
総合評価
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powered by ブクログ本当にフィクション?!という感じ。ラストのヒトラーとのやり取りは緊張感があり、疾走感があり、ロマンがあった。とんでもない最期。ゲシュタポの忌々しさや空爆の恐ろしさ。シナゴーグ。どれもリアリティが有り、映像が目に浮かんでくるほど。作者の膨大な知識量にただただ感服である。
0投稿日: 2026.02.03
powered by ブクログしばらく読むのを中断していたが、読み終わった。戦争の悲惨さが心に重くのしかかっている。 この作品で描かれたベルリン市街戦、総統ヒトラーの最期。 胸に残って離れない。 ささやかなものだったかもしれないが、それぞれにあったはずの未来を無惨に引き裂く戦争。 そしてそれを引き起こす政治家。 歴史に学ぶところは大であろう。 登場人物のルントシュテット夫妻とヒャルマー爺さんが、ドイツの善意の象徴として描かれているのが救いだった。
3投稿日: 2025.04.19
powered by ブクログ居合いの剣でヒトラーを魅了し、護衛に選ばれた日独混血の駐在武官補佐官。だが、祖国・日本は、そしてもう一つの祖国・ドイツは彼の思いとは別の道を歩んでいた。第二次大戦下のドイツを舞台に描く、ヒューマン・サスペンス。
0投稿日: 2023.11.12
powered by ブクログ「強い者はひとりでも生きていける。弱い者には手を差し伸べなければいけない。とくにこんな時代にはね」 2019/11/4読了 作品の舞台ナチスドイツが跋扈した1930-40年代。ただ、「こんな時代」は、そっくりそのまま現代にも当て嵌まると思って引用した。
1投稿日: 2023.09.24
powered by ブクログ父の国であるドイツの現実に、次第に幻滅を覚えてゆく香田。ついに成立した日独伊三国軍事同盟も、彼の思い描いた祖国の進路ではなかった。迫害に怯えるユダヤ人女性・ヒルデとの生活にささやかな幸福を見いだしたのも束の間、居合術をヒトラーの前で披露する機会を与えられたことをきっかけに、香田の運命は大きく狂いはじめた…。清冽なヒューマニズムで貫かれた大作ロマン。
0投稿日: 2021.01.21
powered by ブクログヒトラーの防具 第二次大戦前に、ドイツを訪れた日本の剣道団体がヒトラー総統に剣道防具を贈呈するとこらから物語は始まる。側近に渡すことができればよいと考えていた贈呈団は、ヒトラー本人が表れて感激する。 ドイツ駐在武官補佐である主人公の香田は日本陸軍中尉だが、折に触れヒトラーの関心を引く。一方で、香田自身はナチスドイツに対し、違和感を抱き続ける。それというのも、香田の周りには、両親、兄をはじめ、魅力的な人間が集まっており、やはりナチスドイツに違和感、あるいは反感を持っているからだ。通常の生活では明らかにすることができない各人の本心が、香田に対しては明らかにされていくところに、香田自身の魅力が表現されているのだろう。 ゲシュタポの一斉捜索後、思いがけずヒルデを預かることになるが、香田にとっても大きな人生の転機となる。 戦局の悪化に伴い、大事な人が次々なくなっていき、香田の考え方もますます純化していく。その精神の深まりが丁寧に描かれている。 物語全体は、香田の日記をたどりながら、香田の周辺状況と歴史的事実が巧みに組み合わされており、ダイナミックな展開を味合うことができる。「日本の目となり耳となり、本国に事実を伝えていくのが外交官の役割だ」と強く意識するも、日本国内とドイツとの認識ギャップや、真実を伝えることのできない時局の面映ゆさが物語の主要な展開である。実在した剣道防具からここまでの物語展開を作り上げる技量は相当であり、非常時の人間の在り方について改めて考えてしまった。
0投稿日: 2017.06.11
powered by ブクログこれはもちろんフィクションの小説なんだけど、ヒトラーと主人公は、今にして思えば出逢った時から、お互いの運命と、相手に対して自分がどんな位置に立つのか、わかっていたのだな…と、そんな気持ちになるラストだった。 いつも本を読み終わると、間髪入れずに他の本を読み始めるのだけど、今日だけはこの小説に敬意を表して、他の小説を読まないでいようと思った。
0投稿日: 2017.06.02
powered by ブクログ第二次大戦中のドイツを軍の駐在員の視点から描いた話。 実際にどんなことが起き、市民の生活はどうだったのか、という描写が生々しい。 総統の最後が少し迫力が足りないような気もするが全体的には読み応えがある。
0投稿日: 2016.07.20
powered by ブクログドイツでヒトラーに贈呈された剣道防具が発見された。贈与に関わった日本人武官を通して激動のドイツを描く。 題材は最高。文章力・表現力がどこか拙く残念。
0投稿日: 2015.05.30
powered by ブクログ一気にだだっと。 最後はアクションというかドキドキする展開で、でも感動する。 戦争によって、人が一人死んで二人死んで…大事な人が消えていくことのつらさが伝わる。 精神科医として、精神患者を排除しちゃいけないっていうのは大事なメッセージだと思った。 社会で邪魔になる人を排除してはいけない。
0投稿日: 2013.06.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
寝る前に少し、が一気に読み終えてしまった。中盤からは戦火がベルリンを襲い、次々と香田の周りから人やものを奪っていくシーンは矢継ぎ早ながらも無駄の省かれた濃密な展開。護衛として任命されたときにうっすら予想はできていたが、それでもやはり感傷的にならざるを得ないラストシーン。 さて、それでは実際の防具にはどんなストーリーがあったのか、そちらもそちらで気になる。
0投稿日: 2013.03.12
powered by ブクログ東西の壁が崩壊したベルリンで、「贈ヒトラー閣下」と書かれた剣道の防具が発見された事実から描かれた作品。 ナチス政権下のベルリンに武官補佐官として派遣された日独混血の青年将校の苦悩と数奇な運命。回復の見込みのない精神病者の処分、ユダヤ人弾圧、ヒトラー・ナチスの外交戦略に惑わされる日本軍部の定見のなさが冷静な日本青年の目を通して描かれる。ナチスを通して更にその上を行く無定見な日本をも描いている。 結末は少しどうかなとも思ったが、全体としてはすばらしい作品。 視点としては戦争末期、朝鮮人の九州炭鉱への強制連行を朝鮮人の視点で描いた「三たびの海峡」と同じ目線。 作者が精神科医として、精神病院の入院患者の姿を通じて、生きることの意味を描き出そうとした「閉鎖病棟」と通じるテーマ。
0投稿日: 2012.12.18
powered by ブクログ戦況も押し迫ってきて,上巻よりも速いペースで読めた。主人公とヒトラーとのつながりも,みるみる深くなってゆく。 この小説は,日本からヒトラーに贈られた剣道の防具が,ドイツ統一後に発見されるというところが話の発端。下巻に至って,『ヒトラーの防具』というタイトルに二重の意味が込められていたことも判明する。最後のベルリン陥落,ヒトラーの最後の場面は見ものだった。
0投稿日: 2012.10.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
下巻も基本的に上巻と変わらず。 ベルリンの変化を主人公視点で見続ける。 ヒトラー影武者説も取り入れて、軽く変化を加えて終了。 おもしろかったです。
0投稿日: 2012.05.26
powered by ブクログ下巻は一気読み。歴史小説は終わりがわかるためあまり加速する事はない。ただしこの作品さすがにミステリーの要素も加わり最後まで気の抜けない作品に仕上がっている。戦争という狂気をテーマにしながら最後まで人間らしさを失わずにあたたかい気持ちを持ち続けた人々を描くを満ち続けた人々を見事に描き切っている。かなり深い余韻が残りました。
0投稿日: 2011.10.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
地震のせいか涙もろくなりながら読んだ。 でも、最後がちょっと・・・予想通りというか史実があるからそういう程度までしかできなかったというか・・・。
0投稿日: 2011.03.20
powered by ブクログ半年近く前に上巻は読み終えていたのだが、だいぶ間が空いてしまった。 上巻をもう一度読み直さないとダメか…と思ったが、いきなり読み進めることが出来た。おそらく自分が思っていた以上に、人物の設定・ストーリーの展開などが、自身の記憶には印象的だったのだと思う。 後半の展開は、文章に余韻がありすぎて(NANAのいつも巻頭に書かれるようなセリフ口調を思い浮かべてもらうと良い)先の展開が、読めすぎてしまった。 最後のオチもなんかスッキリしなかったので、星4つ。上巻の方が引き込まれた、。それだけ新鮮だったのだろう。 ヒトラーの防具は実在しているというのが驚き。そして、それは今現在、日本にあるらしい。見たからどう…ってわけでもないが、機会があれば、それを見てみたいと思った。そして、いつか友人が推すドイツにもこんな視点を持って行ってみたい。
0投稿日: 2010.01.08
