
救国の英雄の救世主
守野伊音、めろ/新紀元社
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総合評価
(1件)4.0
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
桶である。 紛うことなき桶である。 読み切って脳内に残ったのが桶と隊長さんのアイアンクローだったのはいいのだろうか。 ついに隊長さんの名前を覚え切らないままだった。 (何しろミシルさん、結婚後も彼のことを隊長さん呼びなので) コミカルで流れるようにツッコミが入る文章なので、最初少しとっつきにくさもあったが、慣れると楽しい楽しい。 そして、桶にお世話にならざるを得なかった砦の騎士さんたちの苦労と精神的ダメージに涙を禁じ得なかった。 体より心の病の方が心配だ。 何が悲しくてライバルが桶にならなきゃならんという。 しかも、この病、砦どころか国も何なら隣の国まで及んでるし。 大丈夫か、この世界。 男性陣がご覧の有り様だけでなく、隊長さんのお母さんも王妃さまも、キャラぶっ飛んでるしなあ。 大丈夫か、この世界(2回目) 幸い、隊長さんのライバルは、ミシルさんの鈍感さだったようだけど。 幸い、か? この世界の異常さは、外伝のサミウさん視点でも明らかに。 彼女はある意味一番常識人だった。 惚れた相手が、サミウさんを女性と思っていなかっただけで。 隊長さんとミシルさんといい、サミウさんカップルといい、結婚してもなかなか甘々にならない、何処までも笑えちゃうカップルは、心和みました。 寧ろミシルさんとサミウさんがラブラブしてるから(かつ生命的危機を自力である程度乗り越えちゃう逞しい女性陣である) あれ、旦那たち頑張らないと。
1投稿日: 2022.04.02
