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激動 東京五輪 1964
激動 東京五輪 1964
大沢在昌、藤田宜永、堂場瞬一、井上夢人、今野敏、月村了衛、東山彰良/講談社
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総合評価

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    このレビューはネタバレを含みます。

    色んな作家さんを知りたいと思って読んだが、結末が中途半端な作品ばかり。 アンソロだから仕方ない。 事件を追うお話が好きだから 親の死の理由を追う『不適切な排除』と 犯人と名乗る人物を追う『号外』が面白かった。 少ないページ数故の別次元のお話でした。で逃げた感じのする『予行練習』『アリバイ』は全く面白くない。 時代設定が1960年代で現代では考えにくい暴力的な表現が多く、全体的に好みではなかった。

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    投稿日: 2023.07.12
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    大沢在昌、藤田宜永、堂場瞬一、井上夢人 今野敏、月村了衛、東山彰良『激動 東京五輪 1964』講談社文庫。 昭和39年。東京オリンピック開催に沸く東京を舞台にした7人の作家によるミステリー・アンソロジー。古き善き時代の香りの中に描かれる様々な形のミステリーとピカレスクはいずれも秀逸。 2020年の東京オリンピック開催を記念しての刊行かと思うが、新型コロナウイルス感染拡大の非常事態により東京オリンピックは2021年に延期されてしまった。延期ならまだしも、2021年に開催できるかどうかすら怪しい状況である。自分は中止になると見ているが……『アンダーコントロール』『復興五輪』という日本の総理大臣の大嘘に、さすがに閻魔大王も黙ってはいられなかったのだろう。 大沢在昌『不適切な排除』。昭和39年東京オリンピック開催の年に8ミリフィルムの技術者が交通事故を装いCIAに殺された……何十年か後にアメリカのライターを名乗る男が事件の調査のために来日する。スッキリせず、違和感が残る結末は計算なのか。 藤田宜永『あなたについてゆく』。酒場とブルース……古い時代の日本を感じる短編。かつては犯罪者もヤクザも素人も悪さの加減を知っていた。現代では素人さえその加減を知らない。 堂場瞬一『号外』。草加次郎事件の犯人とおぼしき人物の単独インタビューという特ダネを手にした記者は何とか1面トップを狙うが、東京オリンピックの開会式とが重なり、号外発行で妥協するのだが……人生はなかなかサヨナラ満塁ホームランとはいかないのだ。 井上夢人『予行演習(リハーサル)』。東京オリンピックの行進の予行演習の最中に友人から聞いた工事現場の幽霊屋敷の死体騒動。オチがあるとは思わなんだ。 今野敏『アリバイ』。まさかのSFミステリー。ブルーインパルスが空に描いた五輪の輪が四つしかなかった。パラレルワールドから来た被告の死刑求刑は一転して無罪に…… 月村了衛『連環』。黒澤明が降りたオリンピック記録映画を狙い、ヤクザが一攫千金を企てる。あの花形敬も登場するピカレスク。なかなか味のある小気味の良い短編。 東山彰良『陽のあたる場所』。東京オリンピックで沸く華やいだ街の片隅で死の淵に立つ男。ジャズと酒と暴力と女が渦巻く、時代を感じるピカレスク。 本体価格680円 ★★★★★

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    投稿日: 2020.04.20