
総合評価
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powered by ブクログ<翻訳文学試食会>で『皇帝の使者』がテーマになったので。 https://creators.spotify.com/pod/show/honyaku-shishoku/episodes/102-e2r39jp カフカの短編集で、5ページ程度のものが多く(数十ページ程度のものが3篇ほど)隙間時間にちょこちょこ読めます。カフカだし寓話なので理解不能ではあるんですが(^_^;)、なかなか面白かったです。 『皇帝の使者』 死の床の皇帝が、一介の市民で哀れな臣民で皇帝のシミのようなきみのところに使者を送ったそうではないか。だがいくら待ったって無駄だよ。使者は長い長い廊下、果てしのない怪談、広い広い中庭を抜けなければならないのだから。そしてそこを抜けることは永遠にないのだから。きみはなすすべもなく窓辺で使者の到来を夢に見るのだ。 『ジャッカルとアラビア人』 ヨーロッパの人間が野宿したらジャッカルがやってきて「アラビア人は酷いやつです!やっつけてください」と食いついてきて離れようとしない。 『ある学会報告』 学会の諸先生方!如何様にしてわたしがに猿から人間になったのかの報告をいたしましょう。自分の住処で生け捕られたわたしは、檻の中でわたしは、自由を選ぶことはできないののだとしたら生きるために人間の猿真似をすることしかないと思ったのでございます。 『ロビンソン・クルーソー』 ロビンソン・クルーソーは高い山で助けになる船を探してばっかりではなくて、自分の島を知って暮らそうとしたから結局助かったのだ。 『サンチョ・パンサをめぐる真実』 サンチョ・パンサだって悪党や騎士道小説を読んでいたんだ。でもドン・キホーテのように「悪魔」に身を任せなかったので、彼のお供で満足の人生を進んだのだ。 『アレキサンドロス大王』 アレキサンドロス大王が、有り余る才能ややる気があったって、途中で留まったかもしれない。(そんなように、大勢のアレキサンドロス王未満がいたんだろう) 『新しい弁護士』 アレキサンドロス大王の愛馬は引退して弁護士になった。 …力の仕事を引退したらのんびり過ごすのも賢いよねえってこと? 『ポセイドン』 ポセイドンは三叉の鉾を持って海に立ちはだかっているイメージだけど、本当は海の底の事務室で海の管理をせざるを得ないんだよ。この世の終わりが来たなら海に出られるのに。でももう海には飽きたよ。 『アブラハム』 この世は単調だと思い込んでいるけれど、本当は多彩なこの世界に馴染まなかったことによる嘆きに過ぎない。 『メシアの到来』 メシアがやってくる時。 進行に対する徹底した個人主義が実現した時。 メシアを必要としなくなったいわばこの世の今際の際。 『こうのとり』 変な卵を孵してみたらコウノトリみたいなものが生まれたので、育ててやって恩返しをしてもらおうと目論んだ。そのためには餌を与えたり、飛び方を教えたりしなくちゃいけない。 『貂(てん)』 ユダヤ教会には大きな獣が住み着いている。人々は恐れたり気にしなくなったり。なぜ恐れるのだろう。ずっとそこにいるのに。予感がするのだろうか。 『使者』 王はおらず、王の使者ばかりでこの世は混乱した。しかし辞めることもできない。 『小さな寓話』 鼠「この世は縮んでいるぜ」 猫「そうかい、パクリ」 『獣』 この獣は私を襲いたいのだろうか。誘うようでもあるし気がないよでもあるし。 『だだっ子』 だだっ子が古い小屋に居着いている。なぜ外へ出ようとしない。 『柩』 柩を作ったら、中から音がする。飛び出てこないように上に乗っかったけど、何かが飛び出てきた。 『掟の問題』 自分たちが辛抱している掟を管理してるのは貴族で、そこから奪いとりたがっているのがこの世。 『一枚の古文書』 王宮の中の人々が敵を呼び寄せたのに、王宮の塀から見てため息を付くだけ。矢面に立ち敵をなんとかしなければいけないのは我々市民だ。 『走り過ぎる者たち』 一人の男が走り、すぐ後にもう一人が走っていて、何をしているのかとも思うが、でも自分たちは彼らを見過ごして安心している。 『よくある事故』 AとBのすれ違いコント?相手に会うために、会っても急いで通り過ぎるとか?? 『十一人の息子』 良いところもあるがいけ好かない「十一人の息子」に、人類のタイプを例えてる? 『兄弟殺し』 一人の男が、もう一人の男を待ち伏せて刺殺したって話なんだけど…。だからなんなんだ(-_-;) 『中庭の門』 兄妹で散歩していたら、どこかの家の中庭の門を叩いたってことで捕まってしまった。叩いてないといっても聞いちゃくれない。ここかから出られるんだろうか。 『隣人』 同じ仕事をしている隣人が気になる、自分のことは筒抜けな気がする。 『巣穴』 地上の敵から逃げるために巣穴を掘った。でも地下にも敵がいるらしい。最近は別のヤツが穴を掘っているような音もする。 この短編集の中では比較的長いんだけど、巣穴の構造とか建築とか敵のこととか、ライバルっぽいやつが出てきたみたいなこととか。 『最初の悩み』 曲芸師と興行主それぞれの悩みとか、居間までの当たり前が急に悩みになったとか。 『ちいさな女』 小さな女に憎まれてるんだけど!心当たりないんだけど!不愉快だけど気にする必要ないけどね。 『断食芸人』 頑なに断食を続ける芸人がいて、だんだん忘れられ、ついには死んだ。その後と生き生きとした獣を採用したら見物客が増えた。やっぱり生きてるものが見たいんだよね。 『歌姫ヨゼフィーネ、あるいは二十日鼠族』 自分たち鼠は、歌姫ヨゼフィーネを守ってるんだ。でも彼女は自分こそ鼠一族の名誉だって思ってる。自分は選ばれた側だと思っても、時間が建てば過去の英雄になるだけ。 チュウチュウ、チュウチュウという歌声鳴き声が入っていてなんか面白い。
33投稿日: 2024.11.21
powered by ブクログ2024/2/1読了 収載作品の中でも特に長い『巣穴』は、人間とも動物ともつかない主人公が、安全な巣穴を作っても、食料はまとめておこうか分散させようか、侵入者が来たらどうしようかetc. ウダウダ迷い続けているお話。常に何かしらの不安に晒されている現代人の心象を表わしているのか、妙に共感してしまった。
2投稿日: 2024.02.05
powered by ブクログ1番最初の『皇帝の使者』がよかったので読み進めたが、途中離脱。 『皇帝の使者』はすごくよかったが、他はどのお話も正直よくわからなかった。
2投稿日: 2023.08.01
powered by ブクログ皇帝の使者 ジャッカルとアラビア人 ある学会報告 ロビンソン・クルーソー サンチョ・パンサをめぐる真実 アレクサンドロス大王 新しい弁護士 ポセイドン アブラハム メシアの到来 こうのとり 貂 使者 小さな寓話 獣 だだっ子 柩 掟の問題 一枚の古文書 走り過ぎる者たち よくある事故 十一人の息子 兄弟殺し 中庭の門 隣人 巣穴 最初の悩み ちいさな女 断食芸人 歌姫ヨゼフィーネ、あるいは二十日鼠族
0投稿日: 2022.07.30
powered by ブクログカフカのショートショート。 短いものは1ページに収まる。 物語、出てくる人物・生き物が象徴的。メタ的な意味を考えるとおもしろい。 こだわりの強いキャラクターが多い。
0投稿日: 2022.06.04
powered by ブクログ今日6月3日はカフカの命日ですね。 カフカ寓話集の題名に成っていますが、他に短編集の題名の作品が有るのであえてこの題名にされたとの事でした。 小品を中心に30話収録されています。 カフカは妹さんの下宿に転がり込んで創作に明け暮れたそうですが、書いては捨てるの繰り返しで、しっかり物の妹さんがカフカの捨てたものを拾っては隠し持っていたそうです。そのお陰で後世の我々がカフカの作品に浸れるからありがたい事ですね。 この本にカフカの絵が紹介されています。カフカは友人にも自分の作品を焼却するように依頼したそうですが、しっかり物の友人にも感謝ですね。 カフカの作品が後世の作家さんにもかなりの影響を与えた事を知るよしも無く世を去ったことは残念ですが、カフカの作品に目を通す機会になれば幸いです。
30投稿日: 2022.06.03
powered by ブクログ断食芸人が特に面白かったです。 変身がかなり衝撃的だったので、カフカに興味を持ちこの本にも手を出しました。しかし、自分には合わなかったのか、時間が経ると感想も変わってきそうだなと思いましたq
0投稿日: 2021.05.14
powered by ブクログ私は基本的にネガティブで心配性で厭世的なところがあるので、カフカと物事の捉え方がたぶん似たタイプなのかなとおもう。 身に覚えのある話が多すぎてとても心に刺さった。 好きだったのは、 『皇帝の使者』 『ロビンソン・クルーソー』 『アブラハム』 『メシアの到来』 『だだっ子』 『十一人の息子』 『断食芸人』 あたりかな。 カフカは刺さる人には刺さるし、全く共感できない人にはなにをいってるのかさっぱりで良さが伝わりづらいかもしれない。
0投稿日: 2021.03.30
powered by ブクログカフカは『変身』で好きになったが、本書でも、みぞおちを撫でられるような感覚が味わえる。 ただし、それぞれの話が何を伝えたいのかは、理解できなかったので、今後再読し考察したい。 哀れ、やるせなさ、うしろめたさ、気味悪さ、欺き、なんとも癖になる。
0投稿日: 2020.12.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
掌編から短編まで計30作品。どの話も、カフカの姿がぼんやり浮かんでは溶け込む感じ。私の中で、特にその感覚が強かったのは「ポセイドン」。デスクワークする神というのも、それはそれで想像すると愉快。一番長い話は「巣穴」。アナグマなのかなんなのか。勝手に適当な動物を想像しながら、つくった巣穴に対する持ち主の考えを追う。ときおり挟まるカフカ直筆絵も突出した感性が滲み出ているようで、味わい深い小説集でした。
0投稿日: 2020.09.18
powered by ブクログ“生きていたければ出口を見つけなくてはならず、その出口は逃亡によってはひらけない。”(『ある学会報告』)
0投稿日: 2020.01.08
powered by ブクログこうしてさまざまな短編を読むと、カフカに対する印象が変わります。 この短編集、断食芸人を含んで、なかなか興味深かったです。
0投稿日: 2019.07.28
powered by ブクログ世界一好きな短編、「皇帝の使者」が収録されているという一点で迷わず購入。他のものもカフカらしさ満載で満足です。
2投稿日: 2018.06.11
powered by ブクログ同じ訳者の「カフカ短編集」が面白かったので、こちらも読んでみる。 「寓話集」といっても、カフカがこれは寓話でこれは短編と仕分けた訳ではない。タイトルは、「カフカは現代の大人のための楽しい寓話である」という訳者の解釈から来たものだろう。 「短編集」を読んだときは、「そうはいっても、やっぱり暗いよなー」という感じがしたが、こちらは、なるほど寓話と言う感じだな。動物が主人公のものが多いし。 「皇帝の使者」「ジャッカルとアラビア人」「巣穴」「断食芸人」「歌姫ヨゼフィーネ、あるいは二十日鼠族」あたりが、特に面白かった。 きっとどれも昔読んだ事があるはずだけど、印象はかなり違う感じ。自分が変ったのか、訳者の「寓話」としての解釈のせいか。
0投稿日: 2017.05.02
powered by ブクログカフカの残した30の寓話。そもそもカフカの作品は寓話なのだから前出の「カフカ短編集」と対を成す必要もないだろうと感じたが、なるほど本作は寓話性が高い。 孤高の作家カフカ。謙虚な作家カフカ。 そんなイメージを持っていた。 しかし、池内氏の解説にあるように虎視眈々と己の時代がやってくることを待っていた、野心家カフカという視点は一考に値する。 野心家としての視点をもってしても楽しみが変化する作品群で、カフカのベールが未だ謎に包まれていることを感じさせる。
0投稿日: 2016.08.27
powered by ブクログ昨年上演された指輪ホテルの「断食芸人」というお芝居のタイトルが妙に記憶に残っていて、どんな話なのか気になって読んでみた。短編がたくさん入っていて、カフカさんが書いた棒人間みたいなイラストも載ってお得。 わたしはどうも、意味をわかろうと読んでしまうため、カフカさんの小説は意味がわからなくて欲求不満になりそうになる。途中からそのことに気がついて、これは何かの隠喩だとか、この台詞の意味はこうなんじゃないかとか考えないようにして読んだ。 現実はいくら知恵を絞ってみても割り切れない。割っても割ってもなにか余りがでる。そして、その余りは、気味が悪いというか…なんとも嫌な感じに胸に残る。ありそうもないような世界なのに妙にリアリティがある。理屈をつけて説明可能な事象にしようとすればするほど、カフカさんの描く世界に裏切られる。なんだかカフカさんに「世の中そんなに単純じゃねぇよ。」せせら笑われているような心持ちがした。 ともかく、賢いふりをするのは小賢しい行いだからしないようにしようと思った。割り切れない世界を割り切れないまま苦悩して生き続けるのもいいのかもしれない。なんか、カフカさんはそうしてたんじゃないかとふと思う。 Mahalo
0投稿日: 2015.07.10
powered by ブクログカフカが自分で書いたイラスト、「誰かに見られると即座に捨てた」ってこれ・・・黒歴史ってやつなんじゃ・・・ これこそ燃やしてもらえよカフカ・・・
0投稿日: 2014.12.06
powered by ブクログ"メシアはやってくるだろう――もはや必要なくなったときに。到来の日より一日遅れてやってくる。最後の日ではなく、とどのつまり、いまわのきわにやってくる。"
0投稿日: 2014.10.03
powered by ブクログ短編がメインです。1Pで終わっちゃう話も……(1Pってなんだよ)。 一番印象に残ったのは「巣穴」。やたら長いくせに、主人公が「あああ、どうしよう、あああ」ってな感じでそのままフェードアウトする。読んでてかなりイライラした(悪い意味ではなくてです)。
1投稿日: 2014.06.19
powered by ブクログ扉ページの次の絵。 この人はもうずっと深刻なままでいる。 このままもう立ち直ることはない。 この人は同一人物なのか、それぞれ別人なのか、男なのか、女なのか、作者自身なのか、赤の他人なのか。ひとつのストーリーなのか。 この人は、うな垂れ、手枷で曳きたてられ、法廷に立たされ、希望を持った次の瞬間に裏切られる。 ように見える。 この絵をよく見てからカフカを読むべきかどうか判断すべきでしょう。
0投稿日: 2013.10.12
powered by ブクログ結構わかりやすいことをやっている。案外とおもしろい。けど、これって歴史的な価値?以上のものなんだろうか。カフカ以外の名義で、例えば無名の若い作家の名義で新しく出版されても評価されるんだろうか。なんて思った。表現をいじれば普通にウケるかな。孤独とか不安とか。ね。
0投稿日: 2013.08.30
powered by ブクログフランツカフカの短編集。 長編はちょっとまだ荷が重いのかいつも途中で断念してしまうのでこちらを読んでみたら無事読破。 摩訶不思議なカフカワールドに浸れました。 「巣穴」、「アレクサンドロス大王」、「断食芸人」が好み。
2投稿日: 2013.07.17
powered by ブクログ岩波文庫のもう1つのカフカの短編集です。 個人的には「カフカ短篇集」の方が好みですが、カフカの短編を他にも読みたいって方はこちらもどうぞです。 岩波文庫の短編集は、手頃で手軽に手にしやすい点で、おすすめです。
0投稿日: 2013.07.11
powered by ブクログ初めてのカフカ作品。寓話が元々好きだったこともあり、残酷な表現も多々見られたが楽しく読めた。けれども、どこか不安になってくるお話たち。ちょっとしたスリルや奇妙な雰囲気を漂わせるお話を求める方におススメ。
0投稿日: 2013.03.10
powered by ブクログ「寓話」の題名通り、人間以外の生物が多く登場することで人間の滑稽さ、高慢さが描かれていた。夢の中のような話というか… 隠喩的な感じ?シュールだった。独り言のような文体が多く、なおさら夢日記のような雰囲気を醸し出していた。 ちょっと読むには尚早だったかなー?
0投稿日: 2012.09.02
powered by ブクログ・『断食芸人』…インパクトあり。タイトル、内容ともに。 ・『皇帝の使者』…いかにもカフカ然としていたなあ。彼の価値観に触れられるような。 ・『走り過ぎる者たち』…このテイストも大好き。 わずか4,5行で終わってしまう小さな話も何点かあった。
0投稿日: 2012.07.21
powered by ブクログ「巣穴」の自意識の書き方は、 実際に人がものを考えるときの感覚に、すごく近いと思った。 最後のお話に、やたらとチュウチュウって書いてあるのに思わず微笑ましくなった。笑
2投稿日: 2012.06.26
powered by ブクログ最初の2ページを読むだけで分かる。 ああ、カフカだと。 物語の中に入ったと思ったら、読者はそこに置き去りにされる。 誰も追いつけない。カフカにだけは。 自分なりに色々な作品を読んできたつもりだが、 カフカの世界に似た作品、世界観をもつものには未だに無い。 なぜカフカだけがここに行き着けたのだろうか。
0投稿日: 2011.10.09
powered by ブクログたいして理解もできず、ただ状況だけ漠然と浮かんだ。 終わりがそこで終わりなのか、気になるものが多かった。
0投稿日: 2011.01.13
powered by ブクログ「断食芸人」と「歌姫ヨゼフィーネ、あるいは二十日鼠族」、「最初の悩み」、そして未完のままに終わっている「巣穴」がよかった。 「巣穴」の主人公は未知なる外敵に怯え、完璧に作り上げた彼の巣穴をめちゃくちゃに掘り返しはじめる。 しかし読者には、静謐な巣穴をこの上なく愛するこの「私」が誰なのか、いったいどのような獣なのか、まるでわからない。 取るに足らないことに思える妄想に振り回され、ひたすら穴を掘り続ける「私」に、つい自分を重ねてしまったりする。
2投稿日: 2011.01.06
powered by ブクログ作者の意図やストーリーをつかむのが難しい。なかなか文章が頭に入らず、後半は無理矢理一気に読んだ。しかし、全体として不思議な余韻が残る作品集で面白いものも中にはあった。特に、「断食芸人」「使者」が面白かった。一方で訳のわからないのも目立ったのだが。カフカ作の挿絵なかなかいいね。
0投稿日: 2010.10.14
powered by ブクログ○ある学会報告 ・自由などほしくありません。出口さえあればいいのです。右であれ左であれ、どこに向けてであれですね、ただこれ一つを願いました。 ・それが錯覚であろうともかまわない、要求がささやかならば錯覚もまたささやかなものであるはずです。 ○アブラハム ・この世の単調さが我慢ならないと思い込んでいた。しかしこの世は周知のとおり、おそろしく多彩であって、ほんのひと握りの現実をみさえすれば、すぐにも納得がいくはずだ。とすると、この世の単調さに対するアブラハムの嘆きは、いたって多彩なこの世と十分深くなじんでこなかったことへの嘆きにほかならない。 ○最初の悩み ・ひとたびこの種のことに悩みを抱いたら、それきりでやんだりするだろうか。悩みというものは次々と増えていく。いずれはいのち取りになりかねない。
0投稿日: 2010.07.19
powered by ブクログカフカの書くものはなかなか難しい。けどこれは寓話で短いのばかりなので読みやすい。 カフカのみょうちくりんなえがかわいい。
0投稿日: 2009.09.01
powered by ブクログ「疑う」ってどういうことなのかなーと思う。なんだかなあ。皆高評価をつけてるって事は読めてるのかな。すごいな。私は多分この本読めてはいないと思う。(桐切)
0投稿日: 2008.03.19
powered by ブクログやはり独特の悪夢っぽさが目に付きます。不条理さと唐突さの中にも何故か引き摺り込まれてしまう。個人的には「柩」が一押し。
0投稿日: 2007.03.23
powered by ブクログ冒頭の「皇帝の使者」が秀逸。ビックになりたいけどどうしたらいいかわかんねえーって人がいたのね。そのなれない理由もそれなりにかってに解釈して。
0投稿日: 2007.01.11
powered by ブクログ『掟の門』と『父の気がかり』がとてつもなく好きです。 あたしのレビューなんて蛇足でしょう。ねぇ。
0投稿日: 2006.10.01
powered by ブクログ大好きなカフカの寓話集です。同じく岩波から短編集も出ています。 五行で完結する短編「使者」がお気に入りです。 王になるか使者になるかという選択でみなが使者を志願したという話。五行しかないですが、結構深いと私は思っています。
0投稿日: 2006.09.05
powered by ブクログカフカの短編集。うーむ。なんだろうなあ、これ大学1年のときに読んだら、好きになってたのかなあ。これ全部、小説の体をなしてないんですわ。ほとんど独白。それが俺にはしんどくてねえ。「巣穴」とかの感じは分かる気がするんだけど、最後まで読むのがしんどくて。無理やり読み終えた感じ。とりあえず訳は巧い気がした。なんとなく。こなれていて読みやすい。
0投稿日: 2006.05.05
