
総合評価
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powered by ブクログ11/10-11ソフィが引っ込み思案なのか勝ち気なのか不思議。童話の長女は失敗するを逆手に取ってるのがおもしろい。ハウルの魅力はいまいち伝わんないけど、ソフィのために風呂キャン?(笑)してきたとこはキュンとした。
0投稿日: 2025.11.12
powered by ブクログ前半の流れはだいぶジブリの内容と一緒だが、後半は全く違う。 そして確かに話がより「おとぎ話」感があるので、大衆向けにするならジブリの改変もまあ納得。 個人的にはハウルとソフィーの恋模様がいくら読み返しても味がするのでいつまでも反芻している。 もう一回読もうかな。
0投稿日: 2025.10.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画と異なる部分もかなり多くて面白かった。2巻もハウルとソフィに焦点を当てて欲しかったけど違うのか、、
0投稿日: 2025.10.23
powered by ブクログ映画を見ていたから、ある程度の話が分かった上で読んだけど、映像で見るのと本で見るのはやっぱり細かさが違うと感じた どう言った感情なのかとか、行動なのかとか、明確に書かれているから、映画を見たら見え方が変わると感じた
0投稿日: 2025.10.10
powered by ブクログ読み切るのに1年近くかかった また時間が経ったら最初から読みたいかも 終盤まで恋愛要素ほとんど感じなかったのに急に恋仲になって面食らった
0投稿日: 2025.10.09
powered by ブクログハウルのどうしようもないけど憎めない感じ、ソフィーの図々しさと後ろ向きなところ、マイケルの好きな女の子への思いなど、登場するキャラクターが活き活きしていて楽しい。 終盤でハウルやカルシファーが本当は全て分かって対応していたことが明らかになって、相手への不器用な思いやりが微笑ましかった。 ハウルの出身地など驚く事実もあり、映画と本は別ものとは分かっているけれど読後に本の設定を思い浮かべながらまた映画を見ようかなと思った。
0投稿日: 2025.08.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ソフィーって三姉妹だったんだ。映画の方がソフィーとハウルが親しい関係になるまでの描写が丁寧だったかも。ハウルが現代イギリス出身なの笑っちゃう。 ハウルはヒヤシンスの香りがするみたいなので、ヒヤシンスの香水が欲しくなっちゃった。
0投稿日: 2025.04.23
powered by ブクログ翻訳ものは読むのにちょっと時間がかかる。80年代の本なので尚更。 ジブリの映画が大好きで読んだけど、やっぱり色々違くて ハウルもソフィーもマイケルも荒地の魔女もだいぶ印象が変わった。カルシファーだけ変わらなかった。ずっと可愛い。 本当に終盤までソフィーのことが好きになれなくて なんでこんな嫌な女なんだろう、城に住まわせて面倒見てもらってるのになんでハウルを目の敵にして虐めるんだろうって疑問すぎたけど なーーんだ全部ハウルに恋しててその裏返しだったんじゃーん。相当序盤から好きだったんじゃーん、、 しかもハウルは最後の方で、城を出ていこうと思い始めたソフィーを引き留めようとしてたし両思いじゃん。良かったじゃん。 実はハウルはそこまでイケメンではなく、そういう魔法かけてるだけってめっちゃうける。 p.309 湿原の花畑の情景をいつか絵にしたい
0投稿日: 2025.04.14
powered by ブクログ月並みな理由だけど、昔から映画が大好きで、 ふと原作も読んでみよう、と ついに文庫を手に取った。 読んでよかった! 映画とはまた違う、原作は原作として、小説としておもしろい!! 映画を観て、ジブリならではの隠されたメッセージとか(本当かわかんないけど噂で聞くような)知ってると、相乗効果で、すごくすごく楽しく読める。 あと、思ってたよりも、「長女の」話だった。笑 これまでもずっとずっと、ソフィーのことが好きでたまらなかったけど、私は紛れもなく長女なので、より一層、シンパシーを感じ、そして、だからこそ勇気をもらえました。 * 言霊、というものを信じてる。 "魔法"の話は、現実では、現実だからこそリアルになり得るのかもしれないなぁ。 * こういう、ダメ男的な、悪いけど善みたいな、優しさすら持ち合わせてしまうような、ハウルにやっぱり惹かれてしまうのは、長女のサガなのでしょうか。 ハウルだけじゃなくて、カルシファーも、まわりのみんなが、なんだかんだで優しいのも好きです笑 ……… なんかやっぱり、よくない気がするー! でも、悪くはないっていうか、仕方ない気もするー! うわぁーーーん!笑笑
5投稿日: 2025.01.22
powered by ブクログ面白かった!翻訳作品はどうしても相性があるけども、これは割と好きな部類。 登場人物たちがどこか可愛げがあって、言い争いをしていても憎めないところに愛着を感じました。 小説のハウルのかまって欲しがりなところが愛らしく(多分、実際にいたらアレ…だけど笑) 振り回される城の住人たちもなんだかんだで付き合ってあげてたりするファミリー感がいとしい。 ハウルたちの暮らしに触れている感じがとても楽しかったし、ラストのあたりは思わずニコニコしてしまうような流れ。 終わり際のバタバタ感は否めないけど、そうでもなきゃお互い言えなかったのかな笑 続きが気になる楽しいお話でした!またどこかで読み返したい
3投稿日: 2025.01.17
powered by ブクログジブリ映画でハウルが1番好き。ずっと読みたいと思っていた原作をやっと読んだ。 映画と原作は違うと聞いてたので驚きはしなかったけど、みんな気が強いね〜。続きも読もうかな。
0投稿日: 2025.01.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ジブリ映画が大好きで、原作も読まないとと思いようやく読めた。…かわいい!!!クライマックスはハラハラしつつもお話全体が可愛くてとても好き。家の扉を開けたら違う風景、すごく憧れる。 なんといってもキャラクターが個性豊か。ハウルの女たらしで飄々としてるけど決して本心は打ち明けず、でも徐々にソフィを自分の生活に受け入れていく様子や、マイケルのちょっぴりドジで人の良い性格、見た目は怖いと思いきやお茶目で可愛いカルシファー、犬人間(この呼び方面白い)とカカシ、それに意外と髑髏も好きだった。ジブリ映画とは違う部分も多かったけど、なるほどそういうことだったのね!って納得しながら読めた。緑のネバネバ、原作でも出して掃除大変だったんだ笑 それに長時間の格闘の末お風呂場から出てきた後のハウルの香りがすべて花に喩えられていて、視覚、聴覚だけでなく嗅覚からも楽しまた。 荒地の魔女も悪魔と契約していて、しかも倒せたと思ったら本当の敵がアンゴリアンだったとは…!大人も楽しめる児童書でした。ジブリ好きの方はぜひ読んで欲しい!
0投稿日: 2024.12.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
すっごく面白かったです。 ソフィとハウルの掛け合いや、ソフィの 鋭めの皮肉、マイケルの子供っぽさ。 ハウルの情けないところもソフィの強情さ、お節介さにイラっとしちゃうけど、そこも含めて愛せる人柄!笑いながら読み進めました。 荒地の魔女が悪魔に操られていたのは悲しかったけど、ラストで2人の世界に入ってなかなか戻ってこないソフィとハウルにクラッカーを鳴らしてあげたい気持ちになりました。 読みながら、何度も「いやもう好きじゃん!」って思ってたので心の中では特大クラッカー鳴らしてました。(笑)
0投稿日: 2024.09.07
powered by ブクログジブリ映画よりも全員クセ強め。そんな喧嘩ばっかしてないでちゃんと話し合いなよ…と思いつつ、人間味溢れる魔法使いたちのドタバタが面白かったです。
7投稿日: 2024.04.13
powered by ブクログこの本、めちゃくちゃ面白いです!私の大好きな本です。 キムタクさんが声優をしているジブリ映画”ハウルの動く城”の原作。この映画が大好きで、何回も見ています。そのうち原作の小説も読むようになりました。 初めは、「結局愛で解決か、、、。」とか思っていましたが、読み方次第でしっかり魔法もの小説です。
0投稿日: 2023.09.30
powered by ブクログやっぱり好きです!魔法をかけられてしまっても物語は前向きに進んでいて。映画を観ながら読んで色々フラッシュバッグする部分もあって、最高によかつた!
0投稿日: 2023.09.14
powered by ブクログジブリの映画が好きで原作を読んでみようと思って、買ってみた。 ソフィーがおばあちゃんになった事で、図々しくなったり、言葉遣いが荒かったりするのは、抑え込んでいた色々なものが出てきているんだから、こういう行動は仕方がないと頭の中ではわかっているけれど、どうにもこうにも慣れなかった。 おもしろいかおもしろくないかと言われれば、おもしろかった。 呪いが解ける瞬間や溶けた後なんかは、読んで伝わってくるぐらい言葉遣いなど変わっているし、なんだかんだハウルはかっこいい。 全体を評して、星の5はつけられないけど4つって感じ。
1投稿日: 2023.08.03
powered by ブクログ随分前に読んで挫折したままだったので、リベンジしてみた。 原作のハウルの方がどうしようもないし、ソフィは癖が強いし、そこまでロマンチックな話ではなかった…でも、原作も原作で好き。続きが楽しみ。
3投稿日: 2023.01.19
powered by ブクログ宮崎駿のハウルをよく知った状態で読んだ。原作はジブリ版ほど美しくロマンチックではなく、どったんばったんしていて可愛らしい。特にハウルとソフィーは原作だとクセが強いしなんならイライラする。(嫌な感じではなく) 宮崎駿はやっぱりロマンチストで、原作よりドラマチックな作品になるよね、そこが好きです。 他の登場人物のエピソードもたくさん出てきて賑やか!
0投稿日: 2023.01.05
powered by ブクログ「荒地の魔女」に呪いをかけられ老婆になってしまったソフィーと魔法使いハウルやその仲間達、家族のお話。ファンタジーでありホームドラマでありラブストーリーでありコメディでありいろんな要素をつめこんだおもちゃ箱みたいだった。読んでいる最中は若干読みづらくもあるが、読み終わるとおもしろかったなあとしみじみする本。
1投稿日: 2022.09.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
やっぱり海外文学読むのは苦手!凄い時間かかった!ちゃんと理解するのやめようと思って読み飛ばしつつかいつまんで読んだけど、まあまあ面白かった。おばあちゃんソフィーの破天荒さが天晴。 最後、ソフィーがハウルのこと好きになってた!というようなシーンがあったけど、え、どこらへんで!?!?と思ったのでやはり私は恋愛向いてない。
0投稿日: 2022.07.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
かの有名なジブリ作品の原作小説 ジブリとは違う部分もあったりして、それがまた面白い ・ハウルさん…お姉ちゃんと甥っ子姪っ子いるのね! ・ハウルさん髪色変わる時ピンクになってる! ・カカシ地味に脇役気味? ・ソフィーの妹たち…えっ入れ替わり!?じゃあ映画のあの子は…… ・マルクルの名前原作マイケルなの!? とか上げたらきりは無いけれど、違うところを探すの結構楽しい あとは逆に同じところ、ジブリで出てくるセリフと全く同じのが出てきたりするのでそれを探すのとかもまた面白い 原作のソフィーはよりパワフルで負けん気強い感じで凄い ハウルさんもなんか…いいキャラしてる お友達ならちょっと面倒そうなタイプだけど、それでも何だかんだ優しいとこにキュンとする そんなおばあちゃんとハウルの淡い恋も良き良き 原作を読むことで言葉と行動の意味を知り、これにはこのような意味合いがあったのかと発見がある 流れ星…なるほど……こういう意味だったのか〜 ジブリ、観たくなる
0投稿日: 2022.05.27
powered by ブクログ読みやすくて楽しい。 ソフィーが環境をどんどん受け入れてしまうのが凄い。 毎日読むのが楽しみになって素晴らしい読書体験だった。
0投稿日: 2022.04.09
powered by ブクログ読み終わってない、どうも翻訳文は苦手で集中できなくて図書館の本を延長してもらったけど、最後まで読み終えれず… 気のせいかな、ジブリの映画の方がソフィーが可愛いおばあちゃんだったような気がした。
0投稿日: 2021.12.13
powered by ブクログ児童文学だと決めつけて油断してたら、ものすごくキュンだった…。びっくりした。 素直になれないそんなところも愛おしくなってしまうじゃないか。 思わぬ仕掛けもあって、想像の斜め上をいくファンタジーだったなぁ。
0投稿日: 2021.09.12
powered by ブクログアニメ映画のハウルの動く城は大好きです。 誕生日の日にDVDをプレゼントに買ってもらって、何度も何度も見ました。 そのイメージがとっても強かったので、原作にかなりの違いがあることに大人になって、今回気付きました。 ソフィーのキャラクターに引き込まれて、あっという間に読むことができました。 でも、翻訳の小説を読むのは多分初めて?で、独特の言い回しや表現のに少し戸惑いました。 たまにはファンタジーを読むのも良いかなっ。
0投稿日: 2021.09.06
powered by ブクログえっと…展開が支離滅裂というか整合性がないというか…とにかく私にはイマイチしっくりこなかったなあ。割と小説はどんなジャンルでもいける口なのに…くそッ 幼少期からジブリの“ハウルの動く城”を何度も観てきたため映像でのイメージが頭の中に刷り込まれているのも、私が翻訳本に慣れていないのも相まって、ジブリアニメーションと大きく異なってくる終盤あたりから一気に置いてけぼりにされた。「えっ?なんで?」の連発。あの不自然な日本語は翻訳本ならではなのか、それとも単に翻訳された方の文章が私に合わなかっただけなのかは分からないけど。 初手の感触が良かっただけに終盤の展開にガッカリ。別にジブリ版との完全一致なんて元より求めてなかったし世界観掴めればイイや〜くらいの軽いノリで読んだのに、こうも自分が展開を理解できないと嫌になる() まあでも世界観は好きだし、ハウルやソフィーの人物像も人間味に溢れてて面白いし、文中は海外ならではの言い回し方や価値観が富んでて為になったから良し。 しかも私これ3巻まできっかり買ってしまったんだけど。貧乏性だから金をかけた物は絶対に元を取りたいので残りも読むしかないね…………斜め読みでいっかな ♡ 読了:2021.7.26 ♡
0投稿日: 2021.07.26
powered by ブクログ面白い、面白くない以前に児童文学、もしくは翻訳本を読み慣れない私には恐ろしく読みづらい本でした…… ジブリ作品のあらすじを知らなかったら内容把握できなかったかも。 #本 #ハウルの動く城
0投稿日: 2021.07.25
powered by ブクログ『ハウルの動く城』の原作。 アニメ版のほうは原作よりも、世界観を作り込み、賑やかに色鮮やかに描き出していると感じる。ただ細部の設定は原作のほうがより強調されているかな。 登場人物も少しずつ違ってて、どうしてもアニメのイメージがついてまわって読みづらかった。原作あるあるだからしかたない。
0投稿日: 2021.04.18
powered by ブクログ結構なボリュームのある内容でした。 最後の後書きでも出てきますが、主人公がおばあさんになるという珍しい題材を扱った内容でした。 内容は、人と人との交流を主に描いたファンタジーという感じでした。戦闘シーンが、たくさんあるものが好きな方にはお勧めできません。 結構、シーンがころころ変わり、面白く読めるのでおすすめです。(読み終わるには結構時間がかかります)
1投稿日: 2020.12.21
powered by ブクログ小説よりもジブリ映画の方が馴染み深かった『ハウルの動く城』 ジブリ版はやはり改変されているのか、こちらの原作はところどころ記憶にあった展開とは違ったけど、生き生きと、個性豊かなキャラクター造形に引っ張られ読み進められたような気がします。 三人姉妹の長女ソフィー。二人の妹はそれぞれ自分の道を歩み始めたものの、ソフィーは母に言われるがまま、実家の帽子屋の手伝いを延々と続ける日々。しかしある日、荒れ地の魔女に老婆になる魔法をかけられてしまったソフィーは、自分の変わってしまった姿が見とがめられないように家を飛び出し…… 「長女は何をやっても上手くいかない」 そんな迷信に囚われ、日々を鬱々と過ごしていたソフィー。ここは読んでいて少しもどかしかったけど、ソフィーがお婆さんになってから、これ以上悪いことは、そう起こらないだろう、と思ったのか、うって変わったように積極的に(捨て鉢に?)行動し始める姿は爽快! 著者のダイアナ・ウィン・ジョーンズが老婆への変身と、ソフィーの性格の変化をどう意味づけたのかは、分からないけど、たとえ捨て鉢でも、今までの自分を捨てて前向きに行動すれば、何かしら道は開ける、というメッセージにも自分は感じました。 そして恐れ知らずのソフィーが乗り込んだのは、美女の心臓を喰らうと噂される魔法使いハウルが住まう動く城。そこで出会った火の悪魔カルシファーは、自分とハウルを結ぶ契約を破ってくれれば、ソフィーにかけられた呪いを解くともちかけ…… ハウルの動く城に住んでいるのは、ハウルとカルシファー、そしてハウルの弟子であるマイケル。彼らとソフィーの掛け合いも良かった。 いきなり転がりこんできたソフィーに戸惑いながら、ソフィーをなんとかいさめようとするマイケルの困った様子が目に浮かぶよう。 そしてハウルはハウルで超然としているようで、ところどころで弱さや脆さをみせる。一方でうぬぼれや自信家の側面もあって、これも段々愛らしく見えてくる。 そして何と言ってもカルシファー! 個人的には悪魔というよりもマスコットといった印象の方が強い(笑) 利害の一致からソフィーと協力関係を築いたは良いものの、いつの間にかソフィーにタジタジになって行く様子はユーモラスで可愛らしい。あと言葉遣いもあざといわあ(笑) 「おいら」という一人称をはじめ、わんぱくな子どものような言葉遣いは、いろんな人の心にスッと奪っていきそう。 物語の前半は、なかなか話の筋が掴めなかったのですが、こうした個性豊かなキャラのやり取りが物語を引っ張り、終盤に徐々にハウルの真の姿と、ソフィーの心の揺れが見えてくる。そしてクライマックス! ロマンチックかつキュートな結末は、とても微笑ましい。自分がロマンチックな少女だったなら、狂喜したかもしれない(笑)いや、大人の男が読んでも十分面白かったし、収まるところにきちんと収まった、素敵な結末だと思ったけれども。 先に書いたようにジブリ版『ハウルの動く城』とは、展開であったりまたキャラクターの雰囲気もやや違うイメージを受けましたが、この原作版も十二分に面白かったです。
13投稿日: 2020.07.25
powered by ブクログ大好きな本!世界観にどっぷり入り込んで読みました。映画を見ていたので映画と小説を照らし合わせながら読むのも楽しかった。 キャラクターみんな大好きだけど一番はカルシファーかな、ツンデレなカルシファーが可愛らしい。 映画では見れないマイケル(映画ではマルクル)の恋愛も。マイケルも可愛いのは変わらない。 ソフィー、ハウル、他のみんなも本当に魅力的なキャラクターです!小説も映画も大好き。読み終わった後もワクワクが止まらない。
0投稿日: 2020.02.19
powered by ブクログ映画のハウルと動く城が大好きなのでいつか読んでみたいと思ってました。映画のおかげで、いろいろな場面が映像が頭に浮かんできて楽しかったです。 途中からは宮﨑駿さんらしい場面もかなりあってやっぱり原作とは違うんだなぁと思いましたが。 その途中からは、なんというか、ソフィーっていじわるばあさんじゃん!と挫折しそうにもなりましたf^_^;でも最後のほうは一気読み! それにしても原作ではソフィーって三姉妹だったんですね〜。荒地の魔女もスタイル良いみたいだし(笑) 映画を録画してたので見ながら読みました☆
0投稿日: 2019.06.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
中学生ぐらいの時に読んでとっても好きになった本です。学生の頃は、台詞覚えちゃうぐらい何度も読み返した本が何冊かあったなぁ。大人になると、学生の頃ほどこの本好きだぁー!と思える本にはなかなか出会えないものですね。まぁ、私の感性が鈍っただけかもしれません。 登場人物がとても魅力的ですぐに引き込まれます。妹たちの入れ替わりにはイイゾ!って応援したくなりました。駄目人間なハウルを何故か嫌いになれず、ハウルと暮らせるソフィーがとても羨ましかったです。でも私は掃除が得意じゃないから、城のみんなを満足させられないなぁ〜。カルシファーもマイケルも皆、優しくて、読んでいてとてもほっこりします。魔女との闘いもワクワクです。最後はハウルがもっとソフィーを信用してちゃんと説明していてら、あんな致命的なことにはならなかったんじゃない?と、少しハウルを怒ってやりたい気持ち。まぁハッピーエンドになるので、それはそれで良かったのかな? 私は映画の前に原作を読んだのですが、映画を見てからでも楽しめると思います。映画も本もどちらも好きで魅力的ですが、別の話だと思った方が良いと思います。続編(2冊出てます)も読みましたが、面白かったですよー!
0投稿日: 2018.09.17
powered by ブクログ英国ファンタジーの王道!帽子屋の3姉妹の長女ソフィーは、荒れ地の魔女の呪いで90歳の老婆に変えられてしまいます。若い娘の魂を奪うという青年魔法使いハウルの、奇妙な"動く城"にたどり着き、、、という魔法の世界の冒険ファンタジー。いわずとしれたジブリ映画の原作ですね。 子どもの頃夢中になったイギリスのファンタジーそのまま!異世界に没入し、登場人物たちと一緒に冒険する読書の原点の楽しさに溢れています。 日常生活に魔法が自然に存在するインガリー国の描写をはじめ、魅力的で個性的な、たくさんの登場人物たち、様々な謎解きや息をつかせぬストーリー展開など、ファンタジーに求める全ての要素がたっぷりつまった面白さで、思わず一気読みでした。 映画と原作、世界観もキャラも同じですが、楽しみ方は全く違います。宮崎駿監督が、このファンタジー物語からロマンチック要素をたっぷり抽出増幅し、最高のラブストーリーに変換してくれた映画版と、比較してみるのも面白いです。
0投稿日: 2018.08.26
powered by ブクログジブリ作品を先に観てしまったのでそちらのイメージが強い。なので偏った感想になってしまいそう。 映画でも「なんでそうなったの?」という疑問は沢山あったけれど不思議と魅力を感じる作品だなぁと思った。 しかしこれを読んで映画で分からなかった部分が理解できたかと聞かれたらそうだと言えない気がする。話全然違うじゃねーか! それに登場人物に関しては別人じゃないかと思うほどキャラクターが荒れまくっているので、全く別の話と考えて読んだ方が良かったかも。ソフィーの性格も扱われかたも酷い。 この本は序盤が一番面白い。「長女はうまくいかない」というジンクスがある前提で書かれているとは言え、どうしてこういう姉妹を中心とした話は必ず長女が地味になってしまうんだろう。で、大抵妹たちは派手なパターン。 それにしてもハウルがすごく駄目な優男でびっくりした。魔法使い寄りというかとても人間臭い気がする。 ソフィーに気づかれないように呪いを解こうとしていたのは彼がそう発言するまで気づかなかったけれど、おっいい奴じゃん!くらいにはハウルの株が上がった。 でも最後のところで「ソフィーは街で会ったお嬢さんな気がしてた」ってなんだか無理やりじゃないかなぁ…というかソフィーの呪いが解けたところでその台詞ってどうなのよ…心が戻ったから?う~ん…なんだかもやもやするんだよなぁ。 ソフィーも何がきっかけでハウルを好きになったんだろう。でも老婆になってハウルに接することがなければハウルも素を見せなかったんだろうな。 ハウルとソフィーの恋愛に関してはむしろ映画の方が納得できた。 やっぱり映画から先に観てしまうと駄目なのかな…
0投稿日: 2017.07.27
powered by ブクログえ、映画と全然違う!しかし何と面白いこと!! 映画を知ってても知らなくても面白い。 きっとこれを読んだ方が映画も納得して観れる。
0投稿日: 2017.05.04
powered by ブクログ映画の方が大好きで何度も見ていたけれど、原作も読んでみたくなり、図書館から 借りてきました。 翻訳本になれていないせいか、なかなか読み進められなくって、何度も眠くなった。 カルシファーの声が映画版で脳内変換されてしまう。 映画とは違う内容だったけれど、ソフィーが前向きで意志が強く、ハウルが臆病で女ったらしなのは同じだったので違和感なく読めた。
0投稿日: 2017.04.10
powered by ブクログ映画の世界観が大好きで、原作も読んでみた。映画よりもおせっかいで、お茶目なソフィーと、へなちょこだけど純粋なハウル。もっと好きになってしまった!あたたかくてわくわくするストーリー!お気に入りの本。
0投稿日: 2017.02.05
powered by ブクログ映画を10年くらい前に見てから、原作本も読みたいと思いいつつも、ここまで読まずにきてしまった本でした。10年ごしにやっと読むことが叶って、読む前からわくわくしてました! 読後。いやぁ、やっぱり面白いです! 最近の私は和風ファンタジーに傾いていたけれど、やっぱり洋風の魔法使いとか魔女とか悪魔とか、とにかくそこらへんの妖しいものが大好きだったことを思い出して、これからまた海外ものに出戻りしそうです(笑) 私は映画が先なので、どうしても映画の内容が先攻してしまいがちだけど、途中から映画とは結末だけ同じ感じで、中身は全くと言っていいほど違うものでした。だからと言って、映画も原作も魅力がいっぱいで優劣はつけられない。原作を読んで思ったのは、解説にも書いてあったけれど、英国を中心とした昔ばなしなどの話や考え方などが全体的に散りばめられているものが多くて、私はイギリスのファンタジー小説が好きで、イギリスの風土のことはそれなりに知っている方だと思っていたけれど、まだまだ私も勉強不足だと感じました。 イギリスの昔ばなしなどをよく知った上でもう一回以上は、読みたいなと思う。
0投稿日: 2016.06.23
powered by ブクログジブリ映画の中でも1位を争うくらい大好き!な『ハウルの動く城』。いつか原作も読んでみよう・・・と思っていたので図書館で取り寄せてみた。 作者のダイアナ・ウィン・ジョーンズはファンタジー大国、イギリスの作家さんでファンタジーの女王だそう。 原作とアニメは違うと聞いてはいたけれど、観たのがずいぶん昔だからそんなに違うっけって感じで読んでた。 確かにソフィーやハウルの背景が細かく描写されているけれど、知らなくても何となく感じることができることだったり・・・するかなぁって思った。ソフィーの焼きもちはわかりやすくてかわいかったけど。 私は映画『ハウル〜』の「未来で待ってて!」の部分と設定が好きだから、駿の『ハウル〜』が好きだし、わかりやすかったな〜と思いました。 でも、原作も面白くないわけではないです!ファンタジー大国ならではのソフィーの言い回し「長女だから運が悪い」など楽しめました。読んでよかった。続編は読むか迷うけれど、映画のハウルとソフィーに会いたくなりました。 ちなみにあとがきは『空色勾玉』シリーズの荻原規子さんです。
0投稿日: 2016.06.20
powered by ブクログ映画は先に見てた。ストーリーでよく分からない所はあったけど、映画の中のソフィーにはなぜか好感を抱いた。なぜだろう? 荒地の魔女の呪いで突然歳を取る。中身は変わってない、ただ外見が変わり体の衰えを感じる、それなのになぜか物事への執着が減って、色々なことや周りの人に対してなぜか寛容になれる。そこが面白かったのかな? それともソフィーは元々そういう人物だったのが、呪いで老婆になったために、分かりやすく素直に出てくる様になったのかな? どちらにせよ歳取るっていいね、歳取らなくてもそういう気持ちで過ごせるといいね、そう感じた。 本にも同じ感覚でソフィーが描かれているけど、文章で表現されているため、映画で感じていたなんとなく感が本を読んでスッキリした。 ストーリーは随分映画とは異なるけどね。特に後半。まあ面白かったけど、後半の話はちょっとややこしくて読むのが面倒くさくなってきた。裕太に早く渡すために頑張って読んだけど、それが無ければ途中で読むのやめてしまってたかも。もう一回読まないとちゃんと理解出来ないな。
0投稿日: 2015.11.25
powered by ブクログ先日やっと映画を観たので、原作にも手を出してみたのですが、随分違うのね。 どうしてこれがあれになったのかなぁ。 映画の補完のつもりだったんだけど、その点では全く意味がありませんでした。 続きも読もうと思います。
0投稿日: 2015.10.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ソフィー、おっかない。 この「長女だから~」ってのはソフィーの思い込み? それともそういう考えがイギリスにはあるの? そこまで思い込んで上手くいかないときの決まり文句で「長女だから~」って言い始めるの、どうよ。ソフィーが考えなしだとか、へまばかりやらかすドジっ子だとは思えなかったし、ハウルはハウルで難ありの性格で何が正しい行動だったのか読み終わっても全然分からなかったから、彼女の行動が裏目に出てたらしい原因がソフィーの能力のせいとは言い切れないけど、だからって生まれた順番関係なかろ。 思ったより読み終わるのに時間がかかったのは、慣れてないせいだろうなぁと思いました。 とりあえずこのふたりはこれから喧嘩しながらも仲良く暮らすんですかね。末永く爆発しろ。
0投稿日: 2015.10.05
powered by ブクログ教文館の佐竹美保さんの原画展(佐竹さんといえば、「魔女の宅急便」や「西の善き魔女」守り人シリーズでもおなじみだけれど、今回はダイアナ・ウィン・ジョーンズにしぼった展示)をみにいき、そういえばダイアナ・ウィン・ジョーンズはまだ読んだことがなかったと気づき、とっかかりの一冊として買ってきた。
0投稿日: 2015.04.23
powered by ブクログ再読! 映画も好きだけど、本の方が好きだなって改めて思いました でも、後半がごちゃごちゃしてた感じはあったかな〜 設定もいろいろ違ってて映画を思い出したながら読むと楽しかったです
0投稿日: 2015.03.29
powered by ブクログ『人生のメリーゴーランド』という曲が大好きで、ハウルも大好き。ハイ、ジブリ映画からの興味で読みました。 読んでみて何より、映画よりも本のハウルの方が人間味溢れてて、ソフィーはお節介さが増しました。 だ が そ こ が い い ! ! ソフィーの姉妹とハウルの関係についてなんかが映画と違っていてこれも面白かった。 最後にちゃんとくっついて、思わずにやっとしました。
0投稿日: 2014.10.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「ハウルの動く城」と聞けばジブリアニメを思い出す人が多いと思います。 実際、KiKi もDWジョーンズのファンタジー作品という印象よりはジブリアニメという印象の方が強いのが正直なところです。 「印象が強い」と言っても、KiKi 自身はそのアニメを観たことがないので、どんな作品なのかさっぱりわからないんですけどね ^^; ま、いずれにしろ宮崎さんが映画の題材にしたお話なので、それなりの期待感は持ってこの本を手に取ってみました。 幸いなことにとあるお友達からプレゼントされたというきっかけがあったからこそ・・・・ではあるんですけどね。 読了してみて感じたのは「現代的な王道英国ファンタジー」っていうところでしょうか。 有能な魔法使いというわりにはどこかだらしなく、どこかハチャメチャなハウルと彼に協力している火の悪魔・カルシファー、そして長女コンプレックスに悩み続けるソフィーがいい味を出しています。 対して彼らが対抗することになる「荒地の魔女」はどこか小粒感が漂っています。 「指輪」のサウロンと言い、「ハリーポッター」のヴォルテモートと言い、存在そのものが放つ邪悪さのオーラという点ではかなり迫力満点なのに対し、本作の「荒地の魔女」の方はその邪悪さが噂話の域をあまり出ていないように感じます。 そして彼女が目に見える形でしでかした「悪さ」というやつが、せいぜいがソフィーをお婆さんに変身させちゃったとか、ハウルの心臓を手に入れるための呪いをかけたという程度(人の心臓を手に入れるというのは結構邪悪ではあるけれど)で、その目的もはっきりしていないので得体の知れない恐ろしさみたいなものもさほど感じさせません。 だから、物語の後半でその「荒地の魔女」とハウルの戦いが起こっても、それがこの世にある全生命に対する脅威というよりは、「個人の事情による喧嘩の激しいヤツ」という印象で切迫感には欠けているように感じました。 とは言うものの、呪いをかけられた当人にとってはこれは一大事なわけで、そういう意味での緊迫感・切実感はあるので冗長さのようなものは感じられません。 そして物語前半では「なぜ?」が語られていないので、後半でその謎解きが一挙に表出するというタイプの物語構成になっています。 こういう場合、その前半部分が「何が何やらわからないのでつまらない」となりがちなところを救っているのが、その動く城内で交わされる会話の面白さで、登場キャラクターたちのハチャメチャぶりが面白さのツボをほどよくくすぐって先を読まされちゃった・・・・・そんな印象でした。 さて、本作品を読んでもっとも心に残ったことは何だったのか? それは日本的に言えば「言霊」とでも呼ぶべきものでした。 物語の中で際立つソフィーの特徴(性格?)はと言うとまず1つ目に「自分にかなり強烈なコンプレックスがあり、自分自身に否定的な暗示をかけて、自分の本来の良さを損なっている」という点が挙げられます。 物語冒頭でソフィーは荒地の魔女の呪いによって老婆に変えられてしまうわけですが、物語を最後まで読んでいくとこの呪い、確かに魔女の呪いのせいもあるけれど、どこか「自己暗示」の側面を持っています。 そうであるだけに物語の最後の方でハウルは言うのです。 「あんたが気づかないうちに、何度か呪いを解こうとしてみたんだ。 ところがどうやってもうまくいかない。 そこで僕としては、あんたが好きで変装していると思うしかなかった。」 と。 ここを読んだとき、KiKi が一番感じたのは日本で言うところの「言霊」みたい・・・・・ということでした。 と言うのも、ソフィーの特徴の2つ目に「物に生命を吹き込む魔法を使える」という点があるからです。 「生命」と「言葉にしたことが現実化する」ということは必ずしも同じではないけれど、人が人として存在する(ただそこにいるだけではなく、己の意志があり、何をすべきかわかってすべきことをする)ための核になるものが生命であり、意志だと思うんですよね。 そしてその意志を確たるものとするために言葉があります。 それを端的に象徴しているのが物語冒頭で彼女が稼業の帽子屋さんで帽子作りをしているシーンに描かれているのだと思います。 彼女は自分が作った帽子に語りかけることによって、ある種の魔法をかけ、その帽子を被った人に何らかの影響を与えています。 つまり彼女は自身の2つの特徴を使って帽子のみならず自分にも知らず知らずのうちに魔法をかけて「老婆である自分」として存在するに至った・・・・そんな風に感じたのです。 よく言われることに「暗いことばかり考えていると表情まで暗くなりブスになる」とか、「気の持ちようで実際は若くても老人みたいな人もいれば、その逆もある」というようなものがあるけれど、ソフィーの場合はたまたま自分でも知らなかった魔法の力により、それをかなり強烈にビジュアル化してしまったのではないかと・・・・。 それにしてもソフィーの「長女コンプレックス」には物凄いものがありますねぇ。 どうしてそんな風になってしまったのでしょうか? ちょっと本を閉じて、じっくりと考えてみると、これは彼女の生い立ちによるところが大きい様な気がします。 彼女の「長女コンプレックス」の源は「おとぎ話では必ず失敗するのが第一子、成功するのが第三子」というのがある・・・・とは物語の中でも語られているポイントですが、何故ソフィーは「おとぎ話」にそれほど拘る必要があったのでしょうか? あれこれ考えてみて思い至ったのは「そういう迷信じみたことが今よりもずっと身近なものだった」という時代背景もあるのかもしれないけれど、それ以上に彼女が継母に育てられたという環境も寄与しているように感じました。 これは別に彼女の継母がおとぎ話に出てくるような「意地悪さ」をもって接した・・・・ということではなく、継母に育てられ、実父にもかなり早く先立たれたというそのトラウマ(のようなもの)が知らず知らずのうちに「おとぎ話によくあるシチュエーション ≒ 私の現実」という刷り込みのようなものに変質していったのではないかしら?? さて最後に・・・・・ この物語をベースにしたジブリアニメが公開されたのが2004年でした。 なぜその時宮崎監督はこの物語を映画化しようとされたのでしょうか? 僭越ながら・・・・ではあるけれど、今回 KiKi はこの物語を読んでみて2つの理由が心の中で浮かんできました。 もちろん宮崎監督やジブリに確認したわけではないので、これはいわば KiKi の妄想です。 1つ目の理由は世の中がどんどん若者文化中心になっていることに対してある種の危機感みたいなものを感じていたのではないかしら?ということでした。 そこにソフィーという実際には18歳なのに老婆になってしまったヒロインを取り上げることにより 「若いと言うのは確かにそれだけで素晴らしいことだけど、人間の価値は若さだけではない。」 ということを何らかの形で、やんわりと表現したかったのではないか?と感じました。 現実世界では若者に媚びた形の街づくり、モノ作りは老人には苦痛を与えることもしばしばあります。 KiKi も2004年当時には何とも思わなかった様々な物(端的な例で言えばスタイリッシュでボタンが小さいリモコンをはじめとする操作盤の類)にこの年齢になると苦痛を感じます。 「かっこいい」「センスがいい」「スタイリッシュ」という言葉の中に、どこか老人を省みない傲慢さの欠片みたいなものを感じます。 そしてもう1つ。 2004年当時は特に若い女性の中で「自分探し」というやつが大流行りでした。 (今もその延長線上にあるような気がしないでもないけれど・・・・) えてしてその「自分探し」は自分という人間の本質を深く考えてみる・・・・というよりは、自分が持っている「憧れ」に気がつき、とにかくそれを自己実現させる努力をしようというような流れだったように感じます。 でも、「憧れは憧れで、現実は現実」という肝心な所はわりと軽視されていた・・・・そんな風に感じます。 巷で取り上げられるのは成功体験がほとんどで、失敗体験は見向きもされないか、「自分探しの失敗」として片付けられてしまうようなところがあり、その失敗体験を積み重ねた人は「どうせ私なんか・・・・」というソフィーと同じような否定的自己暗示をかけているようなこともままあったように思います。 そんな世の中の諦め風潮に「それ、どこか違うんじゃない?」と苦言を呈したかったのではないかしら? そんな風に感じました。 もっとも、この Review の冒頭にも書いたように KiKi はこのジブリアニメを観たことがないので、これはあくまでも物語を読んでみての感想なんですけどね。 ま、てなわけで、「機会があったらこのジブリアニメは一度観てみよう!」と心に決めた KiKi なのでした。
1投稿日: 2014.07.25
powered by ブクログラブストーリィとは思わないけれど,それぞれに立った登場人物達の気持ちのやりとりが極めて真っ当な英国ファンタジィだし,指輪物語へのオマージュにも感じる.よくぞ翻訳して下さった.
0投稿日: 2014.01.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ジブリとは大分違うんですね。 でもこれはこれでまた面白かったです。 むしろ原作の方が好きかも。 ラスト、周りが騒がしい中でお互いしか見えていない2人が微笑ましいです。 そして相変わらずカルシファーが可愛い。
1投稿日: 2013.10.14
powered by ブクログ今更読みました。 地味であるが、アイディアが他では真似できない独創性を持ってます。 長女が成功できない、という民話特有のジンクスを理解している物語の人物という、メタメタな設定。原作はそういう葛藤を内面でするので、ヒヤヒヤする反面、大人でも読める。読めるとは先が読めず気になるということ。 もちろん子供が純粋に読むだけでも、あの鮮やかな世界観で十分。 よくできてるなあ、と思いました。 冗長ではある。
1投稿日: 2013.09.02
powered by ブクログ最高!に!良かった!!! 映画とは全然違うストーリーではあるけども、ハウルたちの映像がクッキリと頭の中に浮かんできた! もう最高にへたれで美しいハウルさん…。ハウルさんのキャラクターは素晴らしいよ。あの人が生まれてきて良かった! そしてソフィーの可愛いこと…。映画よりもちょっとワガママでおせっかいで、やきもちやきなソフィー。でもそこがまた可愛い! ハウル好きにはたまらないです!本当に最高!
0投稿日: 2013.08.17
powered by ブクログジブリアニメとは全く異なる雰囲気。ハウルとソフィー、そのほかの登場人物もアニメとは異なるキャラクターだったが、これはこれで面白かった。
0投稿日: 2013.08.12
powered by ブクログ三匹のこぶた、シンデレラになら梨とり…成功するのはいつだって末っ子で、長女は失敗しないようにつまらない人生を送るしかない。魔女がいて、呪いや魔法や物語のアイテムが本当にあるこの国では特に!…でも、それってほんと? やっぱり面白い!最後のラブラブっぷりが実にハッピーエンドな感じです。
1投稿日: 2013.07.07
powered by ブクログ中学生のときに読んでから大好き。ジョーンズさんを読みきっかけにもなり、ますますイギリス児童文学に興味を持つことに。 いきなり90歳のおばあちゃんに変身させられてしまう主人公、ソフィー。理由はあるものの、何もかもうまくできずかんしゃくばかり。・・・ヒロインらしくない。 対する魔法使いハウルもうぬぼれやで性格悪い。 ハウルの城を管理する悪魔のカルシファーも悪魔なのにかわいい。 その他の登場人物も魅力的でいきいき。しかもしっかり話に絡んでくる。 うまく話が収束していく様子にはじめて読んだときとても驚いたものです。 ソフィーの花屋用の庭と、7リーグ靴、うっかり 呪い実現のとこがお気に入り。
1投稿日: 2013.06.16
powered by ブクログアニメより面白い。 よくわからないところはアニメを参考に。 でも、原作とアニメって時代背景が違うんだね。
1投稿日: 2013.05.29
powered by ブクログ相変わらずなハウルに出会えます(笑) ただし宮崎駿監督作品の『ハウル』を想像していらっしゃる方はお気をつけを。 原作のハウルはもっとヘタレで格好悪いです。 そしてソフィーは長女の迷信にとらわれ過ぎています。 荒地の魔女は改心なんてしません。 でも面白いです。登場人物が多すぎて混乱しちゃいましたけど(汗) これを読んでからまた再び宮崎駿監督作品の『ハウル』を観てみてください。こんな意味があったのか……! ときっと驚かされますよ。
3投稿日: 2013.05.11
powered by ブクログジブリのハウルは何度もみていて、今回は妹のすすめで読みやすい訳の小説を読んでみた。魔法の存在する世界がすごく表現豊かに書かれていて、想像しながら楽しく読めた。ジブリとはまた違ったハウルの世界を楽しむことができた。
1投稿日: 2013.04.27
powered by ブクログソフィーのために様々な手を打つハウルが愛おしい。ソフィーもハウルに恋をしていると自覚してからが本当に愛おしい。二人ともお互いのことしか見えてないと言うのがよく分かるラストが素晴らしい。もちろん他のキャラクターも作者らしい個性豊かで惹かれる人たちばかり。ファンタジーだけど日常のすぐ側にありそうな身近さが余計にワクワクさせてくれる。
3投稿日: 2013.04.13
powered by ブクログジブリ好きで原作を読んでみたくて、この本を読みました。 映画ではなんだかロマンチックに描かれているなと思いつつ、原作は原作でとてもおもしろい。 むしろこっちのが好きかもしれない。 サリマンが男だったのにビックリ。
2投稿日: 2013.04.12
powered by ブクログ『ハウルの動く城』の原作が文庫本になっているのを本屋で見つけ、さらに荻原規子さんという私の好きな作家さんがあとがきを書いていることもあり、吸い寄せられるように手にとり、そして読了。想像していたよりも映画と原作のギャップが無かった。サリマンが原作では男性だったとか、設定が異なる部分は多々あったけれど、登場人物の個性的な魅力は映画でも原作と遜色なく描かれていると感じたし…それがギャップが無いと思った理由なのかも。映画も好きだけど、あれこれと想像力を働かせながら文字を追う方がやっぱり楽しい!とても面白かった。あ、でもソフィーは原作の方がずっと自己中心的で、それが人間らしくて、 またよかった。 今回読んだのはハウルの動く城シリーズ三部作の第一部。残り二部作が四月、五月と翻訳・文庫化されるとのことなので、これは楽しみに待つしか無い!
1投稿日: 2013.04.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画見た後の読了。 設定色々違いましたね~。 ソフィは美人だったし三姉妹だった! 「あたしなんか美しかったことなんて一度もないわ」って台詞は原作にはなかったのねぇ。 宮崎駿さんってやっぱロマンチストだなぁ。 映画版はすごくそういう味付けになってます。あれはあれで好き。 あと長女感が映画版はすごいね。はんぱない。 ただどちらも、ソフィとハウルがいつのまに両思いになったの?(特にハウル)と思いはしましたが。 この本でダイアナさんが2011年に亡くなっていたのを知りました。 うわー、残念。でも続編がちゃんと翻訳されて出るようなので嬉しいです。 4月には2の文庫版も出ますね!
1投稿日: 2013.03.29
powered by ブクログ文庫化ということで購入。 ジブリ映画の方,結構好きで,純粋に原作を読みたくなった。 原作と映画は違うだろうと思って読み始めたから, 違和感もなくこちらはこちらで楽しく読めました。 ただ,脳内映像は完全にジブリでしたが(笑) ところで,ハウルはいったいいつからソフィーが好きだったんだろう。 文庫後ろのあらすじにはラブストーリーと書いてあるけど, ソフィーもソフィーで自覚はないようで。。。 最後に一気にきたー!って感じでした。 うーん。ジブリ映画,見たくなった。 2と3も読んでみたい。
0投稿日: 2013.03.24
powered by ブクログハウル、初読み。とても面白い!好きです。おすすめ!ハウルはやはりかっこいい。文庫まち。早く2が読みたいな。3も単行本、買いたい!!
0投稿日: 2013.03.21
powered by ブクログ思いのほか(笑)楽しかった。 ダイアナ・ウィン・ジョーンズの作品は『九年目の魔法』を最初に読んだ。 初めはチンプンカンプンだったこともあり、 心の中で他の作品が食わず嫌いになったかも知れないなーと思ってた。 だけどこの話は普通(笑)に読めたし、設定や登場人物も魅力的で楽しく、 さらには文章自体もユニークで面白かった。 イングリッシュユーモアなのかナイス翻訳か、 最後の方でマイケルが馬になった場面は、そのフレーズが愉快。 1. 「ええ、目くらましだったにちがいありません。小さすぎましたから」馬がえらそうに言います。 2. 「ぼくにもさっぱり」と、馬。 マイケル完全に“馬”扱い。まぁそのときは馬なんだけど。 しかもなぜか上から目線(笑)。 姉妹編と続編も新たに出版されるとのこと。 是非読んでみたいと思う。
0投稿日: 2013.03.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ジブリで映画化された原作本。とはいえ、ダイアナ節の効いた原作は大分雰囲気が異なっていると思います。 愛さえあればなんとかなる!という辺りが児童文学らしいかもしれません。 長女だからダメなんだと思い込んでいる彼女が段々微笑ましくなっていきます。 今回、文庫文化するにあたり、3作翻訳! 続編発売が楽しみです。
0投稿日: 2013.03.17
powered by ブクログ『荒れ地の魔女に呪われて、私は老婆に変えられた。』 とは1997年刊行時のこの本の帯文ですが、 思えばあれから15年。 ジブリ映画にもなり そしてこのタイミングで文庫になったのは 数年前ジョーンズが書いた続編が、このたび邦訳されるからですバンザイ!!! ……ハードカバーを持っているのに文庫版買ってしまいました(笑)。 こちらの解説は荻原規子さん。 ジョーンズ愛が感じられて良い解説です。 ただしあらすじが載っているので未読の方は本文を読んでから読むことをおすすめします。 出来れば裏表紙の解説も読んでほしくない。。 表紙は佐竹美保さん描き下ろし。 個人的には単行本の表紙や装丁が大好きなので、絵の雰囲気がずいぶん違ってしまったのは残念ですが、 文庫化で色んな人が手に取ってくれれば嬉しいなぁ。 とにかく楽しいお話なんだから!!
0投稿日: 2013.03.04
powered by ブクログ待ちに待たされたハウル3巻邦訳を記した帯に書店でステップしてしまいました。涙。 「魔法使いハウルと火の悪魔」文庫化。あたりまえですが、単行本とは1pの文字数が違うのでページを繰る時の溜めが違うのです。何十回と何百回と読んでいる(わたしも含め(ーー;))ヘビーユーザーにも新鮮に読めるのではないかと。表紙も描き下ろしです。解説の荻原規子さんがまた泣かせます。 5月下旬をたのしみにしつつ、文庫化でひとりでも多くダイアナさんのハウルを愉しんでもらえますように!
0投稿日: 2013.03.04
