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タニタの働き方革命
タニタの働き方革命
谷田千里、株式会社タニタ/日経BP
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総合評価

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    会社が仕組みを変える必要があり経営者視点では良いかと思うが労働者視点では、『こういうのいいなぁ』と思うくらいしかできないかな。

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    投稿日: 2024.06.24
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    フリーランスと社員のいいとこ取り。 課題もあるんだろうが、閉塞感の ある日本の働き方の風穴の一つだと 思う。

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    投稿日: 2023.01.08
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     「日本活性化プロジェクト」。株式会社タニタが行なっている、従業員の個人事業主化プロジェクトのことです。本書はこのプロジェクトについて、タニタおよびその社長が記したもの。プロジェクトの目的や制度内容、発足から3年目を迎えた時点での課題などが明らかに明らかにされています。  読む前に、気になることがありました。社員と会社を取り巻く法律関係に、どう折り合いをつけたかという点です。プロジェクトが一部で「脱法行為」と指摘されるのも、これに起因します。  私は税理士ですので、とくにプロジェクトメンバーに支給された金銭の税法上の取り扱いが気になってしょうがありません。社員に支払う給料と、個人事業主に支払う外注費とでは、法人・個人事業主ともに税金の計算方法が大きく異なるためです。その点は本制度を支援している税理士法人が押さえているようですし、制度を見るかぎり配慮したような形跡はあります。ですが、クリアになっていることが明示されているわけではありません。税法について解説した書籍ではないので当然のこと。ただどうしても、腑に落ちないような感覚はわずかに残ります。国税庁の事前照会データベースを見ても、本件の税務上の取り扱いについて照会した記録が見当たらないようですし・・・。  また本書には、個人事業主化した社員やその上司による座談会の様子も記録されています。やはり戸惑いがあったり、試行錯誤しつづけている部分はあるようです。契約書の内容はどのように規定すべきか、発注金額はどうやって算定するか、何をもって追加発注とするか、などなど。複雑な運用体系が求められることから、真似するのは容易でないことがうかがえます。  社長はこの制度を「社員とフリーランスのいいとこ取り」と称しています。そういう曖昧な立ち位置は、実在しうるでしょう。それをタニタが証明していると見ることができます。かたや法律関係においては「従業員か、もしくはフリーランスか」という二分論で判断せざるをえない場面が多くあります。本プロジェクトのような革新的取り組みに、法律が追いついていないともいえるかもしれません。  タニタの先進的取り組みが規範となって、多様な働き方が浸透していく。それを後押しするように、法律その他のルールが進化していく。そんなとを願って読み終えました。

    1
    投稿日: 2021.04.26
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    個人的にはなかなか面白い内容でした。タニタの社員が個人事業主としてタニタとビジネスをする(個人への業務委託)ことで、年収を上げ、さらにはそれがワークモチベーションの向上に繋がるのではないかという大きな実験について書かれている。 面白いのだが、これが出来る会社は主に規模面で限られてくるんだろうなとも感じた。

    1
    投稿日: 2021.02.14
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    https://nikkeibook.nikkeibp.co.jp/item-detail/32282

    0
    投稿日: 2020.11.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    働き方改革は、残業削減・有休消化の義務化等ばかりにフォーカスされることが多く、生産性の向上や本当の意味でのワークライフバランスの充実に目が向けられていないことを不安視してタニタの社長が始めた活性化プロジェクトの話。 会社員とフリーランスのいいとこ取りするのが活性化プロジェクトで、これからは会社と主体性を持ち自ら成長する個人とがより対等な関係を結ぶ時代になるとの考えもある。 自分自身、今はメンバーシップ型での雇用形態ではあるものの、いつまでその形態が続くかは本当に分からないので、ジョブ型雇用に移行されても生きていけるようにスキルアップなど図っていこうと改めて感じた。 その企業で処世術により出世していったとしても外部で通用するのかは疑問。個人指名で働けるようになって初めてどの環境にも適用できる人材出ると言えるではないかと思う。

    8
    投稿日: 2020.08.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    世間では何かと”働き方革命”なる言葉が闊歩している。もちろん、長時間労働により健康が悪化したり生活に支障が出てはいけない。しかし、何が何でも残業は禁止、といった風潮はいかがなものか。もっと働きたい人もいるだろう。このままでは日本はどうなるのか。 そんな日本の将来を憂えて、谷田社長は「日本活性化プロジェクト」と題して、独自の働き方改革に手掛けている。 フリーランスと正社員の中間といったイメージだ。 会社に守られているうちは、自分を磨く努力を怠ってしまうし、お上からしてもらうのが当たり前になってしまう。大企業が倒産する時代、自分の身は自分で守る。自分のスキルを磨き上げ、会社から求められる存在にならなければ、AIの台頭により仕事がなくなる時代を生き抜くことはできないだろう。 谷田社長がこのプロジェクトを立ち上げた思いとして、働く人の「報われ感」を最大にする、ということを述べていた。報いてくれた会社を裏切ることはない。お互いが共に成長していく存在、それがこれからのビジネスモデルになるだろう。

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    投稿日: 2020.08.01
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    谷田が新しく創設した『フリーランス×会社員のいいとこ取り制度』の話。 新制度を活用した人、やりたいな〜と思って立ち止まっている人、新制度を聞いてびっくりした上司など様々な立場の人へのインタビュー形式で、堅苦しくなく読みやすい一冊でした。 フリーランスという言葉が流行り、「フリーランス最高!君も雇われてないで自分で稼げるようになろう!」という本が散見される中で 「フリーランスやりたい人はやってね」「会社員の方が合う人は会社員が良いんじゃない?」「で、タニタ的にはどっちも出来る制度を作ってみたよ!」からの「結局は好きな働き方を選べば良いよ、自分の人生だから」という結論。 凄く好きです。 良い本でした。

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    投稿日: 2019.12.16
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    私が共感できた部分は  ①業績悪化&将来懸念される 人材流出を防ぐ手立てを考える必要がある。  ②優秀な人材は囲い込めない時代 である。 共感が出来なかった部分は  業務委託契約を解決策とした点 である。   →日本はフリーランスには不利な制度(社会保険制度、ローン審査)が多く、リスキー。   →成果主義制度を取りつつも、ドラスティックに年齢と報酬を逆転させている会社は多くはないので 優秀な若手に対して賃金テーブルを無視した高額な報酬を支払うことができる点は魅力。

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    投稿日: 2019.11.14
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    タニタが何の革命? 何か新しい食堂のアイデアが書いてあるのかと思いきや、会社員をフリーランス化する、という目からうろこの改革の話でした。 この働き方について周囲から同意をとりつけ、実現にまでこぎつけた社長の熱意は、正直すごい。 根底に「社員の能力を活かし生活様式に合った働き方を提供したい」という思いがある。だから魅力的。 運用にはまだまだ課題があるようですが、タニタのこの取組を応援したいと思いました。

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    投稿日: 2019.11.01
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    社員が会社を退職して個人事業主として契約しなおしたら、社員と会社の双方にメリットがあるはずという仮説。 その仮説が正しいことを実際にやってみて証明し、世に広めていこうとする姿勢に敬意を抱いた。

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    投稿日: 2019.07.23
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    社員ではなく業務委託で同じ仕事を継続する新しい働き方の選択肢の事例。 事業が傾いた時に真っ先に出て行くのは優秀社員たち。社員ではなく業務委託として関係ができていれば失うことはないかもしれない。 従業員の高齢化と年功序列的人事制度による人件費の高騰への対処ではなく、前向きに挑戦する社長が素晴らしい

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    投稿日: 2019.07.19
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    タニタが働き改革という言葉がはやっている中で何をしたのか、 どんなきっかけで進めていったのか詳しく経営者目線で書かれています。 残業を減らすではなく、社員のモチベーションをあげたり、収入に見合っているという報われた感をどう 感じさせるか試行錯誤しながら一つのアイデアを進めていく様子が、 確かにAIに仕事を取られていく中でそういう考えは大事だが、 そもそも仕事中心に生きていない人や好きなことがわからない人にはやっぱり厳しい世界だなと感じました。 なかなか真面目に書かれているので、さらさらーっと要点を読むよりは しっかり読まないと内容が入らないタイプの内容でした。

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    投稿日: 2019.07.13