Reader Store
花屋さんが言うことには
花屋さんが言うことには
山本幸久、カシワイ/ポプラ社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

167件)
3.9
38
77
41
4
1
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    物語に引き込まれてとても読みやすかった。 お花にはあまり興味がなかったけど、花屋さんのお仕事の話とか、花言葉や古事記や俳句など色々な普段自分が調べないような内容がとても勉強になった。 節句が5つあるのも知らなかったし、スズランの日も知らなかった。季節のお花に目を向けて部屋に飾りたいと思いました。

    0
    投稿日: 2025.11.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    427 audible 24歳の紀久子がブラックな会社を辞めて、新しい世界へ。新しい仕事の話しも恋も花言葉も好き。 花言葉はケイトウ「色あせぬ恋」赤いカーネーション「真実の愛」「熱烈な愛」印象が強かった

    9
    投稿日: 2025.11.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    とても読みやすくスラスラ読めた! 日常系の物語だけど、とても心温まる一作だった。 お花や花言葉にも詳しくなるし、お花を通じて広がる人間関係も素敵。最後の花言葉にいつも鳥肌が立っちゃう。お花屋さんに行きたくなるような1冊でした。

    0
    投稿日: 2025.11.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    こんなアットホームな花屋さんがあったら素敵。 元国語教師の光代さんがたまに披露する短歌がよかった。 物語はこれと言って何も起こらない。 平和で暖かい雰囲気なのが魅力なのだけど、正直読み応えはなかった。 日常的な物語なのに、なぜか亡くなった森教授が来店するのだけは非現実的で蛇足に思える。 別の方法で伊福部との話は進められたように思う。

    30
    投稿日: 2025.09.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    各章、花をテーマに区切られており読みやすかった。花屋に集まる人々が、各章の主人公となり話が進む。最後の章、もう少し詳細があると嬉しいな~。続編も書けるようにか?ちょっとぼやけて話が終わったのが、肩透かし。

    0
    投稿日: 2025.09.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    こういうハッピーエンド、大好きだなぁ。普段は花に興味がない自分でも、花屋さんって素敵だなと思わずにはいられない。色や本数で変わる花言葉も面白い。 紀久子の真面目で素直な性格も、花屋の面々も穏やかで、少しのハプニングはありつつも、安心して楽しく読めた。

    12
    投稿日: 2025.08.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    花屋さんが言うことには 著者:山本幸久 ナレーター:小林葉子 ブラック企業で働いてた紀久子。 ある出会いから「川原崎花店」で働く事になった。 個性的なメンバーが揃うお店ではあるが伸び伸びと働き、お客様に寄り添うとても素敵な職場だと思った。 花の知識がないので聴いてる中で検索。あの花はこんな名前だったのかと…日常で見かける花々に前よりも目を向けるようになった。 機会があれば花屋さんに足を運ぼうかなと思える一冊。 ------------- サマリー(あらすじ)・コンテンツ: 24歳、ブラック企業勤務。身も心も疲れ果てていた紀久子が深夜のファミレスで出会ったのは、外島李多と名乗る女性だった。彼女は「川原崎花店」という花屋さんを駅前で営んでいるらしく、酔っぱらった勢いで働くことに。 やたらカレー作りがうまい青年や、おしゃべり好きの元教師、全体的に適当な李多。バラエティに富んだ従業員と色とりどりのお花に囲まれながら、徐々に花屋さんの仕事に慣れていく。 花を求めるお客さんの事情はそれぞれ。誰かを祝う花もあれば、少し切ない花もある。いろんな想いが詰まったお花を届けているうちに、紀久子は自分の心にもう一度向き合いはじめ――。 ------------- 読了日:2025/07/09

    9
    投稿日: 2025.07.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    【収録作品】 Ⅰ 泰山木 Ⅱ 向日葵 Ⅲ 菊 Ⅳ クリスマスローズ Ⅴ ミモザ Ⅵ 桜 Ⅶ スズラン Ⅷ カーネーション 紀久子は美大を出たものの目指すグラフィックデザイナにはなれず、ブラック企業に勤める。しかし、仕事のハードさに加えてセクハラ、パワハラがひどいため辞職。偶然出会った店長の李多にスカウトされて花屋でバイトを始める。そこで地元の人々とさまざまな縁が繋がっていき、ショップカードをきっかけにデザインの注文も入るようになる。 前向きになれるお仕事小説。 パワフルで愛らしく、格好いい女性たちがたくさん出てくる。半面、男性陣は、何人かを除き、セクハラ上司、男尊女卑のパワハラ野郎、結婚詐欺師に、時代錯誤の旧弊な父親、とろくでもない典型例ばかりなのがなんとも。

    9
    投稿日: 2025.07.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    花屋さんになりたい。 花言葉を大切にする、お花屋さん。 生きているといろんなことがあるけれど、お花で救おうとする世界観に癒された。

    1
    投稿日: 2025.07.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    うわ〜!!いい所で…!!もう少し先も読ませて…!!! じわーっと心にしみるお話 自分で選んだお花を飾る生活をしてみたいなと思えました

    2
    投稿日: 2025.06.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    私は静かな空気感の話が好きだが、この小説はそうだったと思う。 気持ちが沈んで前向きになれないときに、読むに連れてだんだんと主人公と一緒に前向きになっていけるお話だった。 八方塞がりお先真っ暗だと思っても、選択肢は意外と色々ある。視野と世界を広げることが大事。その為に人と関わることが大切だと感じた。人と関わると、例え無意識でも誰かを助け、自分も助けられるものなのだなぁと感じた。 気持ちが沈むときって、いつも以上に自分のことばかりになってしまう。このお話に出てくる人々のように誰かを想い、誰かの為に行動できるような人になりたいと思った。 現実世界ではなかなかこんな接客をしてくれる花屋さんは無いように思うけど、もし川原崎花店があったら私も通って常連になりたいと思った。それは無理でも、部屋に花を飾りたくなった。

    1
    投稿日: 2025.06.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    オーディブルで聞いたからこそこれは小説の方がいいかも 混乱するほど登場人物が多い訳ではないんだけど1章ずつが短いので丁寧に読んだ方がおすすめ

    1
    投稿日: 2025.06.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    美大を卒業してデザインの仕事を希望していた紀久子はブラック企業で2年働き退職。たまたまファミレスで花屋のオーナーに出会いバイトで雇われることに。花屋の仲間、お客さんはいい人ばかり。縁あってデザインの仕事も舞い込んでくるようになる。花言葉を意識して花を買うのも素敵だった。

    2
    投稿日: 2025.06.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     ブラック企業から花屋のアルバイトに転身した主人公の身の回りに起きるさまざまな人間模様を描く。大人向けのメルヘンといえる。さまざまな困難に出会いながらも周囲の人々との出会いよって救われていく。そういうさわやかな内容がいい。花言葉がストーリー展開に大きな意味を占めるのも面白い。

    1
    投稿日: 2025.05.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ブラック企業で疲れ果て、縁あって河原崎花店に転職(アルバイト)した紀久子の物語。店主の李多をはじめ、個性的な登場人物がとても楽しい。お花屋さんがハードワークで綺麗なお店の雰囲気だけでないところも描かれていていい。お客様との繋がりから、本来やりたかった仕事への足掛かりが出来ていく。今後の物語も気になるところ。

    1
    投稿日: 2025.05.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    お花の知識が全くなかったのですが、こんなにもお花って奥深いんだなと驚きました。 綺麗なお花に囲まれて素敵だと思っていましたがお花屋さんがとってもハードワークであることも初めて知りました。 この本をきっかけにもっとお花について知りたいです。

    52
    投稿日: 2025.05.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読み終わった時、置かれた場所で咲きなさいと言ったのは誰だったかなと思った。調べてみるとマザーテレサのようだった。本書には、その言葉のように花屋で働く人たちや、お客さんがたくさん来る。 主人公の紀久子は美大卒。ブラック企業を辞めたばかりの24歳。花屋の店主に声を掛けられたことからアルバイトとして働くことになる。デザインの技術を活かせる再就職先を探しながら、といいつつも結果的には花屋さんで正社員にでもなるのだろうと思ったのだが。 働く場所にこだわる必要はない。 自分の能力はどこでも活かせる。 両親の介護で国語教師を続けられなかった光代は、花屋で短歌を活かした。アルバイトで農大の研究助手ハガくんは、特技のクライミングがきっかけで世界を飛び回るようになる。主人公の紀久子にも、自身がデザインしたショップカードからご縁が広がり新たな道が見え始めた。亡くなったはずの森教授は、裏でご縁を結ぶ…?なにやら怪しげなミステリーもあり。 みんなのストーリーが少しだけ途中で終わっていて、我々にその先を想像させるのだが、幸せな未来しか見えない。

    7
    投稿日: 2025.04.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ごはん、旅に続く人気ジャンルになるのでは?と感じさせる『お花』がテーマの小説です お花の種類ごとに章立てされていて、主人公がゆっくり着実に成長していく姿は、わたしたち読み手もいつのまにか元気にさせてくれる ラストがちょっと展開早すぎ?なところはあったけれど、続きが読みたくなる1冊です そして間違いなく部屋にお花を飾りたくなるでしょう笑

    1
    投稿日: 2025.04.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    250414*読了 終始あたたかな気持ちを抱きながら読んだ。 奈良に住んでよりいっそうお花が好きになり、じぶんでチューリップを育てる経験を経て、もっとお花を育てたい気持ちが増した。 そんな折にこの小説を読み、お花屋さんへの憧れやお花をアレンジし飾ることへの興味が湧いた。 お花屋さんの仕事というとアレンジメントの部分にフォーカスがあたりがちで憧れる部分だけれど、その実、裏方作業、力仕事が多くて、水を扱うから冬は特に堪えるだろうし、大変なことが多い仕事だと気づかされた。 それでも主人公の紀久子をはじめとして、鯨沼の地で愛されている河原崎花店で働く人たちやお客さんの人柄もふくめて、いいなぁと思う。 この小説をきっかけとして、仕事帰りにお花屋さんに寄って、びびっときた花をアレンジしてもらい、家に飾っているし、ホームセンターで花の種を買って、息子と植えた。苗ではなく種から育てるのは難しいらしいのだけれど、それでも種からやってみたいという好奇心。 さらに植物学、造園、環境デザインにも興味が湧いている。 小説で教わったことでもあるのだけれど、何歳になってもチャレンジする気持ちを忘れずにいたい。

    1
    投稿日: 2025.04.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ブラック会社から花屋のバイトに転職した主人公の、全体的に優しい物語。ちょっとご都合展開が多いなとも思うけど……笑 まぁこれくらい優しい方が読みやすいかな。めちゃくちゃ嫌なキャラもいないし。そもそもそこまで感情移入できる深堀は無い。 文章がかなり若い子向けというか、地の文も俗っぽい言い回しが多いから小学校中学年〜中学生くらいの子が一番楽しめると思う。読み応えが欲しい人向けではないかも。 でも優しめで面白くはありました。

    2
    投稿日: 2025.03.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ちょー!!!ラストの尻切れ感ー!!!いやいやいやいや、そこからが知りたいっっ!えーーー!っ! …という気分で作者の襟元掴んでガクガク首を前後に振り回す勢いの自分を想像しつつ、胸にあったかーい気持ちでいっぱいな今がジワジワ広がっている感覚に満たされている。 どのお話も結末は読者の想像に託すといった形ではあったものの、冒頭で書いた最終話の感じと、『向日葵』の章で感じた涙溢れながらの胸いっぱいになるこの感覚の振り幅たるや!!! そういや、ブラック企業の話から始まったはずなのに、うまいこと場面転換の流れに乗って、働くっていいな、こんな感覚で成長していけるなら未経験の職種にでも転職に挑戦する勇気がもらえる気持ちになった。 あー、それにしても、小説の中だから無理なんだろうけれど…出来上がったポスターの実物見たかったなぁーーーー。

    15
    投稿日: 2025.03.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    表紙の装丁が美しく、花屋さんの話に興味があって読んだ本。 ブラック企業で働き、身も心も疲れてしまった紀久子が会社を辞め、偶然出会った「川原崎花店」を経営する李多の勧めで、花屋でバイトすることに。 そこで出会う、従業員とのやりとりや花に囲まれた環境で、疲弊した心を取り戻していくお話。 花屋のお話なので、たくさんの花が出てきます。 それにまつわるお話も興味深い。 話の内容は若干単調で、大きな出来事は起こらず、安心して読み進められます。 最後に伊福部さんとはどうなったのか気になる。

    1
    投稿日: 2025.03.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ブラック企業を辞めた紀久子に声をかけたのは、花屋を営む李多。 李多からの誘いで花屋でアルバイトをすることに。 紀久子と川原崎花店を中心に日常を描く。 * 花を媒体として、紀久子たちの人生が豊かになっていく。 とても爽やかなお話。 お店や町の描写が具体的で、私自身がこの町に住んでるみたいに感じた。 花の香りもしてきそうなくらい。 紀久子は毒もクセもなく、好感が持てる主人公だし、川原崎花店で働く人たちや、町の人々もとてもあたたかい。 そして紀久子が自分の夢を貫こうとしている姿が清々しい。 それにしても、本当にたくさんの種類の花があるんだなと驚いた。 「ゴッホのひまわり」は聞いたことがあったけど、「モネのひまわり」「マティスのひまわり」なんて。 思わず調べてしまった。 * 魅力的な人がたくさんいるけど、川原崎花店に勤める光代さんが特に素敵。 彼女から出てくる短歌や古典の知識が、物語のアクセントになっていると思う。 「後悔つづきの人生。だけど、今の私もそこそこ幸せ」 確かに私も今、そう思える。 そこそこ幸せ。 だからこの先は「最高に幸せ」と思えるように選択していこう。

    42
    投稿日: 2025.01.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    そんなに花に詳しくないし、花を買うことも滅多にないけれど、花の本数でも花言葉が違うとか、花言葉もいろいろあって面白かった。花屋さんをのぞいてみたくなった。

    2
    投稿日: 2024.12.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    花がたくさん描かれた表紙が可愛くて読んでみました。 グラフィックデザインを学んだ後、ブラック企業で働いていた紀久子がひょんなことから花屋で働きはじめ、良い人たちと関わり合いながら自分の目標を見つけてゆくお話。 花言葉や短歌や俳句が所々に出てきてアクセントになっています。 色ごとに花言葉があったり、エレベータのない配達をしなくてはならなかったり、と花屋さんの仕事って予想以上に大変だな、と思いました。 少し昭和のドラマを観ている感じがします。主人公が良い人たちに囲まれた、よくあるタイプの小説だと思うけれども、花屋で働きながらもやりたい仕事に少しずつ近づいていく姿を読むと、私も目標に向かって頑張ろう!という気持ちになりました。 ちなみに、スポーツもできる二刀流の理系の人、私も好きです。(現実は程遠いけど)

    34
    投稿日: 2024.12.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    美大を卒業して、グラフィックデザイナーになることを夢見ながらも、ブラック企業に就職して疲れ切った主人公。 ブラック企業を辞めて、花屋さんでバイトすることに。 その花屋さんで起こる人情物語。 この作家さんの話はホッコリすることが多く、この作品もホッコリする短編集。 花言葉にまつわる短編集なのだが、花の色違いで花言葉も変わることを初めて知った。 今後も疲れた時に読みたい作家さんです。

    0
    投稿日: 2024.12.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    主人公の紀久子が花屋で働き、花の知識を学んでいくだけではなく、大学で学んだデザインを生かす機会があり、両面での成長が読んでいてワクワクしました!

    7
    投稿日: 2024.11.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    舞台は花屋さん。 ブラック会社を辞めた女性が主人公の物語。 花屋さんを中心に人間関係が描かれており、その中で主人公は花屋でアルバイトしながら本来の夢であるグラフィックデザイナーを目指していくという姿に尊敬しました。 周囲の人たちに支えながら成長し、不思議な体験や恋愛にまで発展していく物語が面白かったです。 恋の相手と結ばれる直接的な表現はありませんでしたが、表現の仕方で読者に想像させるというところで完結するという物足りなさもありましたが、この本ではそれが味を出していると思います。

    0
    投稿日: 2024.11.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    お花屋さんが舞台の物語。 温かい雰囲気の一冊で、楽しく読み終えることができた。 何気ない日常を丁寧に描いていて、大きな展開はないものの、ほっとするような印象を受けた。 主人公がやりたいと願っていたデザインに再び向き直る姿も応援したくなる。 疲れている時に読みたい一冊かもしれない。 ☆3.6

    0
    投稿日: 2024.10.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    一定の流れの中に、心が穏やかになれる出来事が挟まれ、人は1人で生きていけない、助け合ってこそ成長出来る、という事を学べる本でした。 ほっこりしました。

    0
    投稿日: 2024.10.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    案外、自分の人生を決めるのは勇気と勢いが8割型大事なのかもしれない。毎日を大切に生きればうまく物事が進むかもしれないと言う今1番縋りたい幻想を大事にしても良いと思わせてくれた。花言葉と絡めて、人生を好転させていく話の流れが好みだった。これほどまでにうまくはいかないかもしれないけれど、直接近づけていないからといってなあなあに生きるわけではなく自分にできることをするだけで、いつか自分の向きたい方向に近づくきっかけに思いがけず出会えるかもしれない。

    2
    投稿日: 2024.09.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    前から読みたいと思っていた本で 本屋で見つけて即買いしてしまいました。 ブラック企業をなんとか辞めることができた紀久子が、駅前の花屋さんで働き始め、いろいろな人たちと関わりながら成長して 自分の夢にも少しづつ近づいて たくましく成長していく ストーリーです。 いろいろなお花の花言葉や それにちなんだお話が盛りだくさんで花の種類や花に対する豆知識もストーリーに盛り込まれ お花の奥深さに感心しました。 最初の印象の「ブラック企業で …」的な重い感じがほとんどなく たくましく、しっかり者の主人公がはつらつと明るく働く感じが とても清々しいです。 少しできすぎな感じもしましたが 明るい主人公に元気をもらいました。

    15
    投稿日: 2024.08.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    お花がたくさん出てくる この著者さんは男性だが、お花が好きなんだなぁというのが伝わってくる 「ラヴィアンローズ」の三輪車はやはり近くで見たら目を引くだろう 笑 元々は「愛の讃歌」とか「バラ色の人生」とか邦題がついてる曲 若い方は知らないかも こんな花屋さんが近くにあるといいな

    3
    投稿日: 2024.08.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    【お花がつなげる人と人】 主人公の紀久子さん、24歳が、ブラック企業を退職するところからお話が始まります。 もともと美大のデザイン科を卒業し、グラフィックデザイナーを目指していたけれども、受かったのは食品会社で、配属したのは営業部で、本当に理不尽で時代錯誤な職場環境だったみたい。 花屋さんを営む李多さん38歳がちょうどとあるシーンにいたのも、偶然じゃなかったのかも。 そうして働くことになった新しい職場で、人間的な付き合いや関係、お花に囲まれた新しい生活が描かれています。 李多さんは、母親の実家の花屋を継いで8年、なんだか頼もしいような、 でもいろんな事情もあるような、 花屋さんでの勤務を通して、紀久子さんが出会う人間が丁寧に描かれているようで、 お花を通したコミュニケーションが素敵だなーと思ったり、 人を思う気持ちがある生活こそ大事だよなーと思ったり。 知らないお花も出てきました。 お花って、人間ではないのに、 なんでこんなに人間に対する思い、自分の中にある思いを、感じたり反映させようとするのだろう。 そう、この本を読みながら、いろいろなお花を思い浮かべながら、なんだか表情を感じている自分に気付いたり。 お花にまつわるいろいろな方も登場していました。 研究者、生け花、染め物、お菓子屋さん、… そして、 お花屋さんでのお仕事を通して、 紀久子さんもデザインの才を発揮していって。 少しずつでも、自分の目指すお仕事に、自分なりの順路で近づいていくといいなー。

    2
    投稿日: 2024.07.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    【あらすじ】 24歳、ブラック企業勤務。身も心も疲れ果てていた紀久子が深夜のファミレスで出会ったのは、外島李多と名乗る女性だった。彼女は「川原崎花店」という花屋さんを駅前で営んでいるらしく、酔っぱらった勢いで働くことに。 やたらカレー作りがうまい青年や、おしゃべり好きの元教師、全体的に適当な李多。バラエティに富んだ従業員と色とりどりのお花に囲まれながら、徐々に花屋さんの仕事に慣れていく。 花を求めるお客さんの事情はそれぞれ。誰かを祝う花もあれば、少し切ない花もある。いろんな想いが詰まったお花を届けているうちに、紀久子は自分の心にもう一度向き合いはじめ――。 【個人的な感想】 花言葉がたくさん出てきて、花屋さんのお仕事も分かって面白かった。

    2
    投稿日: 2024.07.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    あまぁーーーーーいっ! と、最後叫びかけましたが… 森教授、ヤリますな。 スルスル読めて、幸福感も満点で、ヒーリング読書となりました。 心がささくれた時に再読したいな。 個人的には「スズラン」がよかったです。 お花屋さんって、過酷な仕事とは分かりつつも、やっぱり憧れますね♡

    19
    投稿日: 2024.06.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    素敵な本だったー。 花屋で働くことになった女性の日常の出来事が展開されていくんだけど、ストーリーの展開も心地よくて、この世界観に浸ってたくなった。 良い読後感。

    2
    投稿日: 2024.06.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    花屋に来るお客さんや花を通じて、紀久子が大きく成長していく物語。 メインがお花の話で、若干ファンタジー味があるものの、心温まる本だった。 個人的には瑞穂が推し。

    2
    投稿日: 2024.06.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本屋さんの目立つところに平積みされていて気になった本を図書館で借りて読みました。 ブラック企業勤めのキクちゃんが、花屋さんの店長に助けられて、花屋バイトとして新しい人生を送る物語。 暗くて苦しかった生活が、花屋の仕事を通して新しい出会いにも恵まれて、明るくなっていくのが楽しかった。 毎回の短編の表題がお花の名前で、小説を締める最後の一文にその花の花言葉がくる、そしてそれが話をキュッと綺麗に結ぶ構成で、気持ちよく読み切れました。 心温かな本が好きな方にオススメです。

    2
    投稿日: 2024.05.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ブラック企業からお花屋さんへ。 ひとつの章が短いのですらすら読めました。 花言葉で締められるのも素敵でした。 最後はなぜか涙出ました。 幸せになってほしいー。

    9
    投稿日: 2024.05.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    久しぶりにこういうお仕事小説読んだな。 爽やかで読みやすかった。テレビドラマっぽい感じ。 ちょいちょい登場人物に おじさんが描いた女性だな~と感じることがあって気になったかな…

    2
    投稿日: 2024.04.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    偶然の出会いから、勤めていたブラック企業を辞めてお花屋さんでアルバイトを始めた紀久子。 覚えることがたくさんで意外と重労働、一筋縄ではいかないお花屋さんでの業務に奮闘しつつ、お花を通じて周囲の人との交流を深めていきます。 仕事、恋愛、夢、自分のやりたいことに向けて1つずつ着実に前進していく紀久子の奮闘記に、自分もやりたかったことや新しいことに挑戦したいなという活力をもらえた1冊でした。 お花に関する豆知識や、古典文学、節句のお話などもたくさん出てきてとても興味深かったです。 9月9日の重陽の節句の話は最近読んだ『和菓子のアン』シリーズにも出てきたなぁ。 和菓子とお花って勉強したら結構関連するところが多くて面白そうかも。 あと「満点星」を「ドウダンツツジ」って読むの知らなかった〜。初見だとなかなか読めないですよね。勉強になりました。 読み終わった今日は4月の2週目、外に出れば桜が満開だし、これからいろんなお花が見頃を迎える季節なので、自然の中で見つけるお花を楽しみつつ、お花屋さんにも行ってみたいなと思います(^^)

    1
    投稿日: 2024.04.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    お花屋さんに行きたくなるようなお話。とても面白かった。ほっこりしたし、何時からでも挑戦してみてもいいんだって思えた。花言葉とか花に関した俳句とかも出てきて勉強にもなった。

    2
    投稿日: 2024.03.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いわゆるブラック企業から、偶然の出会いでお花屋さんへ転職し、新しい環境での人との出会いや学び、胸キュンあり(ほっこり)なストーリーです。 I泰山木、II向日葵、Ⅲ菊、Ⅳクリスマスローズ、Ⅴミモザ、Ⅵ桜、Ⅶスズラン、Ⅷカーネーションの8章から成っており、各章のタイトルの「花言葉」で繋がっていきます。同じ花でも、色や本数でも意味が異なっていたりと、愛でるだけではない花の楽しみ方に興味を持ちました。 森教授の存在が好きです。

    12
    投稿日: 2024.02.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ブラック企業を辞めて花屋でバイトを始めて成長していく物語。 「話の流れが順調すぎる」という感想が多くて驚いた。それだけ厳しい現実世界と戦っている人達が多いのだろう。 主人公なりに花屋で働く世間のイメージとのギャップに驚きつつも努力した上で、持っていた特技が生かせて良い物語だと思った。 今までの人生に後悔があっても今の自分がそこそこ幸せならそれでいい、そう思える1冊でした。 ただ、たしかにキクコの口の軽さは…うーんとなりました。笑 良くも悪くもファンタジーと思って読むのが良さそう。

    3
    投稿日: 2024.02.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    お花や植物が出てる小説を探していてたどり着いた本。 沢山のお花や花言葉も出てきてとても楽しかった。 お花屋さんのお仕事小説でもあり、バックヤードについて知れたり、季節のお花についても勉強になった。 物語としても楽しくて、続きがあれば読みたいくらい。 お花が好きな人にオススメの本です。

    10
    投稿日: 2023.11.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かったです! 華道部だったので、花ってやっぱりいいなと改めて思わせてくれるような物語でした。 川原崎花店の店頭に置いてある黒板の看板に、その日イチオシの花にまつわる詩とか短歌、俳句などが書かれてあるのはいいな〜と思いました。 紫陽花だったら、正岡子規の「紫陽花や 昨日の誠 今日の嘘」。 向日葵は、寺山修司の「列車にて 遠く見ている 向日葵は 少年のふる 帽子のごとし」。 菊は、紫式部の「菊の花 若ゆばかりに 袖ふれて 花のあるじに 千代はゆづらむ」。 スズランは、日野草城の「すずらんの リリリリリリと 風に在り」 など。 花にまつわる豆知識や、同じ花でも色や本数によって花言葉が変わることとか、重陽の節句、スズランの日など知らなかったことが読みながら楽しく知れて面白かったです。 家族や友達に花を贈ってみたくなりました。 話の内容だけでなく、登場人物も魅力的で良かったです。 ラストは、キクちゃんのコンペと恋の行方が気になりました! キクちゃんの事務所「ワンダフル・フレンド」も実現するのかドキドキします! 最後まで楽しく読めました! あらすじ 24歳、ブラック企業勤務。身も心も疲れ果てていた紀久子が深夜のファミレスで出会ったのは、外島李多と名乗る女性だった。彼女は「川原崎花店」という花屋さんを駅前で営んでいるらしく、酔っ払った勢いで働くことに。やたらカレー作りがうまい青年や、おしゃべり好きの元教師、全体的に適当な李多。バラエティに富んだ従業員と色とりどりのお花に囲まれながら、徐々に花屋さんの仕事に慣れていく。花を求めるお客さんの事情はそれぞれ。誰かを祝う花もあれば、少し切ない花もある。いろんな想いが詰まったお花を届けているうちに、紀久子は自分の心にもう一度向き合いはじめ―。 古典や、歌、花言葉、友情と恋……。 絶妙にミックスされた花束のような物語。 Ⅰ 泰山木 Ⅱ 向日葵 Ⅲ 菊 Ⅳ クリスマスローズ Ⅴ ミモザ Ⅵ 桜 Ⅶ スズラン Ⅷ カーネーション

    1
    投稿日: 2023.11.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    素敵な物語でした。物語の中に出てくる花言葉ついついメモしてしまう。 読後笑顔になれる作品でした。 図書館で予約して1年くらい経ちやっと読めた!

    7
    投稿日: 2023.11.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ブラック企業に嫌気がさし退職した紀久子はひょんな出会いをキッカケに花屋でバイトをはじめる。 花屋に通う小さい男の子蘭くんの言葉が可愛く、 すごく刺さる。 ストーリーの終わり方も個人的に意表をつかれた終わり方で印象に残った。

    1
    投稿日: 2023.10.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ブラック企業れ退職願いを出した君名紀久子は、二度と出社しない腹づもりだったが、 上司からファミレスに呼び出され、未だに退職手続きされず、理解もされていないことに愕然とする。 そこに現れた花屋の店主、李多との出会いで、花屋にアルバイトとして勤めることになった。 花屋で仕事しながら少しずつデザイナーとしても受注を始め、その芽が綻んで行く様が読んでいて嬉しくなる。 各所に散りばめられた花言葉、花イベント、和歌、そして登場する人々の温かさや穏やかさ、不思議な出会いなど、 大変な事も多い世の中で、手のひらにそっと包まれる様な優しい世界が広がっていた。 伊福部との話や、デザイナーとしての今後がとても気になりながら読了。

    6
    投稿日: 2023.09.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    町の小さなお花屋さんを舞台にした、生きることと働くことの物語。ブラック企業をセクハラやパワハラを苦に退職した紀久子は、退職をしぶる上司からの説得に辟易しているところからスタートする。助けてくれた李多の経営する花屋で働き始め、研究員の芳賀さん、ベテラン店員の光代さんとともに働き始める。いろんなお客さんと接したり、注文を受けながら、自分の人生や才能、やりたかったことなどとしっかり向き合っていく。蘭くんの可愛さにキュンキュンしつつ、紀久子さんの人生はどうなるのだろう…とドキドキしながらあっという間に読了。恋の展開もあり、楽しく読めた。あったかいお話の数々に感動しっぱなしでした。お花屋さんで働くということの厳しさも花への愛情も伝わり、章ごとに花言葉と結びつけられた色々な展開が用意されていて、良い作品でした。 p.23 「なんだ、多肉植物が欲しかったのね。だったら早く言ってちょうだいよぉ。家、数はそんなにないけど、粒ぞろいなのよ。見てみてぇ」見る見るぅとついていってしまいそうな自分を抑える。 p.29 「だからこそもっと派手なほうがいいと思うんです。女性にとって大事なのは、年齢より女性であることなので」 p.36 こうした水替えと手入れは、定休日を除く毎日、行われていた。水を変えないと花桶の中にばい菌が増加し、水が腐る。それを吸った花の導管にばい菌が住み着き、切り花を枯れる原因になるそうだ。光代さんから聞いた話である。 p.43 少年が今視線を向けているひまわりは「ゴッホのひまわり」だ。ゴッホはもちろん、画家のフィンセント・ファン・ゴッホである。ただし「ゴッホのひまわり」を見て、ゴッホがひまわりを描いたのかといえばそうではない。逆なのだ。ゴッホの描いたひまわりに似せて、種苗メーカーが新たに品種改良したひまわりだと言う。同じメーカーでは「モネのひまわり」、「ゴーギャンのひまわり」、「マティスのひまわり」といった画家の描いたひまわりをモチーフにした貧食作っているんだと光代さんに教わった。それぞれのひまわりのカードには、名前と値段、そして彼らの描いたひまわりの絵を貼り付けてある。李多に頼まれ、紀久子が自宅のパソコンで検索して見つけだし、プリンターでプリントアウトしたものだ。絵と実物の花を見比べると、そっくりなのがよくわかる。 p.64 蓋を開くと、大概の切り花は導管に空気が入ったせいで、ぐったりしている。これを取り出し、まずは下のほうの葉をとっていく。葉は水につかると腐ってバクテリアが発生し、その水を吸うと花がダメになってしまうからだ。下葉を取るのは紀久子の担当だ。二台並んだ右のシンクで行い、隣に李多に渡す。彼女は同じ切り花ごとに子本ずつまとめ、花の頭を揃えて、新聞紙を撒き、テープで止める。左のシンクには水が張ってあり、その中に束にした切り花の茎を浸したまま、ハサミで5センチほど斜めに切る。こうすれば導管に水の流れができて、花が生き返るのだ。水切りと呼ばれる。この作業が済んだ切り花は、種類ごとに花を家に入れられていく。 p.126 「花びらの下の葉っぱだよ。いちごやトマトにヘタがついてるでしょう。あれもガク。普通だったら花びらより、小さいんだ。でも、クリスマスローズは、花びらよりも、大きくて色までついてるの。額は葉っぱだから、いつまでも、しぼんだら、散ったりしないで、長い間、咲いてるように見えるんだ。紫陽花もそうだよ。真ん中にある、小さな壺みたいなところが、本当の花で、花びらに見えるところがガクなんだ」 p.186 「花がたくさんの花束は、いろんな色の花だとまとまりがなくなっちゃうから、同じ色のを使ったほうがいいもんね」

    1
    投稿日: 2023.09.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    とても素敵な小説でした。 『スズラン』のお話が1番好きで、特に李多の母とキクコちゃんの会話が胸に響きました。人との繋がりの中で、ご縁が繋がり、発展していく。 「みんなが私を必要としてくれて、私もみんなが必要なんだって、気づくことができました。」 人との繋がりの温かさは当たり前にあるようでも、目も心も開いていないと見えないもの。キクコちゃんの言葉を、私も大事にしたいです。

    4
    投稿日: 2023.07.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読みやすく、あたたかな気持ちにさせてもらえる物語だった。 ブラック企業勤めで辞めようと思っていたところで、偶然にも花屋の李多に出会い、今まで気づいていなかった輪が広がっていく様子がほっこりして良かった。身近なところにも発見や大切にすると良いものが散らばっていると実感出来た。ずっとなりたかったグラフィックデザイナーの道も切り開きつつ、バイトの身でありながら仕事を真面目にこなす様子が、現実を生きる上で大切にしたいと改めて考える機会となった。 花言葉にちなんだ物語の進み方で、知識も増えながら読み進められて素敵でした。私は好きな本でした。

    2
    投稿日: 2023.07.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    相変わらずの優しくてあったかい山本幸久。 出てくる人々は相変わらずあったかくて可愛くて、幸せな世界。 あったかいコミュニティを作っていく物語って、読んでて幸せになります。 花屋のメンバーはもとより、地元の友達の瑞穂や、蘭くん、千尋ちゃん、馬渕先生、もちろん伊福部くん。それぞれがそれぞれに心持ちが良くて、温かい人々。 みどりちゃんも好き。 ちょっと恋愛も絡むが、そのちょっとさも良い。 蘭くんの芳賀くんへの言葉、瑞穂と紀久子の高校時代を表す文章が印象に残った。 “汗と涙もなければ、色恋沙汰も皆無だった、しょぼくてイケてない青春だったけど、それでも私たちは輝いていた”

    3
    投稿日: 2023.07.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    嬉しい時も悲しい時も どんなときも 日常がすこしぱっと鮮やかになって 癒される お花にはそんなパワーがある。 わたしの憧れの職業 お花屋さんでの 人間模様が 柔らかに描かれていて とっても読みやすくてあたたかい本でした。 やっぱり お花が だいすきだなあ。

    4
    投稿日: 2023.06.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ブラック企業で働いていたグラフィグデザイナー志望の主人公が花屋でアルバイトをしながら、人の縁を紡いでいく物語。 花言葉って素敵ですよね。英語とかもあるんだなと初めて知りました。知らない花もあって、それを写真か絵が付いてたらいいのになってちょっと思いました。

    4
    投稿日: 2023.06.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    2023/6/10 ワクワクする!ワクワクした! 人生捨てたもんじゃないよな。 こういうのを摂取して私は生きています。どうもありがとう。 他の話と繋がってたりするからな。 戸部ボクシングジム、おなじみの流珈琲は名前だけ。 デザイン事務所の話もあったけどそれとは違う? 記憶力皆無な私がこうも頑張って考えるのは、どの本を読んでも「彼らにまた会いたい」と思って本を閉じるから。 今回もこの本に出てきたみんなにまた会いたい。 この人の本読むと明日からも頑張ろうと思えて大変健康にもよいな。

    1
    投稿日: 2023.06.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    お花に興味がない人も、一度はお花屋さんに立ち寄ってみたくなるような本。 花屋さんで働いていた時の事を思い出して、こんなお仕事あったなーと懐かしくなった。 世の中にはいい人ばかりじゃないし 自分の気持ちを素直に表現できる人もいれば 不器用な人もいる。 何がきっかけで人生が変わるかはわからない。

    7
    投稿日: 2023.06.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    花言葉 花にまつわる俳句や短歌 フレーズ 知っていたら もっと花を愛でることができるよね。 それぞれの章で ほわっとしたり涙が出たり、、 スズランの章が好きかな。

    3
    投稿日: 2023.05.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    花は全く詳しくないけれども、読み終わったあとには花屋さんを覗いてみたいなと思いました。 花言葉にちなんだそれぞれのお話しはどれも温かく、出会えて良かったと思える一冊でした。

    12
    投稿日: 2023.05.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ほっこりして前向きになれる作品でした。 このままずーっと読んでいられるような話のため、先を急がずのんびりと味わいたい方におすすめです。

    3
    投稿日: 2023.05.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2023.03.26 転職 チャレンジ ほっこり 前向き あったかい人たちと一緒にそれぞれ前向きに過ごす物語。

    1
    投稿日: 2023.05.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    行きつけの美容院、みたいに、行きつけの花屋さんに出会いたくなりました。お花の知識も、それだけにとどまらず、お花への興味までもが増えました。お花のテーマだけってわけでもなくて、若い女性が、立ち上がって人生に小さな花を咲かせていく姿にほんわかしていき、読後感ハナマルです。

    3
    投稿日: 2023.04.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    こちらの本は紀久子という25歳の 女性が主人公。グラフィックデザイナー を目指して美大に行ったものの、 就職活動がうまく行かず、結果 ブラック企業で2年働いていた。  ひょんなことから花屋の季多と出会い、 花屋のバイトをするところから 物語は始まる。 . 物語は毎回花の名前で区切られていて、 花言葉で締められている。 紀久子はバイトを始めてから、 今までずっと住んでいた町なのに 知らないことがたくさんあったことに 気づく。 たくさんの人と知り合い、 それぞれの人たちから 色々なことを知る。 そうやって成長して、夢に近づくお話。 . この本を読んでいると、植物学的な 花のことやお世話の仕方、花言葉、 花を詠んだ歌や文学を知ることが できる。 物語を楽しみながら知識を得られる 面白い本だ。

    3
    投稿日: 2023.04.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ブラック企業を辞めて、お花屋さんで働き始めた主人公。 お花屋さんだけに、いろんな花や花言葉が出てくる。 これってどんな花?と調べながら読むのが楽しかった。 それにしても、川原崎花店のスタッフさんのポテンシャルの高さと営業努力がすばらしい! こんなお花屋さんが近くにあったら行ってみたいなぁ。

    3
    投稿日: 2023.04.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ブラックな会社を辞めて花屋で働き出し、でもグラフィックデザイナーを諦めたわけじゃないキクちゃん。 花屋で色んな事情のお客様やスタッフと出会い、どんどん活き活きとしてくる彼女が素敵だった。李多さんや花屋のお客様との縁でグラフィックデザインの仕事にも繋がっていく。 元気が出る爽やかな読後感で、こういう物語はとても好み。花屋で働いている気分になるし、花言葉とストーリーがリンクしていて面白かった。

    3
    投稿日: 2023.04.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    春に向かって読むのにぴったりの本でした。いくつになってもやりたいことを諦めずに進んでいく前向きのお話で元気が出ました。

    11
    投稿日: 2023.04.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    心を穏やかにしたいときにうってつけの1冊。 花言葉だけでなく、花が登場する短歌や和歌も沢山登場するのでその花がどんな花なのか見てみたくなる。ブラック企業に勤めていた時は寝るためだけだった街が、花屋さんで働くことで周囲の人と関わりが生まれ自分の心安らぐ街へと変化し、それによって自分のやりたいことにチャレンジ出来るようになっていく。そんな主人公に羨ましさを感じた。花を通して人と人が繋がっていく物語。

    1
    投稿日: 2023.04.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ブラック企業を辞めて、ひょんなことから花屋さんにアルバイト。そこから自分の夢に少しずつ向かっていく主人公の物語。花言葉や短歌などを楽しみながら、素敵な人たちに出会えた気持ちを読み進めながら主人公と味わっていく感じ。

    2
    投稿日: 2023.03.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    はっぴぃな気分になれる小説久しぶり(^^) でも、うまく回り過ぎで悔しくなっちゃう ユーレイの森教授と花に詳しすぎの蘭くんが キャラが立ってて好きです!

    1
    投稿日: 2023.03.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    全体としては1個の物語やけど8個の個別の話があって、タイトルは花の名前。 各物語の最後にはタイトルと花言葉が。 どの話もとっても素敵で、お花がある生活を送りたくなった〜 森教授が良かった!特に伊福部と紀久子をくっつけよーとする所が良かったーーー!

    2
    投稿日: 2023.02.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読んでいる最中から花屋さんに行きたくなった。 主人公は25歳女性。 希望にそぐわない就職先のブラック企業を退職する場面から小説がはじまる。 この場面から痛快なのだが、なんと言っても主人公の言葉まわしがおもしろい! まあ、今どきの若者言葉って感じかな(笑) 酔っ払った主人公が母親に電話したシーンがお気に入り♪

    3
    投稿日: 2023.02.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    知らない名前のお花の名前が出てきて、わざと調べずに、どんな花だろ〜?と想像すると楽しくなる本。主人公が、花屋さんに務めはじめて、そこから出会う人たちからいろんなことを学ぶ。

    4
    投稿日: 2023.02.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     ブラック企業勤めで心身ともに疲れ果ててしまった25歳の女性が、花屋でのアルバイトを通して自分を見つめ直し、人生をプロデュースしていけるようになるまでを描く再生物語。  8章からなり、各章のタイトルには花名がつけられている。       * * * * *  好きな仕事に就き持てる能力を発揮する。理想的ですが、それにはいくつかの条件が必要です。  その仕事に対しての適性があることはもちろんだけれど、それだけでは足りない。  人は仕事ぶりや実績を正当に評価され認められることで、モチベーションが上がり視野は広がり能力も磨かれます。  つまり誰と出会うかが大切なのです。  美大のデザイン科を卒業した紀久子には適性はあるはずです。けれどその能力を発揮し始めたのが川原崎花店に勤めてからというのが象徴的でした。  李多、光代、芳賀。3人とも紀久子をきちんと評価し、信頼を寄せてくれました。やはりこれが大きい。  結果、デザイナーとして生きていく決心をするまでになったのですから、2年間の遠回りも悪くなかったと言えます。  良禽は木を選ぶ。自分の力を発揮できるよき居場所を見つけよう。  そんなメッセージが、山本幸久さんらしい軽みのあるハッピーファンタジーで描かれていました。  さらに章題となった植物の花言葉のほか句歌や古典をうまく織り込んだ構成にも感心するばかりでした。読後感のよさはまったく心ニクイほどです。「幸久」の名に相応しい作風だと感嘆しました。

    9
    投稿日: 2023.02.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    私はとても好きな作品。 温かい気持ちになれるし、ひとつひとつの花に特別な想いが生まれる。 無事花屋さんに転職(?)できてよかった。 世の中にはブラックな会社にいることに気付きながらも辞められない人がいるんだろうな…

    3
    投稿日: 2023.02.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    主人公がいろいろな人に出会いながら成長していく姿が好きな本です。花屋の視点の本も読んだことがなかったので、面白かったです。

    1
    投稿日: 2023.02.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    お花屋さんが大好きなので、お花屋さんの大変さも知り読んで良かった1冊。 花も生物だから買ってもらえず捨てられていくのは悲しいですね。 話の内容的にはブラック企業を辞めてお花屋さんでバイトを始める紀久子の話なんだけど。 お花大好きな蘭くんが可愛い。

    8
    投稿日: 2023.02.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    すごーく好きな感じ! 何が残るわけでもないけど、 いや、花言葉とか花の知識は増えたか。 こういうゆるく進んでいくお話、大好物です。 主人公だけじゃなく 登場人物みんなのいろんな視点を想像して どんなんだろう。 って考えてニンマリする。 読みながら自然と笑顔になる本。 愛想笑いって、人に好かれようとして無理に笑うこと。 じゃないような気もするけど、そうなのか。 知らない人でも、お客さんでも話す時 私は自然と笑顔になる。 じゃあそれは愛想笑いじゃないんだ! 心地良い時間が流れた。 素敵だなぁ。 

    5
    投稿日: 2023.01.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    文量が多すぎず、読みやすかった。 花言葉について知ることができ楽しい。 ブラック企業を退職した主人公が、素敵な人にたくさん出会っていくお話で、自分もこんな環境にいたら幸せだなと思った。伊福部さんと最後どうなったのか気になる。

    0
    投稿日: 2023.01.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    俄然 花より団子の自分ですが、読みやすく「花っていいな〜」と思わせてくれる本でした。 キクちゃんがお花屋さんに馴染んでいくのも見ていて優しい気持ちになれるし、 ふっと出てくる不思議な現象(ネタバレになるので詳しくは伏せておきます 笑)も、非現実的なのにすんなり受け入れてしまえますね。 花屋さんに行ってみよう〜♪

    31
    投稿日: 2023.01.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    たくさんの花たちと人柄のいい人たちと、とても心地の良い本だった 物語の中に、不思議な存在の森教授が良い役割をしていた。最後に伊福部さんとの幸せと紀久子さんの夢が叶う一歩を踏み出した瞬間の終わりが暖かい気持ちにさせてもらいました

    0
    投稿日: 2023.01.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    王様のブランチ(やったっけかな?)で紹介されてて気になった本。 色んな花の種類や言葉知れて面白いんやけど、やっぱ日常系は続きがあんまり気にならへんなぁ

    0
    投稿日: 2023.01.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    たくさんの花と、花言葉、花の歴史、花の記念日など、花いっぱいでとても楽しかった! カラオケも花縛りw ご近所のトラブルや事件を花言葉で締める短編集、面白いアイデア。 母の日のカーネーションで始まり、カーネーションで締める、いいね! 話し下手というキクちゃん、 ピンポイントでのツッコミ、 ナイスだった! キクちゃんが泣くたび、もらい泣き。 常連さんの男の子、可愛かった。 終活している人、婚活している人、 夢に向かって頑張っている人、 夢破れて落ち込んでいる人、 すべての人に向けて読む応援花!

    4
    投稿日: 2022.12.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「お花屋さん。」 子供の頃、「将来の夢は?」と聞かれたときに、よくそう答えていた。子供ながら、水仕事で立ち仕事で、きつい仕事と理解していたので、本当になれるとは思っていなかった。でも、好意で質問をくれた相手に対して答えるにあたり、罪悪感を持たない程度には、憧れもあったのだ。 そんな、憧れのお花屋さんが、この本の中にはあった。

    1
    投稿日: 2022.12.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    一章、また一章と読み進めていくにつれ、ささくれ立った気持ちが柔らかく癒されていく、そんな物語だった。 川原崎花店が我が街にもあったら、どんなにか心豊かな暮らしが送れるだろう。 パートの光代さんは元高校教師、国語を教えていて、平安の昔から現代まで、あらゆる時代の短歌や俳句を諳んじることが出来る。花に合わせて短歌や俳句を添える。光代さんの知識量は豊富で、こんな先生に国語を教えてもらったら、退屈だった古典や現国の授業も身が入っただろうに、と思う。 国語や古典は光代さん、数学は『博士の愛した数式』の博士。 主人公である紀久子は美大を出てグラフィックデザイナーになるのが夢だが途中で潰えている状態。 でも、ひょんなことから花屋で働き出したことによって、彼女の人生は動き出していく。 それこそ、眠っていた種が水と適度な温度を得て芽吹いて育っていくように。 夢や目標があって、そこに向かっていく時、遠回りだったり、全然違う方向へ進んで行ってしまうことがある。自分が考え選んだ道に進もうとしても障害がありすぎて進めず、やむを得ず進んだ道が、驚くことに夢への道につながっていることがある。 ああ人生ってそうだった、と思い出した。 気持ちを明るく持ち、その時その時を大切に生き、諦めない心を持つ。途中で挫けそうになってもね。

    2
    投稿日: 2022.12.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    店頭によく置かれている、私もよく購入するミニブーケを作る場面が出てきた。 売れ残りの寄せ集めなのかなとずっと気になっていたのだが、特に否定的な表現はなく、普段の仕事の一つとして書かれており少しホッとした。 花言葉もたくさん出てきて、おしゃれで興味深かった。 でもストーリーは至って平和。主人公が立ち直っていく過程も順調すぎて、物足りなく感じてしまった。

    64
    投稿日: 2022.12.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    お花があると、暮らしが豊かになるようなそんな気がするのが不思議。 色とか本数によって花言葉が違うのは知っていたけど、向日葵も本数によって花言葉があるのか! まだまだ世の中には知らないことが沢山。お花の記念日もあるのも知らなかった。 そのお花の日にあわせてお花を買うとか、してみたい。でも行きつけのお花屋さんなんてない。お気に入りのお店はあるけど、もう何年行ってないかな。 私がお花をもらうときってイメージなのか、だいたい黄色とオレンジがベース。 好きな花はピンクか黄色のガーベラです。 今度、お花、買おうかなと思わせてくれる一冊です。ラストも良いですよ。

    1
    投稿日: 2022.11.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    肝心なのは焦らないこと。急いで失敗するよりも、多少時間はかかっても丁寧にしたほうがいい。 たとえなにがあっても、自分のしたいことをするんだろうな、だったら心配するのをやめて、信頼しよう。 二度や三度の失敗でへこたれちゃ駄目よ。かんばりなさい。いい?

    1
    投稿日: 2022.11.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読んでいて、とても暖かい気持ちになった。 特別な日に誰かのためにお花を買うことはあったけど、今度は自分のために買ってみよう。 こんな素敵な花屋さんがあったらいいのに。 最後の終わり方がとても好き。

    5
    投稿日: 2022.11.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    お花大好きの私! 直ぐにこの本を手にした! きっと、 お花に花言葉を絡んだお話なのでは?と、思いながら、本を開けてみて、ストーリーの面白さに、そして、ちょっと複雑な人間関係も絡めて、面白い! 生真面目な君名紀久子、最初の出だしから、何と強引な上から目線の上司。 ブラック企業とは、こういう物なのか! 辞表を渡した紀久子を見て、てを差しのばしてくれた花屋さん。 バイトしながら、自分の目的に近づく主人公。 花屋さんに勤める人達も個性溢れる人達を描いている。 花にまつわる、短歌や俳句も、為にになりそう。 著者は、文学部だったのかしら?と、思うほど、そして、それの解釈を、凄くわかりやすく花と、結びつけている。 8話から、花が、書き込まれているけれど、単品だけでなく、アレンジ出来るような添えの花も描かれて、楽しい。 そして 可愛い 蘭君が、花博世の説明が、良い! そして、森教授もミステリアスで、… 最後の 赤いカーネーションの花言葉で終わっているけど、その余韻も良かった! 楽しく読んだが、お店屋さんが、個人情報的な事を 誰彼なしに、軽率に話すのは、感心しないけど、そうでないと物語にならないか、と思う点もあった。

    1
    投稿日: 2022.11.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ブラック会社から、花屋さんへ。 社員から、アルバイトだけど、毎日が楽しく、人との繋がりが広がっていった。 色々な花や、花言葉も出てきて、推しすぎずよかった。 その後も読んでみたくなる。

    12
    投稿日: 2022.11.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    お仕事に、人間関係に、恋に とってもバランスの良い良作。 読んでいてとってもさわやかな気分になれたし お花についていろんな事知れて楽しかった。 装丁もいい。

    1
    投稿日: 2022.11.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    花のことがたくさん出てくる。馴染みがあまりないので、細かい所までイメージできなかった。でも、花が好きな人や華道に興味がある人にはたまらないと思う。 最後、主人公の紀久子に伊福部さんがカーネーションをプレゼントする所が良かった。

    1
    投稿日: 2022.11.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    紀久子と季多が出会うシーンが一番好きだな。 出てくる人がみんないい人(最初の上司でさえも季多に一言で、いい人とは言えないがそんなに悪い人ではないのかも、とすら思えてくる。) で、日向ごっこしているような気分になれる本。 どこかで、自分の好きな作家さんが山本さんを押していた気がしていたのと、このブクログでお勧めされていたので手に取る。 パステルカラーのような本が好きな私は、好きな本に入るかな。 疲れた時に沁みそうだ。

    1
    投稿日: 2022.11.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    泰山木、向日葵、菊、クリスマスローズ、ミモザ、桜、スズラン、カーネーション。 章を見るとズラリとならぶ花の名前に、花好きとしてはそれだけで嬉しくなってくる。 ブラック企業で心身ともに疲れはてた紀久子の再生の物語でもあり、お花屋さんとお客様が紡ぐ物語でもある。 お花屋さんのお仕事を垣間見れるのもおもしろかったし、常連の男の子・蘭くん親子との交流にも心温まりました。 色んなドラマがあるなぁ。 作中、花にまつわる行事や花言葉にも触れられていて興味深い。 この本を読むと、特別な日じゃなくても誰かにお花を贈りたくなる。 優しくて幸せな気持ちで読了。

    4
    投稿日: 2022.10.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    出てくる花の写真を探して見ながら、お花屋さんの空間にいるような気分で楽しめました。花言葉や花にまつわる短歌のことも書かれていて勉強になりますね。 ブラック企業で働いていた紀久子がどんどん元気になって、まるく収まって・・・ちょっと上手くいきすぎじゃない?と思ったところもあるけど・・・良かったです。 でも紀久子ちゃん、気強いというか、無神経なとこあるよね?お客さんの事情ベラベラ話したり、その日会ったばかりの百花さんに「母親失格」とか言っちゃうのは引きました。 あと李多さん、最初に思ったより出番少なかったなー。

    1
    投稿日: 2022.10.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ブラック企業を辞めた女性が、自分の才能を認められながら少しずつ人の輪を広げて行くような物語でした。ちょっとした嬉しいことで、ほんの少し目の端を涙で濡らすなんていいなあと思いました。

    0
    投稿日: 2022.10.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    紀久子は才能があるのに縁に恵まれずブラック企業で疲弊していた。李多に出会って才能も開花していく。 お花屋さんは一見華やかそうでなかなか重労働。 でも、廃棄するお花で栞作りなんかはやってみたい。 ミモザのストーリーは切ないけど好きだな。 蘭くんがかわいい。

    0
    投稿日: 2022.10.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    温かい気持ちで読めた、ほんわかする本。 登場人物一人一人が色々な悩みを抱えながらも、全員が前を向いているところがいい。花を育ててみたいと思えた。

    1
    投稿日: 2022.10.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    善き 面白かった。ほんわか、ゆっくり時間が過ぎていく感じ、お花のうんちく、ハッピーエンド、全てに◎ おすすめの一冊。 初めましての作家さんだが、他作も読んでみたい。 駅前の花屋の店長に拾われるようにひょんなことから働き出すキクちゃん。バイト仲間、街の人々、団地で出会う理系男子… 幽霊のおじいさままでかっこいい! 昔先生の光代さんが書く看板の和歌もステキ! キャストがみんないい人。そこも安心して読み進んでいける。 デルフィニウム、キンポウゲ科 蕾の形がイルカに似て、ギリシャ語でイルカを意味するデリフィスより命名 和名は燕より、大飛燕草おおひえんそう。 ホワイトレースフラワー これ好き!

    7
    投稿日: 2022.10.23