
影の妖精国で宴をひらいた少女
キャサリン・M・ヴァレンテ、水越真麻/早川書房
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総合評価
(3件)4.3
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powered by ブクログ13歳になり再び妖精国を訪ねるセプテンバー。前巻で離れ離れになった彼女の影が下妖精国の女王となり、上妖精国の住人から影を奪っているのを知って解決の旅に出る。 前回の旅の仲間だったエーエルとサタディ、今回は彼等の影と共に旅をするが、本体の従属から解き放たれ自由を手にして喜んでいる姿に、影を元に戻そうとする事が正しいのかどうか、物語は一義的ではなく深みがある。 妖精国の住人や訪れる場所はイマジネーション豊かで楽しいのだが、物語のメリハリに欠け作品として今一つ印象が弱い感じ。 次巻は翻訳されないのかな。読みたいのに。
0投稿日: 2019.02.13
powered by ブクログ1作目でこの独特なリズムというか感じをつかめたので、前より身を入れて読めた。 それでも分かりにくい言い回しは健在。思うに、分かってもらうことを前提とはしていないんじゃないか。なんというか・・・極端な言い方だけど、文章の「雰囲気」でも読める気がしてきた。 主人公の少女セプテンバーは前作から1年経ったということで、ふたたびの妖精国に対してもちゃんと経験を生かして冒険を始めているところが好印象。 でもやっぱりセプテンバー!だいじなところで勢いにまかせてバーンといってしまう、そんなところも愛すべき女の子。 また、その性格を前面に出すことで、さとりきったふうの大人がいかに自分の望みや欲や意思を押し殺して、きゅうくつに生きているか・・・を突きつけられた気がした。
0投稿日: 2014.02.19
powered by ブクログ1/16 読了。 原色ジェットコースターだった前作から、セロファン越しに光の散らつく影絵の世界へ。エーエル(実体)が最後にちょっと出てきただけだったのが残念だったけど、全体のトーンは今作の方が好き。
0投稿日: 2014.01.16
