
総合評価
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powered by ブクログ「青の炎」貴志祐介 小説も映画も見ました。 ただただ悲しくてやりきれない。 解決策はもっと他にあったんじゃないかと思えて仕方なかったんだけど、あの選択がが精一杯だったんだと感じることしか出来ない。 動機が動機だから余計に主人公に幸せになって欲しいと感じたのかも。 ラストが辛かった。賢い少年だったんだからもう少し後のこと想定できたんじゃない?と思わず思ってしまったけど、 高校生だもんなー。もしかするともういっぱいいっぱいだったんだろうな。
1投稿日: 2011.07.12
powered by ブクログ母と妹を守り抜いたつもりの優等生。 しかし、本当の現実は、違うのだと言いたい。法律では、手が出せない事から犯罪に走ってしまい自滅の道を選んだ高校生の発想が少しリアルでもあった。こんなドライな人間が増えてるんだろうか?
1投稿日: 2011.07.10
powered by ブクログ主人公が家族のために完全犯罪を目論む話。 描写が細かくてつい主人公にシンクロしてしまって、人を殺すときの気持ちとかあっけなさとか、警察が来たときの心の動きとか、些細なところから罪がバレていくとことか…読んでいてこっちも精神的にぐったり疲れてしまった(いい意味で) 最初は「なんでこんなに殺人の準備の描写を細か~~くしなきゃいけないんだろ?」って思ってたのに、気付けば主人公と一緒に生きている心地でした。 このお話の切ないところは、主人公は自分のためじゃなくて家族を守るために殺人を犯しているということ。最後の決断も、自分擁護じゃなくて家族を守るための行動だったこと。 なんとも言えない気持ちになったのでした。
0投稿日: 2011.07.08
powered by ブクログ今までにない感じの推理小説 優秀な頭脳で淡々と生み出され語られる殺人トリックの考察と 「守るために」殺す そう決心しつつも 迷いや恐れを感じる少年の繊細な心理描写のギャップが、独特な世界を作り出している
0投稿日: 2011.07.08
powered by ブクログ母と妹を守るため、父親を殺す計画を立てた少年の物語。読んでてつらかった。青春ものとしても成り立っている。
0投稿日: 2011.07.06
powered by ブクログ暴力的な父親からかわいい妹を守るには、高校生という年齢は幼すぎる。 ラストが悲しいストーリー。 主人公は高校生、エネルギッシュで爽快。 映画のせいで、主人公が二宮くんで再生される・・・
1投稿日: 2011.07.01
powered by ブクログ初めて読んだ貴志祐介さんの本。 高校生の主人公が、完全犯罪を狙う。 主人公がクール。 ライトノベルじゃないかと間違えたりする。 たまに描写がエロい。 面白い。 青春とはこういうものなのだなと思ったりする。
0投稿日: 2011.06.30
powered by ブクログ日常を害し始めた母の元夫から家族を守るため完全犯罪を決意した高校生、秀一。あまりにも切なすぎる倒叙小説。胸が痛いです。
0投稿日: 2011.06.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
17歳で、こんなにも複雑で重苦しい苦悩を抱えていた秀一が悲しすぎた。綿密に冷静に完全犯罪を練っている姿は、高校生の少年とは思えないほど不気味で、でも切なくて…。拓也に犯罪がばれて、拓也を殺すことを考える所ぐらいから、秀一がどんどん冷静さを失っていって、最後トラックに突っ込んでいく場面は、秀一がまるでガラスみたいにパラパラと割れるようで、もう耐えられないんだよなぁ、とやりきれない気持ちになった。
0投稿日: 2011.06.19
powered by ブクログ『家族を守るため』。緻密に練った計画がこんなにも簡単に崩れてしまうなんて‥。 紀子と秀一の関係がすごく悲しかった。やっぱり解説にもあるように犯人側から書かれたミステリーは感情、動機が明らかになるため読みごたえがあると思う。
0投稿日: 2011.06.18
powered by ブクログ5年くらい前に読んだ本だけれど、今でもまだ記憶に残っています。 この本を読んで貴志さんにハマった。
0投稿日: 2011.06.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なんだかひどくやりきれないですね…。動機から結末まで全部。 殺人なんて道を選んだら最後、転がり落ちていくしかないと解らないはずはないだろうに。悲しいね。 一体いつどこでどうやって綻んでいくのかドキドキしながら読み進めてしまいました。そして最後、あああそうなっちゃうのかあああ!という…残された家族と紀子かわいそう。
0投稿日: 2011.06.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
貴志祐介の2冊目の本だ。 舞台は鵠沼から藤沢でかなり描写される風景が地元だったのでリアルに分かった。 男子高校生が主人公である。 恋愛も多少あり 読んでいるうちに引き込まれていく感じを久しぶりに味わった。
0投稿日: 2011.06.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「こんなにもせつない殺人者がかつていただろうか。」 こんな帯がついてますが、、、この主人公がせつない殺人者だとは思えませんでした。 確かに義父はひどいヤツだったかもしれない。でも、殺人以外になにかできることがあったのではないか。もっと、母と妹とそして義父と話し合っていれば、義父の病気のことがわかったかもしれないし。 主人公は確かに優秀で頭もいいのでしょう。そこから来る、完全犯罪への自信がひどく嫌な感じでした。どこからくるんだ、その自信。 友人、大人、刑事までも見下しているような態度が、まったく共感できませんでした。 あれほど頭がよければ、もっとほかの方法を見つけられただろうに。 さらに、友人まで。。。 殺すしかないんだ、といいながら、完全犯罪を組み立てていく姿は、むしろ積極的に見えます。 友人の大門が言った言葉が印象的でした。 「瞋恚(しんい)は、三毒の一つなんだよ」 「一度火をつけてしまうと、瞋(いか)りの炎は際限なく燃え広がり、やがては、自分自身をも焼き尽くすことになるって」 ※瞋恚(しんい):怒ること。憤ること。 冒頭から破滅への道がわかりすぎてて、悲しい。
0投稿日: 2011.06.06
powered by ブクログ嘘をつき続ける主人公の辛く孤独な気持ちが伝わりました。最後の結末、あ~そうなっちゃうんだって何だろう、最後まで彼は孤独なんだって。優しく孤独な彼に同情しました。とても読み応えある作品。
0投稿日: 2011.06.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
突然家に居つくようになった母親の元の夫から母親と妹を守るため、「完全犯罪」を目論む少年・櫛森秀一。 クールに実行の日へと準備を進める秀一だったが・・・!! 少年犯罪モノは心が痛みます。 今回のようなケース特に・・・・・・。 ただ、実行後の自分の精神状態がどうなるかとか、完全犯罪の難しさとかへの考え方が甘かっただけだと思います。 結末を迎えた後の家族の運命を思うと、ひたすらに悲しいです。 知識を得て綿密に計画しているように見える一方で、到底完全犯罪とは言えないような危うい綱渡りや穴もあります。 特に鍵の隠し方は、最後のエピソードのために其処に隠したとしか思えません。 一旦読み出すと、続きが気になりすぎて止まらなくなる小説ですよw
0投稿日: 2011.05.30
powered by ブクログ貴志佑介の作品の中では一番超常的でなく身近な話、というか主人公に感情移入しやすく青春を感じられる話。泣きました。
0投稿日: 2011.05.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公の気持ちがすごくわかる。かなり序盤で殺人を決意して実行しようとするので、ハラハラして成功するようにと手に汗を握りながら祈ってしまった。あまりにも家族思いのいいお兄さんなんだもの。それだけにラストが切なくて涙が出た。
0投稿日: 2011.05.29
powered by ブクログ瞋りの炎は際限なく燃え広がり、やがては、自分自身をも焼き尽くす。 どうしようもない男から家族を守るためにとった最善の行動は最悪の方向へ。殺人犯を応援したくなった珍しい小説。読み終わった後にため息をつき、切なさ、やるせなさだけが残った・・・。
0投稿日: 2011.05.25
powered by ブクログずっと気にはなっていたのに読めていなかった本。 最後の1ページで、久しぶりに本読んで泣いたー。 山月記もこころも好きな本なので、そこは嬉しかったです。 映画が見たいような、見たくないような。
0投稿日: 2011.05.23
powered by ブクログまたダブって買っちゃったよ。すでに実家にあるのに、コスタメサで買っちゃったよ。 でも。でもでも! 買ってよかった、青の炎。待たなくて良かった、青の炎。 確かに貴志のジャンル、ホラーじゃないけど、自分にどんぴしゃの・・・ミステリー?・・・「倒叙推理小説」! 主人公の心の内がたーっぷり見えるって意味では「倒叙小説」自体もOKなんだけど、この場合ストライクゾーンだったのは「倒叙」そのものじゃなくて、心の内のほう。 もうね、少年が大切なものを守るために必死に頭を使って孤軍奮闘とかね、この世で最も尊いことなんじゃないかと。 もちろんこの本みたいに犯罪に手を染める以外にも、全力で何かに打ち込むとか、小旅行に出るとか、もう何でも!何でもいいから一生懸命な少年っていいね!! で、この本の主人公は、残念ながら普通の青春を謳歌できるような家庭状況じゃなかったため、彼の青春パワーを犯罪方向へ注ぐようになったんですが、動機がね!もう動機がね!! 自分の感動ストライクゾーン真っ只中! 家族愛とか好きすぎる!こんなお兄ちゃんが欲しかった! そして弟のためなら何でもやるぞ、私は!!弟達よ! 貴志=ホラーというイメージでしたが、これは純粋な青春小説として読みました。 確かに殺人とか出てきますが、やっぱり根底にある、彼の苦悩や努力や考え方等、テーマは青春かと。
0投稿日: 2011.05.16
powered by ブクログ今のところの第3位。かつてこんなに切ない青春ミステリーがあっただろうか。酒と暴力に溺れた同居人である第二の父親を、家族から守るために立ち向かう主人公の気持ちに感情移入しすぎてしまい、その後何日か放心状態になり、そのほかの本を読めなくなったほどだ。それくらい感傷的にさせられた。また、江ノ島の海岸沿いを、主人公が高校へ通学するためにロードレーサーで走っている場面が度々あるのだが、そのときにMr.childrenの『HANABI』のメロディがすごく合う。自分の地元が舞台になっているためか、潮の匂いやカモメの飛ぶ姿、海風などがリアルに小説から喚起された。とにかく、一生忘れない本。
0投稿日: 2011.05.12
powered by ブクログ非常に非常に大好きな本です。最初二宮君が映画主演してたので、そういうアイドルが主役張るタイプの話なのかな~と思ってたらそうでもなかった。すごく悲しい話なんですが、貴志さんの巧みな文章力でわりとすらすら読めるし、櫛森君に感情移入がしやすかったです。作品全体の完成度がとても高いと見受けました。あと映画もこれが結構良くて画面も綺麗だし世界観が守られてて緻密に描写されてるし、あ、でもすごい前に見た時の記憶なので時間出来たらもう一回映画の方は見ようかと。本の映画化ってキャスティングに失敗してたり、演出が荒くなりがちだと思うんですが青の炎に関してはそういう気はしませんでした。なので本、映画ともにお勧めできる作品だと思います。
0投稿日: 2011.05.11
powered by ブクログ高校生の主人公が自分や家族との生活を守るため、暴力的な父親を殺す決心をする。 主人公に感情移入してぐんぐん読んでいったが、ラストが少し物足りない。 鎌倉を主人公がロードバイクでかけるシーンは爽快感を覚えた。
0投稿日: 2011.05.10
powered by ブクログ初めて読んだ貴志祐介作品です。これは名作でした。 映画化されてるのは知っていて、以前購入したまま積読になってたんだけど、やっと読めた。 家族思いの青年の計画殺人が描かれる。 主人公の青年は知的で、家族思いで、だからこそ、殺人という手段を行使せざるを得ない彼が不憫でならなくて。 おれは彼の気持ちに寄り添って小説を読めた。 殺人がばれなければいいと応援する気持ちになるだけに、次第に歯車が狂い始めるのが読んでいてつらかった。 青年の計画が細部にわたるまで描写され、説明されていて、とてもリアリティがある小説。 殺人に至るまでの青年の心の葛藤も繊細に描かれていて、感情移入したまま物語に没頭できました。
0投稿日: 2011.05.08
powered by ブクログDVDを見直してやはり名作と感動し、原作も再読しました。 やっぱり好きです。この作品。 こんなに主人公を応援したくなる作品はないです。 抱えきれない大きなものと、戦い続ける姿に自然と涙が込み上げてきます。 映画は秀一の心情の描写をかなりカットしてしまいましたが、それでもニノの演技は瑞々しくて、切な過ぎて苦しいくらいでした。 またDVDと原作をセットで見て、江ノ島に行って浸りたいです。 2011.5.2
0投稿日: 2011.05.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公は家族の幸せを守るため、家庭を踏みにじる闖入者である曾根の殺害を計画する。作中にでてくる「力なき正義は無力なり。正義なき力は暴力なり」という言葉が印象に残っている。言うなれば主人公、櫛森秀一がとった行動には「正義ある力」という表現が当てはまるように思う。人を殺害するのだからその力は暴力であることに間違いはない。ただ、そこに秀一なりの正義が存在するからこそ、この物語は魅力的であり主人公である秀一に対して不快感を覚えることなく読むことができるのだと感じた。ただ、2度目の殺害に関しては致し方なかったとはいえ他にもなにか方法があったのではないかと思ってしまった。作品全体を通じて感じた秀一の正義とは「愛する家族を守ること」であったように思う。このことは物語の始めから終わりまで一貫されていた気がする。
0投稿日: 2011.04.27
powered by ブクログこれ蜷川幸雄×二宮和也で映画してる。 要チェック。 この本が出版された時の帯は 「こんなにも哀しい完全犯罪があっただろうか」 でした。 うん、このフレーズに尽きる。 ただ私が中学生の時に初めてこれ読んだ時は、 秀一格好ええーー!! ってなったんやけど、 最近読み直したらちょっとガキっぽく感じたのは私が大人になったからか´`` 高校生の話やから、 作中に国語やら英語やら化学やらめっちゃ勉強してる場面があって、 これ読んだら私も勉強する気になる。
0投稿日: 2011.04.25
powered by ブクログ家族思いの高校生の、切なくなる話でした。 自分が高校生の時はこんなに賢くなかったな、と思いつつ、その賢さが仇になってしまったのも悲しかったです。 若い主人公の、青春小説のはずなのに、なんとも言えない読了感。 主人公に肩入れしてしまう分、どうにかならなかったのか、と辛くなりました。 青の炎というタイトルがぴったりな作品でした。 人におすすめできる小説が増えました。
0投稿日: 2011.04.23
powered by ブクログ住んでいる湘南を舞台にした本ということで読みました。 地域の描写が超細かくて正確なので、リアルに想像して読めました。 主人公が殺人を犯して行く経緯、心情がとても切なく、 こういう経緯でなら普通の人、例えば私も、殺人を犯してしまうのかもしれないと思えて怖かったです。 二宮和也さん主演の映画も今度見てみようと思います。
0投稿日: 2011.04.10
powered by ブクログDVDを先に見た。見終わってから私は思った "人ってこんなに凶変してしまうのか" それから原作が読みたくなり、買った。 原作では読み続けることができないくらい心が苦しくなった。 誰か一人でも自分を信じてくれる人がいることは、とても幸せなこと。 それを皆忘れている。あなたには自分を信じてくれる人はいますか?
0投稿日: 2011.04.05
powered by ブクログ切なかった。主人公のキャラクターがとても良いし、殺人の動機もすごく共感できてしまう。絶対にばれてほしくなかったけど、やっぱりそれは無理なのか。あんな結末しかなかったなんて、理不尽すぎる。
0投稿日: 2011.04.04
powered by ブクログ今まで呼んだ本で一番好き。 櫛森くんが叶えようとしたのは家族が幸せになること。 高校生はやっぱりまだまだ子供だなって思う。 大人だったらもっと解決策はあったかもしれない。 子供だったが故の、悲しくて切ない完全犯罪。
0投稿日: 2011.04.04
powered by ブクログ作者の取材・調査に感服させられる。意味あるものだったはずの殺人が無意味と化し、無意味になりそうである殺人を意味あるものとすべく殺人を重ねる。 解説にもあるが、本書は倒叙推理小説という括りらしい。推理小説の括りなんて密室モノだとかしか知らなかったので、そういうものもあるのかと知れてよかった。
0投稿日: 2011.03.28
powered by ブクログ評判がよかったので読んでみた 家族を守るために完全犯罪を目論む高校生の切ない話 評判通りのいい小説だった
0投稿日: 2011.03.28
powered by ブクログこの作品の映画が見たいと思ってたけど、本だけでお腹いっぱい。 話的には好き?かな? でも登場人物の言動が芝居がかってるとこが苦手…。
0投稿日: 2011.03.26
powered by ブクログ自分が本を読み始めたときに決めた目標図書のうちの一つです。 ある日突然家に押しかけ、居座ってしまった母の前夫である曾根隆司。 主人公の秀一は、酒に溺れ、ギャンブルに狂い、家族に暴力を振るう曾根を完全犯罪をもって「強制終了」させようとする。 その前後部分の苦悩や、周りの友人達、紀子との関係が なまなましく、リアリティを感じさせてくれます。 最後のあとがきにはフィクションって書いてありましたが 本当じゃないのか?この話は。と思ったくらいです。 貴志祐介は初めて読んだけど面白すぎます。 絶対にオススメ。
0投稿日: 2011.03.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
梅雨の中休みに 部屋で読んだ。 冷たい海に浸かったように 体の末端が冷え切り 心拍数が上がる。 昔 主人公と同じように 過ちを犯し 安寧な日々の生活が 崩れる音を・・・ その音を聞いたことが ある人間だからなのか 僕には辛い。 だが、 誰しも一度や二度は 何かしら過ちを犯し その音を聞いたことが あるのではないだろうか。 「青の炎」を読むと 辛い苦しい思いをするが 変わりに得るものは大きい。
0投稿日: 2011.03.22
powered by ブクログニノが表紙。 ドキドキするし、ハラハラするし、何より切ない。 秀一はすごく優しい人間なんだな…
0投稿日: 2011.03.18
powered by ブクログ櫛森秀一は、湘南の高校に通う17歳。女手一つで家計を担う母と素直で明るい妹との三人暮らし。その平和な家庭の一家団欒を踏みにじる闖入者が現れた。母が10年前、再婚しすぐに別れた男、曾根だった。曾根は秀一の家に居座って傍若無人に振る舞い、母の体のみならず妹にまで手を出そうとしていた。警察も法律も家族の幸せを取り返してはくれないことを知った秀一は決意する。自らの手で曾根を葬り去ることを……。 完全犯罪に挑む少年の孤独な戦い。その哀切な心象風景を精妙な筆致で描き上げた、日本ミステリー史に残る感動の名作。
0投稿日: 2011.03.16
powered by ブクログ秀才が完全犯罪を目論み破綻していく、、、。 どこかのテンプレートにありそうだけれど、貴志さんの知識に裏打ちされた中身には凄みがあります。 心理描写が巧く引き込まれました。ただ拓也にターゲットが変わってからは、動機や方法にちょっと共感が出来ずでした。 終わり方は切なくて好きです。
0投稿日: 2011.03.15
powered by ブクログもっと犯行が発覚するまで時間かかるかと思ったら、あっけなく逮捕で、あんなにバレないようにやったのにって思った。家族を守ろうとする気持ちが強かったな。
0投稿日: 2011.03.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
もうかれこれ8年くらい前ですかね。 熱心な貴志祐介ファンに薦められて読んだのですが、めちゃくちゃハマりました。 少年の淡い想いや、殺人に至るまでの経緯、その後の葛藤。そしてラスト。 彼はこれで良かったのだろうかと読み返した後、何度も思いました。 心に残る名作だと思います。 とりあえず若いうちに読んで欲しいと思ったり。
0投稿日: 2011.03.09
powered by ブクログ映画もだったけど、終わったあと、ずどーんってなりすぎてなかなか立ち直れません(´・ω・`) 本を読んでここまで泣いたのは初めてだった気がする…
0投稿日: 2011.03.08
powered by ブクログ本当につい今し方、この作品を読み終えたのだが、ハッキリと言ってもう、とてつもない興奮状態にある。本当に面白かった。これは傑作だ。 貴志祐介の作品はその周到な取材と緻密なプロットからどれも秀作と呼ばれるのだが、これは今まで読んだ氏の作品の中でも一番興奮した。 この作品には他の貴志祐介の作品とは大きく異なっている点がある。それは、主人公が高校生であるということだ。 『青の炎』は、彼の生み出す圧倒的な筆致と練り込まれたストーリーに“青春”という要素が加えられ、今までにない何か新しい形を為した到叙推理小説だと思う。青春という言葉の持つ爽やかさと、到叙推理小説の持つどこか暗く、スリル溢れる展開が絶妙に混じり合い、今までに感じたことの無い程の面白さが生まれている。 考え込まれた殺人方法と、それに到るまでの葛藤。大抵の到叙推理小説は、ここまでに話の重点を置いてしまうのだが、この作品には随所に様々な感情の移ろいが描かれていて、結果的にそれが生む“感傷”が一つのテーマになっている。 何か一つの要素が欠けていただけでも、恐らくこの物語はここまで昇華しなかっただろうと思う。巧妙なバランスで保たれた最高の作品だと感じた。まだ未読の人に是非勧めたい作品がまたひとつ増えたことが、読書を趣味とする人間にとっては最高に幸せなことである。
0投稿日: 2011.03.08
powered by ブクログミステリーとしてはいまいち。トリックがどうでもよく思えて読み流してました。 主人公の心情は良かったと思います。家族の幸せを一番に想うところはすてき。
0投稿日: 2011.03.08
powered by ブクログ今の幸せな生活に邪魔者が現れて、 その人さえいなくなれば元の幸せが戻ってくるなら。 その人さえなくなれば、という思いが出てくるのは当然だと思う。 その邪魔者がそのレベルまで浸透してくるのか それにより対処法は変わってくるだろうけど 家庭にまで侵入してきたのなら、消すことを考えてしまうかもしれない。 主人公の身には実際この恐怖が起こり、 高校生ながら、邪魔者を消すことを選んだ。 ただ一心に家族と幸せを守ろうとしていることは純粋で ただその方法が犯罪で。 一気に読み切ってしまったけども 殺害方法が詳しすぎて逆によくわからなくなったので 軽~く読み流した・ そこはそこまで詳細はなくてよいかも、と思った。
0投稿日: 2011.03.05
powered by ブクログ母と妹の3人で仲良く暮らす櫛森秀一。しかし母が10年前再婚しすぐに別れた最低最悪の男の出現によってすべてが崩れて行く。警察も法律も通用しない相手。家族を守るために秀一は完全犯罪を決意する。
0投稿日: 2011.03.05
powered by ブクログラストが凄く切ないお話です。 ただ、途中の殺方法が少し私にはそこまで細かくなくてもよかったかも。。。と、その部分はかなりまきで読んでしまいました。 貴志さんの作品は始めてだったので、次はこのミスに選ばれたのを読んでみようかなと思います。
0投稿日: 2011.03.04
powered by ブクログもう、ただひたすらラストに号泣しました。 途中でどんなに読むのに色々な理由で挫けかけても、最後まで読むべき。 それによって想像以上のショックはあるかもしれないけれど、ぜったい最後まで読むべきだと思います。 特に、もう映画(まだ観てないのですが)キャストが頭に入っているだけに、すべてハッキリと映像で想像できてしまって、辛かったです。 秀一の優しさとか不器用さとか、青臭さとか男子高生らしさ、彼くらいの年頃の男子が当然に持っているものなのに、すべてが切なくなります。
0投稿日: 2011.03.01
powered by ブクログ貴志祐介のこの緻密さが大好き! 貴志さんの作品のなかでは読みやすい、とゆーか短いと思う。そこが少し物足りない気も… けどきっと誰でも持っているであろう人間の闇をひしひしと感じる。リアリティ。無敵の大門の主人公との対比がまた良い。
0投稿日: 2011.02.23
powered by ブクログ切ない。とにかく切ない。 でも責められない。 ほんとにモヤモヤしました。 でも可哀想だと思いました。
0投稿日: 2011.02.22
powered by ブクログ高校の時に好きだった人にもらった本。 話題になってるのは知ってたけど、もらって大切に読んだ作品。 だから思い入れはちょっと特別かも。 映画にもなってるけど、見ようとは思わないです。 かなり本のイメージが崩れそうで・・・ 完全犯罪は成り立たないんですね。 色々な偶然が重なり合って、いつか真実が明るみにでてしまう。 大切な人にもらった本なので無条件に好きなのかも。
0投稿日: 2011.02.20
powered by ブクログ黒い家、天使の囀りと読んではまり、自分で買った本。 ホラーと期待していたらホラーでなかった。(勘違い) 理知的な主人公の青年、読みごたえはあった。 最後の結末に納得いかず・・
0投稿日: 2011.02.19
powered by ブクログ悪人なら殺しちゃってもいいんじゃ?って思ってしまう1冊。 なんというかこんな家庭環境なら私だってどうなるか分からんよ! 虐待・暴力・貧乏とかの負のスパイラルから抜け出せない 家庭の子どもたちをどうやったら守ってあげられるんだろうね。 施設があるじゃないっていうけど 母子家庭手当てだったり、扶養控除、子ども手当てを 取り上げられたくない親たちは虐待してる子ども(=金に見えてる)を 手放したりしないんだよ。 なんかそんなこと悶々と考えちゃう本。切ない。
0投稿日: 2011.02.17
powered by ブクログ少年による完全犯罪への道。 少年がそれを決意するまでには、しかるべき理由があり、彼には守らなければならないものがあった。 とめられない感情をもったとき人間はどうするのか。 なにをどこまで犠牲にできるのか。 切なくなってしまう結末だけど、読んでよかった。 犯罪に冷静に挑む主人公が切ない。寂しい。
0投稿日: 2011.02.16
powered by ブクログわざわざ小説にしなくても。 これを読んで泣いたりする位なら、新聞をちゃんと読んで世の中で起こっているいろんな事を考える方が先だ、と思ってしまった。
0投稿日: 2011.02.16
powered by ブクログさわやかでした。 少年のことを、応援してしまう。 最後は残念だったけれど、綺麗な終わり方ではあったかなと思う。
0投稿日: 2011.02.14
powered by ブクログやっと読めた。 何度ギブしようと思ったか。 少年(犯人)視点だからかな、ドキドキもなく犯行計画とか少年の葛藤、迷いとかがくどくて・・・。
0投稿日: 2011.02.06
powered by ブクログそれは、あかん・・・ 同じ長男として、 感情移入しまくりで読み、途中で読みたくなくなってしまった始末。 高校時代、懐かしいなー
0投稿日: 2011.02.02
powered by ブクログ裏の紹介文には「完全犯罪に挑む少年の孤独な戦い」とあるが、実際は完全犯罪(?)達成後の話も全体の半分程度あり、そこから盛り上がってくる。例えるならヒロインを彼女にした後がお楽しみのラブプラスと言った感じ。やった事ないけど。…本当だよ!後半は緊迫感で自分も緊張してくる。最後のシーンは切なさとやるせなさが込み上げ、読後もなお残る。文体も個人的には気に入り、良い小説。胸が詰まった。
0投稿日: 2011.01.30
powered by ブクログ読んでいて気持ち悪さと言うか、痛々しさと言うか、やるせないものが付き纏って辛いものがあった。 だが、引きこまれてしまう。
0投稿日: 2011.01.25
powered by ブクログかつて、こんなにも切ない殺人者がいただろうか この映画は嵐の二宮さんが主演した映画の「青の炎」の原作です。 もちろんニノが好きっていうのもあるけど、少年犯罪に興味があったので 読んでみたのがきっかけです。 家族を守るために殺人を犯す高校生の悲しいお話。 読み終わって、「私が代わりに殺してあげるのに」って思いました。 そんな風に思わせるほど、主人公の彼は、もろくて繊細で不器用で、 母性本能をくすぐるんです。(私だけかも…) もちろん映画もお勧めです! 私は映画のほうが好きかも。 一人大学のPCの前で号泣したのを思い出しますwww 監督はあの蜷川さんです。
0投稿日: 2011.01.22
powered by ブクログなんてことない平和な日常を送る高校生が完全犯罪を企てる。その青さとやりきれなさに、不遇さにぎゅっとなる。陰鬱でなく爽やかに描かれるそれは、どこかすこし甘酸っぱくもある。
0投稿日: 2011.01.16
powered by ブクログ人を殺すのが悪いのか正しいのはさておき、家族のために必死に考えて家族を守るためだけに行動を起こそうとした彼の行動には感じるものがあった。ストーリー上ハッピーエンドに終わることはできないけれども、それでも読み終えた後にはなんともいえない切ない気持ちを抱けるような、そんな素敵な一冊。
0投稿日: 2011.01.15
powered by ブクログまだ20ページだけどラノベと見まごう中二病っぷりに投げ出してしまいそう。 黒い家、クリムゾンと読んだけど主人公が高校生になるだけでこうも変わるとは…。
0投稿日: 2011.01.14
powered by ブクログ世の中には死んだ方がいいやつがいるのか問いかけられる一冊です。 この本を読んでの僕なりの答えは、死んだ方がいいやつはいるです。 悪いやつが得をする世の中の仕組みがやけに目につく内容でした。
0投稿日: 2011.01.04
powered by ブクログ高校生が家族を守るために完全犯罪を目論むのだが、 小さなほころびから完全犯罪は崩れてゆく。 主人公の気持ちに入り込んで読み進むため、ハラハラする場面が続く。どんなに緻密な計画でも、どこかにミスはあるものなんだな。 ラストは切ないが、こうするしかないのかもしれない。
0投稿日: 2011.01.04
powered by ブクログこの本は、犯人が最初からわかっていて警察がトリックをどんどん暴いていくいわゆる倒叙推理小説です。 倒叙推理小説の良い点は、感情移入しやすいというところ。大抵、犯人(あるいは周囲の人物)に同情すべき点がある。また、犯行の綻びが少しずつ露呈していくハラハラ感も味わえる。 この本は、その倒叙小説のトップに君臨する作品といっても過言じゃないと思いました。 もうなんというか感情浸り捲りになること間違いなし。主人公秀一くんの人生の歯車が少しずつ狂いだしていくのが手に取るようにわかります。 少年犯罪物が好きな人是非読んでみてください。一部では、青春小説と呼ばれているとかいないとか。にしても、切ない。
0投稿日: 2011.01.03
powered by ブクログドラマでありそうなストーリー。だけど、母子家庭が抱えているかもしれない問題を、主人公が何とか解決しようと試行錯誤する様が印象的。結果を求めすぎてしまう過ちを教えてくれつつも、悲劇を含み胸を打つ物語
0投稿日: 2010.12.28
powered by ブクログ一番印象に残ったのは“Last straw”を秀一が要約するシーン。 《駱駝の背中に、一本ずつ藁を乗せていく。やがて、どこかで耐えられる荷重の限界がやって来て、駱駝の背中はへし折れる。その、最後のとどめとなる一本の藁が、“Last straw”なのだ。》 秀一の最後の藁がまさかあんな… 夢中になりました。おもしろい!
0投稿日: 2010.12.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
大門、紀子、ゲイツの3人が、秀一を庇う為に嘘の証言をしたと警察に聞かされた場面で涙が溢れ、最後まで泣きながら読みました。あまりにも哀しすぎて胸が痛くなります。
1投稿日: 2010.12.08
powered by ブクログタイミングって難しい。 そして高校で勉強する内容を思いの外忘れてる自分にショック。 作者は勉強家だね。 ただ、吹奏楽部にバイオリンはいないよ。
0投稿日: 2010.12.05
powered by ブクログ読み終えたけど、そんなに心に残るものがなかった。主人公が冷静すぎるのか、あまり感情移入できなかった。 ラストはなかなか好き。
0投稿日: 2010.12.04
powered by ブクログ高校生の主人公が幸せを守るために殺人を犯す。彼は完全犯罪によって幸せを守り抜くことができるのか?ラストに向かうにつれて切なさが増していきます。
0投稿日: 2010.12.03
powered by ブクログすごく引き込まれました… こんな体験したことないのに、すごくリアルで自分が主人公になったみたい… ずぅ~っとドキドキしっぱなしでした!! あまりにも気に入ったので、普段は見ない映画も見たんですが(DVDで)、人物描写がちゃんと表現されていなくて全然面白くなかった… 原作はこんなに面白いのに、残念!!
1投稿日: 2010.12.03
powered by ブクログ友人が読んでいて、面白いというので、 僕も読んでみたんですが、確かに面白い。 ミステリーって僕は中々読まないんですが、 それだけに秀逸な本だったので感銘を受けました。 デスノっぽいと感じていますが、 デスノよりずっとリアルで、切ないです。 同年代には絶対オススメする一冊。
0投稿日: 2010.11.27
powered by ブクログ愛する家族を守る為に、殺人を犯す高校生の話。 完全犯罪と思えた巧妙なトリックが次第に綻んでゆく様を、犯人である主人公の目線で綴るミステリー。 はっきり言って、自己中心で身勝手な犯罪なんだけど、泣ける。 刑事が取り調べの中で語る、主人公の友達に関するくだり。号泣でした。 ラストも切ない。だけど身勝手なんだなー。
0投稿日: 2010.11.26
powered by ブクログ嵐二宮×松浦亜弥の映画版よりは間違いなく面白い。父親を殺す少年の心の葛藤がよく描かれておる。特に中学生の主人公が殺人を計画する部分が非常に生々しい感じがした。
0投稿日: 2010.11.26
powered by ブクログさらっと読めた。読み進めていくうちに、殺人を犯す主人公に感情移入していき、取り調べの部分では息が苦しくなった。そうであるにもかかわらず、結末に関してすっきりせず、むしろ最後までこの主人公は自己中心的な考え方しかできない奴だったな、と思ってしまったのが面白かった。筆者が本当に意図しているものが行間にうまく隠されているような感じなので、そう思うのかもしれない。
0投稿日: 2010.11.24
powered by ブクログ高校生の主人公が、母親や妹に暴力を振るって働きもしない寄生虫な父親から家族を守るためには殺すしかないと考え、完全犯罪を計画する。これだけで面白そうだから買ってみた。 犯罪のトリックはしっかりしていて面白いし、主人公の心情描写もすごい丁寧に書いてあるので一気読みしてしまう。ラストすっきりしないでもない。
0投稿日: 2010.11.23
powered by ブクログ主人公の動機、小道具であるロードレーサー、舞台の江ノ電沿線が良い味を出していた。主人公の足跡を辿る旅行に行った程。良かった。
0投稿日: 2010.11.19
powered by ブクログいやぁ おもしろい。おもしろいといっていいのか疑問ですが・・もちろん気分は落ちましたよ。 何が正義なんでしょ。自分だったらどうするんでしょ。何をもって生きるんでしょ。と色々と考えたり感じたりしました。ということですよ。
0投稿日: 2010.11.13
powered by ブクログ2010.11.09読了。 家族を守るために必死になった少年の話。とても切なくなります。 彼を応援してしまっている自分がいました。 強制終了ってワードがやたらと心に残ってます。
0投稿日: 2010.11.10
powered by ブクログたいへん読み応えのあるおもしろい本でした・・・ 自分の子供も、ちょうど同じ年頃ということもあり、一気に読了いたしました。 そして、たいへんにせつない・・・ 貴志祐介さん、おそらくはじめて読みましたけれど、ほかの作品も読んでみたいとおもいました。
0投稿日: 2010.11.08
powered by ブクログ映画化されたのをきっかけで読みました。 大切なひとを守るために自分の手を汚して、愛するひとをこれ以上傷つけないために愛していないと嘘をついて、これまで切ない殺人者がいたかなって。 少年犯罪でこんなに切なく感じるのは初めてでした。
0投稿日: 2010.11.06
powered by ブクログ終わり方がとても切ない。 もしかしたら、世の中の犯罪には、愛ゆえに犯されてしまったものが結構あるんではないか?とも考えてしまった。 誰かを愛するあまり、誰かを守るために。 印象に残った言葉がある。 瞋恚は三毒の一つ 一度火を付けてしまうと、怒りの炎は際限なく燃え広がり、やがては、自分自身をも焼き尽くすことになる まさにその通りかもしれない。 どんなに理不尽でも、どんなに嫌がらせをされても、怒りは抑えないといけない。 とても難しいことだけれども。 それが本当の愛なのかもしれない。
0投稿日: 2010.10.24
powered by ブクログ個人的にはすごい面白い話だと思った。最後は残念な結末になるが、少年が殺人計画を立て、そこから後戻りできなくなり、、、と先が読みたくなる話だった。
0投稿日: 2010.10.22
powered by ブクログ家族を守るために完全殺人を計画し、実行していくまでは主人公を応援したくなった。が、物語が進むにつれて、だんだん切なくなっていく感じ。
0投稿日: 2010.10.20
powered by ブクログ勉強の合間に一息…というつもりでよむと、 面白くて勉強に集中できなくなることうけあい!!(笑) どうすることもできなかった少年が、殺人という罪を 犯してしまい、更にどうしようもない状況に陥っていく・・・ というお話です。最初から最後まで引きつけられます。 →とゆーか、引きこまれます! 本当に切なくて、悲しい物語です! オススメです! 特にラストが圧巻です。悲しいお話ですが、読んだ後は 何だか静かな気持になるので、勉強に集中できると 思います! (長崎大学 学部生)
0投稿日: 2010.10.13
powered by ブクログ映画を見てすっごい感動して読んでみたけど、個人的には映画の方がうまくまとめられていて良かったかなと思う。映画で説明が欲しかった部分がスッキリしたのは良かった。原作の方はちょっと普通の高校生を掴みきれていないような違和感が残った。切なくってやりきれないけれど綺麗でいとおしい。終わり方は本当に秀逸だなあと思う。
0投稿日: 2010.10.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
半分まではとても良かった。殺意、殺害計画、そして…ってとこまでは楽しかった。 でもそっから先はなかなか読むのが辛かった。あれだね、悲しくて綺麗なのもいいけど、やっぱりハッピーエンドがいいなあ。
0投稿日: 2010.10.11
powered by ブクログ殺人は犯罪なんだけど、殺人に至るまでの状況が悲しすぎる。冷静に勧化れば「それおかしいだろ」っていう部分もあるんだけど、主人公・秀一くんに感情移入してしまうともう終わり。応援する気持ちしかわいてこない。 で、一度殺人を犯してしまった後の主人公の状況がまた救いがない。決死の覚悟で行ったはずの完全犯罪が、他人に見られていたとしたら…。最初から最後まで、悲しくて甘酸っぱくて切ない良書。 コレを読まずして貴志祐介を語るなかれ。
0投稿日: 2010.10.03
powered by ブクログ殺人はいけないけど、途中から 「どうか、完全犯罪が成功しますように…」 って願い、めちゃくちゃ主人公秀一に感情移入して本を読んだ記憶が蘇った。 切なすぎる物語。嵐の二宮クン演じる映画もオススメ。
0投稿日: 2010.09.30
powered by ブクログかなりいけてる本です。 殺人系の物語にしては、主人公のピュアな感情がうまく表現されています。 映画の方も面白いですよ。
0投稿日: 2010.09.27
powered by ブクログ救いが無くて、切なくて、哀しい。 人間の二面性を描いていて、自分もこうなる一瞬があるのでは、 と不安になる。。。。
0投稿日: 2010.09.27
powered by ブクログおすすめされた本が全部面白くてどうしようもない>< 誰かのお気に入りなだけあって一気に読み終えてしまったー
0投稿日: 2010.09.12
powered by ブクログ殺人の理由が理由なだけに主人公を応援したくなる。 確かにもっと幸せに生きることができたはずの子だなぁ…。
0投稿日: 2010.09.12
powered by ブクログ悲しすぎるよ。かなり切なくなる。 こんなにも賢くて優しい子はもっともっと幸せになる方法に 頭をつかわなければいけない。
0投稿日: 2010.09.10
powered by ブクログカバーがニノなんで、映画を見てなくても秀一のイメージがニノに。 ぐんぐんひきつけれられて読めた。 が、 これ以上はサスペンスなんで書かないのがマナーかな。
0投稿日: 2010.08.23
