困った時に鬼ヶ辻に行けば白蜜姫が助けてくれる。 時代物ならではの言葉遣いを用いつつ、児童書の体裁で書かれているから面白い。妖怪ゆえの倫理観に則った懲悪ものだから怪談要素も加わり、さらに面白い。 色々な道に繋がる入口となりそうな作品。

白蜜姫…一体どこの王蜜の君なんだ……。 イケメンの極悪男のザマア展開って廣嶋玲子先生、好きなんかな…

http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2009/03/post-8c07.html

白蜜姫の好きなもの。それは人間の魂。 心が邪悪であればあるほど、妖しさに燃え上がる魂。 悪人の魂はねばっこい。 魂の持ち主が卑劣であればあるほど、たまらない。 そんな魂を手に入れるためには、人を助けねばならない。 煩わしい。人を助けるなんて、そんな事はしたくない。 でも、その不自由さが楽しい。 大変な思いをして手に入れた魂。極上です。