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君たちはどう生きるか
君たちはどう生きるか
吉野源三郎、堀川理万子/ポプラ社
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総合評価

50件)
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2
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    このレビューはネタバレを含みます。

    中学時代にこの本を読みたかったと思うが、 大人になった今だからこそ 内容がすっと頭に入ってきて、深く頷けるのかなとも。 天動説、地動説の喩えは面白く、 確かに 自分を中心に世界が回っている感覚から 世界の一員として自分が動いている感覚に いつ変化して大人になっていったのだろう… いや30過ぎて子どもを持っても まだまだ自分だって子供の部分があるのではないか と考えさせられた。 ぜひ子どもがもう少し大きくなったら 一緒に読みたいと思った一冊。

    1
    投稿日: 2025.07.19
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    どんな人になりたいのか? 考えるきっかけになる一冊。 お母さんが、女学校時代のことを 話してくれるシーンにグッときた。

    0
    投稿日: 2025.03.26
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    君たちはどう生きるか? 激動の時代を生き抜いた"大人"が描くこの物語は、私には"昔話"の様に感じた。 「時勢の悪い影響から少年少女を守りたい」 それは宮崎駿の手によってある意味、願いが叶ったのではないかと思う。 時代が変われば生き方や生活のリズム、言葉も変わる。現在の日本社会において、今作で描かれた事は後々失われて行くが、それで良い。 それは新しい形で世に放たれていくから。 姿形を変え、この作品で伝えたい事は社会に残って行く。そうあるべきだし、そうなると確信している。 今作は"古い"作品として少し説教じみてはいるが、良い教訓として受け取ろう。

    0
    投稿日: 2024.09.25
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    中学生くらい向けに書かれているので読みやすいが、内容は深い。 あなたはどう生きるか?大人も考えさせられる。

    0
    投稿日: 2024.09.20
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    未来を担う子どもたちに向けて書かれた本だが、大人も見るべきだと思った。 人間の本質や社会の本質が書かれている。 学校の教科書にすべき内容だと思うし、道徳の授業なんてこれ一冊で十分じゃないかと思った。 もっと言えば自分も含め、大人でも分かっていない人が多いので会社の新入社員教育に組み込まれてもいいと思った。 それぐらい当たり前だけど人間として生きていく上で大事な事が書かれてあると思った。 さらに凄いと思ったのは、この本が1935年の軍国主義、言論規制の真っ只中に書かれたという事。 先も見えない地獄のような時代で良き未来を願って書かれた本。 その作者の想いが今に繋がりジブリの作品にも繋がってアメリカでアカデミー賞まで獲った。 世界情勢が不安定になってきている今の時代こそ、この本のメッセージを重く受け取る必要があると思った。

    0
    投稿日: 2024.07.20
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    思春期の少年コペル君が主人公。日常の物語パートと、おじさんからコペル君に向けて書かれたノートのパートの繰り返しで構成されている。 日常の物語ではコペル君の感情や哲学に共感し、感情移入しながら読みました。コペル君の家族や友達もとても素敵な人ばかり。 私には子供の頃の行動でとても後悔している思い出があり、今でも折に触れて思い出して苦い気持ちになるのですが。そのことについて考えさせられるくだりがあり、それだけでも読んでよかったと思いました。 しかしおじさんのノートが説教臭くて苦手でした。おじさん……何者……?

    3
    投稿日: 2024.07.07
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    作品紹介の文章が好きで選んだ一冊。 人生における格言だらけだから一度は絶対読んだ方がいい。 子供向けらしいが、大人になった今こそ読むべき

    0
    投稿日: 2024.06.19
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    戦争の時代に、本当の心の豊かさを描いた本だった。 自分のことだけを考えず、みんなで協力しながら生きていくことを描いていて ものごとの当たり前と思われることに注目していて深く考えることを描いていた 特に、粉ミルクの話。沢山の人の手が加わって生産されていて、顔も見たことのないひとの労働で、美味しいミルクがある。 一つ一つの過程で手を加える人たちが、優しい想いを込めて届けられる社会になれば どれほど みんな 豊かになるんだろうか こういう考え方の大切さを、気付かせてあげること。それで豊かさを自分で選ぶことを、広めていきたい

    0
    投稿日: 2024.02.10
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    学生時代に何度か読もうと思ったが、結局読まずじまい。 その後、漫画化でヒットしたときに買って読んだのだが、そのときはあまり自分には刺さらなかった。 宮崎駿による映画の影響で、また取り上げられ始めたので、読んでみることにする。 岩波文庫は硬い感じがあり、少しハードルが高い気がするが、今回読んだポプラ社のやつは漢字にふりがなも振ってあり、子どもでも読むことができる気がする。 それにしても、自分はいい歳になったが、おじさんのような手紙でコペル君みたいな子を諭すことは到底できないなと思うとともに、今までの自分の人生が少し恥ずかしくなってしまいました(苦笑)。

    9
    投稿日: 2024.02.05
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    コペル君が成長していく姿が、自分の中学生時代と重なって切なくなった、、、 本当に素敵な本で全人類読むべき。 浦川君の人格宿したい。

    0
    投稿日: 2023.11.16
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    ジブリ映画鑑賞後、読了。 映画の原作、というわけではないことに注意が必要。劇中、主人公が読んで感銘を受けていた本。 この本を読む前と読んだ後ではっきりと主人公の考え方、心持ちが変わっているため、どんな内容だったのか気になって読んでみた。 本書は、少年少女向けに倫理をわかりやすく伝えるために書かれたもの。さらに現代の子どもたちでも読みやすいように編集されているらしいので、とても読みやすい。 コペルくんの日常と、日々どんな心持ちで生きれば良いか、生きたいと思うか、そういったことを叔父さんとの会話で探っていくような内容。 ここに主人公は涙したのかな、とか考えながら読めてこういう入りも面白い。

    0
    投稿日: 2023.11.14
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    ポプラ社_1967年にジュニア版 吉野源三郎全集から発行された本 ナポレオンやガンダーラ地方の仏像について、主人公の中学1年生「コペルくん」に向けておじさんが話してくれた説明のなんと分かりやすいとこ。 内容は現代に通ずる話で、世界平和が脅かされている中で、ジブリがこの本を映画の題材にしたのも理解出来る。良い本に出会えた。

    0
    投稿日: 2023.10.25
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    新学期の教材で使われる可能性大だったので読み直し。 大人になってから読むと、おじさんの教育センスの高さに脱帽。 「Kill the Buddah」に近い思想が、ナポレオンの下りで登場したことに気づいたのは、自分の成長を感じられて嬉しかった。

    0
    投稿日: 2023.09.05
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    これ1冊でとても深い道徳の授業ができた。面白いのにも関わらず! 普段はしない、ページを捲っては戻り、捲っては戻りを繰り返した。それだけ何回も「自分はどう生きてるか」考え込みながら読み込んだんだなぁ。ジブリ新作が楽しみ。

    0
    投稿日: 2023.06.17
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    今の子供達には慣れない言葉が多くて読みたくないかも知れないけれど高学年か中学生くらいになったら読んで欲しい。

    1
    投稿日: 2023.05.11
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    私は道徳の教科化には反対なのですが、もし道徳の授業を行うのなら本書を教科書にするべきだと思います。 君たちはどう生きるか  https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%9B%E3%81%9F%E3%81%A1%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%86%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%81%8B 「君たちはどう生きるか」2017年のコペル君とアベル君   http://yorodzu.seesaa.net/article/455442780.html 「君たちはどう生きるか」コペル君の学徒出陣   https://yorodzu.seesaa.net/article/455595240.html

    1
    投稿日: 2022.08.28
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    娘の本を借り、児童書だと侮り読んでみたものの、とても良い本に出合えた。 大変なときも、自分の良心のまま行動したいと思えた。

    0
    投稿日: 2022.04.24
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    古い本だから現代的ではない点も多々あるけれどそれでも生きていく目印をくれる本。人と生きるってすごく難しくて素敵なことだと思わせてくれる。

    0
    投稿日: 2022.03.13
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    1937年出版の、小説だか問答だかわかんない体裁の本がちょっと前に話題になって、そのときは天邪鬼だから読むもんかい!なんて思っていたけれど。ブームが去った頃合に読んでみると、80年たった今でも示唆に富む叔父さんの卓見たること! コペル君の柔らかな木の芽みたいな自我を、自分はいつ失ったんだろうなんて思ってみたり。 だんだんと大人になる中学1年生の心の機微と、古き日本の都市風景、そして子どもを教え導くことの尊さを描いた物語は、戦時下だけでなく令和の混沌とした日本だからこそ読まれるべきものだと思った!

    1
    投稿日: 2021.10.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    漫画版が話題になっていたけど、なるほど確かにこれは子供に読ませたい内容だと思えた。 子どもだけでなく、大人もこれを読むことでハッとさせられることも多いと思う。 子どもの将来を心配してのことだが、とかく良い生活を送るには?苦労しなくて暮らすには?という正解だけを与えようとする傾向にある。 (自分含め) これでは人生豊かになるどころか、自分の頭で考えられないロボットを作り出すようなものだなと思う。 それはおじさんの言うところの「値打ちのない」人に当たるとも言える。 貴賤に関わらず人間として立派な心持ちで生きること、何が正しくて間違っているかの自分なりの基準を持つこと、その考えに従い行動すること。 それこそが本当に大切で、教えるべきことだと思わされた。 こういった哲学的な本というのは難しいイメージがあり、大人でもなかなか読み切れるものではないけど、この本は子供向けということもあり、具体的なエピソードを交えて説明されているのでとても読みやすく、すっと内容がはいって来る。(主人公のが中学生という設定もちょうど良い) 子どもに伝えたいこともこの本なら伝えてくれそうな気がする。早速読んで欲しいけれど、活字を敬遠する息子にはやはり漫画版が良さそう。(そりゃ、売れるよな〜) この本が戦前、軍国主義から少年少女の思想をまもるために書かれたという崇高な理念には尊敬の念を禁じ得ない。 今の子育てのトレンドで非認知能力をフォーカスしたり、リベラルアーツを見直したり、というものがあるけれど、それは何も新しいことではなく昔からある基本的な考えなんだな、と改めて思わされた。 以外、読書メモ ・想像力を養う ・常識を疑ってみる ・差別しない(他者へのリスペクト) ・探究心、探求の遂行(あきらめない) ・自分なりの考えを持つ ・人類に受け継がれた知識(学問)をまず知る ・生産者と消費者 ・不屈の闘志と誇り、活動力と決断力(ナポレオン) ・信念に基づき行動する勇気 ・過ちを認め、反省を活かす

    2
    投稿日: 2020.12.29
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    2015.7 戦前に書かれたものとは思えない読みやすさ。そして、大人の今だから考えさせられる。いかに自分が未熟か思い知らされる。10代で読んでいたらどう思ったかな。 印象に残ったこと。 自分の心が感じたことを正直に誤魔化さずに。それから出発して、自分で考え、自分のものにする。 消費と生産。自分は消費するばっかりになっていないか。生産(貢献)しているか。 広い世界の一分子。天動説と地動説。

    0
    投稿日: 2019.11.18
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    中学生向きの本を恥ずかしながらも完読 心洗われる内容でした。 とくに、雪の日の出来事〜がいせん、までは心が熱くなりました。 創刊されて80年、変わらない価値観や正義みたいなものを思い出させてくれました。

    0
    投稿日: 2019.05.19
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    漫画になったり新装版になったり、今とても話題なので、小学生の娘の夏休みの読書のために購入。 軍国主義の機運が高まる時期に、このような自分の頭で考えることを推奨する内容の本が出版できたことが驚き。時代背景は古いものの、内容は現代にも通じるところが多く、大人が読んで考えさせられることはないかもしれないが、子供に堂々と語れるかというとそうでもない、という絶妙なレベル。夏休みが終わって、娘はまだ読んでいないが、優先的に読ませようと思う。

    0
    投稿日: 2018.09.19
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    話題の本だったので、気になりつつも、進んで読んでみようという気になれずにいた本。今回学校図書館にあったから、借りて読んだ。 こどもでも読めるよう、漢字全てにルビを振ってある。文章も読みやすい。これなら、小学高学年の子からは読めるかも。 読んでみてなるほどなぁと思うところがたくさんある。映画化されるとのこと。 中学生ぐらいになると、いろいろ悩んだり苦しんだりすることもたくさんでてくる。そんな時、この本を読むことで少しでも自分の世界を広げてくれたら、と感じた。 大人がこどもたちに読んで欲しいと思う本ではある。 人間関係を分子の構造に例えたところや、ナポレオンの件はなるほど、と感じた。

    0
    投稿日: 2018.05.20
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    漫画「君たちはどう生きるか」が売れていますが、小学生が読むには言葉が難しいと思った部分もありました。それをきっかけに調べたりすれば良いことですが、こちらの方が、言葉を易しくしてある印象です。漫画の方がストーリーを少し短くしてありました。

    0
    投稿日: 2018.02.24
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    流行りの書で多くの版があるが、子供に読んでもらいたいため、ルビ付きで読みやすいものにした。 読んでよかったよ。

    0
    投稿日: 2018.01.28
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    全ての漢字にふり仮名がふってある本をこの歳になって読むとは想像もつきませんでした。(^^ゞ いま大人気の【君たちはどう生きるか】が読みたくてAmazonで買ってしまいました。 ベストセラーになっているのはマンガ版のようですが、さすがにオリジナルの書籍版を読みました。 主人公は中学1年生ですから、その年代の少年少女を読者に想定している本です。 12~3歳向けの本を65歳のジジイが読んでいいのか?という後ろめたさがありましたが、好奇心には勝てません。^m^ 例によって読むための言い訳・・・それは1937年に出版された本が、何で21世紀のいまブームになるかです。 ぼくの予想としては: 戦前に望まれていた「道徳観」と同じものがが80年後のいま渇望されているのではないか。 これから戦争という殺伐とした当時の雰囲気と、現代の空気が同質のものではないか。 というヨミです。 このヨミは著者によるあとがきにもあるように正しく、「軍国主義思想」で沸き立つ世の中において、青少年だけは「自由思想」を見失わないで欲しいとの願 いから書かれた本でした。 はて、いまの時代は軍国主義思想でしょうか? いやいや、自由主義思想ですよね。 ではなぜこの本が注目されているのでしょう。 それは、時代の「行き詰まり感」じゃないでしょうか。 両者を比較するとまったく正反対の思想です。 しかし、どちらも行き着くところは「行き詰まり感」「不透明さ」「漠とした不安感」なのは面白いじゃないですか。 ぼくのような穢れきった人間がこの本を読むと、社会主義思想を子供に吹き込んでいるようにも読めます。 体制批判、労働者への礼賛。 事実、著者は治安維持法の下で逮捕された前科(?)の持ち主です。 しかし、この本で主張しているのは「立派な人間を目指せ」です。 立派な人間とは何かについてはいろいろな意見があるはずですが、この本の主張する人間像には普遍性があると思います。 逆に、これだけ立派な人間とはを語れるその純粋さが眩しいくらいです。 子供にとってとても読み易く、しかも中学生なら誰でも経験したことがあるような話ばかりで、実に巧妙なストーリー展開です。 道徳とは何かを上段から説くのではなく、あくまで中学生の背丈で語られています。 上手い。 実に上手い。 この本の優れたところは「宗教的」なところが一切ないことです。 道徳を語るのに、宗教を持ち出さない。 あくまでも、人間に信頼を置いています。 だからこそ80年を経た現代の青少年に響くものがあるのでしょう。 この本は知る人ぞ知る隠れた名著だと知らされました。 こういう本が再発見されることは、まだ日本の若者たちも捨てたものじゃないという気がしました。 ・・・・・・・感想は以上ですが、作者の意図とは別に、この本が書かれた1937年という年がなんと平和で、美しい日本だったかが伝わってきます。 ぼくらはこの数年後に日本が第二次世界大戦に巻き込まれ、8年後には敗戦を迎える運命にあることを知っています。 それだけでも、戦争はいかに愚かな行為だとつくづく思わされます。 もし戦争を回避し、あのままの日本を続けていたら、どんなに素晴らしい時代になっていたかを思わざるを得ません。

    0
    投稿日: 2018.01.10
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    今からずっと前に書かれた本なんだ。今の時代、というかいつの時代の子どもたちに読んでおいてほしい一冊ということは明白。 物事を深く考えることの大切さ。 何かを生み出すことの尊さ。 人は一人では行けていけないという事実。 うん。 ボクも学生のときに出会いたかった。でも、今出会えたことが嬉しかった。

    0
    投稿日: 2018.01.08
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    社会の中で大切なことのようなものは、なんとなく理解して身についていることも多いかもしれないけど、じゃあなんで大切なのか、きちんと説明することは案外難しい。 なんで勉強するの? なんでものを大切にするの? なんで子供は大人を敬うべきなの? なんで人は後悔するの? なんで好奇心を大切にするべきなの?好奇心を大切にするためにはどうすればいいの? 子供が疑問に思うことから、大人になっても疑問に思うことまで、そういったことはたくさんある。 この本は主人公の小学生のコペル君を中心とした物語。いくつかのエピソードが進む中で、おじさんとの手紙のやり取りという形で、そういった大切なことが言葉ではっきりと説明されていく。大人でも自分たちの子供時代を思い返しながら読み進めれば、自分の周りでの似たような出来事を思い浮かべることができるだろうし、そこからそれは一体何事だったのだろうかをおじさんの手紙の言葉を踏まえて考えながら、自分事として楽しむことができると思う。(この本が配本されたのが1937年。そのくらい子供時代に起こる本質的なことは変わっていないのかという驚きもある。) 何より物語の中での大切な事を学ぶだけはなく、大切な事を学び続けようとする姿勢についても意識を高めてくれるところがいいなと。 30代、40代となるにつれ、ますます接する社会は広がり、大人だけではなく子供にも広がっていく。大人に対してもそうだが、子供に対してもしっかりと自分の言葉で大切な事が説明できるような大人になれたらなと思う。

    0
    投稿日: 2017.11.30
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    若者に向けて、不易のメッセージ。 最初に出されたのは1937年だという。内容は少々削られたところもあるらしいが、軍靴の足音が聞こえるその頃に、少年少女たちにヒューマニズムの考え方を、と書かれた本が、長いときを経て読み継がれている。時代の変化に耐え、読み継がれているものは、本当に大切な物語なのだ。 コペル君は中学二年生です。冒頭の文章が重要。14歳は、社会に批判的だったり、自分が大人に変わっていく頃だったり、変化の時期。その時に考えたい、自分のこと、友人のこと、社会のこと。勇気とは、正義とは。そして、どう生きるか。立ち止まって、考えて。 各章で、何か生き方を考えるヒントがある。どのテーマかひとつふたつは、ひっかかるはず。中高生に薦めたいな、と思う本だった。大人になってから読んだけど、中学生だったり高校生だったりした私は、どう読んだんだろうか。

    0
    投稿日: 2017.11.16
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    中学生のコペル君とそのおじさんとのコミュニケーションを中心に、人はどう生きるべきかを問う作品。 80年前に書かれた作品で、小学校高学年から中学生あたりを対象に置いている。表現が古かったり、ジェンダー的な面から現代と少々合わない表記もあるが、今でも十分通用するし、大人が読むにも十分耐えうると思う。 小学校では道徳の時間が復活したとの話を聞いた気がするが、もしそうであれば、高学年の授業では本書をテキストに使ったらよいのでは、と感じた。

    0
    投稿日: 2017.10.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    児童書と侮ってはいけない。 コペルニクス的発想とでも言うべきか、自然科学、社会学、人生論、歴史、倫理、人して生きるすべての事柄が少年目線で分かりやすく描いてある。中学生だけでなく、今の時代の人たちにぜひ読んでいただいて欲しい!

    1
    投稿日: 2017.08.05
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    戦前の言論統制させた時代に書かれたという社会背景を知った上で読むと、著者の苦労がよく分かる。自分で考えて立派な人として生きて欲しいという願いが伝わってくる。

    0
    投稿日: 2016.08.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自尊心をもって。 子どもたちは夏休みを迎えましたね。 楽しい思い出を残してくれたらと思いつつ。 と同時に、この2,3年で戦争の足音が近づいてきました。メディアの言論の自由もだいぶ奪われましたし、学校の教育でも中立を求めるかのように密告されている報告が。 吉野さんの原作(岩波)は、1937年に出版されたものであり、日中戦争が既に始まり、彼も1度は治安維持法で逮捕されています。出版業界の人たちにとって、最後の訴えだったというのが見えてきます。 また同じような時代になってきまして、危惧を感じたので、このレビューを少年少女が見つけてくれることを願って、あえて読みやすいポプラ社のポケット文庫のほうを選びました。 肝心のレビューを。 これが80年も前に書かれたものかと思うほど、子どもの世界は、今とそんなに変わらないこと。ポケット版は吉野さんが少し時代を変え昭和30年前後みたいです。 コペル君(純一少年)と学校の仲間たちとのやりとり、その報告を叔父さんに告げ、回答していくパターン。 人間分子という、生活していく中で消費しかない立場であったとしても何らかの形で、世界の中に組まれていること。 ニュートンの重力の法則という科学的な見解をとっても、発見をしても世間に認知されるまでの苦労。 そして世間の目より何よりも、自分自身がまず、人間の立派さがどこにあるのか、それを本当に自分の魂で知ること。 一生の財産になる本だと思いますので、是非とも手元に置いてほしい1冊です。また、吉野さんのこの作品をオマージュした梨木香歩さんの「僕は、そして僕たちはどう生きるか」も読んでほしい想いです。 これから本当に大変な時代になっていくでしょう。ですが、苦しくても凛とした大人になってくれれば。

    0
    投稿日: 2016.07.22
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    小中学生を対象にしたよい生き方とは何だろうと考える本で、コペル君の日常とそれに対しておじさんがノートに書いたメッセージで構成されている。 ファシズムがあちこちで強い影響を持ち始めた1930年代に書かれていて、自分の中では第二次大戦前後は考え方や社会のあり方等に大きな断絶があると思っていたんだけど、この本は今読んでもまるでつい最近書かれたかのように違和感がなかった。

    0
    投稿日: 2016.06.16
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    様々、学べることが多かった。 ナポレオンの話や仏像の話など、世界の歴史についても知れた。 コペル君はきっといい青年になる。 世界が君を待っている 2015.8.24

    0
    投稿日: 2015.08.24
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    伝えにくいことを、できるだけわかりやすく書いてあるのが有り難かった。伝えたいことはたくさんあるけれど、ポイントをしぼって丁寧に書いている。生きていると、何かしらのきっかけとなる出来事によって考えさせれられて、気づきとともにわかることが多くある。それがなければ知らないまま歳をとっていくことになる。経験によって人が作られているとも言える。時代によって変化はあるが、誰でも体験したことがあるようなことを挙げているのも親しみやすい。 意識を強く向けないとなかなか入っていきにくいことは親しみやすさや取っつきやすさが大事だ。その手法は学びたい。自分の興味を別な角度から見せてくれた。私にはこれからも知りたいことややりたいことがたくさんある。その有り難さを噛み締めて、生きていこうと思う。

    0
    投稿日: 2015.08.04
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    【5分間執筆レビュー】 現在、大学生で絶賛モラトリアム期間中の学生。 今更ながら、中学生が主人公の(しかもこの単行本は中学生向けで書かれている口調だった)内容にもかかわらず、まぁ遅いなんてことはないから読もうと思い立って、図書館で借りた。 コペル君という子の葛藤が主に中心。誰もが通ったであろう道を上手く描かれた内容。 例えば、実は自分はすごい発見をしたのではないか?と思いつつ、なあんだやっぱりもう誰かが発明とか発見したのか。とがっかり。 以前より自分自身の体裁を気にして、思ってる事と違う事をしてしまう自分、言ってしまう自分。それに戸惑う自分。 ふと、知ってるのに、分かっていないような事が気になってみたり、幼いながらも哲学めいた事を考えてみたり。 今子供の子にも、昔子供だった人も読んでもらいたいと素直に思えた。 強いて言うなら、うんちくをかたらずに、もうちょっとコペル君の成長のみに焦点をあててもよかったかなーと個人的に思った次第。

    0
    投稿日: 2014.09.23
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    天動説、地動説のお話は、とても感動しました。 子供のうちは、自分が中心で周りが動いているように思いますが、大人になるにつれて、世の中に対して自分が動くように物事を考えるようになるのですね。 また、心の苦痛や取り返しのつかないあやまちを認めて立て直すことが出来るのが人間であることを知りました。

    0
    投稿日: 2014.09.05
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    書かれた時代を考えるとしょうがないのかもしれないけど、随分とエリート主義的に感じる。豆腐屋は豆腐屋であってそれ以外のものになることはない、的な。ナポレオンの下りなどは面白い。頭で思っても行動に移せないこととそれへの後悔はリアルだ。

    0
    投稿日: 2014.07.13
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    本書は、日中戦争中に書かれた少年少女向けの倫理の本。中学生のコペル君が友達との学校生活や叔父とのやり取りを通じて物事の考え方を学んでいくスタイルで、今読んでも全く色褪せない内容です。子どもが小学校高学年になったら、ぜひ読ませたいおススメの一冊です。 <ポイント> ・自分を世の中の一分子と感じることは、天動説(自分達が世界の中心)から地道説(自分を離れて正しく判断)に変わるぐらいの大きなもの。大人になっても忘れずに。 ・「立派な人」と「立派そうに見える人」の違いは、心の底からそうありたいと願い、誰がなんと言ってもという心の張りを持って、正しいことを正しいと自分で判断できるようになること。心から感じたことやしみじみと心を動かされたことは、いつまでに大切に。 ・本当の発見とは、人類がはじめて知る偉大な発見。このためには、今の学問の頂上に上って、その頂上で仕事をすることが大切。 ・貧乏だからと言って引け目を感じることはない。その自尊心を傷つけることは絶対してはならない。貧乏でないことの「ありがたさ」。その労働なしに文明もなければ進歩もないこと。 ・英雄とか偉人といわれている人々の中でほんとうに尊敬できるのは人類の進歩に役立った人だけ。彼らの非凡な事業のうち、真に値打ちのあるものは、ただ人類の歴史の流れに沿って行われた事業だけ。 ・英雄的な気迫を欠いた善良さも、人類の進歩と結びつかない英雄的精神同様に空しいもの。 ・自分のあやまちを認めることはつらい。しかし、あやまちをつらく感じることの中に、人間の立派さもあり、あやまちから立ち直ることもできる。 ・学問や芸術に国境はない。遠い異国の文物でも、優れたものには心から感心して、それを取り入れ、文明を高めていくことができる。

    1
    投稿日: 2014.06.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

     この作品が1937年に配本されたものだと知っておどろいた。今から70年前ほどの本田が、現代にも十分通用する内容である。それほど、人が生きるということは悩みや疑問生じると言うことだろう。主人公である中学2年生のコペルくんが、様々な日常の中で思ったり、感じたりすることを、大人であるおじさんが紳士に受け取ってノートでかわすやり取りが印象的である。おじさんのノートには人生で大切なことがたくさん語られている。今の現代社会に必要なものばかりだと感心させられた。

    0
    投稿日: 2013.03.16
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    自分というものを大事にしていくこと、と、自分を取り巻くものを理解して生きていくこと。後者については、私が宇宙だったり経済だったりに興味を持った理由に近いものがあるなと感じた。 それから、ちょっと「社会の役に立ってなんぼ」というような主義があって怖いなと思った(でもそれは、社会のなかで生きていくにあたってはあたりまえのことでもあるのかな)。 それにしても、かなり昔(戦前)にかかれた本だということを感じさせない。改訂が何度かあったようだけど、、ぐぐってみて驚いた。 とりあえず、28歳、「君たちはどう生きるか」というよりも「どう生きてきたか」という問いに聞こえてしまって、少し苦しい本でした。 その他メモ、 ・素直さを取り戻したい。 ・ああすればよかった、ああしなければよかった、というような後悔は今でもまだたくさんあって(うまれていて)、それは、成長していない、ということなのだろうか…。 ・役に立つ、立派な仕事をする、と言うことに対して、実は少し偏ってる内容では?友思った。 ・私がコペル君的な気づきをしたのは、小学校後半と、中学校に上がって引越しをした後の2回だったと思う。 小学校のときは、阪神大震災があって、隣の県のことがずっと放送されていて、見えない世界も時間がたえず動いているんだということを感じたこと。 中学校のときは、小学校卒業後に関東に引っ越してくる前には年に一度会っていたいとこたちが年に一度成長するような感覚だったけど、会う間隔が狭くなってから、時間に比例していとこたちが(自分もだよなw)大きくなっているのを見て、「あたりまえだけど、自分が知らないところで時間がずっと動いているんだな」と。

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    投稿日: 2013.03.06
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    胸に響くところがたくさんありました。 1937年刊行にして今なお広く読みつがれる作品。その普遍性に納得。 遅すぎることはないけれど、もっと昔に読んでおきたかったなーと思います。

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    投稿日: 2013.01.13
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    中学生の主人公が、友人や家族との日々の生活を通して、自分と社会との関わりを考えていく。 その思考を引っ張っていくのは「おじさん」だ。 「後悔」や「痛み」についての考察は、とても面白かった。 "正しい理性の声にしたがって行動するだけの力が、もしぼくたちにないのだったら、なんで後悔の苦しみなんか味わうことがあろう。"

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    投稿日: 2012.12.29
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    日本が太平洋戦争に向かう時代にこの本が書かれたことに驚かされる。 父親を亡くした中学生が主人公で、叔父さんがしにあてて生きていく中で大切なことをノートに書き記す形をとる。 やはり時代が古い感は否めないが、扱っている題材は時代が変わっても普遍的なものであるため、学ぶことは多い。 中学生になったら読むことをオススメする。もちろん大人になっても、普段見過ごしていた大事なことに気づかせてくれる本。

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    投稿日: 2012.11.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    27 人間は自己中心的な性質(天動説) 30 自分の損得にかかわることは特に、自分を離れて正しく判断できなくなる、自分に都合のよいことしか見ようとしなくなり、真理が見えなくなる 57 英語や算数を教えることはできるが、生きる意味は教えられない。君が自分で見つけるしかない。 62言われたとおり、教えられたとおりに行動するのでは、立派な人間にはなれない。世間の目ではなく、自分の魂から人間の立派さがどこにあるのかを知れ。 99 人間の共同生活の規模が小さいうちは、自分の食べるものやきるものが誰のおかげなのか、わかりやすい。しかし、規模が大きくなると、関係が複雑になり、誰のためなのか、誰のおかげなのか、見えなくなる。 133 人間としての値打ちは高潔な心と立派な見識。豊かであるからといって自分を偉いもののように考えるな 142 あの人々こそ、世の中全体を背負っている人なのだ。この人々のあの労働なしには、文明も世の中の進歩もない。 144 消費する人間と、生産する人間なら、生産する人間の方が大切。生産しないと消費できないから。(生産者に感謝し、尊敬せよ) 147(コペル君が気づかずに日々生産しているもの?) 158 英雄的精神 -怖さがなくなる 160 英雄的精神に貫かれて死ぬほうがのらりくらり生きているよりも立派 198 人類の進歩と結びつかない英雄的精神もむなしいが、英雄的気迫を欠いた善良さも、同じようにむなしい 236 絶交されたって文句は言えないだろう。自分のしたことから生じた結果なら、耐え忍べ 247-249 おかあさんは、あの石段の思い出では損はしていないと思うの。後悔はしたけど、人の親切や自分のきれいな心を生かすこと、一生のうち出会うことの全てが一度かぎりということを学んだから。 253 心に感じる痛みやつらさは、体と同じで、人間が本来どうあるべきかを教えてくれる。 256 正しい道義の心があるものだけが、取り返しのつかない過ちをしてしまったことを後悔することができる 295 (優れたものは国境や時代を超えて広がる) 300

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    投稿日: 2012.09.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公のコペル君と、その叔父さんのやり取りで進む。 「コペル君」と聞いていたのに、本を取ると表紙には坊主頭の少年…??と思ったら、あだ名でした。本名は純一くんです。 内容は、得た知識で自ら考えることが大事だとか、人は誰しもどこかで繋がっていること、過ちを改める勇気を説いている。 中学一年生の生活を通して、「君たちはどう生きるか」を説いているので、正直それほど面白いものではない(自分が出来ているかどうかは別として)。 が、驚くべきはこれが太平洋戦争に突き進むの真っ只中で書かれたということ。うーん、すごい。

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    投稿日: 2011.12.24
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    戦前に少年向けにこんな本が出版されていたんだ。 本郷は両親が子ども時代を過ごした場所。湯島天神で遊んだそう。 コペル君たちのような中学生生活だったかな。

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    投稿日: 2011.10.17
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    以前から哲学に興味があるのですが、どうにも とっつきにくく、初心者向けの本を探していました。 この本の主人公コぺル君は中学2年生の14歳です。 もっと早くにこの本に出会いたかったです。 しかし、10代の私には難しかったかもしれません。 今だからこそ、この本の良さを感じることができた のだと思うことにします。

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    投稿日: 2011.10.14