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名探偵じゃなくても
名探偵じゃなくても
小西マサテル/宝島社
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総合評価

172件)
3.6
22
71
62
6
2
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    ミステリーのトリックに目新しさはなくとも、レビー小体型認知症の祖父への温かい眼差しに毎回グッときます。今回も「DLBはあらゆる病気の中で、唯一タイムトラベルが可能な病気」という言葉に泣きそうになりました。そういう眼差しで病気の方を見られるようになりたいです。

    0
    投稿日: 2025.11.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前作よりも深入りして読んだ。 タイトル回収?して おじいちゃん、名探偵じゃなくていい と楓は気持ちが変化していく 香苗。煙草を1本くれないか で泣けた。

    44
    投稿日: 2025.11.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    病状は悪化していくが、推理のキレは良くなっていくように感じた。推理を披露している姿はかっこいいが、症状が出た時との気持ちの差がスゴくて。家族としてはツライなぁと思う。 九鬼が再び出てきた時は鳥肌たった

    6
    投稿日: 2025.11.10
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    シリーズ2巻目。 碑文谷さんの老いが確実に進行していっていて、切なさを感じる。 3巻目(現在至る所の本屋に平積みされていますが)への布石がちらほら見える後半だった気がします。

    3
    投稿日: 2025.11.04
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    前作から日常の謎を中心に人間ドラマを描いているのだが、本当に面白い。 三作目も出ているので早く読みたい。

    1
    投稿日: 2025.10.28
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    ミステリーがだんだん強くなった。 前作はもう少し日常よりだった気もする。 おじいちゃんの病気の症状と恋愛と事件が 絡み合いつつ、次回作がまた楽しみ

    14
    投稿日: 2025.10.18
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    前作は日常の謎を解いていく穏やかな時間が多かったが、今作は打って変わって殺人事件など緊迫感のある内容で、ミステリーとしてもすごく面白かった。 祖父の相手を引き込む語りで進む推理に、読む手が止まらなかった。 一方で、前作から気になっていた、楓、四季くん、岩田先生の3人の恋の続きも散りばめられていて嬉しかった。直接誰が好きだとは明言していないが、ひっそりと、でも確かに、楓の想いが見えてきて、きゅんとした。

    3
    投稿日: 2025.10.16
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    3部作の2作目。1作目からだいぶ空いて読んだので、「何だったっけ?」思うところもありつつ。事件は短編仕立てなので読みやすい。

    1
    投稿日: 2025.10.13
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    今読み終わったばかりで、エモすぎてちょっと泣きそう。 前作より切なさが増して、でも美しくて愛が溢れてて。 続編に繋がる予感を残したラストも気になる。 楓の恋の行方もおじいちゃんの病状も気になる。

    1
    投稿日: 2025.10.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「名探偵のままでいて」続いて一気に読んでしまった。 楓の恋模様についての考察  楓は四季から、不可侵条約継続中であるものの、「今年   だけ岩田先輩に『メリークリスマス』と言ってやって」  と頼まれた。楓は小一時間のもの思案の後、岩田に電話  をしたのか、しなかったのか?  ゴールデンウイークの頃は、楓は岩田を好きと自覚する   も、「まだ三人でいるほうが楽しい」と親友の美咲に言  っている。ただし、岩田という明言はなしで、私の憶測  によるもの。  終章で、楓は愛する人から『メリークリスマス』の電話  を貰い、頬を火照らせる。子猫の声が聞こえることか  ら、相手は四季か? 振り回され過ぎて、もうどっちでもいいかという気にな  って来た。

    1
    投稿日: 2025.10.09
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    09月-05。3.5点。 第二弾。レビー小体認知症の祖父が解決する、連作短編。 小気味よく、面白い。

    1
    投稿日: 2025.09.12
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    今作もハートフルで最高でした! 個人的には「泣いていた男」の最後がめちゃくちゃ感動して好きでした! 中でも (人生はいつもままならない。それでも前を向き、ハッピーエンドを目指すべきだ。いや、目指さなければならない。) この文章には元気を貰えました。 作品全体的には前回同様、楓の祖父が幻視を通して事件解決のコンセプトは変わらず、見事な安楽椅子探偵をされてました! 所々他作品の紹介や小話があるので最初から最後まで読みやすい印象。 なんと言ってもミステリを読み終わったにも関わらず心温まるような読了感はこの本ならではの感覚になりそう! 推理小説初心者にも、おすすめ出来そうな読みやすい本でした!

    2
    投稿日: 2025.08.13
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    「名探偵のままでいて」の続編。 ミステリーの内容よりも登場人物たちが醸し出す優しい空気感が好き!根底に祖父の病気に対して切ない気持ちがあるが本人が幸せな時間旅行ができているならそれもいいのかなと思えた。 四季くんと岩田先生とのいろいろは進展したのかしてないのか。続きが気になるー!

    0
    投稿日: 2025.06.26
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    サンタさんの話が切なかった。 タイムトラベルをしているおじいちゃんが切なく感じるけど、今回もいい話だった

    1
    投稿日: 2025.06.22
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    事件の深刻さよりも、謎解きと蘊蓄豊富な会話を楽しむミステリー。 今回は大好きなヒッチコックが出てきて、嬉しかった。 前作はおじいちゃんの病気の描写部分に、悲しい気持ちになったけど、今回はおじいちゃんが病気の設定必要?って思った。 四季くん、岩田先生、新たに刑事さんの活躍があったからかな。 続編読みたい。

    25
    投稿日: 2025.06.16
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    小学校教員の楓と、レビー小体型認知症の 名探偵の祖父の、古典ミステリーを交えた 謎解き。前作を読んでいなかったけれど、 サクサク読めて、意外と(失礼)面白かった。 特に面白かったのは、第3章の「泣いていた男」 前作を読んでいると犯人が分かりやすい(身近にいる人?)と、他の方のレビューにあったので、 なるほど!と思った。 名探偵の認知症の症状は進んでいるようで、 次回作はどうなってしまうのか少し気になる。

    17
    投稿日: 2025.05.31
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    この作品、集めたい、、、!!! と思わせてくれた第二弾! 二作目の方がよりいいなんて、すごすぎません? やっぱり設定がとても素敵だし、何より出てくる人物、(特に、名探偵さん!)が素敵すぎる。 謎解きも楽しいけれど、早く楓先生と四季さんとのラブシーンが見たい!!!!じれったい!!!! 続き出ないかなー。

    2
    投稿日: 2025.05.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    このミステリーがすごい大賞受賞作の続編。 前作もよかったけど、今作もよかった。 小学校教員の楓。その祖父はレビー小体型認知症で、幻影がみえてしまう。 でも、楓の周りで起こったミステリーな事を話すと、(調子がいい時は)しゃんとして解いてくれる。 タバコを1本吸うとその紫炎をスクリーンとして見えているかのように,語り出す。 楓は小学校教員の岩田と劇団員の四季というボーイフレンドがいる。二人は楓を巡って、抜けがけをしない約束をしている。 楓自身は,母が結婚式の途中ストーカーに刺されて亡くなり,お腹にいた自分は帝王切開で取り出されたというおいたちから、恋愛も結婚も怖い。 さらに、前作は母のストーカーだった男に、ストーカーされて恐怖を覚えている。 そんななか、この物語は5つの章から成り立ってます 1.サンタクロースを見た男 父子家庭で育った岩田は幼い頃サンタクロースを見た。ベランダに出たサンタを追うと、もういなかった。 その日から父親は帰ってこなくなった。 サンタはいったい? 父はどこへ? 2死を操る男 フランソワという人気劇団員が自殺した。 その前日,ファンミーティングで自殺を仄めかすことをいっていた。が、「僕の真似をしないで」と言っていたのに、ファンによる後追い自殺のようなものが続く。 彼は後追い自殺をするなと言ったのではないのか? 最初にでてくる、美咲(ほかの小学校の教員。楓の友だち)の教え子が最後に繋がるのが、うわぁーってなった。 3.泣いていた男 祖父の教え子の我妻は刑事になっていて、楓たちとも行きつけの飲み屋で仲良くなっていた。 あるとき、殺人事件が起こり我妻は現場に直行。相方の城之内もついていた。 遺体を見てびっくり。ある刑事だった。 彼は引っ越しできたばかりでほとんど荷物のない部屋の中で,涙を流し、ビールジョッキを片手になくなっていた。 はたして、ダイイングメッセージなのか? そして、母を殺し、楓をストーカーしていた男が出てくるという。 どうやらストーカーをしていたという物的証拠にとぼしく、無罪になったと。 楓の前に、あの男が現われる 4、消えた男、現れた男 四季の劇団が人気になってきて、団長の四季も忙しくなってきたらしい。最近車を買ったらしい。 その頃から、楓が電話をしても岩田が電話をしてもなかなか繋がらなくなった。 抜け駆けしないという協定もあるが、四季がいないとそれもあいまいになる。 あるとき 楓は美咲と一緒に四季の家を訪ねる。 したから2階の四季の部屋を見た時に,窓に四季の長い髪が見えて、元気にしていることはわかった。 そこからアパートに近づき2階に上がると、四季はいなくなっていた。 外にいた大家さんに頼んで5分なだけの約束で鍵を開けてもらうと、食洗機も動いていて、テーブルのカップもあたたかい。エアコンもさっきまでついていたようだ。 ただ、四季は忽然を姿を消して、 人の言葉がわからないモノは嫌と言っていたのに,子猫がそこにいた。 四季はどこへ? 5.時間旅行をした男 レビー小体型認知症は幻影がはっきりみえるという認知症。 祖父のそれは昔の幸せだったころの幻影。娘も生きていて、楓はまだ小さくて。 母と娘が一緒にいるはずがないのに、幻影の中では一緒にピアノを弾いていたりする。 祖父はもしかしたら、幸せな時間旅行をしているのかもしれない。 が、最近薬が合うらしくそんな幻影をみることもなく、しっかりしていた。 「もしも病気が治ったらイギリス旅行にいこう」と楓にいう。 美咲はすずを連れてくる。 学校は怖いところ。階段は全部12段なのに、あるところだけ時々13段になる。 13段は死刑になる人が上る階段だから、私は死刑になるの? 先生が大好きなのに、先生の顔を魔法のように描いてしまったから? などなど・・・ 祖父は風邪をひいていたので煙草は吸えない。 が、すずに優しく話しかける。 「すずちゃんは、階段を13段にする魔法がつかえるんだね」 「先生の優しいお顔を、悪魔の絵にしちゃう魔法も使えるんだね」 すずだんだんうれしくなる。 そうか、私は魔法使いだから!!! そしてすずは眠りにつく 正直、前作の祖父もまぁまぁ認知症が進んでいて、高齢なので、 もしかして2巻目で亡くなったり・・・とかおもったけど、 安心してください。 元気のまま終わります。これは本当にほっとした。 きっと3巻もあることでしょう。 期待してまっています。 そして、 すずちゃんのラストに泣けたわ~。え?そういうこと?!ってなってしまった。 楓はどうやら、岩田か四季のどちらかをパートナーとして選んだっぽいんだけど、はっきり名前は出してない。 猫の存在はミスリード? どっちも猫を引き取りたがっていたからなぁ・・・。 それも、もし続編がでるとしたら見れるかもしれない。

    4
    投稿日: 2025.05.19
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    幻視が見えるDLB患者のまどふき先生、今回も名探偵ぶりを発揮してくれる。どうしても認知症であるが為に哀しみを伴ってしまうけど気持ちよく事件を解決してくれる。 泣いていた男 今回から登場した刑事、我妻さん。事件解決後先生の幻視が我妻さんの長年の苦悩から助け出してくれる。 妻の幻視が嘘である事を見抜ける我妻さんだったが、先生の優しさで救われる。一番好きな話だった。 DLBが少しずつ進行していく先生なんだが、気丈に明るく楓に接する。近く別れが迫っているのを感じさせる終わり方だったが、お得意の台詞が気持ちよく締めてくれた。 読み終わり改めて表紙の楓を見ると、もう一つ明るい未来が示唆されている。やられたな。

    17
    投稿日: 2025.05.19
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    謎解きの無理やり感やうんちく披露の展開が苦手なので、ミステリー風味を付け加えた、認知症を患った老人と家族の物語として読んでいる。おじいちゃん周辺のエピソードに惹かれているので、優しくて切ない最終章が一番好きだ。

    2
    投稿日: 2025.05.19
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    「名探偵のままでいて」の続編。前作は是非読んでからこれを読んでほしい!! 主人公・楓のレビー小体型認知症を患う祖父が、日常に潜むミステリーを幻視を交えて解決するストーリー。 文体も心情描写も読みやすく、スルスルと一気に読めた。 事件も真相解明の流れもさることながら、四季と岩田との三角関係も楓の好きな人がわからないようにうまく工夫がなされていて、すごく面白い。 とにかく読みながらボロボロ泣いた。心理描写がうますぎる。続編が読みたい!!!!!!!

    8
    投稿日: 2025.05.15
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    前作に続き、超渋い『心をとろけさすバリトンボイス』で事件を解決へ結ぶ祖父、安楽椅子探偵。 今作はレビー小体型認知症という、幻視や意識に障害があらわれたり、おさまったりする症状を、 いろいろな人の目線で描いております。 主人公『楓』、同僚の岩田先生、その友人で演劇を生業とする四季くん、親友の美咲。 相変わらず岩田・四季の『男の不可侵条約』のせいで、進捗しない三角関係。でも楓の中ではすでに決まっている?ような・・・。 今作ではこれでもか!というほど、過去の名作ミステリが登場。タイトルは知ってるけど、内容がわかってたらもっと楽しめたかも。四季くんと同じで翻訳物が苦手なんで未読だらけでした。 最終章は完全に騙されてました。油断してたとはいえ、すずちゃん、そうだよねぇ。 気持ちよい解決でした。 ストーカー編はちょっと物足りなかったけど、 この作品はこれで良いんだよね、このトーンでいいんだよねって思います。 認知症の先生の言葉 幻視などの症状も悪いことばかりではない、唯一過去へのタイムトラベルができる手段です、と。 確かに、そうなのかもしれない。

    57
    投稿日: 2025.05.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    楓は岩田と四季のどちらを選んだのか? 岩田推しの私としては大変気になりつつ、続編に突入しました。 で、私は岩田先生だと思います! 確かにどちらとも取れる表現と、どちらかを推しているかのような表現のオンパレードで混乱しました。 しかし、1つだけ絶対岩田だな、と思う表現が。 そう、劇場で小指が触れるシーンですね! ただ、最後のほうの『メリー・クリスマス』と言った電話で仔猫の甘える声がした、とあって「あれれ?」とはなりましたが、CATを四季から譲り受けたのだと思います。 美咲が4ショットの写真を見て、楓が好きになった人に気付くと言うことは、おそらく同じ写真を持っているであろう洞察力の鋭い四季が気付かないはずがない。 「そうなのかな?」と思いつつ観察してるうちに、確信に変わり、となると二人の側にいるのは辛いため距離を置きながら、万が一の時には自分が犠牲になりストーカーを逮捕させ、大好きな二人を守ろうとしたのではないかと思います。 「CATは僕といるより先輩といる方が幸せそうだから譲りますよ」ってカッコつけて言う四季の姿が思い浮かびました。

    7
    投稿日: 2025.04.29
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    シリーズ第2弾。これ泣けます。 1作目からの続きになりますが、ラストが非常に良かったです。読んだ方ならわかるかもしれませんが、最大の謎が残るところも◎。今まで読んだ「このミス大賞」の中では一番心に残るシリーズでした。有名人の方がオススメするのも納得の内容です。

    32
    投稿日: 2025.04.29
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    唐突に重要そうな登場人物が現れて、退場して。含みを持たせて、本書では種明かしせず。一番嫌なのは、女1に対して男2の恋の駆け引きの結論出すこと。前作で閉じてもらった方が好みの作品。

    2
    投稿日: 2025.04.26
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    前作を知っていると、犯人は近くにいるなとか、こういう裏があるなとなんとなく予想しやすいので意外性はなかった。でも安楽椅子探偵でわずかなヒントで真相を解き明かしていく流れは相変わらず楽しい。

    1
    投稿日: 2025.04.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読みやすい。が、やはり今回も解決がご都合主義に思える部分もあり…。 ストーカー登場も、やはりちょっと唐突すぎないか?? それにしても四季くんがしんだのかと思ったー。いやー、ビックリした。 おじいちゃんの認知症が進行しているようですが、まだ続編はあるのでしょうか?

    10
    投稿日: 2025.03.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    続編でも楓がどちらを選んだのかは不明 そろそろはっきりさせてもいいのでは……と思ってしまう。 二人のためにも。 そして、やはりおじいちゃんは素敵だったし、泣かされた。

    2
    投稿日: 2025.03.06
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    この続編も大変面白かったです 一気に読むことができました 今回は泣かされる場面も多かったので、まだ読まれてない方はハンカチやティッシュのご用意もお忘れなく

    2
    投稿日: 2025.03.04
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    岩田先生の子供の頃のサンタ消失事件、俳優の後追い自殺事件などなど。 短編でありつつ話は繋がっていて、そして前作の犯人がまた楓の前に… 最後が前作と同様ほんとに切なくなる… 楓と岩田先生、四季の三角関係も気になるし、美咲もすごくいい友達関係が良い。 我妻さんもまだ今後からんできそうだなー

    8
    投稿日: 2025.02.21
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    元校長先生のレビー小体型認知症を患う祖父の名推理シリーズ第2弾。この作品は映像化向きだと思う。警察が一般市民の謎解きを頼りにする、決まり文句がある、楓の恋模様、ストーカーによる心の傷……。ヒッチコックなどのウンチクも楽しめるので、読みやすさもある。まだまだ続きそうな予感。

    11
    投稿日: 2025.02.14
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    さすがにそれは無理筋では…?という論理構成が無いでもなかったけど、それでも最後まで楽しく読ませる筆力はさすが。今作はミステリだけでなく某サイコスリラー映像作品なんかも元ネタにしていて、やはり筆者の教養の広さが伺える。 やはりこのシリーズは読後感がとても良い。必ず1作目から読んで。

    1
    投稿日: 2025.01.28
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    前作と同じく、とにかく人に優しく寄り添う本です。一気に読むのもいいけど、他と並行し、ちょっとした時間旅行しながら読むのも、直ぐ物語に入れるのでいいと思います。読めばヒッチコック作品、刑事コロンボシリーズが見たくなっちゃったなんて人も、きっと出てくるんでしょうね。

    5
    投稿日: 2025.01.22
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    一気読みしました。岩田先生も四季くんも良い人!アイツ、粘着質過ぎ‥!新たな登場人物も出てきて、さらに3人の今後も気になるので、続編が出ると良いなぁ。 楓とおじいちゃんの幸せを祈ってます。

    6
    投稿日: 2025.01.13
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    「名探偵のままでいて」の続編。悲しくも心が温かくなる一冊でした。メインのミステリーが面白いのはもちろんだが、主人公である楓の人間関係の進展も面白かった。

    2
    投稿日: 2025.01.08
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    前作「名探偵のままでいて」から続く人間関係が、1話毎に変化していくのも見逃せないです。 ちょっとチープな人物設定もありましたが、懐かしい小説や映画や絵本が出てきて楽しめました。

    43
    投稿日: 2025.01.02
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    幻影の中に誰も見えない真実を見る認知症の祖父とその孫娘の物語の続編。新たな登場人物を迎え、前作よりも謎が凝っていて面白かった。「泣いている男」の話が特に印象に残る。

    4
    投稿日: 2024.12.25
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    きっと、また会いたくなる本 こんなにも優しく暖かい物語に2度も出会えてよかった。 起きてしまった事の事実は変わらない、でもその人にとっての優しい仮説がとても暖かく、決して嘘をついてるのではなく、こうゆう真実だったかもしれないよ。っと悲しい過去を優しく包んでくれる名探偵の心に涙が止まらなかった。 わたしは作者様の言葉がとても大好きです。 『ハンカチーフで熱いものを拭い、哀しみを丸め込んだのだ』 とても感情が伝わる素敵な表現で、心が揺れました。小説だから出会えた言葉…本を読むようになって良かったと改めて思わせてくれた本でした。 四季と岩田先生の三角関係 楓の想い人は?考察できる所はいくつかあるけれど、やはり人の心を推理するのは難しいですね。続編を楽しみにしたいと思います! 個人的意見… あなたを守る為に自分の命をかける四季より、一緒に生きて行こうと守る岩田先生の方がすきなので、結ばれて笑顔の岩田先生をみたいです!

    11
    投稿日: 2024.12.20
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    前作メンバーに加えて、新たに我妻刑事が加わったせいか、事件が重くなった気がする。ライトミステリーなんだけど、なんか文章が重くて、少し読んでて疲れる。映画や小説の古典が紹介されているのは、いいんだけど、説明が少し長い

    1
    投稿日: 2024.12.20
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    「名探偵のままでいて」続編。 教師の楓の認知症の祖父が、日常の謎を解く。  元小学校校長の祖父普段は幻覚を見たり健忘の症状がでているが、謎を解く時は正常に戻り持ち前の聡明さとミステリから得た知識で謎を解いていく。 前作で逮捕された楓のストーカーで母を殺したい犯人が釈放されてまた楓をツケ狙ったり、親しくしていた四季が人が変わったように冷たくなったりと不穏な空気が漂う作品となった。 相変わらずミステリ作品の案内書ともなっていて ミステリ好きにも楽しめる一冊。

    3
    投稿日: 2024.12.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前作から引き続き読みました。 感想としてはうーん…。 前作でも何となく思ったがどうしても登場人物の誰にも感情移入できないし好きになれず…。 主人公がどっちつかずだからかな…不治の病がテーマの話だとどうしても悲しいからかな…わかんないけどうーん。 ただ古典ミステリに興味がわいたので読んでみようかなと思いました。

    3
    投稿日: 2024.11.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前作に続き読みやすいライトなミステリー。やや物足りなさも。 恋愛部分は、前作で楓に初めてできた好きなひとは岩田か四季か(女か虎か)明かされなかった。 今作のラストで愛するひとからの電話がかかってくる。楓の愛する人はどっちか? ①物語序盤でメリー・クリスマスは愛するひとへの言葉と指摘する ②仔猫の声が聞こえる だから...

    2
    投稿日: 2024.11.21
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    前の巻に比べたらだいぶ刑事事件増えて、心温まるミステリーが好きだった自分からしたら前巻の方が好き。新キャラの性格は好きかも。

    1
    投稿日: 2024.11.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前回同様面白かった! まさかの警察のジョーが殺人事件の犯人だったり、前作のストーカー九鬼が釈放されたり、突然急展開する事態にドキドキ…。 そして、お祖父ちゃんの症状はどんどん進んでいくリアルな残酷さ…。 楓が選んだ人は思ってた通りの人だった。 自分の気持ちに気づいたなら、次(あるなら)想いを伝えて欲しいな。

    5
    投稿日: 2024.11.16
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    前作より没入して読めた やっぱり無理くりなところは否めないが、前作よりも古典ミステリの内容が多く、深ぼられているような印象があった 表紙で桜色の上着を着れているのにも気づけてよかった! お相手は、猫が甘えているから岩田先生…?でも猫を飼ってるのは四季…? 気になる

    2
    投稿日: 2024.11.15
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    小西マサテル先生の「名探偵じゃなくても」読了。続きものだけど、今回も面白かった。 情景描写が巧みで、映像映えしそうな小説だなって思って読んでたんだけど、作者の方が放送作家さんだと巻末に書いてあって納得。 すごいイケ爺俳優さん主演で実写化されたら見てみたい。 もう亡くなられている俳優さんなのだけど、この小説のおじいちゃんは児玉清さんのイメージでずっと読んでた。 絶対似合うと思うのよ、ゴロワーズふかしながら謎解きする児玉清さん…

    5
    投稿日: 2024.11.14
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    レビー小体型認知症である(楓の)祖父が安楽椅子探偵をつとめるシリーズ2作目。母の事件、父や祖父の病気、ストーカーと楓の苦境はいかほどかと考えずにはいられない。切ない愛情溢れるサンタさんの謎から物々しい刑事殺害事件まで5つの謎解き、そして登場する色んなミステリ作品がとても楽しい。ヒッチコックの作品は知ってるもののきちんと観たことはなく鳥がたくさん襲ってくるシーンを朧げながら覚えてる適度。優しい探偵が探偵じゃなくても、楓と長くミステリを楽しめるといい。楓にあの言葉を伝えた相手が気になる!懐いてるということは…

    4
    投稿日: 2024.10.29
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    「名探偵のままでいて」の続編。 パズルのような謎を織り込んだストーリーが良い。レビー小体型認知症になっている「まどふき先生」の祖父、孫の楓、楓を取り合う岩田と四季、楓の友人の美咲。今回は教え子の我妻が加わったキャラクター達は魅力的で映像か出来そう。前回の悪役である九鬼が脅威となりサスペンス風味も加わる。 祖父は健在、三角関係も未決着。まだ続編を期待したい。

    1
    投稿日: 2024.10.25
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    前作に続き、人間ドラマものとしてストーリーがおもしろくあっという間に読んでしまった。『夏への扉』、『たんぽぽ娘』読んでみたくなりました。

    1
    投稿日: 2024.10.21
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    参った。一風変わった安楽椅子探偵ものだが、ここまでのアイディア、トリックを盛り込んでくるとは思わなかった。ヒッチコックにブラッドベリ。あちこちに散りばめられた小ネタに踊り出しそうなほど喜んだ。 あっと驚くサプライズもあり、何と言っても一人の人が悪夢から立ち直ろうとする姿がよく描かれている。 一人の人間にやがてやって来る、決して逃げられない宿命と戦うのではなく、静かに受け入れる──小説とは娯楽であると同時に人生を見つめる作品なのだ。 筋の通った推理小説である。面白い。

    1
    投稿日: 2024.10.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前作の「名探偵のままでいて」がとても素敵なお話だったこともあり、続編の本作も手に取ってみました。 短編集ということもあり、一つ一つのお話は軽い感じですが、心温まる物語の中にあるミステリー感を楽しむことができました。 次作品にも期待しています。

    1
    投稿日: 2024.10.05
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    『このミステリーがすごい!』第21回大賞を獲得した「名探偵のままでいて」の続編で、主人公の楓の身の回りで起こる謎を解決していく物語です。タイトルには名探偵が入っていますが、この小説が指している名探偵は主人公ではなく楓の祖父で、レビー小体型認知症を患っています。しかし、楓の周りで巻き起こった謎について話聞かせると知性が生き生きと働き始め、その巻き起こった謎について語り始めるのです。私自身ミステリーを久々に読みましたが、その謎自体も凄く面白いです。例えば、この本の第一章のタイトルは「サンタクロースを見た男」。サンタクロースを子供の時に見たという話から始まります。そのサンタクロースはベランダの方にいたそうですが、近づくとすぐに消えてしまったそうです。そのサンタクロースがなぜ消えたのかそこから物語がうごきはじめます。今巻き起こっている謎じゃなくて子供の頃の記憶を解いていくというのがとても新鮮で面白かったです。イメージとして探偵系は殺人事件ばかりだと思っていましたが、それ以外もあるのかという発見にもなりました。子供の頃の謎を大人になってから解決してくれる名探偵も素敵だなと思いました!

    1
    投稿日: 2024.10.01
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    前作を読んだ際の自分が書いた感想を確認してみると今回と全く同じような思いを感想として書いてたw キャラが確立してるのは安心。でもこんなに少ない情報のみで解決できる碑文谷のおじいちゃんそれホントですのん?な感じは拭えず。名探偵だからなのか。 前作の時も非常に感心したのは碑文谷おじいちゃんの病気の症状に関する記述のリアルさだったことも思い出しました。前作もとても丁寧にこの病について書かれていて驚いたのですが、今回初めてこの辺りについてググってみたところ、実際に小西さんのお父様がレビー小体型認知症となり介護生活を経験されてたようで至極納得しました。これはアッパレとしか言いようがない。 そして最後に楓を射止めたのは四季君なのかガンちゃんなのか。恐らく第三作目もあるだろうから、私はやはり四季君が王道とは思いつつ脇役キャラっぽいガンちゃんを推しておきます。 今回も沢山のミステリーの古典が紹介されておりどれもこれも読んだ方がいいって思えてしまいますw 追記; おじいちゃんの描写に関しては非常に繊細で本当に切なくなります。私はそこにとても胸を打たれる。

    9
    投稿日: 2024.09.22
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    「名探偵のままでいて」の続編。 ミステリ in ミステリ、は継続中。 深刻だけれども、深みにはまっていく感じでない。 そこそこ重いものが読みたいけど、あんまり重いのはちょっと・・・、な方にはちょうどいいストーリー。 わたしの注目は楓と岩田先生と四季の三角関係。 2作目でも決着はついていません。笑 これ、いつ決着つくんだろ?? まだ決着ついてないって事は、続編もあるのかな? なんて、次回作に期待を寄せてたりもします。 今回気になるフレーズがありましたので ご紹介を。 ”祖父がいうように、世の中のすべての出来事は”物語”なのだ。” この世の喜びも苦しみも”物語”に置き換えると、自分の事を客観的に見ることが出来ませんか?? 勿論、主人公は自分です。 喜び、苦しみは点で見るとその瞬間、瞬間ですが、人生という長い目で見ると全部つながっている! もし、今苦しんでいる時期なのだとしたら、それを乗り越えられるのは自分しかない!のですよねぇ。 そんなことを考えてしまいました。 この小説は普段は認知症のお祖父ちゃんが、謎解きとなると覚醒して名探偵になる、といったちょっと現実離れしたところが魅力的でもあります。 ただね、身近にお年寄りがいらっしゃる方は共感していただけると思うのですが、そこが辛く、切なくもあるのです。 本来のお祖父ちゃん(覚醒中のお祖父ちゃん)はもう戻ってこないんだよな・・・、と。 謎解き部分は前作に引けを取らぬ人情味たっぷりの内容となっております。 一押しは岩田先生のお父さんのストーリー。 こちらは泣けます。 兎にも角にも楓と岩田先生と四季の三角関係は決着がつくのでしょうか?! 女心は秋の空・・・。 続編が出たら読んじゃうんだろうなー。

    29
    投稿日: 2024.09.20
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    このミステリー、すごい…! 「名探偵のままでいて」からの続編。 ミステリーは得意ではなかったけど、このシリーズは物語に引き込まれるしハマる。 楓先生と岩田先生、四季くんのトリオがなんとも微笑ましくてお互いを大事にしていることがよくわかる。 親バカさんが出てきたのはこわかったけども、四季くんが身を挺して守ってくれたこと、岩田先生も守ってくれたことが尊い。楓先生がいかに大切にされてるのがわかった…! 楓先生がどちらを愛する人と言っているのか、表現がうまくどちらにも当てはまるのでものすごく気になるところ。登場人物の関係性、ミステリー、恋模様すべてよかった…!

    1
    投稿日: 2024.09.19
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    シリーズ第2弾。 ミステリーでもあり、少し恋愛要素も入ってて楽しみながら読めます! ただ、主人公の好きな人が結局2人のうちどちらなのか.... うやむやになってるからこそ面白いのかもしれないけど気になり過ぎます....(・・;)

    5
    投稿日: 2024.09.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前作と続けて読めるという積読のメリット万歳 どうやら新キャラ登場。ヒロインを巡る争いに参戦する三人目のメンバーなのか? 古典ミステリを押し出した作風は相変わらずで、今作はヒッチコック推しも強め。読んでみよう観てみようと思う読者も多そうだが、どちらにもハマらない人には厳しいか。 どの章もトリックの気になる点が目についてしまうが、ドラマチックな展開につられて読み進めた。もはやミステリではなく人間ドラマ。ちょっと好みのルートからは外れている。なので三章までの評価は切り上げて⭐︎3 四章は好物。クライマックスに相応しい内容。求めていたのはこれですよ。 終章 人間ドラマに逆戻り。最後に持ってきたトリックも年齢誤認ではインパクトが弱かった。 このシリーズは果たしてこの先も続くのだろうか。ヒロインが愛する男は九分九厘あっちだろうけど、なぜか明かされないんだよなあ。 古典ミステリも映画ネタもまだまだ掘り起こせそうだし、人間関係も発展しそうだしきっと続くのでしょう。 問題はゴロワーズのタバコが2022年に販売終了となっていることか。どうなる碑文谷!

    2
    投稿日: 2024.09.15
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    前回同様、カバーイラストがかわいい。 短編の締めくくりに認知症の祖父が謎を解き明かして おしまい、というパターンも前作と変わらず。 過去に出版された名作ミステリーや映画作品が たくさん登場するので それらも気になりチェックしたくなる。 ドラマチックな演出や 映像が浮かんでくるような描写が得意な作家さん。 ただ、人物に関しては少し型にはまり過ぎていて 人間的な深みに欠けるように思うことも。 作られた世界であっても ほんとにその人物が生きて、存在しているかのように感じられる作品が、わたしは好きだなぁ。 ミステリーや謎解きをライトに楽しむ分には 良い作品だと思う。

    31
    投稿日: 2024.09.07
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    第一章 サンタクロースを見た男、第三章 泣いていた男、は何とも切ないストーリーだった。ミステリーの中に、登場人物の切ない過去が織り混ざって描かれていて、じーんときた。そして第四章から一気にハラハラドキドキで展開されていく。四季くん、いい味だしてるなー。本作品も前作に続き、名探偵の推理は切れ味最高で完璧だった!続編期待したい。

    42
    投稿日: 2024.09.06
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    軽く読めた。 今回は推理しながら読む感じではなく、物語として読んだ。 ヒッチコックを知らないから、全然わからない部分もあったが、興味をもった。 ストーカー怖い。

    8
    投稿日: 2024.09.06
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    名探偵のままでいての続編。 新たなメンバーも加わり、殺人事件や失踪事件を解決していく。前はほっとしたものが多かったが、今回はハラハラするものが多い気がする。

    2
    投稿日: 2024.09.03
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    前作よりもより事件性が増した感がある。 警察が出てきたり、殺人未遂のようなことが起きたり、よりミステリーっぽくなった。 楓の好きな人は今後もぼかし続けるのかな? 今回は我妻さんがずっと怪しいと思って読んでたけど、全然普通に良い人だったわ。 普段ミステリーを読まないから、たまにこういう初心者向けのミステリーを読むけれど 他作品をバンバン引用してくるし、その元ネタを知らないので「ふーん」くらいで流し読みしてしまう。 謎が発生して、それを解決する、という流れや探偵役の人の言い回しが形式ばっていて毎回同じ流れというのがどうにも飽きてくる。 グロいのが苦手だからミステリーを読まないんだと思っていたけれど、そのお決まりの型を読み続けるのが苦痛なのかも。

    2
    投稿日: 2024.08.30
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    大賞の前作読まずにこちらから笑 ふむふむ...認知症を患うお祖父様が症状和らいでるときにスゴイ推理力で謎を解き明かすお話。 前作読まなくても楽しめたかな? 前作のほーが評価高いからそっちも読んでみようっと‼︎ 三角関係あり、ストーカー出現もあり短編繋がりですが盛り沢山⁉︎ 謎や事件とは直接関係ない恋模様が解決されないまま...気になり終わってしもた∑(゚Д゚) お祖父様に頑張ってもらって次作が出ることを祈りつつ、前作読みます笑笑

    37
    投稿日: 2024.08.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前作もだけれど今作も引用される作品がめちゃくちゃ多い。楽しく読みました。 ずばり、 楓の初戀相手が岩田先生か四季か言明されていないことが本当に気になる。 本書はクリスマス前から話が始まって、ラストにクリスマスの電話をしているのでこの本だけで1年経ってる…?その割に3人の関係性って変わってないのまじか…??と思っちゃいました。 四季には楓から本のプレゼントがあることや、 舞台終わりの差し入れにミニポインセチア(花言葉は私の心は燃えている)があることから、 なんとなく四季かなと思っていたけれど、ラストで不可侵条約を重んじている四季が、メリークリスマスと電話で楓に言うことに違和感を感じてしまった。1年経てば意見も変わるかな。 ただ、四季の容姿がいつも魅力的に書かれているので、それだけ楓にとっても魅力的に見えているという点では、四季に惹かれているのかなと思ったけれど、決定的なものは無いので分からない…。

    4
    投稿日: 2024.08.18
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    前作読まずに今作から。ミステリ小説がたくさん出てきて、ミステリ初心者ですがもっと色々詳しくなりたい〜と思いました。 ストーカーが登場するあのシーンではゾワゾワと鳥肌が立ちました。 認知症についての場面は切なく美しく書かれていて心に響きます。

    3
    投稿日: 2024.08.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前作に続き、一気読み。今回もおじいちゃんを探偵役とした連作短編集。新たにおじいちゃんの教え子だった我妻さんが新キャラとして登場。刑事。奥さんの件は泣けたわ。しかし2作読んで思うのは、岩田先生も四季君もすごく素敵な人達で、その二人が好きになった主人公・楓の良さがさっぱり出てこないというか、分からん。美人ということしか。まぁおじいちゃん譲りの知性とかにじみ出てるのかもだけど。我妻さんもいい男だし、おじいちゃんも素敵だし、男性ばかりよく書きすぎじゃない?最後、ストーカーが無罪放免で出てきたというのにはびっくりというか、ほんとショックだった。もしかしてまだ続くんだろうか。さすがに終わりかしら。

    3
    投稿日: 2024.08.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前作から読んでいますがもう最高ですね!!! 不思議な能力でおじいちゃんと楓さんが 事件を解決していくのがやはりスッキリします。 また、堅苦しいお話でもなく頭にスラーっと 入ってくるため夢中になりました!!! 楓さんとお母様の姿が最後重なった所は 思わず涙がでてきました、おじいちゃん、、。 楓さんもおじいちゃんも幸せになれたらいいなと思います。 この作品は前作の続きなのですが、もっと続きが 見たくなる作品でもあります!!

    3
    投稿日: 2024.08.05
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    「雪をかまう」とはどこの方言? 新潟出身だけど「雪を捨てる」ことを「雪かき」「雪なげ」とかって言うけど… すみません、細かい所が気になる僕の悪い癖☆

    2
    投稿日: 2024.08.04
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    前作『名探偵のままでいて』から本作では『名探偵じゃなくても』に、祖父の様子の変遷に伴う主人公の気持ちの動きかたについてもタイトル通りに表現されています。 ミステリーの謎解きについても、所謂本格派の方々からすると、どのように感じられるかは解りませんが、解決における物語の紡ぎ方は本作も実に感慨深く、表現は大好きです。 さて、煙草の紫煙の向こうにはどのような物語が見えるのか…皆様もお楽しみください!

    3
    投稿日: 2024.07.27
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     「認知症」の1つレビー小体型認知症を患い要介護となった老人が、ベッドの上で事件の謎を解き明かす、「安楽椅子探偵」連作短編ミステリー。シリーズ2作目。           ◇  「赤は、とまれ、きいろもとまれ、青は、すすめ ―― じゃなくて……すすんでもいい。」  この呪文を10回唱えることが、小学校で出た冬休みの宿題だ。担任の女性教師から教えてもらった呪文で、赤・青・きいろが街なかでいちばんよく見かける3色だと聞いた。  けれど今ベッドの中で少年は、釈然としない気持ちで先生のことばを思い出していた。  「赤と白とみどりじゃないか。」  少年はひとりごちた。  明日からは冬休み。つまり今日は12月24日だ。だから赤・白・みどりが街の至るところで見られていただけなのだ。  もちろん少年にもそれはわかっている。それでも不平を漏らさずにはいられないのだった。    彼が物心つく前に母親はいなくなった。父親は仕事が忙しいらしく、今日もひと晩中帰ってこないという。  独りぼっちで過ごすクリスマスイブ。少年の不満はそこから来ていた。 ( 第1章「サンタクロースを見た男」) ※全5章。       * * * * *  大賞受賞作の続編。手に取り思うところは3つ。  1つめは、碑文谷先生こと楓の祖父の認知症がどこまで進行するのかということです。  タイトルからすれば、名探偵じゃなくなるということのようにしか受け取れない。だから物悲しい気持ちで読んでいくしかありませんでした。  2つめは、ミステリーとしての出来です。  前作のトリックや隠蔽工作については、よほどの運のよさがなければ成立しないものが結構あったように、個人的には思います。 ( もちろんそういった作品がミステリーやサスペンスの源流に多いことは承知の上での思いです。)  そして3つめは、四季と岩田のどちらを楓は恋人に選ぶのかということです。  前作を読む限り、岩田が1歩リードしている感じですが、斜め上からものを見て意表を突くのが得意な四季は侮れない。頑張れ不器用男! と岩田にエールを贈りながら読み進めました。  さて読んでみての感想です。  碑文谷先生の認知症はかなり進行しているようです。  幻視と対している時間が少し長くなり、現実の中にいるときでも手の震えが止まらなくなっています。終章で見せた姿からは、現実と幻視の混濁や現状把握能力の低下が見られました。  名探偵としての冴えは ( まだ ) 残っているものの、それも早晩失われることは間違いないようです。  ゴロワーズをくゆらすダンディな名探偵。博覧強記の碑文谷先生もこれで見納めなのでしょうか。    ミステリーとしては前作より上質でサスペンス要素もふんだんにあって、おおいに楽しめました。  第1章「サンタクロースを見た男」のみ、サンタが消えたトリックに無理がありそうでしたが、あとはよかった。  第2章「死を操る男」では、カリスマを気取る舞台役者フランソワの目論む拡大自殺計画の阻止に動く碑文谷先生がステキです。  煙草を1本くれないかが2度でてくるところや、謎を解明するヒントにヒチコック作品を持ってくるところなどの演出は、もうたまりません。丁寧に張られた伏線も好もしく感じました。  第3章「泣いていた男」では、警官が殺されていた状況をつぶさに聞いた碑文谷先生がダイイングメッセージを読み解いたうえで犯人を特定し追い詰めていくさまが心地よかった。 ( でも警察内警察内警察って本当にあるのかなあ。)  そして、クライマックスの第4章「消えた男、現れた男」ではあの男が再登場します。楓の母親へのストーカー行為を繰り返した挙げ句、刺殺して姿をくらました男、九鬼。  名と職を変え、母親そっくりに成長した楓にも同様の犯行を働こうとして逮捕されたはずでしたが、公判では証拠不十分で釈放されていたのです。  危機に陥る楓。なのに四季は急に楓と距離を置き始め、コンタクトすら取らなくなったため、楓のナイトは岩田1人になってしまうのですが……。  1Kのアパートの部屋にいたはずの四季が煙のように消えてしまった「四季くん消失事件」の謎解きと並行してストーリーは展開します。  終章は2部構成。前半は第4章の後日談。後半は楓の親友で小学校教諭の美咲が「不登校のすず」を連れて碑文谷先生のもとを訪れます。それまでの伏線もあり、叙述トリックに気持ちよく引っかかりました。    さて、楓が恋人に選んだのは……。あえて触れずに置きます。( ヒントは仔猫の声 )  不満に感じたことを最後に少し記します。  謎解きが中心であるせいか、人物設定がやや類型的というか、奥行きが感じられなかったところが残念です。  特にヒロインであるはずの楓の魅力が不足しているように感じます。  楓の欠点は軽率に過ぎるところです。  祖父に頼み込まれたとはいえ、認知症患者を居酒屋に連れて行くなどありえない。馴染みの店で女将に歓待された祖父が飲みすぎてしまうのは、火を見るより明らかでした。  寒い季節には煮込みが食べたいというのなら、楓が作ってあげればいいだけのこと。用意するアルコールも少しだけにしておけば問題なかった。コントロールしやすい家飲みなら、祖父の体調悪化に繋がることはなかったはずです。  九鬼につけ狙われた楓が自宅マンションで籠城したときもそうでした。楓が安全な巣穴から出てこないため、九鬼は手を出せないでいます。  ところが、今頃は祖父が「四季くん消失事件」の謎解きを披露しているのだと思うと好奇心を抑えられなくなった楓は、なんと祖父宅に徒歩で向かおうとしたのです。  ストーカー被害を身を以て知るはずの女性がこの軽挙。普通に考えてありえない。  結果的に自分ばかりかボディガードを引き受けてくれた岩田まで危険に晒すことになりました。  コメディ作品ではないのだから、ヒロインのこの軽率さは作品の魅力を削ぐものだと思います。 ( 楓より美咲の方が魅力的だと思うのですが……。 )  四季の奇矯な行動も含め、もう少し考えて欲しかった。

    64
    投稿日: 2024.07.26
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    ミステリとSF作品がたくさん出てくる。読んでみたいのたくさんあるな。 登場人物たちはみんな素敵だと思うけどそうはならないでしょ…と思う話が多かった気がする。 岩田先生幸せになって……。

    2
    投稿日: 2024.07.25
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    「名探偵のままでいて」を読んだ時、確か…???だったような気がする。多分、その時の印象がそのまま残るような、今回の作品だったかな。 作者のミステリー好き、ミステリー作家好きをただ語りたかっただけの気もする。四季くんに、それを語らせているように思う。。。 次々と出てくる「ミステリー界の偉人、作品」に対するオマージュ? それと、一番気になる… というか、気に触る…点。 ちょっと辛辣で悪いけれど、この作者は本当の認知症患者を見たことがあるのかな?介護したことがあるのかな??? 実母も義母も認知症で(アルツハイマー型だけどね)、発症から要介護5になり5月に亡くなるまで見た経験と、、、義母も同じ病で要介護4で入院している経験と、、、合わせてみても、申し訳ないとは思うけれど、どうも実感がわかないんだよね。 あまりに、美化されすぎてる。 レビー小体型認知症の場合がどうなのか、、、体験したことはないけれど、ケアマネさんや施設などの方々からの現場の言葉を聞くに…そんなに簡単ではないよ。。。最愛の孫ではあるかもしれないけれど…ここまで会話が成り立つ?しかも、レビーが進行している状態で?推理?犯人探し?それも、現役の刑事が内部事情を他人に明かす?相談する。 アリエナイ。。。 この「このみすてりーがすごい!」大賞って、ものすごく宣伝上手いけれど…これまでも、?なことが多かった気がする。 やっぱり、初対面の印象は当たる…っていうけれど、2作目だからとて、それほど変わらなかったな。 自分としては認知症をエンタメの要素にしているところが、、、とても、、、なんていうか、違和感というか、、、腹立たしかった。当事者を診てきたものとして、、、そんな夢物語じゃないよ、って。

    7
    投稿日: 2024.07.23
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    おじいちゃんが名探偵すぎて嘘くさいなー。 前回もそう感じたんだけど、今回もやっぱり同じ感想を持ってしまった。 それならなんで続編を図書館予約してたんだっけ?と思ったら、登場人物たちのその後が気になったからだった。 幻視と上手く付き合っている患者さんもいるんだなぁ。病気を前向きに捉えるのは難しいけど、考え方次第で同じ病状でも気持ちが楽になるんだな。

    56
    投稿日: 2024.07.14
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    『名探偵のままでいて』がとっても好みだったので、超期待して読みました。そして、やっぱり好きだった。 今回はヒッチコック映画の話がたくさん出てきて、タイトルやジャケットは知っていたけど、ほとんど観たことがなかった… なんか話についていけていないようで悔しい。笑 『見知らぬ乗客』はとりあえず観てみようかな。 おじいちゃんの病状は少しずつ悪化しているようだけど、推理力は前作以上に冴え渡っていて圧巻だった。 どの話も良かったけど、第三章『泣いていた男』が1番好きかな〜 あと、新キャラの我妻さんが、教えてくれたおじいちゃんの口癖がいいなと思ったのでメモ。 『人生はいつもままらない。それでも前を向き、ハッピーエンドを目指すべきだ。いや、目指さなければならないんだ』

    52
    投稿日: 2024.07.13
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    ヒッチコックの映画観てみたくなった 四季くんの楓への献身ぶりが健気すぎる… 岩田先生もかっこいいし 読みやすくて優しい登場人物の多いシリーズだけど、碑文谷さんの病状は確実に進んでいて…、今後も読みたいけど、ちょっと心配です

    2
    投稿日: 2024.07.13
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    前作品から少し間が空いてしまったので忘れてしまっている部分もあった。警察では対応してもらうことが難しいストーカーに自分の命をかけて守ろうとする四季がかっこよかった。

    6
    投稿日: 2024.07.10
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    前作の続きの話が出てくるので、ぜひ「名探偵のままでいて」から読んでください。 ミステリもさることながら楓の今後が気になります。 ヒッチコックもここに書かれたような観点で観てなかったなと思いました。 続きが読みたいので、次作も期待しています。

    4
    投稿日: 2024.07.04
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    ミステリを全然知らないので、知ってたらもっと楽しいんだろうな〜と。中盤から先が気になってソワソワだった

    2
    投稿日: 2024.06.23
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    名探偵のままでいて、の続編。 サンタクロースを見た男の章では涙を抑えられませんでした。『あのね、サンタの国ではね…』、懐かしい。ニューヨーク・サンのお手紙といい、優しい優しい物語。 楓先生のおじいさん、各所から人としての温かさを見て取れて、本当に素敵な人。私もこういう心配りがいつまでもできる人でありたいなと改めて思わされます。 消えた男、現れた男では ジェット機の音と人混み、その中で1人こちらを見つめてくる人物。まるで光景や音が浮かぶようで、つられてゾッとしました。 そんなの不可能だと思う場面や、家族でもない相手にプレゼントに生き物選ぶ人なんている?とか色々思うところはあったけれど… 『DLBはあらゆる病気の中で唯一、時間旅行が可能な病気』こんな風に前向きに病気を捉えてくれる医師がかかりつけ医なら、どれだけ心強いことと思います。でも、全快の兆しが見えてきたと思っていた病気もただ調子が良かったにすぎず、イギリス旅行に行くことも叶わない、たった1人の大好きな祖父に亡くなった母と間違われる悲痛な思いはどれほどだろう。 このまま終わってしまうのか、続く物語で弱っていく姿が綴られてしまうのか…続きが気になる終わり方でした。

    3
    投稿日: 2024.06.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    楓のおじいさんは言葉を深く読み取りミステリーを解決していく。サンタクロースの消失など話からヒントが散りばめられており、僕は拾えなかった。最後はおじいさんの認知症は唯一時間旅行が出来る病気とういのがおしゃれな一文だった

    56
    投稿日: 2024.06.06
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    認知症になりかかっているという祖父が孫の話から安楽椅子探偵で謎解きをする。情報は読者に示されているので、読者=楓と祖父との推理ゲームとなる。伏線回収もなされ読みやすい。

    1
    投稿日: 2024.06.05
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    各話は手頃な謎を安楽椅子探偵が得形式だけれど、ところどころに古典的なミステリやSF作品への言及があって、読んだことがないものが多いので、読んでみたくなった。

    1
    投稿日: 2024.06.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ストーカーが再登場してきたシーンはゾッとした。四季くんの愛が深い。おじいちゃん病状が悪化しないで欲しいです。これで終わり?どっちなの?

    4
    投稿日: 2024.06.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    シリーズ2作目。 ストーカーが再登場してきたときには自分もゾッとしてしまった。 最後、結局どっち?と余韻に浸れるのもよかった。

    1
    投稿日: 2024.06.01
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    前作の「名探偵のままでいて」の続編。 相変わらず独特の空気感があってよい。 わたしもパーキンソン病を患っていた身内がいたのでつい気になって読んでしまう。時々よくなっているように見えても治ることのない病のため病状は確実に進行している。それでも前向きに物事を捉えようと足掻いているところに救われるような気がする。 主人公の楓さんの好きな人はどちらなのだろうか。ちゃんと注意深く読んでいればわかるのかな?

    24
    投稿日: 2024.05.30
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    「楓。煙草を一本くれないか」 第21回このミステリーがすごい!大賞 に輝いた「名探偵のままでいて」の続編。 レビー小体型認知症の祖父が、安楽椅子探偵として、次々と事件を解決していくミステリー。 冒頭で前作「名探偵のままでいて」の犯人のネタバレがあるので、前作から読むことをお勧めします。 主人公「楓」、岩田、四季の3人、そして名探偵の祖父、楓の友人「美咲」、今作から登場の我妻。キャラクターの書き方が上手い。それぞれに過去や悩みや葛藤があって、そして事件がある。 ミステリーや映画など、知らないと分からない事も多々ありますが、作者の知識の深さに関心してしまいます。沢山の伏線も散りばめられているので、謎解きとして、そこまでアンフェアな感じではない。 いや〜、ネタバレになるので、全然書けない。 病状が進行していく祖父。 楓と岩田と四季の三角関係はどうなるのか? ドラマ化しそう。 作者は森博嗣も好きなのかな?

    1
    投稿日: 2024.05.29
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    『名探偵のままでいて』の続編。 楓の自慢の祖父は聡明でミステリ通。昔は小学校の校長を務め、子供たちにも慕われていた。だが、そんな祖父は実はレビー小体型認知症患者でもある。時折、幻視や記憶障害が出る、進行性の認知症だ。調子が良いときと悪いとき、一進一退を繰り返しながら徐々に悪化していくのがこの病気の特徴で、楓はハラハラしながら祖父を見守っている。 そんな祖父が楽しみにしているのが、楓が持ち込む「謎」を解くこと。病気になる前の祖父が戻ってくるようで、楓にとってもかけがえのない時間である。 祖父は楓の話を聞いた後、タバコを1本くゆらせ、謎の向こうにある真相の「物語」を語り始める。 連作短編で5つの物語が語られる。 日常の謎的なものであったり、人の死を伴う重いものであったり。 お話のプロットには若干甘さがあるように思うのだが、全体に品の良い仕上がりである。ヒッチコックやパトリシア・ハイスミス、ロバート・A・ハインラインといった古典ミステリへのオマージュがたっぷり含まれているのが大きい。著者がそれらの作品を本当に愛しているのが伝わり、それが読後感の良さにつながっている。 本作の大きな流れとして、前作で解決したかと思われていた事件が真の解決に至っていなかったことがわかる。その顛末には少々絶句する。それに対して登場人物の1人が取る思い切った策にはさらに驚かされる。これは危なすぎる。 とはいえ、現実社会でも、この種の犯罪を止めるのは困難であるのかもしれない。何かよい手立てがあればよいのだが。 楓を挟む、岩田と四季の三角関係も読ませどころ。どちらにも決めきれないでいた楓だが、最終的にはどちらかに傾いているようである。さて、彼女はどちらを取るのか。 タイトルは、さらに病状が進みつつある祖父に向ける楓の心の叫びである。 続編が出るかどうかはわからないが、楓と祖父の幸せな時間ができるだけ長く続くよう、祈らずにはいられない。

    7
    投稿日: 2024.05.20
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    今回も読みやすくて面白かった。 私からしたら少ない情報なのに、まるで現場を見てきたかのような推理が読んでて気持ちがいい。 キャラクターの個性もあって、ミステリー以外の部分でも楽しめるところが魅力的。

    1
    投稿日: 2024.05.08
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    人を思う大切さを教えてくれる小説。 『名探偵のままでいて』の続編をやっと読むことができました。 読んでいるうちに、前作の内容が自然と思い出せる言葉選びが良かったのか、読んでいるうちに全体を思い出すことができました。 個人的に、第三章の『泣いていた男』が良かったです。目が潤ってなりましたね。 四季のミステリーの舞台もかなり面白そうでこんな舞台があれば面白いと思います。 前作と同様にミステリー作品に精通な人が読むと内容が格段に面白くなるのだと思います。自分は、まだまだ知らないことが多いのだと実感させられました。 それでも、この世界観はとても好きです。

    13
    投稿日: 2024.05.06
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    続編。まるで目の前で事件を見ていたかのような、解決の仕方がスマートでかっこいい。 登場人物の真っ直ぐで、優しくて、尊敬しあえるところが、ミステリー要素を上回る、この本の好きなところ。気持ちが落ち着く。

    2
    投稿日: 2024.05.01
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    続編。描写がちょっと難しいところがあるけれど、想像しながら読んでいくと色々繋がる。おじいちゃんの症状は少しずつ進行、楓さんを取り巻く環境も少しずつ変化。怖いこと、愛することの深さなど、たくさん組み入れられていた。

    2
    投稿日: 2024.04.30
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    読みやすくてすいすい読める。ちょっと強引すぎる推理と、ちょっとくさい感動ストーリー展開が気になったが、心をほっこりさせてくれたから、読んで良かったと思う。

    1
    投稿日: 2024.04.25
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    クリスマス直前、居酒屋で“サンタクロース消失事件”について議論していた楓たちは、紳士然として男性・我妻に声をかけられた。彼はかつて小学校の校長を務めていた楓の祖父の教え子なのだという―。(e-honより)

    1
    投稿日: 2024.04.23
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    「名探偵のままでいて」続編。 楓は相変わらず岩田と四季の二人に対して特別な感情に踏み込めない臆病な心のままでいる。そんな三人で過ごすクリスマスに明かされる岩田の昔のエピソードから始まります。 楓の祖父のレビー小体認知症は少しずつ進んでいる印象。でも、変わらず時々意識が元に戻り、安楽椅子名探偵となります。 このシリーズ全体に言えることですが、主要登場人物達が優しく、小説全体がふわっとした空気感があるにもかかわらす、かなり重い過去を持つ人が多く、幸せになりきれないエピソードが多いこと、小説や映画が数多く引用され、好きな人にはたまらない世界観なこと、そして楓が二人のうちどっちを選ぶのか! 今回もう一人イケオジ登場しましたが、こちらは恋の相手にはならなそう。最後、ついに楓も一人を愛してることを自覚するような表現あるものの、えっ、これはどっちなの?と何回も読み直し、結局よくわからず。多分…、だよね。ああ、それだけはやたら気になって続々編読んじゃいそうだ。

    6
    投稿日: 2024.04.22
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    「名探偵のままでいて」の続編。 なんだが、「名探偵のままでいて」を読む前にこの本を読んでしまった。 間違えた。。。 けど、特に置いてけぼりになることなく読めたので助かった。 個人的には凄い好きな作品です。 作品の空気感がすごく良い。 "重厚なミステリ"を期待してる人には物足りないかもしれないけど、人間ドラマや祖父の患っている病気の切なさが相まって凄く心に響く作品でした。 楓の人間関係がどうなっていくかも気になるし早く続きが読みたい。 そんな作品でした。(その前に「名探偵のままでいて」を読まなければ。)

    1
    投稿日: 2024.04.22
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    うーむ こってりミステリーラーメンを欲して食してみると、上質な薄味のラーメンだった感じ でもナイナイANNのヘビーリスナーとしてこれからも小西先生の本をありがたく購読させていただきます 登場人物の厚みがでて恋の行方も気になる

    70
    投稿日: 2024.04.20
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    なんとなく雰囲気が「ビブリア古書堂」と似てる気がする。ホンワカしていて⋯。 ビブリアも好きだったな。 今も続いてるのかな。 名探偵の祖父は北小路欣也が浮かぶ。 楓は⋯四季は⋯岩田は⋯ 今の若い俳優陣はわからんわ(汗)

    9
    投稿日: 2024.04.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【収録作品】第一章 サンタクロースを見た男/第二章 死を操る男/第三章 泣いていた男/第四章 消えた男、現れた男/終章 時間旅行をした男 レビー小体型認知症の祖父が、正気を取り戻したときに発揮する洞察力。 第一章 岩田が見たサンタクロースはどうやって消えたのか。 第二章 自殺したという俳優の後追い自殺の真相は。 第三章 殺された刑事の「涙」の正体。 第四章 前作のストーカー再び。 終章 美咲が連れてきた「少女」の妄想。 人の悪意が気持ち悪い。新たなキャラとして、教え子の我妻刑事が登場。認知症は切ない。

    12
    投稿日: 2024.04.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「名探偵のままでいて」の続編。 四季くんや岩田先生達に加えて 新たに我妻さんも登場。 前作も好きだったけど今回も良かった……。 「『メリー・クリスマス』って、愛している人にしかいっちゃいけない言葉じゃないかな」「いわば『I Love You』と同義です。」って言ってた四季くんが ラスト際に楓への電話で〈どうしても…ひと言だけいいたくて〉〈楓先生。メリー・クリスマス〉って言うところが特に好き。でもこの後の2人のやり取りはなく 終わってしまったから モヤモヤ…。 岩田先生との不可侵条約があるけど…2人の行く末が気になる! 更に続編を期待!!

    8
    投稿日: 2024.04.09
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    前作が大分登場人物紹介になっていたので、時間を空けて本作を読んだら誰がなんだか分からなかった・・・。残念。これは自分自身の問題何ですけどね。

    10
    投稿日: 2024.04.08