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風と共に去りぬ 第5巻(新潮文庫)
風と共に去りぬ 第5巻(新潮文庫)
マーガレット・ミッチェル、鴻巣友季子/新潮社
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総合評価

(39件)
4.8
26
5
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    『風と共に去りぬ』のうわ言が、うわ言フェチの原点。 あれを、聞いていれば…… 何年経っても、このビターエンドは苦い。

    0
    投稿日: 2026.09.16
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    スカーレットはいつも前向きで凄い!それがこの本の最大の魅力だと思った。 前向き(ポジティブ)は楽観的ではなくて、彼女は実際現実主義者でもある。ただ、どんな不幸な人生でも前を向くことができると教えてくれるのがスカーレットだった。それも周囲のおかげだと最後の最後に気づくんだけどね。。その2人もいなくなったらどうなるのと思うけど、それでもやっぱり前を向くスカーレットは(周りの心は折れていく中笑)心が折れることを知らないよねえ改めて凄すぎる そしてこの本を読んで思ったこともう1つは、人間そんなに変わらないのかもと笑 多少成長はするけど、生き方は変えられない それが環境とマッチしないとほんとに生きるのが辛いだろうなと思った。今はいい時代だ(私にとって) 物語は終わっちゃったけど、どうかこの先スカーレットが誰かのために行動する人になってほしいと心から願わずにはいられない

    1
    投稿日: 2026.08.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    南北戦争のことを知りたくて興味をもった作品でした。 海外の小説は読みにくくて苦手な印象でしたが(しかも昔の作品だしと思いましたが)、 初めて読みやすいと思いました! (こんなに読みやすいものがあるなら、また挑戦してみようと思った!) 2巻のアトランタの戦火から逃れ、バトラーがいなくなってしまってから、 命からがらタラにみんなを連れ帰ったスカーレットがかっこいい。 その後に背負わなければならなくなってしまったものの重さを感じて、ズッシリ気が重くなってしまいましたが、 それがまたどうなっていくのか続きを読みたくなりました。 ただ最後まで、あまりスカーレットに共感はできずでした。 何だかずっとちがう方向に行動力全力な感じ? これが時代や環境に馴染まない、切り開く人の強さなのかな。 結末までもスカーレットのがんばる方向性そっちなんだ?!とちょっとツッコミたくなってしまった。 でも物語がすごくおもしろくて読んでよかった!! 物語にぐいぐい引き込まれて気づいたら読み切ってしまいました。

    3
    投稿日: 2026.07.24
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    2026年06月12日(金)購入 2026年06月19日(金)読了 こんなに夢中になって読める話だとは思わなかった。 めちゃくちゃおもしろかった!

    0
    投稿日: 2026.06.25
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    1〜2巻は旧訳で読んだがあまりハマらず(訳が合わなかったのか、1〜2巻の歴史的背景の説明やスカーレットが異性にモテることしか考えていない描写がつまらなかったのか…)、3巻以降は新訳で一気に読了。 スカーレットの思考として、「貧困を脱したら、母みたいな貴婦人になろう」とか「落ち着いたらフランクに優しくしてあげよう」とか、「これからはレットを愛そう」とか、今は仕方なく行動してるだけで、これからは行動を改めようという描写が出てくるが、どこまでいってもスカーレットは現在を棚に上げ続けて、行動は変わらないんだろうなあと思う。 現実主義、行動力があるところ、責任感が強いところはスカーレットの良い部分であると思うが、思い込みが激しいところ、勘違い甚だしいところ、アシュリー以外の人間は基本的に軽蔑しているところに苛立ってしまい、好きな登場人物ではなかった。 レットの子育て論には共感した。 ウェイドが親の人付き合いの問題で自分だけパーティに呼ばれていないと知るや、子どものために上っ面を取り換えて旧南部貴族との交流を深めたり、子どもにとって親は尊敬できる存在でなければならないという考えのもと、戦地で戦って話をしたり、子どもの過ごしやすい環境を整えようとするのがとても良かった。 一方で、スカーレットはボニーの死亡時に「エラが死ねばよかったのに」と考える。ボニーが愛らしく育ったのはレットの教育あってのことで、ウェイドが甘えないこと、エラが注意力散漫になったのは親からの愛情が足りずに育ったためでは?スカーレットの自業自得では?と感じた。 メラニーの死に際、スカーレットもアシュリーもメラニーの存在感の大きさを思い知るが、レットもメラニーのことを愛していたと理解している。 鴻巣由紀子さんがニクノコウジニクヨさんとの対談で少し話していたが、メラニーの流産した子どもはレットの子どもにしか読めない。 あまりメラニーとレットの関係について感想を書いてる人がいないが、どう読んでもレットとメラニーはボニーの死の夜に関係を持っていて、流産はメラニーの希望で流産させたのでは?と思っている。 スカーレットの周りの見えなさというか共感性のなさは、アガサクリスティの「春にして君を離れ」に共通性を感じた。 訳者あとがきに出てきた、風と共に去りぬの同時代作家、パールバックの「大地」や、フォークナー、スタインベックも読んでみようと思った。

    0
    投稿日: 2026.06.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    初めはすごく好きだったスカーレット、戦争の中メラニーの出産を助け、その後のヤンキーたちからタラを守る姿はカッコ良すぎて痺れた。だが、そこからのスカーレットには感情移入できる部分が少なかった。特にレットと結婚した後のスカーレットに対しては作中で最も嫌いなキャラになってしまった。 ラストシーンではレットのスカーレットへの愛情とレッド以外を失ったスカーレットの対話は素晴らしかった。 最後の1日はメラニーとアシュリ、レットの最愛の人3人を失ってもまだ明日にはなんとかなると考える。 スカーレットはきっとこれからも自分を支えてくれた人や自分が愛した人がどんどんいなくなってもそれに気づくことなく人生を歩んでいくのだろう。 ずっと違和感みたいなのがあって、スカーレットの他者の死への感覚が薄れすぎている。レットのように最愛の娘が死んだ時は酒を飲んで忘れようとしたり、するのが普通なのでは?メラニーが死んだ後もすぐにレットのことを考えている。母親や父親が死んだ時もフランクが死んだ時も、立ち直るのが早すぎる。ヤンキーを1人殺したことが死への考えを薄めてしまったのか?これは戦争の影響も大きい。 誰よりも大人のようでいつまで経っても子供のままのスカーレットの恐ろしさのようなものを感じてとっても面白かった。

    1
    投稿日: 2026.04.08
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    人生を変えそうな小説。訳が相当良くて、夢中になって家にこもって読破しました。南北戦争と黒人差別、タラやアトランタの情景、スカーレットの強さと弱さ、メラニーの愛、魅力的なレット、タラのご両親、そしてアシュリ…。とにかく盛りだくさん、というかぎゅーっと濃い濃い読書体験でした。

    1
    投稿日: 2026.03.21
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    《主要登場人物》 スカーレット・オハラ……本作のヒロイン。大農園主〈タラ〉に生まれ、最初の夫チャールズとの間に長男ウェイドを、再婚したフランクとの間に長女エラを得たが、どちらの夫とも死別した。製材所を経営する。 ジェラルド・オハラ……スカーレットの父。妻エレン亡き後自失の日々を送るが、落馬事故により死去。 メラニー……愛称メリー。アシュリ・ウィルクスの妻で、ポーと呼ばれる子を生んだ。 アシュリ・ウィルクス……スカーレットが想いを寄せるウィルクス家の長男で、インディアの兄。スカーレットが経営する製材所に勤めつつ、KKKに関わる。 マミー……もとはエレンの実家に仕え、スカーレットの乳母でもあったオハラ家の使用人。 ポール、ディルシー、プリシー……オハラ家の使用人一家。 フランク・ケネディ……スカーレットと結婚し、商店を経営していたが、KKKの活動に関わり落命。 ピティパット・ハミルトン……チャールズとメアリーの叔母。 ピーター爺や……ハミルトン家の使用人。 アーチー……アトランタに出てきたウィルクス家に、用心棒として居候している南部人。 ウィル・ベンティーン……復員後、〈タラ〉を担い、ジェラルド没後にスカーレットの妹スエレンと結婚した。 ベル・ワトリング……アトランタで売春宿を営む。 レット・バトラー……南北戦争中、密輸で巨利を得た無頼漢。戦後は北部人と結託するが、KKK襲撃事件で南部名士たちの命を救う。

    0
    投稿日: 2025.06.25
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    この世は立体世界 だから端と端は一致する。 スカーレットとメラニーは両極端であるからこそ近しい。 レットに世の中を語らせ、スカーレットの滑稽さと逞しさに先進性を潜ませ、真の強い普遍な存在のメラニーに“神”を感じさせる。 立派なひとは一人もいない、アクの強い人たちが繰り広げる壮大なゴシップ物語 ただ、物語の世界ではおおよそは異端児だったレットも、娘ができた途端に普通の人であることを暴露した。 やっぱりこの世界は女性のものだ。

    6
    投稿日: 2025.04.23
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    この先、人生の佳境を迎えた時に、何度もスカーレットのこと、この小説の場面を思い出すんだろうなと、心から思った。控えめに言って最高。

    3
    投稿日: 2024.11.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    5巻もあるお話を、こんなに一瞬で読み終えるとは思ってなかった。レット・バトラーとスカーレットが魅力的すぎて、のめり込んでしまった。 私は、レット・バトラーに一体どんな策略があってスカーレットと結婚することにしたんだろうとずっと疑っていたし、酔っ払ってメラニーに泣きつく場面でもなんて演技が上手いんだろうと感心していたくらいで、最後の最後までレットがスカーレットをそんなにも愛していただなんて、全然分からなかった…なんて思っている私は、スカーレット並みに人の気持ちが分からない人間なんだろうか笑 他の人が書いたものらしいけど、続編もあるようなので気になる。 あと、お話全体を通して、スカーレットからも、メラニーからも、大切な人生訓を学んだ気がする。欠点はあれども、スカーレットの強さとしなやかさは尊敬するし、好き。メラニーの優しさは見習わなければ…。レットからも学んだと言いたいところだけど、彼は住んでいる世界が別次元過ぎて、私にはとても参考にできそうにないかな笑

    1
    投稿日: 2024.11.07
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    マーガレット・ミッチェルの『風と共に去りぬ』最終巻。これまでスカーレットにとって嫌いとはいえないまでも好きではなかったメラニーとの関係を中心に描かれる。スカーレットにとって最も理解し難くとはいえ、見捨てられない存在であったメラニーが最も大切な存在であることに気がつく。鴻巣さんが言っているように、スカーレット=赤とメラニー=黒という色もどこか象徴的だ。 そして、タラ。南部の大地がもたらす力。しかしそれは古き良き南部ではなく新南部でもあってそれを象徴するのがスカーレットという存在なのだ。 南北戦争前後のアメリカ。現代のトランプにつながるアメリカ文化を理解する上で必読の作品と言えるだろう。

    0
    投稿日: 2024.04.23
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    読書会で取り上げられてなかったら、読まなかっただろう。読書会での発表を意識して読んだお陰で、訳されている言葉の適不適であったり、表現されている意味を考えながら読む事が出来た。 また、読書会参加者の視点を得る事で、新たな気付きや新鮮な考え方に触れる事が出来た。 特に自分自身が年齢や経験(今回の場合はアトランタ在住経験も)を重ねてきた事で、頭の中の理解だけでなく実生活を通した感覚を持って読む事が出来たと思う。 後半になるに従いスカーレット自身の登場場面が少なくなると共に、今まで美しく見えていた彼女の力強さが、今度は醜くく変幻してきている様に思えてきた。 訳の良さもあってか(細かい点においては色んな疑問や注文、はあるけれど)文庫本5巻あってもあっという間に読めてしまう。そのため読書会のペースを越してしまうので、次に進みたい気持ちを抑えるのが大変でした。

    4
    投稿日: 2023.12.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    戦争がかくも人の考え方や生き方を変えてしまうのか。主人公マーガレットのような、狡賢い女でさえも、戦争さえなければ。 ただ一方で、戦争でマーガレット自身の根本が変わったかというと、そうでもないと思う。ひもじい思いをしていた時代以外、相変わらず自分のことしか考えていない。最終盤で、メアリーやレットの有難さを知り、アシュリに対する思いはただの自分の妄想に近いものだと悟るが、彼女は果たして本当に心から自省したかというと、してないと思う。結局自分の為になってくれた人、自身の損得勘定でその時プラスだと感じた人の為に好きと言えたり泣けたりするだけであって、彼女は本当に冷たく心の貧しい人だと思った。 現代日本にもこういう人はいる。外面はいいんだけれど、知れば知るほど自分のことしか考えてない人(家族とか大親友レベルにまでならないとわからない)。本作が、そこに対する批評的な面までかかれていたら傑作だなあと思ったが、触れてないので、もしかしたら作者としては「マーガレットは本当に改心した」というお話なのだろうか?

    0
    投稿日: 2023.10.07
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    私の人生で至高の作品!! 明日には明日の新しい風が吹くわ、と言って、どんなに絶望的な局面でも希望を捨てないスカーレットは、永遠の憧れ。、

    0
    投稿日: 2022.09.11
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    読み終わってしまった…… 読み終わったその日に朝ドラ「スカーレット」の俳優さん同士がご結婚とのニュースを知り、読了後の寂しさは忘れ、次は「スカーレット」があるじゃないかと思い出す。 シンプルにスカーレットの人生に荒波がありすぎて、平和な時期なんて本当に一瞬、5巻の初めの章のみだった気がする。 南北戦争の最中が主軸なのだけれど、それが荒波のメインというよりは、戦後のスカーレットの人生そのもの、関わる登場人物の人生の波乱の方が圧倒的に大きいような感覚。 戦争がもたらすものは、戦時中の苦悩だけではなくて、戦争が終わってからの再生、復興、取り戻すことのできない現実、取り残された人たちのもがき、後遺症が遥かに大きい。 変わってしまったレットと、どうしても素直になれない2人の波瀾万丈な生活に、読み手はもどかしく、似たもの同士が過ぎると逆に上手くいかないんだな、と考えさせられる。 とにかく1巻目からどんどんメラニーという人物が大きくなって、最終的にはメラニーが主人公でも良くないかとまで思わされるほどに存在感が増してくる。 スカーレット…本当に人を見る目が…ない!笑 解説にもある通り、トルストイの「戦争と平和」も読もうと思う。

    7
    投稿日: 2021.07.30
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    読み終えてしまった…思っていたラストとは違って、しばらく呆然としてしまった…   レットの情熱を押し隠したプロポーズから始まり、ついにレットとスカーレットが結ばれる!と思いきやスカーレットはレットの愛情を信じきれず、レットもひたすら情熱を隠し、結局最後まで二人の心が通じることがなかった。ああこんな終わり方だなんて… 最後、スカーレットは持ち前の強さでレットを取り戻そうと決心していた。それにより「決してへこたれず振り返らず、目的に突き進むスカーレット」が読者の心に刻みつけられるけど、でもスカーレットのそういうところが変わらない限り、例えレットを取り戻すことができたとしても、二人で幸せになることはできないんじゃないか。 スカーレットとレットはこのあとどんな人生を歩むことになるのか、読み終えた後もずっと考えてしまう。

    0
    投稿日: 2021.07.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とうとうラスト。 5巻は初めてほぼ全編がスカーレット・オハラとレット・バトラーの話、そして二人の関係が終わりを迎える。 「風と…」は南北戦争前後の南部を舞台にした男女の愛がベースになっていますが、それはある意味枠組みに過ぎなくて、南部のアメリカの女性に求められた「淑女」としての姿と、そういう「常識」に逆らって自分らしく生きようとする女性の話であり、しかも、その女性が清廉潔白とか、清楚でもなく、ある時は身勝手で、利己的であるにも関わらず、その泥臭さに親密感がある、、、 レット・バトラーも生き残るために南部の男子の典型からは外れる事を選ぶ男ですが、スカーレットの生き生きとした感じに比べると、いささかステレオタイプ、物語のために作られたキャラクターのような気もしました。 いずれにしても映画の「風と…」とは全く違うと思う。(僕は映画を観てませんが、小説の解説でもそう書かれているし、原作者であるマーガレット・ミッチェルも別物と言っている) 読めばわかりますが、この話を映画にはできないと思います。 映画の評価はおくとして、小説単体として、面白い!

    0
    投稿日: 2021.07.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    メラニー。なんという人。スカーレットとは真逆だが、陰の主人公だ。向こうとこちらに橋を架ける人。信念の人。今際の際での場面で涙止まらず。 そして、バトラー。4巻で家族のことが少しだけ出てくるが、後見人になっているのはあの人の息子。報われなさに、これも泣けてくる。 最期にスカーレット。彼女のビルドゥングスロマンなのだが、最期にその気付きが訪れる。僕にとってのタラは、記憶のなかにあるが、戻り、出発する場所をもてる人は強い。 とにかくうまい構成。

    0
    投稿日: 2021.06.20
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    「どうして自分がちっとも幸せに思えないのか分からなかった。でも――なんなの、わたしたち、こんな年寄りみたいな話し方して!」 このスカーレットの叫びが、この小説の全てだった。 これぞアメリカ。これぞ青春。いや、これぞ人生。 たくさんの感想より一読するのがベスト。 大人になり、発売から80年以上も経過した、そんな今、読むからこその、大きな味わい深さがありました。 個人的には、主人公はスカーレットでもなく、レットバトラーでもアシュレーでもなく、途中からメラニーだと思って読み進めている自分がいました! 他人をどこまでも信じる力と、自分の力しか信じてやまない、そんな二人が物語をグイグイと引っ張っていく。 これは、今こそまた映画も観返すしかないなー。笑

    0
    投稿日: 2021.06.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    嘘でしょ…。まさかの終わり…。 スカーレットに感情移入していたから、絶望。 全てを失ったじゃない!それでも「明日考えよう」なのね。 初期のスカーレットの世界は風と共に去ってしまったんだ。あのキラキラしていたスカーレットも。 多分彼女の変化は仕方なかった。でも、「明日考えよう」が良くなかったのかなあ。 メラニーとレットという素敵な2人に出会いながら、孤独になるなんて…。 この結末を迎えるお話が世界中で人気なの面白い。 作者とは別の方が続編を書いたみたいだけど、無い方が良くない?衝撃的だけど素晴らしい終わり方。 風と共に去りぬはフェミニズム的な観点で見ると偉大だし、黒人差別の歴史を知る上でも興味深かった。長いけど、スカーレットの波乱万丈の人生は面白かったし。

    0
    投稿日: 2021.04.20
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    母になってから読み返すと、この物語の終盤は、親とは何かについて考えさせられるパートでもあった。超安産体質で出産後はマミーに預けビジネスに邁進するスカーレットと、自らの命と引き換えにでも産もうとするメラニーの対比。 全編通して描かれているテーマの多様性に本当に驚かされる。

    2
    投稿日: 2021.03.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2人がもう少しでも素直だったら、別れることは防げたはず。特にスカーレット。好意を持ってるなら「好き」、何かしてもらったら「ありがとう」、自分に非があったなら「ごめんなさい」。何かしら友好的な反応をしていたら、レットは愛されていないと思い悩むことを防げた。 まあ両者ともプライドが高くて素直さに欠けていたからできなかったのだろうけど。この小説では似た者同士だけが安定した結婚生活を送れる論を推すけど本当か?似た者同士は似たような短所をもつことも意味する。共通の短所を原因とした問題が発生したときにうまく対処することができない。スカーレットとレットはその際たる例。 作者はこの作品に10年かけた。長い時間をかけ作られた作品だけあって、どの巻も丁寧に抜け目なく描写されている。そして読書に没頭させる。一度読み始めたら止まらなくなり徹夜で2巻連続読んでしまうほど。この小説は言葉では表現できない興奮と刺激を与え読者に忘れさせない強烈な印象を与える。小説の快楽を存分に堪能させてくれる作品。出会えてよかった。

    1
    投稿日: 2021.03.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この話はスカーレットとメラニーのダブルヒロインですな、というくらいメラニーの存在感がすごい。そして魅力的。 もし私が女優で、どちらの役をやりたいか、と言われたら、メラニーを選ぶかな。 スカーレットもやっと自分の本当の気持ちに気がついて、一気に大団円に行くかと思ったらすれ違い……。 それにしてもスカーレットの子供に対する愛情のなさはすごい。 ボニーじゃなくてエラが死ねばよかったのに、くらいなこと言ってるし。 これはつまり、その子たちの父親を全く好きじゃなかったというところにつながるのかな。 アシュリへの愛のさめ方がウケる(笑)。

    0
    投稿日: 2020.03.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この世の中にこんなに素晴らしい小説があったなんて知らなかった。人生で読んだ小説の中で、間違いなくもっともわたしの心を突き動かした小説だった。あまりに壮大で、あまりに素晴らしく、この素晴らしさは何物にも代えがたい。こんなに風呂敷を広げ、こんなに色々なことを書いてしまって、どうやって物語を終わらせるのだろう…どうやっても尻すぼみになってしまうのではないか、と心配したが、とんでもなかった。あまりに完璧なラストに、胸打たれると言うよりほかない。しかし、通読した小説の深い感動というのは、胸の奥にじんと残りこそすれ、どこがどう具体的に素晴らしかったのか今の自分が感じたかというのは、手のひらからどんどんこぼれ落ちてしまうことはもう経験則上分かっている。なので、ここに少しだけでも書いておこうとおもう。 5巻はまさに、スカーレットとレットのすれ違いがメインであり、さらにスカーレットが今までのアシュリへの想いを総決算するのだが、このなにもかもが上手くいかず、なにもかもが悪い方向に進んでいくのが非常に恐ろしいかった。どうにか、どうにか持ちこたえて欲しい、スカーレットも色々問題はあるが、結構かわいいところもあるしいい子なんだから…と祈るような気持ちで読み進めたが、現実はそんなに甘くなかった。すべてを持っていた少女時代から、すべてを失い尽くす物語であり、タイトルの「風とともに去りぬ/Gone with the wind」をわたしは、「南北戦争という風とともに、アメリカ南部にかつて輝かしく存在していた貴族社会が去ってしまった」ということを意味しているとウィキペディアに書いてあったので、そう信じて読み進めていたのだけれど全然違う。「南北戦争という風とともに、スカーレットのもとからかつてあった、南部の貴族社会や温かい田園風景、白人と黒人の珍しくも美しい関係はもちろん、その人間関係まですべてが去っていく」ということを意味していたのだった。あまりに冷たく、あまりに皮肉で、あまりにおそろしく、でも根本に愛がある小説。 Tomorrow is another dayというのはもうものすごく有名なセリフであり、「明日は明日の風が吹く」という名訳がある。まあ、そりゃそうだろというような、すごく軽いセリフに捉えていたのだが、なるほどこういう文脈だったのかと恐れ慄く。この明日はまた違う日だから、と唱える今日は、本当に失意と絶望のどん底にいるのだ。そんな中で、明日はまた違う日なのだ、と言い切るスカーレット・オハラの真の強さがこのセリフには宿っており、壮大なスケールの物語の最後に、こんなに素晴らしいセリフを紡げるマーガレット・ミッチェルはいったい、どういう小説家だったのだろうと考えてしまう。しかし、マーガレット・ミッチェルにはこの作品しか存在していないので、この作品からすべてを読み取るしかないのだが。 そう、スカーレットは常に前をむいていた。アシュリの魂がずっと、かつての南部社会に、子どもの頃に置いてきぼりなのと違って、スカーレットもそうしたいのはやまやまなのだが、それでは生きていけないと知っていた。子どものままでいたいけれど、子どもでいられないのも知っていたのだった。だからこそ、彼女は変わり続け、前を向き続けてきたし、アシュリへの愛は一種の偶像崇拝であったと看破できた。状況はもちろん、なにもかもが現代日本のわたしとは違うのだけれど、大切なことはもう、ほぼすべてこの小説の中に書いてある。わたしはこの先ずっと、この小説を胸に抱き、折に際して読み返し、スカーレットをすべての基準にしていくのだろう。 ちなみに、風と共に去りぬを通俗小説だとする向きもあると思うし、たしかにストーリーの筋だけ追うと非常に精巧なエンタメ小説としての力もあるのだけれど、とんでもない。あらぬ方向に心を動かされるこの小説の力は、単なるエンタメ小説を圧倒的に凌駕するなにかだとおもった。

    1
    投稿日: 2020.02.27
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    風と共に去りぬ、というタイトルの通りの素晴らしさ‥。だが切ない。本当にみんな去っていってしまった。今まで、スカーレットの破竹な感じが痛快で読み進めていたが、この巻は、裏目に出るというか、どうもボタンを幾度もかけ違うように何事もうまくいかない。 だが‥それでも、タラに帰ってまた明日を考えようとする。この強さが、彼女が主人公たる所以であり、物語を寂しいだけにしない源なんだろうな。

    0
    投稿日: 2020.01.24
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    第4巻の感想にも描いたけど、スカーレットは人間関係音痴で、彼女と周りの男性とのずれっぷりは、時に痛々しい。 でも、初めて読んだ頃には、夫婦間の冷たい空気がこんなに身に沁みたりはしなかったなぁ。 というのはさておき。 スカーレットとレットのやりとりが、クライマックスに向けての大きな流れだけど、スカーレットとメラニーのやりとりも、また、そう。目立たないシーンだけど、スカーレットがパーティに南部の敵とされる知事を招いた後のメラニーとのやりとりを読むとと、メラニーが自分を失わないままで、自分とは全く考え方の違う人を心から愛せる人なんだなぁと思う。 それにしても、メラニーは、なぜ、あんなにスカーレットが好きなんだろう。最初は、基本、誰のことも嫌わないというだけだったけど、戦火の中での難産とその後の生活に力を尽くしてくれたことから、大切な人になっていったのか。それとも、小柄で病弱で、本の世界で遊んだりするメラニーにとって、快活で時に決まりごとを破っても生き生きとしている現実のスカーレットは、最初から憧れだったのか。 ばくばくとがっつく食べ方をする人を見て、「飢えを知ってる人の食べ方だ。自分もそうだからわかる」と語ったのは、どの本のなんて登場人物だったろう。スカーレットが、新婚旅行で巨大なざりがに付きの7皿のフルコースをばくばく食べ、成金丸出しの贅沢に溺れるのは、敗戦直後の飢餓のせいなんだろう。ただし、大金持ちになり傲慢の塊のようになってしまった彼女の話を読むのは、あまり楽しいものじゃないけど。 この物語は、戦争とその後の占領下の再建の苦難やそれによって失われたものと変わらなかったものを描き出してもいる。暴風が吹き荒れても、南部の文化の真髄は失われないとも読めるかな。ジェラルドの葬儀でのウィルのスピーチとか。一見、自分勝手に生きているスカーレットも、母方の親族にまで送金し援助していて、妹のスエレンに対しても、彼女から恋人を奪うことはあっても、恥ずかしくない暮らしをさせたいとは思っている。自分が属するものを全力で養う・・・そういうとこはブレない。レットにしても、中年を過ぎて、自分が生まれ、育った文化が恋しくなってたりする。 レットと言えば、しばしば、彼の口から、南部が勝ち目のない戦争へつっこんでいき、ある種の下克上が起きたり、そこにお金目当てでろくでもない人間がたかり、不正が横行・・・だけど、それも永遠に続かないという時世が語られているけど、この点では、狂言回しの役割もしているかな。 ほんとにこの小説は、とても重層的。普段は乱読専門の私だけど、鴻巣さんの影響もあり、がんばって精読してみるのも楽しいものですね。 またいつか、読んでみようかな。

    0
    投稿日: 2019.03.08
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    kkkは解散してるね。今に至る悪名高きとは分けて、過渡期の必然、徒花と読むべきなのだろうか。 終わり方がすごい。

    0
    投稿日: 2018.12.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とうとう最終巻。 えー、ここで終わり!?と思ったが、その先は確かに不要かも。読者の想像に任されたということで。 スカーレットが、自分は間違っているのかも…とだんだん気づいていく。レットとの新婚生活は満ち足りていて、お金の心配もなく、好きなものに好きなだけお金を使えるのが何より幸せ。 でも、アシュリとの抱擁を見られたり、スカーレットが階段から落ちて…という事故があったりで、レットとの夫婦仲はおかしな方へ向いてしまう。極めつけに、ジェラルドを思い起こさせる娘の落馬事故。そしてメラニーの死。 ここまで来て、スカーレットはようやく「自分にはもう頼れる人が誰もいなくなってしまった。でもそうさせたのは紛れもなく自分自身だ」ということに気づく。レットへの愛も改めて認識するが、時すでに遅し。最後のレットとの会話は、お互いに「ああしてほしかったのに」「あのときあんな態度でなければ」とワガママを言い合っているようにもとれるが、やっぱりスカーレットが悪いかなと思う。お金と自分のことが一番、好きなことを好きなだけやりたいようにやってきた結果、周囲の人はもう誰もいなくなってしまった。 …自分はスカーレットが好きやし、たくましくて良くも悪くもまっすぐなところは尊敬に値すると思う。けど、最後にこういう展開になり、戒めのような感じでレットにも愛想つかされて…その後はどう生きていくのか。メラニーに言われたとおり、ボーとアシュリを守って生きていくのか。 有名な最後の一文、そしてタイトルが意味するもの、わかったようなそうでないような… 映画見て、原作読んで、もう1回考えてみようかな。

    0
    投稿日: 2017.07.04
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    突然に、目の前の扉を閉められてしまったかのような感覚が、最後の一文にありました。 スカーレット!あなたの物語を人生を、もっと追っていきたかったのに。 読み始める前は、この重厚な物語を読み切れるだろうかと不安を抱えていましたが、杞憂でした。 海外文学は感情に付いていけず、戸惑いを覚える部分もありますが、本書に関しては、それよりも多くの共感があり、惹き込まれました。 この一作品を書き上げた作者の体力と文章力に感服です。

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    投稿日: 2016.05.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後のシーン。本当に風が吹き抜けた。その風に後押しされるように、スカーレットはいつものように前に進んでいく。  まさに、「明日は明日の風が吹く。」  こんなに中途半端な終わりでも、きれいさっぱりしている作品はなかなかない。スカーレットなら、こんな終わり方でもいっか。そんな気にさせてくれる。  あと、本当の主人公が誰か、全巻よんできっとわかる。  この作品を計算してつくったと作者はいう。(p526)  10年もの歳月をかけて織り上げた作品だという。納得がいく。  どうしてこんな嫌味な女の物語を延々と読まされているのに、見入ってしまうのだろう。飽きが来ない、どころか先を求めてしまう。悪どい女のすさんだ心のやり口を見せつけられているのに。でも、その女が何をやってもうまくいかない、いや実際は最悪の状況をいつも切り抜けて成功にゴリ押しで辿り着いている。でも、決して満足できない幸せになれない。そんな滑稽さに胸がすくのだろうか。  他人の不幸は蜜の味。  しかし、何度打ちひしがれても立ち直る人間の姿は、さわやかで、むしろ小気味いい。読んでいて、やはりどこか勇気づけられてしまう。  そういうところが名著なんだろう。

    1
    投稿日: 2016.04.05
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    こんなにも心を動かされる物語に今まで出会ったことがなかった。わがままで強情なスカーレット。「本当に子どもだなぁ」と思うけれど、その強い生き様から学ぶものが沢山あった。結末は意外だったけれど、こういう終わり方だからこそ感じるものが多かった。 登場人物全員が生き生きとした表現で描かれていて、一人一人本当に魅力的だった。結末を早く知りたいと思い ってページをめくってきたけれど、いざ終わりを迎えてみると、この世界とのお別れに寂しさがこみ上げてきた。スカーレット、レット、メラニー…本当に大好き!

    1
    投稿日: 2016.03.26
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    スカーレットもレットもアシュリもすれ違いながら生きていたとわかる、壮大なラストで、長編なのに一気読みだった。 メラニーはすごい人! 映画も見てみたくなった。

    0
    投稿日: 2016.01.15
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    圧巻の壮大なストーリー。全5巻に及ぶ長編ながら一度も飽きることなく次々と起こる展開に引き込まれて、読み終わってすごい話だったなと思う。読み終わった時点でまたもう一度読み直したくなったほど。結末を知ってまた違う読み方ができそう。 学生時代に一度読んでいたものの、かなり忘れていた部分もあったし、大学生と40代では同じ作品を読んでも感じ方が違う気がする。 アメリカ南北戦争前後の激動の時代背景とスカーレット・オハラの波乱万丈の人生。海外版の大河ドラマみたい。でもこれってまだスカーレットが28歳までの話だなんて驚き。 スカーレットの強さと賢さに感嘆したり、反面の愚かさとじりじりしたり。またレット・バトラーとの擦れ違いにやきもきさせられ。そしてメラニーの優しさと聡明さと強さに最後はこの女性こそが影の立役者であったことに気づかされ。 スカーレットの故郷タラに対する郷土愛も印象的。スカーレットの原点はタラの赤土。その強さの原点。最後に何もかも失ったスカーレットはタラに戻るところで物語は終わるけど、きっとスカーレットはをここでまた力を取り戻してこのままでは終わらない気がする。「今考えるのはよそう。明日考えよう。」スカーレットの印象的なフレーズ。彼女はそうして明日を切り開いていったのだから。 激動の時代の流れに翻弄されながら強く生きたスカーレットの物語。間違えなく名作だ。現代ものばかり読んでいたこの頃だったけど、時代物の読み応えはたまらない。世界史の教科書ではわからないその時代のアメリカ南部の空気に触れられた気がした。本当に面白かった。

    4
    投稿日: 2016.01.11
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    今年中に、全5巻を読み終えようと予定していたが予想以上の疾走感に引っ張られ読了。 スカーレットの生き方は、尊敬すべき所も多々あり、また、反面教師にすべき箇所もある。 ただ、自分の大事なものはもう少し早く気づくべきだったんだろうなぁと思う。彼女をお手本に強い女性ではなく、強い人間として生きていきたいと感じた。

    0
    投稿日: 2015.11.05
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    数えてみたら高校生で読んで以来、ほぼ30年ぶりの再読である。数回読んではいるし、映画も観ているし、と思いつつ新訳で読み始め、旧訳・映画から受けていた印象がどんどんずれていくことに驚いた。 とはいえ、スカーレット像はそのままである。なぜか。スカーレットの心情は包み隠さず、あけっぴろげに語られるからである。誰かが何か示唆的なことを語り、読者も神妙な気持ちになったとたんに、スカーレットは心の中で”何の話をしているのか、さっぱりわからない”とばっさり切り捨てるものだから、私も、小賢しく頷いちゃっていた自分が恥ずかしくなったりもする。 ということで、高校生にも主人公の(単純な)心情は余すところなく理解できたのだろう。 スカーレットのお向かいにいるのが「影の主人公」メラニー。対して彼女が本当は何を思い、どう考えていたのかは最後までベールに包まれたままだ。ただし、その行動には嘘がないので、読者もメラニーの人間性を理解し愛する(スカーレットは全く理解してなかったけど)。 旧訳ではいかにも古い小説を読んでいる”ありがたさ”もあり、それも面白かったのだが、新訳は文章のリズムで読者の心を一気にその場に引っ張り込む。旧訳ではあまり印象に残らなかったスカーレットの「ダサさ」(敢えて言おう!)が際立ったのも非常によかった。 ところで、映画の印象に引っ張られて当時は気づかなかったが、これは「戦争小説」でもある。最初は絵空ごとのように思えていた戦争が、やがて間近に迫り、わが身のこととして降りかかり、一般の市民すら、戦場でもないのに人を殺めることにもなる。 背後に多くの物語を含む小説。訳者解説によると作者は「映画化は無理」と言っていたそう。映画はあくまで小説の一部分しか切り取っていない、だからこその傑作となりえたのだろう。語られていない部分を誰かと語り合いたいくなる(しかも熱を込めて)のは、各々の人物造形がしっかりとしているから。わたしが誰かと語り合いたいのはメラニーを後継者とする「聖母」の母、エレンである。

    3
    投稿日: 2015.08.13
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    レットとスカーレットの結婚生活での二人の気持ちの変化が絶妙に著されている。最後の名台詞も心にとめておきたい一文。

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    投稿日: 2015.07.27
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    主要4人の心の動き…とりわけ映画では今1つわからないままの最後のレットとスカーレットの、行ったり来たりの心の動きが丁寧に書き込まれていて、あれこれ納得する。もしや「風と共に去りぬ」はストーリーを楽しむ大河小説というよりも、”心理小説”なのかもね。。。

    1
    投稿日: 2015.07.04
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    南北戦争に翻弄されながら強く生きるものの、何もかも失った女性の物語。 ありがちな「運命に翻弄されながらも地道に正直にコツコツ生きたヒロイン」とは訳が違う。戦争では敵兵を殺し、戦後混乱期には詐欺まがいの商法で金儲けし、奴隷さえ用いた。正直者はバカを見ると言わんばかりに、伝統や常識というものに唾を吐きかけて行く。 戦争で既存の伝統・秩序がひっくり返る様の描写は見事というほかなく、是非読むべき長編小説である

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    投稿日: 2015.07.02