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愛読者 ファンレター
愛読者 ファンレター
折原一/文藝春秋
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総合評価

31件)
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    覆面作家西村香にぐいぐいくるファンの厚かましさ!読んでいて苦笑い。 女性には目がない西村香の全容がなかなかつかめなくて謎な感じがよかった。

    14
    投稿日: 2025.11.11
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    とにかく「人の話聞けよ」と言いたくなる域の人達が覆面作家西村香に手紙を一方的に送りつけ、西村香の返信なりその後の出来事の描写なりで経緯を記していくショートショート。96年って、手紙の描写こんなレベルなんだ…?と思ってしまったり。

    0
    投稿日: 2024.03.09
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    覆面作家のもとに送られてくるファンレター。読者が醸し出す狂気にこちらも本気でイライラしてしまった。編集者も加わり、誰が誰なの?といった感じで一気読み。

    0
    投稿日: 2023.11.09
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    作家さんが大好きになるって本好きにはごく普通にありそうな事だけど、ファンの一線を越えると、こんな感じになっちゃうよねという短編。 短編とはいえ最後まで話は繋がっていて、覆面作家、西村香の人となりが徐々に分かってきて、それまで関わってきた登場人物も総出のワチャワチャ? が面白かった。 バレそうでバレない覆面作家。最後まで分からない所が良かった。

    8
    投稿日: 2022.06.28
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    この作品は他の〜〜者シリーズとは全く違う。 いつものようにノンフィクション作家が出てきて複雑に作り込まれた事件を追っていき最後に読者は作者が仕掛けたトリックに気づく、というわけではない。 折原一の伝家の宝刀叙述トリックが使われているものもあり、サクサク読める短編集としては悪くないが、内容が似てるものもあるため正直途中で少し飽きてしまった。 時間を置いて読めば良かったかもしれない。

    0
    投稿日: 2021.03.13
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    折原作品で男の子が女の子にストレートに愛情表現伝えるシーンを純粋だなと思って読んできたけど、単に著者が女子を軽くみてるのだと感じてしまった作品。気負わず読める軽々しさが、今回は無性に腹立たしかった。

    0
    投稿日: 2019.11.22
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    覆面作家西村香に送られてきたファンレターに関わる連作短編集。覆面作家に対し、ファンが図々しすぎるのではないかと思って読み始めましたが、そこは折原一作品、最初から楽しませてくれます。有名な三部作などと比べるとサクサクと読め、さらっと楽しめるのですが、適度にブラックで読むにつれ西村香という男の仮面がどんどん剥がれていくのが面白かったです。最後まで期待を裏切らないのもさすが折原一ブランドです。読んでいる間中、未読の北村薫作品を読みたくなって困りました。こんな変な男と重ねられて北村氏はさぞ迷惑なことでしょう。

    0
    投稿日: 2019.06.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    覆面作家、西村香にまつわる短編集。主に手紙やファックス形式でのやり取りで読みやすい。だが、たぶん少し経ったらもう内容忘れるだろうな…。似たようなオチの話が多く、誰かに成りすまされたり、危機一髪で逃げたり…。そして毎回、執筆依頼を断るのに美女が現れるとコロッと折れるとこが、笑ってしまう。結局謎のまま?

    0
    投稿日: 2019.03.06
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    うーん…短編は面白くないなぁ。どんどんつまらなくなっていく・・その中でも、「覆面作家」「講演会の秘密」「ファンレター」の三編は割と面白かったけど^^; 性描写がちょっと鼻につくから、女性には向かないんじゃないかな?次は『漂流者』に行こーっと!

    0
    投稿日: 2016.01.31
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    「愛読者―ファンレター」覆面作家をめぐるファン、編集者、それぞれの手紙を読み解くと… http://youyou-bookmovie.blog.so-net.ne.jp/2015-12-30

    0
    投稿日: 2016.01.26
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    「~者」シリーズ。覆面作家・西村香を巡って、周辺の人々が事件を起こす連作短編集。他の「~者」とは違って、気軽に読める。(長編は「騙されないぞ」という気持ちで読むから。)覆面作家が結構人間臭いし、周りの人々はエキセントリックだし、ブラックユーモアとして楽しんだ。

    0
    投稿日: 2015.09.13
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    短編集、手紙形式のミステリー小説。 登場人物が少し繋がっていたりキャラが面白く、短編あまり好きではない私も楽しめました。 短編の割にオチもちゃんとおもしろいのですが、若干ワンパターンになりがちなところもあるように感じました。

    0
    投稿日: 2014.12.29
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    なんだか、笑っちゃいます。 仲がよかったんですねー、北村さんと折原さん。 随所に北村作品のタイトルをもじったものとかが登場して、嬉しくなっちゃいます。 ていうか、「覆面作家」って、編集者とかにも素性を明らかにしてないものなの? 西村さん、常に覆面してるし(笑) しばらく北村さんの本を読んでないけど、これを読むとムズムズと読みたくなります。

    0
    投稿日: 2014.12.03
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    +++ 本にサインして送って下さい。写真送りますから、会って下さい―熱狂的読者の要求はエスカレートし、やがて悲劇が…(「覆面作家」)、作家の了解も得ず講演会を企画する図書館司書(「講演会の秘密」)、下手な小説を送りつけ添削せよと迫る作家志望者(「ファンレター」)他、覆面作家・西村香を巡る怪事件の数々。 +++ 上記のほか、「傾いた密室」 「二重誘拐」 「その男、凶暴につき」 「消失」 「授賞式の夜」 「時の記憶」 +++ 連作短編だが、ひと連なりの長編としても読める。覆面作家・西村香、と聞いて、まずあの方に似ているな、と思わされるのだが、あの方のネタ晴らし的な物語ではない。手紙やFAXのやり取りが大部分を占めており、しかも毎回西村香のしてやったり的どんでん返しが待ち受けている。なにやらざわざわと不穏でありながら、可笑しみたっぷりな一冊である。

    0
    投稿日: 2014.10.28
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    覆面作家・西村香を巡る連作短篇集。 内容は、手紙やFAXのやりとりをそのまま小説にした感じです。 読み始めこそ「これは面白い!」と思っていたのですが、後半はイマイチ引き込まれなくなってしまい残念。 それでもあっという間に読めてしまったし、何より発想は面白いと思います。 評価は3.5つ星です☆

    0
    投稿日: 2013.05.21
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    全編手紙でのやり取りで構成されたミステリー。 覆面作家という特殊な枠組みを主人公として扱っていて、トリックもそれにちなんだ鮮やかさ。 ただ、章ごとに次々とあらわる登場人物ほとんどに感情移入しづらい恐さがあって、読みながら、いやーこれはないでしょーとか我にかえってしまうところが多々。

    0
    投稿日: 2013.04.07
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    2007年11月10日初版 目次 ・覆面作家 ・講演会の秘密 ・ファンレター ・傾いた密室 ・二重誘拐 ・その男、共謀につき ・消失 ・授賞式の夜 ・時の記憶 ・エピローグ 文春文庫版・補遺-西村香 あとがき-覆面をはずす時-折原一 解説者-新保博久

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    投稿日: 2013.02.23
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    折原一さん、きてるなぁ こういう風に面白くミステリーを書くの大好き だから折原一さんのミステリーはやめられない

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    投稿日: 2013.02.03
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    手紙形式。こういうの、読みやすくて好き。短編の様になってるんだけど、たまに偽物が出てくるから本物の西村香はどんな人かわかんなくなった。女好きというくらい。たまにでるお茶目な所が良かった。 手紙という形式だから、淡々とした中にファンの人の狂気が見えてそれがまた面白い。なんか、変な人ばっかり出てくる本だった。 北村薫も好きだから、楽しめた。

    0
    投稿日: 2012.11.07
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    何か読んでいて紹介されていた作家。初見。 特別好みでない訳ではないが、 特別好みでもない。 短編の連作なので読み易い。

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    投稿日: 2012.09.03
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    軽やかなミスリードの連続で気持ち良く遊ばれてしまいました。 覆面作家と編集者のFAXのやりとりとか、ファンレターの文面に現れるハートマークとか、折原一という変なおじさんが書いてるかと思うと笑えてきます。 最近は作品よりも折原一という作家さんのキャラが気になって仕方ありません。

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    投稿日: 2012.07.17
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    【再読】連作短編集/覆面作家・西村香とそれを取り巻くファン、編集者他/手紙、FAX形式が多め/自分本位な登場人物が多いような/プチブラック/北村薫さんと作者折原一さんは大学の先輩後輩の間柄なんだとか/作中にはS田S司、A辻Y人、K納T子が登場(笑)/

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    投稿日: 2012.01.07
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    キーワードは、覆面作家、西村香、手紙形式。少し内容が軽い気もしますが^^、シリアス本の合間に読んだので、素直に笑えました☆

    0
    投稿日: 2011.03.14
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     たいへん楽しく読んだ。  叙述トリックで有名な作者だけあって、手紙やファックスでのやりとりだけで構成される短編小説、という趣向はそれだけでもおもしろい。まして、「覆面作家」を中心に置いての連作短編というのは、かなり条件がきついと思うのだけど、なかなかいい感じで、さすがテクニシャンである。後半戦になると、やや大同小異の設定が増えてくる感じがするが、実はそれ自体も「ねらい」であったりするあたりがうまいのである。  中心となる覆面作家の名前は、西村香。完全に北村薫である。実は折原一と北村薫は、仲がよいということで、完全な楽屋落ち。だけど、それがとっても楽しい。おもしろい。思わず笑い出してしまうところもあった。  実は一番受けたのは覆面作家ネタではないところ。「倒錯のワンパターン」、これは笑った。

    0
    投稿日: 2010.08.22
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     覆面作家、西村香をめぐる短編集。前編、手紙でできてます。  *覆面作家  *講演会の秘密  *ファンレター  *傾いた部屋  *二重誘拐  *その男、凶暴につき  *消失  *授賞式の夜  *時の記憶  *エピローグ  覆面作家の西村香の一作目が「天駆ける木馬」で二作目が「朝の梟」…あれっておもったら、どうやら北村薫へのオマージュだったみたい。  ま、実際には作品名と覆面作家ってところだけなんだけど。  ともあれ、覆面ゆえに、というより、有名人になってしまったゆえに、無理矢理押し付けられる様々な感情を、手紙形式をいう枠のなかで、したたかに描いてます。  うん、この作品を一言でいうなら「したたか」  それは、ファンレターを送ってよこす人々にもいえるし、結局何者かわからない覆面作家にも言える。  まるで、狸の化かしあいです。    が、それをこういう風に鮮やかに描けるのは、折原一だからってところでしょうか。  …うーん、折原一、コンプリートしようかなぁと思う今日この頃ww

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    投稿日: 2010.06.16
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    『覆面作家』 覆面作家・西村香にファンレターを送った女。彼女と西村の文通。裏切られた女の復讐。 『講演会の秘密』 西村香に講演を依頼した公民館職員。講演会に現れた西村の正体。 『ファンレター』 同じマンションに住む西村香と間違えられて届けられたファンレター。ファンレターの相手との文通の結末。 『傾いた密室』 「斜め屋敷」と呼ばれる屋敷での殺人事件。に西村香に調査を依頼した女と西村の代理で調査に赴く編集者。 『二重誘拐』 怪我をした西村を監禁した自称ファンの女。彼に原稿料を払うために彼女が犯した誘拐事件。 『その男、凶暴につき』 西村香に宣伝をしてもらおうとした宿屋。近所で起きた銀行強盗。覆面作家の偽物。 『消失』 西村香が書いた原稿を無くした編集者。西村を釣るために用意された美人編集者。 『授賞式の夜』 授賞式の夜に襲撃された西村香。襲撃者の正体は・・・・。 『時の記憶』 記憶を失った男。西村香との関係は? 市川図書館  2010年3月18日読了

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    投稿日: 2010.03.19
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    ひさしぶりにミステリを読んだな。 覆面小説家と 図書館員や作家志望やら、 ちょっと異常で異様なファンたちが織りなす、 短編小説集。 ちょいとブラックです。。 折原作品お初だったけど、なんていうか、むずむずした。 好きじゃないんだけど、気になる・・・かんじ。

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    投稿日: 2009.02.01
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    覆面作家・西村香をめぐる連作短編集。 手紙形式でさらりと読め、なかなか面白かった。大抵の作品は仕掛けが途中で読めるのだが、「傾いた密室」のオチは驚いた。

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    投稿日: 2008.12.01
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    ○ 覆面作家・西村香のファンが引き起こすミステリ事件の短編集。 ○ ちょっと(というかかなり)“イっちゃってる”ファンが怖い! ○ エンターテイメント性万歳かと。 手元には置いておかないので、星−1。 かつ、描かれている女性像が男性の身勝手な欲望(?)のように見えるので、も一つ星−1。

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    投稿日: 2008.06.01
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    覆面作家・西村香を主人公とした短篇集(連作集)。 全編、手紙やFAXの形式で書かれているのですが、部分的にやや強引に手紙形式に持ち込んでいる感がしなくもありません。 ファンからの様々な要求が主人公に届きます。 そして、主人公が覆面作家で正体を知られていないために、様々なトラブルが発生します。 現実味はありませんが、ちょっとあり得そう・・・。 主人公が、とっても俗物的なのも、笑えます。

    0
    投稿日: 2008.01.20
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    好きな作家がいたとしても、ファンレターを書くまでのめりこんだことはないなあ・・ 芸術家というのは、コアなファンが多い。 そのジャンルは美術であり、文学であり、音楽であるかもしれない。 そしてファンの願望はやがて大きくなり、現実と理想の区別がつかなくなったり、本人に会いたいとか考えてしまうのだろう。 この小説は、覆面作家である西村香(中年男性と思われる)と、そのファンが引き起こす短編集。 そして面白いのは、ファンレターとその返事のやり取りの文面が掲載されることによるリアリティ。 特にファン心理が、あるタイミングで勘違いとなり、それが憎悪になったり・・恐ろしい。

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    投稿日: 2007.11.26