
総合評価
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powered by ブクログ新札に変わる前に読了間に合った。やっぱり『たけくらべ』が素晴らしい。当時の思春期を迎えた少年少女たちの情景が目に浮かぶよう。
0投稿日: 2024.06.18
powered by ブクログ朗読したほうが読みやすい。言い回しに古めかしさがあるけれど味わい深く、吉原の艶やかさが目に浮かんだ。憎み合うところから始まる恋、思春期らしてむず痒くて そわそわ。甘酸っぱい。でも二人が結ばれることなく別々の運命をたどってしまう切なさに胸が苦しくなった。美登里の「大人になんかなりたくない」という気持ちは共感できる。楽しかったことも好きな人を想うことも出来なくなるのなら大人になんてなりたくないよね。僧侶になる信如、遊女になる美登里、決して結ばれないけど惹かれあった二人の淡く悲しい恋模様に心打たれた。
0投稿日: 2024.03.02
powered by ブクログにごりえだけ読んだ。古典が苦手なので現代語訳と照らし合わせて読んだが、あの若さでこの物語を書いた樋口一葉は本当に素晴らしい逸材だと思う。当時の状況もこの本を読むと分かる。最後は心中したんじゃなくて無理心中のような気もする。
0投稿日: 2023.08.23
powered by ブクログ君知らずや、人は魚の如し、暗らきに棲(す)み、暗らきに迷ふて、寒むく、食少なく世を送る者なり。北村透谷 雑誌「文学界」1893 美人の鑑には遠いが、物言う声は細く清(すず)しく、人を見る目は愛嬌に溢れて、身のこなしが活き活きとしている。樋口一葉『たけくらべ』1895 樋口一葉『にごりえ』1895 されど人生いくばくもあらず。うれしとおもふ一弾指(短時間)の間に、口張りあけて笑はずば、後にくやしくおもふ日あらむ。森鴎外『舞姫・うたたかの記』1890 人は性欲の虎の背に乗って絶望の谷に落ちる。森鴎外『ウィタ・セクスアリス』 妖艶な美女。道行く男を色香で誘い、獣に変えてしまう▼おんなが裸になって私が背中へ呼吸(いき)が通って、微妙な薫(かおり)の花びらに暖(あたたか)に包まれたら、そのまま命が失せてもいい。泉鏡花きょうか『高野聖ひじり』1900 まだあげたばかりの君の前髪が、リンゴの木の下に見えた時、前髪にさした花櫛の花のように美しい女性だと思った。島崎藤村『若菜集』1897 与謝野晶子『みだれ髪』1901 美しき花もその名を知らずして文にも書きがたきはいと口惜し。正岡子規『ホトトギス』1897 俳句 悟りという事はいかなる場合でも平気で死ねることではなく、平気で生きて居ることである。正岡子規『病牀びょうしょう六尺』1902 高浜虚子 ※明治、②ロマン主義。自我・個人。日清戦争前後
0投稿日: 2023.07.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
不定期で読む古典の名作、今回は樋口一葉・たけくらべ。明治時代の言葉そのもので読めるか?読めるわけがない。。。あらすじを読み2回目-->分かるわけがない-->現代版を読みこれこれ!ということで現代版で理解できた。親の職業によって美登利は花魁、信如は坊さんとなる運命である。この2人の噛み合わない恋心が何とも言えず切ない。吉原に行く美登利が門扉に見つけた水仙の花。信如は美登利に恋心を伝えたが時すでに遅し、2人は永遠に面と向かって恋心を伝えることができない運命だった。親による職業が決まるってなんて不条理なんだ。⑤
32投稿日: 2022.10.30
powered by ブクログ一葉が漱石・鴎外に比べて(たぶん)読まれていないのは、その文体がハードルだからだろう。かくいう私も、一葉は本書が初めて。長時間移動する機会ができたので(つまり、他に読むものがないので投げ出せない)、挑戦してみた。 案の定、細部まで追うのには苦労したが、短編なのでとりあえず最後まで読み切る。で、また重要な箇所を読み返すと、だんだん理解が深まった。ネット上にはあらすじ紹介もあるので、後でそれで確認することもできる。 肝心の内容だが、文体の美しさや女性を描いたことの意義は言うまでもなく、展開の巧みさを感じた。なので、先ずは予備知識なしに読む方が、読後の印象は深まると思う。所収作のなかでは「十三夜」が比較的読みやすく、かつ名作なので、これを先に読むのがよいかもしれない。 一葉が残した小説は22編だそうだ。本書は本文250ページ・計8編だけだが、これだけで3分の1以上ということになる。夭折が惜しまれる。
21投稿日: 2022.09.20
powered by ブクログ少し読みやすめの古典だったー! 恐らくニュアンスわかってない。 森鴎外は読めたのにな…明治の女流文学ってこうなのか? これしか読んでいないのでわからない。 良いシーンとか絵になりそうな情緒はわかるんだけど、細かなところがね。 句点がなく1章まるまる1文で終わっちゃうところなんかもあったが、文章の節回しは完璧。さすが古典。 裕福な男子が哲学だヨーロッパだと遥かな未来を見据えているのと同じ時代に、貧しい女性は見え透いた未来に一歩ずつ落ちていくだけ。 生まれと境遇が切り離せず、涙を飲んで生きるしかない。 今の日本社会もきついが、この時代も苦しい。 いつの時代に生まれれば幸せだったんだろう。 お金さえあればどの時代でも関係ないのかもしれない。 一瞬で消えた士族の誇りも捨てきれず、お金がなく苦しみぬいて亡くなった彼女を、5000円札に決めたのは誰だろう。目にする度、彼女の無念が脳裏を過ぎる。同時にその筆で稼いだ逞しさも。もう少しの間よろしくね。
8投稿日: 2021.10.09
powered by ブクログ昭和52年4月10日 六十五刷 「樋口一葉展ーわが詩は人のいのちとなりぬべき」鑑賞記念再読 流石にこの年代の文庫本の活字が小さい事に辟易して、最新刷を購入しようかと思ったが、疲れ眼用目薬を購入して踏ん張り読了。 24歳で肺結核で亡くなった一葉が困窮の中生み出した作品。とはいえ、父親生前はほどほどの生活をしていた様で、学校教育こそ小学校で終わるが、俳句・書道など習い事が可能な時代もあったようだ。 走り書き程度でも、とても美しい字体。豊富に残る作品原稿も素晴らしい。豊富な資料は一葉の妹さんの保管力によるところ。 文体は雅俗折衷体と言うらしく、読み慣れるまで多少違和感はある。慣れると女性らしいかな文字文学の流れを感じる。但し、読点は有るが一文が長い。半ページぐらいは普通。 社会的地位の低い女性の悲哀だけでなく、従順なる強さを描いていると思う。反比例する様に登場する男性の多くに弱さや理不尽さを含ませる。 「たけくらべ」には源氏物語からの引用もあり、残っている資料からも、かなりの努力家であったようだ。そして、その文才も亡くなる前から多くの文士達が認めるところだった。亡くなる前から、一葉が賞賛を受けていた事は慰めにはなるが、もっと多くの作品を残せただろうに。早世は残念。
7投稿日: 2021.10.08
powered by ブクログ★3.5 「たけくらべ」 文章が美しく、話はせつない。 でも美登利が遊女になる以外の道はないということが頭では分かってはいても、現代の感覚ではいまひとつしっくり理解出来ない。わたしたちは恵まれているんだな。
5投稿日: 2021.08.14
powered by ブクログ2021年 32冊目 これほど美しい文学を今まで読まずにいたことは自分にとって大きな過ちでした。文語体なので主語がなく場面の切り替わりが急なので多少まごつきますが、現代文でこの繊細な筆致を堪能することはできなかったでしょう。 ・たけくらべ フィリップ・アリエスの「子どもの誕生」のように、当時の日本も子どもって観念はなかったんじゃ。年端をいかないうちから奉公に出て、居住地区間の争いがあり、当然のように運命を受け入れる。あどけない子どもたちと思いきや、初潮を迎え遊女の将来を悟ったり出家したりの登場人物の境遇、心情を推測するのが難しかったです。 最後の1ページ、慈愛と悲壮と諦観がちりばめられたこんな美しい文章があったのかと感動しました。 ・にごりえ 情死する男がどうしようもなくて情けない。。お力さんは最期何を思ったのかしら。濁水の中を生き、自分は幸せになれないわと諦めの女性だったけど、心中であれ一方的に殺されたのであれ死の間際彼女の命は一番輝いたのではないかなと。 ・十三夜 「当時の貧困ってロクな人生送れないな」と二作読んで感じたあとのラスト作品。お関さんは美登里や力と違って資産もそこそこな家の人妻だし、両親も健在…けれど彼女の孤独感や悲哀は先の女性に負けず劣らず。DV夫から逃げ出したものの子ども可愛さに心鬼にし、流れに棹さす生き方しかできない当時の女性たちのうらめしさ。
3投稿日: 2021.04.14
powered by ブクログ図書館で。 この間読んだ、夢見る図書館に樋口一葉が出てきたので。そういえばあまりちゃんと読んだことなかったな~と借りてみました。大体あの当時の女性は悲惨だった、というような話が多かった記憶があるのできちんと読む気がしなかったのですが。 ページを開くと、文がみっちり。改行も句読点も少ないし今と大分違うなと身構えてしまいました。でも読み始めると文長にリズムがあって、思っていたよりは楽に読めました。5.7になっている所なんぞは黙阿弥みたいだななんて思ったり。これは声に出して読んだら面白いのかもしれないなぁと思ったのですが、読むのに時間がかかったのでとりあえずにごりえを読んで今回は返却します。また気が向いたときに他の作品はじっくり読みたい。 というわけでにごりえ。 うん、カネもなく、思い切りの良さもなく、あるのは情だけ…という男が一番厄介かもしれない。そして何故かそんな男にほだされている女性というのも厄介な生き物だなぁと思います。まぁ女房子供が居て外で遊んでる男が一番ダメダメなのですが、当時はそういう世の中だったし…と割り切れば良いのでしょうが、個人的にはやっぱり奥さんに同情しちゃうなぁ…。だって女性一人で生きていくのが難しい時代だったのだもの。そりゃ、ダンナがしっかりしなかったら子供も育てられないよねぇ… 気風の良いお力さんは本当に蒲団屋に惚れていたのか、同情だったのか。 登場人物の本音は直接書かれているわけではないけれども、状況できっとこんな気持ちだったのかなと思わせる描写がすごいな、と思いました。 でもカネで苦労した樋口一葉が今じゃお札の顔だもんなぁ…(ま、それを言ったら野口英世もそうだというけど)中々皮肉な話です。
3投稿日: 2020.10.01
powered by ブクログ感想→ https://twitter.com/lumciningnbdurw/status/1301830899374276609?s=21
0投稿日: 2020.09.04
powered by ブクログ脚注にない言葉の意味を確認するため、いちいち辞書を引く必要に迫られることも屡々あろうが、何より時代背景が違うのだから、それは致し方ないと言うべきなのであろう。 最初は擬古文の読みにくさを感じていたが、よくよく考えれば、明治時代に書かれたものを現代の小説を読むのと同じスピードで読むこと自体が不自然なのである。ゆっくり一つ一つの言葉を噛み締めながら読んでいくと、自ずと意味も通じて、暫し明治時代にタイムスリップしたかのような気分を味わえた。
3投稿日: 2020.07.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『夢見る帝国図書館』に感化されて初体験。ゆるゆると続く文章が何とも心地よい。「大つごもり」がいちばん好きだったかな。私にも分かりやすいストーリーだったからかもしらんけど。 どの話も,語りすぎないというか,読者に力を必要とする気がする。昔の小説はみんなこんな感じだったんだろうか。
2投稿日: 2020.06.15
powered by ブクログ残念ながら、私の力不足。古文調の文章が理解出来ず、、、。高校生の頃に読んでおけば、また少しは分かったかもしれないと後悔。 明治期の小説て、今の人が読むのは結構難しい。現代語訳のものが出れば有り難いのだが、そんなことはないだろう。
1投稿日: 2018.12.27
powered by ブクログ前半の「にごりえ」「十三夜」「たけくらべ」「大つごもり」を読む.手元にあるのは40年前の文庫で字が小さく,新字旧かな.なかなか読みにくい.結局,旧字旧かなの青空文庫で.「十三夜」は総ルビのファイルがあって,これが一番読みやすい. さて,中身.決して読みやすいとはいけないけれど,読むのはそう大変でもない.音読するとわかるように文章のリズムがとても良い.読めない漢字も音読してみると,読みがわかったりする.どの作品もそこはかとなく,物悲しい情感が漂い現代の小説にはない趣.遊女であろうと,奥様であろうと,奔放な娘であろうと,そして下女であろうと,心の動きが精妙に捕らえられていて,とてもいい.「大つごもり」の最後には少しの清涼感もある. 読んでよかった.
3投稿日: 2017.11.05
powered by ブクログ数十年ぶりに再読しました。 この年になって読み返すと、改めて良さが分かります。 何とも言えない、もの悲しさ、哀愁が漂います。 24歳で書いたものとは思えません。 良いなぁ。
2投稿日: 2017.09.17
powered by ブクログ週間新潮「黒い報告書」シリーズの原点はこれか「にごりえ」、新派が上演しそうな「十三夜」は調べてみると「大つもごり」とともに新派の演目にちゃんと載っている!、そしてこれぞ珠玉の名作「たけくらべ」、一葉の肖像がわが国紙幣に採られたのもむべなるかな、参りました。
3投稿日: 2017.07.07
powered by ブクログ貧にまみれた切々とした話だが、不思議に読後に寒々としたものはない。人情が書かれているからだろうか。句読点が少なく、カギかっこもないので読みにくいが、次第に慣れる。音読するとわかりやすい。今はあまり使われないわかりにくい言葉には注解ついているのでありがたい。
4投稿日: 2016.10.09
powered by ブクログ一葉 われから: 母の美尾が娘のお町を置いて出て行ったことで半ばヤケの仕事人間になり稼ぎまくった父親の遺産のおかげで娘のお町もいい暮らしができる…と思ったら大間違いなんだぜという、話中の女中、もしくは筆者の僻み根性がありありと感じられて気持ち悪いし怖い…。 住み込みの書生さんに多少優しくしたことが仇になるとは…はかなさとか虚しさとかが一切なくただ足を引っ張られるだけというかなり強烈な話。
3投稿日: 2016.03.04
powered by ブクログ文語体の文章が美しく、声に出して読んでみたくなる。一葉の描く明治の女性は、決して幸福ではなく、むしろ眼前に開ける未来は暗いのだが、格調高い文章のせいか、女性の姿がほの明るく感じられる。 (2015.10)
3投稿日: 2015.10.23
powered by ブクログ独特の文体➕江戸言葉と奮闘しながら読みましたが、結果、樋口一葉の大ファンに。鉛筆で句読点と鍵カッコをつけながら、分からない単語は辞書でひいて、何だか外国語の本を読むような作業。意外と楽しかった。各話とも日本らしい、余韻を残す終わり方が良かった。
4投稿日: 2014.08.21
powered by ブクログ明治時代を逞しく生き抜いた女性を鮮明且つ生々しく描かれており、当時の社会を知るには適当な書物である。また、ぼかした表現があり、謎に包まれたまま終焉を迎える点は、読者を引き込む力がある。
2投稿日: 2014.08.20
powered by ブクログお札になるほどの人なので教養として読んでおこうと手に取った作品。 しかし最初の数ページ読んで後悔しました。 とっても読みづらくて。 一文が物凄く長いんですよね。 その上、話者がコロコロ変わるので誰が喋っているのか とても分かりづらいという。 話の筋を追うだけでも苦労するという感じだったので 読み切れるかなと不安になりました。 しかし、当初の不安もどこへやらという感じで。 当然現代とは時代背景が全く違うわけですが 当時の文化や習慣などを思い浮かべながら読むのが 途中からは楽しくなりました。 表現が多彩で登場人物が生き生きとしていて惹き込まれていきました。 こういうのを文才というのかと思い知らされました。
2投稿日: 2014.03.19
powered by ブクログ恥ずかしながら、この歳になるまで樋口一葉を読んだ事がなかった。日本の近代女性作家の草分けみたいな(考えてみたら数が本当に少ない)作家ではないか。うちの父がべた褒めで読み込んでたので、そんなにすごいのかと手に取ってみたら、中身は文語体(いや、あの文体が文語というのかどうかも私は実は知らない)。最初っから読んでもかなり集中しないと意味がわからない。でもまあなんとか読めた。そして読んで驚愕した。にごりえは薄幸だが売れっ子の遊女が、客に恨まれて心中の道連れにされる話。たけくらべは売れっ子遊女を姉に持ち、自らもいずれは身を売ることになるだろう少女の淡い初恋の話(成就するわけなし)。日本最高文学の一つと教科書で勉強してきた話が、ふたつとも遊女の悲哀を描いた話である。そりゃあ学校でも突っ込んだ話できないわ。。。そして、ほかの話も、金持ちの夫に足蹴にされながら実家のために耐えるしかない妻の話、じぶんの自由を諦めて妾になる話、頼りにしていた年上の夫に長年の愛人がいて発狂寸前になって捨てられる子どもの産めない妻の話。悲しい人生ばっかりだ。しかも恋の相手になる男たちもまた、初恋の相手が権力と金のある男たちにかっさらわれていくのを黙って見るしかない立場。それで自暴自棄になったりする。自由なんてかけらもない人生である。これが明治の現実か。。。それでも魂だけは自由になるには,自死するしかない。または、誰にも言わずに思いだけ秘めて生きていくか。こういう女と男の心情を見事に書いてるのは素晴らしかった。文語体などわからない私にさえもそれはわかった。日本の女の哀しさ、今はどれほど変わったのだろうか。
3投稿日: 2014.02.05
powered by ブクログ突然、「大つごもり」が読みたくなり、読了。 久しぶりの旧仮名使いにかなり戸惑いましたが、一文をさらりと読ませるきれいさは前回読んだ時と変わりません。 今度、改めて全部読みたいです。
0投稿日: 2013.12.31
powered by ブクログ文章が秀逸。リズム感といい、恰好良さといい。またセンチメンタリズムな展開も見事です。 一方で解説も合わせて読むと、いかに(樋口一葉自身の状況に照らし、悲しさも織り込んだ)リアリズムに富んでいるかも分かります。
2投稿日: 2013.11.05
powered by ブクログ叶わない恋の話ばかり。 でも、それでも人生は続いていったというところに思いを馳せれば、がんばって生きておかないとな、と思うに至ります。
2投稿日: 2013.07.07
powered by ブクログ樋口一葉、たけくらべ、という単語は知っていたが、実際に読むのは初めて。明治時代の女性の悲哀を描いた物語が8編。これらは、一葉の実体験から着想されているものらしい。どの女性も切なくはかない人生を送っている。描写は皆まで言わないまでも、雰囲気から伝えるようになっている。しかし、句点はあれど、読点がないので、こういう文体にはちょっと面食らうね。現代語訳を別に当たってみたい。
0投稿日: 2013.01.20
powered by ブクログ文語体の小説。 「。」が「、」になってたりするため、慣れるまではちょっと大変。 しかし一旦慣れると、樋口一葉の美しい日本語による洗練された世界観にどっぷり浸れます。
0投稿日: 2013.01.19
powered by ブクログ日本文学概論1の教科書。 「にごりえ」を授業で読みました。 「たけくらべ」は入試の音読の練習にも使ったなぁ。 一葉さんの世界観は嫌いじゃない。女性目線で入り込みやすいのかなぁ。
0投稿日: 2012.11.16
powered by ブクログ最初は読みにくかったが、慣れると、流れるような文体に圧倒される。 今も昔も、男女は変わらないのね、と考えさせられるお話。 あと、樋口一葉ってちょっと思い込みの激しい女性だったのかな、と思わせられる一文も。 しかし、樋口一葉は昔の女性にしては相当気が強い方だったんでしょうね。
2投稿日: 2012.08.26
powered by ブクログ文体に慣れるまでに時間がかかるけど、慣れてしまえば心地よい、さらさらとしたとてもきれいな日本語。 内容も興味深い話が多く、樋口一葉のすごさを感じた。
2投稿日: 2012.07.22
powered by ブクログ2012/06/27読了 日本文学演習で、私が担当、発表した作品です。 古文体で、やっぱり読むだけでもかなり疲れてしまう。 けれども、だからこそ伝わるニュアンスってのもあるワケで。 美登利と信如の、なんかこう、触れられるけれど触れられないとても微妙な距離感のようなものを、切なく描き表しているのだから。 これが、名作と言われる所以なのかもしれない。
0投稿日: 2012.07.01
powered by ブクログ流麗に縷々として続く文章は、その一筆書きのようなスケッチによって、驚くほど的確に描写していく。 その言葉の美しさはもとより、因果の説明をかほど大胆に消し去れるとは。 しかも今から百年以上も前に! 言葉自体は文語だけれど、内容はほとんど現代小説の、しかもかなり優れたものだ。 現代の小説は、『夜明け前』はもう書けないが、「樋口一葉」はまだ書けない、のかもしれない。 それほどまでの、奇跡。
2投稿日: 2012.06.09
powered by ブクログ九州大会で3位に入賞したときの朗読作品。 これのおかげで、いろんな人に覚えてもらって、「古典の声」なんて言われたりして、印象深い作品。 現代文ではないので朗読しづらいのだけど、プロが読むのを聞くと、日本語の美しさを理解できる。
2投稿日: 2012.03.04
powered by ブクログううむ、さすがに難しい・・・。 幸田露伴や谷崎潤一郎以上に難解な文体で読むのにちょいと一苦労。 詩のような美しい日本語を楽しむのには良いかもね。
0投稿日: 2012.01.23
powered by ブクログ日清戦争後の「言文一致」運動を尻目に圧倒的な魅力を持つ文語体で書かれた樋口一葉の傑作である「にごりえ」、「たけくらべ」。同時代の同じく雅文体で記されている鴎外の「舞姫」ともまた異なった雰囲気を漂わせているように感じられる。これが二十五歳で夭逝した女性作家によって書かれたものであることを考えれば当時においては衝撃的であっただろうことが容易に想像される。
0投稿日: 2011.12.17
powered by ブクログ「と」の識別とか受験生の時にやったなぁ。まったく覚えてなかった。でもそれを思い出してからはようやっと読めるようになった。 うまく言えないけどすごく好き。たけくらべのせつなさは現代の小説ではなかなか出せないと思う。今までよんだ近代小説と違って登場人物に好感が持てる感じが良かった。
2投稿日: 2011.12.02
powered by ブクログなによりもまず、そのあまりにも美しい文章について触れるべきなのかも。言文一致が生まれて間もない頃の文章であるにも関わらず滑らかに流れていく言葉と、そんな時期だからこそまだ使われていた古文調の言葉遣いで述べられていくその文章は、読めば読む程に魅力が増していく。 そして、そこに描かれる物語の大半は、世間という荒波に翻弄され、風習という名の運命の荒野に投げ出された男女の報われぬ物語。社会の進歩に対して余りにも早く自我というものに目覚めてしまった、早熟の才故に描くことのできたあまりにも報われぬのに美しき物語。僅か25歳で天寿を全うする、その最後の1年間に書かれた本書には、踏み躙られても尚衰えぬ輝きというものがある。
2投稿日: 2011.11.20
powered by ブクログ実はお札の人、としか印象の無かった樋口一葉さん。壮絶な人生送ってたんですね。 そんな彼女だからこそ書ける文章というのがあるんだなぁ、と感じました。 ちょっとした描写に深い意味が隠されているようで、色々考えさせられました。 文語調で少し読みづらいですが、これは文語でしか伝えられない文章だとも思います。 「たけくらべ」や「にごりえ」も良いのですが、個人的には「わかれ道」がお気に入り。
0投稿日: 2011.08.18
powered by ブクログhttp://umagoon.blog17.fc2.com/blog-entry-1577.html
0投稿日: 2011.02.25
powered by ブクログ虐げられた時代の女性の悲しみを描いた作品集。特に遊郭の並ぶ吉原で育つ子供たちを映した「たけくらべ」が印象的です。吉原という特殊な環境にあるとはいえ、思春期の子供たちの日常はどこも同じ。装飾のない素朴でしっとりとした文語体の作品です。
0投稿日: 2011.02.11
powered by ブクログあまりの読みにくさに途中放棄してましたが、この度読了。この世界観は好きなんですけど、私絶対分かってない。ああ、何か悲しいな。「たけくらべ」とか好きなんだけどなぁ。という事で、何時か再読する事にしよう。その時は、もう少し分かる様になっていると良いなぁ。
0投稿日: 2011.02.04
powered by ブクログお札になってしまった有名人。文語体で非常に読みにくいですが、一度は読むべき価値があります。とくに「にごりえ」のラストは衝撃的。「たけくらべ」も明るい中にも哀愁を感じさせる、まさに日本の小説といった風。ちなみに、かのアウン・サン・スー・チー氏は「にごりえ」が好きらしいです。
0投稿日: 2010.10.11
powered by ブクログ「たけくらべ」しか読んでいない。 美登利さんはやんちゃで気前のいい女王様なのに、ああいう未来が待っていることを皆わかってるんだもんなあ。 花一輪と共に「そう想ってくれていた人がいた」ということを励みに、その後生きていけないものかなあ。
0投稿日: 2010.07.16
powered by ブクログ課題で読みました。女性の目線で書く女性が上手いな、と。「十三夜」「わかれ道」とかがすきです。 不幸さやむなしさゆえの、持て余すうつくしさ。 この人が描くと、歴史として彼女の一生を知っているから、尚更痛切に、そしてきらきらして見える気がしてしまいます。
0投稿日: 2010.06.24
powered by ブクログ浦野所有。 お札の顔としておなじみの樋口一葉ですが、その作品世界に触れた人ってどのくらいいるんだろう? お札が変わったからというのではないけれど、一葉の作品は国語の教科書にも載せるべきだと思います。文体もきれいだしね。ただ、テーマが艶っぽいところがあるから、難しいのかなぁ。 個人的には、「大学生がよむ50冊」に選ばれた「たけくらべ」よりも、「にごりえ」「大つごもり」が好きですね。 ちなみに文語体なので、非常に読みにくいです。
0投稿日: 2010.06.04
powered by ブクログ大学時代 「たけくらべ」を卒論のテーマにして 研究しました とても哀しいお話です その「哀しさ」は巧みな技法によって隠されている 「哀しさ」は時折顔をのぞかせる 読めば読むほど作品の奥深さに感嘆します
0投稿日: 2010.05.11
powered by ブクログ古い文体ではじめは読めなくて、しばらく諦めていた。なんとか読んでみたら、書かれていることは今でも古くなくて大好きになった。他の方も書いているけれど、リズムがわかると進めるようになった。願いが叶うなら続きが読みたい。
0投稿日: 2010.01.16
powered by ブクログ明日からは5千円札のあの人の小説を終に読みます。 『東京文芸散歩』を読んだ時にその日本語の美しさに衝撃を受けました。 『たけくらべ』の冒頭部分、何度も舌の上で転がしました。 楽しみです。
0投稿日: 2009.11.12
powered by ブクログ「にごりえ」「うつせみ」 うーん、古典は慣れていないので、 すらすら読めて堪能できるようになるにはまだまだレベルが低いけれど。 日本語は美しいなぁと純粋に思います。流れるような文章。 一つ一つの所作や台詞、感情の機微が色に豊かで、千切れるほど切ない。 あとたまに散らばるユーモアがとても可愛らしくて良いなぁ。 注釈を確かめながら、ゆっくり読みます。
0投稿日: 2009.06.07
powered by ブクログ日本人なら一葉を読め!! ケータイ小説なんかよりもよっぽど感動的な恋の話が詰まってます。 結ばれないからこそ永遠の恋なんですよねー
0投稿日: 2008.06.23
powered by ブクログ古い文体や語句の使い方で、解説を見ながら読み進めた。 それでも淡い気持ちや心の動きが不思議なくらい伝わってきて、やはり名作だと実感しました。
0投稿日: 2008.06.20
powered by ブクログ唯一無二の「日本語」だと思う。 一葉以前と一葉以後に日本語の書き言葉は分かれるとさえ思う。 僕は何度読んでも泣いてしまいます。 好きな本ベスト3に入ります。
0投稿日: 2008.04.25
powered by ブクログにごりえよりたけくらべより個人的にはむしろ大つごもりをこそオススメ。ハラハラドキドキしっぱなし&「良かったぁぁぁぁ(涙)」なラスト。文語体ですが脳内で音読しながらいくといいかも。何故か松たか子さんの声でした。
0投稿日: 2008.02.03
powered by ブクログ「奇跡の14ヶ月」に書かれた作品集。 一葉は、古典を大事にしていたので、現代人にとって読みにくくなっていますが、声に出して読んでみると、以外にも読みやすいと思います。 私は「うつせみ」が好きです。悲劇的なヒロイン雪の壊れていく姿や時代背景がなんともいえません。
0投稿日: 2008.01.16
powered by ブクログにごりえのレビュー。これは女の悲哀。いや本望だったのか?読む人によって何通りかの解釈が出来ると思う。名作の名に恥じない。
0投稿日: 2007.04.17
powered by ブクログ文体が古くて、一文がかなり長い。平気で一文が2、3ページに及ぶ。でもそのリズムがなめらかで、読んでいて気持ちがよかった。 主人公でヒロインであるお力は憂鬱を抱いている。お力は不幸の人生を自ら選んでしまうという性質に悩む。それは先祖代々受け継がれている性質でどうしようもないのだと。この世に満足していない、だからといって上昇しようとも思わないお力は結局、他殺か自殺かわからないまま死ぬ。 救いがなかったのだろうか。救いを選ぼうとしなかったのか。 そんなお力に男性どもは魅了される。モテモテなのである。 確かに少し羨ましく思う部分がある。憂いを抱えながら生きる女の人というものはつやっぽいというか色っぽいというか。儚げでなんとかしてあげたくなってしまうんだろうなぁ。 実際に悲劇のような日常生活なんて送りたくはない。でもそれから少しはみ出すものに惹かれてしまいがちかもしれない。
0投稿日: 2007.01.29
powered by ブクログ文体がかなり古文に近い感じで、慣れないと意味がとれなくて大変でした……おもしろかったけど、1回読んだだけだと、筋を追うのに精一杯、だった気も。
0投稿日: 2006.09.26
powered by ブクログ言葉の美しさに圧倒されます.にごりえは怖かったのですが,たけくらべはただただ素敵.幼く淡く強い少女の恋.
0投稿日: 2006.09.19
powered by ブクログ色彩の美しさは秀逸。赤と黒がものすごく綺麗だ。ジェンダーフリーとか言ってる女よりもずっと人間としての生臭い感情を抱えてて、昔の女にもちゃんと自我があったんだなって、これを読んでやっと気付きました。
0投稿日: 2006.08.20
powered by ブクログ中学生の頃、「たけくらべ」の一部を問題集か何かで学んだ。その後大筋をどこかで聞いたが、実際に読んだことはなかった。一度は触れようと思っていたので、古本屋で安く売られていたのを見つけて購入。 最初はかぎ括弧のない文章に多少面食らった。また、明治の文語そのままなので、とっつきにくさもある。が、いざ読み進めると文章の軽快なリズムに惹かれ、気づいたら抵抗がなくなっていた。 全編どの作品を通しても、社会や男性によって振り回される当時の女性の悲哀を感じる。「にごりえ」は主人公のお力も勿論だが、源七の妻も可哀想だ。「われから」のラストにも、義憤に似たものを覚える。男性は男性で苦労はあるだろうし、時代背景も考慮に入れるべきだと分かってはいる。だが、それでもこういう作品を読むとつい言いたくなってしまう。 男って、全くなんて勝手なんだ。
0投稿日: 2006.05.25
powered by ブクログ明治の女流文学の第一人者。父親の死語、生活のために小説を書き始めましたが、師と仰いだ半井桃水(なからいとうすい)を愛してしまい、創作活動も低迷、貧困のどん底に。恋愛を諦め、一気に『たけくらべ』、『にごりえ』、『十三夜』を書いて文壇から絶賛され、翌年24歳で病死しました
0投稿日: 2006.05.10
powered by ブクログ擬古典なので最初は敬遠しがちですが大体のあらすじさえ掴んでいれば読めます。切なくてきゅんとします。同時収録の十三夜は読みやすくてリズムが好き。
0投稿日: 2005.10.15
powered by ブクログ時代に翻弄される哀しき女性にスポットを当てた社会派小説「にごりえ」、明治版「ロミオとジュリエット」と誉れの高い「たけくらべ」など、人生への哀歓と美しい夢を織り込んだ短編8編を掲載。 一葉独特の文体は相当の読書量をこなしていなければ理解不能な部分が多々あり、古文を学ぶと作品世界をより堪能出来ると思います。
0投稿日: 2005.07.18
powered by ブクログガラスの仮面に出てきて、興味を持ちました。 最初は句読点が少なく、何がなにやら分からず挫折。何度か挑戦して読み終えたときは嬉しかった。 文章は今思えば、リズム感があり声に出して読みたい。
0投稿日: 2004.10.10
powered by ブクログ難しい 今の自分と同じ年くらいのときに樋口一葉さんはこんなすごい文章を書いていたなんて・・・と愕然とした まだ読みきれてません
0投稿日: 2004.10.02
powered by ブクログまるで子供の世界のロミオとジュリエットだ。脇役の正太郎、長吉もいい味を出している。美登利といい仲になりながら先に大人になろうとする彼女に置いてけぼりをくらった正太郎に、暴力的ではあるものの、貧乏にも関わらず熱い友情をもって信如を助ける長吉。しかしやはり子供は子供。いい子ばかりで微笑ましい。 遂にお互いの思いを伝えることができなかった2人だが、ラストで信如が美登利に水仙をそっと送るシーンは一応ハッピーエンドというべきか。しかし水仙は水辺に咲く花、ナルシスの花。女性を象徴し、花言葉は神秘。作り花であることが「根のない花、生産性のない花」を表し、「離別」への伏線である。その花によって美登利は少なからず信如の気持ちを受け取ったはず。お互いに打ち解けあおうというところでの別れは辛すぎる。 樋口一葉は幼い頃から貧乏で、金持ちで何不自由のない主人公・美登利はある種理想の姿であったのではないか。しかし生まれつき優秀な姉を持ち、ゆくゆくは遊女としての道を歩まなければならないその束縛感を、どこかで自分と共有していたのではないだろうか。
0投稿日: 2004.09.22
