読みやすくはないが
平将門や足利尊氏と並んで「日本三悪人」にあげられている道鏡の話である。安吾だけあって道鏡を悪人 朝敵ではなく、無邪気で純粋に孝謙天皇に仕え 慕う人 という設定にしている。悪人説は藤原氏の陰謀と説はそれはそれで面白い。作者坂口安吾の思想 考えがあちらこちらに述べられていて、読みやすくはないが、敗戦後 天皇に対して遠慮なく物が言えた時代を象徴していて面白い。