Reader Store

総合評価

670件)
4.0
187
281
139
20
9
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    「小栗旬×星野源 映画化」の帯買い 久々に事件ものを読んだので、核心に迫っていくスリルと恐怖が面白かった。 「志の」の板長が、阿久津の二度目の来訪の際、あまりにスルスルと話し出したので、読んでいて「やめてー!!」という焦りと、止められないもどかしさ。けど、反対に、両端から手繰りあっていた物語が一気に加速してひとつになって行く様子が小気味良かった。 報道によって左右される個人のプライバシーや、調査の難しさ、ただの興味本位だけで臨んではいけないこと、一人一人の事情、そして秘密、また反対に公開、深堀する事で解決すること、救われること、それぞれが表裏一体であり、報道という仕事の繊細さも改めて感じた。 叔父や、母親のように、個人のちっぽけな思い…(本人たちにとってその時は重要な事であるが)によって、身内や他人様々な人の人生を変えてしまうことの恐ろしさも、感じた。 世の中の犯罪の根幹は、大小あるがきっとこういうことなんだろうと思うと、恐ろしい。 映画をはやく見て見たい。

    4
    投稿日: 2020.03.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    現実の事件報道の中にあった「子供の声」のその後が知りたくて読んだ。すごく面白いけど、暗くて暗くて辛くなる。「警官の血」の空気とどこか似ている」

    1
    投稿日: 2020.03.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    グリコ森永事件は小学生時代なのでしっかりとは覚えてませんが、社名が仮名なので少し読みづらく、途中まではなかなか読み進まなかったです。 しかし後半から引き込まれ、特に犯行に加担させられた子どもの身の上話や犯人のご家族の不公平にはフィクションながら涙しました。

    3
    投稿日: 2020.03.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    やや小説としてのバランスや読みやすさを損ねかねないほどに、ディテールを構成して書ききっている力作という印象。現実のグリコ森永事件を下敷きに、「何を」小説として描くのか、ということをギリギリ考えた結果なのだろうと思う。

    3
    投稿日: 2020.03.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    かのグリコ森永事件をベースにしたミステリということでかねてより気になっていた一冊。もちろん記憶はあるけどもはや結構断片的で、テープの子供の声とレストランさと、そしてあの似顔絵。ポッキーはあれを期にビニールにくるまれるようになったこととか。どこまでが真実かはわからんけど事件についてはかなり細かく描かれていて、当時を知るものとしては引き込まれ要素多数。ちょっとわかりにくい表現とか説明があるのが残念ではあるけど。で、結末に向かうわけだけど、これがちょっと強引な感じが否めない。ミステリだからそんなもんといえばそれまでだけど。横山秀夫は偉大だね。 あと堀田さんは結局何だったのか。

    4
    投稿日: 2020.03.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    世間を騒がせた大事件に自分が関わっていたと気付いたら、どんな感じになるのだろう?知りたい欲求と迫り来る償いの恐怖が入り乱れる流れの先に・・苦渋を背負いながら生きる人生。 限定された人が大きな利益を得ると、身内がその利益に反比例する不利益を被る。

    3
    投稿日: 2020.03.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    実際のの事件をテーマに書かれた罪の声。 人物が紛らわしくなった部分はあったけれど何とか読めた。後半からが山場で、ページをめくるたび少しずつ扉が開いていく感じがして面白い。 事件そのものに目を向けるのも大切だが、これからの未来にこそ目を向ける阿久津の姿勢は素晴らしかった。

    2
    投稿日: 2020.03.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    グリコ・森永事件を参考に書かれて作品という事で、興味をひかれ、読んでみました。 最初の半分くらいは、年末特集記事のため取材する記者阿久津と事件の加害者であり被害者でもある俊也が、それぞれこの事件について調べ回ります。ひとつひとつが無関係で無駄だったと思うような事柄が、最終的にひとつの事件に結びついていき、事件を計画した曽根達雄の告白のあたりからは夢中で読みました。そして、事件に関わった子供達の今。 親達はきっと、この事件に関わらせたことで子供達がこれほど苦しむ事になることなるとは、考えなかったのかもしれませんね。

    3
    投稿日: 2020.03.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「グリコ森永事件」をモデルに書かれたフィクション。 間を開けたら忘れてしまうのでメモを取りながら読んだ。こんなに真剣に本を読んだのは久しぶりだ。 グリコ森永事件について、あまり詳しくは知らなかったけど、キツネ目の男の似顔絵の印象は強烈で、今見てもかなり怖い。 事件で恐喝に使用された子供の声のテープを父の遺品の中に発見し、それが幼い頃の自分の声だと気付いて事件について調べ始めた曽根俊也。雑誌の未解決事件の特集のため、取材に乗り出した記者の阿久津。2つの視点で物語が進行します。 有力情報が次々出てくるところにややご都合主義的な感じがしましたが、それぞれが集めた情報の断片がひとつに合わさった時は興奮した。とても読み応えのある本でした。 また、実際のグリコ森永事件についても興味が沸きました。 今年映画化されるらしい。見に行きたい。

    7
    投稿日: 2020.03.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    京都でテーラーを営む曽根が自宅で偶然見つけた古いカセットテープ。 再生すると幼い頃の自分の声が。 そしてそれは日本を震撼させた脅迫事件で使われた男児の声でもあった。 なぜ自分の声が?! その理由を知りたい好奇心と、犯罪関係者になるかもしれない不安の間で揺れながらも曽根は当時のことを探る。 一方、新聞記者の阿久津は未解決事件としてこの事件を追い始める。 2人のそれぞれの行動はリアリティがあり、時間の経過と共に微妙にクロスしていく様にはハラハラさせられる。 そして最後には思いもかけない真実へと導かれる。

    3
    投稿日: 2020.03.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    映画化するとのことで、手に取った作品。 京都でテーラーを営む曽根俊也。自宅で見つけた古いカセットテープを再生すると、幼いころの自分の声が。 それはかつて、日本を震撼させた脅迫事件に使われた男児の声と、まったく同じものだった。 一方、大日新聞の記者、阿久津英士も、この未解決事件を追い始め--。 曽根側と阿久津側で話が展開していくので、飽きることなくサクサクあっという間に読んでしまった! 結末こそあっさりだけど、リアルな事件の動機って、意外と単純なんだと思う…だからこそリアリティのある話だった。

    6
    投稿日: 2020.03.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    フィクションだとは思えないほど、森永グリコ事件の正史に沿った小説。数々の粘り強い聞き込みや駆け引き。そこから明らかになっていく真実。とても面白かった。 まず、始まり方が逸脱。テープの声は自分!?まさに罪の声。これを知った時は動機が激しくなるのが容易に想像できる。まして、家族がいるのに。そこから被害者あるいは加害者の息子、俊也が父が事件に関わっているのか調べる。もう一人の人物。阿久津。 この阿久津もこの事件と関わるにつれて質問力などが磨かれていく成長が見られておもしろい。面白半分で調べているのではなく、被害者だった人たちに温かく関わる。人間的で私は好きだ。この阿久津と俊也が出会うシーンは山場。 主人公たちは真実に近づくにつれ不安になっていく。本当に調べていいのだろうか。答えとして、未来に繋げていく。2人の決心が見られた。また、犯人たちの動機が虚無感があったが、実際にもそんな動機だったのか。 最後のシーンは是非見てほしい。感動である。森永グリコ事件のその後が感じられて面白かった。 名言「俺らの仕事は素因数分解みたいなもんや。何ぼしんどうても、正面にある不幸や悲しみから目を逸らさんと『なぜ』という想いで割り続けなあかん。素数になるまで割り続けるのは並大抵のことやないけど、諦めたらあかん。その素数こそ事件の本質であり、人間が求める真実や」

    5
    投稿日: 2020.02.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ドラマ「歪んだ波紋」を面白く視聴していた同じタイミングで、この著者とは知らずにあらすじに惹かれ手に取った。 前半言い回しに相性が合わなかったのか、何度も後戻りして展開を理解するのに時間がかかったが、後半になるにつれすらすら読めるようになり物語にも入り込めた。 実際にあった事件をモチーフにした作品は色々あると思うが、これは加害者の家族に視点を持ってきたところが面白かった。史実をなぞっただけであったらつまらない話になっていたと思う。

    3
    投稿日: 2020.02.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    間に休みを入れつつ、1か月近くかけて読んだからか部分的に忘れながら読んでたから再度読みたいと思った。 何も知らない子どもを犯罪に巻き込み、ずっとその人生を追わせる大人の罪は重いと思った。 最後に出てくる俊哉の母が一番怖かった。 奮い立った、という理由で自分の子どもに犯罪の一部を担がせ、個人的な警察への恨みから世間を巻き込む事の重さが分からなかった所が。

    8
    投稿日: 2020.02.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    グリコ・森永事件、っていうワードは知ってたけど、詳細全然知らなかった。 昭和の大事件を土台にしながら、家族、使命感、思想、情愛、事件の表面をさらっただけでは出てこない、ひとりひとりの人間に焦点を当てられた物語。 事件は昔起こった、歴史上のもの、という箱に入れられてしまうが、関わった人間やその子どもたちにとっては終わってない。終わってないのよね。 真実を明らかにするばかりが全てではないけれど、なんで、どうして、という理不尽だけを抱えていく人生が減ればいいなあ、とは思う。

    4
    投稿日: 2020.02.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    小学校の頃は良く工場見学に行っていたし、知り合いの父親も務めにいかれていたので、森永の製品をみんなで買ったのを覚えていますね。 いろいろ興味深く読了いたしました。

    2
    投稿日: 2020.02.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    野木亜紀子脚本、小栗旬&星野源で映画化 と聞いたので文庫本購入。 4日程で読み終わったけど、阿久津パートと曽根パートがよく入れ替わるので人物相関図がしっかりしていないと「今誰からの流れでこの人に会ってるんだっけ?」って混乱した。そして500ページ超えでなかなか読み始めるまでに時間がかかった。 グリコ森永事件をモチーフにしたミステリー。私はこの事件を知らなかったので、実際にあった事件だと知って驚いた。しかも未解決だなんて。 何でこんな事件を起こしたのか?真相はあっけないもの。それよりも悲しかったのは巻き込まれてしまった家族の悲劇。でも望ちゃんが殺されてしまった理由がいまいちわからなかった。口封じ? 映像化はどんな仕上りなのか楽しみ。

    4
    投稿日: 2020.01.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    子どもの声が使われてたんだっけ⁈ 本人が事実に気づいてしまったとしたら 同様に苦しむことになるだろう。 今これ書いてる自分がこの子だとしたら⁉︎ 想像もしてなかったけど。 仮定の話ではあるけど史実を追ってる感 満載で 悲しくもドキドキも。

    5
    投稿日: 2020.01.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    実際に起った未解決事件を題材にしたもの。 知らなかったことも多く、特に犯人側の親族という目線が面白かった。 時系列でグリコ森永事件を調べて読んでみて改めて恐ろしい事件だと思った。 ただ、警察の自殺についてはこの本では触れられていなかったのは気になった。

    5
    投稿日: 2020.01.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ノンフィクションかのような読み応え。実際の未解決事件からここまで考察できるのものかと驚いた。ジャーナリズムの存在意義を考えさせられる。ほんの少しでも希望の感じられる終わり方でよかった。

    3
    投稿日: 2020.01.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    大作やな。実際に起こったグリコ・森永事件がベースにあってそれを追い掛ける記者と加害者の家族の話。最後はそこかぁーなんて思ったり。まぁ家族愛だな。 ダブル主人公やけど、亜久津多め。活躍してるから仕方ない。段々かっこよくなるし。 めっちゃ内容濃いし、よく調べたんやろなと思う。すごい大作だわ。 それと関西弁やからすんなり読めた。さぁこれからウィキペディア読むで。

    9
    投稿日: 2020.01.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    実際の事件をもとにした小説 ぐっとくる言葉はなかったけど、改めて家族や大切な人を大切にしたいと思わさられた

    3
    投稿日: 2020.01.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    食べたら死ぬでが今でも覚えている。 アベックが拉致された事件 刑事さんが捜査で聞き込みに来た事を覚えている。 身近で起きた事件と今でも記憶に残っている。 後半はテンポ良く読み進んだ 色々と都合が良すぎるのではと思う所がある。 どうも活字の関西弁は嘘臭く感じる

    6
    投稿日: 2020.01.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    昭和の未解決事件(グリコ森永事件)を描いた長編小説。 「これは、自分の声だ」 京都でテーラーを営む曽根俊也。自宅で見つけた古いカセットテープを再生すると、幼いころの自分の声が。 それはかつて、日本を震撼させた脅迫事件に使われた男児の声と、まったく同じものだった。 一方、大日新聞の記者、阿久津英士も、この未解決事件を追い始め--。

    2
    投稿日: 2020.01.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    表紙が好きで冒頭も気になっていたのでいつか読もうと思っていたけれど、本屋で映画化の帯に小栗旬と星野源が共演して2020年映画化となれば思わず購入していた。 家の荷物から出てきたのは自分の幼い声が録音されたテープ、それはギン萬事件と呼ばれる未解決事件で使用されたものと一致していたーー という始まり。 主人公はテープの声の主であるテーラーを営む曽根俊也と、大日新聞記者の阿久津英士。一方は加害者家族であり被害者として、一方は事件を追う記者として、事件の真相に迫っていく。 前半は事件概要や日常的な情景が続くので読み進めることが難しかったが、後半になるにつれて止まらなくなった。 実際のグリコ・森永事件をモデルとしていると知るのは読み終わった後だった。 かい人21面相とふざけた名乗りを上げた犯人、脅迫状で演出された劇場型犯罪、目撃されたキツネ目の男、使用された青酸ソーダという薬品、脅迫された食品企業、事態を大きく動かした舞台である大津SA。 現実に即していたからこそここまで複雑に入り組んでおり、現実に未解決だからこそ前半の事件概要の不明瞭さがあったのだろう。 執拗に親と子としての繋がりが描かれていたのが印象的だ。 犯人の家族ではと真相を探る曽根家。家族の犯罪に巻き込まれた生島家。 切っても切れぬ縁だからこそ、逃れられない呪縛のように巻きつくときもあれば、だからこそ裏表ない悲哀や情念が渦巻いている。 構想は15年も要したとのインタビューもあった。それほどまでに綿密な情報収集と物語として組み直した構想力が素晴らしい。改元された今だからこそ読んでみると面白い一冊かもしれない。

    5
    投稿日: 2020.01.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    あらすじから気になっていた本。 前評判通り、読み応えのある一冊、一気に読んでしまいました。スーツ仕立て屋を営む主人公、平凡だけど仕事も軌道にのり充実した日々を送っていた。 母の入院がきっかけになり一本のテープを見つけてしまう。そのなかには、何十年も前に起きた事件で使われた音声が、なんと自分の声だった。。 衝撃的な事実に驚き、動揺する主人公。これ以上なにも知りたくないという気持ちもありつつ、真相を知りたいという衝動に駆られ、知人のアシストもへて当時を知る人や現場に赴き、あのときあの時代、なにが起きたのか、を一つ一つ紐解いていく。 解明していく謎の面白さもさることながら、昭和の時代、安保闘争や学生運動といったその時代のターニングポイントが事件の背景に潜んでおり、また、細部にわたる事件の情報は現実と絶妙にリンクしておりフィクションなのかノンフィクションなのか、わからなくなっていく。 事件を起こした犯人、犯人の仲間のその後、そして残された家族の末路、は世間を賑わせた“派手で痛快”なイメージとはかけ離れ、暗い昏い影を落とす。 本当にあったかもしれない、というストーリーには背筋がぞっとした。

    3
    投稿日: 2020.01.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    入り込める場面と入り込めない場面がありましたが最後は一気に終わりました。 年末年始にグリコ森永事件を調べてみようと思います。

    2
    投稿日: 2019.12.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    時間も忘れて読破しました。グリコ森永事件を史実に基づいて再現しているので、本当にこんな現在があるかもしれない、と思わせる作品でした。実際の事件を知らなくても、要所要所で当時の事件や報道を時系列で解析してくれているので、これだけで物語に入り込めます。

    6
    投稿日: 2019.12.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    実際の未解決事件をもとにした小説。 小説の中での世界のことであるが、理不尽にも犯罪に巻き込まれた登場人物が、その一家が破壊され、人生も無茶苦茶にされてしまったのは、読んでいて辛かったし、家族を持つ者として、痛みや怒りを感じるところであった。

    3
    投稿日: 2019.12.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    かつて日本を震撼させた、キツネ目の男、お菓子メーカーがキーワードの昭和の未解決事件が題材です。 時効を迎え、犯人逮捕に至らなかった事件。しかし、この事件の真相は、本当にこうだったのではないかと思うほど、筋が通っていて、引き込まれてしまい、中盤あたりから一気読みでした。 当時、小学生になりたてだった私は、知らなかったのだけど、脅迫には子どもの声が使われていたそうです。 幼い頃の自分の声が、脅迫に使われていたことを知り、事件と自分との関係を知ろうとする曽根俊也。 会社の年末企画で、昭和の未解決事件を追うことになった新聞記者の阿久津。 この2人を軸に、未解決だった事件の真相にどんどん近づいていきます。 阿久津が、関係者から話を聞き出していく、姿勢とか心理とか手法が、新聞記者の真髄といった感じで、とてもかっこよかったです。 この事件は、死者を出したわけではないので、有名な割にそれほど凶悪な事件ではないと感じてしまいます。 しかし、フィクションとはいえ、おそらく相当に取材したり調査した作品で、いかにこの事件が多くの人を苦しめたのかが分かりました。 とてもいい本でした。 映画化が楽しみです。

    3
    投稿日: 2019.12.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    京都でテーラーを営む曽根俊也。自宅で見つけた古いカセットテープを再生すると、幼いころの自分の声が。それは日本を震撼させた脅迫事件に使われた男児の声と、まったく同じものだった。一方、大日新聞の記者、阿久津英士も、この未解決事件を追い始め―。 どこまでが実際の取材によるものなのかはわからないが、その分ヘビーな読みごたえがあった。

    2
    投稿日: 2019.12.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    2019.12.14 図書館 ようやく図書館予約が回ってきた。 「週刊文春ミステリーベスト10」第1位、本屋大賞第3位で話題だったから予約したものの、事前知識全くなく読み始めた。 表紙が暗くてボリュームがあるので、白夜行ぽいかなーくらいの気持ちだった。 で!ふつうにフィクションとして読んでいて、序盤からやけに事件を要約した説明文が多いな?と思って調べたら、実際の事件をモチーフにした小説だと判明。 まだ数十ページしかよんでない(500P超え)けど、中断してウィキペディアで事件のあらましを読んだ。 ウィキペディア読んだら事件自体が複雑怪奇で、もう罪の声読む必要ないな、と思ってしまった。小説一冊読んだくらいの濃い事件だった。 小説は、昭和の未解決事件であるグリコ・森永事件で犯人が使用した子供の声が大人になっている話。 序盤からフィクションが入り混じっているので、実際の事件の予備知識は必要だった。 実際に起きた事件をなぞっている箇所は楽しく読めるが、作者のフィクション部分になるとあまり入り込めなかった。 流れは事件の取材がメインだったが、取材対象が広がりすぎて、今どの繋がりの誰に話聞いてるんだっけ?って人が3、4人いた。多いわ。 読みやすい文書だったけど、関係性とか細部の情報が分かりずらくて読むのに苦労した。 で!よ。 ラスト…。とってつけたようなお涙頂戴でなえた! 事件の概要は後半にいろいろと繋がって、楽しく読めてたのに! えー、そっち?!ってかんじだった。 事件解決を目的にして綺麗に終わってほしかった。 まさかの親子の絆エンド。 主人公たちを世間に晒すのが正義!って主張も全然わからなかった。 犯人の人生どうでもいいけどスクープのために取材してます!って割り切ってるほうがまだ納得できた。 なんかきれいごとばっか言ってんな!って印象が残った。 事件解決までも、ご都合主義が横行してた! 主人公を子供の声の主のその後にしたことと、 事件の真相は株取引の儲け説に照準を当てたこと、 舞台をロンドンまで広げたこと、 2つの捜査が重なる展開、はとっても良かった! 実際の事件をもっとフォーカスして、なんなら犯人にリスペクトをもって書いてほしかった。(と思うのは私だけかもしれないけど) ウィキペディア読んで一番知りたかったのは佐賀県警警部の自殺の詳細。 これ語らずしてこの事件は終われないような気がする。 それ抜きで犯人を糾弾していて、うーんそんなに?と思ってしまった。 せっかくの素晴らしい題材がもったいない気がした。 これをきっかけにグリコ・森永事件を知れてよかった! 昔の未解決事件を知るたびに、事実は小説より奇なりと身に染みる。

    7
    投稿日: 2019.12.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    世間を震撼させたお菓子に毒を盛る無差別殺人を示唆して企業を脅迫したグリコ森永事件の真相に迫る小説。主犯格としてキツネ目の男も登場する。その時の時代を思い出し、懐かしい気分にさせてくれる。

    3
    投稿日: 2019.12.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    グリコ森永事件がモデルの小説。書店でやたらと平積みになっているので手に取り、「あのテープの子供の声が自分だった」というあらすじに興味を引かれて。映画化されるらしい。 確かに本物の事件にもテープの声の人が存在するわけで。 読み応えあり。実際に未解決の事件というのもあり、なんだか怖さを感じながら読んでいた。前半はちょいノロノロ、後半は一気読み。 私の知らない時代がそこにあったんだな、と感じる。 レディ・ジョーカー、未読なのでまたいつか読んでみようかな。 読書体験としては悪くなかったけど、今の私はもっと明るい話を読むべき。

    1
    投稿日: 2019.12.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    なかなかはまれず、ずるずると読み進めました。 最後の100ページくらいはかなり一気読みな感じです。 犯罪者の家族が。。。という視点で、 悲しい感はします。 真面目に生きよう!と思いました。 ちょっと、料理屋の板前が、一気にしゃべりすぎかな。

    2
    投稿日: 2019.12.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    途中までモデルになったのは三億円事件だと勘違いしてた。あれ?なんか違う?グリコ・森永事件て何?状態。 一回ざっとグリコ・森永事件を調べてから、読み進めたけれど、そもそも事件を知らないからなのか、知っててもそう思うのか、あまりのリアリティに、これが真相なんじゃないかと思うくらいだった。 そうだよね、これが本当にフィクションなのか、どのくらい真実に近いのかは犯人しか知らないわけだしね。。。

    2
    投稿日: 2019.12.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    作者が、グリコ森永事件を調べて、 事実をもとに書いたならすごい! あんな大きい事件で、未解決なのに、 蓋を開けたら、空っぽ感はなんとも言えない。 誰も幸せになってないから、 嘘や、欲望は身を滅ぼすと思った。

    3
    投稿日: 2019.12.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    映画化されるということで、本屋に平置きされていたので購入。中盤あたりは物語が遅々として進まず、描写が冗長で中弛みしている感があった。森永・グリコ事件を知らず、それを題材としてるとも知らずに本書を手に取った訳だが、その後事件をネットで調べたところ、某まとめサイトがほぼ本の要約という感じだったので、こっちを読んだ方が娯楽としては手っ取り早くて良くない?と思った。よく調べられた上で書かれたのが分かるが、逆に事実に基づきすぎているせいで事件に引っ張られすぎてキャラクター自体に魅力がない。

    1
    投稿日: 2019.12.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    戦後最大の未解決事件といわれる〝グリコ・森永事件〟をもとに書かれたフィクションです。 ある新聞社が三十数年前に起こった未解決事件を特集することになり、社会部だけでなく文化部の記者も取材に駆り出されます。ところが、この畑違いの記者が意外な粘りをみせ、特ダネを掴んできます。 時を同じくして、とあるテーラーを営む男が、父親の遺品の中から手帳とカセットテープを見つけます。手帳には英語で事件に関わるようなことがメモしてあり、テープには幼いころの自分の声が吹き込まれていました。それこそが、当時企業を脅迫したあの子供の声だったのです。男は自分や亡くなった父親が事件に関わっていたのかどうかを探り出すため、手掛かりを求めはじめます。 やがてこの二人が出会い、真相に迫っていくのですが、ここに描かれているのは、自分の意思とは関係なく、犯罪という大きな波に巻き込まれ、運命に翻弄されるように生きなければならなかった人たちの物語です。 フィクションではありますが、史実に則って描かれていますので、真に迫ってたいへん面白かったです。 べそかきアルルカンの詩的日常 http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/ べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え” http://blog.goo.ne.jp/besokaki-a べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ” http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2

    4
    投稿日: 2019.11.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    グリコ・森永事件をモデルにしたフィクションだろうが、事件にかかわったと思われる家族の凄惨な生きざまに、そうせざるを得なかった加害者・被害者に心が痛む。

    2
    投稿日: 2019.11.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    自分が小さい時に起こった事件を大人になったいま振り返った感じ。 フィクションでありながらノンフィクションのような作品。。。 本当に面白かった!

    2
    投稿日: 2019.11.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    物語の設定にひかれ読んでみた。実際にあった事件をベースにしているので、その当時の自分は何をしていたか、見聞きしていた事件の印象とからめて読んでみた。わりと集中して読んだのだが、同年齢の二人の人物の場面ごとの読みわけがなかなかできなかった。少し途中が中だるみに感じてしまった。

    6
    投稿日: 2019.11.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読了。 実際の未解決事件を素材として、フィクションを構築する作業は、チャレンジングでありながら楽しいに違いない。実際にこのような事があったのかも知れないし、少なくとも、巻き込まれた不幸な人たちがいたのは間違いない。しかし、このくだり必要かなーと思われる場面や、あまりに冗長な描写も多くて、ちょっとテーマがぼやけた感あり。同じ事件の同じテーマだったら、私は「レディ・ジョーカー」の方に軍配を上げるかなー…。

    4
    投稿日: 2019.11.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    1984年~85年に実際に起きたグリコ・森永事件をベースにした作品。 事件は時効が成立し、未だに、そして永遠に未解決のままの事件である。 この昭和を代表する劇場型犯罪を取り上げるとは何と大胆な、 そしてそれをまるでこれがあの事件の真実かのように描く手腕に脱帽である。 未解決事件の先にあるのはただの好奇心だけであり、 それは絶望というものでしかないのかもしれない。 微かな希望に、胸を打たれた傑作。

    4
    投稿日: 2019.11.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    綿密に考えられたストーリー構成。台詞回しにドキドキさせられます。こんなに面白いのにまだ沢山ページがある!ってなります。これは本当に凄い。

    4
    投稿日: 2019.11.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本屋大賞2017年3位。このミス2017年版7位。グリコ森永事件を題材にしたミステリー。脅迫に使われた子どもの声のテープが自宅に隠されておりその声が自分の声だと気ずいた人が事件を調べていき、同時に調査をしていた記者とともに真犯人に迫っていく話。少しずつ犯人に迫っていくのが興味深い。読んでるときはノンフィクションなのかなと思って読んでいたけど、あとからネットでインタビュー記事とかをみてすべてフイクションであると知ってちょっとがっかりした。グリコ森永事件の小説は高村薫のレディージョーカーを読んだことあるけど、そっちよりは断然面白かった。

    5
    投稿日: 2019.11.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    当時、私が小学生だった頃の例の事件を、どう解釈しているのかが気になり、購入しました。 序盤は、次々と変わっていく展開に、ミステリー小説を読んでいるような興奮を覚えましたが、後半の展開により、被害者の立場や気持ちを考えている私がいました。 事件によって、悲しく、やりきれないことが起こるということを、この小説での解釈により実感し、感動を覚えました。 また、曽根と阿久津、それぞれの心境が、事件と向き合っていくうちに、少しずつ変わっていくところも静かな感動を覚えました。事件を知らなくても、楽しめると思います。

    25
    投稿日: 2019.11.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    「グリコ・森永事件」をモチーフにしたミステリー。 ほぼ、実際の事件の経過をたどるようなかたちで物語は進む。現実の事件は、結局犯人が分からずじまいだったのだが、物語上は犯人と、事件当時の真実が明かされる。 そこそこはまって読みはしたものの、やっぱり「謎解き」のおもしろさがひっかかってこない・・・(自分の中で)。 ミステリー好きな方には面白いんだと思う(たぶん)。

    4
    投稿日: 2019.11.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    グリコ・森永事件を知らない世代は予め調べておくことをおすすめする。 阿久津と俊也がそれぞれに事件を知っていくなかで、2人が出会うシーンは鳥肌モノ。 そして母子の愛情で溢れるラストは涙が止まらない。

    4
    投稿日: 2019.11.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    著者の入念な取材の成果が発揮された骨太な作品。第五章からの怒涛の追い上げに加え、分岐点の第六章を経て辿り着く最終章には思わず熱いものが込み上げる。しかし、この膨大な情報量を包括するならば、ダイジェスト調の展開は避けられない運命なのか。本来ならこの1.5倍の頁数は必要な印象だが、当時の著者のネームバリューでそれは難しかったのだろうか。物語の奥行きが圧倒的に足りていないが、これが商業作品の落とし所かと思うと頭が下がる思いである。犯罪事件の陰には間接的に巻き込まれた人々の哀しみが埋没していると思うと遣る瀬無い。

    3
    投稿日: 2019.10.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    うーん ちょっと途中から話がわからんくなってしまった... 関西が舞台だから関西弁がよく出てくるのだが、逆に話に入り辛かった。 記者の仕事は素因数分解に似ているという一節は好きだ。

    1
    投稿日: 2019.10.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    グリコ・森永事件の真相を、本当に調べあげたのかと思うほどリアルでスリリング。記者の目線と、父親が関わったのかと不安になる息子、その2人が最後出会い……。映画化されるので、そちらも、楽しみ。

    3
    投稿日: 2019.10.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本当にあった未解決事件とフィクションを組み重ねているが、 はたして現実はこんなお涙物語なんだろうか、 映画化されて この未解決事件が綺麗事になってしまうのが怖い気がする。 グリコ森永事件にこんな忠実に再現しなくても良かったような〜良くなかったような なんだか複雑だ。 が、後半はずっと泣きっぱなしでした。

    13
    投稿日: 2019.10.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    十字架を背負った2人とほぼ同い年ということもあり、あの事件を思い出しながら、とても心をかきむしられる印象的な本だった。

    7
    投稿日: 2019.10.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    世代的に、このベースとなった事件をうっすらと子供時代に経験し(その地域の学校に通っていたから余計です)けっこう記憶している方だと思うので、いろいろと面白かったです。 あの事件の背景やいろんなことを調べた上で仕上げられたフィクション・・・わー。 なんかほんまやったらええなあ!っていろいろと思いを馳せてしまいました。

    5
    投稿日: 2019.10.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    未解決事件である「グリコ森永事件」を題材にした小説。史実に基づきながらも、フィクションと絡めながら物語は進行していく。1つの推理小説としても面白いが、個人的には以下の一節にやられた。 「俺らの仕事は素因数分解みたいなもんや。何ぼしんどうても、正面にある不幸や悲しみから目を逸らさんと『なぜ』という想いで割り続けなあかん。素数になるまで割り続けるのは並大抵のことやないけど、諦めたらあかん。その素数こそ事件の本質であり、人間が求める真実や(p.523)」 自分の頭で描けるストーリーで完結するのではなく、徹底的に素因数分解を繰り返し、情報がサチュレーションを起こすまで調べ尽くす。それができてはじめて、本質と言えるのだろう。

    1
    投稿日: 2019.10.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    グリコ・森永事件かぁ…。 事件があったのは覚えているが、その頃現場のすぐ近くに住んでいながら細かなことは全く覚えておらず。 34,5年前と言えば会社に入って間もなく、寮住まいで新聞もTVもあまり見てなかったからかと思うが、この本を読んで、この事件、そんなに大仰だったのだと改めて知った。 父の遺品の中に事件への関与を疑わせるものを偶然見つけた曽根と、新聞の企画でかつての未解決事件を取り上げることになった記者の阿久津が、それぞれの立場で事件を掘り起こしていく様が交互に描かれていく。 実際の事件の経過をなぞりながら、作者の想像の世界が組み込まれるわけだが、これがなかなか。キツネ目の男をはじめとする犯人グループの成り立ちや、利用された子どもの境遇について、大胆な仮説が展開される。 作者は、巻末の謝辞に合わせて『この戦後最大の未解決事件は「子どもを巻き込んだ事件なんだ」という強い想いから』と書いていたが、巻き込まれた子どもの生涯の描写は読むのも辛くなるような悲惨さで、最近も子を子とも思わぬような所業の事件が続くが、このことに対する強い憤りが感じられる。 取るに足らない動機で動いたヤクザ者や当時の“過激派”についての目も厳しい。何が『奮い立った』だと言いたいが、しかし、思わぬ人が思わぬ役割を果たしていたものだと、話の作りの巧みさには唸る。 一方、文化部の記者でありながら社会部に駆り出された阿久津の記者根性に火がついたような王道の調査については、作者も同じように現場に立ち、中身は違えど関係者に話を聞いたに違いなく、元新聞記者の作者の姿を見た。

    12
    投稿日: 2019.10.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    昭和の未解決事件を追いかける現代の新聞記者と加害者親族のお話。 真実を知るのが怖い、知らないのも怖い、知っていいのか、という葛藤を乗り越え、それぞれの「未来へ進みたい」という思いで幕引きとなっていた。 事件を解明していくくだりは複雑で、登場人物も多いため混乱したが、ハラハラする展開でぐいぐい読み進めることができた。 昭和の学生運動が盛んだった時代を知らないため、現代の日本人との違いに驚いた。 平和に感謝

    3
    投稿日: 2019.10.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    時間があるなら、一気に読みきりたい一冊でした。読み出したらホントにとまらない。 とても重い題材で、最後は救われるという言葉がピッタリと当てはまる訳ではないけれど納得して良い涙で読了できました。犯人達の犯行動機、考えさせられます。

    8
    投稿日: 2019.10.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    30年前に起こった事件の真相を暴いていく話。 記者の視点、事件に使われたテープレコーダーの声の持ち主の視点で物語が進められていく。 出てくる登場人物も多く、複雑な関わり方をしているので、少し読みにくい部分があった。 参考文献にグリコ森永事件とあったが、これは実際に起こった事件をモチーフにしているのだろうか。

    1
    投稿日: 2019.10.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    本屋で山積みされていたので、手に取った。巻末に「本作品はフィクションですが、モデルにした『グリコ・森永事件』の発生日時、場所、犯人グループの脅迫・挑戦状の内容、その後の事件報道について、極力史実通りに再現しました」とある。どこまで真相に迫っているのかは分からないが、胸にくるものは強い。犯罪は加害者被害者だけではなく、周りにいる人たちの人生も狂わす。犯罪に巻き込まれ、あったはずの道からはずれてしまった人間は、その後をどう生きていくのか。 違う角度から犯罪を見つめ、丁寧に描き出した本作からは迫力を感じる。

    4
    投稿日: 2019.10.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    新聞記者として事件を追う男の視点 テープに利用された過去を持つ男の視点 新聞記者として倫理観を持ち合わせ過ぎていて、理想のジャーナリストになり過ぎてしまっていたのでは、と思わなくもない。 それぞれが事件を追いながら交差する様子や、犯人たちの素顔が徐々に明かされて行くところは読んでいて気持ちが高ぶっていく場面もあった。 しかし、犯人たちの素顔が明かされてしまった後は動機や金の行方が肩透かしというより、しょうもない。 ただ、数十年前の事件に迫りながら、いかにして事件の全貌を明かしていくのかがメインなのかもしれない。 事実は小説より奇なり、ではなく事実はやはり奇ならずを描き切ってしまった感がある。

    4
    投稿日: 2019.09.29
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    塩田武士さん,はじめまして作品. 文章の癖に慣れるまでちょっとかかりました. 作品のモチーフはグリコ森永事件.私もうろ覚えですが,お菓子を買ってもらえなかった記憶があります. かなり厚さがある作品ですが,一気に読み進めることが出来ました. 作者のほかの作品も読んでみたいと思います.

    2
    投稿日: 2019.09.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    昭和最大の未解決事件。スマホもSNSもない時代、昭和。この時代を生きてきた人たちが、じりじりと手繰り寄せる未解決事件に迫る緊張感と、今の時代には味わえないような昭和の空気感を感じられてドキドキしました。映画化も楽しみです。

    1
    投稿日: 2019.09.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    単行本で出ていた時から気になっていた作品。 文庫化で即読みました。 久しぶりに骨太作品を読んだなぁという感覚。 よくできてる。 色々真実と照らし合わせたくなる。 映画化するということで気になりますが、ただ、これ、2時間の映画に収めて良い内容ではないぞ??? まとめ方と役者の演技に全てがかかっている気がしますが…。 あと、最後のあのシーンを読んでいる時、浦沢直樹氏の某漫画作品のあのシーンが浮かびました。 切ないね。

    1
    投稿日: 2019.09.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    本著は、犯人が生きていたらーと仮定して、世間を大きく騒がせた事件を起こした加害者と、加害者の親族の生き方に焦点を当てたものだったと思います。 タイムライン http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698

    3
    投稿日: 2019.09.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    2019/9/21読了。 グリコ・森永事件という実際の事件を下地としたお話。 話に出てくる事件の概要や犯行については実際にあったグリコ・森永事件のものとほぼ同じとのことだったが、知らないと少しきついかなと思った。 真ん中まではそのせいであまり頁が進まなかったけど、主人公の俊哉と阿久津の取材が進んでいき謎が解けてくるとどんどん面白くなってきた。 犯行に子供の声が使われた、ということに作者が興味を持ったことがこの小説を書くきっかけとなったとのことだが、この子供の半生が本当にいたたまれない。 後半で「子供が犯罪に巻き込まれると社会から未来が奪われる」というようなことが書いてあり、まさにその通りだと思った。 単純にミステリーものとしても面白かったし、報道する者の矜持や報道することの意義、それから被害者のいく末などこの小説から読み取れることはたくさんあり良かった。

    4
    投稿日: 2019.09.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    昭和の未解決事件 グリコ・森永事件をベースにした追跡劇。犯人の目的は何か。どんな人間が関与していたのか。潜伏後はどのような生活をしたのか。そして事件はどのような影響を遺したのか。報道者と犯人関係者、立場の異なる追跡者が知り得たこと、それが交わるとき、ドキドキしながら先を読みふける。 劇場型犯罪であるこの事件は、立場、年齢、知識等によって見方、捉え方が違うことをあらためて知った。 そして犯罪の結果、悲嘆や懊悩の状況に落とされる様々な人がいることをあらためて教えてくれる作品です。

    3
    投稿日: 2019.09.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    グリコ森永事件を下敷きにした小説。真相を追いかける新聞記者の誠意と事件当日は子供だった者たちの人生を描いた小説。

    2
    投稿日: 2019.09.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    グリコ森永事件は、大人になって昭和の未解決事件として何度か目にしていたけれど、「キツネ目の男」「青酸混入」というワードくらいしか記憶にない。 なので、フィクションとノンフィクションの境目がわからないまま、ただただこの作品に引き込まれた。ドラマのような犯罪劇を、今生きる親族と文科系の記者が追いかけることで、双方の視点がいつしか交わりあい、虚しく切ない中にも最後は希望と温かさがあって救いのある素晴らしい作品。 来年には映画も公開ということで、楽しみでもある。 源さんのテイラー姿は非常に似合うことでしょう。 また、作者が発表してきた作品はそれごとに全く異なるジャンルのようで、他も読んでみたくなった。

    3
    投稿日: 2019.09.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    昭和史に残る大事件を、主人公と新聞記者からの2軸でゆっくりと真実に迫る内容の濃ゆい作品。真実や事実をベースに物語が進んでいくので真っ直ぐに雑味がなく目標に向かって読み進めやすい。ただ賑わした大事件の裏の人間模様は何よりも切なかった。

    1
    投稿日: 2019.09.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    グリコ・森永事件をベースにした話。どこまでが現実の事件で、どこからが創作なのか? だんだんと事件の全貌が明らかになっていく様子が面白く、一気に読み終えた。

    1
    投稿日: 2019.09.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    グリコ森永事件をモデルにした事件が描かれる。脅迫テープに声を使われた子供が、大人になってそのテープを発見したのをきっかけにその真相を追っていく物語。実際に起きた迷宮入りの事件に、解釈とifを加えてアレンジされた話に興奮した。真相が分かっていくに連れ、やや失速していくような感じもしたが、高村薫の「レディジョーカー」と並んで、グリコ森永事件モノの傑作だと思った。

    2
    投稿日: 2019.09.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    未解決の事件をモチーフにしている事もあり、着地点について、どうなるか気になっていた。その視点も着手しており、物語の記者もその答えを探しながら、話が進んでいく。非常に面白い。

    3
    投稿日: 2019.09.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    途中から一気読みしてしまった。 段々と真相に迫る感覚に一気にのめり込む感じ。 作者とほぼ同じ歳だが、グリコ森永事件の記憶はあまりなく、かいじゅう二十面相とキツネ目の男だけ、なんとか記憶にあるレベル。関西を中心とした記載など情景や背景に入って行きやすかった。

    1
    投稿日: 2019.09.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    「グリコ・森永事件」『罪の声』はこの事件をモデルにしたフィクションである。 新聞記者の阿久津とテーラーの俊也、 この二人がどこで出会うのだろうと思いながら読んだ。 これが真相か!と思えるほどだった。 少しづつ真相に迫る書き方にグイグイ読まされた。 子どもを犯罪に利用するなんて許されない。 本当のあの子どもたちはどうしているのだろうと考えてしまった。 重たい読後感だった。

    4
    投稿日: 2019.09.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    読み終わるまで結構時間かかりました…! 昭和に実際に起きた未解決事件を題材にしているんですね。 グリコ・森永事件のことは一切知らなかったので、本著を読んだあとに何気なく事件について調べてみたことろ、この小説がかなり忠実に実際の事件を描写していたことに驚きました。 本著は、犯人が生きていたらーと仮定して、世間を大きく騒がせた事件を起こした加害者と、加害者の親族の生き方に焦点を当てたものだったと思います。 時効になってしまった事件の真相を探す意味とは何か。 新聞記者の阿久津と、加害者の親族にあたる俊也がたどり着いた最後の答えには、少し救いがある気がして嬉しかったです。

    9
    投稿日: 2019.09.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読み始めから登場人物の多さに辟易してしまっていたが、事件の糸口が見え出すと比較的一気に読めた。講談社のwebメディアに掲載されている著者の記事も拝読したが、著者自身が新聞記者であるということから徹底した取材と情報収集がされているし、構想15年というだけあって、もはやノンフィクションでないかと思うし、当時の警察やマスコミが着目していなかった部分、犯行に使われた子どもは誰なのか、その親は何をしていたのかという問題に目をつけたというところも、斬新な切り口で読み応えがある。このモデルになったグリコ・森永事件の犯人の行方は今でも分からないままで、本作でもそれを踏襲するかのように物語が締めくくられるが、読後感は気持ちいい。

    3
    投稿日: 2019.09.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    グリコ・森永事件を題材としたミステリ。 作り物のミステリであれば犯人には犯罪の大きさに比例しただけの動機があり、証拠と動機が揃ったときその犯行が暴かれる。しかし、現実は人間一人のように小さくて他愛ないモノだ。傲慢で浅はかな人間が起こした自己満足が多くの人を巻き込んでいく。 読後感が悪いことがよりリアルであると評価すべきなのだろう。

    2
    投稿日: 2019.09.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    さすがに「このミス大賞作品」ということだけあります。映画かされることが決まっているので、本屋で平積みされていたものを購入した訳だけど、さすがに面白かったです。グリコ・森永事件をモチーフにした作品っていうのは多いと思うけど、この作品はフィクションだけど、実はこんな話があったんではないかなと思わされる内容。この事件のシナリオを書いた人間は金銭の授受は難しいと思っていて、表面的に脅迫を装い、別の手段で金儲けをすることを考えている。しかし、実行犯として絡んでいる893はそういう人ではないということ。まあ、それ以外にもいろいろフィクションがあるのだと思うけど、実際にこんなことがあったのではないかというのを感じさせる作品。主人公は新聞記者だけに犯人逮捕が主眼でなく、あくまでも迷宮入りした事件の真相を探るという立て付けも良かったかな。でないと、最後の謎が解けてしまったところで、小説は終わり。最後の章が無くなってしまうけど、そこはそこであっても良かった。タイトルがタイトルだけに謎解きだけがモチーフではなかったということかなと思います。映画も是非みたいと思わせる作品でした。

    1
    投稿日: 2019.09.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    なかなか面白かった。事件の真相のあたりで誰が誰だかよくわからなくなったが、気にせずに読み進めた。もっと時間と集中力があれば、ゆっくり考えながら読めたかもしれないけど、少し疲れてしまって無理だった。

    1
    投稿日: 2019.08.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    モデルはグリコ・森永事件。本当に、裏でこんなことがあったの?と思うぐらいに書かれているなぁと思いました。

    5
    投稿日: 2019.08.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    グリコ森永事件をモチーフにした半フィクション。 ミステリーに分類されているが、謎解きやどんでん返しがあるミステリーではない。クライムサスペンスと言えばいいのか?(サスペンスってミステリーの一分野やっけ?) 30年前の未解決事件の特集を任され、渋々取材を始めた新聞記者と、父の遺品の中から自分の声で録音された犯人の脅迫テープを見つけてしまったテーラー。二人の主人公が徐々に深淵に近づき、交差する…。 グリコ森永事件の真相はホントにこれなんじゃないか?と思わせる筆力でかなりのボリュームながら一気に読んでしまった。いや、ホントにこれなんじゃないの? 最後の最後まで誰か分からない、たった一人の男だけが非常に不気味。

    1
    投稿日: 2019.08.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2019.08.19 グリコ森永事件がモチーフ 加害者の親族であり被害者。彼らにスポットがあたる後半の展開は一気読み

    1
    投稿日: 2019.08.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    子供の頃にニュースで見た本当の事件を題材にしてるためか、恐怖という感情とは違う怖さを感じた。どこまでがフィクションで、どこからがノンフィクションなんだろうか。

    2
    投稿日: 2019.08.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    グリコ森永事件を題材にしたストーリー。自宅で見つけたカセットテープには、脅迫事件に使われた声と同じものが。それは自分の幼い時の声だった。 長くて濃い小説なので、じっくり腰を据えて読んだ方がいいと思う。私は事件のことを全く知らないので、グリコ森永事件そのものから予習する必要があった。知っている人ならもっと楽しめたと思う。 読む途中で間をあけると分からなくなりそうで、連日読んだ。長いので頭を整理しながら読んだが、ストーリー展開のテンポも丁度良く、記者が主人公にいつ接触するのかというスリルも楽しかった。

    1
    投稿日: 2019.08.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    リコ・森永事件の当時は1歳。全く知識がなかったので、事件の詳細や犯人像に迫っていく部分は面白かった。一方で主題と思われる終盤の展開は重苦しい。

    1
    投稿日: 2019.08.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    無理だと思えていた事件へ徐々に迫って行く緊張感。そして最初は思いもしなかった事件を明るみに出す事の意味と救いがあった。

    1
    投稿日: 2019.08.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    グリコ・森永事件をモチーフ(?)にしたサスペンス。真面目に親の仕事を継いでテーラーを営んできた主人公が、ある日、「あの有名な未解決事件で犯人が使った子どもの声」の録音テープを自宅で見つける。それは間違いなく自分の声だった!というところから物語が始まる。 もう一人の主人公は、いやいやながらその事件を掘り起こすために取材させれる記者。あんまりやる気のない”文化部”の記者でありながら、調べるうちに報道記者の感覚がよみがえってきて、悪戦苦闘しながらも記者として成長。やりがい、というか、使命感、というか、なんか仕事と向き合い始めて人間としても成長しちゃう感じが、日々の仕事で余計なことで悩んで猪突猛進できない私には、痛快で良かった。こんな風に、何かのきっかけで仕事にハマりたいなーと、他力本願だけど思った。 経済(株価の操作)のくだりはちょっと真剣に読むのが面倒くさかった。 経済学部卒なのに情けない私…。でも面白かったです。

    2
    投稿日: 2019.08.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    仕事が忙しく、なかなか集中できず、気持ちが入っていかなかったのですが、私生活がバタバタしてるのに、後半、引き込まれました。家族や子供の大切さ、愛、を思い出させてくれました。心が浄化されました。

    1
    投稿日: 2019.08.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    かの有名な未解決事件をモチーフにした小説。 事件の大枠は実際に起きた事件とほぼ同じでした。 こんな大胆な犯罪が行われていたなんて…まさに事実は小説より奇なりといったところでしょうか。 ただ、少し展開が遅く間延びしてしまっている感が… 後半はオチが気になり一気読みでした。

    1
    投稿日: 2019.08.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    フィクションとノンフィクションの境がわからなくて、怖かった。いや、もしかしたら現実にはもっと恐ろしい事が起こっているのかもしれない。被害にあわれて傷つけられた方が少しでも癒され、加害者が自責の念に駆られて、悔い改めていることを心から願う。

    2
    投稿日: 2019.08.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    虚しい。読後の感想。 それだけ著者の情熱というか気持ちが伝わる、言葉はおかしいけどおもしろい一冊でした。 表紙の絵はどちらの母子だろう。

    2
    投稿日: 2019.08.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    グリコ・森永事件の犯人の子どもたちに焦点を当てた力作。 フィクションではあるが、犯人は表向きのユーモラスさとは異なり、冷酷で卑劣であったという点に改めて気づかされる一方で、実際の事件に焦点を当てたフィクションであるために、どうしても読後に、実際には解決した訳ではないという虚しさを感じてしまった。 もし今でも犯人が生きているのなら、どこかでこれを読んで笑っているのか、感心しているのか・・・。

    1
    投稿日: 2019.08.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ずっと興味があったので文庫化したタイミングで読んだ。 はじめて事件の全貌を知る。 暴力団、警察、半島系、にせ同和、宗教団体。 自分の知るふだんの世界とかさなる場所にそういう世界があることを感じて、怖くなった。 子供、にスポットライトをあてたことで、別の角度から事件の陰惨さを知る。 少なくとも3人の子供は、本当に実在し、苦しんだにちがいない。もしかしたらいまこの瞬間も。 そのことがやるせなくて辛い。 ラスト、苦しみぬいた子供と母がようやく再会できたことがとても嬉しかった。 こんなふうに、本当の三人の子供も救ってあげられたらいいね。 大津SAも、神戸南部も、京都水族館も、よく知る場所なので、ドキドキして読んだ。特に大津は数日前にいったばかり。あのワゴン車の近くのトイレが、、、案内板が、、、こわいー。

    2
    投稿日: 2019.08.14
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    面白かったが、少々読みずらい 余計な描写が多過ぎた、無駄に長い もう少しサクサク読みたい小説にできたはず

    1
    投稿日: 2019.08.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2視点で進む小説。未解決事件に関わったテーラーの曽根俊也と文化部新聞記者の阿久津英士。お互いが謎を解くため色々な所へ出向き、人に話を聞いて行き…といった内容で、2視点の物は邂逅した瞬間が「おおっ」となるので面白いですね。グリコ森永事件を題材にし着想を膨らませた話は、なるほどなーとなったもののイマイチ前のめりで読む事が出来ず…。 テーラー屋のスーツを作る気概みたいな物は好きだった。

    1
    投稿日: 2019.08.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    当時うっすら覚えているのは例の似顔絵が繰り返し画面に映し出されてしきりに周りの大人が自己流の推理を披露しあっており、さも見て来たかの様な興奮ぶりで侃侃諤諤やっていた光景である。 子供心に映画を見ている様で興奮していた感情が蘇った様な展開に吸い込まれていった。 綿密に仕組まれた計画といくつもの偶然が重なって今もなお謎のままなのだろう。 現代では成功しなかっただろう犯罪の裏側を加害者側の被害者と言える子供の目線に刮目したと言うのは秀逸だと思う。

    10
    投稿日: 2019.08.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    着眼点は非常に面白いと思った。自分が小学校高学年の時の事件で印象に強く残っているので、興味深く読めた。 ただ、どこからがフィクションなのかわからず、もやもやした部分もあった。気になったのは、各パラグラフの最初の風景描写がすっと情景に入りづらい点と、ラストをきれいにまとめようとしすぎているかなぁという点。 良かったのはテンポと謎解きのすっきり感。

    3
    投稿日: 2019.08.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    グリコ・森永事件を題材にというか、事件でわかっていることはそのまま忠実に再現しており、そこに巻き込まれたかもしれない子どもたちを物語として肉付けしているのですが、これ、本当の話ちゃうん?と思うぐらいリアリティがあり、開けてはいけないものを開けたんじゃないかと恐くなりました。今の世の中にどういう形にしろさらされたら、平穏無事にその後の人生を歩めるとは思えないからです。聡一郎の人生の下りは泣けて泣けて。この事件に対しては同情も何もなく、怒りしか沸いてこなかったです。現実で、グリコ・森永事件の犯人は捕まってないし、そこには巻き込んだ家族、親族もいただろけど、無事に過ごせているのでしょうか。何も知らずに俊也のように過ごせていることを祈ります。

    1
    投稿日: 2019.08.05