Reader Store
本のない、絵本屋クッタラ おいしいスープ、置いてます。
本のない、絵本屋クッタラ おいしいスープ、置いてます。
標野凪、せいのちさと/ポプラ社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

82件)
3.6
11
28
33
4
0
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ずっと読んでいられる本 この冬はカシミアの何かを買ってみよう。最後の絵本、3びきやぎのガラガラドンはなぜか知ってた。小さい頃に読んだのかな…

    0
    投稿日: 2025.11.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    小説を読んでいる最中から、この話に出てくる絵本を読みたくてしょうがなくなる。 そして、こんなお店があったら、是非とも行きたいな! 美味しいスープをゆっくりと味わい、その人にあった悩みに沿った絵本。処方箋を出してもらう感じの。 心に残った内容 ⚫︎生まれ持った個性、それは自分だけのかけがえのないもの。他の誰も真似できないオリジナルだ。 それを他人と比較して憂うのか、それとも面白がるのか。それは自分次第なのだ。 ⚫︎しっかり噛んで何度も戻す。 そういう積み重ねが大切なんじゃないの?

    1
    投稿日: 2025.09.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    図書館貸出読了。 表紙に惹かれて早速読んでみた! 本を置いてない絵本屋タッタラ。店主が客の話を聞いて絵本を探すという物語。 まるでお探し物は図書室までの本と似ているなぁと思った。 舞台は北海道札幌で、共同経営奏と八木との関係性にほっこり!見守る岬先生もいい! 季節のスープがとても美味しそうだ! 名作絵本が出てきて、読みたくなってきたなぁ。図書館にあるか探してからよんでみよう! ほのぼのとした物語に癒された! 続編はあるのだろうか。 標野凪さんの作品を読んでみよう!

    1
    投稿日: 2025.09.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    札幌市内でヤギを飼ったり、豊平川河川敷を散歩したり、、、は現実にはムリだろうけど、メルヘンな物語として楽しみました。共同経営者が八木って。わかった瞬間1章を軽く読み直してしまいました。

    1
    投稿日: 2025.07.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    面白い本屋さん。楽しかった! 印象に残った言葉  ①「自分がいけなかったんだ、って決めつけるのは楽な解決方法かもしれませんけれど、でももったいないです」 ②「こうだ、って思い込んでしまうのは残念ですよ」

    0
    投稿日: 2025.07.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自分がいけなかったんだ、って決めつけるのは楽な解決方法かもしれませんけれど…でももったいないです。 規格外だから、伝えられる想いがあるんですね。 どういう形がふさわしいか、なんて決まりはないんです。 だからあなたが未弥さんのことを想ってしてあげたことなら、それがあなたたちの物語の答えです。 あの時、窓から見た景色のことを覚えているか? 月が輝いていたよな。 それを見て、ああ、綺麗だって思えたけど、おまえと一緒に眺めていたから、それが伝えられたんだし、より綺麗に感じたのさ。 友達ってそういう存在だよな。 好き嫌いは誰でもありますよ。 物事にはちゃんと理由があって、答えは意外と簡単なのに、と俺はおせっかいながら忠告したくなる。 誰かが助けてくれるのを待つよりも、自分で立ち上がれる強さを持てたほうが、ずっと魅力的ですよね。 どの結末が好きかは人それぞれです。 誰かに助けてもらう生き方も、自分で立ち向かう強さを持つ生き方もある。 無数にある中から、紬ちゃんなりの生き方がきっと見つかるはずです。 そんな愉快なゴールに向かって歩んでください。 生まれ持った個性、それは自分だけのかけがえないもの。 他の誰も真似できないオリジナルだ。 それを他人と比較して憂うのか、それとも面白がるのか、それは自分次第なのだ。 こうだ、って思い込んでしまうのは残念ですよ。 あなたの相方はたくさんいるじゃないですか。 一人じゃできないことも、二人ならできる。 それを相方さんは待っているはずですよ。 不恰好だって不揃いだってね、おいしければいいよね。 忙しいから、仕事量が多いから、と効率や簡単にゴールに導くことばかりに目がいっていては、決して心に届くものなんて作れない。 バリアフリーとかダイバーシティーとか言葉ではうまいこと言うけれど、本当に困っている相手のことを考えているかな、と疑問に思うことはありませんか?

    0
    投稿日: 2025.06.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    奏と八木が共同経営する一風変わった絵本カフェ。 季節の素材を使ったスープと、お客様にふさわしい絵本を探し出すのが売り。 八木の自由気ままさが奏の癒しとなり、絵本を探し出すアイデアも生まれる。とても良いコンビ。

    4
    投稿日: 2025.05.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    絵本がすきなので、実際にある絵本が物語に登場してとても興味深かった。 悩みを聞いてくれて、美味しいスープが食べられて、気付きを与えてくれる絵本を探してくれる、こんなお店があったらいいなと思う。 見方を変えると悩みと思っていたこともポジティブなことに変わることもある。 八木くんがいい味だしてる笑

    0
    投稿日: 2025.05.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    読み始めて「共同経営者は、もしかして幽霊?!」と思ったら全然違いました。 美味しそうなスープが出てくる絵本屋。 本当にあったら行ってみたいお店です。

    0
    投稿日: 2025.04.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     先日、都内で雪が降りました。 寒かったぁ。。。 春は、足踏みしながら、少しずつ、近づいて、来るんですね。  この小説の舞台は、北の大地 北海道の札幌市です。 テレビや新聞では、お花見のニュースが報じられていますが、ここにはまだ雪が溶け残っています。  市内を南北にわたって流れる豊平川を取水する創成川。 そのほとりから東に一本入ったところに、八木(やぎ)が友人の広田奏(ひろた かなで)と運営しているお店があります。  お店の名前は『絵本屋クッタラ』です。 でも、、店内に絵本はありませんw    そのかわり(?)、この店には、スープがあります。旬の地元野菜を使っていて、なかなか美味しいのです♡  ほらほら、お客さんがやって来ましたよ。 ベージュのショート丈のトレンチコートを着た三十代半ばくらいの女性です。  このお客さんは、最近、親友さんを病気で亡くしました。。。 寂しくて、悲しみから抜け出せなくて、、、店の前の看板を見て扉を開けたのです。  実は、看板には、   『あなたの悩みに効く御本をお探しします』と書かれています。  八木くんと奏くんは、本を探すために女性から話を訊くことにしました。  女性には温かいスープが出されました。今日のスープは「かぶのスープ」です。  外気で冷えた身体と寂しい心が、ほんのり甘さもある、まろやかな味で癒されます。  さて、二人は、どんな本を探して、彼女に薦めるのでしょうか。  現役のカフェ店長でもある標野 凪(しめの なぎ)さんが綴る6編のお話には、 季節の野菜の美味しいスープと、お客さんに薦める優しい絵本が出てきます。  身体も心も癒されます♡ けど、絵本屋クッタラの春は、 まだ少し先みたいです。

    142
    投稿日: 2025.03.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    店主の広田奏と共同経営の八木が営むのは本屋兼カフェ。 メニューは季節のスープとコーヒー。作家さんは現役カフェ店主だけあって料理の場面がリアルでとても美味しそう。 本屋だけどお店に本は置いてなく、お客が望む内容にあわせて店主が絵本を探す。 出てくる絵本は実際にある絵本で、どれも読んでみたい。 ふんわりやわらかく優しい気持ちになるお話。 でも八木の正体に『やられたぁー』、『クッタラ』ってそういう意味だったのかぁー。 先入観って怖い。。

    19
    投稿日: 2025.01.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    建物の感じとか、あの辺りの細い道に入ったら、ひょっとしたらこんなお店あるんじゃないかな?って思えるような。

    0
    投稿日: 2024.12.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    受け取るものが一人ひとり違ったとしても、文字や文章は変わらずにそこにある。 それもまた本のいいところ 短絡的にそれはこうだからこうだよね、って言っちゃいたくなるけど、悩んでたり迷ってたりする人がそれをわかってないわけじゃない。大抵指摘されたら頑なになる。 そこを、本を通して、こういうこともあるよねと、遠回りに寄り添ってくれるやさしさは、うれしくなる。 その思い出は生きて行く心の支えの一つになると思う ピンクにできるスープ飲んでみたい

    6
    投稿日: 2024.11.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ふんわりと優しいお話。別の本でも登場人物がつながっていたり。そういうのに気付くとまた面白さが増える。

    1
    投稿日: 2024.10.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    札幌にある、本の置いていない『絵本屋クッタラ』。ここでは店主の広田奏が客の悩みに沿った絵本を選んでくれる。友人を亡くした女性、子育てに悩む女性、部活に悩む女子高生、建築を学ぶ大学生、仕事に追われるイラストレーター。旬の地元野菜を使ったスープと店主の選んだ本が客たちの悩みを癒していく…。 やさしいはなし。スープが美味しそう。絵本って読んだことのないものが多いからどんな本を選んでもらえるのか気になる。

    0
    投稿日: 2024.10.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    こんな看板が出ていたらきっと、私も入ります。 絵本は今でも時々読みます。 いちばん最初に読んだ記憶があるのは、(自分でめくって)「青い鳥」 こちらのカフェで、自分のための絵本を選んでもらいたい‥‥ そんな素敵な本でした。

    24
    投稿日: 2024.09.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    お客さんそれぞれの悩みに応じてピッタリな絵本と季節のスープとトーストを提供する湊と八木のお話。初めの視点は八木(ヤギ)から。 絵本はあまり馴染みがないので、作中で紹介されてもあまりピンとこず。海外の作者の絵本だと更に。 でも大人になってから読む絵本も、子供時代のそれと違って視点が変わっていて面白いかも。 個人的にはカフェなどの設定ではなく、スープセットを出すというのが印象的だった。 共同経営者の八木のためと言っていたが、この手の本は大概カフェやレストランとなることが多いところ、季節のスープという所に、実際に頂いているかのような暖かみを感じて好きだった。

    0
    投稿日: 2024.08.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    優しいお話だった。 誰かに何かをしてあげるって 簡単そうで,、そんなに簡単じゃない。 それをスープと絵本にしてあげ続ける奏さんは、素敵な人だと思う。 最後には奏さんのお話もわかって、もっと好きになった。 やぎくんと仲良く続けてほしいなー。 先生の存在も、彼女さんの存在も大切なんだな。

    0
    投稿日: 2024.08.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    20240804 他人の悩みに寄り添う余裕がない人が多い世の中になってしまった今、こういうお店があると嬉しいね。 この間、友人の出産祝いに絵本を久しぶりに見たが、え?何がいいの?って思った自分を思い出した。 如何様にも解釈していい自由が与えられているのが絵本だよ、って教えてもらえて改めて絵本の存在意義を確認できた。 と同時に、正解ばかりを追い求めずに向き合うことの大切さに気付かされた。

    0
    投稿日: 2024.08.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    やっとこの作者の良いところしか詰まってない作品に出会えたと感じた ただ、また動物かい!しかもヤギかい!とは思ったけれど、まあまあ……。 紹介してくれる絵本も実在するのもで、あーこの絵本知ってるーや、見てみたいなあと思いました 絵本の紹介の仕方も素敵でした 満足です

    0
    投稿日: 2024.07.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    人だけじゃない目線で物語が繰り広げられるほっこりもの。絵本の持つ癒しの力でほのぼのしながら読めます。

    0
    投稿日: 2024.07.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    絵本のない本屋兼カフェ。 共同経営者の八木☺️ 本が置いてない理由にクスッとできる。 訪れる客の話を聴いて、あなたがお探しの御本を見つけてくれるお店「クッタラ」。 絵本のかたちにそんな意味があるんだ。 本質は見た目や行動ではわからない。表層だけで判断し、こうだと決めつけることのなんと多いことか。 ネガとポジ。くるりとひっくり返せば、同じことだってネガティブになったりポジティブになったりする。 出てくるスープも身体に沁みそう♪ 良い1冊でした。

    6
    投稿日: 2024.06.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この手のツッコミしたらダメなのかも知れないけれど 先ず、本屋の看板見て入ったら、そうではなくて有料の飲食オーダーさせられる時点で厳しい (要りませんってキッパリ断れる人は良いかもしれないけど)

    0
    投稿日: 2024.05.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    標野凪さんの作品、2冊目です。 今回は本を置いていない本屋さんが舞台。お客さんがご所望の絵本を店主が選ぶオーダーメイドの本屋さんで、「クッタラ」というアイヌ語がお店の名前となっているようです。このお店、本を置いていないのに、本屋と名乗っていたりとちょっと風変わりで、メニューは季節のスープとコーヒーだけ、共同経営者は八木こと「ヤギ」! お客さんの悩みに合わせた絵本を読み手の私たちもたくさん知ることができます。知っているもの、知らないもの、なじみの作家、初めて知る作家・・・絵本大好きなので、かなりワクワクしました。 アーノルド・ローベル、エルサ・ベスコフ、ジョン・バーニンガム、バージニア・リー・バートン、なかがわりえこ・・・など、私も大好きな作家さんたちの絵本が出てくると、ちょっとドヤ顔になりました。 その中でも、わかやまけんの「しろくまちゃんのほっとけーき」の点字版が出てきたときには、「うぉ!」と思いました。この点字版、文字が点字になっているだけでなく、絵も点字で表されているのですが、最近、このような点字の絵本についての記事を読んだばかりだったのです。恥ずかしながら、そんな絵本があることを初めて知ったので、その記事に大変感動したのですが、そんな個人的な体験のあとに、絵本の点字版が本書に出てきたので、うれしい偶然(?)に心が小躍りしました。 絵本って本当に素敵です。心の栄養です。絵本の良さを知っていて、たくさんの絵本を知っている著者だからこそ、この物語ができたんですね。その他にも野菜、特に北海道の野菜の豆知識やアイヌ語の豆知識などがたくさん詰め込まれた小説でした。私の物のとらえ方がいけないのですが、「こうだ、ああだ」と一方的に教えられているようで、小説としてすごく面白いというわけではなかったですが、ほっこりするという感想を持たれる方も多いだろうな、と思いました。夢のようなお店で、小説だからそんなこと考えてはいけないのに、「どうやって採算をとるんだろう」とか思ってしまって、あまりにも現実味がないところで少し興ざめしてしまいました。 最後、急に辛口評価になりましたが、どの登場人物にもあまり感情移入できなかったので、私にはあまり刺さらなかったかったな、というところです。

    37
    投稿日: 2024.04.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    絵本って子ども向けなイメージがあるけど、ひさびさに読んでみたくなった。有名な絵本のリメイク版があるのも面白い☺︎ 仕事や家事の日常で凝り固まった頭や心に、じんわりと響きそう。 気になる絵本↓ 「光の旅 かげの旅」 「しろくまちゃんのほっとけーき」 「3びきのかわいいオオカミ」 「あおくんときいろちゃん」 早速今週末図書館で絵本コーナーを冒険してみようかな。。

    1
    投稿日: 2024.04.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    札幌にある本屋兼カフェ「本のない絵本屋クッタラ」。 店主の奏は客の話に静かに耳を傾けると、後日 悩みに寄り添う絵本をそっと差し出す。それは時に 温かく、時に一読しただけではわからない秘密を もっていて…。

    1
    投稿日: 2024.04.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本とスープが大好きなのと、装丁が素敵だったので手に取りました。 絵本は大人になってからきちんと読むことがありませんでした。 しかし本書の中に出てくる絵本は大人も楽しめるようなものばかり。 絵本は子どもに教訓を伝えたり、感覚や情緒を育んだりするためのものと思っていましたが、悩みを抱えた大人の救いにもなるものなんだなと感じました。 大人になるにつれて主観的に物事を見てしまいがちですが、子どもに戻ったかのようなピュアな気持ちで、物の見方を変えるのも大事なことだなと思いました。 本屋さんの絵本コーナーに行って、自分のお気に入りの絵本を見つけたくなりました。

    0
    投稿日: 2024.04.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ほっこりするような本を探していたときに、表紙からそんな雰囲気が伝わってきたので、読んでみました。スープも美味しそうで、私もいつか行ってみたいと思いました。周りで悩んでいる人がいたら、この本を薦めるのもいいなと感じました。

    0
    投稿日: 2024.03.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    美味しい季節のスープとその客に合う絵本を提供してくれる『本のない、絵本屋クッタラ』。本屋なのに本がない謎のカギを握っている店主の相棒の存在がチャーミングで良い。美味しそうな季節のスープと登場する面白そうな絵本に心が躍る。

    0
    投稿日: 2024.02.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    喫茶ドードーシリーズで、標野凪ワールドが大好きになったのでこちらも手に取りました。 絵本屋クッタラを経営している店主の相棒「八木くん」 この本を読んだ皆さん、きっと好きになることでしょう。彼にめちゃくちゃ癒されました。ただの共同経営者ではないんですよね。ぜひ読んでみてほしいです!   絵本屋クッタラは、店主が持っている知識や観察力と、八木くんから得たヒントを合わせて、お客様の悩みに寄り添う絵本を見つけてくれる本屋さん。季節を味わえるスープであたたまれるのも最高です。   悩みって誰かに聞いてもらうだけでも、少しは楽になるし、自分の中が整理することができるけど、そこに絵本が加わると、純粋に物語の世界を楽しみながら、自分を客観視することで、なにか"気づき"が生まれるんやろなあと思いました。 ずっと絵本屋クッタラの物語をみていたい。 続編をたのしみに待ちます。

    0
    投稿日: 2024.02.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2024年8冊目 「心が丸くなるスープ」でのこどもが取っている行動の意味も理解せずに、頑なに自分の価値観を基準にしようとしている母親…にドキリとした。こどもが小さい頃はこの価値観にがんじがらめになって苦しかった事を思い出した。 一方通行な考えも、もしかしたら別の見方もでき、見方を変えれば人生ってどんどん広がっていくのだと絵本は教えてくれる…。絵本、すごいじゃないか!!! 久しぶりに小4の息子に寝る前に絵本を読んでみた。絵本を読んでもらったから良く眠れたよ〜と次の朝に伝えてくれた。読書よりもゲームとユーチューブに夢中な息子。 本好きになるには、この時間がなによりも大切だったんだなと改めて気付かされた1冊。

    0
    投稿日: 2024.02.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    場所は北海道。大きな庭つきの2階建のお店がある。 絵本屋クッタラは、本の置いてないカフェ&本さがしの場所だ。 店主が、客に最適な本をセレクトして、気に入れば売るというスタイルである。 本の相談以外にも、日々の悩みなど、 訪れる客を観察し、その人に必要なものや求めている絵本を提示していく。 どの話もこのような展開だ。 店主はまだまだ若い男性で、その相棒はヤギの八木くん。 とても風変わりなペアだが、のんびりと穏やかに流れる毎日のやり取りがこの物語の良さだろう。 八木くんの行動や仕草にヒントをもらいながら、店主の絵本選びは今日も続く。

    3
    投稿日: 2024.01.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この作者の「今宵も喫茶ドードーのキッチンで」を前に読んで、他の作品も読んでみたくなり手に取った。 絵本屋で出されるスープもおいしそうだし、わたしの悩みに効く絵本も選んで欲しい。 どんな絵本が処方されるのか楽しみ。 最後に絵本屋の店名「クッタラ」の意味もなるほどな、って感じだった。

    2
    投稿日: 2024.01.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    思わず絵本が読みたくなる本。訪れるひとの、悩みを聞き、軽くしてくれるお店。クッタラ メニューは季節のスープとコーヒーのみ。悩みを聞いてそれにあった絵本を選び、すすめる。自分では深刻なことや煩わしい事でも、見方や立場が変わればちがうものにみえてくる。 あと、北海道の豆知識みたいなのが、文章にチラホラ、、へぇーそんなんだァっと 楽しい本でした。

    3
    投稿日: 2024.01.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本を置かない本屋兼カフェで、聞き上手な広田店主と何やら秘密がある共同経営の八木さんが来店客の悩みに寄り添う絵本を選書してくれる『本のない、絵本屋クッタラ』。 何度も開きたくなるような選書のセンスと季節の野菜を使用したスープが疲れた心に優しく寄り添ってくれます。 スープのレシピも作中に紹介されているので、作ってみようと思います。 久しぶりにじっくり絵本読みたくなりました。

    1
    投稿日: 2024.01.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    絵本が好きなので読んでみた。悩みに寄り添うえほん。大人になってから、絵本を読むと子どものころとは違う感想がでたりする。そして、癒される。自分にあう絵本もさがしてみたくなる。文さんが最後まであらわれなかったのは、残念です。でも、巻末に文さんの本も出ていて、こちらも読んでみたくなった。

    4
    投稿日: 2023.12.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    生まれ持った個性、それは自分のかけがえのないもの。他の誰も真似できないオリジナルだ。 それを他人と比較して憂うのか、面白がるのか、それは自分次第なのだ。 くるりとひっくり返せば、同じことだってネガティブになったりポジティブになったりするってことです。 ひとつの色や特性にこだわる必要はないんじゃないですか。可能性は無限大なんですから こうだって思い込んでしまうのは残念ですよ 考えが一方通行になってしまいますから。でももしかしたら別の見方があるんじゃないかな、そうすると新しい道が開いたりすることもあるのです。 泥臭くったっていいじゃない。そういうの嫌いじゃないよ。地道に一歩一歩だよ。 地道な努力ことがおいしさへの近道なんです。同じ繰り返しがいつか実を結ぶ。 頭であれこれ考えるよりも、大切なことはもっとシンプルなところにあるのかもしれない。 スープが飲みたくなって、八木くんにあってみたくて、絵本が読みたくなって、スープを飲んだ時のように心が温まる素敵なお話

    1
    投稿日: 2023.11.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読み始め、ん?なんか変だな?と注意深く読んでいくと、なるほどそういうことでしたか。名前の「八木」もセリフの「うめえ」も掛け合わされてるのが上手い。 絵本が沢山出てきた。そういえば絵本って動物が主人公だったり、人間と動物が割とフランクに友達だったりするよなあ。最近読んでる本は全部人間視点のお話ばかりで、恋愛がどうだとか事件がどうだとかそんな内容ばかり目にしていた。もちろんそれも楽しいけど、絵本が人間以外の視点が多いのは小さい子が読むからなんじゃないのかな。 小さい頃って自分と他の境界が曖昧で、自分は人間だ、という意識も弱い。だから簡単に動物視点のお話にも潜り込めるし、友達にもなれるんじゃないのかな、なんて思った。 森に住んでる3びきのくまのお家に、人間の女の子が入って木のスープの器の大きさに驚いたり、ベッドで寝ちゃったりするお話が大好きだった。どこでそれを見たのか忘れていたけど、もしかすると「3びきのくま」という絵本なのかもしれない。今度確かめに行こう。あの木の器が好きすぎて、今でも木製の食器や家具が好き。 小学生に入る前までしか触れないイメージだけど、大人になった今こそ、もう一度絵本を開くのは楽しそう。

    0
    投稿日: 2023.10.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    スープが美味しそう! 一章を読んだ時には、あれ?と思っただけですが相棒そういうことなんですね。メェー 笑 優しいお話でした。

    4
    投稿日: 2023.10.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     前から気になっていたこの作品…だって、本がないのに絵本屋?でもスープはあるの?しかも、クッタラって何??もう頭の中、沢山の??で…これは読んでみようと思って手にしました。  物語の舞台は、北海道札幌にある『本のない、絵本屋クッタラ』…店は広田奏と八木が共同経営しており、以前は2階部分に本があったのだが、現在は八木の住居スペースになっているので、お客さん自身で読みたい本を選ぶことはできない。ただ、奏が訪れたお客さんの話を聞いたうえで、その悩みに聞く絵本を探してくれる。このお店のメニューは、季節のスープセットとコーヒーのみだが、スープには北海道の豊かな食材を使用している…。  読み終えて、読む前に感じた沢山の??は解消できました。あと八木さんのことも…。この作品では、本当に沢山の絵本に触れられています。巻末にまとまっているんですが、37作品もあります!!どんな絵本なのか読んでみたい気持ちもあったけど、とりあえず読みながらあげられている作品の表紙だけブクログで調べながら読みました!絵本好きには、もってこいの作品かと思います。私も絵本は好きなつもりなんだけど、初めて知った絵本が結構ありました。ちゃんと、お客さんの話を聴いてくれる場所であることがいいところですよね。「束の間ほっとして、また日常に戻っていく場所」…美味しいスープとコーヒー、そして、奏が選ぶ絵本がそのきっかけになるんですね!「終電前のちょいごはん」の経営は、奏の彼女さんらしいのでそっちも読みたくなりました。

    50
    投稿日: 2023.10.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    色々な絵本と北海道の優しい野菜スープで お腹が温かくなる作品でした。 ふたりはいっしょっていう絵本は よく読んでたなーって改めて思う。

    0
    投稿日: 2023.10.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    札幌にあるスープ屋さんが舞台。 悩みにぴったりの絵本を紹介してくれる。 一捻りした絵本が紹介されていて興味深かった。

    6
    投稿日: 2023.10.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    札幌の「クッタラ」は絵本のない絵本屋兼カフェ 店主の広田と八木が切り盛りしている メニューは季節のスープセットとコーヒー 客の悩みに、後日絵本を差し出す 温かい飲みものが何とも美味しそうで さすが実際にカフェを経営している作者だと思う スープにほっこり 絵本のチョイスも最高 読んだことのない絵本をは読んでみたい 文字が大きめで紙が厚い ページがめくりやすく読みやすい 優しさにあふれている作品

    4
    投稿日: 2023.09.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    それぞれの悩みに効く絵本を選んでくれる喫茶店。ほんわかした雰囲気の物語だった。 ただ、作家の小説4冊連続で読み終えたが、なんとなく自分とは合わないなと思った。店長の悩めるお客さんになんらかのきっかけ、気づきになりたいという気持ちはわかるが、どれも自分の意見を押し付けすぎてるように感じた。お客さんは不思議なくらいみんな店長の言葉がストンと心に落ちるようで…。 他の方の感想にもあったように、私も少し捻くれた見方をしてしまった。

    0
    投稿日: 2023.09.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    他の本待ちに同じ作者さんのを読んでみたけど、好みではなかったかな。出てくる絵本は面白そうで、読んでみたいと思うものが何冊かあったけど、物語自体は私には押し付けというか、こじつけというか、結局その人の気の持ちようだよねーとひねくれて読んでしまった。

    1
    投稿日: 2023.09.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    奏と八木と岬先生の関係性が、のんびりほのぼのしていて、優しい気持ちになりました。 お店の設定は、なかなか奇抜。ですが、そこに出てくる絵本が実在する絵本だということで、物語に現実味が補われているように思いました。

    0
    投稿日: 2023.09.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    悩みに合わせた選書をしてくれる本屋さん… 興味深い題材ですね。 教訓めいたものもあったりして、こういう本を書ける作家さんの読書量に、感動すら覚えます。

    2
    投稿日: 2023.09.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    カフェで温かいスープを飲みながら、その人の悩みに合わせて絵本を探してくれるお店「クッタラ」 共同経営者の八木くん、最初机に乗って窓を開けるシーンから子供を想像してたらまさかまさかでした笑 色々な絵本を知れるのも楽しいしスープも美味しそうだしクッタラの名前の由来とかの豆知識的なことも興味深くて軽く読めるのにしっかり満たされる正にスープのようなお話でした この作者さんの書くお話って絵のない絵本のようで好きなんですよね

    0
    投稿日: 2023.08.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このところ少し疲れていて、軽く読めて、でも、明るく優しくなれる本はないかと探して手に取った作品です。 舞台は北海道、札幌市。 本のない、絵本屋クッタラ 店主、広田奏と共同経営の八木が切り盛りする本屋兼カフェ。メニューは季節のスープセットとコーヒーのみ。 そこに悩みや迷いを抱えた客がやってくる。 そして、その悩みに寄り添う絵本を選び差し出す。 作品に出てくるスープは素材を大切にして作られて、どれも美味しそうです。 そして、何よりもどんな絵本が選ばれるかが、とても楽しみでした。 季節のスープ、それぞれの絵本、それから、共同経営で相棒の八木さんとの掛け合いで、とても癒やされて心が軽くなりました。 読んで良かったな、と思いました。

    33
    投稿日: 2023.07.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    標野さんの本を読むのはこれで3冊目ですが、これが一番好き。 絵本をどう受け止めるかは人それぞれ。 奏が示したような解釈もあるんだなあと新しい発見でした。 八木は人間じゃない気がしてたけれど、名前そのままとは。

    3
    投稿日: 2023.07.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読んでみたい絵本が色々出てくる。 赤ずきんちゃんの別バージョンや、3びきのこぶたの別バージョンは、特に読んでみたいと思った。 巻末の絵本リストがとても魅力的。知らない絵本がいっぱいで、改めて、世の中にはこんなにたくさん絵本があるんだなぁと感じた。 絵本って、子供の頃はすごく好きでたくさん読んでいたけど、大人になって、そこまで魅力を感じなくなっていた。 でもたまには、ゆっくりと絵本を読んでみるのも良いかもしれないな、と思った。

    0
    投稿日: 2023.07.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    八木と広田奏が共同経営するブックカフェ・クッタラ。 カフェのメニューはスープセットとコーヒー。 お客さんのカウンセリングをしベストな絵本を提供する。 スープの描写がとにかく美味しそうでお腹が空く。 色々な絵本が紹介されていて勉強になった。

    4
    投稿日: 2023.07.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    おいしいスープはあるが本はおいていない絵本屋「クッタラ」。共同経営者はヤギさん。育児に悩んだり、仕事に忙殺されていたり、自分の今の立ち位置に迷ったり…。そんなお客さんたちに絵本をセレクトするんだって。知っている絵本がたくさん出てきて楽しい。知らない絵本は読みたくなる。松居さんの話もでてきたり。絵本は深い。言葉では足りないくらい深い。私にも絵本セレクトしてください。

    0
    投稿日: 2023.07.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最初から騙されました。 この作者こんな人ではなかったと思うけど...でも良かったです。 知らない絵本が多く登場。 確かに絵本は前に読んだ本でも、後になって気付かされることも多いです。こどもたちに読み聞かせしていると、気付かされることが多かったので納得しました。 最後に絵本の一覧が出ているので、知らない絵本は読んでみようかなと思いました。

    4
    投稿日: 2023.07.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    Kindleで読んだ。 メニューはスープセットとコーヒーのみの店『絵本屋クッタラ』。育児に悩んだり、仕事に忙殺されていたり、自分の今の立ち位置に迷った客たちが今日もふらりとやってくる。彼らの話に奏は静かに耳を傾けると、「御本が揃いましたらご連絡いたします」と告げる。そうして客はもう一度、店を訪れるのだ。 “客が望んだ本を、俺と奏が見繕う。話を聞いて、客の求めているものにぴったりと合う本を手渡すのが俺たちの仕事だ。いわばオーダーメイドの本屋だ。” 相当な数の絵本が紹介されてたけど、『光の旅 かげの旅』という絵本が欲しくなった!面白そう。

    1
    投稿日: 2023.06.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    すごい好きな感じ。 既視感があって、似た様な小説結構読んでるかも。 だって好き。 何が好きかと言うと、 ここに来るお客さんがみんな笑顔になる話 寒い地域なのにあったまりそうな落ち着いたお店 美味しそうなスープ 北海道の自然風景(八木くんの存在含む) 店主の人柄 絵本の楽しさ 全部好き。 クッタラが本当にあったらなあ そして「とまり木」が誰かにとってのクッタラになったらなあ

    1
    投稿日: 2023.06.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    札幌にある、スープとドリップコーヒーを扱う絵本屋さんのお話。 カフェのお話はゆとりのある話が多い。 疲れた時にちょうど良い。

    2
    投稿日: 2023.06.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    八木くんw なんだか違和感があると思ったらそうか、そうかw お客さんに合う本を取り寄せてくれる絵本屋クッタラ、行ってみたいなー。私にならどんな絵本を勧めてくれるのだろう。

    1
    投稿日: 2023.06.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    スープとコーヒーのみの、本を置いてない絵本屋さんクッタラ。 1話完結タイプ。 最近このスタイルの本多いけど、この作家さんは「良い話」すぎないところが好き。 ほんの少しだけお客さんの背中を押す。 読んでいるこちらもスープを飲んだあとみたいにちょっと心があたたかくなる。 出てくる季節のスープも美味しそう。深夜ドラマで見てみたい。 クッタラに行ったらどんな本を探してもらおうかな。 終電前のちょいごはんとリンクしてておっ!となった。遊び心が楽しい。 あと八木くんにびっくりw

    0
    投稿日: 2023.06.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    もしも、自分の悩み解決にピッタリな絵本があるならば選んでほしいな。 いや、絵本じゃなくても小説でもいいんだけど…。 登場するスープの美味しそうなことったら…。 『クッタラ』って覚えにくいと思っていたけど、アイヌ語だったんですね。

    1
    投稿日: 2023.06.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    仕事上の厄介事が重なって、頭の中がグダグダだった時に読み始めたので、最初の話を読んだ時には「絵本を読んで気持ちが楽になるかいな」「読んだところで辞める社員の穴は埋まらないし」みたいな気持ちだった。 それでも読み進めれば、絵本は色とりどりで楽しそうだし、季節の野菜を使ったスープはおいしそうだし、少しづつ惹かれ出した。 第5話の主人公は仕事にぐったりのイラストレーター。数をこなす日々に追われている彼女が絵の楽しさを思い出すお話は、ささくれだった心に刺さり、こなすばかりで本質を忘れがちな仕事の日常を反省させられた。 本を読んでも辞める社員の穴を埋めれるわけではないが、確かに、何とかしよう、何とかなるよな、今まで何回も乗り越えてきたし、という気にはさせられた。 普通の精神状態で読んでいたらもっと面白かったのだろうなと思え、この本にはちょっと申し訳なかったなというように思った。

    43
    投稿日: 2023.06.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    1話の絵本を窓に見立てたところが好き 読んでみたい絵本があった、最後の話でヤギの主人公の絵本を仕入れた奏の八木くんを大切に思う気持ち愛情が伝わりほっこりした。

    0
    投稿日: 2023.05.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読み進むうちに、物語にしっくりきた。登場人物にに効く本、私にもかすかに効いてくる…。 表紙がクッタラのお店とイタドリだったら、最初の物語の違和感がなかったかも。表紙に惹かれて買った分だけ、違和感が残ってしまった。

    0
    投稿日: 2023.05.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    んー、、、うなりたくなる。 本のない絵本屋さん兼カフェ。客の悩みに寄り添う絵本を後日渡す。悩みを聞く日には、心も体もほぐれるスープやスープセット、もしくはコーヒー。 とても良い設定なのに、あとひと息の引き込まれる面白さが足りないような。星3つ。 八木さんのことを誤解してました。

    2
    投稿日: 2023.05.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    連作短編集6篇。 店主がお客のために絵本を選ぶ本屋さん、どんな本を選ぶのかなぁってちょっとしたミステリー。メニューのスープがどれも美味しそうです。

    0
    投稿日: 2023.04.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    表紙カバーの美しさと、“本のない、絵本屋”って?!と興味をそそられ手にした一冊。⁡ ⁡ 冒頭は、広田奏とクッタラを共同経営の八木の語りで進んでいく。⁡ 八木はなぜかお客さんの前に現れないのだけれど、それは“なぜクッタラには本がないのか”その理由に繫がる。⁡ 「心が丸くなるスープ」でその真相が明かされるが、事実はを知って衝撃。いや、微笑撃というべきか。⁡ ⁡ 最後の章「ありがとさんのスープ」は、奏のストーリー。図書館が好きだった奏の気持ちは、少し分かる。本を読む時間に、本の中に心を置くことで現実から離れることができる。いろんなことをリセットできる。⁡ ⁡ この本にはたくさんの絵本が登場する。巻末にはそれらのリストも掲載されている。できることなら、それらの絵本が登場するシーンで、その絵本を側にこの本を読めば、より心にしみるのだろうと思う。⁡ が、それはなかなかハードル高いので、気になった絵本はいつか手にとってみたい。⁡

    1
    投稿日: 2023.04.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    スープセットとコーヒーだけの、ホッとするお店。いいですねえ。胃にも心にもやさしい。私は自分の本は自分で選びたいほうなのですが、奏さんと八木くんにならお薦めいただこうかなぁ、と少し思いました。

    4
    投稿日: 2023.04.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    『本のない、絵本屋クッタラ』に入ったお客さんは必ず一度は絵本を探すのだが…どこにも置いてない。 店主である広田奏が来客の話を聞いて、後日その悩みに寄り添ったお勧めの絵本を差し出すという。 さまざまな客に応じて差し出す絵本が、的を得ていてなるほどなぁと。 本じゃなく絵本というところも相棒の八木くんもいっしょに読めるからだと言うが、それだけではなく、知れば知るほど面白い。単純なように見えて、読む人やタイミングで何通りもの解釈ができたりするし、発見も多いと。 そうなのである。読んだ時期でも感じたことが違ったり、多くの文字がなくても絵だけで伝わってくるものがあって、たくさんのことを教えてくれる。 なので知っている絵本が出てくると嬉しくなり、こういう気持ちで選んだんだなぁと新たな発見もあって楽しめた。 この本でかなりの絵本が登場してくるので、まだ未読の絵本を読んでみたいと思う。 ちなみに「クッタラ」とはアイヌ語で植物の蓼科のイタドリのこと。 痛みを取る、から来ている。若葉は止血に、根は生薬になるという。 茎は軽くて丈夫なので杖にも使われるし、枯れた茎は風よけや雪がこいにもなる。 このお店が、誰かの杖になったり、厳しい雪や風から守る存在って意味を込めてのようだ。 終電前のちょいごはんの店主文さんが恋人⁈というちょっとした繋がりもおもしろい。

    41
    投稿日: 2023.04.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    本のない絵本屋ってどういうこと? なんて思いながら読んだら納得。 悩みを抱えた人たちに絵本を選んで くれるんですが、これがまた安易に 選んだ本ではなく、無理に押し付けるような 事をせず悩みを抱えた人にそっと寄り添った 感じの選書で選んでもらった当人たちも その選書の意味を知り癒されていく・・・ 共同経営者の八木くんの正体には驚いたが 奏がカフェのメニューにスープを選んだ 理由もやさしさに満ちていて素敵。 奏も八木くんもお互いに必要とし合っている ところもほっこりとしました。 作中に出てくる知っている絵本に あぁ~そういう解釈もできるんだ! と驚きつつ、読んだことのない絵本にも 興味が出てしまった。 奏の彼女が出てきていないのでこれは 続編あると思っています。楽しみ・・・

    0
    投稿日: 2023.04.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    のんびりと、ゆるやかに季節の流れに沿ってお話が進んでいく本書。北海道の自然の描写と、そこで採れた美味しそうな食材のスープが魅力的。八木さんが可愛い。 p.44 「絵本の判型ってすごく大切なんですよ」子供向けの本は正方形なものが多いそうだ。実際、敦子のために用意された。もう1冊の本も真四角に近い形だ。それは単純な形ほど自由であり、親しみやすいからだとも言われていると言う。「他にも子供の手のひらに収まる、小さなサイズにする良さもあるし、逆にぐっと大きくして絵の迫力をダイレクトに感じさせようとする狙いがある本もあるのです。この本のように展開をより、ダイナミックに見せるために、あえて縦長の判型を選ぶこともあるんですよ」 それは内容や絵から、その本ならではの特性を生かすやり方なのだと教えてくれた。大人向けの単行本と違って、絵本が様々な規格で作られているのには、そんな訳があるのだそうだ。「規格外だから伝えられる思いがあるのですね」敦子は、絵本の向こう側の景色を想像していた。縦長の窓と真四角の窓の外に広がる風景はどんなだろうか、気持ちの良い季節に風はゆるくそいでいるのだろうか、と思いを巡らす。 p.84 本質は、見た目や行動ではわからない。表層だけで判断し、こうだと決めつけてしまうことへの戒めだ。つむぎちゃんがとっている行動の意味も理解せずに、頑なに自分の価値観を基準にしようとする母親にも、これなら伝わるかもしれない。きっとあの親子に奏ではこの本を出すつもりなのだろう。→あおくんときいろちゃん p.90 「ジョナサンラングレーの赤頭巾ちゃん」 グリム番のように、勧められたのが、石田と狼の生死に関わるが、そこは玉ねぎ。時間が経てば消化されるだろう。もしかしたらここのスープを飲んだ後のような、すっきりとした気持ちになるかもしれない。そこに石を詰められて、ゴツゴツした。お腹ではなく、ほっこりと丸くなったお腹の中にあるのが玉ねぎだと雄狼の姿も、何やらキュートだ。これなら心まで丸くなりそうだ。グリムの「赤ずきん」が、母親の言うことを聞かずに寄り道したことを反省する教訓めいた事で占められているのに対し、ラングレー版では、反省するのは狼のほうだ。「もうおばあさんはこりごりだ」、と頭を抱える狼は、二度と人間には手を出さないだろう。見事に狼を家の外に放りだした。女性陣は、3人でお茶の準備に入る。ほっこりする展開に、ゆうはいつの間にか笑を浮かべていた。 p.94 ユージーン・トリビザスの「3匹のかわいい狼」狼は悪役ではなさそうだ。逆に意地悪の蓋が登場する。 「3匹のかわいいオオカミ」では、オオカミが家を建てる。材料を変えながらされていくが、1匹ずつではなく、いつまでも3匹が一緒になって作る。適役の意地悪な豚肉をされるにつれ、頑丈な材料にしていく件までは同じだが、最後が違う。どんなに強固な材料でも壊されてしまう、と気づいた狼は、ふんわりとした柔らかい花々で家を作る。吹き飛ばそうと豚が息を吸ったとき、吸い込んだ花のいい香りで、豚はすっかり改心するのだ。仲良くなった。3匹の狼と豚はその後、一緒に暮らすことになったそうな。締めくくりはこちらはみんなと並んでお茶を飲んでいるシーンだ。 この結末が好きかは、人それぞれです。誰かに助けてもらう行き方も、自分で立ち向かう強さを持つ行き方もある。無数にある中から、紬ちゃんなりの生き方がきっと見つかるはずです。そんな愉快なゴールに向かって歩んでください。 自分の信じる道をって言うことでしょうか? えー、それを見つけるために、様々なやり方を模索する。物語に様々な結末があるように、です。その過程もきっと楽しいはず、いえ、楽しんでください。 p.102 生まれ持った個性、それは自分だけのかけがえのないもの。他の誰も真似できないオリジナルだ。それを他人と比較して売れるのか、それとも面白がるのか、それは自分次第なのだ。 p.116 「その名もREDなんて本もあるんですよ」マイケルホールと言う人のその作品の内容店主が説明する。副題は、あおいクレヨンの話。パッケージは赤なのに、中身のクレヨンは青色。そのことで不自由を感じながらも、自分らしさを求めていく物語だと言う。 「色の本には、こうした「みんなちがって良い」と言うメッセージ性を含んだものが多いんですよ」 p.144 「3匹のクマ」では、女の子が一目散に森に逃げ去るシーンで終わるけれど、こちらでは末っ子熊がお母さん雲のもとに戻って安心して甘えるカットで占められている。 ...クリップは、生徒や他の教員に資料渡す際に使うだろう。その時、その先生が、例えば、女性教員への資料にピンクやハート型のクリップを使うとする。渡されたほうはどう思うだろうか。 ハートハラスメントと言うものがあると言う。すまほーアプリのメッセージやメールの返信に♡をつける行為により、受け取り側が感情を害することを意味するんだそうだ。 p.165 「クッタラ」と言うのは、その響きから、おそらくアイヌの言葉だろう。北海道の地名は、アイヌ語由来のものが多い。例えば、札幌は「乾いた大きな川」と言う意味だ。大きな川とは、市内を流れる豊平川のことを指している。今でこそ滾々(こんこん・訓読み=たぎる)とした水が流れているが、乾季になると、水の量が少なくなってからは砂利だらけになることから「乾いた」と言う表現が使われている。世界遺産でもある。知床は、その地名から「出っ張った大地」と言う意味を持つ。地名だけでなく、こちらでは店や施設の名前や食品にもアイヌ語が頻繁に取り入れられていることには驚かされた。暮らしていくうちに気づいた事だ。例えば、札幌市営の円山動物園では、動物の赤ちゃんが生まれると名前は公募されるが、シロクマに関しては、しばしばアイヌ語の名前がつけられる。宝物を意味する「=」美しいと言う意味の「ピリカ」など響きも愛らしい。北海道産米の「ゆめぴりか」の名前も「夢」とこのアイヌ語との造語だ。 p.188 中川恵理子の「そらいろのたね」主人公の男の子が欲張りなキツネから種をもらう。種を植えて育てていくと、小さな家が生えてくる。家はどんどん大きくなり、それにつれて住人が増えて賑やかになっていく。それを羨ましく思った狐が、家を返せ、と訴える。10人をやって、狐1人になった家は、やがて大きくなりすぎ、しまいには太陽にぶつかって壊れてしまう。 「こどものとも」の名作。96歳で亡くなられた編集者の松居直さんが、質の良いものを子供たちにも、て言うコンセプトで立ち上げた「こどものとよ」のレーベルですね。絵本に著名な画家やデザイナーを起用したのは、当時としては画期的なことだったんですよ。でも、そのおかげでこうして今の日本文化がある。「こどものとも」には、絵本の本質があるのだ、と奏さんが熱く語る。 p.190 英訳名の「ミッフィー」を「うさこちゃん」として、日本に紹介したのも、松井さんの鉱石なんだそうだ。最初からミッフィーだったら、こんなに根付かなかっただろう。誰もが呼び、安く親しみを込められる名前にしたからこそ、今でも日本中で愛されるキャラクターになったんじゃないか点と奏さんが考察する。なるほど。絵本はエア内容だけじゃなくて、大きさや形、神の暑さ、タイトルに至るまで、子供や関わる大人のことを考えて作られているのだ。こうやって一つ一つに意味があるんだな、と感心する。いつかそんな風にみんなから愛される建物を設計してみたい、ふと、そんなことを蛍は思った。 「なんでこの2冊を僕に選んでくれたんですか?」 「だって、佐久間くんの場合、答えは出ているじゃない。君は建築が大好き。それに尽きます。だから、他者への優しさを持った主人公と、みんなで仲良く暮らす家や船、そんな風景が描かれた本なら、どれでもふさわしいと思ったんですよ。この物語では、狐は悪がしこい存在ですが、それだけ機転が利くと言うことです。孤高な分、自分らしさを知っているのではないでしょうか」アイヌの人々にとって、狐は災害を予知してくれる動物だと思っ伝えられていることを思い出し、個々の店名のアイヌ語の意味を聞こうと顔を上げるが、奏さんと美咲先生と「毒草だけじゃないんですね」などと笑い合っている。 p.200 昔の依頼に沿った本を選んで、タイトルを伝えたり、寄せるのが大切だが、ごくまれに移行して注文した本に関連したものを同梱されることもあって、意外とそれは良くなったりもする。客の要望は様々だから、対応するには、多少余分があることも大事なのだ、と子本屋暦おそこそこ重ねた金では、そんなことを口にしたりもするのだ。 奏は大学時代、学校近くの書店でバイトをしていた。その店がある時から新古書を扱うコーナーを設けた新古書は、書店から出版社に返品された後に絶版になるなどして、通常の人意識をされなくなり、古書のように自由価格で取引されている古書のことだ。 定価の半額位で、新品の本が手に入ることもあるため、人気のコーナーとなった。中には、掘り出し物もあり、常連客もついた。やがて、仕入れ業者の勧めもあり、新古書だけでなく、古書も仕入れるようになった。 p.248 「この店は、誰かの知恵になったり、厳しい雪や雨から守る存在ってわけか。奏くんの選んだ本が、お客さんの痛みを取る媒介になるってことなんだね」相手の心の領域に入り込みすぎないように、絶妙な距離を図る。愛想が良くし、あえて主張はせず。それが転校生がうまくやっていくための秘訣だった。それを話すと、「だからみんな奏くんにも自然と悩みを打ち明けてくれるんじゃない?」と意外なことを指摘された。僕が見つけた絶妙な距離感は、いつもうわべだけの友情に終始してしまうことにもつながった。でも、岬先生はこんなことを言ってくれる。 「その距離感がお客さんにとっては心地良いんじゃないかな。奏くんは自然と他者に優しさを与えてあげているんだよ」どうせ何年かすればここさるんだし、いつもどこかでそう諦めていた。ただどんな時でも図書館に潜り込めば自分自身に戻れた。学校が終わっても図書館と言う場所はどこもが大きく変わらない。書棚にずらっと本が並び、それを自由に読んでいられる。大きな机もある。館内は静かでかすかに読み古された本の匂いがする。ここならば平穏を保てる。本に囲まれた空間は自分を落ち着かせた。本は唯一の分かり合える友だった。本屋なら自分も安心でき、そして来てくれる人たちに、とっても平静な心に戻れる。居場所になるだろう。それにこそには、人から人へとつながってきたぬくもりがある。それを手を出す役割を担いる事は、とても誇らしい。それがこの店を開いた理由だ。 p.251 そういえば、羊の瞳のことを「横たわる三日月」なんて言うけれど、ヤギの目も同じなんだよなぁ、と昔漫画で読んだその知識を思い出したりした。

    0
    投稿日: 2023.04.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    初めての作家さんでしたが、想像どおり軽やかな読み口。 私も実体験として触れたことのある絵本が登場して、ストーリーと絡むのが、ありそうでなかった。面白かった。 新鮮な野菜が食べたくなるのと。 あの通りでインクブルーの屋根を探してみたくなった。 八木の正体は予想通り。

    0
    投稿日: 2023.04.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    絵本ってこんなに意味が深かったのかと思う。何事も見方を変えれば心が楽になる。絵本とスープで満たされるって幸せです。

    9
    投稿日: 2023.03.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    札幌が舞台のスープを出すお店で、心も身体も温まるお話。 知らない絵本がたくさんあったので、検索して表紙を確認しながら読んだ。絵本って意外と奥が深いんだな。 奏くんと八木くんもほのぼのしていて、いいコンビだ。彼女の文さん側のお話もあるのか。そっちも読んでみようかな。

    0
    投稿日: 2023.03.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    悩みに効く絵本を選んでくれる、札幌にある絵本カフェ 相方の八木と一緒にお客様の悩みにあう絵本を奏が選び、温かいスープで癒します クッタラの中だけ、時間がゆっくり流れてるように感じました 絵本の中にいるみたいです 紬ちゃんの話が特に好きでした! 続きを希望します✨✨

    4
    投稿日: 2023.03.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    優しい。いろんな絵本が出てくるので図書館に探しに行きたくなりました。 最後に【クッタラ】の意味がわかってなるほど〜と思いました。最近興味のある養生とかにもつながってくるのかな。

    3
    投稿日: 2023.03.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    色んな絵本が出てきて面白かったです! 色んな悩みを抱えた人に、その悩み解決にぴったりの絵本を紹介する…。 この絵本がその悩みに効くんだーーと、ビックリしました! 「赤ずきん」と一言に言っても、色んな赤ずきんがあるのに驚きました! そんなに種類はないと思ってるので…… 奏さんと八木くんのコンビも最高です! 本当に八木くんの言葉を理解しているような、心で繋がってる二人でした!

    1
    投稿日: 2023.03.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    悩みに効く御本をお探しします 店内には本のない、お客様の為の本を調達するオーダーメイドの絵本屋さん、「クッタラ」。 店主の奏、共同経営者の八木が居る「クッタラ」には獣医師で大家の岬先生や、悩みを抱えたお客様がやって来る。 お客様のために選ばれた絵本たちがとてもなつかしく、図書館司書のバイト時代を思い出しました。(児童書担当でした。) 登場するスープが全て美味しそうで、美味しいスープを飲みたくなります。 「終電前のちょいごはん」の文さんとの関わりにも注目です。

    1
    投稿日: 2023.03.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ☆4 「悩みに効く御本をお探しします。」 店主である奏さんと相棒である八木さんが「悩みに寄り添う絵本」を選んでくれる「絵本屋 クッタラ」 八木さんに何だか違和感?を感じながら読み始めたのですが…なるほど!そういう事だったのか!と途中で、納得しました。 作中にたくさんの絵本が登場するので、気になった絵本は調べてみたりと楽しみながら読ませて頂きました。実際に書店や図書館などで手に取って読んでみたいと思います❁⃘*.゚

    27
    投稿日: 2023.03.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    八木さんとの共同経営のクッタラ。愛されキャラの八木さん。はじめから違和感はあったけど、○○なんて。 北海道の馴染みがなかったので色々イメージしながら読ませてもらいましたが、やはり雪の印象が強いです。 連作集なので毎回依頼主とのやり取りがあるのですが、それより八木さんとの絡みがホッコリさせられました。 ただもう少し、奏さん、岬先生、彼女さん達主要人について知りたいので続編を期待したいです。

    1
    投稿日: 2023.02.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    Amazonの紹介より 札幌にあるインクブルーの三角屋根が目印の、木造二階建て――そこが『本のない、絵本屋クッタラ』だ。看板には『おいしいスープ、置いてます。』と書いてあり、店主・広田奏と共同経営の八木が切り盛りするカフェでもある。メニューはスープセットとコーヒーのみだが、育児に悩んだり、仕事に忙殺されていたり、自分の今の立ち位置に迷った客たちが今日もふらりとやってくる。彼らの話に奏は静かに耳を傾けると、「御本が揃いましたらご連絡いたします」と告げる。そうして客はもう一度、店を訪れるのだ。奏のセレクトする絵本は時に意外で、時に温かく、時に一読しただけではわからない秘密をもっている……。そんな奏がこの店を開いた理由とは――? 季節のスープと登場する絵本に心が躍る、「今宵も喫茶ドードーのキッチンで。」の標野凪が贈る、ほっとひと息つける連作短編集。 大人になると、子供と接しない限り、絵本に触れることはないのですが、この小説を通して、改めて絵本を読んでみようと思わされました。 子供の時に感じなかった短い文章の深みや作品の魅力を体験してみるのも面白いなと思いました。 作品の中では、多くの絵本が紹介されていて、個人的には全然知らない作品が大半だったのですが、悩む大人たちにも心に響くということで、自分も色んな絵本に触れ合ってみようかなと思いました。 連作短編集ということで、話が変わるごとに客が変わり、その都度悩みを聞いて、絵本を通じて解決していきます。 その本で本当に解決⁉︎といった意外な選出なのですが、理由を知っていくうちになるほどと思うものもあって、客だけでなく、同様の悩みを抱えている人にも心を響くのではと思いました。 絵本の魅力もそうですが、店員も一風変わっていて、驚きでした。特に「八木」の存在には、まさかと思いました。「八木」の視点で、物語が展開していくのは、ちょっと新鮮味がありました。 その他にも、絵本と共に味わうスープが美味しそうでした。素朴だけれども冷えた心に染みわたっていきそうで、もしもこういった店があったら、ぜひ訪問したいなと思いました。 魅力が詰まった作品でしたが、その分絵本とスープ、どちらを主張しているのかが気になりました。食べ物を上手く引き出している標野さんですが、食べ物を美味しそうに表現されているためか、絵本とスープどちらも主張している分、全体的としては、中途半端な印象に留まったなと思ってしまいました。 絵本がメインだと思うので、スープの魅力をもう少し抑えめにシンプルに表現しても良かったのではと思いました。 でも、とても癒された所で楽しめました。

    1
    投稿日: 2023.02.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    感想 ぴったりの絵本を紹介してくれる。なぜか心が重たい時。そんな時に風を吹かせてくれる。でもスープやマスターも心に羽を生やしてくれる。

    0
    投稿日: 2023.02.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    絵本が常設していなくても、クッタラ店内そのものが絵本の世界のよう。 紹介される絵本の中には確かに幼少時に読んだことがあるものもあった。パロディ版のような作品もあるとは驚き。 クッタラのアイヌ語の意味に込められた奏のお客さんたちへの想い、八木への想いが優しい。

    1
    投稿日: 2023.02.10