
総合評価
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powered by ブクログ初めて、コンビニで文庫本を買いました。 昼休みに、前に読んでいた本を読了してしまい、帰りの電車で読む本なくなり、コンビニに滑り込み、適当に手に取った一冊です(電車の発車時刻ギリギリだったので、全く吟味せず、選びました。)。 内容にはそこまで、はまらなかったのですが、読みやすい小説で、文章はスラスラ読めました。 本の内容よりも、wikipediaによると、著者がニッポン放送プロジェクト専務取締役で、48歳の時に作家を目指し、執筆活動をはじめたとあって、驚きました。何歳からでも、夢に挑戦し、形にしていけることに感動しました。
1投稿日: 2024.11.11
powered by ブクログ割と面白かった。矢嶋さんが、冤罪か?ハラハラしました。本当に作られた密室であるとするならば、それによってメリットを受けるのは、アリバイが確実にある人たち。
0投稿日: 2024.11.04
powered by ブクログスマホを落としただけなのにの作者が書いた第2作です。密室殺人がネタなのですがついつい引き込まれ一気に読んでしまいました。取り調べをしている刑事さんがどことなく間抜けです。最後被害者が自分を殺した犯人を予測していたことがわかるのが面白かったです。
1投稿日: 2024.06.13
powered by ブクログもらったネクタイが、死んだ彼女の首に まきついていた。 犯人は自分なのか違うのか、という謎から始まり 彼女の仕事の秘密まで。 一体何がどこに繋がるのか、さっぱり分からずでしたが 最終地点に、あぁなるほど、と。 まったく気が付かなかったです。 絡みつくと、色々大変だな、と。 しかし、死んだ彼女が妹に反対していたのは 間違いない、と思った最後でした。
0投稿日: 2024.05.21
powered by ブクログタイトルがいいよね、ちょっと読んでみよう!ってなる けど… 見た目は立派なプールだけど、深さが50センチでした!そんな感じ 密室、怪しい人達、ミステリー定番だけど、とにかく浅い!!
1投稿日: 2024.03.18
powered by ブクログ古本屋で読みやすそうな推理小説を探していた時になぜか目に入ったのがこの本。 冒頭だけ読んで購入したが 読みやすさという部分では選んで正解だった。 大どんでん返しなどはないが伏線も しっかりと回収してくれて 1日で読み切るにはいい分量。 ちょっと1冊のつもりで読むにはちょうどいい作品。
8投稿日: 2024.03.03
powered by ブクログ警察から疑われた矢嶋、密室での事件。 そんなに重くない文章の書き方。 うーん、ちょっと最後の説明が長かったかな。 現代的なトリック。 スマホを…の作者だったので期待大き過ぎたかな。
0投稿日: 2023.12.09
powered by ブクログ殺された女性の首元にあるネクタイ。そのネクタイは自分のものと同じ。ラジオディレクター矢嶋直弥は殺人の疑いをかけられてしまう。しかし直弥は事件時、泥酔して記憶がなかった。弁護士の手塚さんのキャラが面白かったかな。淡々と進んでいった感じです。密室の謎も時代の流れなのだなと思った。
0投稿日: 2023.11.22
powered by ブクログスマホを落としただけなのに、の著者の作品。 今回は、酒を飲みすぎて記憶がない間に、恋人が殺されてた…というラジオディレクターが主人公。 スマホ…のような猟奇性のある話ではなく、すでに事件が起こってしまっているので、主人公も警察ものらりくらりしてるような印象を受けた。 ミステリーとしては、ライトすぎたかな。 密室トリックは、個人的にはあまり盛り上がらなかった。 ここ数年は密室の復興というか、また少し密室ブーム?ぽくなってる風潮だけど、この本に限らないが、どうにも使い古された感があり、新しい道具を使っていても、そこに感動はないのだ。 また、死んだ女性漫画家には、実は妹がいて漫画は妹との共作だったという、恋人ですら知らなかった衝撃の事実が、女性の死後に明らかになった…わりには、この件についての掘り下げがあまりなかったなぁ。 というか、全てのキャラクターの掘り下げがほぼなく、キャラの個性が分からないまま、ミステリマニアの変態ぽい弁護士(突然探偵役に躍り出た人)だけが妙にイキイキしてた。 死んだ女性の生前の肉声を使って…というのは、まぁそうだろうなと容易に想像がついたものの、ラジオDJやってたんだから、膨大なラジオ音源から声を拾えば良いのに。 なぜに遺言メッセージだけから拾ったのだろう??
2投稿日: 2023.04.07
powered by ブクログちょっとスマホを落としただけなのに、の作者の作品。知らないタイトルだったが読みやすく楽しめた。 探偵役の手塚さんのキャラがストーリー冒頭からもう少し目立っていたらより楽しめたと思う。 続編があればぜひ読んでみたい。
0投稿日: 2023.03.14
powered by ブクログラジオ秋葉原FMで人気のパーソナリティの西園寺沙也加が殺された。 ディレクターで恋人でもあった矢嶋直弥が第一容疑者に。しかし、泥酔しており、当時の記憶が無い。もしかして、自分がやったのか? 最後は、ややトリッキーな謎解きでしたが、彼女の生前のビデオの言葉が、謎解きの伏線になっていたんですね。
15投稿日: 2023.03.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
お掃除ロボットを 使うのは ちょっと いただけないですね。 できれば 人間の心理を突いた 密室殺人にしてほしかった。 とても 残念です。 よくある 殺人をする必要がなかった おちですね。 次回に 期待したいです。
9投稿日: 2023.02.21
powered by ブクログ泥酔して全く記憶のない間に、人気ラジオパーソナリティの漫画家の彼女が殺されてしまった矢嶋。しかも発見された部屋は密室。密室の謎を解かないと殺人犯にされてしまうが… さらっと読めたミステリでした。トリックも今時!?密室本当にできるのかやってみたい!
1投稿日: 2023.01.24
powered by ブクログ手のひらの上で踊らされて。 普通に状況を整理してみたら、たった一人の人物以外が捜査線上に上がってくる事はほぼ有り得なかっただろうな。 記憶を失うほど飲むことを知っていたからこそ出来たことであり、本人も否定しきれない事だったな。
0投稿日: 2022.04.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ちょっと一杯のはずが昨夜も痛飲してしまった主人公矢嶋。何か大事な話があると人気漫画家で人気ラジオパーソナリティーの彼女である沙也加の部屋に行ったが話はしなかったし何をしたか覚えていなかった。 二日後ラジオの生放送にこないからディレクターでもある矢嶋が様子を見に行ったら彼女は死んでいた! 最後に会ったのは自分、凶器の持ち主も自分。そして事件時刻の記憶がない。矢嶋否定するも警察は疑いの目を強めるあげく「お前が作った密室トリックをあばけ」と言われてしまい・・・・・ てな感じです。 前作はSNSの怖さを段々迫ってくる何者かがいるという恐怖感があった でも今回は自分が殺人にされてしかも記憶がないといういきなりのシリアス感が強い展開で見ててハラハラしました。 犯人は途中矛盾してる点を言ってたんだけど恥ずかしながらそこに気付かず後から思い出したら「あれっ?」ってなった 後最後の方で序盤に出てきた長文を2回改めて読む部分は面倒だった 長さが3ページ弱位の長さだから同じ文章読むのはダルい 1回目の読み直しは読んだけど二回目は正直スルーした(笑) 後最後に書かれた謎のアンサー その文章にドキッときた
0投稿日: 2022.03.12
powered by ブクログ人気ラジオパーソナリティーの恋人が密室で殺された。 しかも、前日の夜に泥酔して彼女の家にいったらしいが、記憶が曖昧だ。 容疑者にされてしまう。 警察でのやり取りや恋人の顧問弁護士のキャラがなかなかユニーク。 恋人が殺されている、犯人にされてしまうかもしれないというシチュエーションながらも、楽しめる。 2022.1.26
0投稿日: 2022.01.26
powered by ブクログ泥酔して記憶が曖昧な中会った恋人の沙也加を数日後死体で発見したラジオディレクターの矢嶋。 密室×他殺×殺害に使われたのが矢嶋のネクタイで警察から犯人だと疑われるが… 何度も記憶をとばしては迷惑行動をとる酒癖を把握してるのに、適量で飲酒を止めない矢嶋は疑われるるのも自業自得だと思った。
0投稿日: 2022.01.20
powered by ブクログ評価の割にはおもしろかったかな。ハウダニットを明かしていくんだけど、密室トリックが解ければ犯人もわかる、というのが上手く説明されててよかった。 絶対犯人主人公じゃんよく逮捕しないな警察、親切すぎでしょって思いながら読んでた。現実もこんな、状況証拠揃いまくりでも逮捕しないものなのかな?
0投稿日: 2021.12.24
powered by ブクログxxxxxのはずだけだったのに。著者の大ヒット作のタイトルを踏襲した本作。その大ヒット作を未読なため、登場人物に連動があるかはわかりませんが、前後不覚となった痛飲時に起きた事件の最大の容疑者とされている主人公の作戦苦闘が描かれております。日常の中でのxxxxxのはずだけだったのにと言う後悔と想定外に翻弄される話ですが、デジタル寄りの技術によるクライマックスは、時代を映している感じですね。軽妙な語り口も相まって、悲しい事件を「xxxxxのはずだけだったのに」と言うフォーマットに収めている印象です。
0投稿日: 2021.12.13
powered by ブクログちょっと一杯のはずだったのに。気付けば五杯、六杯、ニ軒、三軒。そして記憶がなくなり酩酊状態。 酒飲みには耳が痛い話。 主人公の恋人が殺害される。しかし、恋人に会った最後の人間は主人公だった。が、酒飲みの彼は酩酊状態で記憶がなく、警察に疑われる。 記憶がないということは、殺したことすら覚えていないのでは、と。 酒飲みの明日をかけた密室殺人が暴かれる。
3投稿日: 2021.11.29
powered by ブクログ* 「またですか。あなたは本当によく記憶をなくす人ですね」 * ラジオパーソナリティの彼女が殺された主人公。最後に会ったのは自分、しかし泥酔して記憶が無い。その中でどんどん証拠が上がってきて逮捕寸前…警察からも謎を解けと迫られる。 . タイトルに惹かれて購入。『スマホを落としただけなのに』の作者さんとのこと。 . 主人公矢嶋がお酒にだらしなさすぎて大丈夫か…となったけど最終的には事件の真相分かってなるほどなという感じ。お酒は程々にしましょう。
0投稿日: 2021.08.01
powered by ブクログちょっといまいち 密室トリックのためだけに作られた設定・物語っていう感じ。 表題とあんまり関係がないのでは... ストーリとしては 人気パーソナリティで漫画家の西園寺沙也加が半裸の絞殺体で発見。さらに、部屋には鍵がかかっていた密室状態。 最後に会っていた人物は、ラジオディレクタで恋人の矢嶋。 さらに、彼女の首には、矢嶋が沙也加から送られたネクタイ。 しかし、泥酔していた矢嶋は彼女の家を訪ねたこともほとんど記憶にない状態。 記憶のない矢嶋が彼女を殺したのか? 矢嶋は無実を証明できるか? といった展開です。 飲みすぎで記憶をなくすことってとても多いので、他人事とは思えません(笑) ライトな展開でシリアスな雰囲気・展開はありません。 最後は変な探偵役によって、密室トリックが明らかになります。 しかし、そのトリックを暴くのにラジオディレクタの技術をつかってやるのですが、これは現実感がない... 作者はインターネット技術に詳しそうなので、そっちのやり方ではなくて、AI使った音声合成でやってほしかった(笑) ということで、なんともライトなミステリーでした。 もうひとひねりエンターテイメント性があればよかったのに
3投稿日: 2021.06.06
powered by ブクログ誰が犯人だろうと考えるのは読んでいてとても楽しかったが、伏線の回収が少なく物足りなさを感じた。 ただ、それ以上にお酒の怖さを知りました笑
0投稿日: 2021.05.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
著者の作品は計3冊目の読了となりました。 皆さんと同じように「スマホを落としただけなのに」を読み終えた時のインパクトと比較するとやはり物足りない感は拭えません。 いわゆる密室殺人の謎解き。 主人公はFM秋葉原のラジオディレクター・矢嶋直弥で、矢嶋の彼女は人気ラジオパーソナリティであり、大人気作家の西園寺沙也加。 床の上で寝てしまう程に酔っぱらって帰宅した翌日、目覚めた矢嶋は朧気に昨夜の記憶を思い出す。 記憶をなくすほど酒に酔った矢嶋のもとに「大事な話があるから、今晩中に部屋に来てくれない?」とLINEでメッセージが届き、西尾のマンションを訪ね、あまりにも酒に酔っていた為に「そんなに酔っぱらっていたら、今日は、ちょっと真面目な話は無理ね」... その後、西尾はマンションの自室で遺体となって見つかった。 首をネクタイで絞められた殺人事件。 しかも、玄関のカギはかかった状態。 死亡推定時刻の残後で西尾が住むマンションの防犯カメラに映っていたのは住人と矢嶋のみ。 犯行に使われたネクタイからは矢嶋のDNAも見つかり、事件のあった日の記憶がないことや、玄関にカギがかかっていたことなど、状況証拠としては矢嶋がもっとも疑わしく、警察からも疑惑の目を向けられる矢嶋。 密室の謎が解けた時に明らかになった犯人。 西尾から矢嶋に贈られた最後のメッセージ。 読み終えて☆3つって...何が足りない??? 説明 内容紹介 大ヒット小説『スマホを落としただけなのに』著者の第2作目は、 ラジオ局勤務の著者の経験を生かした(?)、ラジオ業界×密室殺人! FM秋葉原のラジオディレクター・矢嶋直弥は、泥酔して昨夜の記憶がなかった。 矢嶋の彼女でFM秋葉原の人気ラジオパーソナリティの西園寺沙也加が、 放送直前になっても現れず矢嶋が迎えに行くと、部屋で死んでいた。 首に黄色のネクタイが巻かれていて、矢嶋が以前、沙也加からもらったものだった……。 警察の取調べを受けているうちに、矢嶋も自信をなくし、殺してしまったのかと思い始める。 そんなときラジオ局に、ミステリー好きの弁護士・手塚が、沙也加の遺言を兼ねた 番組最終回用のCD-ROMを持って来て……。 矢嶋は手塚とともに、事件の真相を追う! ちょっと酔ったばかりに、矢嶋は沙也加を殺したのか?! 内容(「BOOK」データベースより) 秋葉原FMの人気パーソナリティの西園寺沙也加が殺された。彼女に最後に会ったのは、ラジオディレクターで沙也加の恋人でもある矢嶋直弥だった。死体の首には、矢嶋が沙也加から貰ったものと同じネクタイが巻かれており、警察は矢嶋を疑う。矢嶋は否定するも、泥酔して記憶がない。さらに殺害トリックを暴けない警察からは「お前が作った密室現場の謎を解け!」と迫られ…。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 志駕/晃 1963年生まれ。明治大学商学部卒業。第15回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉作品『スマホを落としただけなのに』にて2017年にデビュー。ニッポン放送に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
2投稿日: 2021.04.03
powered by ブクログ密室殺人の謎を解くストーリー。 読みやすい内容だけど少しまどろっこしい所もあったかな。 判明した犯人も「こんな人いたっけ?」ってな感じでした。 自分は酔って記憶を無くすという経験がないからあまり感情移入出来なかったかも。 結局刑事2人、ただの役立たずで終わったような…。 ラスト、切なかったですね。
11投稿日: 2021.02.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まあ無難なミステリーだった。それも結構古いタイプの密室殺人。特に大きなどんでん返しもなく。スマホを落としただけなのに、が結構新しい視点だったから、このミスにも選ばれているし期待したが、正直その期待は持たないで読んだ方がいい。それから編集でつぎはぎにした音声なんて、現代の科学でも絶対に自然になんか聴こえない。無理がある作品でした。
1投稿日: 2021.01.24
powered by ブクログ泥酔し記憶のない主人公に密室殺人の容疑がかけられる。 最後の最後、2頁程で明らかになるある1つの謎が少し切なくて良かった。 追い込まれてる状況でもやりとりが重くなく、読みやすく気軽に読めた。
1投稿日: 2020.12.29
powered by ブクログ人気パーソナリティの西園寺沙也加が殺され、恋人でラジオディレクターである矢島が犯人と疑われた。自らの潔白を証明するため、密室殺人の謎をとく。 まずまずかな。軽く読んで、頭を休ませていただけます。
1投稿日: 2020.09.10
powered by ブクログ志駕さんの作品は、いつ我が身に降りかかってきてもおかしくない事だけに楽しむ一方で、身につまされる。スマホ落としたリ、酩酊したりで、そんな大袈裟なと思わず、後悔先に立たずと肝に銘じて、毎日を過ごさないと!
1投稿日: 2020.06.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
文章は読みやすくてサクサク読めた。 ただ、主人公の心情描写があまりなく、サイコパスな感じがした。 結婚まで考えていた恋人が殺されたのにあまり悲しんでいる感じもなく、淡々と警察からの事情聴取を受けていたり、自分のラジオ番組の事ばかり気にかけていたり(まあ、これは仕事だからある程度は仕方がないのかもしれませんが‥)、数日後の会社の飲み会に参加していたりしたのが気になった。 また、沙也加が生前生理が止まっていたという悩みを抱えていたと言うことから妊娠していたんじゃないかという思いに至り、自分とは暫くそういう行為がないから沙也加が浮気をしていたんじゃないかと疑い出していて、まだ警察から他に男の影とかはありませんでしたか?と言われてそういえば‥と疑うのはわかりますが、自分から簡単に沙也加の事を疑い出しているのに少し違和感を感じた。 警察の調べから妊娠していた訳ではないと知った主人公が、ほっとするようなそれでいてがっかりする様な複雑な気持ちになったと描写されていて、本当に主人公は沙也加の事が好きだったのか?と疑問に思った。 密室のトリックも犯人も意外性がなく、沙也加の遺言にあったハングル文字のような音声というのも暗号みたいな物だと思い、意味を考えていましたが音声を逆再生したというだけのもので謎解きをされた時に「こういう事だったのか!?」みたいな驚きはなかった。 謎解きも最後にまとめてするタイプで前半からほぼ後半に向けては、ただ淡々と警察が事件関係者や主人公に事情聴取している描写と主人公が「自分が犯人かもしれない‥いや違う」という様な心情描写が繰り返すばかりで、徐々に真相が明らかになっていくみたいなドキドキワクワク感はあまりなかった。 ただ、犯人井沢の動機はしっかりしていて、沙也加と以前付き合っていたけど別れて、妹の瑠加と付き合いだし妹の方が姉より才能があると思い、姉が居なくなれば西園寺沙也加が瑠加だけのものとなり、莫大な財産なども独り占めできるからというものだった。 途中で、警察が井沢に事情聴取した際に井沢は妹の方が姉より天才だと言っていて、その後で妹の瑠加に事情聴取した際には妹の瑠加は過去にあったトリックをアレンジするのが得意なだけで、オリジナリティが高くびっくりする様なトリックは姉の沙也加には敵わないという事で、井沢と瑠加の話が微妙に食い違うのはなぜだろうかと警察が疑問に思うシーンがあり、読者にも途中で犯人に気付ける場が用意されていたのは嬉しかった。 最後に沙也加の逆再生のメッセージの内容が明かされていて、矢島の結婚を断ったのが末期のがんだったからでがんじゃなかったら断っていなかった。というもので、矢島が沙也加に矢島と結婚してもメリットがないと結婚を断られた時の事を思い出すシーンで、「じゃあ、なぜ僕と付き合っているの?」と訊いた矢島に対し、沙也加は「別に結婚なんてしなくていいじゃない。わたしはあなたを愛しているし、あなたもわたしを愛してくれているんだから」とにっこり微笑んだ。というのがあり、沙也加が矢島の事を本当に好きだったとうのが分かり少し感動した。 ただ、それ故に主人公が悲しんでいる描写があまりなかったり、簡単に沙也加が浮気をしたと疑っていたのが不自然に感じてしまった。 でも、オチは綺麗でそのメッセージに密室殺人のトリックを考えたけどそれを犯人に教えてしまったから殺されるかもしれないと冗談とも本気ともとれない感じで明かされていて、自分の考えたトリックで殺されてしまったというのが面白く、やっぱり沙也加は天才なんだなと思った。
1投稿日: 2020.06.07
powered by ブクログラジオ局に勤める主人公は、人気漫画家でラジオパーソナリティーも務めている彼女から大事な話をしたいと呼び出されるが、泥酔していてその話もせず帰宅。その時の記憶はない。 その彼女が自分の担当番組開始前に姿を見せず、マンションを訪ねると遺体で発見されたのだった… 死亡推定時刻前後の記憶がない主人公は無実を証明できるのか?それとも泥酔時の主人公の犯行なのか? ほどほどに本格系密室殺人の謎解きが手軽に、サクッと読める仕上がり(このミスシリーズはこういうライトなミステリ多いので軽ーく何か読みたいな、的な便利さはある)。作者がラジオ局勤務ということで舞台もFMラジオ局で、そういうお仕事小説っぽい空気が好きな人には良いのかも。 主人公を犯人と決めつけて警察が取り調べをしていく場面の物言い、イライラした(ミステリ知識からどんどん話を広げてややコント的になる空気でようやく少し読みながら気を抜けた感じ)。 これまたこのミスシリーズにありがちな展開で、風変わりな探偵役が中盤〜後半立ち回ってようやく話が回った感。
2投稿日: 2020.06.02
powered by ブクログブクログの評価は低いけど、個人的には密室トリックが面白かったので⭐︎5で! とりあえず、記憶を無くすほど飲むのはやめた方がいいですね。。
2投稿日: 2020.03.22
powered by ブクログ結構、サクサクと読んでしまいました。 星4まではいかない、3.5ぐらい。 周りの評価は少し低めだけど、そんなこともなく、まあ面白かった。
1投稿日: 2020.02.01
powered by ブクログ(失礼ながら)タイトル的にも『スマホ~』ほど期待せずに読んだ。という事もあってか、割と最後まで楽しく読めた。最後はちょっとイイ話。
2投稿日: 2019.11.30
powered by ブクログスマホを落としただけなのにの後に読んだので、期待してたのですが、、ストーリーは面白かったですが、結末が少しイマイチ!!
1投稿日: 2019.10.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
漫画家、ラジオパーソナリティーの西園寺沙也加の死体が見つかった。 現場は密室。 第一発見者であり、恋人でもある矢嶋が疑われるが、本人も完全否定ができない。 死亡推定時刻付近で飲酒していた彼は当時の記憶が抜けて落ちていた。 これは酩酊していた矢嶋が起こした殺人事件なのか、それとも…? ***** 『スマホを落としただけなのに』を読み、文体はあんまりハマらなかったもののアイディアが面白いなと気になっている作家さん。 もう1冊、と読んでみた。 文体がやっぱりあまり好みではないかな~読みにくいまではいかないんだけれど。 全体的にコミカルな雰囲気があり、殺人事件が起きてはいるもののシリアスな流れにはならない。 なので、しんみりするラストに唐突感を私は感じてしまった。 しんみりといってもさらっとしたものだったからそこまで違和感はないけれど。 録音内容の構成だとかちゃんと考えてのものだったんだなとか面白い部分もいくつかあったので、また読んではみたい。
2投稿日: 2019.10.11
powered by ブクログ読みやすいが、奥がない。 テンポはいいが、ドキドキ感がない。 密室殺人という王道を描いてみたかった作者の作品だが、他の作品に比べるとかなり劣る。 次作に期待!
2投稿日: 2019.08.16
powered by ブクログお酒は、ほどほどに‥ とんでもない事件に巻き込まれてしまう可能性が‥ 最後は、あぁと納得できました。
5投稿日: 2019.08.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
図書館で借りた本。 ラジオディレクターの矢島は、ラジオのパーソナリティー西園寺沙也加が時間になっても生放送の現場に現れないので、自宅へ迎えに行く。そこで沙也加が殺されている現場を発見する。沙也加と最後に会ったのは、どうやら自分らしい。らしいと言うのは当時、泥酔していてほとんど何も覚えていない状態だったから。しかも密室になっていて、泥酔した頭と体でどうやって密室を作り上げたのか?自分は犯人なのか?
1投稿日: 2019.08.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
サクッと読めて、意外と面白かった。 でも、刑事って、こんなに仕事出来ないのが普通なのかな? 密室のカラクリが分かっていないにもかかわらず、犯人じゃない主人公を追い詰めて犯行を自供させようとしたり、探偵でもない弁護士に謎解きをさせてしまうなんて。
2投稿日: 2019.07.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ラジオのお仕事描写、やはり本業ですね… 今作は色々とあっさりなお話。森さんのせいであわや逮捕みたいな取り調べがあるわけでもなく(削ったのかな)、ルカさんの存在もぼんやりしていて、刑事2人もフェードアウト(まぁ主役でもないから)。別に本格派ではないし私はこれはこれで作品の空気として読んでるので気にはならないんですが。あと、あぁ一定量の読者はたぶんラストに泣き出すヤッシーが読みたかったんだろうな、とちょっと思った。なのでラストはこんくらいあっさりの方が私は好き でもさすが志駕さんは読みやすい。
1投稿日: 2019.07.18
powered by ブクログちょっとはめを外して飲んでただけ。それがまさか自分の記憶のないところで殺人を......。証拠を実証しなければ自分が起訴される。そんな絶体絶命のなかで、最愛の恋人を殺害した加害者を突き止めていく物語。 日本では、酔っていたからしょうがないというキャッチフレーズがあるのか?とおもってしまうくらい、酔ってたからレイプされても仕方ない、酔ってたから電車で吐いても仕方ない、酔ってたから店員に暴力ふるっても仕方ない、酔ってたから遅刻しても仕方ない。そんな言い訳がまかり通る。それに加えて酔っていたから記憶がないから、加害者は殺害の意志はなかったと裁判で戦える。そんなばかな話があってはならない。大人は、子供に言い訳するなというが、誰が言い訳しているかってそういった飲んで記憶がなくなるまで飲んだ大人でしょう。そういった失敗があるのなら尚更、飲むな、そしてアルコール依存症のリハビリ施設にでもいけばいい話。 自分に対して甘い人間の言い訳にお酒が使われる。日本に帰国して毎回思うのは、平日でもべろべろまで飲んで終電に帰宅しようとしている人でしょう。そんなに飲む時間があるなら、家帰って家族と過ごしなさいと毎回説教じみに思ってしまう。
1投稿日: 2019.06.23
powered by ブクログちょっと一杯のはずだったのに、と一杯どころか痛飲してしまいたびたび記憶をなくす主人公。記憶をなくしている間に恋人が密室で殺され、第一発見者かつ容疑者になってしまいます。そんな彼がいかにして自分の嫌疑を晴らすかというミステリ。ちゃんと伏線もはられ、脇役まで含めキャラクターも個性的に上手く描き分けられていて、軽めですがとても読みやすかったです。ただ、何か問題があるわけではないのですが、前作「スマホ〜」がなかなか衝撃だったので、期待しすぎてしまいました。淡々と読み終わってしまって勿体なかったです。
1投稿日: 2019.06.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「~のに」のこのミスシリーズ。「スマホを落としただけなのに」作者の2作目。 泥酔して記憶をよく失くすラジオディレクター矢嶋。密室で遺体の第一発見者になってしまう。 んー…すごくあっさり。 登場人物の心理描写が少ないからか、あまり入り込めなかった。恋人が死んでるのに悲しんでる感がないし。 密室の謎は手が込んでたけど結構突っ込みどころが。 容疑者がミステリー好きだから密室殺人ができると高を括る警察とかバカ過ぎない? 恋人から意味深な音声が入ったCDが届いたら、何が何でも解こうとしない?とか色々と…。このミスシリーズって1つ売れたらシリーズで多く出そうとして内容がおざなりなのも結構あるんだよね ちゃんと内容練ってほしい。 「スマホ~」の方が評価が高そうだからそっちを読んでみようかな。
1投稿日: 2019.06.06
powered by ブクログ人気漫画家でパーソナリティの西園寺沙也加が絞殺された。恋人の矢嶋に殺人の嫌疑がかかる。彼は死亡推定時刻に彼女の部屋を訪れていた。但し、泥酔によりその時の記憶を彼自身が曖昧であった。果たして彼は犯人なのかどうか。密室の殺人が謎を解くカギになる。
1投稿日: 2019.05.11
powered by ブクログ期待の新人・志駕晃さんの第2作なのですが、実は私は不覚にもこちらが最初の作品だろうと完全に勘違いしておりました。でも結論として大満足で面白く読み終えられましたし著者の人気の理由がよくわかりましたね。人気女性漫画家の西園寺沙也加が自宅マンションの一室で絞殺死体となって発見され現場は完全な密室で酔いつぶれて記憶を失くした恋人の矢嶋に嫌疑がかかるのだった。一昔前なら思いも寄らぬ現代的な密室トリックと好感の持てる名探偵と死者復活!の趣向が素晴らしく、サクサクと快調に読めて著者の天性の才能と魅力を強く感じましたね。
1投稿日: 2019.05.08
powered by ブクログ過去のシリーズに比べると、だけなのに感が少し弱かった。途中からは普通の推理モノになって魅力半減。と言いつつも主人公の記憶がないという設定自体は面白いので着眼点は流石。
2投稿日: 2019.05.04
powered by ブクログ「スマホを落としただけなのに」が面白かったので、これも読んでみました。読みやすく、まずまず面白かったのですが、結局密室の謎解きだけが主題の様な話でもう少し複雑な展開があればと思いました。
1投稿日: 2019.03.17
powered by ブクログ謎を解くまでが長くて飽きたかも 最後はおぉっておもったけどイマイチかな 担当著に言うと私とは相性が悪かったわ
1投稿日: 2019.03.15
powered by ブクログ題名と冒頭の「ちょっと一杯のはずだったのに」というのがあーあるある!と思って手に取りました。 主人公がすぐに記憶なくしちゃう感じも親近感が持てて、 文章自体も読みやすいためすらすらと読めちゃう感じでした。 が、ミステリーとしては少し軽い感じでトリックも物足りなかったかも? 個人的には犯人の罪を犯した理由だったり、遺族の心情であったりそれに寄り添う刑事や探偵の行動であったり、そういった1つの事件の背景が描かれているものが好きなのですが、この作品にはそれがなかったです。 謎解きもただのミステリー好きの弁護士が行ってましたし、なにより殺人トリックより死んだ西山沙綾の声をサンプラーで出したところのが力入ってるように感じてしまいました。 終わり方も個人的にはあまりしっくりこなかったです。
1投稿日: 2019.03.06
powered by ブクログ「スマホを落としただけなのに」からの志駕作品。 読みやすいけど、軽くてそんなに面白くはないかな。 如何にしても密室殺人の謎を解くか‥ なるほど‥と思えるところもあるけど、やっぱり全体的に軽くて「スマホを‥」程のクオリティはない。
1投稿日: 2019.03.01
powered by ブクログデビュー作『スマホを落としただけなのに』が昨年映画化された著者のミステリー第2弾。密室トリックのプロットは身近で怖かった前作のインパクトには及ばないかなと思う反面(酔って記憶を無くしたという設定がもっとストーリーに効いていたら違ったかも)元ラジオディレクターという著者の職歴を活かした舞台設定や終盤の展開は面白かった。
1投稿日: 2019.01.31
powered by ブクログ「スマホを落としただけなのに」に続く著者2作目。 FM秋葉原のラジオディレクター矢嶋直弥、泥酔して昨夜の記憶はほとんどないが、恋人殺害の疑いをかけられてしまう。 「ちょっと一杯」がテーマではなく、密室殺人の話だった。 前作と比べなければ、それなりに面白かった。 (図書館)
1投稿日: 2018.11.23
powered by ブクログスマホを落として殺人鬼に狙われるのと、ぐでんぐでんに酔っぱらって殺人犯の容疑をかけられるのとどちらがマシか。犯人に仕立て上げられるのは大変だけど、サイコパスに追われるのは凄く怖い。『スマホ』のほうが面白かったよなぁと思いつつ、軽くて速攻で読めるのは同じ。 B級映画にありがちな誤字「貸りる」が出てきてテンションが下がり、ここは酒の力を借りようと、1杯じゃなくて2杯飲みながら読みました。そうしたら、密室殺人のトリックが明かされるところで酔っぱらい、肝心のところを理解できず。やっぱり読み終わるまでは飲んだらあかん(笑)。そこはしらふで読み返します。 軽いくせして、なんだこの最後のいい感じは。グッときちゃったじゃあないか。 『ガール・オン・ザ・トレイン』同様、ブラックアウトを起こすほど飲むのはあかんでしょ。自分が何をしでかしたか、しでかしていないのかはしっかりわかるぐらいの酒量に留めておかなきゃいけませんね。 映画『ガール・オン・ザ・トレイン』の感想はこちら→https://blog.goo.ne.jp/minoes3128/e/d018342f2c0f81261fe9933b7662cf69
1投稿日: 2018.11.15
powered by ブクログなんか終わり方独特で久しぶり味わった変な感じ 羅生門を高一で読んだ時に真相教えてくれよって思ったの思い出した
1投稿日: 2018.11.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
うーん。なんかいろいろ残念。 もっと面白くできる要素が詰まってたのに、いろいろあっさり終わったし、トリックも逆再生もどこかで聞いたことある感じだし…。1作目ほどの面白さはないかな。
1投稿日: 2018.10.11
powered by ブクログ前作が面白かったので期待してたけど、別にすごく面白くはなかった。 前作に比べて登場人物にあんまり魅力を感じなかったなー。 推理もなんか後半に急にググッと出てきた弁護士が解決ってなんだかなー。
1投稿日: 2018.09.07
powered by ブクログ全体的な構成としては今ひとつかな。ダラダラと主人公が疑われながらも酔っぱらいに密室は作れないしで話が進んで、終盤にいきなり解決する。謎解きのシーンもタネが読めちゃうので、いまいちサプライズ感がない。もうひとつふたつひねって欲しかったな。
1投稿日: 2018.06.20
powered by ブクログ「ちょっと一杯のはずだったのに」 ラジオ業界×密室殺人。 デビュー作「スマホを落としただけなのに」に続く2作目。スマホの方は、オチが意外と聞いている為、とりあえず図書館待ち。その間に2作目を読了。 舞台は、ラジオ業界。ラジオ局勤務の著者の経験を生かした密室モノ。ミキサー卓、ステッカー、ミックス、マスター等、ラジオ業界専門用語が出てくる。 主人公は、FM秋葉原のラジオディレクター・矢嶋直弥。ちょっと一杯のつもりで酒を煽り、気づいたら泥酔。翌日は記憶なしで寒気と共に起床することが習慣化している独身男。「アルコールの飲み過ぎは良くない」「記憶を無くすまで飲んではいけません」等、世間が口酸っぱく主張する理由があるとしたら、その理由の1つは「もしかしたら酔っている間に殺人の容疑をかけられてしまうかも知れないから」ということかも知れない。 その理由を立証する様に、矢嶋はあれよあれよという間に西園寺沙也加(FM秋葉原の人気ラジオパーソナリティ)を殺害して現場を密室化した犯人だと警察に疑いを掛けられてしまう。警察の取調べを受けているうちに、矢嶋も自信をなくし、殺してしまったのかと思い始め、万事休すかと思いきや、そんな時に西園寺の顧問弁護士・手塚が彼女の遺言を兼ねた番組最終回用のCD-ROMを持ってくる。 というストーリーです。矢嶋は、西園寺が死んだ当日の記憶が無い為、警察も事情聴取に四苦八苦。ならば密室トリックの解明に取り組む、又は”泥酔状態の人間が密室を作り上げて証拠を残さずその場を立ち去ることなど出来ない”と考えて真犯人を捜すことに方向転換するべきでは?と思ったのだが、全くその気配がない。矢嶋が泥酔を装っていると疑っている節もなく、矢嶋犯人説一辺倒。挙句の果てに容疑者に密室トリックの解明を丸投げするなんて、ずいぶんなポンコツぶり。 密室トリックは画期的なものではなく、どんでん返しもない。西園寺沙也加の秘密もCD-ROMも特に意味が無かった感じでした。一番、出てくるワードは、”覚えていない”でしょうか。ミステリー要素はかなり薄めでコメディものとして読むことが良いかもしれないです。「スマホを落としただけなのに」の方を期待しよう。
1投稿日: 2018.06.12
