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総合評価

722件)
4.0
203
306
147
20
10
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    グリコ森永は追ってるので読んどいた。ひとつの解。 40年前の事件なんで犯人たちは4死んでるか高齢なんだが、カセットテープの子供たちはまだ40~50代で生きているんだわな。

    0
    投稿日: 2026.07.30
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    かなり面白かったです。フィクションではあるが、実際にあった事件に基づくストーリー。 特に中盤から終盤にかけてのスピード感は、凄まじく一気に話にのめり込んでしまいました。 阿久津さんの序盤の頼りなさが描かれていましたが、終盤ではかなり逞しくなっており、事件に関わるにつれての感情の変化と成長を読み取れました。 登場人物が多く、時間が経つとストーリーを忘れてしまうので一気に読むことをおすすめします。

    0
    投稿日: 2026.07.25
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    登場人物が多くて混乱するかもしれませんが、グイグイ話の展開に引き込まれ、ページをめくる手が止まりませんでした。 ☆5をつける本は厳選してます。それくらオススメ!

    0
    投稿日: 2026.07.24
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    実在の「グリコ森永事件」をモチーフにした社会派サスペンス小説。 「実際も本当にこうだったんじゃないの…?」と思わせてくる文章の説得力に脱帽。これが途方もない資料やリサーチの賜物だと思うと、作者の執念のようなものを感じる。 おもしろいと一言で表現するのが憚られるような作品。 もちろん小説として楽しんだんだけど、ひとつの事件にあまりにもたくさんの人生が狂わされていて呆然としてしまう。被害者・加害者だけにとどまらず、その家族や友人、関わったすべての人たちまで否応なしに巻き込まれ、人生に影が落ちる。 世の中にとっては「一未解決事件」だけど、関わった人はそれを一生背負っていく。誰にも吐き出すことができず、重荷を降ろすことができない。 なんとなく過ぎていく日々のニュースにも、「この事件のせいで」と悲しんでいる人がいるんだと気づかされた。 惜しむらくは映画を先に見てしまったこと。 経済分野に特別苦手意識があって株価操作の話がいまいち入ってこず、「映画なら簡潔にまとめられてるだろうから、さわりだけ見よう」と見始めた。そしたらあれよあれよという間に夜更かしして最後まで見てしまった。それだけ映画がすばらしかったということなんだけど、小説を読んでいても小栗旬と星野源で再生されてしまったのが少し残念。 でも、映画には映画のよさ。小説には小説のよさがある。そんな作品でした。 信頼の野木亜紀子脚本なのでおすすめ。

    12
    投稿日: 2026.07.22
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    重い、重すぎました。この事件をきっかけに、日の光の当たらない人生を歩まざるを得なくなった人たちの現実が重すぎて消化しきれない、やりきれないです。後から調べたら実在する昭和の事件がモチーフということで、改めて衝撃をうけました。

    0
    投稿日: 2026.06.27
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    俊也と阿久津の地道な取材を通して少しずつ少しずつ真実が分かってきて、同じものを追ってきた二人の情報が交差して最後には2人が出会う。出てくる登場人物や情報を整理しながら読んでいくのがしんどくなることもあったが読む手が止まらなかった。 犯人が誰だったのか?というよりは加害者、被害者がどういう背景があって事件に到り、その後どんな人生を歩まねばならなくなったのかが、ノンフィクションのようにリアルに書かれてあり、壮大なドキュメンタリーを見ているようだった。純粋にすごい作品を読んだ余韻が残る。

    1
    投稿日: 2026.06.24
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    前半部分は事件の内容=犯人捜しに興味が行きますが、後半は事件に関わった人に焦点を当てた話しになります。事件では加害者と被害者がありますが、加害者の関係者、例えば家族、友人など、も被害者になってしまうことがある。改めて犯罪とは、多くの人を不幸にしてしまうと感じました。

    0
    投稿日: 2026.06.22
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    実際の事件を、ベースにした小説。 被害者であり加害者という視点から、2人の対照を出すことで、話の深さを作っていた。 ここからは元ネタについて、調べていきたい。

    0
    投稿日: 2026.06.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

     グリコ・森永事件を題材に、事実とフィクションを交えて物語が展開されていく。  京都でテーラーを営む曽根は、父の遺品整理の最中に古いカセットテープを発見する。そこには幼い頃の自分の声が録音されており、その音声がかつて世間を騒がせた企業脅迫事件で使われた脅迫テープと同じだと気付く。  曽根は、自分が知らないうちに事件に関わっていた可能性に衝撃を受け、真相を探り始める。  一方、新聞記者の阿久津は、事件発生から長い年月が経ったこの事件を、新聞の特集として真相を追うことに。  取材を進める中で、事件の背後には複数の人物の思惑や社会的な不満、そして警察の捜査を巧みにかわした犯人グループの存在があったことが見えてくる。  やがて曽根と阿久津の調査は交差し、事件に利用された子どもたちや家族の苦悩、そして犯人たちが抱えていた事情が明らかになる。  物語は単なる犯人探しではなく、犯罪によって人生を翻弄された人々に焦点があたっている。特に、何も知らないまま犯罪に利用された子どもたちが、大人になってからも消えない不安や葛藤を抱え続ける姿が丁寧に描かれている。  最終的に事件の全貌が浮かび上がるものの、失われた時間や傷ついた人生は元には戻らなかった。曽根は、被害者でありながら加害者の親族という複雑な立場のなか、事件を風化させないため、そして「未来につなげる」ために、調べてきたことを公表することに。  作品は未解決事件の謎を追う緊張感があって、罪の重さや責任の所在、人間の弱さと再生を深く問いかける物語だった。

    8
    投稿日: 2026.06.20
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    私はグリコ森永事件のことはよく知らなかったけど、未解決事件と聞くとわくわくしてしまう。実は…なんて話もあると、都市伝説的な面白さで、つい読み進めてしまう。にやついている。読後、自分の浅はかさに気付いて、嫌になった。 加害者と被害者、それぞれに家族がいて、みんなが未解決事件だと面白がっている間にも現実を生きている人がいる。罪を犯した訳ではなくともどんな未来も描けなくなっている人もいる。 俊哉パートの方にぐいっと引き込まれるのに対して、阿久津パートは関係なさそうなところが多かったり、後半ものすごいスピードで事件の内容が分かったり犯人が独白するもんだから、なんだかご都合主義的になってきたなと思ったけども、全部意味があったし、あぁ大事なのはここじゃなかったんだと気付く。ラストは泣けて泣けてたまらなかった。 塩田さんのインタビューまで読んだけど、大学生のときに思いついてでも今の自分では書けないから社会勉強のために新聞記者になったと言われていて、ひっくり返った。いやー…すごいものを読ませていただいたんだなと改めて思った。

    15
    投稿日: 2026.06.20
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    4.0 登場人物が多くて混ざりそうになった。 最後残り一章でまあいっかと、読まなかったが最後が素晴らしい。当たり前とは。幸せとは。

    0
    投稿日: 2026.06.18
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    実在の事件をモチーフにした物語。登場人物が多すぎて、少し間が空いて読んでいると誰が誰なのかを見失いそうになりながらも読了。映像化しそうな物語だと思ってたら、映画化されてた。

    0
    投稿日: 2026.06.13
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    記者の立場から、迷宮入りした過去の事件を追い、一つひとつ紐解いていく大作です。刑事が出てこないのが新鮮です。読みごたえのある作品でした。

    1
    投稿日: 2026.06.07
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    「グリコ森永事件」と「きつね目の犯人」の似顔絵 昭和を知る者にとって記憶に残る事件 この、実際にあった未解決事件をもとに、場所や時代もそのまま、特に犯人からの要求などに子どもの声を使っていた点に焦点を当ててフィクションとして作られた物語。 現代の日常生活から突然31年前の事件が身に降りかかる。 ショッキングな出だしのあと、遅々として焦れるような展開が続くが、150ページをすぎた頃から物凄い緊迫感を覚える。 読むほどに作者の凄まじいほどの熱量を浴びて、ラストシーンまでくぎ付けになった。 これは映画も観なくちゃ!

    11
    投稿日: 2026.05.27
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    実際の事件を知らない世代だが、ホントに子供の声とキツネ目の容疑者が浮上してたことを知るきっかけとなった

    1
    投稿日: 2026.05.22
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    事実は小説よりも奇なりという事で、実際の事件の方が遥かに魅力的だという事を逆説的に証明してるような作品でした。

    0
    投稿日: 2026.05.18
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    はじめはバラバラのパズルのピースが思いがけないところで繋がっていく。事件の真相を暴くことが本当に正しいことなのか。過去を白日の元に晒して終わりではなく、今と未来を考えて前進する。数少ない偶然が誰かの救いになるのなら。これから映画を観てきます。

    2
    投稿日: 2026.05.09
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    グリコ森永事件がモデルの作品。確かに、あの声の子供は実際にいるわけで、その子たちの人生はどうなったのかと考えた。面白い作品だった。

    1
    投稿日: 2026.05.08
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    この本を通して事件のことを知りました。 手に取った時は予想外の分厚さに読み切れるのか正直不安でしたが、とても読みやすくあっという間の読了。 話がどんどん盛り上がっていく感じも、次々と解明されていく謎や疑問。 ページ数は多くとも飽きも来ず個人的にはとても満足感のある一冊でした。 終わりかたはスッキリ!というよりかは少しイヤミス寄りかな。 余談ですが、この本を読んでからの実写映画は個人的にいまいちでした。

    1
    投稿日: 2026.05.03
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    事件の裏に本当にこんな話があったかもしれない、と思えた説得力ある話だった 事件のことは名前しか聞いたことなかったけど、警察やマスコミの動きを追体験できた気分 JRの高槻〜京都とかよく乗ってたから、事件の舞台になってたなんて驚き

    0
    投稿日: 2026.04.26
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    昭和の未解決事件グリコ森永事件をモデルにしたフィクション。作者が子供の声の脅迫テープがあったことにインスピレーションを受け、テープの声の子供 俊哉と新聞記者の阿久津をW主人公で両面から事件を追い謎を解いていくという構成。実事件モデルの小説は大好物。少しずつ新証拠が見つかり真相に迫っていく過程がワクワクするし最後のメッセージも強烈で共感できる。ただのゴシップに終わらない良い小説だった。

    3
    投稿日: 2026.04.25
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    『子どもを犯罪に巻き込めば、その分、社会から希望が奪われる。「ギン萬事件」の罪とは、ある一家の子どもの人生を粉々にしたことだ。』 テープに使われた3人の子供 被害者である彼らの歩んできたその後の悲しい人生 俊也と阿久津が、同時期に別々の局面から「真実」へと辿りついていく 『金がほしいわけでもなく、権力や資本主義に一矢報いるためでもなく、ただ砂上の楼閣を建てるためだけに青酸菓子をばら撒いたとでも言うのか』 記者としての阿久津の苛立ち 「事件を起こして、あなたの言う“社会”を見せて、世の中は変わったんですか?」 「あなたには正義がない」 被害者であり、巻き込まれた子ども 特に、翻訳家になりたいと希望を膨らませていた望が受ける理不尽さに、心が痛かった この事件の真実、最大の被害者 大人が子どもたちに課した“罪の声” 「グリコ・森永事件」をモデルにしたこのフィクションですが、あの事件をこう解くのかと考えさせられました

    25
    投稿日: 2026.04.25
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    グリコ事件をモデルにした内容で、構成がすごく面白かったです。 純粋な子どもの犯罪への加担に対する罪の重さを、大人はもっと深く考える必要があるなと思いました。 最後まで一気読みしましたが、最後まで面白かったです。

    0
    投稿日: 2026.04.24
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    昭和最大のミステリー、グリコ・森永事件。あの「子どもの声」に着想を得て、ここまで重厚な人間ドラマを構築した著者の想像力と緻密な取材力に、ただただ脱帽した。 本作が描くのは、単なる謎解きではない。「親ガチャ」という言葉では片付けられないほど残酷な、家庭環境が人生を決定づけてしまう理不尽さだ。犯罪に加担させられたとも知らず、平穏に生きてきた者。一方で、その「声」によって人生を徹底的に破壊された者。その対比があまりに鋭く、胸を締め付けられる。 また、メディアの存在意義についても深く考えさせられた。「声なき人々の声を拾い上げる」こと。それは、情報の海の中で真実が埋もれ、無き者にされるのを防ぐ唯一の手段だ。公的な情報を扱う立場としても、真実を「気づく力」と「発信する力」の重要性を再認識した。世の中の構造をより深く知りたい、そう思わせてくれる傑作。

    3
    投稿日: 2026.04.23
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    グリコ・森永事件をモチーフにした小説。犯罪に巻き込まれた子供のその後の人生や家族としての責任の取り方を考える。大人としての正しさみたいなものを改めて考える必要を感じた。

    0
    投稿日: 2026.04.15
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    全く面白くない。頑張って半分まで読んだがダラダラしているだけで読み進めたいと言う気持ちにならない。読むのが苦痛。やはり文章力だなと思った。文章力がある本は続きが気になってスラスラと読み進めてしまう。

    1
    投稿日: 2026.04.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とても面白かった。 最初の方は自分の理解力の乏しさゆえに難しく感じ、ほんとに読めるかとも思ったが、話が進むにつれて読むペースも早くなった。望が死ぬところから物語の展開がかなり進み、最後の聡一郎とのシーンでは涙を流した。 この物語は現代のマスコミの在り方や、事件というものの影響力に問題提起するそんな作品であると思う。

    3
    投稿日: 2026.04.02
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    未解決事件に新聞記者とテーラーの2人の主人公が迫るミステリー。 本作は未解決事件であるグリコ森永事件をベースに30年後に主人公2人の視点で、次第に事件の真実が明らかになっていく… 実際のグリコ森永事件も同じような裏があったのかなと思うほどリアルな設定。 登場人物の人間関係も濃密で、読み応え抜群の一冊。

    24
    投稿日: 2026.03.30
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    事件の真相が明らかになるにつれ、犯人側の動機にはどこか冷めてしまった。「そんな理由のために?」と、身勝手な論理に共感しきれない部分が多かった。しかし、その一方で、犯罪の声として利用された子供たちのその後の人生があまりに壮絶で、言葉を失った。親や大人たちの身勝手な執念によって、平穏な生活を奪われた彼らの人生に胸が締め付けられ、思わず涙がこぼれそうになった。

    1
    投稿日: 2026.03.30
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    グリコ•森永事件を題材にした小説。警察とか会社への恨みを犯罪で返すのはアウトだけどじゃあどうすればいいん被害者きつすぎない?

    0
    投稿日: 2026.03.29
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    日本企業を対象に行われた脅迫事件。その際に使われたテープの声と自分の声が全く一緒だった。事件に利用された子ども達、そして巻き込まれた家族達。人に振り回され崩れていく人生。そんなのってやるせなさすぎる。 新聞記者の阿久津と関係者の曽根が事件を明らかにしていくとともに、犯人の稚拙さ、巻き込まれた人々の無念が伝わってくる。 これが実際にあった、グリコ・森永事件に基づいて描かれていたことに驚いたと共に、知らなかった事件でこれから知りたいと強く感じた。

    16
    投稿日: 2026.03.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    元の事件のことは知らずに読み終えたので、最後の作者コメントを見て驚き。自分が産まれるかなり前の事件なので全然知りませんでした。 とても読み応えがあって、1日あくと細かい日付や登場人物がすぐに分からなくなる。戻りながら読んだので時間がかかったけど、本当に読んでよかった! 事件との関与が明らかになっていく中、真実が気になって、どんどん読み進められた。 2人の姉弟と1人の子供、同じようにあの事件の被害者であり関係者なのに、生きてきた道があまりにも違いすぎて切なかった。 報道の正義には正直あまり共感できなかったけど、 結果あの親子が再会できたのはよかったのかな。 犯行の動機がくだらなくて、なのに未解決事件のまま時効となってしまうまで警察を手こずらせたというのがこわいと思った。動機がくだらないところが逆にリアル。

    0
    投稿日: 2026.03.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ここまで重厚でな小説は初めて読みました。登場人物の多さに時々混乱しましたが、それが却ってリアリティーを醸し出しています。物語が進むにつれての登場人物達の心境の変化は考えさせられるものが多くありました。 俊也は母親から頼まれた探し物を世紀の未解決事件のテープレコーダーが自分の父親の遺品から出てくる。その関係性を探っていく過程では真相を知りたいと思う気持ちと血縁者が犯罪に関わっていて欲しくないという気持ちが一緒にあるように思えた。 新聞記者の阿久津は当初「事件の犯人」を見つけるために文字通り靴底をすり減らし取材に明け暮れる。しかし、いざ犯人に辿り着き動機を聞くと中身が空っぽな空虚な理由だった。 ここら辺から2人は事件の「過去」を追うのではなく、この事件がもたらした「未来」に焦点を置くようになる。 俊也は愛する家族の未来を暗いものにしないため。そして、阿久津は犯罪者の家族たちの再会のために事件を追う事に舵を切る。 最後は全ての事件が明るみになり、生島親子の再会も叶えられて何よりだった。 やはり、犯罪はその家族までも不幸にしてしまう。なので当然の事だが手を染めてはならない。

    1
    投稿日: 2026.03.20
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    ノンフィクションを読んでいるかのような現実感 ぐんぐん読み進められる疾走感 史実はあまり知らないけれど、確かにこんな風に事件によって狂わされた人がいるかもしれないと思う 犯人の1人の告白を聞いてる場面が 真実はそんなものかと思ってしまう一方、母親の告白は劇的だった

    13
    投稿日: 2026.03.18
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    グリコ・森永事件が戦後最大の未解決事件ということは知っていたが20代の自分にとって中々想像力を膨らませることができない部分が多かった。2/3くらいの読むまでは正直焦ったく感じてしまったが、後半は急に話が動き出して読む手が止まらなかった。 最後は感動的な終わり方で重かった雰囲気を払拭してくれた。

    0
    投稿日: 2026.03.07
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    どんどん読み進めてしまったし、読み応えのある作品だった。おもしろかった!と言っていいのかわからない作品だし、色々考えさせられる。わたしは事実を明らかにするだけが正義ではないよなーと思った。

    0
    投稿日: 2026.03.01
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    事件に関与させられていたと知った事をきっかけに、ストーリーが進んでいく中で犯人と記者と当事者と家族というそれぞれの立場についても、後半に進むにつれてより濃く感じた。 テープや手帳の存在理由もここで判明するのかと、作者のストーリーテクニックを感じる他なかった。 映画化して欲しい。と心から思ったら映画化されていた。

    0
    投稿日: 2026.03.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    巻末にて、 本作品はフィクションですが、モデルにした「グリコ・森永事件」の発生日時、場所、犯人グループの脅迫・挑戦状の内容、その後の事件報道について、極力史実通りに再現しました。この戦後最大の未解決事件は「子どもを巻き込んだ事件なんだ」という強い想いから、本当にこのような人生があったかもしれない、と思える作品を書きたかったからです。著者 とある。 なので、読む前にwikiなどグリコ森永事件について概要知識を得てから読んだ方が話に入りやすい。 参考文献や取材で得た情報など、wikiには載っていない詳細なことも書かれており、創作も混じえてあるだろうが、興味深く読める。 登場人物が多いのと、それぞれ特別個性的なキャラクターで書かれているわけではないため、読んでいてこの人が誰だったかなど、混乱しやすい。 この話のメインは上記の通り「子ども」であり、事件に利用された被害者でもあり、意図せずして加害者であり、後になってその事実に翻弄されてしまうというもの。 話として落ちは乏しいが、その分、この子どものような体験は現実でもどこかで起こっているものであり、自身も大して子に気にもとめずに強要する可能性もあるかもよ、などということを考えさせられる。

    16
    投稿日: 2026.02.13
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    積読崩し。今年に入って買いすぎてるのでどんどん読まないと。 かなり読み応えがあった。読むのが早い方じゃないので、登場人物が多いし、場所もよく変わるこの作品は、途中で止まって、また次の日読み始めて、「あれこれ、だれやっけ?」と前に戻って…を繰り返して読了。 テーラーで務める曽根俊也と、大日新聞記者の阿久津英士2人の視点で話が進んでいく。一方は事件の関係者として、一方は社会部が事件の特集を組むために文化部から駆り出された新聞記者として、それぞれ未解決事件の真相を手繰り寄せていく。そしてその真相に迫る時、2人は交差する。 真相究明のミステリー要素にページが割かれているが、巻末の筆者コメントからも分かるように、この作品の焦点は事件の「未来」である。俊也と阿久津が繋がり、事件の核心に迫ったあとのエピローグがこの作品の読了感をいわゆるミステリーとは少し違ったものにしてくれる。 巻末の参考文献と、著者のコメントを読むまで「グリコ・森永事件」という実在の未解決事件がモデルになっているとは知らず、この事件についても参考文献等を読んで調べてみようと思わされた。元新聞記者の方の実話ベースの小説は内容が分厚く、間違いない。

    18
    投稿日: 2026.02.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    日本を震撼させた未解決の脅迫事件に、主人公の親族が関わっているかもしれないーその疑念から物語は始まる。時効が成立した事件を追う記者の視点と、加害者の親族という立場にある主人公の視点が交錯しながら、事件の真相が少しずつ明らかになっていく展開に強く引き込まれた。 特に印象に残ったのは、大人の都合によって事件に巻き込まれてしまった子供たちの存在である。彼らには何の責任もないにもかかわらず、事件に利用され、その後の人生までも大きく狂わされてしまう描写は非常にリアルで重く感じられた。一度背負わされた「過去」は簡単には消えず、大人になっても背負い続けなければならない。私自身は体験していないが、その残酷さをリアルに感じられる物語になっている。 何が何でも真実を突き止めようとする記者と、事件とは無関係でありながら「加害者の親族」という立場に置かれた主人公。真相に近づくにつれて、二人の心情は真実を追うこと「正義感」と、それによる被害者の存在への「やるせなさ」へと対照的に変化していく。 確かに事件の加害者には責任がある。しかし、望まれずに事件に巻き込まれた親族にまで、その責任は及ぶのだろうか。現代社会では、SNSやメディアによる断片的な情報や偏見報道によって、裏事情を知らないまま一方的に「制裁」の対象とされてしまうことがある。本作に描かれる加害者の親族の立場は、まさにその象徴のように感じられた。 この物語はフィクションではあるが、主人公と同じような立場に置かれている人は、現実にも少なからず存在するはず。 『罪の声』は、事件の真相だけでなく、その影で犠牲になる人生や、正義の名の下で行われる行為の危うさについて深く考えさせられる作品だった。

    1
    投稿日: 2026.02.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    途中までは登場人物の関係性を整理しきれず、やや混乱しながら読み進めていたが、新聞記者が「し乃」の板前にたどり着いたあたりから、一気に物語に引き込まれた。 ただ、その板前の語りはあまりにも饒舌で、思わず「喋りすぎでは……」と感じてしまうほど。 テーラーの俊也の事を考え、その場面では鼓動が早くなった。 後半、次々と謎が明らかになっていく展開は圧巻で、ページをめくる手が止まらなかった。 重く苦しい物語ではあるが、最後に親子が再会できたことで、わずかながら救いを感じることができた。

    0
    投稿日: 2026.01.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    森永・グリコ事件をモチーフにしたフィクション。史実を知っていればもっと楽しめたかなと思う。被害者を救えるのは真実を明らかにすることという新聞記者の大義が腑に落ちなかった。阿久津の正義感にイライラした。やはりそっとして挙げて欲しい。

    0
    投稿日: 2026.01.20
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    この人の本はどれも熱量がすごい。 期待どおりの傑作。 片手間で読める本ではないけど、物語を読む楽しみを十分に味わえる

    1
    投稿日: 2026.01.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【環境】がいかに人生に影響を与えるか… 大人のエゴに振り回されて、その先には富と貧で二極化。自分の日常と当たり前とは何か考えさせられた1冊 ソフィーの【fossil】が訳されていなかったところがお気に入りpoint!!

    1
    投稿日: 2026.01.16
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    臨場感、リアリティ感が強すぎて、読んでて力が入った。何となく、現代社会に対する警鐘も感じ取れた一冊。

    0
    投稿日: 2026.01.15
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    1980年代、世の中を震撼させた「ギン萬事件」に、事件関係者と記者が迫る、お話(?)。 グリコ・森永事件をモチーフに、事件に関係した子どもたちの「声」と事件の真相を双方の立場から明らかにし、「真実」が明らかになる。なかなかに凄まじい作品であった。 事件関係者としての立場、記者としての立場、海外にまで話は展開していたところ、スケール大きく、濃厚であったなぁ。 映画にもなっているとことで、こちらもみてみようと思いました。

    0
    投稿日: 2026.01.11
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    真実を暴くことは正義なのでしょうか。 終盤にかけて点が線になる感じがよかった。 実際の事件は未解決ですが、実はこの小説に近いのかもしれない。 となると、犯行の動機はかなり空虚なものだが。 読み応えがあった。

    2
    投稿日: 2026.01.10
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    重厚。 実際の事件をモチーフにして、そこに人間味のあるテーマを添えて再編。犯人たちの動機が軽薄なのも、このテーマを際立たせるのには重要。 実際の事件のことはよく知らないので、知っていると胸熱だったのか。立場の違う二人の人間が物語を進めていくが、途中二人の立場は全く違うものに気づく瞬間が覚める。 二人分のストーリーと複数の犯人、もう誰が誰だかわからなくなって大変。時系列も複雑。分厚いし、気軽に再読や人に勧めるのは難しい。

    2
    投稿日: 2026.01.08
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    とても面白かった。 グリコ森永事件を扱ったフィクションでありましたが、 ある程度リアルが入っている内容だと感じましたが、 どうなんでしょうね。 でもとても入り込めてよかったです。 最後はしっかりすべてを終わらせる内容にするために 激しかったですが、それでもよかったと思います。 ただ、この作者は読むスピードが上がらないので、 少し苦手なんですよね。年末に一気に読み終えることが できてよかった。

    1
    投稿日: 2026.01.05
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    きっかけはラジオの声で、2人の男がそれぞれ違う方面から謎を調べて、ようやくふたりが出会ってからのスピード感がたまらなく良かった。 正直に言えば事件自体は色々ややこしくて、理解はしたが納得は出来なかった。 真相もあっけなく、謎がわかって良かったという気持ちにはならなかったが、その後の事件関係者の今に心が震えた。 ようやく解き放たれて、前に進んで欲しいなと強く思った。

    6
    投稿日: 2025.12.27
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    戦後最大の未解決事件『グリコ森永事件』を題材にしたフィクション。 正直、私にはほとんどこの事件は記憶はないし、詳細もよくわからなかった。 昭和を振り返る番組で目にしたくらい。 本書では、事件の内容や流れなど極力史実通りに再現され、その中で子どもがかかわったことからその子どもに重きを置いたお話になっている。 事件に子どもが関わっていたことも驚くが、その子どもにスポットをあてたところが、なかなかおもしろかった。 ただ、中盤まではなかなか進まず… 終盤からはようやくテンポ良く読み進めた。 記者の阿久津も、事件に関わってきた曽根俊也もなかなか魅力的な人物でよかった。 ★3.5

    52
    投稿日: 2025.12.27
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    最初はミステリ物と思ってました。実際に起きた事件(グリコ.森永事件)を題材に作られた作品でした。実を言うと私自身あれだけの大事件なのに余り覚えてません。最近になってTV番組で放送されるので多少興味を持ちました。実際まだ犯人はわからずじまいです。最後はある意味被害者達の心情が描かれてました。本人は何も悪くないのに。この作者の他の作品も読みたくなりました。

    1
    投稿日: 2025.12.09
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    昭和最大の未解決事件を題材にした作品を読了。 史実に寄り添った描写が多く、リアリティの迫力に圧倒されました。 「もし幼い自分が事件に関わっていたら…」という想像だけで背筋が凍る。 分厚い一冊でしたが、最後まで夢中で読み切り大満足。 特に新聞記者の阿久津が、最初は嫌々ながら取材を始めたものの、次第に目的意識を持ち行動する姿が印象的。 特ダネを追うだけではなく、事件の真実を知ることの意味を問いかけてくれる点が心に残りました。 読後も余韻が長く続き、事件と人間の関わりについて深く考えさせられる作品でした。

    24
    投稿日: 2025.12.05
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    京都でテーラーを営む曽根俊也は、ある日父の遺品の中からカセットテープと黒革のノートを見つける。ノートには英文に混じって製菓メーカーの「ギンガ」と「萬堂」の文字。テープを再生すると、自分の幼いころの声が聞こえてくる。それは、31年前に発生して未解決のままの「ギン萬事件」で恐喝に使われた録音テープの音声とまったく同じものだった―。1984〜85年に起こった昭和史に残る、グリコ森永事件を題材にした作品。 舞台は関西を中心に展開される。 新聞記者がグリコ森永事件を取材する話と、自身が加害者の息子である人物の視点から話が進んでいく。もともと身代金より株で儲けるつもりだったという話は、なかなかおもしろかった。

    1
    投稿日: 2025.11.27
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    私には少し難度高めだった グリコ森永事件を題材にしたフィクションなので少し堅く重めなストーリー エンタメ性よりドキュメンタリー性が高い作品 もしかしたら加害者家族や親族にも巻き込まれ散り散りになるような悲惨な人生があったかもしれない、犯人個人の思想や復讐に巻き込まれた家族まで人生をめちゃくちゃにされるほどの罪が果たしてあるのだろうかと思わせる作品でもあり面白かった 事件が未解決で裁かれないからこそ周りも一生許されない交われないような辛さがあるのかも

    0
    投稿日: 2025.11.16
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    あの「グリコ・森永」事件をベースにした物です。どこまで真実なのか?どこまでフィクションなのか?読んでいてこれはと思わせることが沢山ありますね。よくここまで書けたなと。読んでいて、どっぷりハマってしまいました。非常に興味深く読める小説ですよ。

    0
    投稿日: 2025.11.06
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    グリコ森永事件をなぞりながら、起こり得たかもしれない事件の真相に迫る物語 登場人物が非常に多いのと、新情報を色々整理するのがちょっと大変だったけどラストの読み応えが圧倒的 卑劣な犯罪者に狂わされた人々の大河物語という感じで、胸にずしんとくるものがあった

    0
    投稿日: 2025.11.06
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    第14回本屋大賞第3位 第7回山田風太郎賞 第40回週刊文春ミステリーベスト10第1位 登場人物やエピソードが多いのでaudibleに向かなかった。話が頭に入ってこなくて何度も戻って結局メモして整理できたので、なんだか物語を追って終わって疲れた。 物語はグリコ森永事件をベースにしたフィクションで、実際の事件を調べたらかなり小説が忠実に時系列を追っているのだとわかって驚いた。 エピソードが細かくてもっと少なくていいように思っていたけど、だからこのボリュームになったのかと納得。 事件記者の阿久津が、次第に被害者や事件によって人生を狂わされた人々の気持ちに寄り添っていくところが良かった。

    39
    投稿日: 2025.11.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小栗旬さんと星野源さんが演じる映画を観て、原作も読みたいと思い購入しました。 映画より分かりにくかった部分が細かく描写されており楽しめました。結構映画では削られてたんですね…。映画同様に好きなシーンは、やはり生島家族で亡くなった姉の声を聞くシーンでした。"声"により波乱の生活を送る様になった一家。罪の象徴でもある様に扱われていた声ではありますが、最後にはその声で失われた家族の時間を補う存在となった事に深い感動を感じました。 阿久津と俊也がバディとなる部分は映画と違い最終盤。そして曽根達雄との対峙もまた中盤という展開。この部分に関しては映画も原作もどちらも良いですね。 面白かったです。

    3
    投稿日: 2025.11.05
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    途中、登場人物が多くてあたまがごちゃごちゃしてきたけれど、後半でスルスルまとまってきて、面白かった。後味も、あたたかいものが残る終わり方。

    0
    投稿日: 2025.10.20
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    終盤、俊也と阿久津が聡一郎に会うあたりからは胸が締め付けられるような感じでした。読み終わって何だか少し疲れました。 自分勝手で虚しくなるような犯行理由。多くの子どもを危険にさらした事件が、裏側でも子どもの人生を大きく狂わせてしまっていた。大人の勝手な行動で。 犯人探しだけではなく未来に繫ぐ、報道の役割についても考えさせられました。

    67
    投稿日: 2025.10.16
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     阿久津と俊也が出会って話がリンクし始めたところから、話が深まっていきました。事件の凄惨さや運命が変わってしまった家族の悲惨さが、犯罪の動機のくだらなさのせいだと思うと、人の本質の嫌な一面を突きつけられた感じがしました。  でも、阿久津と俊也がただただ記事のためとか、好奇心のためとかではなく、巻き込まれた家族、運命が変わってしまった親子のために真実を知ろうと前に進む姿とラストシーンは泣けてきました。

    1
    投稿日: 2025.10.14
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    久しぶりに大きな世界観の犯罪小説を読んだ。登場人物も多く、話の展開も上下左右に大きく舵がきられて、輪郭も理解できないまま、とにかく読み進めた。実際の脅迫事件にヒントを得たというこの小説。脅迫電話の声の主と、新聞記者が、別々に事件を追っていき、やがてお互いが交わり、事件の真相に辿り着く物語だ。事件関係者のその後を追い、ほとんどの人たちが非業の死を遂げたり、不幸な人生を歩んでいる。過去を未来へと繋げる希望を手繰り寄せようとする二人の執念は感動的だった。

    1
    投稿日: 2025.10.12
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    何も知らずに子供達が巻き込まれて その後の人生が変わっていく 最後読んでいて泣きそうになった 未解決事件が元になっているとはいえ 全てが本当のような気がしてくる 阿久津と俊也が会った時 やっと来た! 何か嬉しかった笑

    9
    投稿日: 2025.10.06
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    2016年第7回山田風太郎賞受賞、同年「週刊文春」ミステリーベスト10 国内部門第1位、2017年本屋大賞3位、2020年には小栗旬×星野源で映画化される。現在NetflixとU-NEXTで配信中、昨夜は1章とエピローグを残してU-NEXTで映画鑑賞。そのあと残りの91ページを読み終えたてレビューをする。 罪の声とは35年前、企業事件の揺動に関わった子供たちの声のこと、テープの存在を偶然知った当時の加害者でもあり、被害者の曽根俊也が過去の事件を追う記者とその全貌をあばくお話。事件に関わった3人の子供のそれぞれの人生はやり直せないが、ラストには前向きに生きる希望を与えてくれる。イヤミスではない読後感。

    7
    投稿日: 2025.10.03
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    引き出しの中にあった、幼少期の可愛い声のテープ。実はその声が、未解決事件に使用された脅迫状で、、、。一つの真実を知るために、新聞記者が真相に迫る。 本書を読んで、新聞記者は世の中に必要だなと思った。本当の真実によって、救われる命があるのだと実感。 一方で、文春や暴露系インフルエンサーはどうだろうか。エンタメによって消費されてしまった人物の後先の人生など考えていないのだろうか。その点が新聞記者との違いであり、改めて記者に魅力を感じた。

    3
    投稿日: 2025.10.02
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    映画DVDが検索できないので、書籍を登録。 WOWOWかなんかで放送してたので録画して見ました。 面白かったですよ。 登場人物が多いので、混乱するところありましたが。

    11
    投稿日: 2025.09.30
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     思わず、グリコ事件の真相ってこうだったの⁈と思ってしまうほどの考察力。こう考えることもできるか、当時の警察はどう筋立てしてだんだろう?と考えながら、構成は面白いと思った。

    2
    投稿日: 2025.09.29
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    現実の未解決事件をベースにした、事件ルポのような作品。どこまでが事実で、どこからが作者の創作か、が気になったこともあり、ミステリーとして読むのが難しかった。ほんとにこうなんじゃないの?と思わせる文章の巧みさに感心しました。

    18
    投稿日: 2025.09.26
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    本としては犯人も動機もわかり、最後もある意味スッキリした終わりではあったが、現実で起こっていてしかも未解決なところが不気味でしかない。

    1
    投稿日: 2025.09.20
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    昔の事件からの作品。 とにかく、子供達がかわいそう。何も分からずにしたことが大変なことだったと気づき、勝手に背負わされ、そして背負って生きていかないといけないなんて。 本当の事件もこんな感じだったのかなぁ?と考えてしまう作品でした。

    15
    投稿日: 2025.09.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    阿久津と曽根、2人の男性が、それぞれの立場からひとつの重大事件を追う。 裁くためではなく、知るため。そして最終的には、未来へと繋ぐため。 実際の「グリコ森永事件」をモチーフにされており、犯行経過はほぼ同じのよう。 視点が入れ替わり、複数の犯人を扱うために登場人物が非常に多く、読み進めていく中でやや混乱しました。 事件のことを知りたくて読んだので、細かに流れていく事件経過で丁寧にインプットできたのは良かった点。一方で、完全フィクションである犯行動機の部分は、フィクションだからこそもっとのめり込みたかったな、とも感じた。

    1
    投稿日: 2025.09.01
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    300頁以上を真相を求める2人にフォーカスし、使い捨てのように現れる人物にこちらまで疲弊してくる。頁をめくる指が面倒くさがっている。辛抱強さが求められた。しかし、2人が出会ってからが面白い。立場は違うが、目的は真相解明。 気に入った箇所 相棒がどんどん扉を開いて前へ進む 自分は運命の列車に乗り導かれているだけ

    2
    投稿日: 2025.08.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「ギン萬事件」ー製菓会社の社長誘拐・毒入り菓子ばら撒きという社会的な大事件。 事件の関係者の可能性があるテイラーの曽根と、事件を追うことになったジャーナリストの阿久津が、真相解明のために奔走するというお話。 正直、作中の株関連の話は自分が疎すぎてあまりよく理解できなかったものの、少しずつ事件の真相に近づいていく過程が面白く、後半は一気に読んでしまった。 実際の事件が元になっているということもあってか、内容がとても濃密。 そして、「ギン萬事件」によって生島家の子ども二人の人生がぶち壊されたという切ない結末。 自分の声を使われたという同じ立場なのに、人生をぶち壊された生島家の二人と、何不自由ない人生を送ってこれた曽根の対比が哀しかった。 犯人にとっては復讐のため、自身の正義のために生まれた事件だけど、巻き込まれた周囲の人間への影響を考えると何が正義なのか、と考えてしまった。

    1
    投稿日: 2025.08.15
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    凄く良かったです。 長編ではありますが、グリコ森永事件を元に 記者と事件に関わってしまった子供達の生きざまや苦悩が伝わってきて、めちゃくちゃ心にひびきました。塩田さんは記者だったのか、記者目線もリアルで素晴らしかったです。

    0
    投稿日: 2025.08.11
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    話があちらこちらに飛び、登場人物も多く、何よりなかなか展開しないので読み進めることがつらかった。途中で止めようと思ったが負けた気がして最後まで読んだ。読むのが大変だった記憶が強い。

    1
    投稿日: 2025.08.04
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     グリコ・森永事件を題材にしたフィクション…ようやく読むことができました。  京都でテーラーを営む曽根俊也が、母の部屋から偶然古いカセットテープを見つけたことがことの発端…再生してみると、自身の子供の時の声が録音されていた。よく聴いてみると、それはかつて“ギン萬事件”で犯人が使用した音声と同じものだった。また、大日新聞の記者である阿久津英士も、かつての未解決事件を取材することになり…。  そうそう、“どくいり きけん たべたら しぬで”とか、当時ちょっと流行ったなぁ…。お菓子がフィルムで包装されて売られるようになったのもこの時期だった。ジュースの自販で、当たりを引いてもう一本もらえたのに、怖くて飲めなかったなぁ…とか、思い出しました。  ストーリーの方は、どこまでが真実で、どこがフィクションなのか??そして、事件に関わる人が私にはあまりにも多く感じて…読むのが大変でした!もっと、わかりやすいものだったらよかったのになぁ…映画ならもっとわかりやすいんだろうか??とはいえ、超大作でした。

    80
    投稿日: 2025.07.28
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    親族が犯罪に加担していたという共通点がある2人の対比が辛い、総一郎の未来がどうか明るいものであって欲しい。

    0
    投稿日: 2025.07.27
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    映画を先に観てたからかストーリーはスッと入ってきた。脳内には役者の顔。小説の方を先に読んでいたらストーリーの理解はまた違ったものになるのかなと気になるがもう困難。これが本当の事件をもじったということは小説の途中まで知らなかった。たまたまこの本の題名を検索してみると出てきた。親に聞くと日本のニュースで多く取り上げられたやつだと。加害者と被害者、どちらに焦点を当てるかによって見方が変わる。記者の熱心さに心を打たれた。

    9
    投稿日: 2025.07.21
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    新聞記者阿久津英士とテーラー曽根の店主曽根俊也がギン萬事件について調べていく過程で次第にギン萬事件の真相が明らかになっていくのだが、語りべが替わるのがわかりづらいと思うことはあった。でも、グリコ•森永事件をモチーフにしたこの小説はこの実在の未解決事件をかなり忠実に再現しながらフィクションに仕上げた傑作だと思う。

    0
    投稿日: 2025.07.14
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    作家の創造力って素晴らしい。未解決事件を題材に謎の部分を膨らませて一流のミステリーに仕立てるワザには脱帽。 脅迫電話のテープの子供の声から始まるストーリー。 実際の事件の真相は闇のままだが、説得力のある展開。息をつかせぬクライマックスまで、実に良く出来た物語。

    0
    投稿日: 2025.07.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分の声が未解決の脅迫事件に使われていた 身内が犯罪に関わっていたのか?真相を知るために犯人の痕跡を追う 同時に特番のために未解決事件を再調査する記者も犯人の痕跡を追う 追われる恐怖を体感した俊也が真相を追うことを諦めるシーンが印象的だった 生島一家を襲った悲劇とそれを知った阿久津さんの反応、聡一朗と千代子の再会は胸にくるものがある そして俊也さんの音声を録音した人物が意外で... 事件を起こした動機は薄っぺらいものだったし、子供の声を使った動機もなんだかね... 俊也に判断を委ねるやり方は狡いと思った

    0
    投稿日: 2025.06.25
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    当時小学生だった私も強く記憶に残る事件の 小説化 小説としてフィクションだとしても 子供の声、その子供はいつかはその重大性に気がつくだろう、その時どうするのか その後どう生きるのか? 小説として登場人物たちは落とし所を見つけた と、小説だからそうしかならないだろうけれど 実際の事件の子供はどうだろう? どうしているんだろう?知らないままだろうか? 未解決の事件は多いけれど、お菓子が標的になった事件、お菓子を食べたい年頃だった自分や その保護者だった親の不安など考えさせられる

    0
    投稿日: 2025.06.22
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    映画でみた気がします。ある日発見した録音テープ。過去の事件に子供だった自分かわ関わっているのでは?事件に関わりながら違う人生を歩んだ2人の人生。切り裂かれた親子…。子供を事件に巻き込むことが信じられなく感じる。読み応えのある1冊。

    5
    投稿日: 2025.06.21
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    苦しいけど、読んでよかった 生まれる前の話だから、グリコ・森永事件のことは全く知らず、最初は参考にした事件があったことも知らずに読んだ 登場人物も多くて、内容も複雑、読み進めるのがかなりきつかった。それでも、少しずつ交わっていく糸と、見えてくる全体図に、読みきるしかないと思った。終始それぞれの心情が辛いものが多く、読んでいるなかで苦しいことも多かったが、本当に最後まで読んでよかった 誰にでも人生はあって、歩んできた道がある。

    2
    投稿日: 2025.06.14
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    未解決事件を追うにつれて、テープに声を吹き込んだ二人の子供の、その後の人生が明らかになり、大きな対比があることが描かれている。 この事実が、この物語の本質なのかなと思いました。

    1
    投稿日: 2025.06.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    実在の事件をもとにしたフィクション。三十年前の事件の真実にたどり着くなんて、やっぱりあり得ないけど、ぐいぐい引き込まれた。

    1
    投稿日: 2025.06.13
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    違う人物の視点から事件を追い最後にピタッと合わせる感じのこの作者の特徴なんですかね。非常に面白い物語で引き込まれました。 事件と関わった子どもにくっきりと明と暗が分かれている。 親の生き方で子どもの運命がここまで変わる。でも、親子の愛は同じ。 せっかくなら明るい未来にするように親は生きないといけない。

    10
    投稿日: 2025.05.19
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    森永グリコ事件にもとづくお話ということで手に取ったが、描き方が難しく挫折しそうだった。後半ようやく進み始めたが、なんとか読み終える。もう一回あの事件を調べてみよう

    2
    投稿日: 2025.05.10
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    実家を片付けていると、見知らぬカセットテープを発見。それは30年前の未解決事件に使われた脅迫音声だった。 そしてふと気づく、、これは幼い頃の自分の声だ。。 導入の引きつけ方がハンパない。これは絶対面白い小説だとハードルを上げてスタートするが、最後まで面白く駆け抜ける。 「最後は読者の想像にまかせます」的なミステリー小説が多いが、本書は、伏線を全て回収して、必要な説明は全部尽くすという紳士的な姿勢。喉越しもよくて後に引かないスッキリした最後でした。個人的には少し物足りなさも感じましたが、、

    2
    投稿日: 2025.04.30
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    重厚感があった作品。 映画を先に観てしまい、 内容は、ある程度覚えていたが、 面白かった。 原作のある映画は、先に観たら、 ダメと新ためて思う。

    1
    投稿日: 2025.04.25
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    モチーフとした事件が未解決で犯人は捕まっていないので、この小説には終始違和感を感じてしまった。リアリティ溢れる描写が少々クド目に書いてあるけど、でも作り話だしな、みたいな。既に解決済みの事件をモチーフにしていたら、こちらが知り得なかった情報や人物の掘り下げに感嘆、感動していたかもしれない。

    4
    投稿日: 2025.04.11
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    菊池雄星オススメ本なので読んでみた グリコ森永事件が題材の作品なので リアリティーがある あの時代の闇深さに執念深さ驚愕した 両親と安全に暮らせるという幸せさが 如何に貴重なのかつくづく感じた すぐに配信の映画と事件のまとめ動画を鑑賞

    1
    投稿日: 2025.04.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    グリコ森永事件の頃は子供だったので詳細な内容は知らなかった。 どこまでこの本がフィクションなのか…と読み終わった後はなんとなく、なんていうのかな?虚無感みたいな。 自分の家族は加害者なのか?と自分の声が犯罪に使われていたであろう証拠をみつけた主人公と、 昔の事件を再度追うことになった記者、この2人の視点で物語がすすみやがて交錯する。 阿久津がどんどん真相に近づいていくにつれて、なんとなく俊也よりになってもうそれ以上暴かないでくれ…と思ってしまう自分がいた。 記者って…なぁ…全て暴くのが善なのか? あとし乃の板長!! お前は口が軽すぎる… 利用された子供の正反対の人生 まさかの母も関わっていた事件 そしてその事件のきっかけになった過去の冤罪や とばっちり どこまで本当の事件に近づいてるんだろう? 中盤少し読むスピード落ちちゃいましたが後半、あーそうなんだ、え、そうなの? え、お前もかい…と、真実が明らかになるにつれてあっという間の終幕だった。 そしてノンフィクションを感じさせる小説だった

    1
    投稿日: 2025.04.06
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    『存在のすべてを』に続いて、塩田さん二作目。 グリコ森永事件の記憶はうっすらとしかない。 日航機墜落事故で元同級生が亡くなったことは鮮明に覚えているけど。 この小説の切り口は絶妙だ。犯罪で使われた子どもの声で吹き込まれたカセットテープ。その子が大人になり、自分の声だと気づくところから物語が始まる。 時効が成立しているのに、この事件を追いかけるの文化部の新聞記者。社会部でない文化部の。昭和的な犯人探しをする刑事のような聞き込みが功を奏していく。明るみになっていく事件の真相とテープに吹き込んだ子ども達のその後。 罪もない子達が背負う「罪の声」 最後、仄かなあかりがあるが、十字架は重く辛い。 「俺らの仕事は素因数分解のようなもんや。何ぼしんどうても、正面にある不幸や悲しみから目を逸さんと『なぜ』という想いで割り続けなあかん。素数になるまで割り続けるのは並大抵なことやないけど、諦めたらあかん。その素数こそ事件の本質であり、人間が求める真実や」

    104
    投稿日: 2025.04.03
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    おもろでした。。。!!! 二つの視点から、未解決事件について迫っていく。 実際にあった、昭和の未解決事件「グリコ・森永事件」をモチーフとしたフィクションらしい。 ノンフィクションかと思うくらいのディテール。読み終わった後に事件についてググってみましたが、こりゃすごいなと。読み応えがありました。 序盤中盤、スピード感は落ちますが、終盤の畳み掛けで読後感は良かったです。

    5
    投稿日: 2025.03.28
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    実際の未解決事件を題材にした長編作品。序盤〜中盤は話の土台作りが続き、展開が進まずとてもつまらなかったが、終盤は事件の真相が見えてきてスラスラ読めた。結末としてはとても良かったと思う。

    13
    投稿日: 2025.03.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読み応えのある物語でした。 実在の事件の方はほとんど知らないのですが、犯行に子どもの声が使われていたのはショッキングです。あの時の子どもが、という視点はとても重く、心苦しいものがありました。恐怖に陥れた事件の動機のしょうもなさとか、関係者たちのやりきれない気持ちとか、子供たちのその後の人生とか、辛いものがありました。聡一郎と母親が再会できたのは良かったです。

    3
    投稿日: 2025.03.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    グリコ森永事件を下敷きにした作品。 虚構と現実が上手い具合に混ざり合い、どこまでがノンフィクションなのかと思わせてくれる出来。 (これから読む人の中で、登場人物が多い作品は難しいと感じている方は、登場人物の相関図をメモしながら読んでみてもいいかもしれません。) あれだけの大事件に子どもを含め巻き込まれた人がいる。そうだったのかと知った。 そしてそんな事をやった犯人は誰なのか、どうしてそんな事をしでかしたのか。ページを捲る手が止まらなかった。 達雄が告白するあたりでちょっと失速気味かな、ここまで面白かったのになと残念に思っていた。 しかし、読み進めると、その告白を聞いた阿久津も虚しさに囚われている。 なるほど、著者はその思いを読み手にも味あわせてくれたのかと、その力を素晴らしいと感じた。 そして母親が録音を告白したあたりからは早く読み進みたい思いと、じっくり読みたい思いと綯い交ぜになってすごくいい物を読んだなと。 もしかして本当にこんな事が裏側にあって、著者はどこかでそれを知ったんじゃないの?と思わされる程に良くできた作品でした。

    2
    投稿日: 2025.03.07
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    2026.7.8 西島秀俊×広瀬すず×監督:瀬々敬久 ミステリー超大作 映画『存在のすべてを』 特報映像公開 追加キャストに仲村トオル、斎藤工ら 2025.3.2 J:テレ ドラマ 「週刊文春」ミステリーベスト10 2016年 国内部門第1位 第7回 山田風太郎賞受賞作 第14回 本屋大賞 第3位 第44回日本アカデミー賞12冠 映画原作 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 昭和最大の未解決事件の〈真相〉に挑む。 「これは、自分の声だ」 京都でテーラーを営む曽根俊也。自宅で見つけた古いカセットテープを再生すると、幼いころの自分の声が。それはかつて、日本を震撼させた脅迫事件に使われた男児の声と、まったく同じものだった。一方、大日新聞の記者、阿久津英士も、この未解決事件を追い始め--。 圧倒的リアリティで衝撃の「真実」を捉えた傑作。

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    投稿日: 2025.03.02