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ライオンのおやつ
ライオンのおやつ
小川糸、くのまり/ポプラ社
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総合評価

1352件)
4.3
618
506
148
21
4
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    とてもリアルに描かれている作品で感動で涙が止まりませんでした。 1日1日を生き切る。 人生は終わるのだからと投げやりになるのではなく、最後まで人生を味わい尽くすこと。 この文章がとても響きました。 生と死がテーマですが悲しくなるのではなく、作品に出てくる人物の暖かみを感じる本でした。

    2
    投稿日: 2025.11.11
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    死は怖いものではなく、新しい人生のスタートとも言える。死ぬなら楽しものであって欲しい、そんな願いも生きている時今の体がある時にしっかりと楽しいこと思い残すことの無い最高の最後を迎えることが幸せでいい人生だったと思えるんだと思った。

    2
    投稿日: 2025.11.05
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    過去のことを振り返ったり 未来を憂いてたりする日々を過ごしていたので 目の前のいまを生きたいと思った 人生と向き合えなくなったときに また手にしたい本だなと記憶に留めておく

    0
    投稿日: 2025.10.30
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    久方ぶりの小説。 最後に読んだのは思い出せないくらい前。 私の心は死んでなどいなかったのだと教えてくださいました。 素敵な言葉が多く、また噛み締めたいと思えるものでした。 人生の後半に楽しみができました。 ごちそうさまでした。

    1
    投稿日: 2025.10.28
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    医師から余命宣告をされた雫。彼女が最後の日々を過ごす為に訪れた『ライオンの家』。残された日々を精いっぱい生きる雫と彼女の大切な人々の物語。 ずっと気になっていて、それでも自身の体験を思い出しそうで読めなかったんです。でも本当に読んでよかった。 悲しい、切ない、暗い、そんな話ではないんです。嫌な、辛い話ではないんです。 生きていく上で大切な事や人としての尊厳。他者への思いやりや家族の在り方。 それらが瀬戸内の海と雫の想いとともに綴られています。 迷い、嘆き、足掻いて、泣いて、怒って、それでも諦めずに強く生きた雫に「あっぱれ」と伝えたい。 読みながら涙がとめどなく溢れ止まらなくなりました。 私は図書館で読んでいて、同行者に無茶苦茶心配されましたので、ご自宅で読まれるのをおすすめします。

    2
    投稿日: 2025.10.27
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    いい話。泣いた。死ぬ前に食べたいお菓子なんてみんな浮かぶのかな。私は思い浮かばない。考えとかないとね。

    2
    投稿日: 2025.10.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    そんなつもりはないのに、めちゃくちゃ泣いてしまいました。 医療者なのでマドンナの寄り添い方が素敵で良かったです。 主人公が最後お父さんに会えて良かった。 私もこんなホスピスで最期を迎えたいです。

    3
    投稿日: 2025.10.09
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    余命宣告をされた主人公がホスピスで死を受け入れて人生を旅立つ物語でした。 死ぬのが怖く無くなる、素敵な話でした。 もちろん、痛くて苦しいこともあるのでしょうが、私もライオンの家で最後を迎えたいと思いました。 心臓発作のように、一瞬で苦しまずに亡くなるけど何も準備できていない死と、ガンのように苦しさがあるけど残された時間で準備ができる死とどちらがいいのかしら? 私はちゃんと準備ができる方が幸せを感じるかもしれません。 今できることをやろうと前向きになりました。

    1
    投稿日: 2025.10.08
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    装画はくのまりさんが描かれているらしく 絵に一目惚れしてどんな本なのか気になり読みました。 瀬戸内のレモン島にあるホスピス「ライオンの家」 そこに担当医から余命宣告させられた33歳の 海野雫は人生最後の日々を過ごすことになった。 人間、生まれ方は選べないけど死に方は選べる。 この言葉を実感しました。 ゲストの思い出のおやつが物語に登場します。 おやつを食べる前にリクエストした おやつの解説とゲストの思い出を読みあげていて どれも美味しそうで読んでいて食べたくなりました。 タヒチ君と雫がドライブをする話にワインがでてきます。そこで知ったのですが、 ワインの雫が流れた跡をワインの涙といい、 ワインのアルコール濃度と糖度がわかるそうですさっぱりしたワインだと涙の跡はほとんど残らないし、コクのあるワインだと、大泣きしたみたいにはっきりと跡が残るそうです。 最後に、私の思い出のおやつは母と作った 「げんこつ飴」なんですが、皆さんの思い出の おやつはなんですか? よかったらコメントで教えてください! 人生最後に食べたいものでも大丈夫ですよー!

    31
    投稿日: 2025.10.05
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    情景描写が見事で、終始涙が止まらなかった。 ただ、決して悲しいだけの物語ではなく、死というものに対しても希望が持てる作品だった。 「人は生きている限り、変わるチャンスがある」 「生きることは、誰かの光になること。」 マドンナのこれらの言葉が印象に残り、これからの人生大事に生きようと思った。

    8
    投稿日: 2025.10.04
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    自分の思い出のおやつってなんだろうと考えたけど、特に思い付かなかった。これから何か思い出のおやつが見つかれば良いなと思った。小説の内容はとても心温まる作品ではあるが、ほんの一部の性的な表現が非常に残念だった。また、読み進めるほど感情移入できていたのに、複数の死者と話す展開に冷めた。そのあたり気にしないなら良いかも。

    13
    投稿日: 2025.09.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小川糸さんが紡ぐ優しい物語。 ずっとずっとこの穏やかで温もり溢れる世界に浸っていたかった。 美しい景色、雫を支える人たちの優しさ、過去も今も未来も受け入れて懸命に生きた雫の強さにただただ涙が止まらなかった。あっぱれです。

    1
    投稿日: 2025.09.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    末期の癌で余命宣告を受けた海野雫は瀬戸内にある島のホスピス「ライオンの家」で最期を過ごすことを決意する。ホスピスでは特にルールはなく、穏やかな環境でレモン島の人々との交流やおいしいご飯とおやつの時間によって、雫の気持ちが変化していく様子が伝わってきた。どんな状況にも臨機応変に対応するマドンナたちのおかげで、入居者たちは安心して最期を迎えることができるのだと思う。「生」と「死」がテーマだけど、優しさと温かさが詰まっていて、心が満たされた。当たり前の生活には幸せが溢れていて、今この瞬間を大切に生きていきたい。

    5
    投稿日: 2025.09.26
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    ハードカバーで買ったので消化したくてって理由だけで選んだのだけど、 ファミレスやファーストフードのお店で読むには泣きすぎる…けどお彼岸のこのタイミングで読んだのはとてもよかった。後半ずっと泣いていた。 家族のお話と ご飯やおやつ、思い出のお話。 ほっこりだけど泣いてスッキリ系でした。

    3
    投稿日: 2025.09.23
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    癌で余命宣告された33歳の女性が、ライオンの家というホスピスで過ごした約1ケ月の物語。 NHKのドラマを観て既に内容を知っていたからかもしれないけれど、ずっと涙を流しながら読み進めた本だった。今まで読んだ本の中で、一番涙を流したかも。。 「死」というものがそんなにネガティブに描かれていないにも関わらずにね。 私もこんなホスピスがあれば、こういうところで死を迎えたいだろうなと思う。 心に残った言葉。 ー思いっきり不幸を吸い込んで、吐く息を感謝に変えれば、あなたの人生はやがて光り輝くことでしょう。

    3
    投稿日: 2025.09.20
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    30代で癌を患った雫が、終の住処として選んだライオンの家と呼ばれるホスピスでの様子が描かれている。 半年前に癌で父が他界した。余命宣告を受けていたにもかかわらず元気そうだったし、自分の生活や仕事が忙しいことを言い訳にして、きちんと向き合わなかったため、環境のよいホスピスを見つけてあげられなかったこと、お見舞いにもあまり行かなかったことなど、本書を読みながら色々な後悔を思い出した。小さい頃の父との楽しかった思い出を懐かしむきっかけにもった。父が最後に食べたかったものは何だったんだろう。。。 雫と周りの人々が交流する様子を読むことで、私は父を弔えた気がする。何となく今読む必然性のようなものを感じた一冊。

    3
    投稿日: 2025.09.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久しぶりに泣いた。最後が特に涙が止まらなかった。 この本はあたたかいがたくさん詰まっていてやさしい本だけど、現実には症状が進行して最期を迎えることがある。 「最後まで耳は聞こえているから、話しかけてあげてください」このセリフで自分のおばあちゃんのことを思い出した。おばあちゃんはもう話せず、ずっとねたきり。今までは話しかけても無意味だと思っていたけれど近いうちにお見舞いに行って、話しかけてみようと思う。

    2
    投稿日: 2025.09.19
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    とても穏やかで、温かな気持ちになる作品でした。 雫の生き様を通して、生きている今を、そしてありふれた毎日を大切に過ごしていきたいと感じた。 おやつがあることで、人生が豊かになる。おやつは、心の栄養、人生へのご褒美って言葉が印象的でした。

    2
    投稿日: 2025.09.13
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    余命宣告された女性が最期の時をホスピスで過ごす物語です。やさしくてあたたかい物語でした。 もし自分がライオンの家で過ごすことになったらどんなおやつをリクエストするんだろう… 主人公が弱っていく様子は読んでてつらかったです。

    120
    投稿日: 2025.09.11
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    死に向かっていくお話しなのに、雫の素直に自分を受け入れる姿とか他の人との関わりが暖かくて、自分も最期まで素直で一生懸命に生きたいって思った。 お粥と甘いお菓子が食べたいなぁ。瀬戸内にも行きたい。

    3
    投稿日: 2025.09.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後大泣きした 死に向かう人を描くって、すごく難しいと思うけれど、めちゃくちゃ丁寧に描かれていた 今を大切に。 あと、すごくすごく、人に対する尊厳を感じた。 残された人が後悔しない、というか、雫さんの生き様を受け入れて尊敬している終わり方がすごくすごくよかった。 お父さんが、雫さんをとても愛しているし、でも最後の時に呼ばれなかったことや知らない雫さんがいたことを、自分のせいで苦労したとか思うのではなく、これが雫さんの人生で雫さんが本当に強い人だと感じたところが、とてもとてもよかった。 生きていることを感謝して生きたい、自分の人生を全うしたい、死んだ後も自分の人生に他人のせいと思わせるようなことはしたくない などなどと思った

    2
    投稿日: 2025.09.09
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    死をテーマに描かれているのにこんなにも穏やかで清涼感のある物語があるんですね。 文章も読みやすく、映像が自然と頭に浮かぶ感じ。 作者さんの想いがたくさんの人に伝わるといいな 死って、今を不自由なく生きている人たちが思うよりも悪くないものなのかもしれない。

    15
    投稿日: 2025.09.08
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    死とどのように向き合っていくのかを考えさせられる作品だった。全体的に前向きな気持ちが溢れていて温かい気持ちになれた。

    3
    投稿日: 2025.09.06
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    初、小川糸さん。他の方の本の紹介で気になっていて読みたかった本でした! 読みながらずっときれいな景色が見えているような、そんなお話でした。レモンの挿絵も大好き。

    9
    投稿日: 2025.09.04
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    ライオン ホスピスの施設名 おやつ 患者のリクエストおやつ はらはらドキドキはなかったけど穏やかでハートフルな内容でした。

    14
    投稿日: 2025.08.29
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    優しく穏やかなお話。 瀬戸内海にあるホスピスが舞台で、主人公が徐々に死に近づいている描写があるのだが、主人公が死に対して恐怖というよりも、生前の当たり前が幸せであることや、生きているありがたさというものを感じていて印象に残った。

    8
    投稿日: 2025.08.26
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    まさに、瀬戸内の穏やかな海とやわらかな風に包まれるような作品。 そして、その海面にきらきらと乱反射するように、一人ひとりの人生が愛しく光る。 率直に、こんな場所で最後の日々を過ごせたらいいなぁ、と感じた。

    1
    投稿日: 2025.08.25
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    “自分に素直に生きる”と決めた雫は、 体調がだんだんと悪くなって、自分で歩くことがままならなくなっても、落ち込まず”前向きに生きる姿”がとにかくかっこよかったです! この作品から、これまで自分の気持ちに素直に生きていなかったこと、周りを気にし過ぎて、いい子になろうとしていたことに気がつきました、、、 まずは周りを過剰に気にしてしまう性格から治していきたいです笑 作品の終わり方も粋な感じで、暗いテーマながら爽やかな読後感でした!

    46
    投稿日: 2025.08.23
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    本好きの友から薦められ読んだ。風変わりなホスピスで最後の日々を過ごす主人公。余命宣告により、すべてから自由になれた感覚には、意外にも少し憧れをもってしまった。死にゆく人との会話に何度もドキリとした。そうだよなあ、と思いながら。 癌もおやつも、私にはツボでした。 読後感は良い。何気ない毎日がきらきらしてきましたよ。でも、少しへこんでいる自分もいる。

    2
    投稿日: 2025.08.22
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    死をテーマにした小説は無数にあるけれど、こんなにも死ぬことに対して真正面に向き合っている小説は珍しいと思った。自分が余命宣告されたら、どんな風に感じてどんな風に過ごすだろうってずっと考えながら読んだけど、やっぱり実際にその時が来なければわからない。ただ、他人に当たったり意地悪になっちゃったりして、最後の最後に自分自身にがっかりするような事にはなりたくないなと思った。

    2
    投稿日: 2025.08.19
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    すごくよかった。 死を間近に控えて、人はどのように過ごすのか。 正解はないけど、どうありたいか、誰と過ごしたいかを考えさせられました。 わたしはきっと、生きている間にどんなにいろんなことを経験したとしても、後悔するだろうなと今は思う。 ちょっとファンタジーな要素もあるけど、 人生ってなんだろうと考えさせられる作品でした。

    2
    投稿日: 2025.08.17
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    小川糸さん、果てしない人だなー。 「つばき文具店」「キラキラ共和国」から始めた私はほんわか、優しい書き味の作家さんだという印象が強かったけれど 「とわの庭」やこの作品を読むとギャップが大きくて衝撃が強い… ダークな部分や人間の欠陥をまるっと大きな愛情で包み込んだような作風が素晴らしい。

    27
    投稿日: 2025.08.05
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    「ライオンのおやつ 小川糸 著」 ツバキ文具店の小川糸さんの本。 おやつって 人生になくてもいいけれど あると人生を豊かにしてくれる それと、 朝に出てくるお粥の美味しそうなこと!! お粥に関する描写は少ないのだけれど 主人公が朝のお粥を楽しみにしている様子から よだれが出そうでした。。。笑 私も ドラマ「幸せは食べて寝て待て」を見てから 朝ごはんにはお粥の頻度が増えまして。。。 だから、なおさら お粥を食べたときの じわ~っと優しくあたたかさが広がる感じとか 共感してしまった 「そよ風が毛布をかけるような優しさで吹いてくる」という 描写が なんか、、、 あったかいなあって思った これは深い表現でもあるなって 病気を患っている主人公に 毛布をかけるような優しさってこと 言葉を使うときには「前提」があって、、、 その「前提」がわかると、 言葉に深みが増すよね だから 個人セッションでも 人の話を聞く時は その言葉の背景にあるもの その人が「前提」としていることはなんだろう? って聞いているんだけれど なんか 物語の中で紡がれる言葉の節々に あったかさと優しが満ちていた 人生の最後をこんな風に終えるんだろうか こんな気持ちになるんだろうか 葛藤も哀しみも喜びも 全部包んでいくんだろうか。。。 そんなことを感じさせてくれるとてもよい本だった というか、素晴らしい言葉の数々だった この本に出てくる人たちのように 一瞬一瞬を 自然と共に 分かち合いながら 丁寧に生きていきたいなって思った

    4
    投稿日: 2025.08.01
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    病気を患い余命を受けた主人公の雫が、人生の最期を海の見えるホスピスで過ごした日々について。 不思議な格好の看護師マドンナが印象的だった。 死にゆく人にももちろんだか、生きている私にも響く言葉をたくさんもらった。考えさせられた。 「よく眠り、よく笑い、心と体を温かくすることが、幸せに生きることに直結します」 食べることは生きること、だと思っている。本当に大事、大切。 「おやつがあることで、人生が豊かになる。おやつは、心の栄養、人生のご褒美!」とマドンナは言っていた。心の栄養?!ならば罪悪感など持たずにしっかりちゃんとたっぷりと(?!)頂くべきだ、と素直に思った。心の栄養の為に。 マドンナの言う通りならば、私の人生のろうそくの火はいつ消えてしまうんだろうか。その時に私も雫のように強くいられるのだろうか。自分自身に素直でいれるのだろうか。 他ゲスト「先生」のようにいつまでも死が怖い怖いと言って全てを他人のせいにして、、死に怯えていそう。そんな事を考えながら、時折込み上げるものを押さえつつ後半一気に読んだ。温かい気持ちになった。

    18
    投稿日: 2025.07.31
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    人生の最後について考えさせられた物語だった。 自分も主人公と同じように、死と向き合って行けるのかと思った。 人の死は、いつ起こるかわからない。そのためにも、一日を大事に悔いを残さないよう生きて行こうと思わせてもらった。

    3
    投稿日: 2025.07.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読書記録です。まだの人は読まないでね。 余名を宣告された主人公が、ライオンの家というホスピスで過ごす日々。 朝のおかゆが美味しくて、ずっと飼いたかったワンちゃんと出会えて、今まで縁のなかった人と触れ合って、主人公の心のなかで芽生えていく感謝の気持ちと自分の厳しい現実を穏やかに受け入れていく流れに涙が止まらない…家で一人で読んで良かった。 読んでいくうちに、それが現実のことなのか主人公が頭のなかで考えていることなのか、境界線がみつからなくなっていくけど、3日後に海辺で手を振る約束を守ってくれたから、あの出来事は現実だったのね。

    4
    投稿日: 2025.07.23
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    とても暖かい気持ちになった。最期の迎え方や、これからの生き方を考えさせられた。家族や友人と過ごす時間を大切にしたいと思った。

    6
    投稿日: 2025.07.23
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    死を迎えるときどんな面持ちになる。 そして、周りはどうかかわる。 葛藤、そして受け入れ、感謝して旅立つ。 死を恐れる気持ちはあるけど、こういう経過で、最後は穏やかの気持ちになれるのかも。 過去の大切な思いを集めて、感謝の気持と温かな気持ちで旅立ちたい。 大切な思い出は、結局人とのつながりなのかも。 そして、延命かホスピス。 短くなったとしても、心を感じて生きたいかも。 しかし、やりすぎな表現や変な名前、不必要な性的表現などにしらけさせられた。

    1
    投稿日: 2025.07.19
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    私も余命宣告されたらライオンの家のようなホスピスに入りたい、ホスピスについて調べておかなくてはと思った。前半は温かい気持ちにさせてくれて、後半は泣かされてグズグスになった。とにかく良い小説でした。

    4
    投稿日: 2025.07.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本屋大賞ノミネート作品である事、表紙カバーの可愛らしさ、タイトルの不思議さから選んだ書籍。34歳という若さで癌を患い、ホスピスにて最期の時を迎えたお話。終末期医療の在り方や、死の受容、死後の世界について考えさせられる作品だった。 癌の中期では痛みについての記述が多く、読んでいる私も辛い気持ちになった。マドンナがスピリチュアルケアの一貫で、マッサージを行ったり、アロマをたいたり様々な事をされていたが、雫にとってはそれをしてくれる人がマドンナであったからこそ、痛みの緩和につながったのだろう。声かけや抱きしめる事も痛みの緩和につながるのだと感じた。  癌も末期になり、次第に意識の混濁が激しくなる一方で、雫は死というものを受け入れるようになる。最後の最後まで生きたいと言っていた姿が印象的だった。    果たして抗がん剤治療は本当に必要なのだろうか?答えは持ちあわせていないが、一つ言える事は自分ならライオンの家のような所を終の住処としたい。人間として扱われ人間として天寿を全うできれば幸せだ。

    4
    投稿日: 2025.07.17
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    柔らかな文章で綴られる、終わりの迎え方の物語。悲しいだけじゃなく、寂しいだけじゃなく、でもちゃんと終わりに向かう物語。ご飯のおいしさに、食べ物の美しさに、風の優しさに、海の穏やかさに、ひとつひとつに出会い、感動し、つらさの中で喜びや感謝を見出していく雫の変化に、普段見えなくなっている単純でまっすぐな生かされていることのありがたみが満ちてくる。

    5
    投稿日: 2025.07.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    雫さんが一生懸命生きたから、素敵な妹さんや周りの人に出会えたと思います。 ホスピスで過ごす景色・食事が頭の中で想像しやすい所も好きでした!

    2
    投稿日: 2025.07.07
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    食べて、生きて、この世から旅立つ。すべての人にいつか訪れることがあたたかく描かれた、涙なしには読めない感動必須の1冊(*ฅ́˘ฅ̀*)♡

    3
    投稿日: 2025.07.06
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    死を扱っている本なので明日どう生きるかといったことを考えさせられますが、そこまで重くなく、世界観として綺麗で美しいお話でした。私は現実的でドロドロしたものより、こういった登場人物が魅力的で本当にこんな人現実にいる!?と思うぐらいの方が好きなので良かったです。 出てくる六花という犬の可愛さや島の綺麗な景色などでワクワクしつつも後半は少し泣いてしまいました。死とファンタジーのような綺麗な世界がちょうどいい塩梅でした。

    2
    投稿日: 2025.07.03
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    ステージⅣと宣告された主人公の、ホスピスでの2ヶ月ばかりの間の話。 綺麗にまとめられすぎていて背景描写があまりなく、主人公がなぜレモン島のホスピスを選んだのか?本当のお父さんお母さんとのエピソードなど 最後まで分からないことが多かった印象。 曖昧表現が多いので、文字面をただ滑るように眺めてしまい、あまり入り込めませんでした。 そのくせ下ネタじゃないけど、この話で絶対出てこなそうな卑猥な単語がちらほら出てきたことに驚き。 粟鳥州さんの名前ってそこからきてるんだ… マドンナが表現した人生はろうそく、という言葉はぴったりだと思いました。 ろうそくは自分で火を点けることも、消すこともできない。 不測の事態で急に消えることもあるし、誰かを照らすために自分を燃やすこともある。

    20
    投稿日: 2025.07.03
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    いつか来る死に対して、少しの希望をもらえた。本当の意味で死を、現実を受け入れることとはどういうことかを教えてくれた。

    1
    投稿日: 2025.06.25
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    主人公がステージIVの癌と発覚し、余命宣告されてから残りわずかな人生を味わい尽くすストーリーです。 自分の生き様について考えさせられる本だと思います。 読了後、身近にある大切なものに気付け!と言われているような気がしました。何度振り返っても、主人公の最期の言葉が印象的で忘れられません。とことん味わい尽くしたんやな、と……。 とても彼女にふさわしい言葉やったな、と思います。「どう生きるかは、どう死ぬかでもある」という作中の言葉も印象的でした。私ももっと自分に素直に、理想の姿で生きたい。そう思う自分の背中を後押ししてもらえました。不安で動けなくなったときに、また読みたいです。

    3
    投稿日: 2025.06.22
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    人生最後に食べたいおやつにはその人たちの心に秘めていた思いがあり、じーんとした。死へと向かっていく描写が細かく書かれていて最後のあたりはどっちの世界にいるのかな?と思ってしまった部分もあったけれど、もう少しもう少し生きることができれば、、と思ってしまいました。

    4
    投稿日: 2025.06.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    冒頭から瀬戸内海の暖かで穏やかな風景が広がり自分も最期を迎えるならライオンの家のような暖かい所で過ごしたいと感じた なぜもう一度食べたい「食事」ではなく「おやつ」なんだろうと思ったけどおやつの前ではみんな子供に戻ることができるし、甘いものは体も心も癒してくれるからなのかな、と思った 最期の場所を自分で選択し自分を受け入れてくれる人に出会い、死の間際に会いたい人に会えたことは幸せな人生の終わり方なのかもしれない 毎日仕事や家事に追われとにかく物事をこなすことを考えてしまうが 健康に過ごせること、美味しくご飯をおいしく食べられることに感謝して過ごして行きたい

    7
    投稿日: 2025.06.11
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    当たり前の日々に感謝したくなるような、あたたかい話だった。 前半は何度も涙したが、後半のスピリチュアル&ファンタジーな描写が肌に合わず、少し白けてしまった。 前半は★5、後半は★3 === 思いっきりの不幸を吸い込んで、吐く息を感謝に変える。 そんな生き方をしたい。

    6
    投稿日: 2025.06.09
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    人が亡くなる話なのに、不思議と涙が出なかった。冒頭から確実に死に向かって行くのだけど、主人公が死をしっかりと受け入れているせいか?病気でない人と同じような時間が穏やかに淡々と流れていく。ガンで死ぬのって、この本ほど楽ではないだろうに、こんな穏やかに死ねるなら、ガンで死んで良いかなと思えるほど。読後心にズーんっとくるものが無く、爽快感すらあった。不思議な本だった。

    2
    投稿日: 2025.06.05
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    最初から最後まで、とにかく綺麗で美しい物語だった。 ちょっとファンタジー要素が強いような気がしたけれど、それを上手く交えて、より人と人同士の交流の温かみが増すように書かれているなと思った。 ご飯が全て美味しそうで、自炊したい欲が掻き立てられた。 一日一日を大切にしたい。

    7
    投稿日: 2025.06.03
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    辛さとか悲しみとか、優しさが読んでるうちに知らず知らずに積み重なっていて最後には涙となって溢れ出る。

    1
    投稿日: 2025.05.31
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    主人公が徐々に「死」に向かっていく様子が細かく書かれていた。最初に島を訪れたときは、自分の足で歩けていたが、日を追うごとに車いすでの移動となり、全身に痛みが生じてしまう場面が印象的だった。雫が最期に父と妹に会うことができて良かった。関係性や環境によっては、親族が最期と知っていても会おうとしない人もいる。最初で最後の妹との面会は主人公にとっての最大の収穫であるし、これまでの主人公の蒔いてきた種が実ったものであることを感じることができた。

    0
    投稿日: 2025.05.30
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    人生を終える時に思い出すことってどういうことなんだろうか、、、? 最後に食べたいおやつは、、、? 人生や死ぬことについて、考えさせられる作品。

    1
    投稿日: 2025.05.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「生きることは誰かの光になること」 何のために、仕事してるのか 何のために、毎日頑張っているのか 今の自分に問いかけられている気がして、その答えが本当にそうだなと感じられました。 大切なことを教えてもらいました。

    0
    投稿日: 2025.05.28
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    読後感は何とも言えず、決して悪くはないが胸がいっぱいになる感じ。 1日1日を丁寧に生きようと思えた。 余命少ない主人公がホスピスで亡くなるまでの話。

    21
    投稿日: 2025.05.23
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    33歳にして余命宣告を受けた海野雫は最後の地として瀬戸内のホスピスに入居。そのホスピスで過ごす時間や周りの人とのやりとり、スタッフの温かい気遣いなどが重くならない優しい物語でした。これが物語じゃなく実話なら私も行ってみたい。 ※人の幸せはどれだけ周りの人を笑顔にできたかということ ※人生というのは1本のろうそくに似ている。ろうそく自身は自分で火をつけられないし、自ら消すこともできない。一度火が付いたら自然の流れに逆らわず燃え尽きて消えるのを待つしかないのです。生きることは誰かの光になること。自分自身の命をすり減らすことで誰かの光になる

    2
    投稿日: 2025.05.21
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    うわーっと涙が溢れる、という感じではなく、ずーっと心が温められる、じんわりと感情が溢れる、そんな読後感でした。 景色の描写が丁寧で、風景が目の前に広がるようで、読んでる間心地良さいっぱい。 早くに亡くした父を思い出しながら読みました。

    5
    投稿日: 2025.05.19
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    命について、生きるということについて、考えさせられました。 命は一つ、かけがえのないもの。とは、当たり前のように分かってはいるけれど、自分の中で死は漠然としたもので、1日1日の今を大切に生きているのかというと、そうではないかもしれない。 命を大切にするってどういうことか、つきつけられる物語でした。優しい雫さん、お疲れ様でした。

    24
    投稿日: 2025.05.18
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    終盤になり、じわーっと押し寄せてくるものがあった。私も両親との遺恨とまでは言わないが、もやっとした過去があり、無意識だがそれを誰かのせいにし続けているのかな。とふと思った。旅立つ最後まで自分を変えるチャンスはある。 読み出しは「私の最後のおやつ」が浮かばなかったが、雫さんのエピソードを読んだ時、ふとチーズケーキが思い浮かんだ。 小学生の頃、誕生日に毎年食べていた近所の菓子店のものだ。最近はすっかりベイクド派だが、スフレでプーさんの焼印があった。

    2
    投稿日: 2025.05.17
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    人は人生の最期を迎えようとした時、 やはり大自然の中に身を置きたいと思うのだろうか。 舞台は、瀬戸内海に浮かぶレモンの島。 ここには、穏やかな景色を堪能できる ホスピスがある。 海や葡萄畑を目に浮かべながら、生と死について、 考えさせられる小説だった。 タイトルに'おやつ'とあるように特徴的なのは、 入居者がリクエストした手作りおやつが 食べられる「おやつの時間」。毎週日曜日に 語られるおやつの思い出エピソードには、 まさにその人自身のストーリーがぎゅっと 凝縮されていた。 甘いものは、人の心を癒すことを改めて感じた 読書となった☺︎ 【印象に残ったところ】 「死を受け入れることは、同時にもっと生きたい、 死にたくないという思いも引っくるめて認めること」 と悟った主人公の言葉が印象的だった。 死が近づくにつれて、身体が不自由になっても 「今、この瞬間、私生きているんだ」と 彼女が実感する度に彼女の強さを感じた。

    15
    投稿日: 2025.05.17
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    若くして余命を宣告されてしまった女性が「ライオンの家」というホスピスで命尽きるまで生き抜いた毎日を描いたお話。 ホスピスなのだからとても悲しいお話のはずが、とても温かくて生命力に溢れたお話である。 命尽きるまでこんなにもまっすぐに生き抜くことができるのか、現実からかけ離れてる気もするし、そうであればいいと憧れたりもする。 自分に正直に生きた人の温かく美しいお話でした。

    18
    投稿日: 2025.05.13
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    死と向き合うことで見えてくることがあるのだろうか。人はジタバタともがきながら、生きることもままならない。自分の未来も寿命も決めることなんかできないけれど、死に際に雫さんのように自分を肯定できたらいい。まわりの優しさに気づき支えられていることに感謝できたらいいのだと思う。日々を雑に過ごしがちだけれど、死を意識しながら生を大切に過ごしていきたいと感じた。

    10
    投稿日: 2025.05.12
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    人には生き様があるように死に様もあるのだなと思いました。がん宣告された主人公が終末のホスピタルに移り最期を過ごす。そこで出会った人達や出される食事(おやつ)に癒されていく。自分が彼らの立場だとしてどう生活するだろうというのは少し考えました。 とても感動的な話でした。

    1
    投稿日: 2025.05.12
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    命に限りがあると知った時、その大切さを知る。 限りある「今」を大事に生きる。 我々は時にそれを忘れる。 感涙はしなかった。 でも、心の奥底がほんのり温かくなる様な作品だった。

    2
    投稿日: 2025.05.11
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    死ぬことは終わりではなく旅の始まり。 人生は蝋燭の炎のよう。 自分の死期が分かって色々と整理する期間が将来持てたとしたらこの本を再読して拠り所にしたい。

    17
    投稿日: 2025.05.08
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    途中まで読んで、どう考えてもラストが一択しかないとツラくなってしまいやめてしまった。 つい最近、本好きの皆さんにその話をしたら、絶対最後まで読んだ方が良い作品、と言い切られた。 そして最後まで読んだ。 確かに。

    1
    投稿日: 2025.05.06
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    ホスピスで過ごす主人公の話。ゆっくりとした時間の中で自分の今と人生に向き合うなかで豊かになるのがなんとも言えないせつなさとほっこり感がぐっときた

    0
    投稿日: 2025.05.03
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    生きているだけで幸せだ、人生をどう生きるべきかについて再考させられる作品。とても悲しい話だけど、とても綺麗な描写で心が洗われるような気持ちになった。

    2
    投稿日: 2025.04.29
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    ホスピスの話。 人生の終わりにどう考えてどう生きるか。 ひとりで誰にも迷惑をかけず 生きること。死ぬこと。 自分らしくあること。

    7
    投稿日: 2025.04.29
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    後半からは泣きながら読みました 余命残りわずかでどう生きるか。病気になっていないと出会えなかったなんて皮肉だけど…

    5
    投稿日: 2025.04.28
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    会社の先輩からの紹介。 温かくて、優しくて、芯のある 物語でした。 「雫さん、本当にお疲れさまでした。ゆっくり、休んでください」

    2
    投稿日: 2025.04.27
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    私は妙に強がってて理屈が全てと思っているところがあるから、自分の死を恐れるってことはあまりなかったし、受け入れられると思ってた。私が主人公の立場だったら、思いもよらぬタイミングで死を宣告されたら、身体はどんな風に反応するんだろう。 あってもなくてもいいけど、あると心を豊かにしてくれる「おやつ」 おやつの時間を楽しみに生きる人生って、なんだか素敵だ。 私もライオンの家みたいに、温かくて海があって、自然いっぱいな場所で人生の最後を迎えたいなって贅沢な願い。 初めての小川糸さんだった。読みやすくて温かくて他の作品も読んでみよう。

    1
    投稿日: 2025.04.26
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    2019年発行の小川糸さんの小説。 「余命を告げられたとき、暖かい場所で、毎日海を見ながら残された日々を過ごしたい」(主人公・雫) 自分だったら、どんな場所を望むだろうと思ったり、でも、病を、大好きな父(叔父)に知らせない雫の気持ちは今一つ理解できなかったりする。 表紙の絵は六花と一緒に小舟に乗り、沖に漕ぎ出している雫の姿と「助産院に似ている」と雫が感じた青い屋根のライオンの家。

    1
    投稿日: 2025.04.26
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    食堂かたつむりに続いて2作品目です 何度も涙が出ました とても大好きな作品です ホスピスで最期を迎える、 死を受け入れるとは こういう事なのか、と物語を通して 考えることができました

    0
    投稿日: 2025.04.25
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     自分はここ最近好奇心の赴くままに、面白そうと思った本を手に取って読むことを楽しんでいる。今回の作品も自分は獅子座だし仕事帰りでお腹が空いてたからと言う理由で手に取った。しかしそのような動機に反して良い意味で想像を裏切ってきた。  ハートフルで、生きていることのありがたみを感じたり、そして所々目頭が熱くなるシーンもあった。  この本を読了し自分のことで改めたいなと感じたことがある。それは下を向いている暇があったら自分のできることを頑張ろうと言うこと。物語は余命宣告された主人公の女性がホスピスで残りの人生を穏やかに過ごしていくと言う展開となっている。  「終の住処」としてこうした穏やかな場所で過ごしたいなと感じたりもした。しかしそれ以上に主人公の女性みたいに余命宣告されて若くして短い生涯となってしまわざるを得ない人もいると言う事実に、「当たり前って当たり前じゃ無いんだな」と思った。主人公の女性とかなり年齢が近いけど、自分としてはお爺さんやお婆さんにになってから死んでいくものだと思ってるけど、それが当たり前じゃ無い人もいる。  最近の自分は音楽を聴くことと本を読むことが楽しくて仕方ないけど、主人公の女性からしてみたら今の僕の姿は「幸せ」に見えるかもしれない。ちょっとしたことで落ち込んだり、生きててつまらないと思ったことがあるけど、この本を読んでからは、そんなこと言っていられない。そんな暇があったら今自分ができることを一生懸命に頑張りたいと思えた。そうしたいのに当たり前にそれが出来ない人がいるのだから、そんな贅沢なことを言っている暇は無いなと思った。  主人公の女性のようにどうしてもカリカリしてしまうようなことが仮にあったとしても穏やかにどうにかして自分を律することができるように生きていきたいなと思った。

    1
    投稿日: 2025.04.21
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    齢33の女性が、闘病の末の結果も芳しくなく、とある島にあるホスピスで最期を過ごす話。 めちゃくちゃ泣いてしまった。中盤くらいからもう主人公がどんどん弱っていってるのわかるし、周りも亡くなっていってしまうし、ずっと泣いてた気がする。 でもいいなぁ。私もこういう最期がいい。本当はもっと苦しくて辛いのかもしれないけど。羨ましいなぁなんて思ってしまった。素敵な話でした。

    4
    投稿日: 2025.04.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    友人に勧められて読んだ一冊。 疲れているの心が癒される。 私は最後どんな風に死ぬんだろう。 主人公のように死ねるかな。

    2
    投稿日: 2025.04.12
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    2020年本屋大賞ノミネート作品 余命を告げられた雫は、残りの日々を瀬戸内かいの島のホスピス・ライオンの家で過ごすことに決めた。 ライオンの家では、毎週日曜日、入居者から、もう一度食べたい思い出のおやつをリクエストできる「おやつの時間」があった。 幸せというのは、自分が幸せであると気づくこともなく、ちょっとした不平不満をもらしながらも、平凡な毎日を送れることかも知れない。 最後は、あまり気に入らなかったけど、一気読みした。

    69
    投稿日: 2025.04.12
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    30代の女性が最期を一人ホスピスで迎える。設定だけでも切なくなります。 主人公はそれまでも辛苦を乗り越えてきました。何故自分だけこんな思いをするの?やるせなさに共感して、胸が潰れそうになります。 人生の全ての苦しみ、悲しみを消化して感謝に変える。そのことによって自分が救われる。そんな大切なことを教えてくれました。 大変な人生だったと思いますが、最期にはさまざまな出会いもあり、願いが叶うこともあり。生き切った立派な最期と言えるのではないかと思います。

    30
    投稿日: 2025.04.08
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    人生の最後にこんな素敵なホスピスで過ごすことができたら、幸せだなぁと心から思った。 病気になって死が迫っていることが分かってから、疎遠になっていた父にも連絡せずに瀬戸内のホスピスに入ることを決めた雫。 そこで出会う人々の人生、そしてそこで1週間に1度出てくる誰かがリクエストした思い出のおやつ、何もかもが沁みた。 最後は泣きながら読みましたが、心温まるお話だった。 今普通にしていること、出来ていることは普通ではなく特別で素晴らしいことである。と気付かされた。

    4
    投稿日: 2025.04.07
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    素直に生きること。死ぬことを認め、腐らず真っ直ぐ自分になる。 死ぬほうも、見送る方も一人の人間の中に色々な見方を持って捉えることが出来、揺らぎ続ける。全ては紙一重で温かく日々を送ることはできる。 仕事でも、プライベートでも多くの人を見送ってきて、多くのことを考えてきたけど、日々に忙殺され大切なことを見失うことは多い。そんな中で死を通し、ニュートラルで優しく強く生きること心へと導いてくれる物語でした。

    2
    投稿日: 2025.04.06
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    はぁ⋯。 今年一涙しました。 病院の待ち時間に読むのはヤバかった。 人も景色も佇まいもみんなが優しい。 今あるすべてのことが当たり前ではなく感謝すべきことなんだよね。 雫さんもマドンナも全ての人物が素敵です。

    5
    投稿日: 2025.04.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人生の最後に食べたいおやつは何ですか―― 若くして余命を告げられた主人公の雫は、瀬戸内の島のホスピスで残りの日々を過ごすことを決め、穏やかな景色のなか、本当にしたかったことを考える。 ホスピスでは、毎週日曜日、入居者がリクエストできる「おやつの時間」があるのだが、雫はなかなか選べずにいた。 (アマゾンより引用)

    1
    投稿日: 2025.04.01
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    余命わずかな末期癌の33歳主人公が、最期の場所として選んだ、瀬戸内の島のホスピスで過ごすというストーリー。 主人公の年齢や、未婚で出産経験なしという点が似た境遇だったので、自分だったらどう過ごして何を感じるんだろうと思いながら読みました。 ホスピスの入居者さんたちの思い出を再現する「おやつ時間」。いろんな人の人生に触れながら、徐々に死に向かっていく描写がとても丁寧で感動的でした。 後半の亡くなった人との会話はファンタジックでしたが、それはもはやファンタジーではなく、朦朧と死の狭間にいるときはそんな感じなのかもしれないと、むしろリアルに感じました。 前半のハッキリした輪郭のある描写から、後半につれて徐々にふわふわしてしていく感じ。 ホスピス管理人のマドンナさんの言葉はいくつもメモしました。淡々としているようでとてもあったかい。 物語も。あたたかなお粥、思い出の詰まったおやつ、キラキラ輝く海、希望ある葡萄畑、ふわふわの犬。ずっとなんだかあったかい。 私のろうそくも今、抗いようもなく溶けているんだけれども、灯した火でだれかを照らしていけたらいいなと思います。 そして、私もだれかのろうそくの火で照らしてもらってるという感謝を持って。 人生を味わい尽くし、「ごちそうさま」と言える最期を迎えたいです。

    34
    投稿日: 2025.03.27
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    ありきたりな言葉だけど、生きているって当たり前じゃないなって思った。末期癌の終末期の話なのに暗さを感じず、最期まで丁寧でゆっくりした時間の流れを感じた。「死」がやわらかいものに感じれた不思議な物語。

    5
    投稿日: 2025.03.15
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    いゃ〜、この作品に出会えて良かった! 私、内容をはっきり覚えてなくて、なんとなく優しい物語?くらいで出張のお供に持ってきたのですが、本当に「生きる」「生き切る」というのを考えるとても良い機会になりました。 一昨年長らく難病を患っていた父との別れを機に自分の死生観というものを意識することが増えました。なんとなくまだ畏れを抱いていたことに気づきもしたし、この作品を読んで突然死よりもずっといいと思いました。 ピンピンコロリは全死亡の4%なんです。今、生かされていることに感謝して大切に生きたいと思いました。 本日、ブク友の松子さんオススメの梟書茶房という素敵な空間でこの作品を読めたことに感謝です♪ ちなみにこの作品はシークレットブックではありません^_^ オススメです! そちらはまたの機会に

    76
    投稿日: 2025.03.15
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    この世からの旅立ち。自分の終わりについて考えさせられた。 はじめは元気だった主人公がだんだん死に向かっていっているのは辛かった。 貪るようにキス、という所がずっと気になってしまう..

    2
    投稿日: 2025.03.13
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    若くして癌で死を迎える女性の話を、少しファンタジックに、でも綺麗事ではなく、きちんと現実的にも描いたお話でした。 わたしも、死ぬ時に「ごちそうさま」と言えるような豊かな時間を生きたい、そう感じました。

    1
    投稿日: 2025.03.10
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    読むのに結構時間かかりましたが... 読んでよかった泣 ミルクレープのくだりで涙でました... 自分の最期に食べたいおやつは なんなんだろう?? 雫さんみたいに ごちそうさまって 言えるような人生を歩んで行きたいなと思いました。 小川糸さんの本初めて読みましたが 他も読んでみたいなーと思いました。

    2
    投稿日: 2025.03.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ごちそうさまで終われる人生って素敵だな。 梢ちゃんを大切に思える雫さんは、本当に優しい人なんだろうなと思った。

    0
    投稿日: 2025.03.09
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    言わずと知れた小川糸さんの感動作。 私、やらかしてた! ずっともう読んだと思い込んでた! たぶん、他の何かと勘違いしてた。 島のホスピスにやってきた雫、33歳。 そこで出会った人々、景色、食べ物、おやつ。徐々に本来の自分に戻り、死を受け入れていく。 あまりにもあっけなく雫ちゃんは衰弱して 亡くなってしまうんだけれど、 この本の中に散りばめられた言葉の数々は、永遠に読み手の心に残る。 死の直前まで人は変われる。 思いっきり不幸を吸い込んで、 吐く息を感謝に変えれば、 あなたの人生はやがて光り輝く。 幸せな人生とは どれだけ まわりの人を笑顔にできたかってこと。 引用といっても、 私の記憶で変換されてるけど、 心にささる言葉が溢れていたな。 私の母が癌で亡くなる前、 モルヒネの作用で意識が あちらとこちらへ行き来しながら、 ペラペラと喋り続けたことを 思い出した。 小川糸さん、 やっぱりすごい作家さんだなあ。 こんな風に死を描けるとは、 同時に生を語れるとは! 余韻にひたりつつ、 自分の来し方を振り返ったり、 この先のこと、 今のこと、 しっかり考えたい。 本質的に大切なことを この一冊が教えてくれたと思うから。

    23
    投稿日: 2025.03.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    癌が見つかり、手遅れの段階までいっていることが発覚した33歳の主人公。 主人公の希望で、瀬戸内海の近くにある、海の見えるホスピス「ライオンの家」に住むことになった。 そこに住む人や、地域の人、主人公の家族に触れ合いながら色々な人生や考え方などを知り、主人公の死に対する考え方や自らの人生などについて振り返り、穏やかに亡くなる物語だった。 丁寧な言葉で書かれているため、読んでいて ほんわか するような、不思議な気持ちで読み進めた。この物語の世界観が好きで、少しでも長く浸りたいと思い、ゆっくり時間をかけて読んだ。 人生や死などについて、少し前向きな気持ちになれた。 しかし、親が許可しているとはいえ、未成年が献杯として1口だけだが、飲酒しているのは どうかと思った。 それ以外は、☆7つ付けたいくらい、とても良い物語だった。 映画やドラマになってもいいなと思った。 また、いつか読みたいと思った。

    4
    投稿日: 2025.03.03
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    【印象に残った言葉】 ・幸せというのは、自分が幸せであると気づくこともなく、ちょっとした不平不満をもらしながらも、平凡な毎日を送ることなのかもしれない。 ・しーちゃんはきっと、幼いうちから、人が孤独なんだってことを、しっかりと受け入れていたのかもしれない。だからしーちゃんは、いい子じゃなくて、強い子だったんだなぁ、って思うよ

    1
    投稿日: 2025.03.01
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    数少ない読み返したい本、文庫本で買って良かった。主人公が余命宣告され死を受け入れない様子が伝わってくる。主人公と同世代なので、この歳で死と向き合って生きている人がどれだけいるだろうかと考えさせられる。 今後の自分の人生に百点満点をつけるまで行かなくても、後悔ないように日々生きていきたいな、と思える作品。また歳を重ねてから読んでみたい。

    10
    投稿日: 2025.02.25
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    私が今住んでいるのは、東北と北陸に挟まれた場所で、夏は暑苦しく、冬は震えるほど寒い。 今は冬で泣きたいほど寒くて、春を切実に求めている。 レモン島は、暖かくて日差しがピカピカとしていて、私もレモン島で暮らせればもっと幸せになれそうだと思って、今すぐにでも移住したい気分になった。 実在する場所なのかな?と思って調べてみたら、愛媛県今治市の大三島という場所がモデルらしい。死ぬまでに行きたい、、、 生きる、死ぬことについてまだハッキリと考えられないけれど、とにかくホスピスの方達を見て感じたのは、過去や未来を愛して現在を思いきり楽しんでいるなと思った。 それぞれの人物に今までの色々な自分があり、未来には死が近づいている。それでも、皆がレモン島での日々に幸せを噛み締めて、おやつの時間を楽しみにして、今生きていることを全力で楽しんでいる。そして、死をポジティブに捉えてこんな死に方をしたいと希望を持って死を迎えている。 ホスピスの利用者達がこのように最高の死を迎えられたのは、やはり全てマドンナを含めたスタッフの温かさと優しさと、なにより死をオーガズムと捉える所にあると思う。 帯には「泣いた」のコメントが多くあったが、私は泣かなかった。むしろ、心がホカホカして歳をとるのがちょっと楽しみになった。

    3
    投稿日: 2025.02.17
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    おすすめ度 ★★★★☆ 感動度 ★★★★☆ やはり感動系の小説は評価が高い 死ぬことは怖くない、旅立ち、こんな最期を迎えたいなと思った。 何気ない日常が幸せで、常に感謝して生きようと思った

    3
    投稿日: 2025.02.16
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    今当たり前に食べて寝て生きていることは かけがえのない幸せなこと 自分らしく我慢せず人を大事に 最後優しく見送られるような人でありたい

    0
    投稿日: 2025.02.16
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    人は死ぬとどうなるのか。生きている限りは誰も知らない、分からない。だから怖い。 でもこの本を読むと、少しだけ安心できる。そんな気がする。

    2
    投稿日: 2025.02.06