
意識をゆさぶる植物――アヘン・カフェイン・メスカリンの可能性
マイケル・ポーラン、宮﨑真紀/亜紀書房
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総合評価
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powered by ブクログ本書を読み、植物、特に人の精神に影響を与える植物は宗教や文化と強い関係があり、この関係性を調べていくととても面白いと思いました。 本書を100%信じることは出来ないが(テーマの植物に関して著者は擁護しようとする意思を個人的に感じたため)、もっと調べてみようというきっかけになりました。
0投稿日: 2025.02.10
powered by ブクログやはり法的にも問題がなく日頃から馴染みのあるカフェインの章が最も楽しめた。 カフェインの効果と飲み物を結びつけて好きだと思わされるように動機づけを受けている話はとても興味深くて、夢中で読んだ。 カフェインが効いている間、眠気を誘う物質の受容体がハイジャックされて効果を感じないものの、その間もその物質自体はどんどんと溜まっていっているから、カフェインが切れた時にはどっと疲れを感じるというのは体験からもよくわかることだった。 とはいえ、著者の立場として、だからやめた方がいい、ということではないし、常にそれが手に入り依存している状況を不快に思わないなら、それは別に問題じゃない、という表明をしているのもなんだか新鮮な感じがして良かった。 アヘンによる考えすぎてしまう脳を鎮静させて結果として幸せな気持ちになるという感覚や、メスカリンによる自ら対話の殻を閉じてしまっているものを開いて新たな視点から物事を見るという感覚についての話を読めたという点では面白かった。 が、気持ち少し長かったかなあという感じ。そのものズバリで知りたいという気持ちがあって読むのであれば最初から最後まで楽しめるとは思う。
0投稿日: 2024.11.04
