最終巻の2巻。 ストーリー重視の作品です。 スピンオフですが、こちらの作品だけでも問題なく読めます。 2巻にてタイトル回収。 タイトル回収をする作品が大好物なので大満足です。 ジーンに向けられる様々な「親愛」を感じました。 作画が美しく、最後まで世界観に浸れます。 読了後、1本の映画を観たかのような余韻を感じました。 攻めが書いた日記の内容をなぞっていくというストーリー展開なので、事前情報無しで読むのをオススメ致します。 脇役が多く登場します。メイン2人と脇役の関係性に少し混乱する場面もありましたが、読み進めていくと徐々に繋がりが分かってきます。 この作品は「人との繋がり」がテーマだと解釈しました。 お色気もちょいちょい入ってきます。ストーリーとのバランスが程よいです。 電子書籍で購入しましたが、こちらの作品は紙媒体で読みたかったです！ ジーンが日記帳のページをめくったように、本のページをめくって2人の物語を辿っていく楽しみ方もあったな、と感じました。 個人的には特装版を購入して良かったです。 20ページ程の後日談が収録されています。心温まるお話でした。

アーミッシュの青年と冬の寒い日に彼を拾った弁護士の物語ですが、BLとはいえ深いお話でした。宗教的な事はあまり描かれておらず、悩みながら迷いながらいつか自分を赦せる時を探している。 全人類がアーミッシュであれば戦争なんかないのに。 でも、そしたらこの物語と出会うこともなかったか。