
総合評価
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powered by ブクログある美少女、蛍が転校してきて、なぜか生物部の3人の冴えないオタク達と仲良くする。蛍の行動に訳はあるか、ないか。しかしある日、蛍は死んでしまう。うん、なんと言うか、みんなオカシイ(笑) でも、みんなただ愛され愛したかった。その歯車がうまくいかない。正直、どうすればみんな救われたのか。ほんと、親が悪いよ、なんとかせーよって思う。
3投稿日: 2021.07.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
素直に面白い、と感じた。 読み終わってからまたパラパラと読み返した。 綺麗でかわいい蛍ちゃん。そんな蛍がオタクとお友だちになっていって、ゆっくりだけど、確実に侵食?していく感じがゾクゾク。そして後半からのあの畳み掛けてくる展開! 見事に繋がっていて、「運命」って本当にあるのかなぁ、と思いました。。にしては繋がり過ぎな気もするけど? 私自身イヤミス が好きなので楽しめた。 オタクって今でこそ文化の様に扱われているけど、この時の年代って、この本のように、「キモい」って言われてたなぁ…と思い出した。 女の子達のそれぞれの心情が丁寧に描かれていて、本当は誰も悪くないのにな、どうして幸せになれなかったんだろうか…、と悲しくなりつつ。余韻に浸る物語でした。
3投稿日: 2021.07.15
powered by ブクログカースト底辺で生きるオタク女子達と美少女転校生『蛍』 女子同士が絡む独特の本音と建前、深まる謎に高揚し、ラスト一文にはしてやられました。 辛い現実や環境から逃避し、違う世界に没頭するしかなかったオタク達のアイデンティティと、自分に無い美への強い憧れをもつ虚しい気持ちがとても共感できた。 ミステリとしても秀逸。
6投稿日: 2021.07.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
オタクに侮蔑の眼差しが注がれていたであろう数年前を採用している。時代設定を2007年にしたのは保険をかけたのかなと思った。五十嵐や大川ほどオタクではないが、ある人物の化けの皮が剥がれた際は何とも言えない不快感が募った。オタクの存在否定を並べ立てている為、何かのオタクである方は心して読んでください。 余白がなく、裏設定を盛り込みすぎでうまくいきすぎている点が評価下落の要因です。『これは花子による花子のため花物語』が綺麗なストーリーラインで良かったので、期待からの反動が大きかったに違いない。R-18文学賞出身の著者なので、本当は今作のようなものを書きたいのではないかと思い至った。
0投稿日: 2021.07.01
