
創造する翻訳―ことばの限界に挑む
中村保男/研究社
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総合評価
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powered by ブクログ直訳か意訳か、文法訳かイディオム訳か、という間を実例と共に検証している。 訳語は推敲されていて、上手であると感じたが、言語に関する考えでいくつか賛同できないものがあった。 だが、本題である英語と日本語との翻訳に対する考察はおおむね賛同。 翻訳は、原文を文法に沿って理解した上で初めて可能となる行為である。 ジャンルや読者層によっては、それで良しとする翻訳もあるが、実際は、日本語として読みやすいものにするために推敲する必要があるという。 著者の考えは、言語はそもそもイディオムの体系であるという。 だから、逐語的に理解するのではなく、いくつかチャンクにまとめて理解する必要があるという。
0投稿日: 2012.09.10
