登場人物の移動図書館の館長と運転手の女性はどの話にも出ますがそれぞれの物語の著者が違うので著者の考え方などが違って楽しかったです。

時空を超えていく移動図書館（ブックカー）。 同じ移動図書館を5人の児童文学作家が描く物語。 どの作品も面白かったが、「スケッチブックは残された」と「AIユートピア」が特に面白かった。 「スケッチブックは残された」 かつて、自由に夢を見ることがゆるされなかった時代がありました。でも、二度とそんな時代が訪れて欲しくないと思うのです。 「AIユートピア」 感情抑制プログラムが効かなかった人間。それは多分、本のおかげ。 感情はコントロール不可能で、それが、人間ってもので…。 この本シリーズが出ているらしい。 「ぎりぎりの本屋さん」と「ぐるぐるの図書室」 機会が会ったら読んでみよう。 っていうか、この本小学校高学年あたりに勧めたいな。 面白い！

菅野さんが好きで手に取った本。 人気児童文学作家5名による競作で第3弾らしい。 すでに2作出ていたのは知らなかったので、手に取ってみようと思わせる作品でした。 「AIユートピア」工藤淳子　作「サイレンが鳴っても」菅野雪虫　作が気に入った。

子どもの頃のワクワク感、足を踏み鳴らしたい興奮みたいなものを思い出した。 読書を楽しむ原点を思い出させてくれた。 移動図書館、積んでる本は同じなのに嬉しかったなー。

5人の作家による移動図書館を舞台にした短編集。5人ともテーマが違って楽しい。こういうのって、他の作家の作品は、いつ読むのだろう？

不思議な移動図書館に出会った子どもたちのドキドキする冒険。５人の作家によるアンソロジー。 児童文学なので、幼い頃の自分に読ませてあげたかったなという感想。 本そのものや本がもたらすちから、本を愛する人々は愛おしく、過去も未来も現在も、活用し、守り続けていかねばと思わされた。シリーズものなので、他のも読んでみたい。

前半いまいちで読むのをやめそうになりましたが、濱野京子さんの「スケッチブックは残された」から面白くなり、次の工藤純子さんの「AIユートピア」が一番気に入りました。 SFは苦手だと思っていましたが、かつてのフィクションが現実味を帯びてきているからでしょうか、こんな未来が本当になるかも、と考えさせられました。

じりじり、じりじり。移動図書館ミネルヴァ号と、子どもたちの物語。過去に行ったり未来に行ったり…。 濱野さんの「スケッチブックは残された」が好きだったな。自分の言葉が人の人生に影響するってすごいことだ。廣嶋さんの「本の続きは霧の向こうで」もハラハラしておもしろかった。館長さんと運転手のしーさんもなかなか個性的。移動図書館、行ってみたいな。

児童文学のトップランナー5人による夢の競作、みたび! このたびの物語で、あなたの前に、とつぜん現れるのは、移動図書館「ミネルヴァ号」でございます。ひげをはやしていて、ピシッとスーツを着こなしているおじいさんが館長、そして金ボタンの黒い制服に身を包み、長い黒髪がよく似合う若い女性が運転手。もちろんドアの向こうの車内には、さまざまな本がぎっしり詰まっています。でも、もしも、あなたが本に夢中になって、本の世界にひきこまれているうちに、車が出発してしまったら……! 気がついたときに、あなたが立っているのは、過去の世界? まだ見ぬ未来? それともいま暮らしているのとは別の世界かもしれないのですーー。 『ぐるぐるの図書室』『ぎりぎりの本屋さん』を描いた児童文学作家5人が、それぞれの作品に不思議なブックカーを登場させ、本にまつわる5色の物語をつむぎます。

勇気と元気が貰える冒険もの(゜▽゜*)特に工藤純子さんの「ＡＩユートピア」は嬉しかった♪最近、職場で「未来設定のアニメなのに、紙の本がある図書館って!?」フッと鼻で笑われた後だったので(^.^)