よくあるありふれた悪役令嬢転生物。 と思ったら違った。 転生者に体を乗っ取られた悪役令嬢の魂が、魔術師のおかげで新しい体を獲得、父と子という関係に…というなかなか凝った設定・あらすじになっている。 したがってジャンル的には父子溺愛物。画力や表現等の絵的な部分はちょっと物足りないが、ストーリーとキャラクターの心理描写等はなかなか良し。ストーリーのメリハリ・緩急付けも上手く、先が気になる構成にしてくれている。 気になるのは画力が物足りない程度で、それ以外は概ね良作と読んでいい出来。続きが気になるなぁ。