
総合評価
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powered by ブクログ女の子のお話。当たり前に、順調に進んでいた毎日が、ちょっとしたことでつまずいて崩れていきます。「友だち」と「友だちっぽい」もの。「恋」と「恋のようなもの」。そして家族。思い出の中に未来を求めようとしても思い出は過去のもの。未来がほしければ、本音と努力が必要。せつない。酸っぱくって苦しいけれど、暖かい気持ちになりました。また時間を置いてもう一度読みたいなと思わせられる一冊です。
0投稿日: 2020.05.07
powered by ブクログ律子は泣き出しそうになるのを懸命にこらえながら、なんて必死だったんだろうと思った。そして、その小さな子供たちを愛おしいと思った。
0投稿日: 2015.03.16
powered by ブクログすごい、ものすごいチクチクする物語だった。 あなたと友達じゃない。 これは本性じゃなくて偽りだよ キミに優しくしてたのはあいつがそれを不快に思うから いなくなって清々した 好き、嫌い、友達、恋愛、幼馴染、離婚、引越し、再会、あの頃、そして今。 意地悪いなと思うけどこれが現実にちかいのかな。綺麗事なんだろうね。思い出は美化され、過大される。いろんな意味でも。 ふらふらとしてる律子は一般の女の子像にとても近い。完璧なタクミと、美しく優しいケイ。律子に優しくしてたのはタクミが悔しがるからだよ、とケイに言われる。恐ろしい。 子役上がりのクラスメイトヒロミに律子のこと友達だなんて思ったことないし、律子だってそうでしょ。律子はわたしのファンなだけ、とか 受験生。15歳。あの頃のわたし。ぐらんぐらんな時期。ラストのヒロミとの友達になろうで締めてくれてすごく救われた。よかった、良かった。 すごいリアルな15歳の物語
0投稿日: 2014.12.25
powered by ブクログ感動 律子成長したなと思った 自分の感情に名前を付けるのってすごく難しいなと思った 律子と浩美がずっと仲良くしていられるといいなと思う
0投稿日: 2014.12.09
powered by ブクログ思春期の子供達の素直になれないもどかしさ。 私にはもう無い不器用さ。 登場人物みんながじれったいけど、そんな経験をいっぱいして大人になっていくんだな…と思いました。
0投稿日: 2014.05.27
powered by ブクログ読み始めて、ティーン向けの恋愛小説かと思ったら、いい感じに騙された。14くらいの「ふつう」女子にお勧め。 腐な人には、まったく通じない種類^^;)))かな? 友達、恋人。 私たちの中には言葉が先に入ってくる。 そしてたいてい言葉があることで満足して、満たされたつもりになって日々を過ごしていく。 やがてある時、言葉と実質の違いに気づき始めて戸惑うんだ。 いろんな感情の一つ一つと、いやでも向き合わなくちゃいけない時が来る。(それに気づかないまま大人になる人も多いよな) ああ、思春期!!!
0投稿日: 2014.01.16
powered by ブクログ小さいころ、やさしかった圭。だから律子は圭が好きだった。 琢己と圭と3人でなかよくいられることに安心した。 その裏側には律子の不安定な気持ちや圭と琢己のずるさがあった。 いま中3の律子は、気が付かないでいたことを知っていき、立ち上がる。 はじめはたんたんと進んでいくのだけれど そのうち引き込まれていく。 その上り具合がとても心地よかった。 繊細で壊れやすい心を 後ずさりしたくなるほど細やかに描いている。
2投稿日: 2013.05.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
薄い膜を張った内側は安全だけど、本当の事はわからないよね。怖くても動かなきゃいけないこと、知ろうとしなければいけないこと。 律の事なかれ主義が自分とちょっと似ていた。みんなそれぞれの思いを抱えながらいる。ヤングアダルトだと気を緩めていたけれど、いろいろ考えさせられてしまった。
0投稿日: 2013.05.02
powered by ブクログあの頃、3人は兄弟姉妹のようにいつも一緒だった。それは運命のトライアングルだと思っていた-。誰もがうらやむような完璧な彼氏、幼なじみの琢己とつきあっている律子。ある時、小学生の頃に引っ越していってしまったもう一人の幼なじみ、圭と会えることになり、律子はうれしくてたまらない。また、あの頃のような3人に、しっかりした琢己とやさしい圭と一緒に遊べたら、そう思っていたけれど・・・。ほろ苦い恋と友情の物語。
0投稿日: 2013.02.12
powered by ブクログ主人公は見えていなかったもの、見えていても今の関係を壊したくなくて見て見ぬふりをしていたもの(人間関係)にぶつかっていく。 彼女なりの成長がよかった。 本当の友だちがいないと悩んでいる人はたくさんいると思う。 主人公が親友と思いたい子に、他に親友がいるというシュチュエーションには、私にも同じような思い出があり、共感できた。
0投稿日: 2012.11.26
powered by ブクログ同じマンションに住んでいた琢巳、律子、恵の幼馴染み3人。両親の離婚で恵が引っ越していって数年後、高校1年の琢巳と中学3年になった律子は親公認で交際を始める。しかし、琢巳が通う高校の定時制に恵がいた。律子は恵との再会を喜ぶが。 「幼馴染み」という関係性に甘え、周囲と自分の思いを見ようとしない律子にイライラした。しかし、本当のことに気付いてしまったときの律子の気持ちの変化に成長が見てとれた。 とりあえずの結末に納得いかない読者もいそうだが、長い目で見たらこれでいいという大人目線の自分に気付いた作品。
0投稿日: 2012.11.12
powered by ブクログ重いテーマではないけれど、恋愛や友情は中学生にとってはいちばん大事な問題。分かる分かると思いながら読みました。 いちばんの親友と思ってる友だちが、自分のことはいちばんとは思ってくれていないっていうのは結構へこむよなーとか。
0投稿日: 2012.11.03
powered by ブクログ幼馴染みの高校生3人の再会と恋と友情を描いた長編ですが、甘くない、切なくない、ちょっと変化球な青春小説でした。友達を作ることに努力したり、相手に合わせて生きることに無縁な私には苦い後味の小説でした。
0投稿日: 2012.11.01
powered by ブクログ主人公が思っていた幼いころのいい思い出がどんどんくずれていくのがさびしかったです。等身大の中高生で、読者によっては身近に感じることができるかもしれませんが、勇気を得るといった終わり方にはなっていないように感じました。草野さんの作品ということで期待過多だったのかもしれませんが…
0投稿日: 2012.10.30
powered by ブクログトライアングルじゃないのに、トライアングルに見えちゃってることって、私にもいっぱいあるはず。トライアングルじゃないって気づいたとき、さみしくもあるけれど、それは今までと違った見方が出来たってことで喜んでいいことかもしれない。
0投稿日: 2012.10.12
powered by ブクログ中学生の女子を中心にした話。幼馴染という関係から恋人に・・・。うれしいはずなのに、心にはぼんやりとした何かがある。自分でも分からないけれど、しっくりこない何かって経験あります。周りから言われることと自分自身の本来の姿ってやっぱり違う…。そう気づいたときにどう動くか。そんなことがストーリーの中にたくさん出てくる。主人公にやきもきしながらも応援している自分がいました。
0投稿日: 2012.10.12
powered by ブクログ女の子のお話です。 当たり前に、順調に進んでいた毎日が、ちょっとしたことでつまずいて崩れていきます。 「友だち」と「友だちっぽい」もの。 「恋」と「恋のようなもの」。そして家族。 思い出の中に未来を求めようとしても思い出は過去のもの。 未来がほしければ、本音と努力が必要。 せつないですね。 酸っぱくって苦しいけれど、暖かい気持ちになりました。
0投稿日: 2012.09.26
