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隣人  新装版
隣人 新装版
永井するみ/双葉社
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総合評価

34件)
3.3
2
9
18
3
0
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どれも面白い。 不倫が多いが、邪魔者は消すのが一番とばかりみんなさっさと行動する。 一話目の隣人は 留守の時の宅配便受けとってあげたわ、ねえどうして日付指定したのかしら… とねちっこいタイプ。 不倫相手の始末は妻に尻拭いさせる男、伴奏者。 若い女性ガラス工芸家にお熱の勘違い歴史教師、風の墓。 叔父叔母の洗足の家が火事になり実は叔母は世話をしてくれる叔父に対し黒い感情も持っていて、洗足の家。 わかりやすいイヤミス。 ちなみに出てくる人は富裕層ばかりですね。 昔ハマっていた作家さん、再読中。

    1
    投稿日: 2025.05.14
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    なんだかぞわっとする短編集。 後味の悪さがちょっと癖になる感じだけど、結末がよめてしまう話が多かったかな?

    8
    投稿日: 2025.02.01
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    おぉ!!そうきたかぁっ!! と、ジワリと忍び寄る怖さに、しっかりと捕まるようなラストたち。 短編集で読みやすいうえに、グッと引き込まれる展開でとても面白かったです。

    0
    投稿日: 2024.07.07
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    6本の短編の内5本が不倫話。 どれも変わった角度からの話で斬新やった。 特に『伴走者』『洗足の家』『至福の時』がお気に入り。

    0
    投稿日: 2024.05.08
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    一話一話は引っかかりなく読めるんだけれども、続けて読むとパターンがわかりやすくて面白味半減でした。 どの作品も人間性があまり褒められるタイプではない人が主人公のため、そのクズさが目立つだけで、帯に書いてあった「恐怖」は感じられなくて期待と違いました。

    0
    投稿日: 2023.06.20
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    とっても読みやすくて、意外な結末がおもしろかった。ただ不倫はいかん。不倫してる人ってやっぱり自分を正当化しがち、、。それにひく。 でも一番受け入れがたかったのは、洗足の伯父。普通に性的虐待。最低。

    0
    投稿日: 2022.07.31
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    『なぜ分からないのだろう。子供、子供とそればかり。私がほしかったのは子供ではなく、猫だと言っているのに』。 一つ屋根の下で長い時間を夫婦として一緒に暮らしていたとしてもなかなかに人と人とは分かり合えないものです。もちろん、長い時間を暮らせば暮らすほどに思っていることを言い合えるという関係は築かれていくと思います。食べ物の好き嫌いに始まり、基本的な生活習慣での事ごと、そして二人の未来設計など、お互いに遠慮し合いがちなスタート地点。そこから少しずつ垣根を乗り越えてどんどんその想いを伝えあっていく、銅婚式、銀婚式、金婚式と、まるで一緒に暮らした時間をメダルによって讃え合うかのように、長い時間を共にする。そんな理想的な夫婦の時の重ね方は簡単なようで、思った以上にハードルが高いものです。 一方で、長い時間を暮らしたからこそ、お互いを深く想い合うからこそ、逆にその関係が、気持ちが離れていく、ずれていくということもあるのだと思います。『もともと子供は好きではなかった』、でも、大好きな夫がどうしてもと願うのであれば『一人ぐらいなら産んでもいいか』と夫に寄り添う感情も生まれるかもしれません。しかし、結果として『精子異常がある』とそんな子供が産まれずに、代わりに猫を飼うことになった妻、そんな妻が『猫を抱いてブラッシングしてや』っているのを見て、夫は『悲しげな表情』をしたとします。これは、夫が自分を責め、そんな自分のために妻が辛い思いをしていると憐憫な思いに陥っている証です。しかし、そんな妻は『なぜ分からないのだろう。子供、子供とそればかり。私がほしかったのは子供ではなく、猫だと言っているのに』と実は考えている。長く一緒に暮らしているからこその予想外の不一致な感情がそこに生まれることだってあるのだと思います。 この作品はそんな人と人との感情の機微を見る物語。人と人とがすれ違っていく様を見る物語。そして、それはそんな人と人との関係がまさかのイヤミスな結末を見る物語です。 『じゃあ、今夜、鵠沼で』と夫の石塚幸介を見送るのは妻の美由紀。家へと入ろうと『ふと目を上げると、いつからそこにいたのか』、隣家の三瀦(みずま)が『微笑みを浮かべて立ってい』ました。慌てて『おはようございます』と挨拶すると『まだまだ暑い日が続きますね』と返す三瀦は、『いつも仲がおよろしいのね』『お子さんがいらっしゃらないからかしら』と続けます。さらに『きょうはどちらかへお出かけ?』と訊くので『鵠沼の実家に』と答える美由紀は『今は空き家同然の家なので、ときどき風を通しに行く』と続けた後、ようやく家に入ることができました。『三瀦と話をするといつも気疲れしてしまう。どこかがずれている、あの感じ』と取り敢えずホッとする美由紀。そして、『足首に額をこすり付けている白い猫』の『サシー』に触れて『この重み、この暖かさ、この匂い』を感じ『気持ちが和らぐ』美由紀。『一年前の九月』にこの家に越してきた美由紀は『一戸建てに住めば、猫が飼えるんでしょう?』と喜んだ時のことを思い出します。『きみには子供の代わりにかわいがるものが必要だ』と言ってくれたその時の幸介。『結婚後しばらくして子供がほしいと言い出した』幸介に、『子供などいらないと反対した』美由紀でしたが、押し切られて、避妊をやめたものの一向に妊娠しません。『再三、義父母から言われ、いやいや婦人科』を訪れたものの美由紀には問題はなく、『義理程度の気持ちで診療を受け』た幸介に『精子異状』が見つかりました。『美由紀さん、ごめんなさいね』と義母から言われるも、『子供は好きではなかった』という美由紀はホッとします。そして、引っ越して『一匹の猫を手に入れた』美由紀。『子供なんていなくていいの。サシーがいれば幸せよ』と言うも『悲しげに視線を泳がせ』る幸介に『なぜ分からないのだろう』と美由紀は思います。『私がほしかったのは子供ではなく、猫だと言っているのに』と思う美由紀。そして、猫を鵠沼の家に連れていくことを嫌がる幸介のために友人に預けた美由紀は、車で鵠沼へと向かいます。父母がすでに他界し、今は誰も住まない美由紀の実家に定期的に風通しと掃除に訪れる美由紀と幸介。『ブランデーでも飲もうか』 『いいわね。グラスはそこ』と二人の時間を過ごす一方で『サシー』と『心の中で呼びかける』美由紀。『今すぐあの暖かな体を膝に乗せたいと切に願う』美由紀。そんな静かな時を過ごす二人にまさかの驚愕な展開が待ち受けていました…という表題作でもある短編〈隣人〉。えっ!そんな風に展開するの!という衝撃的な物語は、表紙の猫の可愛い写真が違うようにも見えて来る、うぐぐというイヤミスを感じさせる好編でした。 六つの短編から構成されたこの作品。冒頭の表題作でもある〈隣人〉が小説推理新人賞を受賞していることもあり、他の作品含めてミステリーな短編で構成されています。作品間に関連は全くありませんが、読後にイヤミスな気分を味わえる点が共通しています。せっかくですので、そんな六編の中から私が特に気に入った三編をご紹介しましょう。 〈隣人〉: 『子供がほしい』と強く願う夫と『子供などいらない』、『「産む」というあの動物的行為が自分の身に降りかかってくると思っただけで、吐き気がする』という妻。猫を『子供の代わり』と考える夫と、『ほしくもない子供を持つ必要もなく、ずっとほしかった猫と一緒に暮らす』ことができて幸せと思う妻。そんな夫妻にまさかの展開が待ち受けています。そこに美由紀が『話をするといつも気疲れしてしまう』という章題の『隣人』がえっ!という形で関係するイヤミスな物語です。 〈伴奏者〉: 指導を受けることになった新庄と対面した派遣社員の主人公。しかし、そんな新庄の声を聞いて『以前にも何度か耳にしたことがあった』と思う主人公は、『四ヶ月前まで派遣されていたO商事』の『部長秘書』をしていた時に『結城の家内です』とかかってきた電話を思い出します。しかし、そんな部長の妻の元へと派遣されたのは偶然ではありませんでした。『女房と協議離婚をして、それからきみと結婚する』と部長から言われ、ある使命を帯びて新庄の元で働く主人公。そんな主人公が、新庄のまさかの声を聞く衝撃的な結末を見るイヤミスな物語です。 〈風の墓〉: 『以前からの約束だったじゃありませんか。ここを二世帯住宅にするっていうのは』と甲高い声で話す妻の言葉を苦々しく思う主人公は、街のギャラリーで三万円もする『乳白色のペーパーウエイト』を購入します。そして、それを作った『若手のガラス工芸家』と関係を持つようになる主人公。一方で義父母との同居を迫る妻を嫌い『時子から解放された自由な人生』を夢見るようになった主人公。『安土城跡』にある織田信長の墓を舞台に、主人公が『風を感じ』るまさかの結末が待ち受けるイヤミスな物語です。 と言った感じで短編ながらも全てイヤミスな物語という共通点があるこれらの短編。イヤミスというと私の場合、湊かなえさんの作品を20冊以上読んできました。少し前に読んだ「未来」などは、人間の嫌な部分をこれでもか!のオンパレードな描写の連続に、読み終わっても気持ちが全く戻らなくなってしまう、なんともイヤミス小説の強烈な体験をさせていただきました。私はイヤミスは大嫌いです。お金を払って本を買って、自分の貴重な時間を使って嫌な気分になることを楽しみにするなんて考え方は絶対理解できないですし、体験したくもないです。それでも湊さんの作品に触れたいと思うのはその作品世界の魅力がイヤミスに勝るからです。湊さんの作品は非常に読みやすく、漢字仮名遣いが極めて自然です。読んで気持ちのいい読書がそこにあります。そんな私は、今回永井さんの作品を読んで同じ感覚を味わいました。この作品は390ページ近い分量がありますが、あまりにスラスラと読み進められます。情景がスーッと頭に入ってきて、それぞれの登場人物の心の内の描写にも全く違和感を感じません。短編〈隣人〉では、子供を持つことに対して真逆な感情を持つ夫婦が登場します。そこでそれぞれのシチュエーションでお互いが考えること、行動すること、その違いが違和感なく入ってきます。一方でそれが衝撃的な結末へと続き、イヤミス要素が放たれて終わりますが、他の短編含めて感じたのは”イヤミスな作品が好き”とおっしゃる方の気持ちが理解できたということです。上記した通り、私はイヤミスが大嫌いです。しかし、イヤミスで受ける感情というのは、決して特異なものではなく、恋愛物語を読んで胸キュンな感情に浸りたい!、学園ものを読んで青春をもう一度感じたい!、そして、感動長編を読んで涙したい、そういった感情を読書によって刺激されたいと思う目的と同じなんだ、そのことに気づきました。永井さんのこの六編は、最後にイヤミスな感情を見事に刺激してくれます。しかし、不思議とそれは後を引きません。あっ、イヤミスにやられた!、そんな風にイヤミスを楽しめる、そんな感覚をこの作品で感じることができました。人のこんな感情、あんな感情、その先にあるイヤミスを見る物語、予想以上に楽しませていただいた作品でした。 人は結婚する時に価値観の一致を重視すると思います。しかし、どんなに長い時間を一緒に過ごしても全ての思いを確認できるわけではありません。 『なぜ分からないのだろう。子供、子供とそればかり。私がほしかったのは子供ではなく、猫だと言っているのに』。 『密かに吐息を漏らす。こういう生活が続くのだ。まるで他人の家に仮住まいをしているような、こんな生活が』。 『後になって思えば、あのとき既に中瀬と紀和の間に、倦怠の気配が忍び寄っていたのだ。けれど、あの時点では紀和はそれを感じ取れなかった』。 男と女の関係は、どれだけ長く一緒にいても分かり合えない部分が出てきてしまいます。この作品の登場人物たちは、そんな中に不満を密かに募らせていきました。そして、そんな感情が抑えきれなくなった瞬間、時計の針を無理に進める事象が発生します。しかし、そんな風に感情に任せて時計の針を動かす先の未来は必ずしも光り輝くものではありません。この作品では、そんな風に無理に時計の針を進めようとした結果の先の未来を絶妙なイヤミスで見せていただきました。 永井するみさんの短編集の傑作とも言えるこの作品。イヤミスを楽しむとは何かをお教えていただいた、そんな作品でした。

    89
    投稿日: 2021.10.11
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    どの話も予想外の展開で良かった。 ただ大体どれも男女のもつれ的なアレなので合う合わないはあるかも。

    1
    投稿日: 2018.12.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    サスペンス短編集。とっても読みやすいし面白い。 ネコ好きな妻が子供を欲しがる猫嫌いの旦那を事故に見立てて殺すけど隣人のおばちゃんに気づかれてしまう話と、 不倫相手を信じていたら裏切られて不倫相手の妻に殺されてしまうどうしようもない男の話と、 妻を殺して不倫相手と駆け落ち的なことをしようとしていた男が不倫相手に殺されてしまう話と、 仲良しな伯母と孫娘が、計画して近親相姦伯父を殺す話と、 自殺した母の不倫相手が実は当時15歳の中学生と知って絶望するマザコンのイケメンの話と、 妹に男を寝取られた姉が妹の子供を無理やり旅行につれて行って、どうするかと思いきや自分も別の男の子供を妊娠していて産む決意をするって話。 ひとつひとつの話がよく作り込まれていて、その後はどうなったんだろう…とあれこれ考えてしまう。 3話目の、不倫相手の芸術家の殺害理由がいまいちピンとコないのだけれど。人生の邪魔になったからって理由で簡単に人の頭石で叩いて殺すか?って感じ でもほんと面白いです。何回読んでも面白い。

    1
    投稿日: 2018.08.08
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    いかにも女性が書きそうな感じ…というか、女性作家が書いた感じ!がよく分かる小説でしたねぇ…社畜死ね!! ヽ(・ω・)/ズコー 著者はすでに亡くなられているんだとか…死因が判明しないようですけれどもまあ、いいでしょう…そこは突きこまない…。 ミステリなんですけれども、やはり男性作家とは違い、登場人物たちの気持ちに寄り添ったお話が多かったような気がしますねぇ…だからこそ、こう…登場人物たちの心情が…紙面を通して伝わってくるやうで…読むのが辛かった作品がいくつかありますね! ヽ(・ω・)/ズコー まあ、けれども、夢中になって読めたのはやはり著者の実力があるからでせう…さようなら。 ヽ(・ω・)/ズコー

    1
    投稿日: 2018.07.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とりあえず一言で言うなら、「隣人」と「洗足の家」の旦那さんと婚約者が可哀想。二人とも主人公思いの優しくて良い人なのに。「伴走者」と「風の墓」の主人公は、自業自得なので全く同情できないが、この二人は本当に……。 そもそも「隣人」に関しては、旦那さんが亡くなってからじわじわと隣人に侵食されていくような展開が待ち受けているのだろうなと思っていたのに(あらすじにも“新たなる絶望への幕開け”と書かれているし)、すんなりあっさり終わってしまって拍子抜け。え?だってこれからじゃないの?という不完全燃焼感。 中途半端に短編にしないで、このお話はもっと細かく作り込んで長編にしてくれたら読み応えがあったのだろうな、と思う。お隣の三瀦さんの旦那さんの死も、なんだか裏がありそうな気がするし。 で、“隣人”というタイトルだけで色々想像してしまうほどホラー感があるのに、実際はそれほど怖くない。というか、全体的にサスペンス色は弱めな小説だった。 一つだけ気になったのは、この「隣人」の主人公は、旦那さんが死ぬことを分かっていたから、その後のお葬式やなんかで忙しいことを見越してキャットフードの配達日を遅くしたのか、可愛い可愛いと言いつつ本当は猫のことも死なせようとしていたのか。 文章を読むだけでは前者のように感じるが、ではなぜキャットフードがなくなりかけているのにもっと早く頼まないのか、ということを考えると、後者のような気がしないでもない。だとしたらこの主人公、めちゃくちゃ怖い。本心が読めない。一瞬ゾッとした。 お気に入りは「風の墓」。文章の隙間にはめ込まれた、ガラスのプレートや湖の表現が美しかった。最後の展開は読めたけれど。うん、確かにこれは……重荷だろうな、彼女にとっては。 「至福の時」は、普通に気持ち悪い。不倫ってだけでも受け付けないのに、一回り離れているとか、一方は子供もいる母親で、一方は中学生とか。ないわ。無理だわ。本人たちが幸せだろうがなんだろうが、気持ち悪いものは気持ち悪い。 なんていうか、この小説に一貫して言えることだけど、さっさと離婚すればいいのに。離婚すれば問題ない話ばっかりなんだよなぁ。 「雪模様」の主人公も被害者ぶっているけれど、本当の被害者は奥さんだし、賢い女性を装っているけれど、同じことを繰り返して学ばない人だな、という印象。ただ、特別イラつく女性というわけでもなく、感情移入ができずにサラサラと目の前を流れていくような、人生においてインパクトの残らない、そういう愛され方をしようとしない人物だなぁと思った。

    1
    投稿日: 2018.06.09
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    一貫して読みやすい。サラサラ読み進めちゃう。読書初心者向けの短編! ただ、帯とかあらすじでかなーりホラーっぽいの期待してしまったわたしには、とっても物足りない感じには?なったかな? パンチの薄いミステリーって感じ。水っぽいカルピスみたいな。笑笑、気の抜けたコーラか?そんな感じです。 この作者。もしかしたら長編で少しづつ内容掘り下げていく方が合ってるかも。 人物描写や背景なんかはとっても上手で本にも入り込みやすかったです!

    2
    投稿日: 2018.03.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『隣人』 なにも殺さなくても……と思った。 離婚すればいいだけなのに。 『伴走者』 不倫相手に自分の夢を叶えてもらおうなんて そりゃあ間違ってますよね。 最後はやりすぎな気もするけど、自業自得かな 『風の墓』 主人公が思うほど、相手の女性は好きじゃなかったんでしょうね、重荷になったと思われる。そこまで深くハマらなければよかったのに。 『洗足の家』 これも、ここまでするか……と思ってしまったけど、 時間がたった夫婦ほど、別れにくいものなのかな 『至福の時』 不気味さ漂う内容。 『雪模様』 関係性がややこしい。 主人公の妹が、主人公の不倫相手との間の子供を産んでしまった。 そして主人公は、その姪っ子を遠くに連れ出す……。 とここまではまあありそうだけど、その後の展開が意外だった。 不倫相手の男のやさしさに、腹が立つ

    1
    投稿日: 2018.03.13
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    6話からサスペンス物語り。 面白かった。 2018年戌年になのに、表紙の猫の顔に釘付けされて手に取った本である。 表題の「隣人」――幸介は、妻 美由紀の為に、杉並の家を購入し、好きな猫も飼う事を進めてくれる良き夫である。 2人で行った江の島の海で、幸介は、溺死してしまう。 幸せいっぱいの夫婦だったのに、、、妻の陰謀が、隣の奥さんが、宅配のキャットフードの送り状から、じんわりと、養子の話に、、、、 「伴走者」――結城と芳美は、不倫しており、結城は妻の新庄(旧姓で職場勤務)と離婚をほのめかして、勤務先へ男が居ないか調査してくれと芳美にいらいするのだが、、、、 屋上で、死を待ち受けているのは、、、 一番悪いのは結城であった。 「風の墓」――妻の両親と二世帯住宅に要望されながら、それにモヤモヤしたものを感じている教師の兼吾が、画廊で見つけたガラスのペーパーウエイト。 それを購入したことにより、その作者奈絵と親しくなるのだが、、、奈絵にパトロンが付き、兼吾は焦る。奈絵と一緒に居たいと思うのだが、反対に奈絵は、、、鬱陶しい思いだったのだ。 「洗足の家」――伯父夫婦の家が火事になり、伯父 敬二郎の死んでしまう。 自殺として、、、。 しかし、これは、叔母 草子と、姪の美紅の念密な復讐によるものであった。 「至福の時」――幼い時に通ったお稽古のブルーミングキッズで、恭平の母親が、見せた至福に見せた笑顔は、何をしていたのか?と理解できるようになった恭平。 不倫の相手が、その当時やんちゃだった阿倉楡の父親だと思っていたのだが、10歳年上の桐(当時高校生)だったのだ。 その相手からの別れ話しで、母親が自殺したことに恭平は愕然とする。 「雪化粧」――不倫相手だった中瀬を、紀和は、風邪ひきの時にコンサートのチケットを妹の美琴に譲った事により、美琴も中瀬と不倫をして、子供を出産してしまう。 その子と共に、紀和は、旅に出かけるのだが、、、何もかも知っていた中瀬の妻が旅館に迄来る。 しかし、一番強いのは紀和で、またもや、不倫相手を見つけて、今妊娠中であった。 テンポよく、又、最後まで語らずに結末が、読者に伝わる手法で描かれて居り、6話、楽しませてもらった。

    0
    投稿日: 2018.01.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【あらすじ】 優しい夫に真っ白でふわふわな猫―美由紀の満ち足りた生活は、夫の溺死によりピリオドが打たれる。しかしそれは、新たなる絶望への幕開けに過ぎなかった。小説推理新人賞受賞作「隣人」を含む戦慄のサスペンス集。予測のつかない結末6篇! 【感想】

    0
    投稿日: 2017.08.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    標題作を含む6つの短編。 日常に細む悪意が底辺にある、どこか不穏な物語。 なんだけど、こういうのって、小池真理子さんだったら心理描写も含めて深みのある作品になるのだけど、本作は結末も容易に想像できるし、事象の表層を撫でているだけのような印象ですぐに飽きてしまった。 娯楽にもならなくて、残念。

    1
    投稿日: 2017.08.10
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    一つ一つの短編が、全て予想外の結末で終わる。 若干気持ちが滅入る。だけど、読みやすくて、話に引き込まれた

    0
    投稿日: 2017.08.04
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    どの短編も「か弱くて害のなさそうな人」が腹に一物抱えていた……という物語。 何本も読んでいるとパターンが分かってしまったのが残念。

    0
    投稿日: 2017.04.20
  • 女性向け、かなり辛口スパイスの効いた短編集

    表題作もほかの短編も「え?」って意表をつく結末。もしかしたら私たちの日常に潜んでいるかもしれない、人間のダークサイドを炙り出している。 「隣人」なるほど!そうきたか!一見、子供はいないが幸せそうな夫婦。だが、実は心の奥深いところでは・・・。世間のダンナ様方、お気をつけて・・・。 「伴走者」これもよかった。この結末も「え?!」って意表をつく。男と女、一体相手は何を考えてるのかわからなくなる。 あまりまともなレビューになってなくてすみません。ネタバレしちゃうと困るので。男性よりも女性にオススメです。ムフフっ!サラッと読めちゃいます。

    4
    投稿日: 2016.11.08
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    いくつかはどんでん返しを狙った短編集。 不幸な事件に巻き込まれたように見せかけて、実はその首謀者だった系。

    0
    投稿日: 2016.07.11
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    最近ゴタゴタしていて本屋さんに行けないので、読み返しが増えている。 なかなかにザルのような記憶の持ち主なので、自分でも驚くくらい内容を忘れてしまっているので読み返しでも新鮮に楽しめるタイプ。 今回は、好きな作家のひとりでもある永井するみさんを読み返し。 相互の繋がりのない短編6篇。 永井さんはどちらかというと、ひとの心に自分でも気付かないうちに芽生える殺意や悪意を描く作家さん。長編で二転三転して先が読めないとか大きな仕掛けに唸らせるといった作風ではなく、すらっと読んでちょっと怖いような嫌な気持ちを残す作品が多い。 短編であるので、登場人物をある程度絞り、少ない登場人物に意味を持たせ、人物の心の動きを描写し、尚且つ中盤、出来たら終盤まで誰が誰に殺意を抱き、どのように目的を実行し、結末はどうするのかといった肝腎な部分は読者に気付かせないようにする。 永井さんの文章は、読んでいくと普通の夫婦だったり恋人だったりの穏やかな日常を描いているようで、それでいて密やかに心の中の殺意は膨らんでいく。このさりげなさが、とても上手な作家さんだと思う。 短編の魅力に溢れた一冊だと思う。 もう永井するみさんの新作に出会えないことは本当に残念でならない。 まだ読めていない残りの作品を読んで永井するみさんを偲ぶ。

    0
    投稿日: 2016.03.07
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    最後にひと驚きがある短編集。伴奏者、風の墓、洗足の家、至福の時が面白かった。人ってわからないものだなー。

    0
    投稿日: 2016.01.23
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    話に入って行きやすいく、読みやすい。 ほとんどが『女って怖い』と思わせたい内容だが落ちの前にバレちゃってる感が・・

    0
    投稿日: 2015.10.15
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    短編集。どの話も驚く結末が用意されている。ほとんどブラックな結末でぞっとするラストになっているけど、最後の話だけは希望が感じられるようになっていた。読みやすい物語ではあったけど、また読みたいと思うほどの驚きはなかったかな。

    0
    投稿日: 2014.11.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    短編集。 1話1話が恐ろしくて、予想外の展開で、ページをめくるてが止まらない(笑) そういう、最悪な展開なのかな、と予想しながら読む脳になった矢先の最終話。なんだか泣かされました。 上手すぎる構成だった。 いい本。 不倫はしない。(笑)

    0
    投稿日: 2014.07.04
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    これは 本屋で表紙見てそれだけで買いましたね^^ だって チンチラなんですもん! 反則ですよ(笑 短編集なんだけど 表題作に猫が絡んでます 数ヶ月くらい前に読んだと思うのだけど・・ 案の定 ほとんど内容覚えてませんわw 猫が出てくるという意外には 特筆するほどのこともなく 可も不可もなくって感じで フツーですかね~

    0
    投稿日: 2013.12.26
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    6話の短編集。前半2編はあまり面白くなかったけど、後半にいくにつれ楽しませてもらった。短編だからしょうがないのかもしれないけど、ラストが…少し残念。特に前半2編は、えっ?これで…って感じでした。

    0
    投稿日: 2013.12.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ちょっと怖い短篇集。 人の中に潜む凶暴性や排他的な部分、 怖いです。 うわぁ…という気分が堪能できました。

    0
    投稿日: 2013.11.11
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    永井するみさんの短編集です。 今回ちょっと物足りなかったかなぁ。 なんか私「隣人」って聞くとすごくワクワクしてしまうので(変なのか?)期待しすぎたかも・・・ 予測のつかない結末!って書いてあるけど、結構予測でき ちゃいます・・・ 特に1・2・3編までは、同じような印象。 5・6番目は結構楽しめました。 特に最後の「雪模様」は良かった! 変に『女は怖い』を押しだしたような前半よりも、断然よかったです。

    0
    投稿日: 2013.10.29
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    本屋でオススメポップがあったので手にとってみた。 一昔前の作品ながら、そんなに古さも感じられないミステリー。 特に女性ながらの心理描写が圧巻。 1作目の「隣人」はあー、やっぱりのラスト。 かと思ったらまたまたドッキリ。 短篇集なので読みやすく、是非お勧めです。

    0
    投稿日: 2013.10.15
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    ミステリ短篇集。 装丁変えて再発行だったのか。。。 時代設定が古く(携帯電話も一般的ではないくらいな)、物語に大きい影響を与えるわけではないがなんだか全体に埃っぽい感じ。 サスペンス2時間ドラマに超ありがちなストーリーだった。 先が読めすぎる、登場人物もベタ。 二度は読まないけれど、読んでいるときはそこそこ楽しく、安心して読書ができる。 こういうのは常々、2時間程度の移動のお供によいと考えております。 http://www.horizon-t.net/2013/10/02/566/

    0
    投稿日: 2013.10.02
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    いやぁ久しぶり 裏表のある人達のどす黒い話 ホントに、うわべがいい人って怖いよね バカで無邪気な人も怖いけど

    0
    投稿日: 2013.09.15
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    2013/09/11読了 短編集。帯に騙されて購入。 ダメ人間が続々登場。 結末も容易に想像出来、ちっとも面白くないと思ったが、雪模様は面白かった。 ダメ人間も徹底してると好感が持てる。

    0
    投稿日: 2013.09.12
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     ミステリーの短編集。いずれの作品も突然訪れる「ネタバラシ」にドッキリ&ビックリ。あまりに突然、それが来るもんだから「あれ?読み飛ばした??」と思ってしまうこともしばしば。でも、決して読み飛ばしてはいないし、むしろその「突然感」がこの短編集の醍醐味でもある。流れるように「ネタバラシ」をされていることに気づいたときは、「結局読者は永井さんの手のひらの上で転がされていたんだなー」と気づくときでもある。  個人的には「雪模様」が好きだった。これはちょいと、いわゆる「ミステリー」とは一線を画している! 【目次】 隣人 伴走者 風の墓 洗足の家 至福の時 雪模様

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    投稿日: 2013.08.15