
総合評価
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powered by ブクログ巡礼者全員の話を聞くのか…なんともどうなるかわからなくて長い。しかし、たった一つの文章でさえ、相当な世界観の設定がないと書けないものであることはわかる。がんばって読みますか…。
0投稿日: 2025.07.07
powered by ブクログ7人の巡礼が「時間の墓標」を目指して辺境の惑星「ハイペリオン」を旅するが、その旅の合間に1人1人が語る自らの過去から、次第に物語の全体像が明らかになっていく、という構成になっているようだ。ただ、各人の語りは個別に行われるので、どうしても本作全体の設定は掴みづらいように思われる。時代設定はどうやら28世紀のようなのだが、現代とのつながりはもはや感じられないので、SFというよりはファンタジーという印象を受けた。 物語全編を通じて登場する「怪物」が重要な意味を持ってくることが示唆されるが、上巻を読んだだけではまだ全体像が掴めない。下巻を通読してようやく本作の感想を述べられるように思う。
0投稿日: 2024.12.17
powered by ブクログ長門有希が読んでたやつ。枠物語の古典『カンタベリー物語』風の体裁をとっているが、中身は極めて濃厚なSF。 28世紀の宇宙時代、巡礼という名目で7人の男女が旅をしながらそれぞれの物語を語っていく。この説明だけ見ると未来版もしくはSF版『カンタベリー物語』的なものを想像してしまう。そういった趣きもあるにはあるが、中世の多様なドラマが収録されていたかの古典に比べると、本作はガッツリとした一つの大きな物語が設定されていて、やや面食らった。枠物語の「枠」の部分――世界観のキーとなるシュライクの謎――が思いのほか濃厚で、長大なSF巨編ともいえる展開を広げるのだ。そのあたり、実質的には短篇集だった『デカメロン』や『カンタベリー物語』とは大きく異なる性質を持つ。 とはいえ、7人がそれぞれに語る自分語りはそれ単体でも魅力のある話である上、それらが全体のSF世界における物語と絶妙なハーモニーをなして味わい深いものとなっている。旅の舞台となるハイペリオンの風景、背景の歴史、そしてシュライクの謎に引っ張られて先が気になる。SFにありがちな用語の読みにくさはありつつも、最後まで読まないと収まらない系の小説。
1投稿日: 2022.04.15
powered by ブクログ今まで生きてきてSFというジャンルを全く読んだ事がありませんでした。唯一ジャケ買いしたウィリアム・ギブスンのニューロマンサーという本を昔々読んだことがあるくらい。そしてダン・シモンズと言われても拙者デュフフフォカヌポォのコピペくらいでしか知らなかったのですが、このコロナ禍で夜遊びも出来ずクラブでDJしたり踊ったりできなくなったせいで、夜はネトフリやアマプラを観る時間が増え、そして今までほとんど観たことなかったアニメ作品を観るようになりました。免疫が無かった分、夢中になりました。中でも涼宮ハルヒの憂鬱というアニメにハマって恥ずかしながら今さらながらヲタ化、推しの長門有希というキャラクターが作中で読んでいたのを観て興味を持ち手に取った一冊でした。 SFもアニメも全く通ってこなかったので、流行りも定番やテンプレも解らないのですが、その代わり古い作品でもオールディーズだと感じずに新鮮に感じることが出来る、という新たな発見がありました。昔のアニメの絵柄に違和感とか古さを感じない、みたいな。これは他の文芸ジャンルや実写映画などではもう感じられない新しい体験でした。 ラノベやヤングアダルトが文芸ジャンルの入り口にしっかりと根を下ろした現代では、わかりやすくそして全てを解説説明的に書かれた作品がほとんどだと思います。しかしSFの説明されない空想の世界やアイテムや理論などを並べられて置いていかれそうになり、自分の想像力を働かせて解らない事を補完する、この行為こそが文学的な体験だと思わされる一冊でした。書いてある文章だけで完結しているのならわかりやすく映像でも良いわけですよね、そして映像は決して活字を超えられない。自分はそこにこの本とSFというジャンルの魅力を感じました。 顔色の悪い神父、脳筋女探偵、猥雑な詩人、伝説的な英雄、赤ん坊と学者、そして名前すら明らかにならない領事…登場人物も実はとても純文学的ではないでしょうか。 個人的に長文の自然の描写を読むのが得意ではないのですが、SFというジャンル上、自然や情景が空想である以上、描写が長くなって当たり前だと思うのですが、その点だけがちょっと辛かったです、ましてかなりの長編のシリーズ4冊なので…あと故生頼範義氏の表紙が素晴らしいのですが若干のネタバレありました。 しかし翻訳はとても素晴らしかったです。言い回しなどに全く古さを感じなかったし違和感も感じませんでした。こんなことあるんですね、SF翻訳者のレベルは昔から高かったのか…現代アメリカ文学の翻訳者にも見習って欲しいです。ただ後書きでアツくネタバレ書くのやめてもらっていいですか… SFっていいですね。 説明して欲しくないんすよ解ります? See you later, alligator. After a while, crocodile.
3投稿日: 2022.03.15
powered by ブクログ読み始め、もうなんだか意味がわからない世界の話で面くらい、一体どういう世界なのか想像することすら出来ずにひたすら読み進めていくと、ああ、なるほど、とだんだんこの世界が理解できるような気になってくる。 後半からは、なんとか世界観に頭が追いついてくると、俄然ストーリーに面白みがでてくる。 続きが楽しみ。
0投稿日: 2021.10.13
powered by ブクログ20代中盤に夏休みで3週間ほどローマを中心としたイタリア旅行に行けることになり、その時ちょうど読みはじめていたハイペリオンをシリーズまるごと詰め込んでいった。 難解だし繋がりもわからぬままだし、きっと旅行中には読み終わるまいと思っていたのだけど、あまりの面白さに最初の10日で読み終わってしまい、その旅の間ずっと気に入ったシーンや繋がりを繰り返し読み続けていた。 当初知らなかった、ローマに生きた詩人ジョンキーツやサンタンジェロ城の登場に素晴らしい縁を感じて旅がより楽しくなった。登場人物達がここにいたのかもしれないと思うと独り嬉しくなった。 長編SFを読むのがはじめてだったので、途中で投げてしまわないか不安でいっぱいだったが、杞憂に終わるシモンズの小説の巧さ。 理論がわからなくともちゃんと物語を脳に染み込ませてくれるのが凄い。 それとアイネイアーちゃんが可愛い。 再読ちゃんとしたいシリーズ。
0投稿日: 2021.06.21
powered by ブクログー 教会が滅びるつもりなら、それもまたよし。ただしその死は、キリスト再臨の知識に満ち、栄光に輝くものでなければならぬ。進んで減びるのではないにせよ、暗黒のなかに歩みいるのであれば、毅然とー雄々しく、たしかな信仰心をもって進まねばならぬ。 死の収容所のなかで、核の炎のなかで、癌病棟で、ユダヤ人大虐殺のさなかで、孤独な静寂につつまれ、何世代も何世代ものあいだ、死に直面しながらも信仰心を失わず、希望こそいだかぬにせよ、これらのすべてにはなんらかの理由があるのだ、これほどの苦しみを味わい、これほどの犠牲をはらうだけの意味があるのだと祈りながら、暗黒を見すえつつそのあぎとへと歩んでいった、何百万もの先人のように。 論理も事実も納得のいく理屈もなかった先人らが暗黒のただなかへはいっていくさいには、それこそごくごくかぼそい希望の糸と、いまにもゆらぎそうな信仰心しかなかったにちがいない。しかし、その先人たちが暗黒をまえにしてわずかな希望をつなぐことができたのなら、わたしにもまたおなじことができるはずだ…そして、教会にも。 ー 28世紀、謎の惑星ハイペリオンに巡礼団として派遣された7人の物語。 なぜ、巡礼するのか。旅の道中に一人一人が順番に語っていく。 意味不明な設定が解説なしに次々に物語られ、物語の中で少しずつその意味が部分的に分かっていく。物語がだんだん立体的になり、読み進めていくとイメージ出来るようになってくる。イメージ出来るようになるともっと面白くなってくる。物語の中に読者を引き込んでいく引力が強い作品。 続きが気になるなぁ〜。
0投稿日: 2019.12.02
powered by ブクログ難しい用語がたくさん出てきますが、無視して読み進めるとどんどん面白くなっていきます ハイペリオンの歌はちょっと意味不明ですが、、 下巻が楽しみです
0投稿日: 2019.10.27
powered by ブクログやっぱり海外SFはちょっととっつき辛さが有る。 ただ、本作はそこを乗り越えてでも、読む価値があるかも。 司祭、兵士、詩人が語るそれぞれの物語は、意表を突く展開でジャンルを縱橫に駆け回り、先が読めない。 頑張って下巻も読んでみる。
0投稿日: 2019.04.29
powered by ブクログ人類が外宇宙に進出し200以上の居住惑星に1500億もの人口を擁する連邦制を取る世界で、辺境の惑星ハイペリオンに存在する「時間の墓標」と呼ばれる遺跡と、そこに現れた「シュライク」という怪物にまつわる、様々な人間達の物語が語られる。 『ハイペリオン』上下巻だけではストーリー上の謎が解決せず、『ハイペリオンの没落』上下巻までが実質的に一つの作品である。(『没落』まで読了済) SF小説としての物語のスケール感や叙情性は格別だと思う。観念性(テーマの深遠さ)と娯楽性(読む楽しさ)のバランスが素晴らしい。
0投稿日: 2019.03.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これはすごい作品だな。 ただし、かなり冗長な作品で まだこのハイペリオンの概要が見えてこないのよね。 敵が一体いかようの理由で襲ってくるのかも 分かってはいませんし… ある詩人の物語、何気に原文を 見てみたいのですよ。 だって残念な状態になって しゃべれた言葉がいわゆるお下品ワードですので。 どんな英文の並びになってるんだろう… SF作品ですが ファンタジー要素もあるので ファンタジー好きの人も楽しめると思うの
0投稿日: 2019.02.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とにかく分厚くて最初は読むのを躊躇していたのですが、いざ読んでみると非常に読みやすく、独創性があって、恋愛やサスペンス要素もあるので、気付いた時には時間も忘れどっぷりとハイペリオンの世界にはまり込んでしまっていました。非常に面白かったです。 本書ではハイペリオンという辺境の惑星に集った7人の男女の身の上話が語られていくのですが、登場人物のエピソード毎に話が分かれているため、まるで別の本を読んでいる感覚です。特に気に入ったのは学者の物語「忘却の川の水は苦く」と領事の物語「思い出のシリ」。どちらも情感豊かで色鮮やかな画面が浮かんで来るようでした。 ただ惜しむらくはこのハイペリオン上・下だけでは謎が明かされないため、本書だけでは消化不良感が残ってしまうこと。出来ればひとまず完結となる次作「ハイペリオンの没落 上・下」も読まれることをおすすめします。長いと思われるか、また続きが2冊読めるんだと思われるのかは個人次第ですが、「没落」にて本書で彼らが語ったエピソードが集約していくラストは圧巻ですので、是非続刊も読んでハイペリオンの余韻に浸って頂ければと思います。
0投稿日: 2019.02.09
powered by ブクログとってもすごいなにかの賞をとった小説というから読み始めたが、最初の神父の話は面白かったが、あとの2話はそれほどおもしろいとは思わなかった。
0投稿日: 2018.12.09
powered by ブクログいくつかのショートストーリーが織り上げるロングストーリー。読めば、読むほど、ハイペリオンの世界に引き込まれて行く。なるほど、ヒューゴー賞という感じだ。
0投稿日: 2018.11.12
powered by ブクログ分厚いけど読みやすい、長門有希がキョンに貸したことでお馴染みのハイペリオン、ぼくの持ってるハイペリオンにはしおりは挟まっていませんでした
0投稿日: 2018.10.08
powered by ブクログ28世紀、時を超越した殺戮者シュライクを封印する時間の墓標が開き始めた。 政府は理由を解明すべく7人の巡礼者を時間の墓標のあるハイペリオンに派遣した。 そこで待っていたのは、「なぜこの巡礼に参加することになったか」を順番に語る座談会だった…。 ため息 SF小説の中でも有名な作品を一通り読んでみようキャンペーンの10作目。 それぞれがシュライクとの関わりとか、因縁があるけど、上巻で7人中3人しか語り終わらないのはやばいでしょ。 残りの下巻で4人でしょ? 思い出話で終わる可能性が高そうで怖い。
0投稿日: 2018.08.05
powered by ブクログSFの古典。 SFは笹本祐一以外はほぼ受け付けなかったのだけど、ようやくすっと読めるようになった感。
0投稿日: 2017.09.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
勇者7人がラスボス倒しに行く話。 敵の襲来等々で住民が皆脱出を図る中、この7人はなぜ流れに逆らって目的地へ向かうのか。引いた番号順にそれぞれの過去と動機が語られる。 一人ひとりに物語があり、ひとりが語るごとに問題の本質に少しだけ近づく。 どこでもドア的移動や光速を超えた宇宙飛行による体感での経過時間と実際の経過時間の違いを描いているのはSF小説でも案外珍しいのでは。
0投稿日: 2017.05.27
powered by ブクログ感動の面白さ!!! 表紙 8点 展開 9点 文章 8点 内容 900点 合計 925点
0投稿日: 2017.05.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一巻までは楽しかったのだが、二巻目以降は読むのが苦痛になってきた。 こんなに人気の作品なのに、なぜ私は楽しめないのかと苦痛であった。 楽しんで読めたのは、学者夫妻の子どもがどんどん赤ちゃんに返っていくところ。涙を誘う。 この親子、一応は救われたようで、嬉しい。 聖書に記述のあることと同じことが起こっていたなあと記憶しているのだが思い出せない。。 == 検索して思い出した!子どもを神に捧げよ!というところだった。
0投稿日: 2017.03.14
powered by ブクログ面白い。 最初が入り込み辛いんだけど、ファンタジーの場合は仕方ないね。 上巻の方が下巻より面白いかも。
0投稿日: 2016.08.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
SFの金字塔という評価を方々から聞き、挑戦してみた。まず世界観の構築が凄い。SFは基本、架空の世界観を構築するものだけど、この作品は単に宇宙モノなだけでなく、ハイペリオンという惑星に神話のような独特の物語がある。さらに登場人物それぞれが語る数奇な体験談で物語が進行していくという複雑な構成。最初は何が何だか分からないが、二人目、三人目と話が進んでいく内に重複する部分や、補完する説明が出てきてどんどん引き込まれる。かなり長いが下巻も楽しみ。
0投稿日: 2016.08.09
powered by ブクログハイペリオンって、SFファンの間では人気高いよね。そんなわけでまあ試してみなきゃってので手に取る。 「それにしても長いよなあ。上下巻って。しかもそれぞれの巻はボリュームあるし。もっと短くまとめられんかったんかいな。ま、気が向いたときにちょこちょこ読んでいくか。半分くらいまで読んで面白くなかったら読むのやめよう」 などと、気乗りしないままページをめくっていったが……。 こ・れ・は・す・ご・い! 司祭の物語から超弩級の面白さ!なんだこれは?もう面白いと言うしか言葉が見つからない面白さ。 上巻からここまで盛り上がって大丈夫か?つうか、ここまでの傑作を書いて、作者は死ぬんじゃないか?死ぬまで行かなくても、作家としての力量をすべて出し切っちゃって、作家生命が終わるんじゃないか?などと、いらぬ心配をするほど。 もう一度言う、これはすごい!
0投稿日: 2016.08.05惑星ハイペリオンに向かう訳あり7人の過去とは
ハイペリオンに向かうまでの間7人が語り出す自分の過去の話によって、少しずつ惑星ハイペリオンと地球を取り巻く世界観が見えてくる。 一人ひとりの話の中身は大変な苦労や問題を抱えててるようで、ハイペリオン巡回にも特別意味がありそう。また、広大な惑星間を移動するために低温睡眠を利用してることもあり、皆が同じ時代時間軸で生きていたわけでもなく、いくつか意味ありげなキーワードも出てくるのでページ数は気にならず一気に読めた。さまざまな伏線は下巻で解決されるのだろうか、上巻で3人の話を聞くことが出来た。続きが楽しみである。
2投稿日: 2016.02.16
powered by ブクログ表紙がダサいが、読み進める内に夢中になる。それにしても、日本の文化圏では根付いていない宗教観について、もっと学ぶべばより面白いだろう。
0投稿日: 2015.05.10
powered by ブクログ稀有壮大な銀河叙事詩が今始まる! 宇宙の辺境にある惑星ハイぺリオン。 その地にある不可思議な遺跡<時間の墓標>、そして不死身の怪物<シュライク>。 その謎を解明すべく様々な経歴を持つ七人の男女がかの惑星へ旅立った。 このハイぺリオンだけでも十分過ぎるほどボリュームがあるのだが、物語としては「ハイぺリオン」と「ハイぺリオンの没落」のセットで一つの物語を成しており圧倒的なボリュームの物語である。 しかし、物語のテンポと読者を惹きつけて放さないストーリーの魅力により全然長く感じない。 ハイぺリオンでは七人の男女がなぜこの探索行に加わることになったのかその経緯が各人の口から語られる。 この巻では、司祭、兵士そして詩人の物語が語られる。 なんか中世に書かれたカンタベリー物語のSF版ぽくってすごく面白いです!
2投稿日: 2015.01.24
powered by ブクログハイぺリオンシリーズの感想として。残ったままの謎もあるものの、面白かった。特に「ハイぺリオン」の巡礼者の話は、それぞれ短編のように楽しめた。読み進めるうちに、それらが長編の要素として収斂されていくのもよかった。確かに、SFの要素を詰め込んだような作品。
0投稿日: 2014.05.06
powered by ブクログハイペリオンシリーズに片足を突っ込んでしまった。。 大長編と聞いていたので身構えていたのですが、基本的に登場人物ごとの短編で構成されているので、これが意外と読みやすい。 設定がわかってくるにつれ、どんどん世界観に引き込まれていきました。 下巻を買っておいて正解でした。これから次の巻に移ろうと思います。
0投稿日: 2014.04.14
powered by ブクログ未来の人類が宇宙に進出し現在の世界がそれぞれの星に文化を確立し、そして一つの大ネットワークによって言語、歴史、文化等がなくなった世界観がとてもいい 名作『スターウォーズ』のような多種生物、巨大国家が面白い
0投稿日: 2014.04.11
powered by ブクログ難しい涼宮ハルヒ。読むのは二度目だが、1度目よりは枠物語の構造も余裕を持って楽しめるというか、シュライクとのそれぞれ関わり方を味わえる。よい。
0投稿日: 2014.03.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
続きが楽しみ。 内包する世界観の広がりと厚みがすごい。入れ子構造になっていて、色々な人の視点でハイペリオンの世界が語られるにつれ、ハイペリオンの世界の姿が徐々に明らかになっていく構成になっていて、ついつい引き込まれてしまう。 それぞれのストーリーもホラー的だったり、恋愛だったり、詩的だったりとテイストが変わるので全く飽きない。退廃的な世界観も好み。ハードなSFよりも、ジーン・ウルフのような幻想ファンタジー系SF(?)が好きな人には特におすすめ。 何度もジョン・キーツ(John Keats)の名が出てくるので、興味が湧いた。彼の生涯がジェーン・カンピオン監督、しかもベン・ウィショー主演で映画化されているようなので是非観てみたい。
0投稿日: 2014.01.11ハイペリオンの没落まで一気に読んで
最初に読んだ時、「これ、SFなの?」と思いました。 でも、ここでやめずに、『ハイペリオンの没落』まで読んでください。正真正銘のSF大作です。 面白かったら、更なる続編の『エンディミオン』シリーズ(まだ、電子化されてないけど・・)も、是非!!
0投稿日: 2013.11.29仮に上巻が退屈だとしても我慢我慢・・・
あらすじにも書いてありますが、ハイペリオンという惑星に赴く7人の巡礼たちの物語です。 巡礼の旅の合間に巡礼者ひとりひとりの過去が描かれます。 あるものは兵士であったり、ある者は学者あったり。 もしかしたら最初はとっつきにくいかもしれませんが、 我慢して下巻まで読んで下さい。絶対に面白いです。
0投稿日: 2013.10.28
powered by ブクログ物語は終わりません。 本書は、続く「ハイペリオンの没落」、さらには「エンディミオン」、「エンディミオンの覚醒」と全4部に連なる大叙述詩の幕開の巻です。従って、1000ページにおよぶ頁をめくっても返ってくる答えはありません。物語は謎ばかりを残して、終わらないのです。 …が、それでもこの興奮は暫く抑えられそうにありません。読んでいる途中から、続編を買いに走りましたよ。直ぐに続きを読めるようにと。 舞台は、辺境の惑星「ハイペリオン」。殺戮者シュライクを封じ込めた<時間の墓標>が開き始め、宇宙の蛮族アウスターがハイペリオンへの侵攻を開始。そして宇宙連邦は、<時間の墓標>へ7人の巡礼者を派遣する。<時間の墓標>に赴く途上で開陳される巡礼者の数奇な運命は、宇宙世界の骨格を形成し、宇宙連邦やアウスターに幾つかの説明を加え、そしてハイペリオンを廻る数々の謎を残す。物語が紡がれたとき、巡礼者ら一行は、<時間の墓標>に到達するが… 巡礼者の各々の語りが、いわゆる群像劇となって物語は進んでいきます。司教の物語終盤に感じる不条理、戦士の物語における手に汗握る脈動感、学者の物語の涙隠せぬ喪失感など、幅広い展開に多才だなぁと思うところ、しばしば。このあたりは、訳者あとがきで存分に述べられていますが、とにかく色んなネタをこれでもかと言わんばかりに詰め込んでいるみたいですね。いわゆるオマージュ的な描写もチラホラ。探偵の物語に登場する「ギブスン」は、やっぱりそうなんだろう。 多才なだけでなく、物語に惹きつける筆力は、最近読んだ小説のなかでも随一でした。真実の片鱗が見え隠れしつつも、肝心なところが良く解らないところも、続きを読ませる仕掛けでしょうか。まんまと掛かっています。 個人的に大長編ってのは、飽きを感じさせて、苦手な方なのですが、久方ぶりにそれを感じさせない、パワー溢れる作品に出会えました。 さて、続きを読もう。
1投稿日: 2013.10.14翻訳物だし、アッチコッチ話は飛ぶし。
読みにくいったらありゃしないですよ。 自分は読み始めたら最後まで読み終えないと気が済まないタチなので、 頑張って最後まで読んだのですが、 読み始めたことに後悔するレベルの読みにくさでした。 読みにくい上に長い!上下巻ある!しんどい! ただ、読み終わって一年くらい経った今では、 読んで良かったと思っています。 心に深く残る、とてもとても良い物語でした。
0投稿日: 2013.10.01時間を掛けてじっくり。
「SF愛好者の間で話題になった作品」と知って興味を持ちました。サックリ読むのは勿体無い。描写を一々映像化して時間を掛けて読むと物凄く長期に楽しめます。実はこの作品は私にとって、初めての長期間掛けて読んだ本なのです。後にも先にも試みていませんが、なぜかこの時はお昼休みの10分〜15分だけを使って読破したのです。毎日読める訳ではないし、前後は重複して読む羽目になるし、一人連載型読書かもしれませんね。半年で読みましたが、SF大河ドラマの感です。個性的な内容なので誰にでもはお勧めできませんが、流石話題になっただけの事はありましたよ。
0投稿日: 2013.09.30はじめはとっつきにくいのですが…
一番はじめの司祭の物語が個人的には読みくくて「駄目かもしれない…」と思ったんですが、二章の「兵士の物語」からはおもしろくてスルスル読めました。 登場人物たちがそれぞれ自分のこれまでの話をするんですが、時空をこえた恋人同士の話だったり、親子愛だったり、アクションであったりといろいろなジャンルの話が読めます。 私は下巻の「学者の物語」が好きです。娘さんがどんどん若返っていってしまうお話。 全部の話が少しずつ繋がっていくんですが、この『ハイペリオン』が四部作の一作目なので、読み終わった後に「え、謎が謎のまま…?」という箇所がたくさんあります。『ハイペリオンの没落』→『エンディミオン』→『エンディミオンの覚醒』と4作全部読読めるといろいろつながって面白いです。 もちろん単体でも個人的にはすごくおもしろいんですが。でももし読まれておもしろいかも?と思われたら四作全部読破することをオススメします。
3投稿日: 2013.09.24
powered by ブクログそういや、昨日ダン・シモンズの「ハイペリオン」読み終わったわ。 あんな内容やってんねぇ これと続編のタイトルから、勝手にハイペリオンって銀河帝国(かその主星)の興亡史かと思ってたわ ジョン・キーツって早世した不遇の詩人に同名の未完詩があって、それをモチーフにした作品なんやってねぇ。 キーツは本編でもたびたび出てきます。 全然、知らんかったわ、有名なの?? <以下、チョイネタバレ> 実際、本作はハイペリオンにある時の墓標をめざす、7人の巡礼者が一人ひとり、旅をするにいたった理由を語るというスタイルなのね で、いよいよ時の墓標というところで、つづきは続編の「ハイペリオンの没落」に続くと… 非常に面白かったんですが、期待値が高すぎたせいか、「すぐに続編よみたいっ!」というほどには盛り上がってない俺ガイル。 訳文はいかにもなSF翻訳本的で、非常に読みやすかったんですが、原文はもっと叙情詩的だったんじゃないのかしらと思ったり(わからんけど)… J.G.バラードの翻訳みたいに、もそっと飲み込みにくいこねくり回した表現のが雰囲気でたような気もいたします。 まぁ実際そう書かれてたら途中でなげだしてそでもありますが… とりあえず、続編「~の没落」も下巻だけ古本屋の特価本コーナーで入手しておりますので、記憶がなくならないうちに上巻も入手したいと思います。 こちらからは以上です
0投稿日: 2013.08.21
powered by ブクログ読み進めるのにかなり忍耐力が必要だった。ほとんど何の情報もあたえられないまま、集まった七人の身の上話が始まる。期待感のないままこのページ数を読むのはしんどい。
0投稿日: 2012.08.12
powered by ブクログもう何度目の再読だろうか。何度読んでも面白い。改めて読むとイリアム〜オリュンポスの下敷き的な構想なのかなと思えるアイディアもあったりして興味深い。 本書の分厚さに気後れする方は、とりあえずルナール・ホイトの告白まで頑張って読み進んで欲しい。後はノンストップの面白さである事請け合いである。
0投稿日: 2012.06.02
powered by ブクログ船員一人ひとりの長い身の上話を聞かされるのが苦痛。これだけで上下巻終わるっていうのにちょっと引いてしまった。4部作だということを知らなかった。エンディミオンは別シリーズだと思っていた。 話は面白いし訳も良くスラスラ読めるからこれを苦痛と言ってしまうのもおかしいかもしれないが、早く先の展開が読みたいのにずーーーっと船の中で巡礼にいたるまでの話をしてるだけでつまらない。 これに限らずどんな小説でも回想はつまらないよね……。
0投稿日: 2011.10.29
powered by ブクログハイペリオンシリーズに到着 以前、巨人シリーズの次には「降伏の儀式」(確かダンボさんのお勧めだったかな?)もしくは「ハイペリオン」(これはみのお勧め)の計画だったが、ようやくゲットしたため再び読書開始。 後編というか本編と思われる「ハイペリオンの没落」もゲットしている。それぞれ上下巻だから合計4冊。1週間は楽しめそうだ。おもしろそうなら次のシリーズ「エンディミオン」もゲットしてみよう。 最初の感想は、とかく難解。著者をちょっと調べてみると、やっぱり「もったいぶった文式を持つ作家」だそうだ。加えて日本語訳があまりうまいと思えないからだな。何度もページを戻らないと独特の単語につまづいてしまう。しかし、それらに慣れるとなかなかおもしろくなってきたかなというところ(現在上巻の77ページ)。多彩な登場人物はアーサーヘイリー流だが、それぞれの登場人物はどうやら使い捨てされずに最後まで残るようだ。この意味で、アーサーヘイリー流ではないな。 まもなく携帯型ビデオプレーヤーも通勤の友となるが、これだけ読書が楽しいとMP3プレーヤと文庫本の方がやっぱり便利かなと思ってしまうな。ま、読む本が無くなったとき(そんな時があるのか?)に映画に戻ることにしよう。 「ハイペリオン」を読破した。この上下巻は、謎の提示と登場人物の説明で終わっている。私は今日から続編であるところの「ハイペリオンの没落(以下、没落)」へと進んでいるが、作品発表の時期は「ハイペリオン」から「没落」まで約1年の開きがある。よく待つことができたものだ。また、続編を見ないでハイペリオンだけで各種SFの賞に推薦した選者の予測能力に驚く(私ならハイペリオンだけでは推さないだろう)。 まだシリーズ全体でいえば1/4も終わっていないのだが、ここでの感想を書くと「イマイチ乗り切れない」というところだろうか。「没落」での謎解きの正当性によるとも思うが、この作品が「知性を持ったコンピュータ」という仮設に立っていて、私がその仮設がきらいだからだろう。 コンピュータ、言い換えれば人造物が知性を持つことは無いと私は思う。だから乗り切れない。Full of Stars のクラークのように(もちろん「2001年宇宙の旅」である)、究極の知的生命体とう設定は、その起源が人類が作ったコンピュータではないからこそ共感できるのであって、「ハイペリオン」の仮設はちょっと・・・・。 ま、ストーリーとしておもしろいからその辺はあまりこだわらずに「没落」を読むことにする。「没落」にもよるが、さらなる続編「エンディミオン」は読まないかもしれない。
0投稿日: 2011.09.16
powered by ブクログ再読。10年ぶりくらいか。 やっぱり面白い。 先日の『イリアム』→『オリュンポス』は苦しかったけど、今回はするすると読めるのです。話の筋もどうにか追えるし(笑)。
0投稿日: 2011.09.06
powered by ブクログSF古典・王道を読んでみようと図書館から借りてきました。 図書館で本を借りると自分がお金を払った本ではないので何となく読むのが雑になったり、ちょっととっかかりがうまく入り込めないだけでやめてしまったりすることがあります。この本は何度か挫折しそうになり、それでも読み終えました。 個々人のお話はそれぞれ面白いし興味深いのですが下巻の最後であれ?これだけで終わらないの?と肩透かしを食いました。この続きを読むか、といわれるとさらにシリーズがあると知ったのでちょっと二の足を踏むところです…。ものすご~く時間のあるときにでもまとめて読みたいな、と思いました。
0投稿日: 2011.08.30
powered by ブクログ会計士の勉強をしているという学生さんが紹介してくれた本。気分展開に現実離れしたSFの世界に入りたい気持ちよくわかるな。
0投稿日: 2011.07.09
powered by ブクログ順調な宇宙開拓を続けていた連邦政府。 しかし、辺境の惑星ハイペンリオンにある、 「時間の墓標」という遺跡が開きはじめてしまう。 「時間の墓標」には、時を超越する殺戮者「シュライク」が 封印されているのだ。 しかも、時を同じくして連邦政府の敵「アウスター」も ハイペリオンへの侵攻を開始! 連邦政府は、シュライクの封印、 時間の墓標の謎を解明するため 7人の巡礼者を送り込むが…… という話。 「ヒューゴー賞」「ローカス賞」「星雲賞」受賞の 大作SFということで正直少し腰も引けていましたが、 読んでみればなんてことない。 巡礼者7人のうち3人の、巡礼までの過程を綴った 短編集です。 敷居は全然高くありません。 読みやすく、かつ一気に読めます。 著者はモチロンのこと、訳者の翻訳が 非常に優れていると思います。
0投稿日: 2011.07.09
powered by ブクログ太陽系の小さな星ハイペリオンの様子があまりにもリアルに描かれていて、読んでて震えるような感覚がありました。 SFは真実であると確信した作品。
0投稿日: 2011.02.19
powered by ブクログ超大作。SFのあらゆる要素がつまっている。登場人物も多く、設定もSF独特なので慣れていない人には最初理解しづらいかもしれない。しかし読み進めていくうちにどんどんつながっていく。没落→エンディミオン→覚醒と続いていくが、ハイペリオンだけでも楽しめる。けれど読んでしまえばきっと覚醒まで読んでしまうでしょう。
0投稿日: 2011.02.05
powered by ブクログSFはおろか、小説すらあまり読まない私が、熱中して1週間で読み終わりました。 本の中に、今とは別な世界が構築され、そこで生活している人々が生き生きと描かれています。 この世界の細部までリアリティが満ち、ページを開いている間、私は実世界から離れ、ハイペリオンを中心とした果てしなく広がる別世界に飛んでいたのです。
0投稿日: 2011.01.15
powered by ブクログ「ハイペリオン」ダン・シモンズ/酒井昭伸 SF叙事詩。水晶色。 1990年ヒューゴー賞。 うーん・・・そうですね・・・ 凄いのは分かる。ていうか凄すぎて一回じゃついていけてない(汗) 活字中毒者におくるSF超大作。今までに読んだうちで一番 スケールのでっかい小説かもしれない。掛け値なしに大作です。 正直SFのノリについていける人じゃないとダメですよ。 そう・・・例えていうなら・・・ スターウォーズのバックグラウンドがたまらん!っていう人。かな。 でも実はハードSFには分類されないんじゃないでしょうか。文学臭をひしひしと感じます。宗教、政治、民俗、詩歌、、、やはりまさにSF叙事詩という分類がふさわしいかと。 そして、これはある程度情報をもってから読んだ方が入りやすい小説かもしれません。読み始めた冒頭からストーリーは全速力で、小説世界が「すぐそこにありすぎる」。 ということで、以下ステレオタイプな内容紹介。 近未来。人口一千億以上に膨れ上がった人類は、恒星間ネットワーク〈ワールドウェブ〉でつながれたニ百以上の惑星で生活を営んでいます。 恒星間移動には、低温睡眠を併用する亜光速の量子リープ船、そして〈ウェブ〉の基礎となる転位ゲート(いわゆるどこでもドア)。宇宙飛行での固有時間のずれはあったりなかったり、フレキシブルにストーリーに織り込まれます。 この世界の3大派閥は、現人類を統括する宇宙連邦、巨大AI群〈テクノコア〉、宇宙蛮族とよばれるアウスター。さらにこれらの中での派閥、教団、惑星自治体などが入り乱れてストーリーが進むわけですが、これらの現存在全てを超越した〈時間の墓標〉の怪物、シュライクが物語の軸となります。 〈時間の墓標〉が存在し、連邦に未だ加盟していない未開の開拓星、ハイペリオン。この謎の星へと向かう7人の〈巡礼〉がそれぞれ語る物語をメインに、次第に〈時間の墓標〉へと近づいてゆく彼らの旅路の描写が合間に挟まれます。彼らはなぜ最後の巡礼に選ばれたのか。それぞれがもつ過去と時間の怪物シュライクへの想い。まさに七人七色(実は語られる物語は六つなのですが)。 各人の物語は〈ウェブ〉中をとびまわり、ありとあらゆる時間軸を行きつ戻りつしながら読者を圧倒します。なんてったって、ひとりの人物が語る物語がそのままひとつの映画にするに十分以上の分量ですから。 そしてあなおそろしや、このハヤカワSF文庫上下巻合計899ページは、これから始まる4部作の序章に過ぎないのです。しかもものすごく次が気になるところで終わってるし・・・。 ということで、早く続編『ハイペリオンの没落』を読みたいと思います。くれぐれも、めまいを起こさないように。(5)
0投稿日: 2010.12.14
powered by ブクログシリーズ全部読まないといけません!登場人物もみんな魅力的だし、こんな舞台設定、本当にすごい!サイリーナス好き(^^
0投稿日: 2010.06.15
powered by ブクログ「巡礼」7人の物語。 十字架に取り憑かれた神父もよかったけれど、カッサードと女の話に妙にときめく。血なまぐさいけど。 ハイペリオン、めっちゃ評価高いけどなあ…
0投稿日: 2010.05.29
powered by ブクログ限りない想像力。大佐の物語が切なくてよかったです。巡礼者達の個々の物語と本筋のストーリーがどう帰結するか…。下巻も楽しみです。
0投稿日: 2010.03.15
powered by ブクログ数年前、最高のSFというから読んでみたけど・・・難しすぎて前半で挫折。今なら理解できるだろうか。書店で見かけたら買おう。(どんきぃ)
0投稿日: 2009.11.16
powered by ブクログ「カンタベリー物語」みたいな感じ。 巡礼の旅だし。 ただどうも読んでて眠くなる。SF的設定とか想像力を働かせるのが大好きな人はいいと思うけど。
1投稿日: 2009.10.08
powered by ブクログSFでは有名らしいので,読んでみました.で,少し読みにくさ を感じるからなんですが,正直疲れます.内容自体は,時間の 墓標といわれる,不可解なものに挑むことになった7人の男女が それぞれが何故この旅に参加しているのかを語る形をとってい ます. 多分,話の肝になっている「時間の墓標」に関する部分を目いっ ぱい伏せた状態で話が展開されて,全体像が見えない中で話を 進められて予測がつかない,法則性が読めない,のが疲れる原 因なのかと思います. 2009.07.17(Fri)読了
0投稿日: 2009.08.03
powered by ブクログ2008年、ハヤカワ文庫の100冊 長門有希も読んでいた本 全4部作(8冊)らしいのだけど未完らしいよ
0投稿日: 2009.08.01
powered by ブクログこの連作短編集はひとつひとつのエピソードが奇想譚として相当面白いうえ、あらゆるSFのジャンルを網羅しているので濃密な世界観を形成している。
0投稿日: 2009.06.10
powered by ブクログSF初心者にもSFマニアにもお薦めできる稀有な作品。文句無く面白いです!シリーズ全部読まないと謎が解けないのですが、「ハイペリオン上」の完成度故に下巻以降テンションが下がってしまうのが残念です。
0投稿日: 2009.03.11
powered by ブクログ物語の壮大さと、それぞれの物語が収束していく過程が良い。(本書だけだときびしいけれど・・・頑張って続編を読み進めれば)
0投稿日: 2008.12.16
powered by ブクログうーん。あまり面白くなかったかなー。 チョーサーの「カンタベリー物語」でお馴染みの枠物語形式によるSF。 「ハイペリオン」という惑星にある「時間の墓標」を巡る、宇宙連邦と、宇宙の蛮族アウスターとの戦い。その戦いのため、7人の男女がハイペリオンに向かう・・・というのが外枠の物語。 その旅の途中、複数の登場人物が、ハイペリオンに向かうことになった過去の理由(物語)を語る、というもの内枠がこの物語の大部分。この枠内物語を気に入るかどうかで評価が分かれるのではないでしょうか。 何というか僕は、それらの下敷きになった物語がよく分かってしまったので・・・。
0投稿日: 2008.06.03
powered by ブクログこれだけでもお腹一杯になるほどのSFギミックと様々なタイプの物語の連続。でも四部作の一作目です。壮大な物語の幕開け。
0投稿日: 2007.09.14
powered by ブクログ90年代SFの最高傑作とさえ呼ばれる作品です。 とにかくスケールとボリュームが圧倒的。巡礼達のここの物語は、それぞれがSFの一類型であるため、一つの物語に様々な要素が含まれるというのがたまらないです。この作品の面白さの肝ですね。
0投稿日: 2006.06.19
powered by ブクログこのシリーズ、読んだ時うれしくて泣けた!素晴らしい!とくにエンディミオンがすき!読んで後悔はしないはず!ギフトのような本です
0投稿日: 2006.04.30
powered by ブクログ出だしはよくわかんない。なんでこの七人が集められたのか。でも読んでいくうちにだんだん引き込まれていくのが分かる。
0投稿日: 2006.02.06
powered by ブクログその存在自体奇跡に近い、宇宙物語。28世紀の宇宙におけるファンタジー、ハードSF、あらゆる要素の入った壮大なスペース・オデッセイ。今まで読んだSFで最高だ。まさに活字のスターウォーズ。ここまで分厚いボリュームを短距離走者のようなペースで読みきれてしまうような本は他にはない。
0投稿日: 2005.08.27
powered by ブクログ一番初めのデュレの話は中々物語の中に入っていけなかったんですが、カッサードの話からはものすごい速さで読み進んでいけました。サイリーナスの話もはじめわかりにくいかと思ったんですが個人的には好きです。
0投稿日: 2005.07.19
powered by ブクログ「ハイペリオン」「ハイペリオンの没落」「エンディミオン」「エンディミオンの覚醒」の全てのシリーズの代表として。話の内容的には☆4つなんだけど、ダン・シモンズのスキルに敬意を表して5個にしました。本当に小説がうまいと思う。
0投稿日: 2005.06.22
powered by ブクログこれから読むので詳細は後程。とりあえずタイトルのハイペリオンはSaGa Frontierでは重火器系であったよなあとか他にもシュライクはリージョン名になってたよなあとかそんな所。
0投稿日: 2004.10.19
powered by ブクログハイペリオン、ハイペリオンの没落、エンディミオン、エンディミオンの覚醒と続くシリーズの始まりの物語。文庫にしては恐ろしく分厚く値段の張るこの物語は読み始めると止まらない!
0投稿日: 2004.09.30
