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虹いろ図書館のへびおとこ
虹いろ図書館のへびおとこ
櫻井とりお/河出書房新社
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総合評価

77件)
4.2
27
28
14
0
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    11月の読書会課題。 夢中でよみました。 いじめで心を閉ざした少女が、図書館で「へびおとこ」と呼ばれる司書と出会い、少しずつ自分を取り戻していく物語。 静かで優しい言葉が心に染みて、読後にはそっと背中を押してもらえるような一冊でした。 図書館や本が好きな人におすすめです。

    3
    投稿日: 2025.10.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小6の女の子が転校していじめに遭い、不登校になり、 図書館に通い出す話 シリーズもののようです ラストの急展開 不登校仲間との再会が良かった 民営化でスタッフ総入れ替えは悲しいけど みんな公務員だったのね

    1
    投稿日: 2025.10.18
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    学校以外のほかの居場所が子供には必要だという現代らしい話 いじめの描写はあるが、最後にはやり返すのでモヤモヤはしない ただ首謀者はもっとひどい目にあってほしかった(笑) 父親の置かれた状況がよくわからないまま話が進むが、子供の一人称視点ゆえ仕方がないだろう

    0
    投稿日: 2025.06.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    予想と違う話だった。感想を読んでファンタジーかと思っていたら、もっと現実的な話でおもしろかった。 へびおとこは何かの病で顔にあざがある司書。いじめで学校へ行けなくなったほのか。行くあてのない昼間たどり着いたのは図書館だった。 いくら守秘義務があるとは言え、さすがに現実ではこうはできないと思いつつ、癒されながら読んだ。 ハッピーエンドで読後感もよかった。

    19
    投稿日: 2025.01.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    不登校になった主人公の状況に、胸が痛んだ。小学生が平日の昼間に図書館にいても、本当に声はかけられないのだろうか。さっぱりしているほのかのお姉さんのキャラが好き。 ほのかのイヌガミさんへのプロポーズのシーンにはドキドキし、ラストの数年後の展開には胸が熱くなった。 実在の児童書がたくさん出てきて、表紙に登場しているのが嬉しい。こまったさんの後ろ姿も!後ろ側の見返しのスイミーの絵には涙。 帯の辻村深月の好きなシーンってどこだろう。

    1
    投稿日: 2025.01.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    〈知ればその分怖くなくなるから、今までより広いところへ行ける。知ることは便利な道なんだよ〉 悲しみ。怒り。困惑。驚き。悲しみ。その感情。言葉にする力。逃げてもいい。考えすぎてはいけない。戦うことだけが、正しさでもないから。

    1
    投稿日: 2024.12.26
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    タイトルからファンタジー要素が入るのかと思ったらそうではなく、ヘビのような痣のある司書さんだった。 ほんと逃げ場は必要。詮索しないで普通に接してくれる大人がいるって大きい。 そして月日が流れてまた交流が始まるのが良かった。

    4
    投稿日: 2024.11.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本屋さんでたまたま見つけて、なんとなく気になって手に取った1冊。 主人公は小6の女の子なんだけど、その子の横でずっと見守ってるような温かさを感じられた。作者の方の言葉選びが本当に優しい。 いじめで学校に行けないほのかちゃんとスタビンズ君と、見た目がちょっとちがうイヌガミさんと、この本を通してこの人たちと出会えてよかったなあ〜と思えるくらい素敵な本だった〜普段はつまらなそうな目をしてるイヌガミさんが学校に行けずに図書館に来たほのかちゃんを守ったのが印象的だった。居場所があるってだいじ。

    0
    投稿日: 2024.09.12
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    子どものころの悩みって、すごく深刻で、いろいろ心配して、心が押し潰されそうな時があったけど、いまはそんなことあったな、何でそんなにドキドキしたんだろうと思うんだけど、当時の気持ちのまま読んで、ほのかの気持ちに寄り添いながら読むことができた。 解説にあったように、現実は必ずしもハッピーエンドにはならないけれど、だからこそ、そういう本を読みたい時もある。希望と勇気が湧いてくる一冊。いま、問題抱えてる子も、大人も、その世界観を試してほしい。

    2
    投稿日: 2024.09.08
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    一人称あたしの小学六年生が主人公。 まったく期待せず、なんとなくこんなん流行ってんのかあとコーヒー片手に座席に持って行き読み始めて、そのまま購入。 いろいろな思いが触れてきた。 なんだか、なんていうか、宝箱に入れてた宝ものみたいな本。

    6
    投稿日: 2024.08.12
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    敬愛する佐原ひかりさんが『ポケットに入れて持ち運べるやさしいおまもりだよ』とオススメしていたので読んだですが、すごく良かったです。本当にお守り代わりに持ち歩きたい一冊です。 第一回「氷室冴子青春文学賞」大賞受賞作品だけあって、大人も子どもも世代を超えて楽しめるいい作品だと思います。 ほのかの初恋と失恋もイヌガミさんが幸せになっているのもすべて美しいし、最後のスイミーがたまらなくいい。 巻末にこの物語に登場する作品が載っているのもとてもいい。子どもが小さかった頃に戻って全部一緒に読みたい。 虹いろ図書館シリーズ全部読むぞ。

    13
    投稿日: 2024.07.18
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    自分自身、本を読む習慣ができたのは社会人になってからだったから、子供時代にこんな風に本の良さを教えてくれる人と出会えていたら、素敵だなと思った。物語の主人子に例えられるの憧れる!

    0
    投稿日: 2024.05.11
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    最後におかえり図書館へでほのかさんが18歳になっていてしめくくりにちいさなかしこいさかなのはなし裏表紙にも赤い魚に一つだけ黒い魚があるのもおもしろかったです。

    1
    投稿日: 2024.04.10
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    再読。 もっとこのシリーズが広まれば良いのにと思うのと同時に、知っている人だけが知っていて欲しいという気持ちもある。つまりは私はこのシリーズが大好きです。 不登校という問題を、とてもライトに、しかし真っ直ぐに受け止めている作品。 そして、私たち大人が子供に対してどのように接すれば良いのか。その選択肢を広げてくれる作品でした。 分類としては児童書なのかもしれない。だとしたら児童書の持つ力って凄い!

    1
    投稿日: 2024.04.01
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    未知は不安だし恐怖、だからこそ自分と違うものには攻撃的になったり億劫になったりする。知ることは安心だし、ワクワクするし、世界が広がっていくということ。今まで出会ったことのない知識や体験、経験、他人と出会うことで人生も心も自由になれる。 今知らないことをもっと知りたい、てゆーかもっと図書館でゆっくり本が読みたい、そう思えました。

    0
    投稿日: 2024.02.01
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     ページをめくる手が初めて止まらなかった、いろんな気持ちが描かれていた、と小学校6年生が目を輝かせて薦めてくれた1冊です。  主人公ほのかが経験したいじめ、図書館員たちとの温かい関わり、家族への思いが真っ直ぐ描かれ、心が揺さぶられました。  この図書館のような心の拠り所となる場所を必要としている子がどれほどいるのでしょうか。イヌガミさんのように、立場が上の人にも毅然と立ち向かえる、そんな大人でありたいと思いました。

    12
    投稿日: 2024.01.27
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    本が好きな人なら「虹いろ図書館」というタイトルだけでもワクワクするはず。絵本や児童書がそこここに散りばめられていて、大人は懐かしい気持ちになったり、小学生なら新たな本との出会いに胸が高鳴ったりすると思います。 主人公・ほのかがつらい思いをする姿には胸が痛むけれど、彼女が一歩一歩自分を奮い立たせて進んで行く様子には、大人も子どもも関係なく、勇気づけられ心動かされるものがあります。 こんな図書館が近所にあったらなぁと思わずにはいられません。そこにはもちろん「へびおとこ」の司書イヌガミさんや他の司書さんたちもいてほしい! 読んだ後にほっこりする、素敵なお話です。

    1
    投稿日: 2023.12.25
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    哀しみ、うまくいかない日常、達成感、ほのかな恋心…。小学校高学年女子の揺れる心を、とても丁寧に掬った見事な作品。少し年上、でも欠けたところのある魅力的な異性という存在は、やはりドキドキさせてくれますね。公立図書館が舞台で、絵本児童書に限らず、いろいろな名著が出てくるので、本好きにもたまらない作品です。

    0
    投稿日: 2023.05.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    良質な児童書。 転校後、いじめが原因で学校に行けなくなった小学校6年生の少女・ほのか。といって行くところはなく、図書館で時間を潰すようになる。そこには、顔の半分が緑色で、ほのかの同級生から「へびおとこ」と気味悪がられている図書館員・イヌガミがいた。 当初は同調したほのかだったが、図書館に通い、イヌガミらと接するうちに、自らの偏見にも気づいていく。 平日の朝から図書館に入り浸る少女を、静かに見守る図書館員たちの視線が温かい。(少し前に、図書館からのこういう子どもたちのための居場所としての呼びかけもありましたね。) 一方、それを糾弾する権威者や興味半分の問いかけに対しては「図書館は利用者の秘密を守る」と、毅然と拒否する矜持が素晴らしい。こういう大人でありたいし、こういう大人を守れる人でもありたい。 勇気が必要だが、傍観者でいたら何も守れない。小さくても声をあげ続けなければ、人権は画餅に過ぎないことになってしまうというのは、現実でいやというほど見せられている。

    11
    投稿日: 2023.03.22
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    ぐいぐい読んだ。高学年の子から読めると思う。 大人の目で読むと、トゥーマッチな表現とか、ご都合主義の設定とか、気になるところはあるものの、ぐいぐい読めたのは、共感できる人が複数いたからなのかな。

    0
    投稿日: 2023.03.06
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    いい作品だった! 主人公と図書館、そしてそこで働くスタッフ(司書)との関係性の変化の描写が見事だった。最初は偶然入った図書館だったのが居場所となり、そこから巣立っていく様…それと同時にただの図書館利用者とスタッフだったのが図書館の仕事を知り、次には見守ってくれる人となり、自分の存在意義を感じさせてくれる人になり…。私も気付かないうちに感情移入していて、主人公がさよならする時はドキドキ、そして淋しくなってしまうほど。 それと、名作が,ズラリと登場。名作と本作をむりやりこじつけたり絡ませることなく、さりげなく主人公たちに薦めるという形で。それもまた良かった!他の方が書かれていたのだが、著者は元司書とのこと。児童サービスを担当されていたのだろうか…本作に登場する司書の言動や毅然とした姿勢等、心に留めておきたい。

    0
    投稿日: 2023.02.23
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    小学校高学年~中学生位の子達にぴったり! 虹色図書館を舞台に、いじめで不登校になってしまった女の子が図書館の人たちと関わって成長していく短編小説。 保健室登校ならぬ、まさかの公共図書館! 図書館で勉強したり、仕事を手伝いをするなかでだんだんと逞しくなり、いじめに立ち向かっていく。 作者は公共図書館に勤務しながら小説を書いているので、図書館の仕事が色々と書かれているところも読みやすい。

    1
    投稿日: 2023.01.22
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    ・主人公のほのかが学校に行けなくなって、朝なんとか図書館が開く時間まで時間をつぶす算段をつけているところが、悲しかった。小学生がのあるこんなことに頭を使わなきゃならないなんて。リストラされたサラリーマンみたいで…。 ・担任の織田先生が最初あきらかにいじめをわかっていながら知らないかのような素振りだったのは、少し殺意がわいた。でもそのままの先生でなく、後々図書館で自分のいたらなさを反省してるところを読んだら、小学校の先生の苦労もわかるだけにやるせなさを感じた。担任1人で解決するのは無理だよね。他の先生と連携してほしい。 ・図書館のヤングアダルトの説明がよかった。私みたいなおばさんでも読んでいいんだね。 ・この本を読んでいると、たくさんの児童書や絵本の一場面が出てくるけど、それがこの物語の説明を上手く捕捉してて、さすが作者は元司書さんだね。 ・スタビンズくんメインの話はあるのかな。ぜひ読みたいな。

    0
    投稿日: 2023.01.22
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    図書室本。 嫌な世界。転校生にはじめは優しい。その後は、イビリ・いじめが続く学級なんて。 自主不登校で平日の居場所が図書館で良かった。

    0
    投稿日: 2022.11.04
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    冒頭から明るいテイストの、暗い話で慄く。秘密とか居場所とか大人が忘れて気づかない大事なことを思い出させてくれる。先生は最後までダメだったな。

    0
    投稿日: 2022.10.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    こんな素敵な本に出会えて良かったです。 主人公のほのかはいじめにあい不登校になるのだが家庭環境も複雑で迷惑をかけたくないほのかは学校にいったふりをしながら図書館ですごすようになる。 前に聞いたことがあった、学校にいきたくないんなら図書館にいこうってゆうのを実際に取り組んでいる県があると言うのを聞いた事がある。 この物語のほのかもそんな感じで図書館の職員さんに見守られながら図書館ですごすようになる。 図書館員はここに誰がいつ来ているのか、ここでどんなふうに過ごしているのか、どんな本を読んでいるのか、どんな本が好きなのか、その他いろいろ見たり聞いたりしたことを他の人に教えてはならない。そんな決まりが実際にあるのか、図書館員さんの事を気にした事がなかったけど、図書館という学校とも本屋とも違う雰囲気はそんなところからも現れるのかとも思った。 本のサブタイトルは実際にある本のタイトルで作中にもたくさんの本が登場する。 図書館員さんのイヌガミさんは顔半分に緑色のあざがあり、気味悪がられる時がある。生まれつきあるというアザにイヌガミさんはいっぱい傷ついて生きてきたんだと思う。だからこそ子供の心の傷に敏感で、優しく寄り添ってくれる。 ほのかの先生がお偉いさんと初めて図書館訪ねてきた時も、イヌガミさんは、ここに来られなくなった子供は次はどこに行くんですか?と、行き場を失った子供のことも考えていて、いつも冷静な彼がほのかのために声を荒げるシーンにグッときた。 原作よりも先に映画をみるのはお勧めしないとゆうくだりにも衝撃を受けた。映画を先に見てから本を読むと自分で想像する世界を作り出せない。本が先なら自分が想像するお話の世界と映画のスタッフの考える世界と両方とも楽しめる。分かってはいたつもりだけど、アニメ化や実写化にアンチがいるのを見ると、世界観を壊されたと言う消極的な意見を言う人ではなく、それはそれ、これはこれというように、別の世界のものとして両方を楽しむ人のほうが良いと思った。

    2
    投稿日: 2022.09.25
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    いじめられて不登校になった主人公が日中行き場を無くして大人の目を誤魔化すのがリアリティあった。親がいなくなるまで家に帰れないこととか、帰りに同級生とかち合わないように少し早く家に帰らなきゃ行けないこととか、身に覚えがあって共感できた。 子供の頃ドリトル先生を読んでいなかったので読んでからこの本に出会いたかったと少し勿体なく感じた。

    0
    投稿日: 2022.09.22
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    学校図書館は頼りにならなかったか…。 居場所って大事です。受け入れてくれる場所。 利用者の秘密はどこまでも徹底して守る。 実際これが良いことなのかどうかは分からないです。 本当にやるなら、学校と保護者を通すことになるんじゃないかと思います、もちろん本人の気持ちに添うように、だけど。 でも、そうしなかったからこそ得られたものもあるのだと思う。 都合よく無視してくれて、都合よく関わってくれる。 ずっとそうしてはいられなくても、そういう場所が必要になる時がある。 それに図書館がなれるのなら、それは願ってもないことだと思います。 しかし業務委託か。いったい何の声を聞いているんだろうな、上の人は。 そして利用者は何か声をあげたのだろうか。 結局は、その図書館を使う利用者の声が何より強いのだけどなあ。

    0
    投稿日: 2022.09.14
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    図書館が守る本当の真理は、行動で示すものだと、この本を読むと思う。 本筋ではないが、本が届けてくれる真理がにじむ言葉やキャラクターを図書館内の掲示に使うことの是非についても、考えさせられた。諸権利を尊重しつつ、許容範囲も広がるといいなと思う。 この本の図書館の人たちのように、利用者さんを守れたらいいなと思う。 映画ニュー・シネマ・パラダイスのような読み心地のYA物語だ。 本を好きな人ほど、楽しめる。

    0
    投稿日: 2022.08.19
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    転校生のほのかが、クラスのかおる姫からへびおとこを見に行こうと誘われて行った先は、図書館だった。 そこの図書館の職員さんの顔の右半分が緑色だったのだ。 その帰り、ねこにいたずらをしようとしたかおる姫を注意したことから翌日クラスのみんなが冷たくなり、いじめを受けるようになった。 学校へ行けなくなったことを父や姉には言えるはずもなく、おまけに母は入院中で家のことも大変な状況で、毎日登校するふりをして図書館へ行っていた。 へびおとこと呼ばれていた男性職員は、イヌガミさんで隠れて図書館で過ごすうちに他の職員さんの顔や図書館に午前中に来る子ども連れの人たちの様子までわかるようになった。 イヌガミさんは、学校へ行ってないことに触れず、本をすすめてくれたり、書庫で簡単な作業の手伝いをさせた。 担任の先生が、ほのかが図書館で過ごしていることを知りやってくるが、イヌガミさんは、図書館は利用者の秘密を守ると言って何も喋らなかった。 ほんとうに子どものことを心配しているのか、と。 図書館へ来る子に学校はどうしたと問いただしたら、その子は、次はどこへ行くんですか?と。 そうやって、子どもの行き場をなくし、追いつめろというのですか?と。 担任は、自分の力不足を反省し週に一回は図書館へ来てイヌガミさんに手紙やプリントを預けて帰って行く。 クリスマススペシャルおはなし会にも声の出演をしたりして、学校ではないところでほのかは、楽しむ。 そのうちに先生や父とのやりとりで学校へ行くようになる。 ちょっとしたきっかけで学校へ行けなくなるときにどこへ行けばいいんだろう。 家族に迷惑をかけたくない。 何も言わずに受け入れてくれる場所があればどんなにほっとするか…。 そして、何も聞かずに受け入れてくれる人がいる。 こんなところが近くにあればいいと思わずにはいられなかった。 そういう場所や人の思い出があるだけで成長できるし、強くなれると思った。

    28
    投稿日: 2022.08.08
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    図書館で借りて読みました。 読みやすいしイヌガミさんが良いキャラしているので面白いです。ほのかにも共感しました。最後が結構急に感じましたが読み終えた後はいい気分でした。 個人的にTwitterで感想を書いたら作者様からいいねを貰えて嬉しかったです笑

    2
    投稿日: 2022.06.15
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    ネットギャリーにて読了。 ずっと読みたかった本だったが、手に取る機会がなかった。 表紙の絵から、図書館から異空間に行くファンタジーなのかと思っていたが、全く違った。 主人公のほのかは小学6年生。母は、重い病気で長期間入院している上に、父親の仕事の都合で転校することになってしまった。 転校先のクラスカーストのてっぺんにいると思しきかおり姫に放った一言で、いじめのターゲットになってしまう。 最初は耐えていたほのかだが、学校に行こうと思っても足が一歩も踏み出せなくなってしまう…そんな時にほのかを受け止めてくれたのが、かおりと行った記憶のある、ボロいグレーの建物…図書館だった。 読むのが辛くなるほどの、イジメ。 担任の先生はちょっと無責任過ぎやしませんか?お父さんやお姉ちゃんはなんで気付かない?と問い詰めたくなるほどだ。 図書館が開くまでの時間や、休館日の時間をどうにかやり過ごすほのかの様子に、本当に胸が痛くなる。 図書館のヘビ男こと、無愛想なイヌガミさんの存在に読み手もどれだけ救われたことか。 終盤になるにつれ、光が見えてきてホッとする。 スタビンズ君との再会は出来過ぎな気もするが、それくらいのプレゼントがないとね、と思わせる着地点だと思う。 学校のクラスに居場所がないと感じている生徒は結構いる。 クラス替えが恐怖だという生徒も。 学校は色々な点で配慮をしているし、私の知る限り先生方も、様々な状況の生徒に寄り添っている、自分が中学生だった頃とは、大違いだ。 イヌガミさんの、図書館は個人の尊厳を守り、利用者の側に立つというその事を私も胸に刻みたいと思った。2022.6.10

    23
    投稿日: 2022.06.12
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    本好きには、たまらなく… ちょっぴり心折れてる時は、やっぱり図書館行こうかな、って思える本かな。 私は、スイミー、大好きです。

    1
    投稿日: 2022.04.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小6の2学期に転校した先の学校でいじめられ、学校に行けなくなったほのか。 お母さんは入院して容体は思わしくなく、スーツをばっちり決めて会社に行っていたお父さんは、作業服を着て疲れ切って帰ってくるまで働いている。 高校受験を控えたお姉ちゃんは、それでも嫌な顔をせずに家のことをやってくれている。 学校に行きたくないなんて、誰にも相談できないほのかは、ふとしたきっかけから町の図書館にこっそり通うようになる。 いじめのえげつなさも嫌だけど、見て見ぬふりをする担任の先生はもっと嫌だ。 ほのかは心の中で、「本当に気付かないの?そんなはずないよね」と先生に問いかけるが、実際には早々にあきらめきったと言っていい。 ほのかは図書館に通っても変に思われないように、お母さんと図書館に来ているの。 お母さんが旅行先のガイドブックを借りてくるまで、私は勉強をしているの、というふりをして過ごすのだけど、大人がたくさんいて気づかないわけがない。 ちゃんと遠巻きに見守って、少しずつほのかとの距離を縮めていくところがいい。 ある日、急にほのかのクラスが学校の行事で図書館に来てしまい、ついに図書館にいる事が学校にばれてしまった。 後日訪れた先生たちにほのかの所在を聞かれ、「図書館の自由に関する宣言」を盾に「図書館は利用者の秘密を守る」という、司書のイヌガミさん。 それに対して先生が「そもそも、小学生が平日の昼間から来ていたら、学校はどうしたと問いただすのが、大人の常識じゃないですか?」と言う。 まさしく正論だ。 けれどイヌガミさんは「問いただしたら、その子はここに、もう来られない。次はどこへ行くんですか?そうやって、子どもの行き場をなくし、追いつめろというのですか?」と逆に聞き返す。 ここで初めて先生は、見て見ぬふりをすることと、見ないふりをして見ていることの大きな違いを知ったのではないだろうか。 そして正論だけでは救えない子どもがいる事も。 とても多くの絵本や児童文学がこの本には登場する。 大量の折り紙で作った赤い魚の正体はすぐにわかったけれど、奥付の後ろにちゃんとイラストになっていた。 スタビンズくんが折ったやっこさんたちもちゃんといた。 そういうことのできる、わかる、大人でありたいと思った。 私が借りた図書館では、普通に大人の本として初夏に並んでいたけれど、できればこれはヤングアダルトの本棚においてほしい。

    2
    投稿日: 2022.03.11
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    _/_/ ガーナのおすすめ本商会 _/_/ 025 (毎月一回の予定です) ガーナのおすすめ本商会(25) 『虹色図書館シリーズ』 著者・櫻井とりお 河出書房新社 受験に受かって大喜びな、ガーナです!  寒い季節なので暖房の効いた部屋でみかんを食べながら本を読みたいと思います!! 今回は 「虹色図書館のへびおとこ」 「虹色図書館のひなとゆん」 「虹色図書館の怪獣たち」 の虹色図書館シリーズを紹介しようと思います。  最初のお話、虹色図書館のへびおとこに出会ったのは今から何年も前でした。特徴的な質感の表紙と色とりどりの絵に心を押されて買った本です。 正直、そのときは内容はよく分かりませんでした。 私は、外食した時本屋に寄って買うことがよくあり、この本を買った時もそうでした。 でも、家に帰ってページをめくると、気づいた時には夜中の1時になっていたのです。このシリーズ全部の特徴なのですが、情報がわーーっときていろんな感情が溢れて、それから最後、ひょいっと予想外なものを置いていくので、読み終わってすぐ寝るとかできません。 私の場合はめっちゃ喋りたくなるので、それから寝るまで、気持ちを消すためにもう一冊読みました。 そんな、虹色図書館シリーズ……。 その時からずっと紹介したいと思っていたのに重い腰が上がらず……。 でも新作の」虹色図書館の怪獣たち」を読んでやっぱ紹介しよう!と思ったので頑張っていい所を伝えていこうと思います。 あらすじは、悩みや迷いを抱えた人が本や図書館に通ってきて、できた人々との繋がりなどで自分が変わっていく、そんな話です。 左側が半分緑で鱗のようになっている犬神さんが重要な人物で、いっつもつまらなそうな顔をしていますが悩んでいる人に児童書を通して元気づける優しい人です。 “へびおとこ”と“怪獣たち”の話は、繋がっていますが“ひなとゆん”はそれとはまたちょっと違う感じなので、どの巻から読んでもいいと思います。 今回は“ひなとゆん”は置いておいて、繋がっている他の二作を紹介します。 虹色図書館のへびおとこでは、いじめがきっかけで学校にいけなくなった主人公ほのかが、この図書館に出会い、そこで沢山の本や人物たちに背中を押され、居場所を見つけて変わっていく、そんなお話です。三作目のその話と対比になる虹色図書館のかいじゅうたちで、ほのかをいじめていたかおりの小さい時からの本との関係とか、犬神さんの本当は感じていた気持ち、過去とかが分かります。 最初は時系列がわけわかんないので 「どうゆうこと?」 となりますが、最後全てが分かった時にはへびおとこで、はってあった伏線が全部わっときて、思わずため息をついてしまいます。他にも、どの話も現実に存在する児童書がたくさん出てきます。 「チョコレート戦争」など、私は結構懐かしい気持ちになりました。 どっちの話も、すごく感動する話で、一作目の最後の方で、ほのかと仲良くなる少年、ドリトル先生のシリーズにでてくる助手のトミー・スタビンズくんがあだ名の富田が「ドリトル先生のシリーズは長いから読み終われないと思ったけどこれで読みおわったわ。なんでも終わりがあるってことだよ。」っていうのが一番心に響きました。三作とも全部そうですが、始まりがあって盛り上がりがあって、そして終わりがある。人生も面白いシリーズの本もそうなんだなっていうのが伝わるそんな本でした。紹介するのが難しく、いつもより上手く書けませんでしたが、読んでみなきゃ分からない良さがすごくあるので、みなさん、是非読んでみてください。 自分が好きな本ほどレビューが下手になるガーナでした。 2022/03/03

    0
    投稿日: 2022.02.27
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    転校した小学校でいじめにあった 火村ほのか は、朝家を出て学校へ行かずに町の図書館で時間を過ごしていた。 図書館児童コーナーにいるのは、病気で身体の左半分が緑色のため名物へびおとこと呼ばれるイヌガミさん。イヌガミさんはつまらなさそうに仕事をして折り紙が下手。美人同僚のうつみさんのことが好きらしい。 そして ほのか と同じように図書館登校する中学生男子のスタビンス君もいる。 イヌガミさんは学校のある時間に図書館に入り浸る ほのか のことを言いつけたりしないし、図書館の過ごし方を教えてくれたり、面白そうな本を教えてくれたり、仕事もやらせてくれる。 図書館には「図書館の自由に関する宣言」がある。「図書館は利用者の秘密を守る」というものだ。学校でいじめられている子が図書館にいるなら、「学校にいけ!」と追い出したり言いつけたりしたら居場所がなくなるだけではないか。 ほのか が図書館で知った本は、「ぐるんぱのようちえん」「ドリトル先生シリーズ」「指輪物語」などなど。指輪物語では、本と映画から人間が得るイメージの違いが説明されます。 さらにへびおとこイヌガミさんを通して差別のこととか、人の一人ひとり違うという個性のことや、ちょっとした初恋描写とか、思春期の成長が書かれます。 この図書館の壁に貼られた注意書きがセンスが良いですね。 どろんこハリーが「手を洗おう」、番ねずみのヤカちゃんが「図書館では静かに」って(笑・笑・笑) いやーこれ考えるの楽しそうだなあ。

    15
    投稿日: 2022.02.23
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    小6の転校生が学校での居場所を無くし、辿り着いたのは図書館。そこで出会った、体の一部分が緑色のへびおとこことイヌガミさんという男性図書館員。 家庭の事情でにっちもさっちも動けず、どうやって日々を過ごしていこうかと悪戦苦闘する主人公が最初は読んでいて辛かった。 タイトルはファンタジーかなと思わされるが、そんなことは全然なく、たぶんどこかの図書館でこういうことが起こっているのではと感じさせる超現実ベースの物語。 学校に居場所がない子が逃げるのではなく、 別のところに居場所を見つけられる術があれば良いのにと思った。 主人公が成長して高校生になった時の話が入っていて、読んで安堵。

    1
    投稿日: 2022.01.24
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    ほのかちやんが、イヌガミさんのあざについて質問するところ、それに対するイヌガミさんの答えがただ素晴らしい!

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    投稿日: 2022.01.22
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    子どもの頃から図書館が好きだった。 子どもに開放された部屋に寝そべり、 マンガや本を読んで過ごした。 小窓から差し込む陽だまりの中、 無為な時間が幸せだった。 もう図書館で寝転ぶことはできない アラフィフのおじさんとなった今も、 毎週、相変わらず図書館に通う。 ピカピカの新品の本より、 古びた本に愛着を感じる自分がいる。 読み進めながらどんな作者だろうと、 著者紹介を探す。 「この物語に登場する作品」の一覧が目に入る。 その長さだけで、 ああこの人は本が好きな人だと感じさせられる。 公立図書館で非正規の司書をしながら、 小説を書き続けるという著者紹介を見て、 やっぱりと確信する。 不登校になった小学生の女の子のが主人公。 彼女が逃げ込んだ先は図書館。 そこには”へびおとこ”が居た。 へびおとこは彼女を諭すわけでも、 何かを教えるわけでもない。 彼女を放って、 不機嫌そうにただ自分の仕事を行うだけだ。 図書館に集う人たちを見ながら、 彼女は自身で必要なことをみつけ学んでいく。 今いる場所が生きづらいと感じる人にとって、 陽だまりを感じさせる本。

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    投稿日: 2022.01.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み始めて真っ先に思い出したのは、以前話題となった「学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい」というツイートでした。 クラスメイトからの陰湿ないやがらせが原因で、学校に行くことをやめた小学6年生の火村ほのか。人目を避けるために飛び込んだおんぼろ図書館で、彼女は様々な人や本と出会います。 ほのかが受ける仕打ちがひどくて、それを家族に悟られまいと歯を食いしばって耐える姿を見るのもつらかったのですが、そこに図書館があって本当に良かった。 (「図書館の自由に関する宣言」のイヌガミさん、涙出るくらいしびれた。) 安全な場所で安全な大人に見守られながら、これからどうするかをゆっくりと考えられる。そんな場所がどの子にもあって欲しいと、心から願います。 表紙の絵もすばらしい。ずっと見ていたいです。

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    投稿日: 2021.12.29
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    転校がきっかけでイジメに会い、不登校になって図書館で過ごすようになった小学六年生のほのか。 図書館の司書さんは体半分に緑の痣がある、へびおとこ。ちょっと昔という設定だから、見た目を堂々と気持ち悪いという親子が出てきたり、イジメや不登校への対応がユルかったりしますが、色々な問題を提示しながらお話自体はしっかり進んでいくので、楽しく読み上げられました。五分シリーズと書いてあるけど、この本は一冊丸々続いてる本です。 児童書としては類書が思いつかないようなタイプ(どこかは似ているけど、この本自体がどのテーマにも寄ってない)で、物語に登場する本も沢山あり、会話も多く読みやすい内容でした。

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    投稿日: 2021.11.20
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    転校、いじめ、不登校、母の病、他人と違う見た目、図書館の役割、見守る大人。様々な要素が詰め込まれているが、主人公ほのかの視点で彼女の見たもの感じたものに集約され物語が散漫にならない。 彼女の心が丹念に描写され、気付きを与えてくれる。

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    投稿日: 2021.11.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読んだ後、やさしい気持ちになりました。この本の作者は、本が大好きなんだろうなあ。お話に出てきた本、読みたくなりました。心に残ったのは、主人公のほのかが自分の友達への勝手な憐みに気づくシーン。"かわいそう"で"守ってあげ"るべきだと思っていた友達の他の一面を見た途端、"ズルされた気持ち"になったほのか。そのことに無性に腹が立って、勝手に腹が立つ自分も嫌になって、初めて友達を憐んでいた自分に気づく。憐みではなくその人の存在自体を受け止める、これってとても難しいことなのかもしれないと思いました。

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    投稿日: 2021.11.03
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    読書が苦手だと思っていても、本が好きな人、図書館が好きな人におすすめしたい。本に対して憧れがある人とかなんとなく図書館の空気が好きな人とかそんな人におすすめ。

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    投稿日: 2021.10.13
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    いじめられて不登校になってしまった火村ほのか。 たまたまたどり着いた図書館で顔半分がみどり色の”へびおとこ”こと司書のイヌガミさんと出会って・・・ 今年読んだ本の中で一番好きです。主人公がいじめられるっていう辛い場面からスタートするけど、図書館の人たちに悪い人は全然いなくて、小学生のころにこんな図書館があれば良かったなぁって思いました。そしてイヌガミさんの大ファンになっちゃいました。笑 小さい頃からわりと本は読んでるつもりだったけど、この本の中に登場する本を全然読んだことがなかったので参考文献をチェックして読んでいこうと思います。

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    投稿日: 2021.09.27
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    居場所のない子供が図書館に通うようになり 図書館にいるスタッフや登場人物も過度に互いに 干渉せずただ図書館に通う人達の情報や居場所を 守り続ける温かいストーリー。 苦労を抱える家族に頼らず自力でいじめも何とか乗り越えようと模索する意思の強い主人公であるが、 世の中こう強い子供ばかりではない。大人が見えないところでいじめがあるかもしれない。 通えなくなるほど酷いいじめが会った時に この図書館のような気軽で勉強できる場所があったらいいなぁ。 今でこそ自分で居場所を見つけなければいけない時代ではないはずなので、頼りやすい場所、相談しやすい場所を誰もが知っているよう周知しておくことが大切だ。 終わり方や再会の仕方があまりにハッピーエンドだなと思ったけど、居場所やいじめについて考えさせられるという意味ではとても良いストーリー。

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    投稿日: 2021.08.30
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    図書館って、こういう場所であって欲しい。 まわりにたくさんの人がいるけれど、誰も自分の世界にずかずか踏み込んでこなくて…でも自分が求めさえすれば、色んな事や様々な人とコミュニケーションがとれたりもする。 ひとりで過ごすことが、寂しくも後ろめたくもない、最高に私の好きな場所。 生きていくことに苦しくなったとき、どこでもいいから自分に居場所があれば、何とかそこで踏ん張れることってあると思う。女の子が出会えた図書館と、そこでの出会い。それぞれの成長とこれからの未来へのワクワクが、とても暖かく、素敵な1冊でした。

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    投稿日: 2021.08.03
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    いじめがきっかけで学校に行けなくなった、小学6年生の火村ほのか。たどり着いたおんぼろ図書館でみどり色の司書、謎の少年、そしてたくさんの本に出会い、ほのかの世界は少しずつ動き出す!こころを彩る感動の物語。世界一美しいラストが、あなたを待っています。第1回氷室冴子青春文学賞大賞受賞作。 題名から、ファンタジーかと思ったけど、現実世界の話だった。理不尽なことに対して、しっかり怒れる登場人物たちに救われる。ほのかが安心して過ごせる、図書館という場所があって、本当によかった。時間は待ってくれなくて、物語はいずれ終わってしまうけれど、その先に素敵な未来が待っていることもある。進むこと、今を変えることを怖がらず、自分の道を探っていけるようになったほのかに、拍手!

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    投稿日: 2021.07.11
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    学校行くのが嫌になっちゃった子が、理解者と居場所を見つける話は、無条件に好きなのですが、それが図書館というのがまたよかった。図書館はこうであってほしい。

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    投稿日: 2021.06.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    見事なハッピーエンド~お母さんが入院し、お父さんは業務上横領をしたと会社を追われて慣れない現場仕事に移り、小学校6年の私と姉はエレベーターのない5階建ての団地の4階に引っ越し、かおり姫が支配しているクラスでイジメに遭って不登校になった。誰にも心配を掛けたくなくて昼間に逃げ込んだのは図書館で、顔に青痣のあるイヌガミさんにも慣れた。中学生のスタビンスともため口を利くようになった。図書館の諸々の仕事を手伝うようになり、クリスマスには大きな紙芝居の主役の声も務めたが、それは担任と父親も見ており、話し合いで保健室登校が決まり、かおり姫と対決する覚悟も固まった。お父さんの疑いも晴れ、元に家に帰れることになったが、雪の夕方、お母さんの容態が急変したと姉がタクシーで迎えに来た…~子供が読む本は小難しい理屈は要らない。ハッピーエンドで結構、結構。これがバッドエンドじゃネェ

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    投稿日: 2021.05.17
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    図書館が居場所になるっていいな。ほのかが図書館に行くようになったのは、決して明るい理由からじゃないけど、それでもそこでの出会いに救われたのかもしれない。 人は自分とちがうものを怖がる。怖がって攻撃したりする。きちんと知れば怖くないのに。いろんなことを知ることは、きっと未来の糧になる。

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    投稿日: 2021.03.19
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    面白かった。 いじめで学校へ行けない子の図書館が居場所になっているっていい。 イヌガミさん、カッコいい。本当の司書だ。 ほのかを先生達が探しに来たとき、「図書館の自由に関する宣言」を盾にきっぱりと断った。 そうなのだ、図書館は利用者の秘密を守らなければならないのだ。だから安心して色んな人が来れるところにならなければならないのだ。 おはなし会の様子やリサイクル図書の話、また民間委託の話まで盛り込まれていて流石、図書館で働いている人が書いた本だ、と思った。 それぞれの章にも絵本などの書名が当てられていて面白い。まだ読んでいない本は手に取ってみたくなる。 続編も楽しみだ。

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    投稿日: 2021.03.16
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    学校に通えなくなったほのかがたどりついたのは古びた図書館。誰にも気づかれないように静かに勉強して時間をつぶしていたほのかを、なつかしい絵本や図書館の児童室の風景が迎え入れてくれた。やがてみどりいろの司書イヌガミさんや謎の少年と話すようになり、ほのかの世界は少しずつ広がっていく。図書館好きの人、本好きの人にはたまらない物語で、これから本を読む人には本の世界への案内人になってくれる本です。

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    投稿日: 2021.01.29
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    転校先でともだちを作ろうとしたもののしくじってしまい学校に居場所をなくしたほのか。彼女が見つけた居場所は図書館だった。 図書館に通ううち、色んな人と関わりを持ち困難と戦っていく。 小学生らしい悩み。それは小さな世界の小さな悩みなんだけど、そのときはそれが世界の全てなんだよなあ。 読み終わったときこころにぽっと火が灯るようなあったかいお話だった。

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    投稿日: 2020.12.27
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    いじめのお話から始まってどんな悲しくて重いストーリーが展開されるのかと暗い気持ちだったが 図書館という居場所を見つけた主人公の快進撃に思わず拍手喝采。人を見た目で判断してはいけないことやいじめを悟られたくない主人公の健気ささそのことを大切にする大人たちの見守りなど。 小学生の目線で平易な文章で綴られている物語だからそこの優しさもにじみ出ていたように思う。擬音語の使い方も絶妙。ろうそくの炎をてりてりとマジックペンの音をぴゅるぴゅると表現したり。 さまざまな作品も垣間見れたのも楽しかった。

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    投稿日: 2020.12.25
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    綺麗事かもしれないけど、 「図書館はこうありたい」という理想の本。 ずっと誰かの居場所でいられますように

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    投稿日: 2020.12.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ほのかのいじめのこと、イヌガミさんの顔のこと、誰かを「かわいそう」と思うこと、、もう少しちゃんと向き合って欲しかった。

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    投稿日: 2020.11.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    平日の昼間に子どもが通っても咎められない公共図書館。無関心なわけじゃなく、適度な距離をとって居場所を与えていくのが気持ちが良い。人を容姿で判断するものではないとわかったつもりでも、保健室登校仲間のことを可哀想と思ってしまうところが小学生だな…。本もたくさんでてくるし、図書館小説としてとても楽しめた。

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    投稿日: 2020.11.15
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    父親の仕事が急に変わり小6の二学期に転校したほのかは、クラスの女王様かおり姫に図書館のへびおとこを教えてもらう。はじめのうちはかおり姫に合わせていたが、帰り路につい本音の行動をとったことから嫌われてしまう。そして次の日からクラス全員からのいじめと無視が始まる。 担任の先生は、気づいているのかいないのか。とうとう、ほのかは家はでるものの学校へは行けなくなる。行き場所がないほのかは、図書館へ行く。そこで職員のへびおとこと話すようになる。 重篤な病気で入院中の母親、不規則な勤務の父親、母親の代わりに家事をする中三の姉。誰にも気づかれないほのか。そして逃げ場となった図書館には、もう一人中学校へ行っていない男子スタビンス君がいた。 不登校の二人にさりげなく接するへびおとこ・イヌガミさんと図書館員たち。イヌガミさんはユニークファイスなのだ。図書館らしく、絵本や児童文学の名作が章のタイトルになっていたり、公共図書館の在り方を考えさせてくれたり、予想以上に共感した。終わり方も納得できたし、最後にほのかもスタビンス君も自分の将来へ向けて進んでいけそうなことが分かって安心した。 作者は、公務員として図書館に勤務していたことがあるとか。最後のほうに指定管理についての意見がさりげなく出てきたり、図書館員経験者らしくて好感が持てた。 次作に期待。

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    投稿日: 2020.10.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    他の方の投稿でタイトルや装丁をみてから、ものすごく惹かれて読みたかった本をやっと読めた。 不思議なお話かな?と思ったけれども、もっともっと深い心をすくいあげてくれるような、あたたかいおはなしだった。 うまく言葉に表せないけど、ほのかに感情移入をして胸が苦しくなったり、ほっこりしたり。ほのかの心情が小学生らしいことばで素直に表現されていて好きだった。 最後のページをめくったら、もうぐっときちゃいました。 「あたしさ、終わらせるのがいやだったんだ。だから、最後のページはめくらなかったの」 「本はまだまだあるぞ。終わったなら、新しいシリーズにうつればいい」 この言葉、すきだな。この子たちの心にもずっと残っていくんだろうな。 この子たちの、そして図書館のみなさんの先をもっともっとみたいと思いました。 幸せな時間をありがとう!

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    投稿日: 2020.10.10
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    主人公が、いじめられて、学校に行けなくなり、図書館に通います。そこで、イヌガミさんに、会います。イヌガミさんは、主人公ののほのかを助けていきます。そんな イヌガミさんは、やさしいと思います。

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    投稿日: 2020.09.17
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    中学生の頃、ほぼほぼ図書館に入り浸っていた当時の自分に読ませたい。心が掬い上げられる物語。 読了後目に入る装丁に泪。タイトル文字もぴったりくる。

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    投稿日: 2020.09.12
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    ほのぼのとした読後感。全ての子供に携わる人、教師の必読書にしてほしい。「人ってのは怖がりな動物だ。‥中略‥だから人は時々相手のことをいやがったり、強がって意地悪したりしてしまうのかもね」図書館のイヌガミさんの言葉が身に染みる。

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    投稿日: 2020.09.09
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    小説というより児童文学 小学生の視点を通して、いじめや差別などの硬いテーマが柔らかく、しかししっかりと描かれる 学校や図書館の在り方にも触れられている みんな違って、みんないい

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    投稿日: 2020.08.24
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    世の図書館職員は、イヌガミさんのように子供を守れるだろうか。 周りの大人たちは、「図書館で子供が守られた」と思ってくれるだろうか。 余程理解のある環境じゃないと、難しいと思う。 思うけど、子供が死ぬほど悲しいことはないから、守らなくてはいけない。

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    投稿日: 2020.08.20
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    なるほど、なるほど。『権利宣言』などにちゃんと触れられていて、図書館の役割とか、良いところとか、運営のあり方とか、大人が読んでも考えさせられるポイントが多いなぁと感じました。 2020/6/21読了

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    投稿日: 2020.08.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やはり人生はプラスマイナスゼロだと思う。クソのようなやつらもいれば図書館周りの人たちのような人もいる。 いじめの内容が犯罪やし担任が無能過ぎやけどそこを軽蔑する姿勢を貫いたから物語自体が爽やかになった。 それにしても、姫や取り巻き、担任は許せん…

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    投稿日: 2020.08.01
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    エブリスタの中で1番好きな作家さん。大幅な加筆修正があり、満足。書籍を買ってよかったなあと。少女の成長物語なので、いじめっ子への制裁とかスカッとみたいな話ではない。

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    投稿日: 2020.07.27
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    難しい漢字がルビではなく、ひらがな表記ですので、主に小中学生向きではないかと思います。 いじめや不登校、差別的な話が登場するのですが、暗い雰囲気にはならず、明るく前向きな雰囲気にさせてくれました。特にいじめの描写は主人公ならではの解釈でネガティブ思考にさせない工夫は良かったです。 登場人物のキャラクター性が良くも悪くも際立っていて、児童文学よりの雰囲気がありました。 主に図書館が舞台なので、本の題名が登場します。また、各章に出てくる本の題名が物語のキーワードとなって、話を盛り上げてくれます。その中で一番印象深いのは、帯に書いている辻村さんの書評と同様、中盤あたりの話でした。ある人の発言が、ジーンと感動し、キターッとも思いました。 図書ならではの事と相まって、素晴らしいと思いました。 いじめや差別ともなると、どうしても視野が狭くなり、孤独ばかりが続きます。この本を読んでいると、勇気づけられることはもちろん、考え方もちょっと変わるかと思います。 小中学生向きですが、大人でも心が揺れ動き、良い作品でした。 大きな盛り上がりはありませんが、読み終わった後、心を温かくさせてくれました。

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    投稿日: 2020.07.25
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     評判を聞いて手に取る。児童文学とのことで、最初の数ページはひらがな交じりの文章にひっかかりを覚えるが、すぐにそんなことは忘れてしまうくらいに引き込まれる。  子供だけの物語ではなくて、自分の物語だと感じる。主人公のほのかの痛みや苦しみが実感できる。そうして、大人であるがゆえに敵となる人々の背景も考えてしまう。  子供のころ、いじめられていたことがあって、その時に私はずっと本を読んでいた。そのころに私のそばにもこんな図書館があったら、今の自分はもっとずっと楽だったような気がする。読み終えて著者の経歴を見ると、なるほど、となる。  つらさとわくわくと冒険と、確かにとても面白い児童文学だった。  次の作品も楽しみ。

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    投稿日: 2020.06.09
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    所謂YA向けの本かな?小学校高学年くらいから楽しめる本だと思います。 数年前の夏休みの終わり頃、どこかの図書館が「学校に行きたく無い子は図書館に来てください」とメッセージを出したことがニュースになったのを思い出しました。 学校に行けず、それを家族にも言えない子供たちのこんな風な避難場所が、どの町にもあると良いよねえ。 物語はYA世代向けの良質なブックガイドにもなっています。 私もこれを読みながら、また読みたい本が増えました。

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    投稿日: 2020.05.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    お父さんの都合で転校生になり、お母さんも入院中。クラスのお姫様タイプに些細な事で嫌われ、図書館に通うようなり…。担任やかおり姫、その親など、展開に児童書らしさはあるが「小学生の時の気持ちってこうだよなぁ」と思う。逃げ場所があるって救いだし、見た目で判断する人は多い。強くなるのは本当に勇気がいる。素敵な小説だった。スタビンズ君との再会!すっかり素直な好青年になっちゃってーー。

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    投稿日: 2020.05.07
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    ほのかちゃんが素敵な図書館に出会えてよかった。ほろ苦い恋心。ラストの再会。展開の先が裏切らない。本の後ろ遊び紙もイイ!

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    投稿日: 2020.03.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ネットの紹介記事で、いじめられっ子の避難所としての 図書館が描かれた本と知り読んでみた。 のっけから、猫にペンで落書き、更に殴るなど 普通に動物虐待が行われ いじめっ子の酷さを描写する為なのだろうが その点での制裁がいじめっ子に加えられないことには あまりすっきりしない点であった。 可哀想で済まさないで欲しい。 この親にしてこの子ありで、かおりの父親も最悪なのが わかりやすい悪役である。 自分だったらそんな人間と友達になるより、 一人の方が気が楽だ。 主人公の姉は言葉遣いがかなり乱暴だが、とても偉い。 きちんと家事をこなしているのが頭が下がる。 主人公ほのかは、正直あまり共感できるところがない。 何故そんな行動を取るのかと思うところも多く、 所謂『いじめられる側にも原因がある』を感じてしまう。 ただし、原因があったとしていじめて良い理由にはならない。 今日学校は休みなの? と訊いてくる大人たち。 本人は良かれと思って心配していたり、 サボっているのではという正義感だったりから 訊いてくるのだろうけれど、 言われる方からしたら恐怖でしかない。 言われるのではないか、と思うだけで身が震えるだろう。 それだけに、図書館にいる人たちがほのか達に何も言わず 特にイヌガミさんが意識的に彼女たちを追い詰めて 避難場所を奪わない為に守ってくれているところは とても良かった。 結局、父も姉も優しく 担任の先生も悪い人ではなくて そこまで酷い事態にならず物語は収束していく。 国会図書館のカウンターに刻まれた 「真理がわれらを自由にする」という言葉は 本を読む人たちにとっては深く感じ入る言葉ではなかろうか。 イヌガミが言っていた 映画を先に見てから本を読むと自分で想像する世界を作り出せない。映画を思い浮かべるだけになる という言葉は確かに、と思う。 他の人が書いたお話を読むだけじゃなくて、自分で自分のお話を頑張って動かさないと駄目なんじゃないか という件も良かったと思う。

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    投稿日: 2020.02.18
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    うん……読み終わりたくない気持ちわかるなあ……。 ドリトル先生シリーズを小学生のころ毎週一冊ずつ読み進めて、ずっと順調に読んでたのに、とうとう最後の『楽しい家』になってしまったとき、なんかやたらと寂しくなってあまり楽しく読み進められなかった記憶がある。楽しい家……あーだけど私はそこにはいないんですね……もう一緒にいられないんですね……みたいな。 いじめられてる主人公の、わりと平静にしっかりしてるけどやっぱりしんどい感じや図書館の描きかたが良かった。 いじめっこの方に関してはフォローがなかったのがちょっと惜しい気もする。 最後のスイミーには胸が温かくならざるを得ない。

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    投稿日: 2020.01.18
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    学校に行くのをやめて図書館に通い出したほのか。 たくさんの出会いがあって、楽しいことを選べるってことがだんだん分かってくる。 知れば知るほど、心と世界は豊かになった。 人の中に何かが芽生える瞬間がたくさん、たくさん。 愛おしい初めてがたくさん、たくさん。‬ 図書館や本が主役じゃなくてそれらに触れて成長していく女の子がしっかり主役で、児童文学、青春小説、ヤングアダルト、呼び名は色々あるだろうけどほんと素晴らしかった。特に中盤は無敵。ラストシーンも美しかったなあ。 いつか終わる、いつか離れる、だけど残るのは懐かしさだけじゃない。ずっと初めての気持ちで。

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    投稿日: 2019.12.28
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    家庭環境の激変&ひっこし転校のあげく学校にいけなくなってしまった小6の主人公がいよいよ追い詰められ、登校するふりをして図書館通いを始める。そこにいても怪しまれない(見て見ぬ振りをしてもらえる)安全な居場所で、勉強したり考え事をしたり本を読んだり…そして少しずつ職員さんや思いがけない仲間と知り合っていく。 図書館や本が大好きな子なら、館内の描写や登場するタイトルににまにましてしまいそう。そうではない子にも、図書館や本のすてきなところに気がついてもらえるかな? そう、できることならいつまでも漬かっていたい温泉、終わってほしくない物語のようなものなのだけれど…主人公のつらい現実は主人公にそれを発見させつつ、そこに安住させてはくれない。図書館でつちかわれた人との絆や読書から知識とエネルギーを得て、後半はたたみかけるように話が大きく動き出し、ぐっと引き込まれて一気に読み終えてしまった。 小学校高学年あたりから読める児童書だけれど、大人が読むにも耐える中身が詰まっている。まず、作者が現役の図書館司書ということもあり、図書館をめぐる現実(図書館の自由、民間委託など)がていねいに盛り込まれているのがいい。その他にも学校をめぐる問題や多様性・個性の尊重と偏見といったいまや大人も子どもも避けて通れない身近な問題がもりこまれていて、読みながら知識を得ていろいろ考えられる。なるべくたくさんのひとに出会って(そして救われて)ほしいと願わずにはいられない作品。 そしてなにより、物語に登場するなつかしい絵本や児童書のタイトルの数々…カバー挿絵や巻末などにもうれしい大サービス。本のタイトルは巻末にリストとしてまとまっているので、興味が出たら探して読むこともできる。とりあえず少年筆耕の登場する『クオレ』をひさびさに読みたくなって夜中に市立図書館に予約を入れた。赤木かん子さんの「Little Selectionsあなたのための小さな物語」シリーズも、たしか一冊ぐらい借りて読んだことがあったと思うけれど、いろいろ読んでみたくなった(しかし市立図書館には全シリーズ揃ってはいないみたいだ…)。 追記) 12月4日、中3次女一気読み。読みやすく、「かがみの孤城」に似ておもしろかった、こんな図書館が近くにあったらなぁという感想。

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    投稿日: 2019.12.01