
総合評価
(347件)| 60 | ||
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powered by ブクログ同じ人間に対し、見る人が違ったり 接し方が違うと全く別人格のように考えられる という実験的な作品と感じた。 構成も含め面白かったけれど なんだかどんよりする作品。
7投稿日: 2025.11.15
powered by ブクログおもしろかった。湊かなえさんがこういう作風も得意なのは知らなかった。 複数人の思いと事象がすれすれで交錯し合っていて、描き方が丁寧。 読んでいて胸が苦しくなるシーンも多かったが、読後感はすっきり晴れ晴れとしており、タイトルの「落日」のもたらすイメージ(仄暗さ、切なさ、静けさ、すこしの安心感…)にぴったりだなぁという感想。
1投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログ昔隣に住んでいたサラちゃんが殺された事件について、新人脚本家の主人公が、新進気鋭の映画監督から新作の相談を受ける。 物語は映画監督の記憶がエピソードXとして、主人公が事件について調べていく過程が第X章として交互に描かれる。 前回読んだリバースもだったが、けっこう淡々と進んでいき、最後一気に全容がまとめられる。 少しずつ事件についてわかっていくので、最後には事件の真相に気づく。 多分読者が真相に気づく頃にいい感じにまとめてくれてるんだと思う。ギリギリまで事件の調査やってるしね。 「感動の長編ミステリー」との謳い文句ほどかはさておき、最後は希望が残るストーリーだった。 しかし、イヤミスの女王が描く作品、読んでいる間は気分が悪いというか、なんか嫌な奴しかいない。 あえて嫌な部分だけ書いてるのかもだけど。
1投稿日: 2025.10.26
powered by ブクログ物語の中心人物は一体誰なんだ、と分かりづらい書き方だけど、読み終えたとき、この人たちの物語を書きたかったのかと思った。私は誰に感情移入して読んでいたのだろうか?多分、誰でもないな。
0投稿日: 2025.10.25
powered by ブクログ新人脚本家と話題の映画監督。引きこもり兄による一家殺害事件といういわばシンプルな凶悪事件が、2人の目線で掘り下げられ徐々に真実が明らかに。登場人物それぞらの憂いがふんだんに散りばめられ、切なくも納得感のある結末。
0投稿日: 2025.10.21
powered by ブクログイヤミスというジャンルに分類される著者であるが、こちらはそこまでイヤな感じはせず、ただちょっと悲しく切ない感じ。まさにタイトル通りの切ない雰囲気。
1投稿日: 2025.10.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
イヤミスではなくラストまでどこに着地するのか分からず、物語の中に入り込める作品。これも湊かなえらしい作品だと思う。 過去何度も読んでいる作品だけどその度に違う人物に共感する。見たい世界を書く駆け出しの脚本家、映画を通して真実を知りたい監督、そのふたりの出身地が夕陽の美しい街。 真尋は脚本を書き、香は映画を作ることで昇華できる。千穂と力輝斗の恋が切なかった。
2投稿日: 2025.10.12
powered by ブクログ脚本家の甲斐真尋と映画監督の長谷部香、2人が主人公のこのお話。 ある事件の映画化に向けて取材を通し、見えてくる真実。 イヤミスの女王と呼ばれる湊かなえさんのこの作品。このお話はそれほどイヤミスとは感じなかった。 ただただ、真実はなんだったのか、何があったのか、どんなふうに絡んでくるのか。それが知りたくてどんどん読めていった。 やっぱりすごい作家さんだなぁ。ものすごい勢いで引き込まれていった。 色々考えさせられるお話ではあるが、最後にはホッとするような展開になり、安堵した。 読んでよかったお話。
42投稿日: 2025.09.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
終盤になり、真実が明らかになることで心臓を掴まれるような、悲しい事実もあれば、主人公にとって少しの救いもあった結末だったと思う。 こんなにも、つらいシチュエーションを思いつく、湊かなえさんに毎度、圧倒される。
0投稿日: 2025.09.23
powered by ブクログ話の展開が忙しなくて苦手だった。 私は著者の作品だと母性や夜行観覧車みたいなゆったりしたものが好きなのですが、少女のようなスピード感が好きな方は落日も好みかなと思う。
0投稿日: 2025.09.11
powered by ブクログ他の本では大オチになってもいいような大きな伏線回収がいくつもあり、どんどん惹きつけられながら読み進めた。幼少期の頃に起こった事件の真相を、大人になった主人公たちが追うというストーリー展開で、物語後半に進むにつれ、それぞれの過去が予想できない形で繋がっていくのが圧巻だった。
0投稿日: 2025.09.01
powered by ブクログなんか、惜しかったな… 序盤の掴みは良く、これは期待できると感じたのに途中で失速し、オチも悪くないのに展開の仕方が悪かったのか全体的にイマイチな印象で終わった。
0投稿日: 2025.08.30
powered by ブクログ落日★3.5 15年前にとある田舎町で起きた長男による一家殺害事件の真相を巡るミステリー。 湊かなえらしい暗く悲しい雰囲気を感じながらだんだんと真相が明かされていく感じが気持ちよかった。
4投稿日: 2025.08.26
powered by ブクログ甲斐千尋、長谷川香、笹塚町一家殺人事件のナゾの全てが説き明かされる時、感動を覚えた。 タイトルの意味が分からず読み進めていた。解説を読んで落日に込められた意味が分かり、この作品をもっと鮮明に感じられた。
25投稿日: 2025.08.25
powered by ブクログ最初から最後まで重苦しいストーリー。 真尋が終始お姉ちゃんに語りかけていたので、シスコン?と思っていたら全く別の落着。 巻末の瀧井さんの解説で、湊さんが映画と裁判のワードでこの作品の複雑な人間関係を描き切ったと書かれていて驚いた。想像力がバケモノ(褒め言葉)。
1投稿日: 2025.08.18
powered by ブクログ!大事! 実際に自分の目で見ること 自分の頭で考えた意見を持つこと 自分のものの見方を疑うこと 事実・真実を知る覚悟
0投稿日: 2025.08.15
powered by ブクログ一家殺害事件の真相を追うほどに、過去の事件に対し裁く事は何なのかを考えるほど、少し胸が痛くなった。 そして、引きこもり兄さんが可哀想に感じた。 衝撃だったのは、最後の解説で記されていた。 湊かなえさんは新作を作る際に、編集者から投げかけられる一言を鍵に作っていくのだという。 今で言うとCHATGPT並みのスキルでしょうか。いや、それ以上の才能ですよよね。
7投稿日: 2025.08.03
powered by ブクログ今回の作品は読後感にイヤミスさはなく、過去に起きた殺人事件を通して家族の真実が少しずつ色んな人の視点から語られ解き明かされていくような内容だった。 湊かなえさんの物語はハマると長編作でもどんどん読めてしまうから流石だなと思う。
3投稿日: 2025.07.27
powered by ブクログ実はドラマをNetflixで観たので、原作も読みたくなった。(あらすじに映画キャスティング) 15年前に起きた「笹塚町一家殺害事件」を題材に、新人脚本家(吉岡里帆)と映画監督(北川景子)が事件の真相に迫っていく物語。 ドラマを先に観ているから全て知った上で小説を読むという形になるが、ドラマはダイジェストだったというくらい、小説の描写は人物の感情などが細部まで掘り下げている感じがした。(こんなシーン無かったなあと思うこともかなりあった) 北川景子の演じた映画監督の香が、何故昔の事件を掘り起こし映画にしようと思ったのか、吉岡里帆演じる脚本家の真尋の姉の死を何故隠したのか…この話を書くにあたり、湊かなえがどれだけの構想をめぐらし、準備をして小説を書いたのかと思うと、やはり有名作家という職業はすごいなあと、ただただ感動するなあ。
3投稿日: 2025.07.24
powered by ブクログ主人公に対する印象が変わった。 中盤、この流れでどうやって感動作になるんだと訝しんだが、救いのあるラストだった。納得。 イヤミスを期待していた分は少し残念!笑
0投稿日: 2025.07.08
powered by ブクログ意識外から物語は繋がっていき、読み終えたらそれ以外では物足りないとうな結末を迎える。 著者の作品は、複雑に絡み合い紐解かれていく、伏線回収のような、凄まじい想像力と技術を感じる。いうほど安っぽく聞こえ、そんなはずがない、まさかがまさかになっていく。 本書では「救い」を幾つも感じた。 それぞれが暗闇を抱え生き続け、それは私たちにも言える当然であり、深さに違いがあれど、辛さは共通で持っている。 天才に囲まれる中で、努力が何も生まなかったり、天才ゆえに期待によって自由を奪われてしまったり、苦しんでいない人間などいない。 太陽のように落ちては上りを繰り返し、落日のように落ちている間だって、誰かから見れば綺麗だったりするのだろうか。 日はまた落ちてはまた上る。
0投稿日: 2025.07.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
湊かなえさんの作品は以前から好きで、『告白』や『リバース』など、人間の心の奥底にある暗さや痛みに真正面から向き合う描写が印象的でした。 『落日』というタイトルに惹かれ、「今回はどんな罪と向き合う物語なんだろう」と思って読み始めました。 この作品は、過去に起きた“ある一家殺害事件”を、映画の脚本家と監督が取材する中で、徐々に真実が明かされていく構成になっています。 最初は「事件の真相」がメインかと思っていたのですが、読み進めるうちに、それぞれの登場人物が抱える過去や苦しみ、そして“他人を理解することの難しさ”に深く切り込んでいく物語であることに気づきました。 特に印象的だったのは、「誰かを裁く」という視点が、時として自分自身をも傷つけることがある、ということ。登場人物たちはそれぞれの立場で「真実」と向き合いながら、自分の弱さや罪にどう向き合うか葛藤します。その姿に胸が締めつけられました。 湊かなえさん特有の、淡々とした文章の中に宿る重みと静かな怒りが、ページをめくるごとにじわじわと心にのしかかってきて、読み終えた後もずっと余韻が残りました。 『落日』というタイトルの通り、誰かの人生が沈んでいく一方で、もう一度光を見ようとする強さも描かれていて、暗さだけでは終わらない、静かな希望も感じられる一冊でした。
1投稿日: 2025.07.03
powered by ブクログ解決済みの一家殺人事件についてのドキュメンタリーを撮りたいという冒頭から、どうやって物語を膨らませるのだろうかと思っていた。語り手の不思議な行動や、ちょっとした違和感から少しずつ新しい側面が見え、湊かなえだからどんどん重たい展開かと思っていたが、登場人物たちが救われる展開になって良かった。
1投稿日: 2025.06.23
powered by ブクログ幼い頃、冬のベランダに追い出されていたお隣り同士、仕切りの下の僅かな隙間から見える指で励ましあって、生きる希望を繋いでいた。新進気鋭の映画監督になった彼女は隣の一家で起きた引きこもり青年による一家惨殺事件の真相を探ろうと、同じ土地出身の脚本家の女性に仕事を依頼する。 やがて真実は二人に辛い過去と向き合わせることになるが・・ 幾重にも重なる悪意や暴力、勇気を持って立ち向かうも傷つく。 それでも助け合った記憶にある温かな人間性、そして家族の愛に涙する。
1投稿日: 2025.06.21
powered by ブクログくら〜い話で淡々と読み進め、 途中で挫折しかけ笑ながらも読了。 …程度の感想だった。 そう、その程度の感想だった。 読み方が雑やったんかな? たまたまAmazon primeで動画があると知り 視聴したら、すごーく良かった! 本を読んでからの動画鑑賞がオススメ。
1投稿日: 2025.06.11
powered by ブクログストーリーがどこかギクシャクしているように見え、自分にはスルッと入ってこなかった。 最後のエピソード7を読んで、あぁそう言うことかと。 イヤミスの女王のイヤミスではない話。
9投稿日: 2025.06.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ほとんどの登場人物が病んでいる。 重い話を読みたくて手に取ったので、期待通りでした。 人物の表情や夕焼けなど情景が目に浮かぶよう。 一気に読みました。
0投稿日: 2025.06.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2人の冷静に観察しあって、スッとひいて必要以上に踏み込まないスタンスも、過去の出来事から身につけた生きる術だったんだね。 真実を知りたい、知らないほうがいいっていう 相反した向き合い方も、お互いを知っていき尊重しあうことで、違う視点が発見できて。 1人の力じゃ描けなかったであろう作品ができるのはこっちまでわくわくした。 最後もそこが繋がるのね〜いい〜! 起きた出来事は無念ではあるけど、誰かがまた作品によって救われるといいなって、思いながら作品つくるぞって終わるのもね、すてきってなった。
0投稿日: 2025.06.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
15年前に起きた笹塚町一家殺害事件、を中心に本当は何があったのか?を探していくミステリー。 香が父親の最期を知った時少し救われた気持ちになった。父は自殺ではなくて、映画を観て、仲間と笑顔で別れた後に事故で海に落ちたということ。 真尋の姉、千穂も事故で亡くなり、ピアノを辞めさせてもらえなかったからの自殺?と思われていたが、姉には心から思う人がいて、逆上がりができるようになっていたこと。 真実は時に残酷で悲しみを連れてやってくるけど、真実を知ることでしか本当に救われないのだなと感じた。本当はどうなんだろうか?と考えることすら拒みたくなることもあるけど、私たちは知ること、知ろうとすることをやめてはいけない。 知ることは救いになる。そう香は言った。最後、香自身がそれを強く感じられたんじゃないかなあ。
1投稿日: 2025.06.03
powered by ブクログ一家惨殺事件が起こった笹塚町。この地で、一時期育った新進気鋭の映画監督と、この地を故郷とする無名の新人脚本家の2人が主人公。脚本家からの視点で綴られた各章、各章の間に挿入された映画監督のエピソードで構成される。
0投稿日: 2025.06.01
powered by ブクログそうやって繋がるのか!と面白かったけど、Audibleで聞いて、この人どういう状況の人だっけ?と混乱する時があった笑
0投稿日: 2025.05.29
powered by ブクログ真実はわからない。 本心はわからない。 でも こうだったらいいな。こうだったら救われるな。と思った 自己満だとしても。 湊かなえ作品には珍しい終わり方で イヤミスが苦手だった私には 好きなお話。 そしてくだらない嘘を 空気を吸う様に吐く、昔の同級生や、知り合いを思い出した。必ず己の人生に1.2度現れる 虚言癖のような大袈裟な嘘から 些細な嘘を毎日繰り返す人たち。 どうして そうなってしまうのか彼らと 腹を割って話してみたくなった。
1投稿日: 2025.05.21
powered by ブクログ子供が虐待されるシーンから始まるので少し不安だったけど、最終的には最後まで楽しんで読めた作品。本当に起こった事件をベースにしたフィクションってこうやって作られるんだな〜と思った。 あと湊かなえは、教育熱心な母親の登場率が異常に高い気がする。毎回出てる気がする。
0投稿日: 2025.05.14
powered by ブクログイヤミスを凌駕する感動を得た作品。 2人の主人公が織りなす感情の変化と葛藤が、映画のように描写できる。 後半になるほど、夕陽の重要性が強くなっていく。
0投稿日: 2025.05.05
powered by ブクログイヤミス女王、湊かなえさん、久々です。 でもイヤミスではない気がする。 人の心理描写がハンパない。良いところも悪いところも(笑)。でも好き。ついつい引き込まれて読み進める。途中なんとなくオチが読めてしまうが、あ、そこに繋がるの~ってところもあり、最後まで丁寧に読めた。 以前湊かなえさんをテレビで拝見したときは、明るい元気なおばさまだったのでギャップにビックリした記憶がある。 他の作品も、気持ちが元気なときに(笑)読みたいなぁ。
15投稿日: 2025.05.03
powered by ブクログ笹塚町一家殺人事件を中心に 脚本家の甲斐真尋のパートと 新人映画監督の長谷部香のパートが 交互に綴られていく物語。 アマプラで吉岡里帆と北川景子が演じているのを観て読んでみました。 イヤミスというより、最後は悲しい結末の物語でした。
34投稿日: 2025.04.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
初めて湊かなえさんの小説を読みます。 落日 大丈夫かな?と少しの心配はありましたが 気持ちをフラットにして読み進めていきました。 思い出すのは、あの子の白い手。 忘れられないのは、その指先の温度、 感触、交わした心、、、、、、。 映画監督の長谷部香さんは幼い頃に勉強の採点が悪いとお母さんにアパートのベランダに しばらくの間出されて 鍵をかけられてしまう日々を送ります。 暑くても、寒くても、、、、。 お母さんを悲しませる自分が悪いと幼いながら 寂しい思いをしていた時に、ベランダの隣の板の隙間から手がのぞいていたのに驚きます。 自分と同じように外に出された子の手だろうと思い 仲間がいる嬉しさを感じました。 板を叩いてお互いにコミニケーションをとったりしながらこのベランダでの時間が大切なものに なっていきました。 真尋さんは仕事は脚本家で甲斐千尋として仕事をしています。 恋愛ドラマの女王、大畠先生のもとで働いています。 真尋さんは嬉しい事など何かある度に世界的に活躍しているお姉さんの千穂さんにメールで報告する事が 習慣になっています。 映画監督の長谷部香さんが甲斐千尋さんに連絡して 笹塚町一家殺害事件を次の作品に取り上げたいと 思っていると伝えられます。 そして地元の笹塚町の人として、あの事件をどんな 風に捉えているか教えてほしいと言われます。 でも真尋さんはよく知らないと答えました。 笹塚町一家殺害事件とは立石家の長男力輝斗が 妹紗良さんを滅多刺しにして火をつけて一階にいた両親も殺害したという事件です。 いろいろあって長谷部香さんの 映画の脚本を大畠先生と 競って書き合う事になった真尋さん。 取材していく中で絡み合っていたものが解けて あらゆる角度の物が繋がっていきます。 この物語の中で 実際に起きた事柄が事実、 そこに感情が加わったものが真実だと 私は認識している。とあります。 まさにこの沢山の真実が、 人や事実の印象を 複雑にして 難解なパズルのようにしてしまいます。 知れて、よかった。 知ることができて と言った人、、、、。 真尋さんがわたし自身、 甲斐真尋の物語を書いていこうと思えた事。 長谷部香さんが この世に自分が存在していることに、 誇りを持つことができそうだ。 映画を撮ろう。撮り続けよう、、。 と決意した事の強さに 心を打たれて、 真実を見極める大切さを考える読後感でした。
374投稿日: 2025.04.19
powered by ブクログなんて、悲しい物語。 物語の登場人物は真相を知って少しずつ前に進めるけど、読み手の私は真相を知ってとても悲しい気持ちになった。
1投稿日: 2025.04.16
powered by ブクログ読むのが非常に疲れた、序盤から8割型、同じストーリーをずっと追っている感覚、明らかになる情報も小出しすぎて、の割には視点もころころ変わり、 終盤にダダっと真相が分かっても、もはやはいってこなかった。 最後の真尋の脚本は少しグッときた。
1投稿日: 2025.04.13
powered by ブクログ湊かなえさんにしては希望のある内容だった。(怖いイメージだった) 久しぶりに読んだけれど、心理描写すごいなぁ。唸るような感じ。丁寧な描写なんだなぁ。 WOWOWで北川景子さんと吉岡里帆さんでドラマ化されていて、1話目を見て、原作読んでみようと思い立った。なのでおふたりのイメージで読み進めた。あらためて作家もすごいけど俳優さんもすごいなぁと月並みながら圧倒された。 湊かなえさん人気なのもわかるなぁ、これだけ人の内面をつまびらかにされてしまうと、続きを読まないではいられない。
4投稿日: 2025.04.13
powered by ブクログある殺人事件を中心に 脚本家千尋視点の現在パートと 映画監督香視点の過去パートが 交互に繰り返される構成。 湊かなえだけど、イヤミスではないです笑 結構面白かった。
1投稿日: 2025.04.06
powered by ブクログめちゃくちゃ綺麗にオチついたなって。 しかも、湊かなえ作品なのに胸糞!って感じじゃない。 ごめんそんなことはないわ。胸糞は胸糞。 胸糞読み過ぎて感覚おかしくなってるけど、ちょっと救いがある。
1投稿日: 2025.04.01
powered by ブクログ意外と事件に関してはアッサリしてたけど、そういえば湊かなえってミステリーに重点を置いていなかったなって思い出した笑 過去エピソードと現代エピソードの繋がりが面白かったのと、親に翻弄された香りと千穂の学生時代が読んでいてしんどかったし、面白かった。ただそこまでのイヤミスは無く、2人が過去の辛い記憶と遠回しではあるけど向き合って、多少なりとも乗り越える話だった気がする。
1投稿日: 2025.03.31
powered by ブクログ劇的なイヤミス!ではないけれど、ぶわっ!となった。ぞわっともちがう。 なんとなく読みながら考えているはずで、わかっているはずなのに、ぶわっ…っとなるのですごい。
1投稿日: 2025.03.22
powered by ブクログ北川景子さんと吉岡里帆さんで映像化っていうニュースをきっかけに読みたい本リストに入れてたのを、満を持してようやく読了。 脚本家の真尋視点と映画監督の香視点を交互に描かれて話が進んでいく。 最初から「さすがイヤミスの女王・湊かなえだな〜」と思えるエピソードだったけど、読後感がこんなにすっきり澄みわたる気分になるとは思わなかった…びっくりした…笑 「落日」というタイトルの意味が最後の最後にひっくり返る。 “事実”と“真実”のとらえ方も面白いなと思いました。業界人故の考え方とも思うけど。
1投稿日: 2025.03.22
powered by ブクログイヤミスの女王の書く、感涙の物語(泣きませんでしたけど)。最後の結末も想像を多分に取り入れているのでしょうが、読み手としてはすっきりする内容でした。既に起こったことの真実を探る物語。そこにいろいろな繋がりや、事実が隠されており、最後まで面白く読めました。
2投稿日: 2025.03.20
powered by ブクログまとまりのない文章で、とにかく説明が長く読んでいて疲れた。映画監督と脚本家2人の女性がメインの話だが、2人とも何となく似てるので章が変わる事に今度はどちらの話をしてるのか瞬時に分かり難い。 始終それぞれの過去の出来事を説明しているだけの感じで、実写化の原案としては良いかもしれないが小説の出来としてはどうなのか疑問。内容も途中でその後の展開が予想出来てしまった。
1投稿日: 2025.03.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一見繋がりのないエピソードが繋がった時、とても驚いた。2人にとっては救いのあるエンドで良かったように思えるが、読んでいる時に胸が苦しくなるような描写があってスッキリはしなかった。 人から聞いたことを鵜呑みにするのは良くないし、いろんな視点から考えることが大事だと思った。
1投稿日: 2025.03.11
powered by ブクログ原作に先立ち、ドラマを鑑賞。長谷部香を北川景子さん、甲斐真尋を吉岡里帆さんが演じており、改めて原作を読んで彼女らの原作への深い理解と演技の素晴らしさを感じる。 本作は絶対的悪意に歪められた人々の人生の錯綜、記憶というあやふやな極私的なものがもたらす事実と真実、それでも根底に流れる誰かと繋がりたいという人間の想い。「イヤミスの女王」である湊かなえ氏であるが、本作のラストは希望を感じさせる。読後感よし。 それにしても編集者から投げ掛けられた「裁判」というテーマだけでこれほどの作品を生み出すとは、いやはや凄い才能。
3投稿日: 2025.03.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
脚本家と映画監督の2人の主人公が作品の為に1つの事件を追う。 彼女たちの過去がその事件と交差し、謎が解けていく。 真尋の姉との物語、香の過去はさすが湊かなえさんだと思いました。 本書の犯人の犯行理由は読み手からすると一番良かった気がします。猟奇的な動機のように描かれていましたが、想う人の仇を打った。どうしようもない妹を消した。そして全てを認め罪と向き合うと決めた彼は相手が身内だったから救いがある。報道されていた犯人像とは違って彼なりの正義があった。 人を殺してはいけないのは当たり前だが、想う人を殺された人の気持ちは僕には分からない。ただ、彼は決めたのだろう。
2投稿日: 2025.03.09
powered by ブクログ2人の主人公の視点で物語が進んでいくのだが、2人の人生を振り返っていく感じが凄く面白くて単なるミステリーとは違って良かった。 先が気になって仕方なくどんどん読み進めることが出来ました。なんだかせつない終盤だったが、点と点が繋がっていく感じがとってもスッキリして読み応えがありました。
0投稿日: 2025.03.08
powered by ブクログ映画監督の長谷部香と新人脚本家の甲斐千尋視点のエピソードが交互に出てきて、物語は進んでいく。 その中で15年前に兄に殺された“立石沙良”という人物像が少しつずつ見えてくる。 点と点が少しずつ繋がっていき、物語が加速していく感じが良かった。 結末も、湊かなえ作品の中では珍しい希望の見える終わり方だった。
16投稿日: 2025.03.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
1日で読み終えた。語り部が章ごとに変わる湊かなえさんの小説が好き。 田舎の町で起きた一家殺害事件。容疑者はこの家の引きこもりの息子。裁判の結果死刑判決となる。 昔同じ町に住んでいた映画監督たちがこの事件の真相を映画にしようとし、真相を見付けながら自分自身の本当がわかっていく。 点と点がつながっていく様は探偵者のミステリーを読んでいるようなハラハラがあった。 改めて湊かなえだいすきー!となった作品
1投稿日: 2025.02.28
powered by ブクログ最初は『一家殺人事件』のミステリーだと思っていたけど、単なるミステリーではなかった。 主人公の脚本家と監督が作品を作ることになり、それぞれが自分の暗い過去と向き合いながら点と点が繋がり線になり一つの物語になっていくという話。向き合う過程で混乱や葛藤しながらも深いところにせまっていて感動的だった。 ラストは希望が持てる形で終わるので、きっと最終的には2人とも救われたんだと思う。
2投稿日: 2025.02.27
powered by ブクログオーディオブックで読んだ 心情描写がリアルで入り込んでしまうばかりに先に進みたくないときがあった、それぐらい引き込まれた 最後まで読むことで点と点が線で繋がり感動した
1投稿日: 2025.02.24
powered by ブクログ終盤までどうなっていくのか予想つかず読み進めて、読後、希望のみえる終わりだった。 映画化キャストも良さそうだったから、みてみたい。
4投稿日: 2025.02.18
powered by ブクログ湊かなえさんの本は文章が馴染みやすい印象だったけど、なぜかこの本は読むのに疲れて 何回か状況が理解できずに巻き戻ししてしまった。 中身は最後に綺麗に整理されたのは良かった。 読んだ後頭が痛くなった作品。
2投稿日: 2025.02.16
powered by ブクログイヤミスがあまり得意じゃないため避けていた湊かなえ作品だったが、”感動”と書いてあったので、挑戦。結果、やはり売れている作家さんの話は面白く、一気に読み終わった。細かな描写はないけれど、虐待の話やいじめの部分は読んでいて辛かった。お姉ちゃんの話は泣けた。 色々なところが繋がって、最後綺麗にまとまった気がするが、よく考えたら監督はただただ色々巻き込まれて可哀想だった(お母さんの虐待もお父さんがしっかり止めるべきだし、ほっておいて1人映画とか喫茶店行ってる意味も分からんしまずちゃんと子育てしろよ、母親の相手を子どもに押し付けるなよ。いじめのやつもちゃんといじめと向き合って行動したのに恩を仇で返されたというか…)。でもその経験がないと監督にはなってなくて、もちろん映画は作られないので、才能は開花しないのか…複雑な気持ちになった。
1投稿日: 2025.02.08
powered by ブクログ湊かなえ先生はなぜこんなに辛いシチュエーションを思いつくのか… 自分の娘だったら、、などと想像しながら読み辛くなりました。でも同時に救われてほしいと願ってしまいました。
0投稿日: 2025.01.30
powered by ブクログいやー面白かった。二人の主人公が交錯して話が進んでいくが、読み始めた時は物語の輪郭が見えず、湊かなえ特有のドロドロした展開になるかと思ったが、最後に全ての伏線が回収され、こういうことか!と鳥肌がたった。また前向きなラストも好感が持てる。
0投稿日: 2025.01.29
powered by ブクログ全部回収されていくのはいいんだけど、面白かったかと言われると期待してたほどではなかった。もっとエグるタイプを期待してた。
1投稿日: 2025.01.19
powered by ブクログ悲しい偶然というか、勘違いというか、、、 読んだ後は言葉にできない感じです。 なんか悲しいのに、落日という綺麗な景色も相まって、もう一度読んでみたいなと思っています。
1投稿日: 2025.01.19
powered by ブクログエピソード1~7は長谷部香監督の語り、1~6章が笹塚町出身の新人脚本家・甲斐千尋の語りになっていて、交互に話が進むので、分散しがちな話が、読みやすい構成になっていた。 香の中学時代のエピソードや千尋の家族の話、事件の真相を探る過程が読み応えがあった。 現実なら早い段階で真相はわかるかなと思ったけど、最後の最後に真相を知ると、意外なところに接点があってびっくりした。
22投稿日: 2025.01.01
powered by ブクログ悪意を描かせたらこの作家に並ぶ者はいないと思えるほど。 一人の人物のために人々は人生の歯車を狂わせていく。 傷ついた家族を生き延びた二人の語り手、いったい何があったのか…ページをめくる手が止まらない。 読んでいるあいだ、悪意に打ちのめされるが、最後には温かい気持ちがこみ上げる。 この小説に気持ちを揺さぶり続けられた。
0投稿日: 2024.12.31
powered by ブクログ久しぶりの湊かなえさんの作品。 救いのあるラストが良かった。 心地の良い違和感を楽しむことができた。
16投稿日: 2024.12.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
犯人は沈黙を貫いているので、真相は異なるかもしれない。が、救いがあるラスト。バター餅の描写がとても美味そうで食べたくなった。
2投稿日: 2024.12.19
powered by ブクログなんとなくイヤミス読みたくなって、図書館で湊かなえさんゾーンへ。なんでこれにしたのかは忘れちゃったけど、結構好きな作品でした。 始まりは期待の新人映画監督「長谷部香」の子どもの頃の記憶から始まる…その記憶は辛いことが多かった香の心の支えであった…しかし、その支えとなってくれた人はもうこの世にいない… そして時は現在。鳴かず飛ばずの脚本家「甲斐真尋」は香から会いたいと言われる。なぜ無名な自分が…… 所々にちりばめられた伏線を、なんとなくこうじゃないかってわかってしまうんだけど、わかってるのに回収の流れが綺麗すぎて感動した。 イヤミス感はほとんどなくて映画みてるような感覚。 真実と事実のちがい…大事な人との別れとその後…考えさせられるともたくさんで、読みごたえのある本でした。
12投稿日: 2024.12.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
第5回ミヤボン2019 受賞 湊かなえ作品の中ではわかりにくい方に入る。 何回か読んでやっと意味がわかった箇所があったり、はっきり説明されてない箇所があったり。 真相は最後の残り僅かなページで明かされたけど、力輝斗に確認したわけではなく真尋が創作した脚本として語られるのであまりスッキリしなかった。 事件の真相よりも、真尋と長谷部監督が過去と向き合うところに重きを置いているらしい。 それにしても、力輝斗が手紙を受け取った反応や、会って話す場面がないことが残念だった。
28投稿日: 2024.12.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
Audible にて。 一家殺人放火事件の真実を、その町に暮らした脚本家と映像監督が探っていく話。その中で、お姉さんの死と向き合ったり、お姉さんが深く事件に関わっていたり、主人公の克服、ミステリーの要素もあり楽しめた。 ただ、リキトについてはあまり掘り下げて語られることがなく、このまま死刑?ではあまりに辛い…にしても、15回も滅多刺しにするほどの強い殺意ってどれほどか。そこが精神鑑定にも関わるのか。リキトのことを、もう少し知りたかった。
1投稿日: 2024.12.13
powered by ブクログ事件の真実を知りたくてのめり込んだ。さらとりきとへのそれぞれの印象がどんどん反転していくところが面白かった。 りきとがなんでそんなにひどい虐待を受けていたのか疑問。苦しくてどんどん感情移入してしまう。りきととお姉ちゃんの関係を知った時、少し救われた気がした。りきとの心を温めてくれた人がいたことが救い。 読み応えはばっちり。ただ誰目線の話なのか毎回掴むまでに時間がかかった。 Audible
0投稿日: 2024.12.11
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虚言癖がもたらした悲劇。皆が闇を抱えている。 それにしても本当に情景が容易く目に浮かぶ文章でした。続きが気になり一気に最後までという感じでした。
2投稿日: 2024.12.09
powered by ブクログこんなに複雑な人生模様を描きながら 最終章でそのすべてをまとめ上げる構築力… 湊さんの作品の中では割と 結末が予想しやすいものだったと思うが、 それでも最後まで目が離せなかった。 母と娘の関係を捉えるのが本当に上手。 そしてその関係に苦しむ登場人物を救うのは 海、夕日といった 瀬戸内の自然の豊かさであることが 湊かなえさんの作品全体に多いように感じる。 そう思う度に因島に行きたい衝動に駆られる。 イヤミスとは違い、全貌が明らかになったことで 救いを得られるタイプの物語。 切なくなりながらも安堵が生まれた。
1投稿日: 2024.12.06
powered by ブクログ湊かなえさんの作品はイヤミス、読み終わった時の嫌な感じがあるようなイメージがあり、他の作品にはそのような感想を抱くものが多い。本作品も途中の展開には苦しさがあるが、その中で主人公たちが苦しさと向き合い、自分たちなりに一歩踏み出す「真実」を見つけるために奔走する。一度沈む太陽がまた昇るように。「落日」というタイトルもそのような意味合いが込められているのだと強く感じた。 話の中での登場人物の描写には気持ち悪さを感じる場面もある、話の展開が進むにつれて登場人物の見えない繋がりが明らかになると同時に、見えない方がよかったかもしれないことも明るみになる。 乗り越えるためには前に進むには、全てを一度受け止める必要がある。そうすることで一つ人として強く生きて、自分らしく生きていけるのかもしれない。
9投稿日: 2024.12.04
powered by ブクログ**落日** **著者:湊かなえ** **ナレーター:北川景子** **制作:Audible Studios** ### あらすじ わたしがまだ時折、自殺願望に取り付かれていた頃、サラちゃんは殺された──新人脚本家の甲斐千尋は、新進気鋭の映画監督長谷部香から、新作の相談を受けた。十五年前、引きこもりの男性が高校生の妹を自宅で刺殺後、放火して両親も死に至らしめた『笹塚町一家殺害事件』。笹塚町は千尋の生まれ故郷でもあった。香はこの事件を何故撮りたいのか。千尋はどう向き合うのか。そこには隠された驚愕の「真実」があった……令和最高の衝撃&感動の長篇ミステリー。 ### 感想 久しぶりに湊かなえさんの作品を手に取りました。今回はAudible版で、北川景子さんがナレーターを務めている点が特に印象的でした。声優ではなく俳優を起用することがあるのがAudibleの特色でもあり、北川さんの演技力が音声作品でも存分に発揮されていました。怒りや悲しみを表現する声色には迫力があり、まるで実際に叱られているような感覚に陥る場面も。特に怒りを露わにする場面や感情の揺れ動きが素晴らしく、物語に深く引き込まれました。 物語そのものも見応えがあり、最後にすべての伏線がつながった瞬間は、腑に落ちる心地よさとともに、少しの救いが感じられるものでした。湊かなえ作品らしいミステリー要素を存分に楽しみながらも、読後はイヤミス特有の重さではなく、少し晴れやかな余韻を味わうことができました。事件を題材にしながらも結末に希望を残した描き方が秀逸で、また彼女の他の作品を読みたくなる一冊です。 北川景子さんが出演するドラマ版もあるとのことなので、視聴して物語を再び味わいたいと思います。
17投稿日: 2024.11.28
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2人分の過去を追いながら、徐々にイメージを反転させるのが上手い! 監督のお父さんの話がめっちゃいいです。胸が詰まりました。 けどいつものイヤミスなのになんかのれない。 甲斐と監督の2人ぶんの過去を追ってく話がもったいぶってる流れのせいでかったるくなってくる。 甲斐のお姉ちゃん絡みとかだいたい察しがつくのにずっとするし、調べるのも段取り悪いから仕事出来なそうとか色々悪く受け取っちゃう。 甲斐の言動もちょっと嫌かな、思ったことをくちにしちゃうタイプやん。 話の真相は好みなのに〜、話のちょいだしが多くて中だるみしちゃう。昔住んでた所へ最初に行かない展開の都合にがっくり。
39投稿日: 2024.11.27
powered by ブクログ結局のところはサラちゃんの虚偽癖がうんだ悲劇 常にどんより!これこそ、かなえワールド ラストはそっち行くかぁ、、、もっとどん底いくか思ってた
20投稿日: 2024.11.26
powered by ブクログ主人公が脚本家と映画監督の2人存在する。 個人的に描写がくどいと感じる場面があり、ダラダラと間隔をあけて読んでしまった。他の作品を読んでみたい。
1投稿日: 2024.11.24
powered by ブクログ漫画「ミステリと言う勿れ」という作品で、「子供の心はセメントだから落としたもののカタチがそのまま残る」といったようなセリフがあったけど、ホントそうだと思う。この作品を読んでそれを思い出した。 子供の時になにげなく大人から言われた一言をいまだに覚えてたりするし、それを思い出しては少し凹んだりもする。。だから子供と接するときは少し緊張する。。 でもこの話はそんなことが普通にある人たちの話でもある。登場人物同士の繋がりが後半で分かった時はスッキリというより、ゾッとした! 今回もホントにあった話なのでは?と疑うほどのクオリティでとても楽しめました!
10投稿日: 2024.11.20
powered by ブクログオーディブルで聴きました。 一見バラバラに見えるストーリーが繋がっていく展開は、さすが。お見事。 最後に沙良が兄に語った言葉は、真尋のフィクションでしょ?沙良が白状するわけはないと思うので。故意だったのかアクシデントだったのかは永遠に謎でしょ?…というところで、腑に落ちない。。と思ってしまったけど、故意だった、または故意だと言ったから、その後の流れになったわけだから、まあそれはそれでいいのか、と書いていて納得しました。 それにしても湊かなえ氏の作品には必ず強力な毒母が出てきますね。毒親に恨みでもあるんだろうか。。あるんだろうな。
2投稿日: 2024.11.18
powered by ブクログ登場人物たちの話が途中から絡み合ってきて、点と点が繋がった時にそういうことだったのか!と納得した。 読み進めるうちに重たい話だな…と思ってしまったが、最後は希望の光が見えて良かった。 知ろうとしなければ賛成も反対も判断できない。
1投稿日: 2024.11.15
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読んだのにまた図書館で借りてしまった つまりあんまり覚えてなかった 結局思い出して途中でやめた 長く感じたけどラストは悪くなかった
1投稿日: 2024.11.14
powered by ブクログ久しぶりの湊作品でしたが、面白かったです。様々な人物の幼少期の出来事が交わり合っていくところにおぉ!と感心し、読後感も良かったです。戸障壁を挟んで交流した子は誰なのか。映像作品にしても楽しめる作品だと思う。
0投稿日: 2024.11.10
powered by ブクログ湊かなえさんの作品は、いくつ読んでも「まさかそこがそう繋がるとは!」と毎回驚かされますね。今回もでした。本作は湊かなえさんの他の作品と比べると、すっきりと、なんだか明るい前向きな終わり方だったように感じます。 以下ネタバレ含むかもです ・真実と事実...なるほど...と思いました。医師の事情の話を聞くところは、世間から様々な意見が上がることがこの世にはたくさんあるけれど、その当事者達の目線はこのようになっているのか...納得すぎる...現実として仕方がないことだよなあ...そして部外者はこの具体的な事情を知らないんだよなあ...と学び、何事も当事者のみぞ知る事情があり得る、ということに気づかされました ・人が亡くなった後に何をしようとその人の命は戻ってこないけど、真実を知ることによって遺された人のその後の生きる姿勢や気持ちが変わると思いました。 ・姉への報告の言葉がところどころ入る表現、まさかの意味があり、そういうことだったのか!とびっくりしました。やられました。すごい。
0投稿日: 2024.11.06
powered by ブクログ2人の主人公の繋がりになるほどー!となる作品。 「事実」を求めて駆け回ったり、繋げたりしてできた「真実」に、きっと救われたのだと思う。 私も読者としての「真実」しか知らないわけで、「事実」は当人たちしか分からないわけで。それでも「真実」のラストには救われた気持ちになった。 読みやすく、読後感も嫌な感じが残らない、思わず一気読みしてしまうほど素敵な作品でした!
0投稿日: 2024.11.04
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2024.11.04 脚本家の卵 その姉 新進気鋭の映画監督 その両親 一家殺人放火事件を起こした長男 その妹 田舎町での出来事が複雑に相関しあっていて、それが少しづつ紐解かれていく。 さすがのストーリーテラー。なお、イヤミスではない。
0投稿日: 2024.11.04
powered by ブクログ現実の事のようなリアル感。 事件の裏には 関わった人達分の思いがある。 人を殺していいわけはない。 絶対に。 でも、加害者側にもやりきれない思いや気持ちがあることもある。 複雑な読後感でした。
1投稿日: 2024.10.27
powered by ブクログ湊かなえの本だもんだから、最初からイヤミスだと思い込んで読んでた。 だから、途中に出てきた性悪女が拗らせて拗らせて拗らせていやーな空気にして終わらせるんだよな。 と、思っていたので、まさかの展開でした。 思った以上に綺麗な大団円になってた。 終わり。 そうやってくるりと繋がって、なんとなく少しみんな救われるような話、、あぁ、 あれ?! これ!? 湊かなえだったの!? みたいな気持ちになる終わりです。笑 いや、いいんだけど。 みんな不幸なんだよね、割とそこそこに。 でも、湊かなえが絶妙な匙加減でもって、 光を差して底にまで光を当てて見せてくれた挙句、 なんだか爽やかな風まで吹く終わり。 よかったんだか悪かったんだかわからないながらも、気持ちよく繋いでくれた! 落日。 湊かなえらしくない、性悪女、そうそうに殺されちゃう。そんな一冊です。笑 湊かなえならこの性悪女最後までのさばらせて、ものすごい嫌なオチつけるかと思った。笑 #本 #湊かなえ #イヤミス #ではなかった #ラスト割と爽やか #性悪女そうそうに死す #まさかの性悪女じゃなかったオチも期待した #笑 #落日 #イヤミスじゃなかった #伏線回収綺麗
1投稿日: 2024.10.21
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湊かなえ作品には珍しい、 "イヤミスではない"という感想をよく見かけるが 充分イヤミスだと私は思う。 長谷部香と甲斐真尋にとっては 綺麗な物語として終わったが、 立石力輝斗は何か救われたか? 彼がいつ死刑執行されるかもわからぬ状況で生きていることに何も変化が無かったところに、さすがの湊かなえ感を感じた。 (普通の作家なら、立石力輝斗を救おうと動く描写は欠かさないのではないだろうか。) 言ってしまえば、長谷部香と甲斐真尋の自己満足の記録である。 張り巡らされる伏線や 複雑に絡み合う過去と現在の描写は素晴らしく、 頭を使いながら読む快感を味わえた。
2投稿日: 2024.10.19
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ぼんやり知っていることは、真実を知っているとはほど遠いということが分かった。真実を知ることで救われたのは本当に良かった。自分もちゃんと分かろうとしよう、と思えた
0投稿日: 2024.10.03
powered by ブクログ湊かなえの作品はまだ何作かしか読んだことないけど、家族の話が多いなという印象。とくに家族との関係とか。 読後感のよい、文句のつけようのないハッピーエンドでした。最初はちょっと気を張って読んでしまった。湊かなえなので。 お姉ちゃんのこととか、かなり早い段階で察しのつくことは多いし、主人公(今作二人とも)に入り込めないところは正直あるんだけど、それも含めての映画感はあったかなと思う。真実を知りたい、見たい、という思いに囚われている人と突き動かされた人。が行き着く先を観る。みたいな。 良いお話だったな、と思いました。希望の再生のはなし。
0投稿日: 2024.10.02
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イヤミスの女王の話題の作品。段々と見えてくる真実に心が苦しくなりながらも二人の主人公の未来に希望のある終わり方だった。イヤミスじゃなかった!
0投稿日: 2024.09.24
powered by ブクログ湊かなえさん好きだけどこの作品は自分に合わなかった… ゆっくり読まないとごちゃごちゃになっちゃいます。 ネタバレで相関図があった。複雑( ˟_˟ ) いつかまた、頭整理してゆっくり読もう!
1投稿日: 2024.09.03
powered by ブクログ故郷の昔の殺人事件を、映画化しないか?とうい誘いから始まる、濃くて重くて、重なる繋がる、湊さんワールドの秀作。時間軸、空間軸も多彩で文句なし、飽きないです。
0投稿日: 2024.09.03
powered by ブクログ相変わらず暗い感じで始まり、どんよりしたストーリー展開 途中で結末はなんとなく見えてしまったけど、前向きな終わり方で良かったかな。 監督の幼少期と現在進行形を交互に展開しているため、少しわかりづらいところもありますが、徐々に核心に迫っていき、回収もしっかりでした
0投稿日: 2024.09.02
powered by ブクログ何作か読ませて頂いている湊さんは人の心の奥底の秘めた想いを覆す程の分かりにくい事実を丁寧に描く。ベランダでの見えないシグナルは、命に関わる程の辛く苦しい事件と向き合うサインだったのか。 職業を決める悩める過程では近しい人の奥底の素直な欲が成せるのか。気づきを手がかりに追い辿る勇気は安心と滲み出る嬉しさをもたらす。 逃げない強さは伝える強さを生み、緊張の後の安堵を授ける。嬉しい涙を浮かべる表情も思い浮かぶ。
9投稿日: 2024.08.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
イヤミスの女王の中ではイヤミスじゃない方の終わり方に感じた。 伏線とその回収はさすがです。 殺された妹は中々とんでもない性格で、近い感じでこういう人はいるよな…。お兄ちゃんの人生ってなんだったんだろう…と思ってしまう。
1投稿日: 2024.08.08
powered by ブクログ複雑な人間関係を、読み進めれば進めるほど面白いストーリーになっているところにすごさを感じた。 湊かなえさんの他作品も読んでみたい。
12投稿日: 2024.07.22
powered by ブクログ面白かった。全てのパーツがラストで収束してくところは鮮やか。救いようのない悪役用の悪役が出てくるけどあまり小道具感が無いのは描写の巧みさか。二人の主人公が交錯しながら描かれる作りも楽しめた。
3投稿日: 2024.07.20
powered by ブクログ章立てとエピソードが交互に進む感じでしょうか。真実は人の数だけあって事実は一つ…という別の作品の主人公が言っていた言葉を思い出しました。
1投稿日: 2024.07.15
powered by ブクログ登場人物が多く物語が繋がるまでに時間がかかったが、最後全ての糸が繋がりスッキリした。「今誰の話?」となることもあったが展開が気になってすぐ読むことができた。
2投稿日: 2024.07.07
