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グーグル ネット覇者の真実 追われる立場から追う立場へ
グーグル ネット覇者の真実 追われる立場から追う立場へ
スティーブン・レヴィ、仲達志、池村千秋/CEメディアハウス
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総合評価

71件)
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    Googleの創業者2人が一線から退くというニュースをきっかけに読んでみた.1990年代末の創業〜2010年頃までの話.インターネット小史のようにもみえる. 社風:強烈な理想主義,不可能と思われるような目標設定,大学の研究室のような雰囲気を保つ,ユーザ視点での品質にこだわるetc. 技術:アルゴリズム至上主義,どのHDも確率的に壊れるということを前提に設計されたシステム,ページランク,アドセンス,アドワード,Gメール... 人物:多くのエンジニアや社員が生き生きと描写されていて面白い. 出来事:chrome開発によるfirefoxとの決別,androidでappleとの対決へ.. 中国での攻防,プライバシー/独占への批判 Facebookの登場 オープンなwebにおける客観的なアルゴリズム至上主義vsクローズドで主観的な人間関係を中心としたSNS Google+では結局Facebookの後追いになってしまった.大きくなりすぎたGoogleにはかつてように革命的なプロダクトを生み出す力がなくなったのか? →人工知能,自動運転へ?

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    投稿日: 2020.01.29
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    【要約】 ・ 【ノート】 ・阪コミのtweetで面白そうと思った ・googleの始まりからgoogle+が始まった現在に至るまで、内部で何が議論され、何が起こっていたのかが分かる。・orkutやwaveの記述まである割にbaseへの記述がなかったような。 ・まずやってみて後で謝るという哲学こそグーグルにせいこをもたらしてきた要因だった。アイディアは誕生して間もない赤ん坊のようなもの。周囲の厳しい環境を目の当たりにすれば赤ん坊がいきのびることなどとうてい無理に思える。(略)ここに腰が引けて何もしない企業と多くのことを成し遂げたグーグルのちがいがある、新しいことに挑戦しない方が無難だということくらいぐの人々も重々承知している。だから「不安材料は口にしないようにしている」(P542)

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    投稿日: 2018.10.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    "ツェルはペイジがどういう人間なのか初めてわかったような気がした。どうしたら目の前の人間を助けてあげられるかということより、10年後に人類に最大限の社会的インパクトを与えられる大がかりなサービスとは何か、ということで頭がいっぱいになってしまう。そういう人だった。" p384 "しかし、SNSは基本的に友人からの個人的な推薦やアドバイスのほうが全人類の英知とそれを代表するグーグルの検索エンジンより価値の高い情報を提供するという前提に基づいている。それはグーグルではまったく受け入れられない考え方だった。" p594 googleの最大の弱点は、技術のみを信仰する文化じゃないかな。 技術は確かに問題を解決するし、インパクトを与える。 瞬間的には。 だけど、それを受け取るのが人であって、その凄い技術が提供するものの価値を決めるのは結局人であるというところを見落としたからFacebookに出し抜かれたんだと思う。 まぁ、まだ負けたわけじゃないだろうけど。(資産的にはまだ大きな差があるし) 自分が世界の中心でありたいgoogle、 人の欲望をよく理解しているFacebook、 その次は・・・

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    投稿日: 2016.04.09
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    今や巨大企業になったGoogleにこれまで、どんな人がどんなふうに関わりながら、大きくなっていったかというおはなし。まあまあ面白いんだけど、内容に引き込まれるまでがなかなか… 技術的にどれだけ凄いのかというわくわくはこの本にはなかった。残念…

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    投稿日: 2015.11.26
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    モンテッソーリ教育(子どもの自主性を尊重する教育法)の申し子である二人の若き天才が、「世界をよりよくする」という高い理想と、「邪悪になるな」という強力な理念、それに「アルゴリズム至上主義」ともいうべき徹底した合理的・論理的思考をベースに、同様の価値観をもつ天才集団を形成し、優れた検索エンジンと画期的なネット広告モデルの開発により、業界の覇者に上り詰めるまでのサクセスストーリーが前半。 後半は一転して「追われる立場」となった彼らが、その崇高な理想や理念への拘りがゆえに、中国参入の失敗や相次ぐプライバシー問題、反トラスト法訴訟に見舞われ、ついにはソーシャルネットワークサービスにおいてフェイスブックの後塵を拝するという致命的なミスを犯す姿が、インサイダーの視点から赤裸々に語られる。 興味深いのは、グーグル自身が「邪悪か否か」というグレーゾーンや、オープン戦略と秘密主義のジレンマ、あるいは「世界中のあらゆる情報を見える化する」という理想とプライバシー問題で糾弾されるという現実とのギャップ、さらには組織の肥大化に伴う「グーグルらしさ」の希薄化といった問題に悩む姿。戦う土俵の次元は違えども、経営の根本が二律背反の解決であることに変わりはない。ただ、ここまで高いレベルで戦い続ける企業は、世界でグーグルしかいない。

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    投稿日: 2015.06.07
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    グーグルのビジネスの成り立ちから2010年頃までを取材した大著。 会社の根底に有るのは情報の集約と提供。 通常では見えにくい収益のあげ方、サービスの生み出された背景とその目的を知ることが出来た。

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    投稿日: 2015.03.29
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    内側からグーグルを取材した唯一の書籍。グーグルがたった10年でネット世界の巨人になった裏舞台がのぞける。単にネット界隈の知識を増やすのにもうってつけの一冊。

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    投稿日: 2015.01.28
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    やっと読み終わった(笑) 何度か読みかけて、そして挫折して・・・ インサイダーというだけあって、本当に深いところまで切り込んでいる(のだと思う)。 何年後かに更に貴重な存在になっているであろう。 2回目 確かに・・・

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    投稿日: 2014.11.12
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    googleと広告ビジネスの成長の流れを知れる。ネット業界等ではたらくと、広告の成長の部分はぜひ知っておくべきだし、この本は読んで損はない。googleが目指しているものはおもしろい。

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    投稿日: 2014.09.06
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    グーグルに密着取材を行い、興味深い内部の様子を知ることができるとともに、グーグルの考え方を知ることができる。 「大きなインパクトを与える仕事に取り組む人が少なすぎるように思う。」 「技術的な解決策、とりわけコンピューターにどれだけの力があるか、皆、理解していない。」 興味深い書籍でした。

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    投稿日: 2014.05.08
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    面白い! Wiredの記者であるスティーブン・レヴィがグーグル公認のインサイダーとしてグーグラーたちに密着し、その内部の様子が書かれている。 ラリーとサーゲイの構想から起業、発展までのスピード感。その根底にある理想と理念、そこに加担していく頭脳明晰な天才たち。 エンジニアに対する圧倒的信頼。 そして大企業になってしまった後の苦悩、フェイスブックの追撃やマイクロソフト・ヤフーとの葛藤。 そしてまだまだグーグル自身の、そして世界の可能性と未来を信じて疑わない姿勢。 特にクロームとアンドロイドの開発の件は彼らの思想が明快に描かれていて興味深かった。 グーグルのスローガンの一つでもある「Don't be evil」。 あとがきにも書かれているが、この本の裏テーマはグーグルが果たして邪悪になってしまったか、ということ。 今後のグーグルの身の振り方から目が話せない。 一読をおすすめします。

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    投稿日: 2014.02.20
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    まるで機械かとおもえるような特別な存在のGoogleだが、その起業初期は、けっこう人間臭い経緯が生々しく延べ得られていて意外だった。学究的な創業者のイメージだが、やっぱり上司が必要なんだみたいなまるで従来型の日本のような組織論や、広告販売の営業でゴルフ接待どうするみたいなエピソードなど、Googleには意外な感じがして面白かった。gmailやandoroidのエピソードもおもしろい。

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    投稿日: 2013.11.16
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    『グーグル ネット覇者の真実』(スティーブン•レヴィ)を読んでいる。 まだ途中だけどメモ的に書き残しておく。後で追記する予定。 ■人材 創業者のラリー•ペイジとサーゲイ•ブリンは二人ともスタンフォード大学院卒。社員には、統計学•経済学•数学•コンピュータ科学•データマイニングなどの分野で世界最高レベルの頭脳と技術を持った人材が集まっている。 厳格な採用プロセスは「レイク•ウォビゴン戦略」(レイク•ウォビゴンとは、誰もが平均以上に有能という論理的にあり得ない架空の街の名前)と呼ばれ、現時点での社員の平均的な能力を超える人材しか採用しない方針。採用面接回数はかつては20回ほどにも及び、卒業時の学業成績、推薦状、エッセイなど詳細かつ多様な資料•データが要求された。ちなみに、採用検討メンバーから直属の上司になる人間は必ず除外されるという。というのも、どんなマネージャーも部下が1人もいない状況よりは誰かがいる状況を望むため、標準以下の求職者にGOサインを出す誘惑に負けてしまう可能性が大きいからだそうだ。 ■企業文化 ペイジとブリンが幼少時代にモンテッソーリ教育を受けたことを知らなくては、Googleを理解することはできない。モンテッソーリ教育とは、イタリアの医師マリア•モンテッソーリの教育哲学に基づくもので、子供には自分が興味を持ったことを追求する自由を与えるべきだという考え方。 「その教えは彼らの個性に深く根づいている」と元Google検索製品およびユーザーエクスペリエンス担当副社長のメイヤーは言った。 「だから彼らは自分で考えた質問への答えを求め、自分で決めたように行動する。彼らは権威を軽視することを学び、何かをするときに偉い人に言われたからではなく、道理にかなっているからそうする習慣を身につけたのです。」こうした態度がGoogleの企業文化の基礎となっている。 ちなみに、amazonの創業者ジェフ・ベゾスや、経営学者のピーター•ドラッカーも、モンテッソーリ教育を受けていたとのこと。 また、Googleは、大学の学生寮のような雰囲気をとても大事にしているらしい。 ブリンとペイジはGoogleを創業する前に就職した経験がないので、自分たちがよく知っていたスタンフォード大学の博士課程をモデルにして会社組織を構築したのだろうと言われている。 Googleには「Googleユニバーシティ」と呼ばれる独自の教育プログラムがある。仕事と直接関連しているコース以外にも、文芸創作、ギリシャ神話、地質学とワインを教えるクラスまである。 キャンパスでは、社員や外部から招いたコンピュータ科学者による技術関連の講演会や、著者を招いて本を紹介するブックトークが絶え間無く開かれ、更には定期的にギーク度満点の映画が上映される。 大学っぽい企業文化といえば、ハーバード大学で生まれたfacebookに近いものがあるかもしれない。 ■広告 広告事業ポリシーは社是である「Don't be evil.(邪悪になるな)」に基づいている。Google、ユーザー、広告主が善意の三角形で結ばれるような広告モデル。逆に、この善意を崩す不正行為は厳しく取り締まられる。ペイジとブリンはそもそも広告が嫌いで、Googleが広告を掲載するのはユーザーがそれらを、役立つ機能と身もめた場合に限るという理想主義的な考えを持っていた。また、広告システムを、広告主とメディアのみの意向で表示広告が決定されるCPM方式(表示回数に応じて課金)から、三者すべてにとって合理的といえる、CPC・CTRに基づいて掲載位置を決めるモデルにシフト。入札方式も、むやみに金額を引き上げるやり方ではなく、二番めに高い入札額に1ドルを足した金額で落札できる仕組み。

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    投稿日: 2013.09.30
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    検索、ストリートビュー、書籍のクラウド化、等々が書かれており、ネット業界に興味のある人なら誰でも「ああ、このサービスはこういう理念とプロセスで作られたのか」と納得させられる内容。 訳者がうまいのだろうか。600頁超のぶ厚い本なのに最後まで興味深く読んだ。

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    投稿日: 2013.08.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やっと読了。他のIT書籍の2倍以上。Googleが展開してきた各サービスの裏側やその後にも触れられ、ここ10年を振り返ったような読了感。特に2008年のオバマ大統領の選挙時にGoogleが担った役割は、今後日本がネット選挙解禁になる時の一つの指標となろう。アップル、アマゾン、マイクロソフトなどのIT巨人は、一人のアントレプレナーで今日の形を保つ中、Googleはタイプの異なった二人の創業者が今も変わらず舵取りをしていることは興味深い。革新には痛みを伴う。やらなければ何も変わらない。

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    投稿日: 2013.06.27
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    電子書籍で読了。意外と疲れるなという印象。(電子書籍としての意味で) 内容はとてもグーグルの内部にまでつっこんだ話をしているので、グーグルに興味がある人、好きな人、入りたいと思っている人は読むといいと思う。 若干、創業者を持ち上げ過ぎな所が気になる。

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    投稿日: 2013.05.20
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    グーグルの創業から、数々のサービスを始める経緯、そして今や中国問題やFBなどに追われる立場となったグーグルのドキュメンタリー作品。 内部(インサイダー)の立場で取材ができたらしく、憶測ではなく事実に基づいているので、臨場感があって面白い。やっぱり、イノーべーションや歴史はいろいろなことが偶然・必然となって重なり起こっているんだと改めて感じた。

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    投稿日: 2013.03.25
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    すでに「ぐぐる」という日本語にまでなった、 Google検索の発想は1995年にブリンが、 映画の格付けランク付けを行うシステムに、 遡ることができます。 そのときすでに、Google検索から 「人海戦術」という考え方を、除いていたようです。 "人間が手作業で格付け作業を行うという手法は問題外だった。 どう考えても実際的ではないし、そもそも人間の判断には信用が置けなかった。 それよりは信頼性の高いデータに基づいて、 よく考えられたアルゴリズムを効率的に実施した方が、 よほど偏見のない、公平な結果を得られるはずだった" (01章 グーグルが定義する世界 P31) http://a-e-dkmemo.blogspot.com/2013/02/blog-post_12.html

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    投稿日: 2013.02.12
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    グーグルについて、多くの関係者への取材をもとに丁寧に描かれたドキュメント。 すっかり生活の一部になってしまった検索が、どのようにビジネスとして成立するようになったのか、そして検索の王者となったグーグルの内幕を垣間見ることができる。 グーグルの思考方法、技術、人材、ビジネス、思想、非常に興味深く一気に読むことができた。

    1
    投稿日: 2013.01.24
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    600ページ超の大作。だが噂や憶測は皆無で、事実を基にしたGoogleの成長と混沌が描かれている。隠蔽主義のGoogleをよくぞここまで調べ上げたなというのが率直な感想。「クラウド」「ビッグデータ」がBuzzwordとして持て囃され、どこか上滑りな印象を受けるのは、その言葉を生み出したGoogle文化にあるのかもしれない。彼らは日々増えるデータと悪戦苦闘しながら、必然性の中でクラウド(Google流だとクラスターですね)やビッグデータという仕組みを生み出してきた。その本質を理解しない日本企業が真似ても上滑りに感じるわけだ。「常識を疑う」「既成にとらわれない」、そして徹底的に考える、その新しい組織体のGoogleがどういう方向に進むのか、YahooやMicrosoftのようにその巨艦が政治や制度に足元をすくわれて輝きを失ってしまうのか、再びペイジ氏がCEOとなったGoogleから今後も目が離せない。

    1
    投稿日: 2013.01.24
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    Google本は数ある中、この本ほど確信に迫ったルポがあったであろうか。Google自身が掲げる「全ての情報をオープンに」というスタンスからはほど遠いほど彼らは謎に包まれている中、これは大変な偉業だと思う。 分厚い本であるが文句なくおススメ。オモロイ! 今や世界最大のNWインフラとサーバーを擁し(しかもほとんど自社製で、そのコストはムーアの法則よろしく年々下がっている)、また有り余る資産とユーザーデータを集めたGoogleの最終目標は人工知能を使って人間の能力を拡張することである。彼らの目標はデータやプライバシーではないのだ。それは突き詰めると恐ろしくもあり、また独善的ではあるが、しかしGoogleなしのインターネットなんて考えられないわけで、広く薄く、我々はそれに手を貸している。なんとも複雑ではある。 しかし、この会社。風土とは言え失敗を恐れない。逆に失敗しなくなった時は、「らしさ」を失った時だ。 「Googleもっとやれ!」 「もっと物議かもせ!」 無責任ながらそう考えている。

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    投稿日: 2013.01.07
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    WIREDのスティーブン・レヴィによるグーグル・インサイド・ドキュメンタリー。 ものすごく長いが、文章がうまいので(興味がある人なら)飽きずに読める。 Googleが世界を良くするために、どのように考え、どのような方法で行動しているかを知ることができる。普通の会社とは明らかに違う。 --- memo: 24 「たとえ失敗したとしても、完全に失敗することは滅多にない」と彼(ラリー・ペイジ)は言う。 75 取得されたデータはカプセル化されて次々にログに保存されていく。そこからユーザーの検索行動を分析し、データマイニングによる解析を行うことで、究極の学習する機械に進化する。 79 狂信的なまでの秘密主義によって、この事実はまったく公表されなかった。 103 Googleは究極的には、世界中の知識で脳の機能を補佐し増強する。(ブリン) 「たとえば、2年前に会った誰かがそのとき言った言葉を教えてくれるとか」とペイジは言う。「最終的には脳内に危機が食され、質問を考えるだけですぐに答えを教えてくれるようになるだろう」 540 有益なテクノロジーは例外なく、誤った用いられ方をする危険を秘めているのだ 「まずやってみて、後で謝る」という哲学こそ、グーグルに成功をもたらしてきた要因だった。(中略)ここに、腰が引けて何もしない企業と多くのことを成し遂げたグーグルの違いがある。

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    投稿日: 2012.12.28
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    創業者二人、自分の興味を追求するモンテッソーリ教育の成果。客観的データと論理。 能力のある人を如何に惹き付け集められるか、なのですね。

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    投稿日: 2012.12.23
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    google礼賛!な内容だけど、内側から見たってことだから、そうなっちゃうのかな? 外側から見たら、かなり不安なこともたくさんしているわけで、その辺りの「邪悪になるかもしれないこと」をもっとバランスよく示すべきなんじゃないの?

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    投稿日: 2012.12.09
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    グーグルの起源からbe evilまでの歴史 十分知っているつもりだったが知らない事が多く とても面白かった。

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    投稿日: 2012.11.07
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    Googleの歴史を知ることができる。 経営者のみでなく、Googleで活躍したメンバーがどのような仕事をしたのかを知ることもでき、読んでいて楽しい。 同時に、2000~2010年頃のIT業界のトレンドをさらうことができ、その中でGoogleがどう行動したのかを知ることができる。

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    投稿日: 2012.11.05
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    一般的に非常に洗練された企業に見えるgoogleを泥臭くと言うか、人間臭く描く事に成功している。あのgoogleも色々な壁に突き当たり、もがき苦しんでいるのかと思うと、googleに対する親しみもわくし、見方も変わってくる。googleはfacebookに追いかけられていると言うが、全くそんな事はないと思う。ネットを通じて真理というか、厳然とした世界を目指せば良い訳で、所詮学生の出会い系サイトに動じる必要はないはずなのに、オロオロしてしまう所が人間臭い。今の日本の状況を見ると、確かに優秀な若者が起業したりしているが、googleの本質は金儲けではなく、より崇高な物を目指している事を考えると、まだまだセコイというか、目指している物のレベルが低いと言わざる得ない。

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    投稿日: 2012.11.04
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    グーグルのことを知りたければこの本で必要十分。 2人の創業者やエリック・シュミットはもちろん、今話題のマリッサ・メイヤーをはじめ、これだけの重要人物たちの生の声を聞けるとは思わなかった。それだけでも貴重な本。会社内部だけでなく、グーグルを取り巻くIT業界や政治の世界との関係もしっかり書かれており、深く知りたいところは深く、浅くてもいいので外の世界とのかかわりを俯瞰的に知りたいところはそのようにと、読者の知的好奇心をしっかり満たしてくれている。 そして、世間を賑わせた数々のグーグル的話題の内部事情やそのときの当事者の思いもしっかり読める。たとえば僕らはいまやグーグルに対してその無機質さ、冷酷さにある種の恐怖を感じつつあるが、グーグルの人々も世の人のために始めたことがいつしか恐れの対象となりつつあることに苦しみ、葛藤していることを知った。(そして、すこしほっとした。) まとめると、グーグルという会社の歴史、IT業界の歴史、その中でのそれぞれの人間模様をすべて同時に楽しめるので超絶お薦めの一冊。 惜しむらくは、章ごとにときどき時間の巻き戻しが起きているため、読んでいて「ん?この話のときはまだ○○は入社前だったっけ?」といったように、頭の中で時系列の整理が難しかった。もちろんこの会社の短い歴史の中であまりに多くのことが起こりすぎているので仕方ないところだが、巻末に年表があったらよかったかもしれない。

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    投稿日: 2012.10.19
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    このレビューをご覧いただいた方でgoogleを利用されたことのない方はいるだろうか。 さておき、googlを知るのにピッタリな本書は、著者とgoogleという“思想”の首謀者、ラリーとサーゲイがハロウィンの夜に出会うところから始まる。 どうも、ラリーは長い毛で覆われたベスト、さらにサーゲイは牛の気ぐるみを着て、さらにゴム製の乳房をつけて、やや緊張気味の挨拶だった、らしいw。 そんな黎明期のgoogleの熱を伝え、上場後に起こった社内の苦悩を伝え、中国との折り合いをつけるgoogleの奮闘を描き、facebookとの将来に触れる一冊。   こういう風に言うのは端から白旗を揚げるようで癪ですが、技術の会社は、全てこのgoogle的思想たるべしと思います。ただ、ただ理想を追う。技術のすべてを理想への術として。  本書が素晴らしいのはgoogleの実態を、よい時も悩めるときも、あますところなく伝えている点だと思います。 例えば2009年以降の費用削減は、金融ショックそのものを乗り越えるためではなく、官僚主義を排除するためであるとして(ペットボトルの無駄から、上役の部屋の贅沢まで容赦なく)アイデアを募るため、やると決めたら数時間後には、全社員参加可能なアイデアを募るシステムが組まれて変革のスタートを切るという勇ましい姿が紹介されているし、新事業に取り組む泥臭い作業も克明に描かれています。書籍の電子化事業について言えば、いろいろ考え抜いた結果、スキャンチームの作業効率化のため、書籍めくり係と、スキャンボタン押し係のタイミングを合わせるのにメトロノーム持ち出してるしw。 こんなに純粋に思想を追ってる迫力を前にすると、単純に応援してしまうし、そういう気持ちがムーブメントとなって、規制を排除し原則を変え世界をバージョンアップしていくんだという実感を得られる良書だと思います。

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    投稿日: 2012.09.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    グーグルの設立から成長するまでが非常に細かく書かれており、素晴らしい。 ■特に面白かったこと ・グーグルが検索技術を開発した当時、バイドゥも含めて同じことを考えている企業が多かった。 グーグルが生まれたのは歴史的必然であり、グーグルが成功したのはプロダクトへの信念と自由な環境にあった。 ・社内への情報は非常にオープンだったが、社外に対しては非常に情報を隠していた ・内製化にこだわり、自分たちでデータセンターを設計・運営してしまう ・ある意味インフラ企業としてどうあるか、という考え方 ・非常に選民的で、その基準は大学の偏差値と成績 ・コードイエローという非常事態宣言があり、その宣言がなされるとチームのリーダーには黄色のタンクトップが渡され、自由に多プロジェクトから人を抜くことができた ・社員の人事上の等級は明らかにしない。なぜなら明らかにすると意思決定や議論にバイアスがかかるから ・遊び心を非常に重要視しており、エイプリルフールを大切にする ・アンドロイドアプリには異常にオープンにも関わらず、広告に対しては強く検閲を行っている ・グーグルユニバーシティというものがあり、ギリシャ神話や文芸創作、ワインまで教えている ・IPO後は日々の株価の上下で従業員の生産性も上下した ・大企業からはグーグルが生まれなかったし、グーグルからはfacebookは生まれなかった  ー文化の違い、そして新規のものを生まない意思決定の仕組み(機会費用で考えてしまうなど)

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    投稿日: 2012.08.26
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    グーグルの中身が分かる良い本。 分厚くて読むの時間かかったけどね。 内容は、経営に関する様々なことが書かれている。 秘密主義・OKR(目的と主要な成果)・作業環境・ 採用の方法・内部的には結構情報がオープンなこと・ 社員に給与の等級を秘密にして、「認識バイアス」を 防いでいたこと・服装・その他哲学。など。 世界で知的トップ企業の一つとしての 経営のやり方が分かって、読んでいて楽しかった。 社員の名前がたくさん出てくるから、整理しようとすると 大変になると思う。

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    投稿日: 2012.07.18
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    数多くのグーグラーへのインタビューをもとに、グーグルがどんなことを考えて実行してきたか、どんなことを考えて実行しているのかが詳細にわかる力作だと思う。 はじめに、ブリン氏もペイジ氏も、しっかり経営しているのだなと感じた。 技術面でも、経営方針でも、採用でも。 研究室の延長のようなグーグルですら、採用基準には野心があることを挙げている。私にはこれが足りないと感じてはや数年。 驚いたのはアプリの更新の評価。ユーザーにより更新前か更新後のものを表示し、行動の差を測っている。なるほど、サービス中のことだから、効果の有無を示すのに最も説得力がある。 「グーグルの製品はマシン主導。人間の偏った見方が入る余地はない」。とすると、誰が作ってもほぼ同じ物ができ、何を作るかが違ってくるということかな。 ファイルは必要ないとのこと。一時的なものを除けば、ほとんどそうなっていると思う。ドキュメントはGoogleドキュメント、写真はPicasa、ビデオはYouTube。残るのは音楽ファイルくらいかな。 Googleの中国進出のくだりは、本社と現地の社員の葛藤や苦悩の様子が生々しい。読んでいて熱くなった。また同時に、壁の大きさに胸がふさがった。 データと論理だけで勝利を手にできるとは限らないというくだり、どこでも同じだなと思う。被災家財の広域受け入れに対するヒステリックな反応が、すぐに思い浮かんだ。 最後に、予算獲得のための書類作りをしないですむのが羨ましい。それだけ稼がないといけないが…。

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    投稿日: 2012.07.16
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    "追われる立場から追う立場へ" とあり、 Facebook の台頭のことを指していると思われるが、 Facebook はエピローグに登場するだけだ。本書は、ここまで Google の軌跡を内側から綴ったルポ。"追われる立場から追う立場へ" は煽り…。 (^^; 栄枯盛衰。Facebook が脅威ではあろうが、時価総額 1,830 億ドル (2012年6月) の牙城は、未だ健在である。 数々の Google の挑戦と挫折。業界を牽引する一社である Google だから、Google ウォッチャーででなくとも、この業界のエンジニアは Google の動向をおおよそ知っているだろう。Google 検索から GMail, Google Map などの成功事例、Wave や Orkut などの失敗事例、震災の時の Google Person Finder など、仮想世界政府のサービスを提供する彼らの活動は、我々の目に触れる機会も多い。だが、彼らの内側のことはあまり知られていないに違いない。その彼らの活動の葛藤について内側から書かれた本書は、実に興味深い。 もっとも印象に残っているのは Google の中国進出記。その挑戦と挫折は、少しばかり中国貿易の経験のある私には、胸に残るものがある。"Google でも Great fire wall は崩せなかったか…" と。中国四千年の歴史は侮りがたし。 数多の挑戦の中に未来はある。失敗を繰り返したところで、彼らの挑戦は変わらないに違いない。これまでいくつもの常識を壊してきた Google。その真実の片鱗を、ぜひ本書で。

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    投稿日: 2012.07.01
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    良くあるGoogle讃歌本ではなくて、客観的なドキュメンタリーみたいな感じで、そこがよかったですね。 最先端の情報処理技術と倫理の葛藤についての記載が凄く面白かったです。特に、著作権処理とフェアユースについて。 倫理的な側面から是非を問われちゃうような革新的な仕事に憧れますね。 翻訳がちょっといけてなくて、主語がなかったりする文があるのが気になったけれども量の割に読みやすく、テーマ別に書かれているので頭にも入りやすいです。

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    投稿日: 2012.06.25
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    シリコンバレー発の巨大ネット企業のこれまでの経緯と実情を詳細に書き上げた労作。素晴らしい。 とはいえ、購入後しばらく書棚に積読になり、ゴールデンウィーク中にNYCへの往復の機内で8割がた読んだが、その後1ヶ月半も積読状態になった後、ようやく読み終えた。 著者のインタビューは現場に携わった多くの人を対象に詳細に行われているため、記述が極めて具体的で大部、グーグルの実情のある部分をよく描き出している。よくもここまで取材したなと呆れる気持ちすら湧く。労を惜しまぬ大作だ。

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    投稿日: 2012.06.20
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    画期的なサービス提供の根底に流れているグーグル的な考え方に触れることができる感じで、とても面白いです。 結構分厚い本ですが、引き込まれてすぐ読み終えてしまいました。IT業界にいる人なら結構スイスイ読めるのではないでしょうか。

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    投稿日: 2012.06.19
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    Googleの検索エンジンや広告システムは誰もが知るところだと思うが、本書を読めばその仕組み、考え、未来、歴史全てが明らかになるだろう。 Googleの秘密主義、極秘情報、解いてしまった莫大な収益を上げる秘訣とは何か。 ノンフィクションで綴られた全編がまるで、壮大な物語かと錯覚するほど、興味をそそられ、そして大きな感動を与えてくれるのだ。 マイクロソフトやAppleなどの経営方針などの関連性も背景に比べてみても面白い。

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    投稿日: 2012.06.19
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    グーグルという会社を内部に近い立場から克明に記録したドキュメンタリ. 感じた点は以下の2つ. ・会社が大きくなることによるジレンマをグーグルも例に漏れず抱えてきている. ・創業者が会社を経営している限り集めた情報を邪悪な目的にはつかわないのでは,と(今のところ)感じる.その点では個人情報を収集することで便利なサービスを出すことには賛成.ただ,2人がgoogleを去った後がとても怖い.

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    投稿日: 2012.06.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2011年末の本 天才数学者のクソかっこいいドキュメンタリー 創業者のペイジ&ブリンのグーグル誕生から、vs中国まで。 進化する検索エンジンのアルゴリズム、人工知能、IPO、教育論、組織論、シリコンバレーの雰囲気。 やっぱ、西海岸憧れるなー。googleはシリコンバレーのベンチャースピリッツの影響もあるけど、ペイジ&ブリンが受けたモンテッソーリ教育が影響でかいと思う。子供たち自身が好きなことを徹底してやり続けさせる教育。それがgoogleのユーモアにつながる。 ひたすらギークだけど。。日本とは違うな。 欧米には充実した教育ていう切り札がある。さあ、これからの日本どーする??

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    投稿日: 2012.06.08
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    何とか読了。 (大半の名前は流し読みしてしまいましたが 笑) 現在、Androidに関わるお仕事をしてる関係もあって 非常に興味深い内容でした。 Jobsの伝記と比較しながら読むと尚面白かった。 Googleと言う会社の好き嫌いは別として、 この会社が成したことは人類の財産になると思います。 Googleに少しでも関係のある技術屋さんにこの本をお勧めします。 重ねて言いますが、Googleのことを好きになるかどうかは別、ですが・・・。

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    投稿日: 2012.06.04
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    Googleの設立時のときから、現在に至るまで詳細に書かれた良書。 Googleのビジョンや成功、苦悩が偏見なしに書かれている。 これほどのGoogle本は出てこないんじゃないかというレベル。

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    投稿日: 2012.05.31
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    googleができた当初から、最近までの事が書かれた本。 googleの職場環境はこの本で書かれたことだけを見ると、とても魅力的だった。きっと裏の面もあるだろうが。 googleが世界上のウェブページを集めてサーバーに保管しているとは知らなかった。その情報が外部に漏れることはないのだろうかと思った。 googleはとても魅力的だが、やっていることには多々疑問を感じる。 特に個人情報を見境なく収集することなど。 その点は改善してほしい。

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    投稿日: 2012.05.27
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    グーグルの創業から現在までを、内部での詳細な取材を通して紹介した、読み応えのある一冊。 ITオタクの創業者コンビが、技術への信仰と情報のフラット化への信念を貫いて、ここまで巨大な会社を作り上げてきたストーリーの裏側がよくわかるだけでなく、中国での苦闘と挫折、そして巨大化したグーグルがフェイスブックの急追に苦しむ姿も非常にリアルに伝わってくる。 グーグルのアルゴリズムとフェイスブックのキューレーションの真っ向からの対決がここ数年間のネットの流れであるが、本書を読むと、まだまだグーグルには蓄積されたデータベースと技術の底力があり、簡単には倒れないなと感じる。

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    投稿日: 2012.05.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    現在までのグーグルの歴史。ペイジ-シュミット-ペイジのCEO回帰とちょうどいいタイミング。 ネットの世界では10年と言えば2世代は過ぎたと言える。検索広告を確立してしまい、そのキャッシュフローで好き勝手やってきた幼稚とも言える新興企業が、プライバシー問題、モバイル参入、中国撤退の波を乗り越え大企業としてのグーグルが現れてくるの歴史を描いている。 誰がこうしたという文章の積み上げで600ページ強になっており、読むのは疲れるが、読み終わってみれば無駄は少ないと感じる。

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    投稿日: 2012.05.06
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    毎日使っているGoogle検索、20%ルール。Googleの気になることはたくさんある。面白そうだし。 Googleの創立から、Youtube、Android、Gmail、Google+など、みんなしっているGoogleのプロダクトについて述べられています。 「基本的な採用基準は、とてつもなく高い知性と抑えきれないほどの野心を備えていること」 「みんな1週間に130時間働き、机の下でねるような生活をしていた。」 本人はそう思っていないのかもしれないけど、Googleで働いている人ってスゲーなと思う。 Googleの製品の中では、Gmailの話が印象深かったです。 「開発を取りやめるべきだという意見が出たとき、これはその後に続く新たな製品の基礎部分にすぎないと説明した。今の状況がこのまま続けば、やがてあるゆる情報がオンラインで保存さえっるようになるのは火をみるより明らかだったらか」 Googleを好きな人に勧めます。

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    投稿日: 2012.05.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    編集中 最先端のテクノロジーをどのようにしてgoogleが作り出しているか。 多分、不可能はないと思っている。 どんな人材 中国への敗北とやりとり オバマとGoogle的思考 政権とテクノロジー

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    投稿日: 2012.04.30
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    著者のスティーブン・レヴィは、米WIRED誌のエース記者で、先日発売されたWIRED vol.3にもAmazonのジェフ・ベゾスCEOとNapster創始者のショーン・パーカーに関する素敵な署名記事が掲載されていた。こういう立場の記者がいることは素晴らしいことだと思う。 600ページを超す大著だが、読み飽きない。 この本を書くにあたり、著者はGoogleの内部に入り、多くの関係者から直接話を聞く機会に恵まれた。その事実がこの本を特別なものにしている。Googleの成功だけでなく、中国やSNS市場での蹉跌についてもその経緯が詳しく記されている。 この本が出版された後も、Motorola Mobilityの買収やGoogle+の開始など大きな出来事があった。最近ではプライバシーポリシーの統一という微妙な話もあった。まだまだ続きがある。 Googleはある意味まだ特別なポジショニングを持つ会社であることは否定できない。そして、Don't Be Evilという社是の持つ意味はますます大きくなっているように思う。

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    投稿日: 2012.04.30
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    原書は、米アマゾン担当者が選ぶ2011年ビジネス部門の第1位とのこと。600ページを超えるボリュームだがGoogleがどういう会社なのかを知る為に非常に参考になる。

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    投稿日: 2012.04.21
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    強力な検索エンジンで創業から瞬く間にその地位を築いていったネット界の巨人・グーグル。本書は筆者が経営陣の許可を得て『内側』から彼らを取材し、その新の姿に迫った貴重な記録であるということができます。 ここ数日間ずっとこの本と格闘を続けてまいりました。いや、それにしても読み応えのある本でした。本書はいまや知らぬものはいないといわれるネット界の覇者、グーグルを創業者のラリー・ペイジとサーゲイ・ブリン。会長に退いたエリック・シュミットのはじめとする経営陣に特別な許可を得て彼らを内側から密着着取材することによって生まれたものです。 「人類が使うすべての情報を集め整理する」 このシンプルな言葉の中に隠されている途方もないまでに壮大なミッションを掲げて二人の若者がスタンフォード大学の寮室からはじめたのがいまや伝説となっていますが。これを読みながら武田信玄の「人は城 人は石垣 人は堀・・・」という言葉が頭をよぎりました。 有名無名を問わず、筆者はたくさんの現役、もしくはOB・OGの「グーグラー」と呼ばれるグーグルの従業員に会い、話を聞いていて、全員が全員ともまるで「キラ星」のような経歴と抜群の頭のよさを兼ね備えていて、ラリー・ペイジがCEOとなった今でも社員を最終的に入社させるかという決断を自ら行う、というところにあの会社が「知恵」を武器にして急成長していったのかが本当によくわかりました。 しかし、彼らが世界的な企業になっていくに連れて、それを快く思わない各国のグーグルに対する対応や、中国進出時に前途多難の船出をし、現地スタッフと本社の人間との軋轢や、しり上がりにエスカレートする中国政府の検閲の要求。さらに中国からの裏に政府筋が関与しているのではないかと疑いすらかかった大規模なハッキングと重要なソースコードの情報漏えい。それを機会にはじめたセキュリティの強化策にも詳細な描写が施されていて、なぜ彼らは中国から撤退という苦渋の決断を下した理由がよくわかりました。 さらにYouTubeの買収と広告とを以下に組み合わせて収益化するかというテコ入れや。最初はウェブブラウザとして開発され、後にOS伴ったグーグル・クロームの開発エピソード。かつてメンターであった故スティーブ・ジョブズから 「水爆を使ってでも潰してやる!」 とまで凄まれたアンドロイド端末。そして、彼らが育てた人材を大量に引き抜いて急成長をし続けるフェイスブックに対する危機感が描かれていて。彼らの「内側」から見た世界が本当に丁寧に描きこまれていました。 今、遺伝子的に「親子」とも「双子」とも解釈される、グーグルとフェイスブックが熾烈な争いを繰り広げる「ソーシャルメディア戦争」それに勝利した会社がこれからのネット社会の覇権を握るだけに、今後もグーグルから目が離せません。 最後に、創業者の二人の人格形成および、グーグルの会社としての人格の「核」となっている「モンテッソーリ教育」という言葉が何度も本書に出てくるのですが、僕はそれまでまったく知らないものでありました。この本がきっかけですごく興味を持ったので、いくつか文献を読んで、理解したことをまたこの場を借りて発信出来れば幸いです。

    3
    投稿日: 2012.04.05
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    想像以上に内部のことが書かれていて面白かった。 分厚いけど、読んでいてそんなに苦ではなかった。 ただ、ためになる本かというとそうでもない気がする。

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    投稿日: 2012.03.28
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    「もし」を語ってもどうしようもないけれど、GoogleがもしAdsenseを開発しなかったら、こんなに資金に恵まれることもなく。こんなにサービスを打ち出しまくることもできなかったと思う。 資金は置いておいても、社員のポテンシャルの高さがすごい。 新しいことを始めるときに、当然問題が発生する。でもGoogleのエンジニアらは次々と解決策を生み出す。 新入社員であっても、責任のある仕事を任され、見事にこなしていく。「まっさらなまま入社して、何年もかけて会社が仕立てあげていく」というイメージとは遠い。 社員が流動的に職場を移っていく文化も新鮮だった。 こんなふうに、単に「Googleの歴史」ではなく、働き方まで垣間見ることができるのが、insideからGoogleを書き上げたこの本の功績だと感じる。

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    投稿日: 2012.03.25
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    Googleを内側から見た渾身のドキュメンタリー。Googleの考え方や事業の進め方が詳細に描かれてる。600ページを超えるだけあって細かい動きや組織の作り方など仔細にわたり描かれていているが情報が発散してて退屈な部分もある。エピローグではソーシャル分野での迷走を描いており、Googleもイノベーションのジレンマに陥ってるんだなぁという感想。

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    投稿日: 2012.03.24
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    まさしくGoogleの決定本。 前半は広告の仕組みやアイデアがこれでもかと紹介され、うっとおしいくらいですが、後半のリストラや中国撤退の一部始終に代表されるGoogleの苦悩は目を見張る面白さ。 エピローグのGoogleが直面する「追われる立場から追う立場」も大変興味深いです。

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    投稿日: 2012.03.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    Googleの  ・創業から現在までの歴史  ・企業理念  ・各種サービスが生まれた過程と関わった社員  ・ライバル企業に対する戦略  ・中国撤退、プライバシー問題 が詳細に書かれている。 世界のITの潮流を知る上でも読む価値あり。 前半は、「世界中の情報をアクセス可能にさせる」という理念に基づくサービスの開発経緯、過程を中心に描かれており、引き込まれる。 ここまでは良い面がほとんど。 後半は、理念と理想のギャップに苦悩する姿が描かれている。 業績上昇と共に、抵抗勢力の反発も増大していく。 一企業として、利益を上げるためには理想も変えていかねばならない。 情報は欲しいけど、なるべく提供はしたくない。 それが人の本質なのでしょう。 600ページと分厚く、文字が小さいため、読了に一ヶ月かかった。

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    投稿日: 2012.03.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    グーグルの「思考」の一端に触れられる著書。 彼ら(特に創業者の2人)が何を強みに事業を拡大しているのか、 その強みを追求したことが、SNS企業の台頭を許してしまう現状と どのように繋がっているのか、実に示唆に富んだ内容。 内部会議にも多数出席したという著者らしい、克明なドキュメンタリー作品だが、 その反面、やや冗長な面は否めず。ただ、個々のエピソードを丁寧に描くことで、 読者のグーグルに対する理解が深まるのもまた事実であり、 この点は評価が分かれることになりそう。 ◆アルゴリズム至上主義~拡張性(スケーラビリティ)/データ検証追求 ・グーグルの特徴はアルゴリズム至上主義とでも言うべき、人手を介さず、  スマートに物事を進めようとする発想。  ~検索では有名な「ページランク(被リンクの多いページほど検索の上位に)」で、   人手に頼ったディレクトリー型サービスを打破。   ページランクによるページの格付けを行うため、専用のプログラムを開発し、   インターネットのあらゆるページを取得(クロール)し、インデックスを作成  ~広告では、CPM方式(1000回表示あたり単価/広告代理店へ「枠」を相対販売)導入も、   CTR方式(クリック単価)に変更。CTR方式ではキーワード販売をオークション制に、   また、落札にあたっては「金額」に加え、広告とキーワードの相関性も考慮。   サイトの内容を分析するアルゴリズムと合わせることで、クリック率は1%超がザラに。   (低クリック率なら他の広告に差し替え=広告の品質向上を出稿者の仕事に転換) ・このアルゴリズム至上主義により、マシンパワーを増やすだけでサービスを  拡大できる拡張性(スケーラビリティ)を確保(サービス拡大が容易)。  ~広告では、出稿内容の審査を自動化(地域によってチューニングは実施)、   また、CTR導入により、営業(人手)を介在する必要性が大幅に低下。  ~マシンパワーの拡充も、容易に/低コストで行えるよう、品質の高いサーバー群を   作るのではなく、品質は悪いが冗長性に優れたシステムを構築。   (個々のマシンの故障率は10%を前提に、低コストを追求) ・アルゴリズムの精度を向上すべく、絶え間ない対照テストを実施、また、  ユーザーを巻き込んだアルゴリズムを「教育」する仕組みを構築。  ~検索では、入力バーの大きさで検索頻度はどう変わるか?(大きいほうが効果高)   入力から応答までの時間でどの程度検索頻度は変わるか?(早ければ早いほどよい)   検索頻度や応答スピードは広告クリック率とどのような相関関係があるのかを、   コントロールグループと比較し、定量評価。  ~Picasa(写真共有)や音声入力による電話番号案内サービス(いずれも無料)は、   アルゴリズムの画像認識、音声入力精度を高めるための「教材」として活用。 ◆躍進を支える組織体制~20%ルール/70:20:10の資源配分/OKR ・グーグルでは多様なサービスを生み出すべく、優秀な人材を金に糸目をつけず採用。 ・グーグルに入ることで、世界最大級のシステム基盤を活用したサービスを開発できる上、  グーグルでは勤務時間の20%は自分の独自テーマを追求できたことから、  問題意識の高い、尖った人材がグーグルには次々と集まることに。 ・グーグルでは、こうした人材を70%は、検索・広告の収益基盤強化の要員として投入。  20%は検索・広告の周辺サービス(アプリ)に充て、10%は全くの新プロジェクトに活用。  この配分が、グーグルが新規サービスを次々と生み出す秘密であり、組織運営の核。 ・個人の評価には、OKR(どのような結果をいつまでに出すかを定量化した制度)を導入。  完全に達成すると評価は1.0となるが、グーグルでは、1.0は妥協した目標設定をしたと  みなされ、0.7~0.8となるような野心的な目標設定が理想とされる。 ・優秀な人材がお互いにサービスを競い合うことで、類似のサービスがあちこちで  同時に作られるケースもあるが、社内競争における自然淘汰を通じた、  「より優れたサービスを生み出す仕組み」として機能。 ◆アルゴリズム(全人類の英知)対SNS(友人からのアドバイス) ・GoogleはSNS的要素(Facebook/Twitter/Foursquare)を持ちながら(買収しながらも)、  その影響力を十分評価できず、対応が後手に回る。  背景には、Googleの「ウェブ上の膨大な情報資源をアルゴリズムで活用する」思想が  「友人からの個人的な推薦や助言」により重きを置くSNSの思想と相容れない点有。 ・Facebookが自サイトをGoogleの検索外に置く事により、FacebookとGoogleの対立は  決定的に(両社でユーザーの「インターネット利用時間」争奪戦開始)。 ・GoogleはFacebook打倒を目指し、新サービスの立ち上げを試みるが苦戦。  いずれも高度なアルゴリズム/プログラム技術に支えられたサービスだったが、  フロンティア開拓では圧倒的な強みを持つ同社も、先行サービスの「後追い」は、  勝手が違うことを露呈することととなった。  (Google+でキャッチアップも、その間にFacebookの先行を許すことに)  ~「オープンソーシャル」で、SNSの無償プラットフォーム/規格を提供し、   ID連携できる構想をぶち上げるも、Facebookの参加が得られず、頓挫。  ~「Google Wave」としてSNS(チャット)/メール/ブラウザなどを統合するサービスを   提供開始するも、90分を要するデモを必要とする高度な内容で利用者を伸ばせず  ~「Google Buzz」では、Gメールを核に、そこに蓄積された情報に基づく   ソーシャルグラフを作ったり、自分をフォローしている人がどういうソーシャル   グラフの持ち主なのかが一目で分かるサービスを開始。   ただ、他人に自分のソーシャルグラフが筒抜けとなるデフォルト設定に非難轟々。   (社内テストでは問題発覚せず=Google社員と一般ユーザーのギャップを示唆)

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    投稿日: 2012.03.04
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    いままでに出たGoogle本のなかでは一番面白いんじゃないかな。インナーからの取材ってとこがかなりポイント高い。ダブルクリックの買収とか、なぜスカイプを買収しなかったのかなど、Googleの考え方がよくわかる。まあこれだけデカクなってもそのアイデンティティを強烈に人に感じさせられる企業は稀だよね。著者の引き続きのインナー取材をお願いしたい。

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    投稿日: 2012.03.04
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    ブックナビに参加。今日はビジネス本が多いテーブルでしたが、他の方が紹介された中で読んでみたい本がいくつかありました。今日も発見の多い回でした。

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    投稿日: 2012.03.03
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    グーグルに関する書籍は数多あるが、本書ほどグーグルの起業当初から現在まで、かつ内部まで取材した本はないと思う。 600ページもの大著であるが、途中途中やや退屈。それは、事実に則して話をしているので、淡々と事実を述べている部分が本書の性格上どうしても記載せざるを得ないからである。 さて、グーグルに関して言えば他の書籍を何冊か読めばそれほど新しい事項はないと思う(逆に、この手の書籍を読んでいなければ本書1冊でOKというわけ)。 グーグルは会社自体がエンジニア(グーグラー)主導であり、経済性よりも新規性クールさに重きを置く会社である。 グーグルの素晴らしい点は検索エンジンのアイデアではなく(実際に、同時期に中国人も同じようなアイデアを発見していたらしい)、検索に加え、アドワーズ広告としてビジネスとして昇華させたことではないだろうか。 本書は著者がグーグルの経営内部までインタビューを実施し、リアリティのある言葉でグーグルを取材した結果を詳しく記している。 「グーグルについて」知るには良い1冊である。

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    投稿日: 2012.02.26
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    読み応えのある楽しい本だった。  Googleの黎明期から現在に至るまでの歴史が描かれている。 かつてマイクロソフトやアップルがガレージから始まったのと同じ様にGoogleもハーバードの学生寮から始まった企業だったんだ。   カリスマ的な創業者の強くゆるぎない意思とポリシーがここまで会社を大きくしてきたのは、この3社に共通項だし、 アメリカの企業、起業文化の典型的なモデルだと思う。 まだまだアメリカの優秀な企業化精神は世界を変えてゆくドライビングフォースが健在だと感じた。 かつて日本にもこのような会社はあったと記憶しているが今はもう影も無い。 しかし、Googleもここまでの成長の過程では、常に失敗を繰り返し、数多くの企業買収を行い、世の批判にさらされて長く苦しんでいたことも初めて理解できた。 しかし、創業者の強い理念があったからこそ そうれでもこうして生き残りさらに強くなってきたのだろう。 しかし、起業して10年が過ぎ、感度が鈍り始めているという事実にもなるほどと思った。 チャンスがあったにもかかわらず、情報検索に没頭し続けるあまり、ソーシャルネットワークの重大性を見逃し、FACEBOOKに道を ゆずってしまったのは、最大の失敗であったと言う。 大企業病にならず、いつまでも、起業精神をたもって世界最先端の企業であり続けて欲しいと感じた。 世界でもっともコンピューターを製造している企業でもある。 巨大なデーターセンターが世界各地で稼動している事実。 サーゲイブリン、エリックシュミット、ラリーペイジ、、忘れたくない名前になった。

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    投稿日: 2012.02.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ついに読了!600ページ超ということでなんかうだうだしてたら読むのに2,3週間かかってましたw 書評を書くのはめんどすぎるので、振り返りも兼ねて線を引いたとこだけめもっときます!(線が引けない状況で読んだ部分も多いのでそのへんは割愛。ああ絶対これ読み直さなきゃ・・・) ▼グーグルが目指す世界について ・非公式な社是である「邪悪になるな(Don't Be Evil)」からもわかるように、グーグルは道徳的に正しく有りたいと常に公言してきた。だが同社のテクノロジーがもたらす結果がプライバシーと人権を侵害する可能性については、完全に盲点になっているようだった。 ユーザーに奉仕するために計画していた巨大な人工知能による知識集積活動が私たちの生活や生き方そのものに予測不可能な結果をもたらすという矛盾が表面化しつつあった。 ・ラリー・ペイジの言葉「よりよい世界をつくるためには、発明以外にも多くのことに手を染める必要がある」 ・セルゲイブリン「グーグルには人間と同じくらい賢くなってほしい。ユーザーが質問を思いつくのと同時に答えが帰ってくるのが理想だ」 ・検索結果に対するゆーざーの行動を逐一トラッキングすることで検索エンジンの改善ポイントを見つける ・ユーザーが単語のスペルを間違えた後で検索をやり直すプロセスを分析することでグーグルは独自のスペルチェッカーを開発 ▼グーグルの企業文化について ・モンテッソーリ教育の影響 ⇛前提を疑う ⇛自分で試す、考える ・規律は自由な環境で習得されなくてはならない。規律を学んだ個人とは、まるで不自由なヒトのように口をとざすことを強制されたり、全身が麻痺したヒトのように自ら動く意思を封じられた人間のことではない。そうした個人は規律を施されたのではなく破壊されたのだ。規律を知る個人とは完全に自らの意思にしたがって行動できる人間に事である ・人材の採用ではその人に関する情報はすべて参考にする ・グーグルの社訓をまとめたキャンベルは、会長を務めていたインテュイットでは社員を何人か集めて、会社の内外で共有できる企業理念や価値観をまとめさせた(事業が先、理念が後 なとこがポイント) ▼グーグルのビジネスについて ・スピードがあがれば利用頻度が増えることがあきらかになっている ・コストを話題にしない。投資回収率も論じない。人材確保の可能性とユーザーにとってのメリットを考える(中国進出) ・中国の市場調査に1年かけた ▼今後 ・facebookに抜かれてから、一般企業のような企業文化が出始めてきた ・

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    投稿日: 2012.02.12
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     グーグルの創業からアドセンス等の収益モデルの確立、クラウドビジネスの展開、アンドロイドのローンチ、中国撤退問題、フェイスブックの追撃に至るまで、豊富なエピソードを盛り込んだ良書。特に中国撤退 問題を巡る第6章は特に興味深いものがあった。過去の類書のエピソードなども盛り込み、決定版的な書物になっている。一読をお薦めしたい。

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    投稿日: 2012.02.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    もはや、日常生活になくてなは始まらないGoogle。 あまりにも大きく、広範囲な事業・サービスのために雲をも掴むような会社であるが、本書以上にその創世から今日までの内情を詳しく述べた本はない。 Appleの製品開発秘話とスティーブ・ジョブズの物語のような、「モノ」としての実感が身近なモノで感じないため、いまひとつサービス中心のGoogle物語は身近なもに感じられない面もあるが、本書は膨大なグーグラー達へのインタビューを元にスリリングなこの会社の野望を明らかにしていく。 630ページに及ぶ大著だが、ありとあらゆる領域に広がっていくGoogleのサービスを巡るストーリーは読者を飽きさせない。 「真の意味での失敗はひとつしかなく、それは野心的な課題に挑戦しないことだった。」 「彼らの目標は、膨大な量のデータを集め、自動学習アルゴリズムによってそれらを処理し、人類全体の脳を補強するコンピュータのような「知性」を開発することだった。」 「彼は言った。「僕たちはグーグルがみんなにとって、脳の3番目の大脳半球のような存在になってほしいと考えている」」 「結局のところグーグルは、成功へのいちばんの近道は世間一般の常識では不可能とされていることを実現してしまうことだという前提で創立された会社なのだ。それは、史上空前の技術的飛躍が起きている現代においてまさに理想的な前提だった。「『不可能』の地平線がみるみるうちに遠ざかっていくのは本当にすごいことだ」とスランは言う。」 「大きなインパクトを与える仕事に取り組む人が少なすぎるように思う」と彼は言った。「みんなが失敗を恐れて野心的なことに手を出そうとしないからだ。それに技術的な解決策、とりわけコンピュータにどれだけの力があるか、皆、理解していない」

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    投稿日: 2012.02.05
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    #009 グーグル ネット覇者の真実 どこかのブログでオススメされたので勢いで買って、全600ページのすーぱーボリュームにびくびくしながら読み始めてみると・・・ちょう面白い!創設からビジネルモデルが組み上がるまでのスピード感、手に汗握る数々の挑戦、そしてfacebookの出現による追われる立場から追う立場への苦境。映画や小説よりよほど引き込まれるドキュメンタリーでした。著者はグーグル社内で初めて内部事情を詳しく取材されることを許可されたジャーナリストだそうで、創業者2名の名前だけが注目されがちな中で、サービスを開発した社内の数々の天才たちにもしっかり焦点が合っており、それがリアリティをよりいっそう際立たせている。実はこの手のグーグルドキュメンタリーは初めて読んだので他の作品と比較はできないのだが、それをさっ引いてもオススメの一冊。誰か映画化しないかな。

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    投稿日: 2012.02.03
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    キーワード ★アルゴリズム ★邪悪にならない ★トロイカ体制 ★モンテッソーリ教育 ★技術革新、自由 ★オフィスの自由さ ★大胆不敵 内容が濃いです。

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    投稿日: 2012.01.31
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    ずっしり重たい600ページ超 リュックに入っていても背中から存在を感知できるし 長時間読んだ後もまだまだ残りがあることに安心できる そんな数週間を過ごすことができた作品 グーグルについて,すごく内側から,説明・記述してくれます. -my bookdarts- 「サポートがないことが気に入らなかったり、誰かと直接話をしたいと思うこともあるかもしれない。だからと言って利用をやめたりする?より優れた製品をつくり出している限り、サポートは差別化にはならない」

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    投稿日: 2012.01.24
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    googleの創業からの歴史が一冊でわかる本。厚くて、コンピュータ用語たっぷりで難しかったが、あれだけのチャレンジングな企業も、大企業病的な症状に陥ったことにも驚いた。 最近は、巨大になりすぎて国際問題や訴訟問題などで大変そうだが、検索、広告、クラウド、携帯市場で次々に成功していて、次の動きが楽しみ。

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    投稿日: 2012.01.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    他のグーグル本が検索と広告ぐらいしか扱っていないのに対し、ブックサーチやアンドロイド、中国問題と幅広く、大部のわりにはすんなり読める。 グーグルの成功は、ともすればページランクに帰されることも多いが、検索アルゴリズム自体も日々改善を続けていることや、並列化、冗長性を十分にとり、最初からスケーラビリティについてよく考えられていたことなどがよく分かる。よく話題になる20%ルールについても、完全な失敗というのはめったになく、何かしら残るので無駄ではない、という考えが根底にあるようだ。 製品自体が優れていればサポートがないことは差別化にならないというやや独善的な信念、最近では中国問題でややミソをつけたことに加え、グーグルの強みの根源であったマシン主導でアルゴリズムを絶対視する文化というものが、主観を重視するSNS革命の時代を乗り切れるのか、興味は尽きない。 ・ホットドッグという検索語がきたばあい、それが煮えた犬でないことは予めホットドッグという単語が野球場などと同じ文脈で使われることを学習しているため正しい検索結果を返すことができる

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    投稿日: 2012.01.15
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    Google秘録に匹敵するGoogle本。 Googleに個人情報取られても、政府が国民総背番号制を引いても、実質的な問題は起こらない我が身としては、Googleが多少邪悪だったとしても困らないが、アウン=サンなら困るだろう。難しい問題である。

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    投稿日: 2012.01.14
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    「原書は、米アマゾン担当者が選ぶ2011年ビジネス部門の第1位!」(アマゾン) ついにベールを脱ぐGoogleの裏側! 2011年で最高のノンフィクション! Google社員も驚愕する脅威の技術進歩と際限なく増殖し続けるデータはどこへ向かうのか!

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    投稿日: 2012.01.10
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    今や知らない人いないであろうインターネットの巨人Googleの設立から今までを丁寧に描いた一冊。 その成功の原因の一つは優秀な人材の獲得。 この本で書かれているように創始者のラリー、サリゲイの二人は共に優秀で非常に魅力的な人物である。(問題もあるが) それに惹かれてさらに優秀な人材が集まっていく。 またGoogleが解決しようとする問題は常にハードルが高い。 つまり一流の人間が取り組むにふさわしい問題をGoogleが提供しているのも重要だろう。 もう一つは徹底した理想主義。 今ある技術にとらわれず、こうあるべきというのを常に考えそれを実現するために努力していく。 Googleが世に送り出した技術も常にこの考えのもとに生み出されている。 最近ではfacebook等SNSの台頭でその地位が危ぶまれていると言われるが、今後も魅力的なサービス、魔法のようなテクノロジーを生み出していってほしい。

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    投稿日: 2012.01.06
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    データを偏重し、物事を論理的にすすめるカルチャーのGoogle。検索分野、広告分野での成功の後、クラウドへの進出、モバイル業界への介入、アンドロイドの買収、そして、グローバル化する中で国内外の政府との攻防、それでも未来を見続けて次に進もうとする無邪気さ。サーゲイとラリーという二人はほんとに本物なんだなとわかる。 ソーシャル系ではうまく波に乗れていないが、 ”アルゴリズムを絶対視するグーグルの遺伝子は、ソーシャルネットワーク革命にうまく適応できないのではないかという見方を退けた” とまだまだ強気。 この先、インターネットの覇者として、なにをしかけてくるのか、本当に楽しみ。

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    投稿日: 2011.12.30