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食べものがたりのすすめ
食べものがたりのすすめ
湯澤規子/農山漁村文化協会(農文協)
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総合評価

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    『「おふくろの味」幻想~誰が郷愁の味をつくったのか』『胃袋の近代―食と人びとの日常史―』『焼き芋とドーナツ 日米シスターフッド交流秘史』『7袋のポテトチップス: 食べるを語る、胃袋の戦後史』…このところ猛烈に読み続けてきた湯澤規子本の集大成。こんどは「食べものがたり」という切り口でのワークショップの実践論です。とても取っ付きやすく柔らかい語り口ですが、でも前著4作がどのように生まれたのか?も感じさせてくれます。マスターナラティブに囚われず、まさに自分の胃袋から始まる生活史から見えてこない歴史を現出させる方法、まさに湯澤規子メソッドだと思いました。彼女の研究の成果の本たちとは違う驚きのひとつ目は、とてもイラストが上手である、ということ。手書きの絵のフレンドリーさには才能を感じました。ふたつ目は、めちゃフッ軽だ、ということ。図書館展示やこどもじぶん食堂への参加も軽やかです。今、NHKラジオのカルチャーラジオという番組で「胃袋の近現代史」というシリーズでお話しされていますが、その語り口調の楽しげな感じも含め、彼女の研究は彼女の人柄によるのかな?と思いました。

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    投稿日: 2024.11.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ハウツーとして、ワークショップというものを学べる本。食べ物って身近だからこそあまり深く考えてないよね、もっといろんな手立てで考えてみようよという筆者の思い。 自分もなぜか印象に残っている食べ物ってあるよなって思った。食べ物毎日記録するのおもしろそうだなと思った。 そういう本。楽しくいただきました。

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    投稿日: 2023.11.07