
新・建築入門 ──思想と歴史
隈研吾/筑摩書房
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総合評価
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powered by ブクログあの有名な『すべては建築である』から始まり、歴史的背景や哲学的なところから建築を見直せる。 一つ一つの章が短いから読みやすい。 すべては建築である=すべてを学ぶことが建築家の理想なのかなぁ…って思うと気が遠い笑
0投稿日: 2025.05.18
powered by ブクログ建築家(実作者)の書く文章にありがちですが、強引な論旨展開がやや難点です。 特に第1章がダメなのですが、後の章では改善されるので、第1章だけ読んで判断するのは早すぎですね。 コンパクトに西洋建築思想をまとめていて、こういう本は意外とないので貴重だと思います。 隈研吾氏に興味がない人にもお勧めですよ。 (隈研吾氏に興味のある人には、「文庫版あとがき」もかなり楽しめます) ただし、入門書として読むには少し難しい内容なので、再入門書ぐらいに考えた方が良いかも。
0投稿日: 2024.10.27
powered by ブクログ洞窟からポストモダンにいたるまで、「建築」は、どのような意味を担ってきたのか、設計者・デザイナーはどういう思想背景でそのデザインを生み出し、各時代の様式が形成されてきたのか、客観と主観、普遍性と多様性、構築と自然のせめぎあい、入れ替わりは歴史の中でどのように進んできたのかを、時間軸を下り、複雑混沌を避けながら、簡潔明瞭に説明している。 おそらく、全体的に「客観的」な叙述ではなく、隈研吾自身の解釈で筋を通していると思うのだが、それをあまり感じさせない。本書を通読することは、半期の「建築史」講義を、明るい講義室で聴きつづけているような感覚に近かった。
1投稿日: 2022.06.19
