
オカルト異世界ばなし
角由紀子、グラハム子/竹書房
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総合評価
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powered by ブクログ『オカルト異世界ばなし』は、オカルトやスピリチュアルに興味がある人はもちろん、ちょっと不思議な話が好きな人にも刺さる一冊だと思う。 私は幽体離脱の話を読んで、「あ、やってみたいかも」と思った。実は昔、ちょっとだけ練習してたことがあるから余計に親近感が湧いた。夢日記をつけることもやっていた時期があって、今思えばあれは自然と感覚を研ぎ澄ますトレーニングになってたんだなと思う。 本書は重すぎず、ゆるい語り口で描かれているのがいい。著者の角由紀子さん自身がオカルトにのめり込みつつも、ちょっと引いた視点も持っているから、読む側も気軽にページをめくれる。サクッと読めて面白いし、漫画だからとっつきやすい。オカルト初心者にも入りやすい作りになっている。 著者のYouTubeも見たが、とってもかわいくておもしろい方でした。ぜひ話してる姿もみてほしい。 身近に霊感の強い人がいたけれど、年を重ねるごとに「見えなくなった」と言っていたのを思い出した。そういう不思議な力も、鍛えたり失ったりするものなのかもしれないと、この本を通じて改めて考える機会になった。 全体的に、気張らず読めるけれど、心の奥に眠っていた“見えない世界への興味”をそっと呼び起こしてくれる。オカルトを信じるか信じないかより、「ちょっと気になってる」ぐらいの人にこそおすすめしたい一冊。
0投稿日: 2025.06.29
