けちゃう。 読後、いやーな気分になること必至です。
0投稿日: 2025.11.06
powered by ブクログ小学6年生の省一から見た家族の話。 だから物語の文章も幼いような、まるで作文を読んでいるような感覚だった。 ただ内容は怖すぎる…。 省一自身自分がした事を感情もさほど無く、淡々と語る。 なぜ家族を、そして自分自身を最後にあんな終わりにしたのか。 家族を憎んでいたのか? 不満があったのか? それとも「たいくつ」だったからなのか… なかなか読み応えはあったなぁ。
0投稿日: 2025.11.05
powered by ブクログ主人公の省一が自分の家族に起こった連続変死事件について語るお話。小学6年生の男の子が、自分の家族や友人の死について特段感情的に揺れる事もなく淡々と語る様が不気味。全編通して仄暗い雰囲気が漂っているが、陰鬱な感じはない。その様子から、彼は本当に「たいくつ病」だったんだろうなと思い知らされる。 最後の最後で、あーこうなるのか…と残念な様な、物語としてはとても綺麗にまとまった様な、なんとも言えない気分になった作品でした。
0投稿日: 2025.10.28
powered by ブクログ序盤で犯人は検討つく展開なんだけど、 どうやって、とかその犯行の内容は意外だったりもして(最初の方)面白かった。
17投稿日: 2025.10.23
powered by ブクログ読みやすかったし、おもしろかった。 犯人の動機に鳥肌のオンパレード。 最後はめちゃめちゃ、ゾクゾクってした。
1投稿日: 2025.10.15
powered by ブクログ書店で平積みされていて、表紙裏の文言 【刊行依頼、無数の少年少女に衝撃を与えてきた伝説のジュブナイルミステリ長編】 という文言惹かれ読んでみた。 初出は1983年 当時流行っていたジュブナイルというのに全く聞き覚えがない 【謎めいた事件を追って最後の手紙に辿り着いた時、読者はきっと戦慄する】 とあったが… 実際、初期のうちに想像した通りの展開でもあり、拍子抜けだった 昔流行ったジュブナイルミステリーということで、今読むと手垢のついた、よくある話に感じるのは仕方がないのかな。
0投稿日: 2025.10.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
トラウマ児童文学とのことだけど、これを児童が読むのか!?まぁ江戸川乱歩の少年探偵シリーズみたいなものか...。子どもの時に読んでたらまた印象が違うかも。 正直弟が犯人なのはすぐに分かる。あとはなぜ?という動機だけど、イマイチピンと来なかった。歌も正確になぞっている訳では無いし...。最後の1文は、衝撃というほどでは無いけどすごく余韻が残る良い終わり方だと思う。 撮影隊がつくったドキュメンタリー、そうとう面白いものになりそうだけど、たぶん倫理的に上映できないだろうな。
0投稿日: 2025.10.08
powered by ブクログ何て残酷で不気味なジュブナイル。幼少期に読んでいたらトラウマになってそう。黒乙一さんの作風を思い出しながら読んだ。大人が読むと犯人はすぐわかる。そして死者量産のために警察が無能なのもよくある話。誰の犯行か気づいていた者は複数人いたが、止めるのではなく唄の通りになるよう誘導していた節が見受けられる所が常軌を逸している。呪われた唄だったのさろうか。何が怖いってこの『その頃流行った唄』は実際にあり、巻末に楽譜付きで紹介されている。聴いたら呪われそうなので、興味はあるが聴かないでおこう。
1投稿日: 2025.10.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初から、なんとなく犯人が誰であるかわかったような気がしながら、それでも確証が持てずに読んでいた。本当なら幸せだったはずの家族が、徐々に崩れていく様が、切なかった。 母や姉の事と思うと本当に不憫でならない。 でも、行一はきもい。
0投稿日: 2025.09.28
powered by ブクログ真相が予想しやすい展開でどのあたりがトラウマ児童文学‥?と思ったけれどこれを児童向けとしているのはやばいかもね。お姉さんの手紙の怖さが結構好き。
0投稿日: 2025.09.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
世間的に見たら幸せな家族だが、実際はかなり歪みのある家族。省一の狂気よりも事件後から記録として、最終的に作品として映像に残そうとした尚平と谷口らの方が怖いと思った。もはや「幸せな家族」ではなくなってしまった一家の一連の事件を、それでもなお世間に消費させようとする魂胆が怖い。 子供の時に読んだらまた違った感想を持ちそう。 なんとなく海外児童文学っぽい雰囲気。曲のメロディー(楽譜が書いてある)はめっちゃ日本な感じがした。
0投稿日: 2025.09.23
powered by ブクログ何と言ったらいいのか、頭隠して尻隠さずで、かくれんぼの鬼役の読者が相手の丸出しの尻見ながら一生懸命探すふりをしているような感覚で読み続けなければならなかった。 唄も意味わからんし、殺す動機も意味わからん、登場人物の行動すべてが意味わからんし、これ同じ日本人が描いた小説なの?って不思議でならない。面白さがどこにもないしミステリアスもクソもない。わざわざ意味のない家の見取り図とかも出てくるからもう作者のやりたい放題だ。 ジュニア小説っていうくらいだから子供向けと言えばそこまでなんだろうけど、今時の子供ですらこれは低次元過ぎて無理でしょ。ホント子供がノートに書いた落書き小説レベル。
1投稿日: 2025.09.22
powered by ブクログ評価する上でこれが児童文学だということは忘れちゃいけないと個人的に思う。 大人向けのミステリーとして読めば、まあそうだよねという感じで帯の煽りからして物足りなさを感じるが、これを小学生の頃図書館で借りていたら衝撃だっただろうなと思う。
0投稿日: 2025.09.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
うーん…きっとこれがジュブナイル作品であり児童文学作家が書いたものゆえに、同時代に主人公と同じ年代で読んでいたら衝撃は違ったのかもしれない。 でも、40年近く経った現代では、この種の小説のみならずコミック、ゲーム、アニメ、映画は溢れている。特に巧妙なトリックもない上にツッコミどころ満載の描写や設定があるのでミステリーとは言い難い。 加えてあらゆる進化した現代の恐怖から比べるとサスペンスやホラーとしても物足りない。歌も含めて。 あーこういうの読んだことあるわーの既視感の連続、展開の心地いい裏切りも特にない。 ラスト1行の戦慄さえよくわからなかった。 こういう歌シリーズでの連続殺人といえば金田一耕助の悪魔の手毬唄だけど、やっぱりあれくらいの恐怖感がないと物足りない。歌も引っかけもなく本当にほぼ歌詞の通りすぎて、こんなん真っ先に主人公が疑われるはずなのにまあまあ野放しにされてますけど? 少年犯罪なんてこの時代からあったのでは? 殺人が起こってるのにコナンなどのマンガで見るレベルで、のんびりバーベキューしたりパーティしたり…はい?て感じ。 週刊誌にまで書かれてるし自分たちの中に犯人がいるのに和気藹々としすぎだし殺された浩くんの親から発狂して訴えられる描写ないとか謎すぎる。 ワクワクしながら前半は読み進めたけれど、目新しい発見もないまま終わってしまったので星2が妥当なところだけど、作者に敬意を表してもう一つだけ追加しました。 児童文学でいうところの「5分間シリーズ」でも成り立つレベルや推理ゲームアプリレベルかな。
3投稿日: 2025.09.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
話題作だったので、ミーハー心から手に取りました。 「幸せな家族」の代表に見えた家族が、次々に不審死を遂げ、それを小学6年生の次男の視点で淡々と語られてゆく物語でした。 児童書ということでしたが、ダークで子供には読ませたくないし、かといって大人向けとは言えない稚拙なつくり。 童話の歌詞通りに殺人が行われてゆくことが途中で分かってくるのですが、その時点で歌詞全体は明かされないのでなんなの?とイラっとしながら読み進めました。でもどうやら最後までミステリや謎解き要素はあまりなかったので、単純にサイコパスを描きたかっただけなのか。 そもそもパワハラ満載の父や面倒な長男など、事件前からこの家族は仲良くはなかったし、だから幸せな家族の幸せって?と考えさせられるようなこともなく、イヤミスといってもミステリでもなく、時代錯誤にわたくし、とか変な言葉遣いにも違和感があって、結局復刻するほど流行った理由が私には分からずじまいでした。
2投稿日: 2025.09.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
うん、プロローグ読んでこの子犯人かなーと思ったらその通りになってしまったし犯人の動機と家族(特にお姉さん)、登場人物の誰にも感情移入できなかったので個人的には合わなかった。 ミステリだと思って読まず現代(といっても時代は数十年前だけど)家族の呪縛と心の病が起こした社会派小説として読めば良いのか?モヤる作品でした。
6投稿日: 2025.09.10
powered by ブクログミステリー小説を読んでみたいと思い初めて手に取った本 1989年初刊で自分の生まれた年でもあり思わず手が出てしまった一冊 感想を一言で言うと 「家族はいとも簡単に崩壊する」 それぞれの家族の思惑が良からぬ方向へ進みすぎるとこう言う最悪の結末になりますよが絵がかけれている気がする 途中で犯人はこの人かな?ってわかり後半には犯人も判明するが本当は誰がしくんだのか?家族全員が仕組んで共倒れしたのか?と考えさせらる本だった 初めてミステリーを読むには結構胸糞悪い結末で終わるが僕をミステリー沼に嵌めた一冊であることは確かです
7投稿日: 2025.09.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
帯に惹かれて購入しました! 結果的に、主人公のテープを元に作品は公開され、その作品というのが今私たちが手に取っている本だった!というオチなのでしょうか…(読解力なくて申し訳ないです…) 現代のミステリやホラーの中で考えると目新しい感じはあまり感じなかったのと、犯行動機や犯行の行動などがちょっと無理があるのでは?と個人的には思ってしまいました。 でも、1日で読み切ってしまうほど、読みやすくはありましたし、物語に引き込まれました!
5投稿日: 2025.09.08
powered by ブクログ家族の幸せ」とは、なんとなく共通のイメージがあるようでいて、実際には一人ひとりまったく違う形をしているのだと思う。家族であっても他人のような部分がある。 「幸せ」とは固定されたかたちではなく、立場や視点によって絶えず揺らぐものなのだと、静かに気づかされる一冊だった。
1投稿日: 2025.09.04
powered by ブクログミステリー小説の観点では、古い作品独特の奇妙な雰囲気が終始漂い、ゾクゾクしながら楽しめました。 加えて、事件とは別の本作に込められたメッセージ性とタイトルの意味が明らかになる時、現代社会に生きる1人の人間として、どこか切ない気持ちになりました。 こうした昔の作品に本屋さんで出会えることはこの上なく嬉しいです。。
0投稿日: 2025.09.03
powered by ブクログ大々的にいろんな場所で宣伝してるので読んでみましたが…ん〜 お話なので自分を納得させますが、犯人が… わかっちゃいるけど、ある意味衝撃ですよね。 しかし、本当にはやった唄があるんですね。 時代ですかね…
3投稿日: 2025.09.02
powered by ブクログ始めから何となく犯人はわかるのだけど。多分登場人物も犯人をわかっているのだろうけど。それでも人が死んでゆく。 子供の心理描写が細かい、と思ったら著者は児童文学の人だった。不思議な小説で何だか悲しかった。
0投稿日: 2025.09.01
powered by ブクログテレビで紹介されてて読んでみました。その時、児童文学だけど児童文学ではない…みたいな事を言ってたのかな。それどういう事?と気になって確かめてみました。確かに人が思っている以上に死んでる。主人公の小6の省一がプロローグで"たいくつ病"がどうたらこうたらと言っている時点で、ヤバいなと思った。そして見事に私が思い描いていた児童文学のイメージが崩れましたね。でも何となく結末が分かってしまいました。 "幸せな家族"というテーマのCM制作のためにモデルになったのが、省一たち家族。読み進めていくとこの家族、"幸せな家族"なのか?と思えてきて、私はイライラします。その原因は男ども。父の勇一郎は有名なカメラマンだけど、絶対に何かやらかすであろうと思わせる危険なモラハラ男。兄の行一は弱い立場の者には態度がデカくなり威張り散らす目立ちたがり屋。この2人がどうも好きになれない。でもこの2人の存在が"幸せでない"という伏線であり、その伏線がそこら中に散らばっている。それらを回収していくと、そういうことか‼︎となります。で、最後は怖いとなるのかな?これが帯に書かれていた『じわじわと10万部突破!』に繋がるのかな? この家族が唯一家族らしいと思えたのが、家族で観天望気をやるところ。天気予報をするのだけど、そこはほのぼのしてて良かったな。全然関係ないけどこの箇所を読んでると、雨が降って欲しいなと強く思いました。私の住んでいる地域の観天望気をして欲しい。
48投稿日: 2025.08.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初から、そうだろうな、と思っていたけど、そうだった…。ただ、私はこれが古い作品だと知らずに読んでいたので、過去回想的な話なのかなーと思っていたけど、違った。読みやすかったのはジュブナイルだからだったのね。
1投稿日: 2025.08.24
powered by ブクログ最初手に取ってあらすじを読んだときに思い描いた結末通りだったが、動機や方法などは少し違った。この話のキーワードとなる「その頃はやった唄」というのが小出しであったことがモヤモヤした。しかし、歌詞を全て提示してしまうと、その歌詞通りに事件が進むので壮大なネタバレとなってしまうから仕方ないのは分かるが、、情報が全て提示されない中で読者として推理することは材料が足りない感じがずっとしていて不自由だった。トリックは特別なひねりはなく、動機も共感しにくいものだったからスッキリしない部分は残った。しかし、次から次へと間を空けずに事件が多発したので、飽きずに一気に読み進められた。それも、唄に沿って殺人が起こるという設定上の利点だったのだろう。家族が死を受け入れて生き絶えるところはつくりすぎていると感じた。人は殺される間際に自分以外の人のことを考えて死ねるものだろうか?思い残すことがあるという場合は別にして、犯人が目の前にいるのに、そのほかのことを考えられるのだろうか?唄が聴けるとのことだったので、読了後に聴くことをおすすめする。唄を題材にしている以上、実際に唄として読者に届けたことは素晴らしいと思う。
0投稿日: 2025.08.23
powered by ブクログこれって児童文学なのか。 確かに子供向けでも怖い作品あるもんね。 ある唄に沿って次々と家族が死んでいく『見立て殺人モノ』だけど、読み始めて早々に犯人の目星がついてしまう。 おそらく“犯人当て”がメインの作品じゃないんだろうなあ。 ただ個人的に、姉の一美が一番怖い気がした。
1投稿日: 2025.08.21
powered by ブクログ児童文学、ジュブナイル・ミステリとされてるが、途中から普通のミステリ作品として読んでいた。本格ミステリではないため、トリック等には重きは置かれてないが、小学六年生の省一の視点は、子供らしい純粋さと冷めた観察眼が混在し、同時に大人社会の偽善や家族の闇に直面する重さが描かれていた。 ある程度ミステリになれた人ならば想像できるようなオチだが、それでも改めて描かれている真相に、なんとなくやるせなさを感じてしまった。 独特な読後感は、大人だからこのように感じたのかもしれない。
3投稿日: 2025.08.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
トラウマ必至の児童文学! という煽り文句は私なら使わないと思う。特に怖くもないし最後の手紙でぞっともしない。主人公が日に日にかかえていたストレスとか、家族とのすれ違いとか、さまざまな外的要因で生まれた悲劇、という印象をもった。 「主人公が実は犯人」パターンの小説。昨今では珍しくないから、というよりも、作者の意図としてそこまで隠す気もないように感じた。 エンタメらしいミステリーより純文学に近い読み方をした方が評価しやすいかなと思う。 主人公は一貫して「たいくつ病がまぎれるから〜」という言い方をしているけど、実際そういう動機だったのかは分からない。少なくとも父母兄を殺した理由はそんな単純ではないと思う。そして家族を殺したことがきっかけで「やり遂げなくては」という使命感が生まれ友達と姉まで手にかけ、自身も死を選んだのかと思った。そして姉は姉で異常な弟の行動を制止せず受け入れてしまったところを見るに一般的に正気でなかったんだろう。 「その人がその人らしくない行動をとると、異常だということになる」というところにヒントがありそうな気がするが、これだ! という解釈が見つからない。
0投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログこれだけの大事件なら、現代であればネットやメディアを巻き込んだセンセーショナルな展開になりそうなものだが、80年代はまだまだ牧歌的な時代だったのだなぁ。
8投稿日: 2025.08.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
初めだけ面白かった。 初手から犯人はわかってるタイプの話だった。犯行の動機やその唄を紹介した人物についてもその経緯が書かれておらず、よくわからない終わりだった。 微妙。
0投稿日: 2025.08.14
powered by ブクログ2025/08/11 18:25 ううむ…確かに話は衝撃的な展開を見せ、衝撃的な結末を迎える。でも、なんなんだろうな、“そしてそのころはやった唄”って。そもそもこんな唄が流行るのか? もう少し、何か違った展開を見せて終わるともっと良かったのだろうに…
0投稿日: 2025.08.11
powered by ブクログ推理小説なんだけど割と初手の方から犯人コイツだなは分かっていて、それでもその犯人のサイコパス感とか次どうなるか分かっているけどその経緯とかが知りたくて一気読みしてしまいました。 最後はわー!そうなるんだ!と言うような展開でそれもまた良かったです。 出てくる登場人物も人間味があって感じ方や考え方等共感できる事もあったので没入感すごかったです。
0投稿日: 2025.08.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読むにつれて何となく感じた嫌な予感がそのまま、、、 動機も何も共感できんくて、結末も悲しすぎる。 なんでもない表紙やけど、読み終わって改めて帯を外して見たら物語と繋がって怖かった 面白いけど、後味悪いトラウマ系ミステリー
0投稿日: 2025.08.08
powered by ブクログ児童文学だったこともあって読みやすい 誰か死んだことがサラッと書かれるから読んでて置いてかれる感じが面白かった
0投稿日: 2025.08.06
powered by ブクログこれはミステリ?でもなくホラーではない。 書き手が小学生男子の設定で恐ろしい歌詞の通りに家族や友人が死んでいく。 帯に騙された気分です。
1投稿日: 2025.08.05
powered by ブクログほぼ犯人が一択で、動機も弱く殺害方法も稚拙でミステリーとしては、良い作品ではないかなと思ったのですが、児童文学としてならありなのかな?
0投稿日: 2025.08.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
☆4.0 最初のほうで犯人を知ってるっていうとこから、なんとなくこの子が犯人なんやろなぁって思ってたし、動機もたいくつ病のせいと思ってたけど、そんな単純じゃなかったのもあったり、事故でたまたまそんな死に方をしたのもあったりで第4章読み進めるのが楽しかった! お姉ちゃんの手紙がゾクゾクしたあとの展開、めっちゃよき あと最後までこの歌がほんまにあるって知らんかった 聞いてみるのには勇気がいるから無理かな…
0投稿日: 2025.08.03
powered by ブクログ初出は40年前なのに、それほど時代差を感じることなく読める。 ミステリーとしては誰が犯人かすぐ予想がつくし、平易な作品ではあるけれど、この作品が児童文学として刊行されていたことに驚いた。 児童文学としては尖っているのでぞわぞわしながら読了出来た。
0投稿日: 2025.08.02
powered by ブクログえーー、これ児童書だったの?? それがびっくり。 だけど、男の子目線でかかれている、わかりやすい本だった。 幸せな家族が次々と、、、
0投稿日: 2025.07.21
powered by ブクログ保険会社のCMに選ばれた幸せな家族で起きる連続殺人の話。この淡々とゾワっと進む感じが怖い。犯人は序盤で分かるものの動機薄っぺらいのしか浮かんでなかったから明かされる動機とか手順にあぁって腑に落ちていった。というかこれ児童文学なん…?
6投稿日: 2025.07.20
powered by ブクログ面白い。 主人公が子供故に、分かりやすい語り口ではあるが、決して稚拙ではない文章に頭が下がる。 一見幸せそうに見えて、歪んだ家族にTVカメラが入る。
0投稿日: 2025.07.19
powered by ブクログ本屋のポップを見て買ったのだが、本屋さんはポップを書くのが上手だな〜!と思った。 衝撃のラストという煽り文句があったが、序盤から犯人が想像ついたのと、そこまで劇的な展開でもなかった。 ただ、児童小説というだけあってかなり読みやすかったと思う。(内容が児童向きかは疑問である) よくある話で、側から見ると幸せそうでも内面が欠落していたりグロテスクなことはある。でも何故そうなったかの背景がなかったので、読後感は印象に残りにくい。
0投稿日: 2025.07.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
保険の広告で使用するための「幸せな家族」に選ばれたのは、最近新居に引っ越したある家族だった。その家族の構成は、父、母、長女、長男、次男。 しかし、引っ越してから1年で、次男以外の全員が1人ずつ死んでいった。 そして、その死んでいく様子が、「その頃はやった唄」の歌詞と不自然すぎるほど一致していたのであった。 犯人恐るべし。直接的に殺害したのは母、姉だけで、その他は間接的(事故も含む)に殺害していた。犯人はひどく賢いようだ。 ただ、一方で犯人は頭が悪くなっていった。ちょっとムカつくからという理由で友を殺し、唄にそうあるからという理由で姉を殺した。あるいは退屈だからという理由で。、、なにそれ? 人が死にすぎて頭が狂っちゃったのかな。 最後で大どんでん返しみたいなことはなかったけど、ちょっとスッキリした終わり方で、そこは良かった。 そういえば「その頃はやった唄」って題名なんなの?
0投稿日: 2025.07.11
powered by ブクログ「無数の少年少女読者を驚愕させた....復活。」とあるが、驚愕どころか期待はずれだった。レビューが低いのも納得。 面白くなかったので、なかなか読み進まず時間がかかってしまった。
0投稿日: 2025.07.08
powered by ブクログ本屋の店頭で、新聞広告で「トラウマ児童小説」というような宣伝を何度も見たので、広告に載せられて読みました。
0投稿日: 2025.07.07
powered by ブクログ表すなら⭐︎3〜4。 読み終わって数日経つけれど、まだ自分が何かどんよりとしたものに覆われている気がする。 大人(特に父親)の気持ち悪さ、大人たち以上に大人な部分を見せる子ども。 フィクションとわかっているけど、どこか妙にリアルで生々しいなと感じた。
0投稿日: 2025.07.06
powered by ブクログ児童文学ということを知らずに読みましたが、ミステリーとして面白かったし、動機は何だろう?とか色々考えながら読めるし、読んでいても退屈しない作品でした。内容は昭和感ありますが、それもまたこのストーリーをより味わい深くしている気がして良かったです。
0投稿日: 2025.07.04
powered by ブクログ一見幸せそうな家族や個人だとしても,実は。。。 ということは多々あるのが現実。 こういう小説の世界やドラマ等の映像ではその人の目に見えない世界が見えたりするのですが,見えないものを見ようとする観察力ってのを育て上げることは大事ですね。
0投稿日: 2025.07.03
powered by ブクログどんな児童文学やねん。 犯人も途中で目星がつく仕様になっているので、ミステリーとしては評価しづらいですが、かなり読みやすくてすらすら読めるので、雑談ネタとして読むのは良いと思います。
0投稿日: 2025.06.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
中盤で犯人の検討はつくものの、動機は全くわからなかった。 最後に全ての動機が語られても、えー…そんな理由で?とモヤモヤするような、そんな内容だった。 刑事含む大人たちの主人公への関わり方もよくわからないし、発言の意図も最後になってもわからないことが多々。 読み始めてから読了するまで時間を要する作品だった。
0投稿日: 2025.06.21
powered by ブクログ物語の展開が気になり一気に読んでしまいました。児童文学(?)っていう気持ちもありますが、純粋に読んでいて面白かったです。結構前に書かれた作品ですが、そんなことは気にならなく、時代を超えて読める作品だと思います。 家族の在り方や、ありがたさを改めて考えさせられる物語です。
0投稿日: 2025.06.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「トラウマ児童文学」という物騒すぎる一言につられて手に取った一冊。 ゲーム感覚で人を殺す残酷さがとても怖い。そして僕の「たいくつ病」に付き合わされた人たちが不憫でならない。
2投稿日: 2025.06.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ヤベー児童文学という情報だけで興味が湧き読み始めた。まああらすじで犯人分かるくらいの展開ではあるので、大どんでん返しのミステリーとか衝撃のサスペンスを期待して読んだら確かにううん……となるかもしれない。でもやっぱり児童文学としてはすげ〜話だった。当時の子供たちはこれを読んで何を思ったんだろう。私だったらトラウマになっている気がする……。
1投稿日: 2025.06.04
powered by ブクログ自分が想像して買ったやつとは別だったけど面白かった。主人公の男の子がヤバめだけどそういう所が小説の醍醐味である。これは他人の感想も知った上で物語としての深みが増した。結局みんな狂った家族だった。どこからどこまで知っていたのか気になる。最初からそう思ってたからめっちゃ誘導してて怖いやつや。
1投稿日: 2025.06.03
powered by ブクログ4月放送の『あの本、読みました?』でこの作品を知り、この番組を見た後、どうしても気になり、本屋に行き購入。それから、合間合間に読んで、やっとのことで読了。 もう、これが児童文学というのに、ビックリ!! 確かに、帯の「トラウマ児童文学No.1」というのが納得。これ映像化したら、凄いと思う。 少しずつ歯車が狂い出し、いつの間にか、落ちていく・・・幸せな家族。 もう、あの唄がおそろしい。 『そして誰もいなくなった』の中に出てくるマザーグースを思い出してしまった。
21投稿日: 2025.06.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
私はとても面白かったです。 犯人はすぐわかるけど、省一の語りが色々と匂わせて先が気になっちゃって、グイグイ読ませられた。 子供の語り口なのでわかりやすくていい。 省一は今で言うサイコパスなんだろうけど頭いいな。 お姉さんもちょっと不気味だなと思いました。 お姉さん自身は何も悪くないしいい子だけど、父親や省一を固執させる魔性みたいなものを備えていて、それが事件の底辺を漂っているな、と。 自分がいずれ殺されることをわかってて受け入れたり、それに秋山を道連れにする残酷さも持ってて、彼女もちょっと普通の精神じゃないと思う。 お母さんがめちゃくちゃ可哀想…… あ、あとお友達も!
0投稿日: 2025.05.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公省一は、自分以外の家族4人と親友1人をこの一年の間に失いました。彼はずっと退屈していました。その退屈を凌ぐために毎日テープレコーダーを録音していたそうです。彼が言うには警察はこの一年のテープを聞かなければ事件を解決できないそうです。彼と1年前のあの日から本日までを振り返る物語です。 まず感じたのは、まるで省一の心の翻訳本だと感じるほどに文章の中で描かれたものも想像しうるものも含めて、省一の心情が非常に鮮明に私の脳に焼きついたからだ。 省一は、非常に退屈していた。 そして、省一の父が死んだあの日から急激に想像の中のことを実際に行動に移すようになる。 絡まっていた糸の途中が切れて解けていってしまうように。 私は、割と序盤で省一が犯人なのではないかと疑い、確信していた。 恐らく多くの人がそうだったのではないかと思う。 それの理由には、メタ的ではあるが、CM関係者の4人が簡単にアリバイを作られてしまった上に、最初に省一以外の家族が死んだということが明かされているからである。 だから、省一が言った通り隠すつもりなんてなかったんだなと思った。 そして見どころであった動機なのだが、なんだかすごい悲しい気持ちになった。 それは、省一が忌避感を示していた「CMにでたがりな兄」「姉をとことん愛していた父」「精神的な病に差別的な感情を持ってしまった自分」が動機になってしまっていた点だ。 省一は、殺人の衝動に出てしまう時、誰もが持つ狂気性を上手くコントロールする術を持っていなかったように感じる。 それは、家族関係に大きく関わっているように感じる。 父は、仕事漬けで尊敬しつつも怖さがあり、家族といえどもほとんど他人だと言ってもいいほどに省一とは関わり合いがなかった。 兄は、思ったことをすぐ口にし、省一から見れば酷く醜かったに違いない。 それが、省一の心を表に出さず芝居上手になった大きな要因だと考える。 姉には、恋愛的な感情を持っていたんだろう。父に溺愛されていたこともあり、なかなか相談相手というわけにはいかなかったのだろう。 そして、母だ。この普通とは言えない家族を支えているやさしい母。当然心内など打ち明けることなどできるはずもない。省一が、唯一の「普通」にならなければと思ったのだから。殺した時も唯一相手の事(母)を思って殺した。 これは、すごいミステリーだ。最終章に至るまで彼の心を紐解く、そんなミステリーだと感じた。心から省一の話を聞いてくれるそんな人が現れればこんな事件は起きなかったんじゃないか、そんな思いがこみあげてくる。省一は、自分の感情を出せずに退屈していたのではないだろうか、そんな結論に私は至った。
0投稿日: 2025.05.26
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話題性につられ購読。 本題と表紙とは真逆の帯の内容に期待したが、正直期待外れ感は否めなかった。 ジュヴナイルミステリという分野で考えれば、常に不穏な雰囲気が漂う中道一家に起きる連続死亡事件は読んでいて興味をそそるとは思うが、熟れた大人が読んでしまうと興ざめしてしまうのだと思う。
2投稿日: 2025.05.25
powered by ブクログ皆さんの評価は低いけど。私は楽しめました。 文章は読みやすいし、内容も分かりやすい。 本格ミステリーを沢山読んでいる人には物足りないかもしれないけれど。 確かにすぐに犯人はわかっちゃうかもしれないけれど、どうやって行ったのか。その時何を思ったのか。しっかり説明されてるのでスッキリするし単純に何も考えず読書をだのし見たい時に良書かと思います。
1投稿日: 2025.05.25
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不気味な唄に惹かれて購入したが、 歌詞が後付けな気がして面白くなかった。 ただ読み進めるのが楽しくはあった
0投稿日: 2025.05.24
powered by ブクログ私は帯を見て小説を選ぶことが多いけど、帯で持ち上げすぎ、という感じ。読んでいて初めの方で犯人が分かってしまったし、特別面白いと感じることもなかった。ただ、読みやすさはあり、一気読みできたのでその点は良かった。
1投稿日: 2025.05.22
powered by ブクログ30年前なら「ほぅ」と思ったかも知れないけど、今のトリッキーなミステリーが豊富な今では王道すぎる気がする。 けど、一気読みできる内容と読みやすさではある。
0投稿日: 2025.05.21
powered by ブクログ家族の情景や社会の様相など昭和感満載だが、嫌いじゃない。ミステリーファンはすぐに犯人がわかったり破綻に気づくそうだが、勘の悪い私はそうでもなく…。犯人探しよりも、不穏な空気感や児童文学っぽく書いたが故の不気味さ、昭和の人の立ち居振る舞いなどを楽しむのが、個人的におすすめの読み方。内容にぴったりのタッチの挿絵もいい。中盤、姉との入浴シーンは本当にドキドキ。目次はあまり眺めるとネタバレになりかねないことを付記しておきたい。
0投稿日: 2025.05.18
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語り手が小学6年生男子なので、ジュヴナイルと言われればそうなのか、と思うけど、中身は普通の大人向けと言っても差し支えない感じ。 不気味な歌に合わせるかのように、幸せだと思われていた家族が1人、また1人と殺されていく。犯人は語り手の次男だろうと、早い段階で多くの読者が気づくはず。でもあまりにあからさまだし、もしかしてミスリードか?と疑いつつ読み進めると、終盤であっさり自白してくる。でも真相は単純ではなく、最初の犠牲者である父親は、実は事故死だった。目撃した次男は、憎い人物に殺人容疑をきせたい父親に、見たことは黙っているように頼まれたのだ。次に死んだ長男も、次男による巧みな誘導はあったが、自分の過失で死ぬ羽目になっていた。次男が"本当に殺した"のは、大好きだった母親と姉。次男の親友も、まあその範疇かな。 次男は、「たいくつ」をひどく嫌っていることを、折に触れてアピールする。たいくつが嫌で、家族を殺していた?と思わせつつ、実際はそうではなくてだいぶ複雑。最後に殺された姉に至っては、弟の仕業だとわかっていて、いいよ殺して、そしてあなたも死んでね的な手紙を残していた! 明確な描写はないけど、次男はおそらくその通りにしている。不気味な歌は6番まであって、"こども"が死んで完結するのだ。 娘を溺愛していた父親、世の中達観しているような女子高生の姉、いろいろこじらせていて軽蔑していた兄、夫と息子が相次いで死んでしまい、心が壊れてしまった母親、そして語り手であり犯人である僕。一見幸せそうな家族でも実はってパターン世間には普通にあるけど、この家族は…それどころではない。はじまりは、父親が自分の事故死を殺人に見せかけるよう次男に頼んだことだから、元凶は父親なんだけど、歌の通りにしようと友人まで手にかける次男の思考回路が怖過ぎる。 どんでん返しはなくても、いろいろな真相が明らかになる終盤は、ページをめくる手が止まらなくなる。後味は良くないけど、面白かった。
9投稿日: 2025.05.18
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昔のはやった歌に合わせて人が死んでいく。 アガサクリスティでよくある手法かな。 主人公の心情や、殺しの手口など若干話の展開に無理を感じたが、読みやすかったのでサクッと読了。
0投稿日: 2025.05.12
powered by ブクログなんとなく結末がわかってしまうような内容だったが動機はずっとわからず。終始タイクツ病にはいらいらさせられつつも、不気味な要素満載だった。
0投稿日: 2025.05.08
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絶版だったこの本を探しまわっていた編集の方が、それなら自分でもう一度出版してしまおうと思ったという話をBSの読書番組でされていて、面白そうと思い購入。 児童向け作品とのことだったが、長さも内容もそんなことはなく、大人向けの作品だと思う。 誰が犯人かは想像通りだったが、動機が分からず、最後の種明かしでなるほどと思わされた。 結局、偶然の事故からスタートしてしまった連続死は、流行り唄に導かれるように進み、ある意味で幸せな家族像が完成してしまう。
1投稿日: 2025.05.06
powered by ブクログ高度成長期の理想的な家庭。仕事で成功している父親、3人の子供、新築一軒家。形としての幸せと内面に潜む嫌悪や妬みの感情。ミステリー要素の中に社会や心理の問題が絡むホラー的作品。児童文学とは思えない不気味な作品でした。
4投稿日: 2025.05.04
powered by ブクログ児童向け作家のものなので平易な文章でとても読みやすい。犯人が誰かは早々に見当がつくのだけど、それだけではないものがありました。 とはいえ、本格ミステリーというよりは児童向けのものなのだな、ということは念頭に置いて読むべきものと思います。大胆などんでん返しやうなるような推理などはないです
1投稿日: 2025.05.03
powered by ブクログ5/2(金)読了 申し訳ないが読む価値なし。 だろうな〜って展開だし、犯人が単なるサイコパスなだけで何も共感できない浅い作品。児童書うんだらの前に全く面白くない。
0投稿日: 2025.05.02
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1983年から6年間、児童用雑誌(同人誌)で連載と考えると当時は衝撃的な内容だと思う。 小学校の図書館には選書されないだろうな…笑 キャラが全員際立っていて、関係性も言動も不気味で、でも小学生の語りなため暗くなく読みやすい、そのギャップは好き。 さらさら読めた。 YouTubeでメロディあったが、なかなかポップな曲調で良かったです。 解説がもしかしたら、1番納得できる内容だったかも。 P347「連続殺人事件を全員で作り上げてしまったこの異様な“家族”の肖像と、死してなお残り続ける彼らの“絆”の強さでしょう」 P349「“家族”を否定するために書かれた『幸せな家族』は、結果的に“家族”の肯定すら突き抜けて、“神聖な”域にまで達してしまいました。そして、児童文学として、一定の評価を受けてしまったのです」 家出を肯定する作者ならではの発想なのかなぁ。 ミステリーというよりは、告白文?
1投稿日: 2025.05.01
powered by ブクログ書店で平積みにされているのをよく見かけるし、テレビでも売れている文庫として取り上げられていたので、気になって読んでみました。もうだいぶ前の児童文学が文庫で復刊、とのことですが、これが児童文学なの?全体を通じてなんだかうっすらと気味悪く、誰にも共感できないまま後味の悪さだけが残ったという感じ・・・それが狙いなのか?なぜそんなに今ウケているのかも自分にはわかりませんでした。
0投稿日: 2025.05.01
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本屋のPOPと売り方が戦犯なパターン…それによって本の評価が下がるのはどうなのか?とも思いつつ、こうなる以外にないよね、というオチにどうしても肩透かし感がある。 この家族の歯車が狂ったのは、誰が元凶だったのか。 キモ芸術家の父と止められない母に理想すぎた娘、、と、クセ強男児2名がいなくても幸せとはほど遠かったのでは…。
0投稿日: 2025.04.26
powered by ブクログとうとうぼくはひとりになった。 ぼくの家族はぽつりぽつりと死んで、最後にぼくひとりがのこった。 その頃のぼくは、とてもたいくつしていた、、 書き出しからそこはかとなく漂う出オチ感、、 展開が想像通りと感じるのは この後に出てきたよく似た、なおかつもっと過激な作品を先に読んで耐性が出来てるからか、、 発表された1983年当時、自分も子どもだった頃に読んでたらトラウマとなってたかも? 想定内ではあったものの何処か美しくゾクッした余韻の残る読後感。 伝説のジュヴナイルミステリの看板に偽りなし。 それはそうと1983年から足掛け6年の鬼ヶ島通信という同人誌連載だったそうで、、 読んでいた子が小6だったとして完結する頃にはもうだいぶおっきくなってるなぁと感じ入り、、 当時思春期真っ盛りだった私、この作品が世に出てた事も知らなかったけど知ってたらリアルタイムで追ってみたかった。
2投稿日: 2025.04.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
色んな本屋でオススメコーナーにあった為購入。語り手が子供なので、かなり読みやすかった。なんとなく展開が読めてしまい、ワクワク感はあまりなかった。
1投稿日: 2025.04.25
powered by ブクログ久々にミステリーを読んでみたけど、ちょっと微妙な内容だった。小学生がやるには少し現実離れしすぎてるし、あまりにも偶然が続きすぎている。それに、ところどころ子供っぽい表現はあるにせよ、人生を何周したんだ?みたいな子供の行動が多く見られたかなと。逆にそのギャップが違和感を生んでいるような感覚があったかな。
0投稿日: 2025.04.25
powered by ブクログ小学生が日記に虫を殺しましたと楽し気に書くような感じで連続殺人事件が淡々と無邪気に語られていて、非常に気持ち悪い… 途中でほぼほぼネタバレ状態で読み進めるのですが、そもそものキッカケになる動機がいまいち釈然としませんでした ただ、この作品が発表されたのが1980年代だったことを考えるとそれも納得です イヤミスでした
3投稿日: 2025.04.23
powered by ブクログBSテレ東の「あの本、読みました?」で紹介されていて、 30年以上前に児童文学作家の鈴木悦夫が刊行した 伝説のジュブナイル・ミステリーの復刊。 再び脚光を浴びて2024年のベストセラーとなり、 色々と話題性のある作品だったので手に取りました。 保険会社のコマーシャルのモデルに選ばれた家族が次々と亡くなり、 その記録を録音という形で描かれたジュブナイル・ミステリー。 この家族の一人一人をよく考察してみると 父親は仕事熱心で実の娘を溺愛し、空気が読めなく性格の悪い兄、 美人すぎる姉、そして母親は心の病を持っているという どの人もひと癖もある人物ばかりです。 その中で一番最年少の弟の目線で家族が描かれていますが、 最初の頃は小学生らしく子供の目線で描かれていると思っていましたが、 物語が進むにつれて子供にしては妙に冷静だったり、 時には冷酷とも思える感情だったりと随所に子供らしさとは 真逆の方向へ向かって物語っていたので徐々に怖さが増していきました。 まるで偶然から起きた事件が多いですが、 そんな風に利用して事件が起こしたのだと思うと 更に怖かったです。 そしてラストにあった事件を予期していたかのような 姉の手紙も何だか不気味を感じました。 姉が弟と一緒に入浴するシーンはちょっと黄味が悪かったです。 大人でもこのラストの結末に衝撃を受けましたが、 純粋な子供の頃に読んでたらかなりその後に影響を受けたと思います。 なので大人になって読んだ方が私としては良かったかと思います。 これが子供向けの児童書というのがまた信じられなかったです。 後の松井和翠さんの解説を読むと児童書向けという意味が分かった気がしました。 小学生の高学年ともなると、 子供といっても自我も目覚めてきて、意外と大人のように 冷静に物事を見ていて、一番身近である家族というものに 敏感になってくる年頃になってくるので、 もしかしたらこんな風に家族の嫌な所ばかりが目に映ってしまうのかと思います。 そしてその中からたいくつ病が発生してしまって、 事件がエスカレートさせてしまって家族だけでなく、 友達まで被害に遭ってしまうという最悪なケースになって しまうのかとも思いました。 表側からはCMに出てきそうないかにも幸せな家族に 見えていても、裏側はそうでないという典型的なパターンを見せつけられた感じでした。 タイトルにもあるように「その頃にはやった唄」というのが実存し、 巻末で山本太郎氏の楽譜が掲載されていましたが、 弾むような曲調でこれを少年が口ずさんでいたかと思うとまた不気味さと怖さが余韻として増しました。 結末としては後味があまり良くないですが、 少年の立場になってみると少し悲しい思いが残り、 改めて本当の幸せな家族とは何だろうと思った作品でした。
1投稿日: 2025.04.22
powered by ブクログ最初のうちは物語に引き込まれていって、読み進めていったのですが、最後になって、これはただのサイコパスの話なのでは、としか思えなくなりました。
0投稿日: 2025.04.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
書店のポップで興味をそそられ購入。 読み終えたら帯を下にずらして…というやつです。 もうそれが気になりすぎて、それだけの為に読んだと言っても過言ではないです。 読後、いざ! と帯をはずしてみると、うーんなるほど…。 少し拍子抜けしたものの、こういう仕掛けは好きです。 内容もみなさんおっしゃる通り犯人はすぐに分かりますが、全体的に読みやすく飽きない展開が続き、最後はちょっと意外性もあり個人的には面白かったです。
41投稿日: 2025.04.20
powered by ブクログ会社の同僚が、この本を買ったからまきちゃん読んで無かったら貸すよ〜!と言ってくれました。 読んで無かったのですが、今は燃えよ剣を読んでいるし(-。-; この本はブクログの評価も低かったので、今回は遠慮する的な返事をしたんです。 私は皆さんほど読むスピードが速くないので、どうせ読むなら面白い本だけ読みたい!って思ってしまうのですよね^^; つまんない本に時間かけたくないのです。゚(゚´ω`゚)゚。 でも彼女は、これは違う意味でビックリするからどうしても読んで欲しいなぁ〜と。 珍しくそこまで推すのであればと読んでみました( ̄▽ ̄) それは、数ページ目でわかりました。 登場人物に、退職した元上司の名前が(笑) フルネーム、 漢字まで一緒!ウケるっ!( ̄▽ ̄) これは同じ会社じゃないと味わえない感動ですね! 私の読書を邪魔してくる部長Aと、部長Bにも見せてあげたらオオウケしておりました(笑) そして、その元上司も死んだっ!( ̄▽ ̄) マジかぁー! 写真撮って、部内のLINEで回さなくてはっ! ブクログの評価が低かったので、全く期待しておりませんでした。 仕方ないから読むかぁ、そんな感じ(^^;; が! これ、しっかりクローズドサークルのフーダニットでした(笑)ホワイダニットもありました。 思いがけず大好物のやつ! 評価が低いのは、まぁ、そうだよねーっていう犯人で、二転三転全然せず、あっさり終わってしまったからかも(^◇^;) 私は嫌いじゃないですが、でも、もう少し何か欲しかったなぁ。。。 物足りない感が半端ないε-(´∀`; ) 元上司が登場していなかったら、星は一つ少なかったりして(⌒-⌒; )
101投稿日: 2025.04.19
powered by ブクログ帯に惹かれて。 犯人が誰か気づいたからイマイチとか、そういうわけではなく、動機がぼんやりしてて物語として少しパッとしなかった。
2投稿日: 2025.04.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本屋さんでのPOPが気になり読んでみた。 犯人は途中からなんとなく分かってしまったが、ラストは結構衝撃だった。 本屋さんでのPOPは表紙の絵について言及されていて、読んでから帯を下げて絵を見るようにと書いてあったので、その通りにしてみて二度びっくり。 本屋さんで本を選ぶところから読後まで、楽しい読書体験ができた。 さらに、みんなの感想が気になって、このアプリも始めてみました。
1投稿日: 2025.04.17
powered by ブクログホラーミステリー。苦手。怖くて不眠。別に犯人が意外なわけではない。なんかとにかく不気味。サイコパスな子供って感じ。もう読まない。
0投稿日: 2025.04.17
powered by ブクログおもしろかったけどミステリー特有の謎解き要素がほぼない。犯人は誰でも予想がつくようなストーリーのため、子供が読むにはちょうどいい作品だと思う。
1投稿日: 2025.04.16
powered by ブクログ小説の題名の『幸せな家族』とはいったいなんだったのだろう いくら子どもであっても人を殺して良い訳は無く次々に起こる殺人事件に悲しい気持ちになった 何故家族を次々に殺してしまったのか?家族が居なくなってしまい淋しい思いをする事に気づかなかったのだろうか…
0投稿日: 2025.04.14
powered by ブクログ色んな書店でよく見かけて気になったから読んでみた。 序盤から犯人の予想がついた。 登場人物みんな少し変 面白かったとは言えないけど、最後の歌の通りやったなら正解だと思う
0投稿日: 2025.04.14
powered by ブクログ古い小説ならではの独特な雰囲気が怖い。連続殺人事件が起こっているのにも関わらず、淡々と交わされる会話が不気味。 「すべて映画の撮影だった」というハッピーなオチを期待したが、そうはならず、後味の悪い作品だった。
0投稿日: 2025.04.13
powered by ブクログ登場人物が若干多く感じる点、若干冗長に感じる点、そのあたりは短所かな。面白い題材にはなっていながら最後は投げた感じがするのは、独白だから仕方ないのか。伏線だったり、タイトルが上手く効いてくる構成だったら好きだったかもしれない。ミステリーとは違う感覚や独特な雰囲気もあるんだけど、それが乗り難い要因かもしれない。主人公の気持ち面に関しては、結構こんな話もないではないんではないか。
12投稿日: 2025.04.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まずは、読みやすかった。 なぜか母の奇行の描写が1番ゾグっとする。 姉に限らず大人たちは早い段階でうっすら犯人に気づいてたのかな、、。そして姉の手紙の、「最後まであの歌のとおりにしなさいよ」ってところに狂気と愛情を感じた。 なんとなくいい意味でもう読み返したく無いと感じました。
0投稿日: 2025.04.10
powered by ブクログ最後に そしてその頃はやった唄 の楽譜があったけど、絶対に聞いてはいけないとすぐ本を閉じてしまった。怖い 昨今そんなに上手く行くか?なトリックが多い中で、読みながらなんとなく予想は付きながらも最後までミステリを読んでると実感できるゾワッとする恐怖も味わえて、愉しんで読み終えた
0投稿日: 2025.04.09
powered by ブクログだいぶ前に本屋さんで平積みされていて「衝撃のミステリー!」みたいな文言に惹かれ、図書館で予約すると100人以上待ち!さぞかし面白いかと思って期待したが、結果犯人は早々に予想がつくし、トリックらしいトリックも特にない。そして読後感は最悪…でも最終章の動機の部分だけは、なんかこんな子いそうだなと感じるところもあり納得感があった。
1投稿日: 2025.04.04
powered by ブクログ帯にはトラウマ児童文学とあったので、期待度が高まってしまいました。しかしそれほどのことにはなりませんでした。 4章までの構成で書かれていて、4章からが一番納得して面白さも感じて読めました。1章から3章に関しては伏線がハッキリしたものがなく、ただ読み進めるだけになってしまって少し面白みに欠ける部分もありました。
1投稿日: 2025.04.04
powered by ブクログ本屋さんでおすすめされていたので購入 かなり読みやすいが読んだあと何も残らない感じで人におすすめしようとは思わない 読んでいる途中から結末が見えていたのでなんだかふーん、へーって感じで読み終わった
2投稿日: 2025.04.01
powered by ブクログ悪くはないと思います、ただ、帯と書店の平積みがハードルをかなり上げているのは間違いないなと。勢いで買っちゃうんですよねー。。。83年の出版当時は恐らく衝撃作の部類とされたと思いますが、昨今のミステリー飽和時代というか、かなり衝撃的などんでん返し系が数多ある中で目が肥えてしまったのか。本作も普通かというと普通ではない、かなりミステリーな状況、展開です。ただ、読んでいて、読み終わっての感想としては、ある程度予想通りの終わり方だな、と思ってしまいました。ただ時代感は多少感じるものの、読みやすくてそんなに時間を要さず読み終えることもでき楽しめました。作品については賛否あると思いますが、いずれにしても帯煽りの影響って大きいなと改めて感じた次第です。
59投稿日: 2025.03.24
