
総合評価
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powered by ブクログ(1〜4巻を通しての感想) 史実に基づいて書かれており出典文献と解説を交えて詳細に書かれている点は歴史好きにとっては嬉しい。 ただし、戦闘シーンの描写がクドくて長すぎるので小説としてはイマイチ。 まあ、それがこの人の作風なのだけれど。
0投稿日: 2017.07.30
powered by ブクログ時代物もいろいろ読んだが、海賊がテーマの小説は初めてで面白かった。江戸時代の実録や日記の記述から考証して物語を書かれているところが随所にあって、良く研究されて書かれているのが、非常に良く分かった。少し残酷な記述があるけれども、当時は実際にそのような世の中だったのでしょう。 4巻まで読むのが楽しみ。
0投稿日: 2017.07.12
powered by ブクログ醜女の悍婦て・・・・・。 自身がモテモテになる夢の国を求めて旅立つ、て話か? ざっくり言うと。
0投稿日: 2017.06.05
powered by ブクログ個性的なキャラクターとエンターテイメント性が、いかにも和田竜さんらしいなぁと思いながら、コミカルでスピード感のある軽快な文章に乗ってグイグイと読み進めております。 男勝りな女性を主役に据える話は数あれど、ここまで醜女醜女と連呼されまくるキャラクターが、かつていただろうか……。ここからどう展開するのか楽しみです!
0投稿日: 2017.05.31海賊の痛快本
4冊 一気読みするほど痛快で時を忘れさせられる物語である 村上海賊のある姫の活躍と他部族(泉州)の海賊の戦さの攻防などは圧巻の表現だ。 作者の綿密な史実の調査の上の執筆には感服するしかなかった。それほど歴史に 基づくものでしかも面白く、織田信長の姿の描写も必読に値する。
2投稿日: 2017.05.05
powered by ブクログ長編の序盤に過ぎないながら、物語はよく動く。小気味好い台詞回しも読みやすさを助長し、テンポよく読み進めることができる。
0投稿日: 2017.04.18
powered by ブクログ面白そうで気になりつつ歴史小説は苦手…と迷っていたが、映像化とか言い出す前に!と手に取る。いざ読むと面白くて止まらない!ファンタジーを読んでるようなワクワク、映像で見るより場面がイキイキ、資料を基に史実であることも解説してくれるのでリアル!おまけに愛着のある瀬戸内の海と島々の長閑で美しい情景が目に浮かび、あそこ通ってんやなぁと浪漫を感じつつ読む。海沿いの山頂でで読もうかな。登場人物の癖が凄い(笑)主人公も(笑)ツッコミとか言葉が現代風で親近感。私は眞鍋家が好きやなぁ
0投稿日: 2017.04.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2017/3/27 超人気で期待しすぎたか静かな始まり。 最後の最後で七五三兵衛が出てきてワクッとし始めた。 思ってたより毛利家の長男とか三男とか従兄弟とかいっぱいですぐわからなくなる。 ヤバイ。私馬鹿だ。
0投稿日: 2017.03.29
powered by ブクログ信長期の村上武吉の娘の物語を現代風に描く。娘が存在したかはわからない。登場人物の奇想天外なところが胸のすくようで気持ちよい。2017.3.26
0投稿日: 2017.03.26
powered by ブクログ歴史小説の部類?はあまり読んだことがなかったけど、対立してる本願寺と信長の勢力、それぞれの家臣の思惑や家系など、書き分けが上手くて背景的なものが難しくなくスルスル読める。 村上海賊の娘、景の「醜女」ぶり、剛毅な姉と弱気な弟の掛け合い、武吉とその兄弟たちのやりとり、漫画のようで楽しいなぁ。
0投稿日: 2017.03.22
powered by ブクログ昔から人の名前を覚えるのが苦手なため、馴染みがない歴史小説は抵抗があったが、登場人物それぞれのキャラクターが確立されているおかげで、まるで映画を観ているかのように読み進めることができた。 日本史Bをとっていないため、また勉強不足のため今後の動きが全く読めず、1巻を読み終えた時点ですでにハラハラ・ドキドキ。
0投稿日: 2017.03.14
powered by ブクログはじめは説明が多くてくどいし読みにくいなって思った。 歴史ものは全然読まないから、人物名や地名もすんなり入ってこなくて。 でも中盤からぐいぐいおもしろくなっていった。 2巻以降も楽しみ!!
0投稿日: 2017.03.14
powered by ブクログ男勝りの女が、海賊の頭になって海上で大暴れする痛快活劇な話かと思われたが違った。続く二巻三巻と一気に読んでしまったし、読んでいない時間は景の生き様が脳内で再生された。
0投稿日: 2017.03.05
powered by ブクログ舞台は戦国。織田信長の兵糧攻めにより、窮地に陥っていた大坂本願寺は中国地方の覇者毛利家に救いを求める。要求は10万石の兵糧を届けること――本書は、瀬戸内海を席巻する村上水軍の当主、村上武吉の娘である景(きょう)を主人公に、大坂本願寺への兵糧搬入を仕掛ける毛利方と、これを阻む織田方の戦いを描き、第35回吉川英治文学新人賞と第11回本屋大賞を受賞した話題作です。 大坂本願寺をめぐる毛利方と織田方の戦いは、「第一次木津川口の戦い」と呼ばれるようですが、自身がこの戦いに疎かったこともあり、この勝敗の行方はどうなるのだろうと、ひたすらに読み進めることになった本書。久しぶりに続きが気になる作品でした。ただ、主人公の景やその所属する村上水軍よりも、織田方に属する泉州淡輪の海賊、眞鍋七五三兵衛の方が人物的な魅力が勝っていて、そのお陰もあってか、終始織田方を応援していました… この物語の魅力の半分以上は七五三兵衛がつくっているような気がします。 すべての武士が自家の存続を第一に考える時世において、景のように単純で純粋な人間は特に風変わり(というより、トラブルメーカーみたい)に思えます。(織田方を応援する気分であったこともあり)残念ながら、読んでいる最中も景の考え方にはあまり賛同できなかったのですが、ひたむきに抗う景の姿には心打たれるものがありました。そして景だけでなく、本書の戦いに身を投じる武士の多くが最終的にそうであったように、自分を縛るいくつもの鎖を断ち切り、自分が思ったとおりに行動することが、何よりも(自分にとって)正しいのだと改めて痛感しました。もちろん他人に迷惑をかけない範疇においてですが。
0投稿日: 2017.02.20
powered by ブクログ時は戦国。乱世にその名を轟かせた海賊衆がいた。村上海賊―。瀬戸内海の島々に根を張り、強勢を誇る当主の村上武吉。彼の剛勇と荒々しさを引き継いだのは、娘の景だった。海賊働きに明け暮れ、地元では嫁の貰い手のない悍婦で醜女。この姫が合戦前夜の難波へ向かう時、物語の幕が開く―。本屋大賞、吉川英治文学新人賞ダブル受賞!木津川合戦の史実に基づく壮大な歴史巨編。
0投稿日: 2017.02.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白い。 とにかく、景が素晴らしい。その登場が鮮やか。苛烈ではあるが、どこか可笑しみがあって、醜女とはされているものの、立ち振る舞いは十分に魅力的だ。 まるで漫画を読むような感覚。表現が絵的で、ところどころに笑いを誘うシーンが挟まれていて、一気に読んでしまった。 久しぶりに面白い小説に出くわした。
0投稿日: 2017.02.11
powered by ブクログおっもっしっろっいっっっ!!和田竜、おもしろい。著者の作品はどれも、小説というよりもまるで映画や漫画を見ているかのように、目の前(頭の中?)で躍動感溢れる痛快なアクションが繰り広げられる。元々は脚本家を志していたのも頷けるような、絶妙なヒキと伏線の使い方が全体に適度な緊張感を与えていて、五感に訴えかける情景描写と相まって、至極のエンターテイメントとして楽しめる。デビュー作の「のぼうの城」が好きでそれ以来気になっていたが、まさかここまで外れがない作者だとは…。「絶対こんなやついないだろ」と思うくらいカリカチュアが効いたキャラクター描写は好みが分かれるかもしれないが、時代小説は堅苦しそうだしちょっと…と敬遠していた人に是非読んでもらいたい一冊。特に「村上海賊の娘」はどのキャラクターも好きだった。
0投稿日: 2017.02.05
powered by ブクログ著者の書きっぷり(史実の引用等)なのか、物語に入り込みにくい。後半は慣れてきたが、次は主人公の微妙さ(醜女…)が気にかかる。次巻以降に期待を込めて☆3つ。
0投稿日: 2017.01.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2014年本屋大賞受賞作で文庫にすると4分冊になる大作。亜愛一郎三部作を読み終えた後、ほぼ3か月かけて読み終えた。 村上海賊は、だいぶ前の大河ドラマで村上水軍として取り上げられていて(どうやら1997年の「毛利元就」らしい)、『日本にも海賊がいたんだなあ』と思った記憶が残っている。 とはいえ、いつの時代の歴史に登場したのかはあまり気にしていなかった。 本書の登場人物欄には次のような解説がある。 織田信長が室町幕府最後の将軍、足利義昭を奉じて京に旗を立て、西に勢力を伸ばそうとしていた頃のこと。時は天正四年(1576年)、比叡山焼き討ちから五年、武田軍を粉砕した長篠合戦の翌年に当たる。信長と大坂本願寺の戦いは七年目を迎えていた。 この小説の時代は、織田信長が天下を取り、安土桃山時代(織豊時代)を迎える初期の頃の話である。 ストーリーは実に明快で、信長に攻められた大坂本願寺に兵糧を届けるために、毛利軍に加勢した能島・来島・因島の三村上軍と織田方の泉州軍との合戦(木津川合戦)前後を採り上げている。 ここで村上海賊の娘とは、能島村上家の当主、村上武吉の娘で、村上景(きょう)。登場人物では「悍婦(かんぷ)にして醜女(しこめ)。嫁の貰い手がない当年二十歳」と紹介されている。 悍婦とは気性の荒い女であり、醜女は読んで字の如し。 登場人物はほぼ実在の人物だそうだ(市井の人々はもちろん架空)。ただし景は本当にこんな名前だったは分からない。解説を読むと、和田氏は女性を中心とした海賊話を書こうとして史料を探すうち、村上家の系図の中に、武吉の子として名前のない「女」とだけ記載された人物を発見し、和田氏はこの「女」を主人公にしたという(第4巻、「解説」p.358)。 悍婦・醜女・二十歳という設定はいかにも荒唐無稽だが、悍婦で醜女だからこそ海賊の女として存在感が増すのであろう。 実は一点気にくわないところがあった。(苦笑) それは「軽さ」であった。 会話や気持ちを表す表現が砕けすぎていて、どうにもそこだけ浮いているような気になった。もちろん、泉州地方の方言はそのままの方がいいのかもしれないが、会話だけを繋げて読むと、まったく緊張感が出ない。 そのため第3巻までは『なんだかなー』と思いつつ読んだ。 他方で、本書の凄さは史料を丹念に調べ上げて、引用している点。お馴染みの『信長公記』や『石山軍記』を始め、「能島来島因島由来記」(『因島市史料』)など、書籍・論文・市史(町史)合わせて84の史料がリストアップされている。 この引用が本書の「軽さ」をぐっと重厚なものにする効果があった。 『ふーん』と思ったことがひとつ。 学生時代に読んだ山岡荘八『徳川家康』で戦いの陣形として鶴翼の陣という言葉を覚えた。本書でも木津川合戦に向かう村上海賊たちは鶴翼の陣を敷く場面があった(第4巻、p.59)。鶴翼というのは陸戦でも海戦でも一般的な陣形らしい。 第4巻で展開される木津川合戦(海戦)の場面は、やや誇張した表現もあったが、素直に面白かった。
0投稿日: 2017.01.27
powered by ブクログ昨今の戦国ブームと例のオススメであることから読んでみた。 時代設定と対象地域には引き込まれた。けれど、文体が現代語であったり、古文であったりと読みづらかった。また、心情も誰のものなのか一貫してなくてイマイチわかりづらかった。 自分の読解力の無さなのかな。。。
0投稿日: 2017.01.26
powered by ブクログ本屋大賞を受賞した時から気になっていた本。文庫本化されたのでようやく手に取りました。時代背景がよくわかっていなかったけど、信長が勢力を広げている時の話なのね。瀬戸内海が舞台なので毛利三兄弟が出てきたり、少し前の大河ドラマ「黒田官兵衛」の話を思い出しながらその時代の勢力図を思い起こしてみたり。時代小説にしてはさくさく読めて先が楽しみ。
0投稿日: 2017.01.24
powered by ブクログ新しいわー。海賊で醜女で男勝りな、景。 歴史の表層には出てこないが、どこに味方するかで情勢を左右しかねない力、存在感があった瀬戸内海の村上海賊。日本の海賊ってのがそもそもえっ?!て感じでびっくり。 瀬戸内を知り尽くし、勝手に通行料みたいなのを取り、背く者には容赦しない残酷な面がありながら、秩序を保つ役割も果たしていたという。 そして海賊もまた人の集まり、家族や親族で構成されている。そこに人間模様が生まれる。物語が生まれる・・・。とりあえずそこに、新鮮な引力がある。 ほとんど計算のない、ストレートすぎる景がこれから織田方や眞鍋海賊とどう渡り合っていくのか・・・。
0投稿日: 2017.01.23
powered by ブクログ2014年 本屋大賞作品。 戦国時代に瀬戸内海で名を馳せた海賊、能島村上の娘・景。 織田家と大坂本願寺の戦争の中で、村上海賊一派が属する毛利家は大坂本願寺側につき、兵糧攻めを受けている大坂本願寺一向宗の為に海路で兵糧を運び入れる役目を引き受ける。 そしてそれを阻止する織田家は泉州の海賊 七五三兵衛率いる眞鍋家を立てて迎え討つ。 この木津川合戦と呼ばれる海戦をメインとして描いた作品です。 泉州の海賊達の面白おかしい言動やキャラは、関西気質を捉えていて面白いです。 史実に忠実に沿った上で、これだけの魅力的なストーリーとキャラを躍動させる事ができるのは和田竜の構成力の凄さだと思いました。
0投稿日: 2017.01.17
powered by ブクログ戦国時代に瀬戸内海で活躍した村上水軍の話。第1巻では、村上水軍の興りや実態、毛利家との関わりなどがわかる。地元の人間として、地理的な把握もできて面白いが、因島村上氏についてもう少しカッコよく描いてほしいと思う。
0投稿日: 2017.01.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
現代語っぽい感じと前半〜中盤の退屈な展開が苦手。。船の戦いも長くて飽きてしまった。司馬遼太郎ってすごいなあ。
0投稿日: 2017.01.09
powered by ブクログこのところ多忙につき、読感を書いている時間がない。 とりあえず、読みましたということで、読了日と評価のみ記載。
0投稿日: 2017.01.06
powered by ブクログ面白かった。 のぼうの城などよりも初めから本題に入っているく感じ。前置きのかったるい部分がなく入れるので読みやすい。それでいて、話の展開もスピーディでいいリズム感。早く2巻を読みたくなる。
0投稿日: 2017.01.05
powered by ブクログよくできた物語だけど、登場人物が多すぎて何度も読み返しながら進んだ。早く誰か映画化してくれないかな。
0投稿日: 2017.01.02
powered by ブクログ歴史の常識的知識がないので、ちょっと苦労したけど……おもしろい! 情景が目に浮かぶ文章って素晴らしい!
0投稿日: 2016.12.28
powered by ブクログやっと、文庫版でた! 忍び、のぼう、小太郎... やっと。 いや、しかし、史実の注釈多い! 変わらずだけども。一巻で、ようやっと、毛利方から、織田家への把みね。 瀬戸内海から、ようやっと出るかでないか。 次行こう。
0投稿日: 2016.12.24
powered by ブクログこれまた職場の先輩にお借りした本。 絶対に自分では購入しない分野だと思ったが、これだけ話題になっていることもあって読んでみることにした。 思った通りの歴史もので、自分は全く歴史がダメな為、 有名どころ以外の名前を1から覚えることになる。。。 もうこれだけで結構拷問。 ただ、歴史が嫌いな私にも主人公である景の振る舞いは実に爽快だと感じる。 何といか、裏が無く、とても分かり易い。そして豪快。 この彼女、今後どうなるのか・・・。 うーん、歴史嫌いだけど先は気になる。。。 やっぱり二巻も読むかぁ!
5投稿日: 2016.12.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「のぼうの城」で有名な和田竜氏の作品。戦国時代瀬戸内海に勢力を持っていた村上水軍の話。勢力を最大限拡大した村上武吉の娘が主人公。大規模な歴史スペクタクルというよりは、主人公景(きょう)の目から見た生々しい、戦国の人々の生き様を描いた作品。大河ドラマを見ているようなビジュアルの浮かぶ作品。好みは分かれるかも知れないが、本当にドラマティック(情景の浮かぶ)な表現が上手い。またキャラ立ちがのぼうの時よりの更に分かりやすくなっていて、本を読んでいるのにドラマをみている気分になる。
0投稿日: 2016.12.12
powered by ブクログ長かった。漫画っぽい雰囲気は嫌いじゃないし読みやすいけど、どこからどうよんでもフィクションなのに、いちいち史料を引用するのが気になった。最後の解説で作者の史料のこだわりっぷりを知って少し納得。
0投稿日: 2016.12.12
powered by ブクログ『のぼうの城』に続き、ワダリョー作品二作目。序章は面白味に欠けたが、主人公・景が出てきてからは面白さ爆発!彼女は村上家の姫様なのだが、悍婦で醜女、嫁の貰い手もなしと来た。でも内面、外見共にとても魅力的に描かれていると感じた。この他のキャラたちも同様である。また、織田方と大坂本願寺の関係、[プラス]毛利家、海賊たち(主に村上)などが絡み合い、その合間々々にナレーション的な歴史解説が入り相乗効果で大変面白かった^^ いやはや、さすが本屋大賞受賞作。期待していた以上だ!まだ(一)しか読んでないが星五確定。
0投稿日: 2016.12.09
powered by ブクログ面白かった。堅苦しいれきしものかと思いきや、景姫が登場した途端アニメチックに。 景姫は醜女で奸婦の行かず後家と描かれているものの、それは、平安美人ではないということで、巨乳でスーパーモデルばりのプロポーション、目鼻立ちのはっきりしたアニメ映えのする女の子。自由闊達で男勝りの身体能力を持つが、行儀作法がなっていなくておまけに天然ときている。アニメアニメしているヒロイン。 終盤、七五三兵衛(しめのひょうえ)が登場すると吉本新喜劇のようになりつつ次巻へ続く。 冒頭はとっつきにくかったが、軽快で解放感と海の爽快さが、何より天然だが景の自由で大胆、豪胆なのが気持ちが良かった。
0投稿日: 2016.12.04
powered by ブクログ個々の登場人物が生き生きと描かれている。特徴的な人物像を表現豊かに書かれており、目の前で動いている様な気にさせる。
0投稿日: 2016.11.11
powered by ブクログ戦国時代村上海軍の娘の話。まだ読み始めでどういう内容なのか分からない。1/3ほど読み進めてようやく主人公登場。 2016/11/15 読了。村上海賊の娘の破天荒な行動に驚きを感じつつも惹かれていく内容。続きが楽しみだ。
0投稿日: 2016.11.11
powered by ブクログ賞をとった歴史小説ということで購入。 登場人物が現代風の言葉を話すため、かなり読みやすいが、昔ながらの歴史小説の雰囲気が好きな人には合わないかも。 今巻は、主人公である景姫の性格がわかるようなエピソードのみで終わっており次巻から大きくストーリーが動きそう。
0投稿日: 2016.11.09
powered by ブクログ物語の導入。物語のテンポは心地良いものがあるが、歴史が苦手なので、登場人物がどの勢力か把握する間も無く読み終えてしまった。 景(主人公)を含め、登場人物がユニークであり、物語が踊っている。ここからまたさらに物語が加速していきそうなので、楽しみである。
0投稿日: 2016.10.28
powered by ブクログ和田さんの作品は数作読んでます。読みやすくて好きです。 この作品も時代物、そして海賊と仏教と時代の覇者。何の接点もなさそうですが、仏教が大きな影響を与えた時代。 興味深いです。 次作に続く。
0投稿日: 2016.10.20
powered by ブクログ感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201610/article_4.html
0投稿日: 2016.10.20
powered by ブクログ悍婦で醜女といわれている村上海賊の当主の娘「景」。 彼女の持つ勢いが、物語を動かしていく第1巻。
0投稿日: 2016.10.08
powered by ブクログ人生初めての歴史小説!言葉が難しい時も多いけど、その割にはかなりスラスラ読めて続きが気になりすぎる。
0投稿日: 2016.10.08
powered by ブクログ村上海賊の姫が戦国の歴史の中で自分の生き方を貫いている。男と互角に戦おうとする現代にもこんな女は中々居ない。醜女と言われるのは当時の日本の一般的な美女の基準に有ってないだけのようだ。泉州侍の気質はどこかに残っているのかな、面白そうなので会ってみたい。
1投稿日: 2016.10.06
powered by ブクログなるほど痛快で面白いと楽しみながら読ませていただきました。歴史小説としての舞台設定にも入っていける魅力があります。そういう小説は得てして主人公が桁外れな人物で、私たちからはただ憧れの人物と写ってしまうのですが、これは女性を主人公とすることでその壁を破って親近感を持たせてくれる。そういうことに成功した、だから面白いと思いました。戦国時代の空気を感じ、その中で主人公とともに生きることを感じることができます。この村上海賊の娘に感情移入してしまい、この生き方がどうなっていくのか、この巻以降が楽しみです。
1投稿日: 2016.09.07
powered by ブクログ確か本屋大賞を取った戦国末を舞台にした歴史小説。 昔は歴史小説を沢山読んでいたのだけど、最近はとんとご無沙汰。 なので、こう言う物語の中に地の文で文献記述が述べられるような形式の物語を久々に読んだ。 その度に少し物語的一体感が削がれてしまう気がして、はじめはチョット違和感を感じてしまった。 まあ、そのうち慣れたけど。 瀬戸内の海賊王村上海賊の娘・景が主人公。 これまであまり描かれてこなかった海賊の事だったり、史書にわずかに名前だけ残る人物が主人公だったりで、背景の歴史は知っていても、ほとんど予備知識なしの歴史物語を読んでいるようで、なかなか楽しい。 こう言う未知の人物を主人公にするのは作者的にも想像が広がって楽しいだろうなあ。 景は言ってみれば甘やかされて育ったお転婆な娘な訳だけど、そのわがままがまかり通るほど海の男のように豪胆で自由奔放で戦いの実力も持っているという、いわばある意味手に負えない人物。 だけど、適度にアホなところが魅力だ(笑) そのアホさが、何をしでかすかわからないワクワクする感じをもたらしてくれる。 まあ、とばっちりを受ける弟はほんとかわいそうだけど(爆) さて、この巻はまだ物語は始まったばかりでキャラの顔見世的な巻。 何やら景の出自には秘密もありそうで、これから歴史の中で彼女が何を引っ掻き回してくれるのか、とても楽しみ。
0投稿日: 2016.09.02
powered by ブクログもっとかたい話かと思いきや。 淡輪紀州弁めっちゃ出てくるやん(笑)読みやすい(笑) 間が抜けてるけど憎めない、とっても女の子な景姫の今後が楽しみ!
0投稿日: 2016.09.02
powered by ブクログ漫画チックな展開に、閉口。途中で投げ出してしまいました。こういった作品が評価されるのは、書店員さんが現代のマンガ、アニメに強い影響を受けているからだと思います。本格的な時代小説好きには向かない作品です。
0投稿日: 2016.08.25
powered by ブクログ話が始まったばかりで、ひととおりの人物が登場し、本格的な動きを見せる前に、一巻は終了。しかし、読んでいる内に次はどうなるのかとワクワクさせられ、非常に続きが気になります。
0投稿日: 2016.08.23
powered by ブクログマスメディアで定番の武将ではない海賊の歴史小説。 私の地元でもある泉州弁のやりとり、ユニークな家族・兄弟関係、目まぐるしく変わる戦場シーン、瀬戸内海から大阪湾までの文化圏、漫画「北斗の拳」みたいなかけ引き、など読む人を選ばないストーリー展開にあっという間に読めた。 私自身は、前半から充実し過ぎた戦場シーンで、題名にも関わら海戦はなくこれだけで終了するのか?と不安にさせる。そこからが見せどころに驚きました。 最後のあとがきで、主人公達を生き生きに描いていながら、史料に基づいている事を知り、最後まで驚きであった。 旧地名を丁寧に、現代の地名に解説してくれるのは、地理が脆弱な私には、ありがたかった。 当面、大衆歴史小説家は、和田竜で間違いない。 作者にお願いしたいのは、しょうもない映画化だけは、やめてくれ。
0投稿日: 2016.08.22
powered by ブクログ戦国時代、大阪本願寺を攻める織田家と本願寺側につく毛利家の話が舞台。毛利家は織田と戦うためには瀬戸内海を制する村上海賊の助けが必要不可欠であり、そこに主人公の村上さん海賊のムスメが登場する。のぼうの城、小太郎の左腕と見てきたが、相変わらず和田竜は面白い!登場人物のキャラが非常にたっていて、ストーリー展開が早く、躍動感がある。読んでて飽きない作品。解説の入れ方も固苦しくなく、量も適度で読んでて飽きないし、勉強になる。一巻は序章という感じで、今後の展開の基板が出来た感じ。次巻以降に期待。
0投稿日: 2016.08.21
powered by ブクログまだ1巻までしか読んでませんが、面白かった。 景の人柄が単純でわかりやすくて好きだし、個性的な人がいっぱいで楽しい。 物語は2巻からが盛り上がって行くところだろうと思います。
0投稿日: 2016.08.20
powered by ブクログ時は戦国。乱世にその名を轟かせた村上海賊の姫が合戦前夜の難波へ向かう時、木津川合戦の物語の幕が開く。 戦国時代を海賊を主人公に据えて描き出すところに新鮮な面白さを感じました。 その主人公が破天荒な姫というのも今までにないキャラクターでこの後どんな活躍をしてれるのか楽しみになってきました。 まだまだ物語の序盤という感じでこの後様々な人物がかかわりあいながら物語を盛り上げていく感じがし、次巻も楽しみです。
0投稿日: 2016.08.19
powered by ブクログ焦点の当て方がニッチである,史実の隙間を埋める想像世界が魅力的である,そして魅惑的に登場人物達が動く(これは景を主人公にしたことに依るだろう),という点で面白くない訳がない.その時代や人,そして場所によって価値観はがらりと変わる.普遍的なものではないことがよく判る.
0投稿日: 2016.08.15
powered by ブクログ文庫化を楽しみに待っていた作品だ。 予想を裏切る事の無い内容だ。 ワクワクさせる展開、ユーモラスな語り口、歴史史実に裏座さえされたフレームワーク、面白い。
0投稿日: 2016.08.12
powered by ブクログ本屋大賞受賞作ということで興味を持ってはいたが、文庫化を待っていた。 主人公は、村上海賊の娘景姫、貰い手のない醜女だとか。主人公はだいたい美女が相場だろうがと、思っていたが・・・ この時代は、おたふく顔が美女の基準だとか。 読み進むにつれ、我が主人公はやはり、現代なら八頭身美女のモデルに相当するとわかり、納得。 この型破りな、魅力あふれる主人公の活躍、続いて第2巻へ。
4投稿日: 2016.08.11
powered by ブクログ文庫本になるのを待って購入。村上海賊は他の歴史小説でもちょこっと出てきたりしますが、村上海賊そのものを取り上げた小説は初めてだと思います。随所に歴史的な裏付となる資料について説明があり、著者が十分な調査をした上で、この小説を書き始めたのが分かります。けどそこは和田竜、退屈な小説ではない。破天荒な村上海賊の娘、景をして痛快、歴史、エンターテイメントの始まりを予感させます。
0投稿日: 2016.08.11
powered by ブクログ本作を綴った和田竜は、『のぼうの城』で知られる。『のぼうの城』は、「新人作家による映画脚本」として評価されたが、映画制作に向けた宣伝のために「小説を売り出すか?」ということになり、和田竜が自ら小説化を手掛けた。そして小説も、後に登場した映画もヒットしたことは周知のことである。 こういう作者の背景の故も在るのかもしれないが、『村上海賊の娘』も「画が思い浮かぶような」景色や人々の動きの描写が鮮やかで、合戦に身を投じる各作中人物達も、身振りや科白を吐く声音が聞こえて来そうな程に活き活きと描かれている…
0投稿日: 2016.08.10
powered by ブクログ冒頭から景姫が登場するまで、当時の背景等を説明するためにあの長さが必要だったのかもしれないけど、長かったー。でも、姫様が登場してからは一気でした。醜女だなんて失礼な、景姫は現代に生まれていたらモデル体型の美女です(泉州の海賊は見る目があるね)。少し単細胞だけど、豪快な肉食系女子な姫様から目が離せませんので、このまま二巻へ突入します。
1投稿日: 2016.08.08
powered by ブクログ私の住んでいる所は、かつての平家の水島合戦の古戦場跡の近くだ。ちょっと車を飛ばしただけで記念碑にたどり着く。つまり、ここは中世は海にすこぶる近かった。 わが家から歩いて少し行った所に「この家はむかし海賊をやっていたんだよ。○○大将軍と言っていたんだ」といういわく付きの御屋敷がある。真偽のほどはわからない。そういう「伝説」がまだ成立するような土地が瀬戸内海の周りにまだいくらかありそうだということと、海賊の子孫は未だに地域の大物として残っていることを地域が認めているということと、子ども心に「怖いところ」しかし「尊敬すべきところ」という風に大人に植え付けられたことだけを、ここで指摘しておきたい。 瀬戸内に住む者にとって、「海賊」は特別なのだ。 その最後の輝きの物語なのではないかと、一巻目を読んで思った。一巻目はまだ人物紹介と、物語の発端説明の域を出ない。 次巻を続けて読むことにした。 2016年7月読了
4投稿日: 2016.08.07
powered by ブクログ初めての和田竜作品。 人におすすめ頂いた作品。 一時期、本屋で大量に平積みされていて印象的だった作品です。 和田竜さんと言えば、「のぼうの城」でこれまた話題になっていた方ですが、今まで手に取っておらず。良い機会でありました。 戦国時代の、村上海賊の話。 お恥ずかしながら、全く存在を知らなかった人たちなので、新鮮な気持ちで読んで行きます。 主人公の娘が出てくるまでが、結構乗れずに大変だったのですが、村上海賊の娘、景が出てきてからは速度が上がりました。 出版があまりにも新しい本だからか、現代の解説が入ると、その空気感が新しすぎて、物語から現実にひゅっと戻っちゃう自分を感じてしまって大変です。 慣れ、が必要なのでしょうかね。 泉州に渡る景のように、この時代に行きたい!と思った琴姫似女子がいるんだろうなー、なんてことも思ったり。 4巻までで終わりなのかな。そしてこれ発売直後なのね。そうかそうか。
0投稿日: 2016.08.06
powered by ブクログ能島村上の娘の景。 男勝りで醜女と言われ、嫁の貰い手もない。 父親が甘いので、やりたい放題だ。 それがまたハラハラするも愉快だ。 2016.8.4
0投稿日: 2016.08.04
powered by ブクログ物語全体の人間の解説。当時の状況などの説明が中心で、これから話が大きく動くのかな?というところで終わってしまう。
0投稿日: 2016.08.04
powered by ブクログ今の時代に生まれていたら確実にモデル、芸能界にいてもおかしくない容姿の主人公は、海賊の長の娘で自ら海を守ってます。それなりに結婚野望、願望もあり、年頃ですが、そこらの男よりかっこいいです。ただこの時代では醜女と言われ、みんなから馬鹿にされ、嫁の貰い手はほぼなし。自分を認めてくれる大阪へ勝手に向かって夢を膨らませてますが、猪突猛進すぎてはらはらします。戦と海賊の将来より、彼女がこれからもてるかを期待してます。
0投稿日: 2016.08.03
powered by ブクログ夏にはいつも長編(続き物)を読むことにしている 昨年は、遅ればせながら上橋菜穂子さんの 「守り人」シリーズで楽しませてもらった。 今年は、どうしようかなと思いながら ひょいと手に取った一冊 いや これがなかなか面白く まさに戦国時代のエンタテイメントですね 10数年ほど前に 島なみ海道、本島の「大山祇神社」に寄せてもらった時の その道のりを思い出してしまった。 その時に、近々 村上水軍の記念館ができる という話がその時に上がっていた これは むろん小説です でも 瀬戸内海が「海の道」であった その雰囲気が楽しめるのがいいね
0投稿日: 2016.08.02
powered by ブクログ第11回本屋大賞、第35回吉川英治文学新人賞受賞のエンタメ歴史小説。 ―― http://bookmeter.com/cmt/58054222
0投稿日: 2016.08.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
文庫では全4巻のうち、まだ1巻 面白いのだけど、この頃すぐに眠くなり、 また、時代背景はわかるけど、 登場人物の名前がなかなか覚えられなく なかなか読み進められなかった でも、景という娘の性格が少しずつわかると どんどん面白くなってきたので、これからが楽しみ
1投稿日: 2016.07.31
powered by ブクログ文庫になるのを待っていた作品。 面白くなる感じはでてるが、まだストーリーが序盤の為、本番はこれからでしょう。 次巻以降にきたい。 仕方ないけど、文章が少し読みづらいのが気になる。
1投稿日: 2016.07.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本屋大賞を受賞した作品で前から読みたかった作品。 登場人物の個性が際立っていて、読むにつれひきこまれていく内容。 今後の展開も楽しみ。
1投稿日: 2016.07.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
登場人物のそれぞれが個性的で、ぐいぐい物語に引き込まれる。戦国時代を舞台にしながら、新鮮である。漫画チックな点も多々ある。
1投稿日: 2016.07.18
powered by ブクログ戦国の乱世に、瀬戸内の島々を拠点に権勢を誇る村上海賊。 宿敵・織田信長と対立する大坂本願寺の門主・顕如は、籠城戦に備えた兵糧十万石の輸送のため、この海賊の王を味方につけることを決意します。 その村上海賊の中でも最盛期にある能島村上家。当主・武吉の娘である景は、女ながらも海賊働きに優れる悍婦であるばかりでなく、嫁の貰い手もないと評判!?の醜女。 その景が海賊働きのさいに、たまたま窮地を救う形となった安芸国の門徒衆-彼らは日頃からの恩に報いるため、大坂本願寺へ兵糧と共に馳走するつもり-の懇願と、大阪の堺なら景のような容姿でも美女ともてはやされるという口車に乗せられて、彼女は背景もろくにわからぬまま、大坂へと舟を進めることとなります。 海賊の話とあって、本巻の大部分を占める海のシーン、特に景が単独で先陣切って乗り込む海賊働きや船上での斬り結びは迫力満点です。 弟を練習台に磨きをかけた、彼女の剣の必殺技が炸裂する場面は、映画のようにスローモーションで何度も脳内再生されました。 そして、景自身の無邪気で時に子供じみたキャラクターは、読み進めるうちにその醜女という容姿を忘れさせ、惹きつけられること請け合いです。 親兄弟、親戚、海賊仲間、門徒衆などなど様々な人々と彼女のやり取りは、どこかおかしみを含んでいて飽きません。 さらに本巻のもう一つの見どころは、大坂本願寺と信長との争いの背景が、よくわかることです。 正直、この争い自体をあまりよく知らなかったことに加えて、比叡山焼き討ちのような信長の過激な行動が印象強いこともあり、「信長が悪者」みたいな単純なイメージがあったのですが、どうも話はそんな簡単なことではないように思えてきました。 といった風に早くもその面白さにやられ気味ですが、まだ4分冊の1巻目。 これからしばらく楽しめそうです。
0投稿日: 2016.07.18
powered by ブクログ本屋大賞受賞作だけあって、リーダビリティは高いですね、やっぱり。キャラ設定も秀逸で、何より「海賊王」って言葉に無性に興奮します。第1巻。まずはそれぞれのキャラ描写、時代背景、勢力図が描かれて、その後、いよいよ村上海賊軍と織田軍の邂逅まで。次巻への期待も高まります。
0投稿日: 2016.07.15
powered by ブクログ面白い予感は感じる。でもまだ物語に入り込めていない。感想は次巻以降かな。 あらすじ(背表紙より) 時は戦国。乱世にその名を轟かせた海賊衆がいた。村上海賊―。瀬戸内海の島々に根を張り、強勢を誇る当主の村上武吉。彼の剛勇と荒々しさを引き継いだのは、娘の景だった。海賊働きに明け暮れ、地元では嫁の貰い手のない悍婦で醜女。この姫が合戦前夜の難波へ向かう時、物語の幕が開く―。本屋大賞、吉川英治文学新人賞ダブル受賞!木津川合戦の史実に基づく壮大な歴史巨編。
0投稿日: 2016.07.10
powered by ブクログ信長と石山本願寺との戦いのひとつ木津川合戦、 秀吉が大阪城を築く前は、石山本願寺がそこにあった。 同時期、瀬戸内に勢力を張った村上海賊。 その当主の娘 景の、時代の、社会の常識に逆らい、自分の居場所を求め、天真爛漫というか、自分の興味のままストレートに行動する姿は、現代の社会の壁を乗り越えようとする呻吟する人に重なる。 その村上海賊の娘がどうなっていくのかは、まだこれから。この先、どうなっていくのだろう?
0投稿日: 2016.07.10
powered by ブクログ初の和田竜作品。思ってた以上に漫画チック。いくら命の価値が低い時代とは言え、戦を好んで人を斬りまくり、粗暴なだけのヒロインには不快感しか覚えないが…次巻に期待。
1投稿日: 2016.07.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2016/7/9 Amazonより届く。 2022/9/2〜9/7 なんと6年ぶりの和田作品。 村上水軍のことは名前はもちろん知っていたが、主人公に据えられた作品を読むのは初めて。破天荒な娘、景のキャラクターが良い。このあと、どうなるのか。2巻へ。
1投稿日: 2016.07.08
powered by ブクログ毎日、大阪城を見ながら通勤しているけど、戦国時代、そこには城ではなく寺があったとな。巻頭に地図が付いていて、見知った場所ではあるけれど今とは異なる地勢が描かれており、戸惑いながら想像力を働かす。 織田信長に攻め寄せられる大坂本願寺から助太刀を求められた毛利家。いかな毛利家とて10万石もの兵糧を簡単に運べる術もなく、瀬戸内海を実質的に支配する村上海賊の手を借りるべく使者を送る。 使者と海賊の頭領との会談は中途半端に決裂したものの、ふとした顛末から大坂へ向かうことになった海賊の姫君・景。その性格と容姿から行く先々でひと騒動必至であった…。 この作者、前に読んだ本(2冊だけだが)もそうだったけど、歴史上の出来事を描きながら、描写は現代劇画調といったトーンで、そこは今回もまた同じ。 景さんはのっぺりした顔が美人とされる戦国時代の日本では醜女と決めつけられているが、現代で言うと彫りの深いエキゾチックな美人といったところかしらん。 2014年の本屋大賞、待ってましたの文庫化なんだけど、ちょっと軽い印象。まあ、お話はまだ始まったばかり。
1投稿日: 2016.07.06
