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高慢と偏見(下)
高慢と偏見(下)
ジェイン・オースティン、中野康司/筑摩書房
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総合評価

55件)
4.3
22
22
6
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    今までこの本を知らなくて本当にもったいなかった!当時の人が書いたので、イギリスの風習とか生活がそのままに描かれていて、今の人が描くなんちゃってではないのがまず良いです。 どっちがどうかは読む人によって変わるかもですが、高慢だったヒーロー(大金持ち)と偏見をもって接していた主人公が恋して幸せに暮らしましたとさ、ENDで大変良かったです。

    0
    投稿日: 2025.09.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前半が余りにも普通に面白かったので、この感じのまま終わるはずないという余計な期待を持ってしまった後半。 もちろん十分読ませる展開は待ち受けているのだが、さすがに近代のエンターテイメント小説がしばしば仕掛けてくるような劇的な転換はなかった。 全編通して感じたのはキャラの立たせ方が現代でも通じている凄さ。 諦観と皮肉にまみれながらゆるっと本質的に的を得たことを言う父親ベネット、もう狂気の権化としか思えないくらい何かにつけて醜態を晒す母親のベネット夫人、極めつけは唯一無二のいとこの奇人コリンズさん。 いやー凄い。この面々が出てきた時の場の流れ、荒れ様が次第に読めてきて癖になるほど。それでいて変に後に引きずらずするするするーと物語が流れていく感じがまるでとりあえずやっとく鉄板ギャグかのよう。 ジェイン・オースティン。本作の前に出版されたのは『分別と多感』で当時の作者名は「by a lady」。そして本作の当時の作者名は「by the Author of Sense & Sensibility(『分別と多感』の作者)」。 物語の普遍性やあけすけな物言いからは想像できないような、やはりそう簡単ではない当時の世相も垣間見える背景とか、この時代にちょっと興味が湧いた。 (登場人物達のほとんどの人達がろくに働かず、日々食事会と旅行に時間を費やしている。。。富の傾斜ありすぎ。。。)

    50
    投稿日: 2025.08.31
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    題名からテーマが非常に分かりやすい。どの人にも高慢さや偏見があったかな。 途中メアリーが「女の評判は美しいと同時にとてももろい」と言っていた。メアリーは物語にほとんど出てこなかったけど、彼女からは世の中がどの様に見えているのか、彼女視点の話を読んでみたい。 教訓:初対面で秘密を打ち明けてくるような人には気をつけろ

    1
    投稿日: 2025.08.22
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     BBCのドラマ(ジェニファー・イーリーとコリン・ファース出演)が妙に印象に残ったので、原作も読んだ。  18~19世紀(大陸にナポレオンがいた時代)のイギリスが舞台で、おそらくジェントリ階級の女性を主人公にした恋愛小説である。現代と比べると、互いを知る交際期間と呼べるものはほぼないといった状況で男性はプロポーズするかどうかを、女性はそれを受けるかどうかの選択を迫られたことがうかがえる。恵まれた身分のごく一部の女性以外は、裕福な男性との結婚が経済的な困窮を避ける唯一の方法である時代に、主人公は自分が尊敬する相手と結婚したいと夢を見ている。はじめは鼻もちならないと嫌っていた名家の美青年が実は誠実で、実は主人公に一目ぼれをしており、紆余曲折を経て結婚に至るという都合のいいラブストーリーである。  こう書くと、女性の願望がつまった通俗小説のようだが(実際そうだと思うし、そういう読まれ方をしている気がする)、コミカルなキャラクターやおしゃれな会話による風刺がきいていて、モーツァルトのオペラのような明るい雰囲気があり、古典として残るのも納得だった。いつの時代のどこにでもいる、いわば普遍的な欠点を持った登場人物たちが醸し出す滑稽さは現代日本の読者にも十分通じた。  生涯独身だった著者のジェイン・オースティンはユーモアの才能に恵まれていて、人を笑い、自分を笑うことが大好きだったという。ままならないことに怒ったり、不幸や愚かさに絶望したりせず、笑ってやろうというのは勇敢で賢明なことだと思う。本書の主人公エリザベスをとおして、他人の欠点に腹を立てたり、身内のふるまいを恥ずかしく思ったり、自分の失敗を気に病むついでに笑ってやることを覚えられた気がする。  注がついているので当時の文化も垣間見ることができたのも面白かった。ただ、訳は分かりやすさを優先しすぎて「そりゃそうですよ」「そうじゃない」のようなくだけた口語が標準で、かえって読みにくかった。原文は見たこともないし、この時代の発音等を知る由もないけれど、せめて上流階級の人たちの話し方はキングス・イングリッシュ風の日本語にしてくれてもよかったのではと思う。訳がいくつか出ているがどれも評判はよくない。  BBCのコリンズ牧師とベネット夫人は強烈すぎて、原作を読んでいても、あの俳優たちの表情や話し方しか浮かばない。キーラ・ナイトレイ主演の2005年制作の映画も1940年制作の映画も見たけど、95年制作BCCのドラマが一番よかったし、驚くほど原作に忠実だということも分かった。音楽も素晴らしい。

    2
    投稿日: 2025.06.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後まで目が離せない展開でヤキモキしたが、気持ち良く読み終わった。 欠点を認めて自分を変えたダーシーが一際格好良かった。非を改め素直になる事が幸せを運んできてくれるんだな〜。

    1
    投稿日: 2025.02.18
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    原作読んでから映画見ると所々端折られてたり、脚色されているなあと感じた。原作のほうが好き。読みやすくてとても面白かったです。

    1
    投稿日: 2024.08.15
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    ダーシー氏正統派イケメン。 エリザベスも良いキャラしてる。 けど誰が1番好きかって、ベネット父です。

    1
    投稿日: 2024.04.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    下巻は ダーシーとエリザベス ジェインとビングリー リジーとウィッカム この組み合わせでどうなるか! ダーシーの屋敷が見物するほど立派なのと、駆け落ちが死ぬより不名誉なことや、コリンズの嫌な感じやら。 目が離せませんでした。

    2
    投稿日: 2023.12.31
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    韓流ドラマか!っていうほどベタベタのストーリーだが、いろんな伏線が敷いてあって純粋に面白かった。恋愛小説はこうでなくちゃね。

    0
    投稿日: 2023.08.01
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    ☆4.5 面白すぎました。 これがエスプリの効いた会話ってやつか!と読んでて感じた。 出てくる人出てくる人みんな個性が輝いてる。 賢い人、愚かな人、狡い人、優しい人。 すんごいイラッとしちゃう人も。 愚かな人(主にベネット夫人とか)にすごいイライラしちゃうんだけど、これきっとこういう部分が自分に多分にあるからなんでしょう。 たまに共感性羞恥みたいなものにおそわれる。 ただ、愚かさ振り切れてるともう笑っちゃう。 全編通してスルスルと話が進むので、手の止め時がなくて読み続けてしまう読みやすさと、心地よく気持ちを乗せていく展開で、いつの間にかエリザベスと一緒に心が大騒ぎしていた。 ダーシーさんたらあんなにいけ好かないヤツと思ってたのに。 とても素晴らしい恋愛物語でした。

    2
    投稿日: 2022.11.07
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    きゃー♡今回は萌えちゃいましたよ。 だって、あんなに高慢ちきで無愛想で世界一嫌な奴だったダーシーさんが、心優しくて、礼儀正しくて、愛想が良くて、愛情深くて、思慮深い紳士だったんですもの。ギャップ萌え♡(*^^*)。 このまま、エリザベスはダーシーさんの愛を受け入れるべきか…といいところで、世界一バカな妹リディアがどうしようもない“借金男”ウイッカムというダーシーの宿敵と駆け落ちをやらかしてくれる。“バカ”リディアとウイッカムの行方を父親と叔父が探し回り、何故かお金の問題も解決し、結婚という形で丸く収まったが、「妹がこんなことになった恥ずかしい家の私をダーシーさんがまだ愛してくれているはずがない」とエリザベスは思っている。でもね、読者はちゃんと分かっているんですよ。だってこれ少女漫画と同じですもん。分かってるのに読みたいんですよね。 愛のためならどんなことでもする、高貴でシャイな男、ダーシー。ドラマになっても毎回心待ちにして見そう。でも、もう、先に読んじゃったから、リアルな役者はパスだね。 面倒くさがりだけれどやることはやる、実は出来る男のベネット氏にダーシー氏が、「娘さんを下さい」の話をしに行くシーンもドキドキしましたね。あ、それから、まだ二人の婚約を家族が誰も知らないときに、ダーシーの親友でジェーンの婚約者ビングリーさんが「おめでとう」の思いを込めてエリザベスと固く握手してくれた時も何かいいなあと思っちゃいました。 心底いらつくベネット家の母親はいつも大騒ぎして、知らず知らず娘の結婚を邪魔してしまっていたのに、気づけば娘が三人もいっぺんに結婚して世界一幸せになりましたね。でも現実はそんなわけないから、私も気をつけなくちゃ。

    68
    投稿日: 2022.09.10
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    上巻から打って変わって、展開が面白く一気に読めた。ダーシーの男らしさ、リディアがウィッカムと駆け落ちしてしまった時の絶望感、エリザベスとダーシーが見事婚約できたときの喜び… 昔のイギリス貴族のお話といえども、中身は昼ドラでやってる内容とそんなに変わらない。 オースティンの上品な言葉で綴られるエリザベスの周りの滑稽な人たちや、恋愛模様がたまらなかった〜〜

    7
    投稿日: 2022.03.15
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    好きすぎてセリフ回しも覚えてるほど観てる映画の原作。昔読んだ「説得」もだけど、本当にオースティンは読みやすい!勿論翻訳者によるんだろうけど、昔の話とは思えないほど活字が追える。 映画には盛り込めなかったであろう細かい部分も描いてあってより面白い。特に"その後…"は映画には一切ないのでとても満足。 あたしは主人公エリザベスはほぼほぼオースティン自身なんじゃないのかな?と思っている。 頭が良く、いつも周りを見ていて自分というものをしっかり持っており意見をハッキリ言う。 現代でも同性に大変好かれる所謂サバサバタイプ。 (しかもオースティン、何回かプロポーズ受けてるとこみると器量も良さげ!) でも結構性格悪いよなーと思う笑 映画よりも原作のエリザベスはかなり辛辣。 そして母親のベネット夫人と妹リディアは映画と原作そのまんま過ぎて、キャスティング大成功だと思います笑 それにしても女性が生きていくには本当に大変な時代。今も適齢期というものになると周りや本人が結婚や将来について焦るのはあるけど、なんかもうレベルが違う。基本仕事を持っていないわけだし、明日からも食べて生きていくために結婚するというか。切実ね…。 ドラマ版ダーシー(コリン・ファース)がbestとよく聞くので、そっちも是非確認したいところ!

    4
    投稿日: 2022.03.07
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    読みやすく面白い。 クセのある登場人物が多く、筆者の人間観察力に脱帽した。ベネット夫人をはじめとしてやや憎たらしいキャラクター達もどこか笑ってしまうように描かれている。 下巻に入ってからはダーシーとエリザベスの関係がどう進んでいくのかワクワクがおさまらず、一気に読んだ。 心地よい感動を味わえ、幸せな気分に浸れる小説である。

    3
    投稿日: 2022.03.01
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    古典的恋愛と結婚。 女性が働いて賃金を得る時代じゃ無いから、結婚は生きていくための、いわば就職活動。 愛がないと云々、かと思えば先立つものは経済的安定云々…今日的課題も。 結婚はゴールではなく、スタート。この時代の身分違いの結婚は、相手の家族と縁を切るくらいの勢いないと親戚付き合い厄介なことこの上なしと感じつつ終幕。

    1
    投稿日: 2022.02.06
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    ラブストーリーといいながらも遅々として進まないなぁとぼんやりページを繰っていたけど、リディアの出奔に対するダーシーのなんともイケメンな対応に惚れ惚れ。ベネット家はみなそれぞれいわゆるキャラ立ちをしており、会話劇が痛快だった。何度か映画化していると記憶しているけど、確かに映画にしたら面白そう。映画の方も見てみたい。

    0
    投稿日: 2021.11.02
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    とにかく面白かったです。面白くて2日で読了。 エリザベスの知的で陽気な性格がとても素敵。 ダーシーとの展開にワクワクしながら読みました。

    1
    投稿日: 2021.10.29
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    大きな波乱はないが、噛み締めるような喜びがある。エリザベスのキャラ勝ち。ダメな妹夫婦ともうまく付き合っていく。賢明さが光る。

    0
    投稿日: 2021.07.14
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    小説の面白さとは、プロットの強靭さだということを思い知る。これはグレート・ギャツビーを読んだ時にも思ったし、風と共に去りぬを読んだ時にも思った。人を小説に没入させる面白さの正体とは(ありきたりなことだけど普通に考えて)プロットの強靭さだという確証。子供のころはこんなこと、当たり前に知っていたのに、成長するにつれて目が曇っていた。結局のところ、人間は少しだけ賢くはなるのだけれど本質は変わらないため、子供の頃の直感みたいなものが大切なのだとこんな歳になって考える。しかし、何度読んでもエリザベスのキャラクターは素晴らしい。心にずっと置いておきたい大切な女の子。ダーシーは改めて読んで思ったけど、1994年BBC版のコリン・ファースよりはそれなりに笑顔のある男のようで、それも驚いた。コリン・ファースのダーシーはクールすぎる。それが最高なのだけれど。 本当は原文で会話のセンスを感じられると良いのだけれど、そんな英語力もなく。いずれは…と思いますが。

    1
    投稿日: 2021.02.28
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    「高慢と偏見」は、冒頭の文章が非常に有名なので、そこが翻訳者にとっては最初の腕の見せ所となる。 腕によりをかけて訳文を練っているので、それぞれの特徴も読み取りやすい。 こちらのサイト(https://madamnote.com/compare-translated-books/)では、その部分を並べて紹介しており、この中野訳はその中でも高い評価を受けている。 ただ、最初に読んだ中公文庫の大島訳は、ネタバレということでランク外になっているけれども、ストーリーをだいたい知っている人にはあまり関係はないので、そういう人が最初に読むとすれば、絵入りの中公文庫が当時の風俗を知る上でも良いのではないか思う。

    3
    投稿日: 2020.08.06
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    結末を知ってても、2人のやり取りが本当にいい。 手紙でこんなにも感情が揺れ動くっていいですね。 今の時代には無い素敵な文化。

    0
    投稿日: 2020.05.02
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    言わずと知れたイギリス古典の名作で、サマセット・モームが『世界の十大小説』にも挙げている本作。読んでみるとなるほどたしかにまるでジェットコースターのように次々と形成が変化する恋愛模様がなかなかに面白く、近年も映画化されるなど長く読み継がれてきた理由がよくわかる。内容はちっとも古びておらず、むしろ今日に至るまで多く作られている恋愛小説やドラマの原型であるとすらいえるだろう。ただ、申し訳ないが本作をあまり高く「評価」したいとも思えなかった。事件らしい事件は起こらないし、世界もあまりにも狭い。おなじ姉妹の惚れた腫れたの話は、所詮「コップの中の嵐」である。それでもストーリイテラーとして力があることは間違いないし、21歳でこの完成度は驚愕に値する。ただ、やはり個人的な好みとは合わないことが残念である。

    0
    投稿日: 2019.12.04
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    エリザベスの知性、溌剌とした明るさに、こちらも元気づけられ、明るい気持ちになった。 いつしかダーシーとエリザベスが大好きになっていた。 情景描写、人物描写ともに細密で、特に下巻はエリザベスとともにイギリス中を旅しているような気持ちになった。 よい本を読んだ、という満足感に満たされている。

    0
    投稿日: 2018.11.15
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    ハッピーエンドでよかった。もっと早く若い頃に読んでれば、はまってたかも。イギリスの古き良き時代の雰囲気が好きで妄想しつつ読了。DVDも購入。

    0
    投稿日: 2018.01.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    う~ん、ハマらんかったな。恋愛小説と呼ばれるものでグッときた本ってパッとは思いつかんけど。 時代背景とかぶっこ抜いてそもそもダーシー氏が高慢だなんだとなじられる意味がハナからわからん。ダンスパーティーで女と踊らないからいけ好かないだと?黙れ小娘。 これはもう同じ男として言わせてもらえば、女なら誰にでも等しく愛想をばらまく(それこそウィッカムのような)男なんぞよかよっぽど見どころがあるではないか。 エリザベスは頭の空っぽの妹たちとは違って血のめぐりのいい娘という設定ではあるけど、そう大差ないんじゃないかって僕としては思う。 人の噂話ばかり真に受けてあっちへふらふらこっちへふらふら、それでいてダーシー氏本人の言葉は真に受けない。 そもそも高慢になるには身分制度を前提としたそれなりの根拠があるけど、偏見は単に未熟さの表れでしょ。 だけども何かなぁ~、自分を棚に上げて「高慢ちきなあんにゃろうを自分と同じステージに引きずり落としてやりたい」ってのを具現化したような、そういうご都合主義を感じるんだ。

    0
    投稿日: 2017.05.14
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    思っていた以上に 面白かった 初読時に勘違いしていた。最後の手紙は 傲慢と偏見がなくなったことを意味するのではなく、人は 傲慢と偏見を 持ち続けることを意味する 著者は この小説から 人間を観察して、その愚かさを笑って楽しむことを 伝えたかった

    0
    投稿日: 2016.06.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この下巻はまた色んな事があります。リジーの妹リディアの結婚とか・・・。 現代では駆け落ちとか、そんなにたいした事ないと思いますが、この時代では家族全員の評価を著しく下げ、未婚の者は結婚など無理!ってなってしまうぐらいとか本当に現代は開けましたね~。 この時代では異性の手が触れるなんてダンスの時だけだったと映画のメイキングで言ってたような~?なのでこの駆け落ちがいかに大変な事だったかというのも、よく分かります。 リジーとダーシー様はというと、高慢で鼻持ちならない以前の彼とは比べ物にならないぐらい気さくな姿に、リジーが段々心を開いていく姿を丁寧に描いているので感情移入出来るというか、この二人が早く幸せになるのを今か今かと待つ感じで凄く楽しめます。 欲を言えばラストがあっさりしているので、ようやく結ばれた二人のその後をもう少し描いてほしかったかな?って感じかな。 でもあっさりしていますが終わり方も凄く良いんですが・・。 本当に世界中で愛されている作品というのも分かる素晴らしい作品だと思います。

    4
    投稿日: 2015.02.06
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    初ジェーンオースティン。姪の、原文がリズミカルで素晴らしいという推薦。日本語で読んでますが。 予想外に面白い。少女漫画的なのり、女性としての価値観が説教臭い、などを差し引いても恋愛小説として楽しめる。 イライザがエリザベスの愛称と初めて知った。

    0
    投稿日: 2014.11.02
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    上巻に続き、とてもおもしろかった!物語を通してダーシーの積み上がったプライドを、エリザベスが壊していったのがよかった。エリザベスのようなたくましい女の子っていいな。

    0
    投稿日: 2014.10.27
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    繰り返し読んでしまうほど、何度読んでも新鮮な気持ちで読めてしまう^ ^ エリザベスの心の変化とダーシー氏の変化がまるでその場にいるような気がするほど鮮やかに描かれていて、読み飽きることがない☆ダーシー氏と結婚したい(笑)!!これは手元に置いておきたい一冊に決定!

    1
    投稿日: 2014.06.29
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    高慢だった男と偏見を持っていた女の話でした。最高でした。ユーガットメールを観てメグライアンが演じたヒロインが高慢と偏見を好きで、メグライアン好きな私としては読んでみなくてはと思って読みました。この本に出会えてよかった。ありがとうメグライアン。 これが1813年に出版されただなんてすごすぎる。約200年後に似たプロットのテレビドラマが日本で大ヒットするわけだけれども。ずっと読み継がれて、200年後の異邦人(私)がこれを読んでときめいてるっていう事実が、すごい。自分の名前と自分の本が時代と国境を越えて絶賛されるって!なんてロマンチックなんだろうと思った。 私はエリザベスみたいなユーモアのセンスとか空気を読む力とかないのでこの二人の結婚に憧れるとは言えないけど(笑)ダーシーさんもエリザベスも二人とも魅力的で素敵でした。あー楽しかったな。読了後の充実感とダーシー氏へのときめきで胸がいっぱいなままにこのレビューを書きました。ジェインオースティンありがとう。

    2
    投稿日: 2014.01.28
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    映画「プライドと偏見」を先に見て、面白かったので小説も。 あらすじは分かっているはずなのに面白かったー!! 読みやすい訳でとても200年前に書かれたものとは思えない。 小説の世界に入ってしまいました。 そしてダーシー男前すぎる!!結婚して! 自分の欠点を真摯に受け止め、直そうとする、 愛する人のためにー!エリザベス幸せすぎ。 小説の方が心理描写が丁寧だから、ダーシーの気持ちもよくわかって エリザベスの気持ちもよくわかって、感情移入しやすかった。 軽やかに読める王道ラブストーリー! 読後感は爽やかで幸せ。

    1
    投稿日: 2013.11.25
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    誤解が解けた後の話。 紆余曲折繰り返しつつ、お互いの葛藤踏まえつつ、かつ主人公の妹がまさかのあの人と結婚するという波乱の事態に。。。。 見せ方は本当にすごいなと思います。主人公そっちのけで気になった(笑) だけどここまで引っ張ってきたら妹関連よりむしろ主人公ペアのもっとごたごたが見たかったです。。。たぶん恋愛もの重視じゃなくて「人ってこんなに面白い生き物なのよハハ」がメインなら仕方ないのかな。ダーシーの鬱陶しい叔母さんがもう少し鬱陶しさをかもし出してくれたり、二人の中をかき回してくれたらよかったのに……けどそうするとオースティンらしさが消えてしまうのかもしれないから、これはこれで満足するしかないのかな。 そしてやっぱり主人公エリザベスも人のこと棚にあげている場合ではなく、彼女も十分高慢と偏見に満ちていると思います。

    0
    投稿日: 2013.07.18
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    こんなにドキドキワクワクしながら読んだ小説は何年ぶりでしょう! 結末は知っているし大した事件が起きるわけではないのに、ページをめくる手が止まりません。 200年前に出された小説ですが、読み続けられ、何度も映像化される理由がわかりました。 私の好きな本・ベスト3に入りました!

    0
    投稿日: 2013.06.30
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    あらすじを書くと平凡な話なんだけど、当時の身分社会や、結婚観や貞操感を想像すると、みんな必死でおもしろい。 登場人物がなかなかにみんな自分勝手で独りよがりで、プライドが高く見栄っ張りだし、 ベネット夫人、リディア、コリンズ氏などやたらイライラする人がイライラする発言ばかりするし よくよく考えると、ろくでもない人が多すぎる気もするけど(笑) ジェインとエリザベスが聡明で、ちゃんとハッピーエンドに終わったのでよかったです。 エリザベスの正直な物言いは共感できて好きだなぁ。

    8
    投稿日: 2013.02.28
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    【ひとことポイント】 これが恋愛小説の原型です 18世紀イギリスの恋愛小説。 身分や収入、しきたりに悩まされる時代であることは想像に難くありません。 お互いがそれらにぶつかりながらも、各々の気持ちに気づき成長していくさまが自然に書かれています。 ジェーン・オースティンを読み始めるならこの本が最適。 <情報学部 N> 企画コーナー「わたしの本棚」(2Fカウンター前)にて展示中です。どうぞご覧下さい。 展示期間中の貸出利用は本学在学生および教職員に限られます。【展示期間:2013/1/9-3/18まで】 湘南OPAC : http://sopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1626327

    0
    投稿日: 2013.01.17
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    上巻で一番面白い所で終わったまま、下巻へ! 下巻はひと時も退屈する間もなく、色んな事件が起こり、小説の中では何ヶ月も経ってるけど1・2日で読みすすめているこちらとしては気持ちがついて行かない…笑 それくらい感情移入もしやすくて楽しい一冊でした★ さすが200年読み継がれている恋愛小説!(個人的にはジェイン夫婦に一番幸せになって欲しい!) 続けて同じ作者の「ノーサンガー・アビー」を読もうと思います。楽しみ〜♪

    1
    投稿日: 2013.01.09
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    結末はわかっているのに、とにかく最初から最後までそわそわ、やきもき、わくわくしっぱなし! すこぶる「面白い」小説だった。決して特別なことが起こるわけでない。あらすじを言ったってつまらないだろう。しかし、とにかくその展開の押し引きの上手いこと! そして、その説得力のあること! 主人公・エリザベスの美しさと可愛さと言ったらない。知性が内側から輝いている。 この聡明で、しかも明るいヒロインは、自分の知性でもって現実を見る。そしてそれらを「笑い」でもって批判し、また愛するのである。 「私は笑うことが大好きなんです。……人間の愚かさやばかばかしさや、気まぐれや矛盾がおかしいんです。そういうものを見たらいつでも笑ってやります」 彼女とダーシー氏が交わす会話の面白いこと。彼らはともにリアリストであり、どちらも非常に立派な良心を持った頭のいい人間である。 そんな彼らであるのに、いやそんな彼らだからこそ、お互いにお互いとの関係を素直に進めることができない。その様が実にリアルだ。 平易な言葉で、身近な題材で、そして単純なストーリーで、こんなに「面白い」小説があるのだなぁ。読みやすい訳のおかげもあるだろうが、これが200年近く前に書かれたものだとは驚きである。 今回は中野康司・訳で読んだけれど、他の訳で読んで読み比べるのも楽しそう。私は滅多に同じ本を読み返さないのだが、この小説なら、もう一度読んでもきっと楽しめるだろう。

    3
    投稿日: 2012.11.03
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    後半は山あり谷ありの展開に目が離せなかった。 末娘のバカっぷりや、母親のアホさ加減にイライラしながらも、最終的には五人姉妹で最も優しい長女のジェインと最も賢いエリザベスは様々な障害を乗り越えてゴールイン。 200年前のラブコメ今でも普通に楽しく読めました。 谷崎潤一郎の細雪をちょっと思い出した。

    1
    投稿日: 2012.10.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ダーシーさん=コリン・ファースをインプットしてから読み始める。 世の中のリージャンシーロマンス小説のリアル度は0.2%ぐらいだと思っていたけど、リアルタイムで書かれたこの本とたいして変わらないということは、、、リアル度7%ぐらいに上方修正。 ロマンス小説として良作。 回りくどい感じはあるけど、当時の雰囲気がリアルに伝わってきてとても興味深かった。 意外にも先の読めない展開で、ヒロインがダーシーさんのプロポーズをけちょんけちょんに断ったのにはお口あんぐり。 その辺りからさらに面白くなった。

    0
    投稿日: 2011.11.10
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    この本はどんな本か。 「『高慢と偏見』はちょっと軽すぎて、明るすぎて、きらきらしすぎています。陰影に欠けています」 著者は手紙でそう書いているがなかなか的確な意見だと思う。なぜ読者はこの作品が大好きなのかを見逃してる一点を除いては。 そう。だからこそみんなはこの作品が大好きなのである。 陰影なんかよりも、軽くて、明るくて、きらきらした作品が、大好きなんだから。 流麗な文章、丁寧な展開に、エンタメ的な要素も加えて、本当にきらきらしたすてきな作品でした。まる。

    0
    投稿日: 2011.09.04
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    当時の現実的な結婚観に基づいて展開するストーリーがシュールでおもしろい。主人公のある意味理性的な恋模様や、娘たちを嫁がせようと必死の母親のエピソードには、ユーモア満載。

    0
    投稿日: 2011.04.03
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    いつの時代においても女性にとっては何かしら胸につきささったり思い出したりすることがあると思う。追記予定。

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    投稿日: 2010.12.15
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     出てくる登場人物たちが救いようが無くていい。  そうして向かえるエンディング。  「お姫様と王子様は結婚して幸せになりました」で終わらせない威力がかっこいいけどそれでいいんだろうか。笑える作品としてはすばらしいオチでした。

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    投稿日: 2010.11.27
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    映画『プライドと偏見』を先ずさきに鑑賞して それから原作を読み進めたので内容が理解しやすかった。 そして当然だが原作のほうが映画よりも内容が細かいため 『高慢と偏見』という古典をもっと深くたのしめた。

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    投稿日: 2010.08.08
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    ストーリー自体はすごく際立った特長があるという感じはしないけど、人物描写で結構読ませるなぁと感じる。 妹があそこまで馬鹿キャラじゃなくても良いんじゃないかと思うんだが、まぁ仕方なかろう。5人姉妹で、何故上二人と下3人の性格があそこまで違うのかが謎。お父さん、結婚する前にお母さんの性格をちゃんとチェックしようよ。 ダーシー氏の必死ぶりがなかなかかわゆい。

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    投稿日: 2010.05.09
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    貧しいが教養あるエリザベスと、身分があってとっつきにくいダーシーの不器用な恋。 つぎつぎに障害が立ちはだかりますが~ ダーシーのみだれっぷり、誤解が解けていく様が楽しい。

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    投稿日: 2010.04.26
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    やっぱりちくまの方が読みやすかったです。エリザベスのお父さんが大好きです。ウィッカムを一番のお気に入りという所とか、どうしようもない。

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    投稿日: 2010.04.22
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    大好き!というわけではないけれど、 やはりこれだけ残っているということで とても楽しめる上質な小説でした。 この時代の人たちの、「暮らしていくために働くことは 恥」という階級の生活が見えて面白かったです。

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    投稿日: 2010.04.19
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    訳がちょっとストレートかなあ。なんか余韻がないというか。 中野康司先生の訳に期待していた分、ちょっと残念。 原文を分けて訳しているから、逆に分かり難い部分も。 中野康司 訳/2009.9.30 第7刷/2010.3.16 購入/2010.3.19 読了

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    投稿日: 2010.03.20
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    数年前、はじめて中野好夫訳(新潮文庫)で読んだときはちょっと退屈した記憶もあるんだけれども、今回、中野康司訳(ちくま文庫)で読んだらすごく読みやすくて、すごくおもしろく感じた。(「高慢と偏見とゾンビ」を読んだ直後に読んだからって可能性もある)。古典だと特にそうかもしれないけど、どうしても最初に読むときは登場人物の関係や話の流れを追うので精いっぱいになってしまい、二度目、三度目になってやっとじっくり心理描写を楽しめるというようなことなのかもしれない。この作品、すごく今の時代に合っているのかも、とも思ったり。「婚活」の話みたいなものだし。それも当人どうしだけでなくて一家、一族を巻き込んでっていうところがおもしろい。恋愛ドラマであり、ホームドラマであり。主人公エリザベスが手紙を何度もじっくり読んだり、ひとりになって、散歩して、考えに考え抜くところがなんだかすごく好き。この時代の時間の流れがここちいいというか、時間をものすごくかけて考えて考えて、それで成長する、っていうところがいいなあ、と。あと、長女ジェーンの落ち着いた穏やかさ、性格のよさにあこがれた。あと、エリザベスの叔母さん、ガーディナー夫人もいい。聡明で押しつけがましくなく、思いやりがあって明るく楽しい、こういう年配者になりたいな。今後、何度読んでも、新しい発見があって新鮮に読めそうな気がする。

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    投稿日: 2010.02.13
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    (上とおなじレビュー) いわずと知れたイギリスの女流古典文学。 社交界の人間関係を様々な事件を織り交ぜて書いてある。 コリンズ牧師やベネット夫人などの発言は 読んでいるだけでイライラしてきますが、 エリザベスが賢いので救われます。 これを読むとイギリスで 『ブリジット・ジョーンズの日記』がヒットした理由が良くわかります。 『ブリジット〜』の場合主人公に知性は感じないものの登場する男性2人には『高慢と偏見』からダーシー氏とウィッカムをそのまま名前を変えて登場させているので。 あ、ダーシーは一緒ですね。 文章が外国語の訳ということで自然な日本語ではなく、その点が少し読みにくいのが難点。 古典なので評価してどうこういう話でもない様に思いますが、 面白いけれども好みではありません。 少なくとも今の私には。 映画化されているんですね。 ちょっと気になります。 違う訳も気になります。

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    投稿日: 2009.07.03
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     ようやく自分の思いを認めたダーシー氏と、今までの偏見に気付き、本当のダーシー氏を知って魅かれるエリザベス。せっかく誤解が解けても問題は起こるし、障害はあるし・・・・・・  二人の不器用な恋模様が面白いです。  人間関係ってこんなに難しくって、面白いんだって、思えるくらい、登場人物それぞれが物語を引き立ててます。

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    投稿日: 2008.02.05
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    人間観察が好きな方、ぜひご一読ください。思わず頷いてしまうところがあちこちで見つかると思います。この本の登場人物たちには、たとえ読者がいなくてもお構いなしに生きていそうな、そんな生き生きとした存在感があります。

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    投稿日: 2007.10.13
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    優しくなったダーシーに乙女な私はときめいてしまいました。 第一印象は最悪だけど、段々親しくなるという王道パターン。 けれど、その王道が新鮮でぐっときます。 現実的な結婚や、理想的な結婚や、破天荒な駆け落ち結婚など、様々な結婚の形が描かれていると思う。

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    投稿日: 2007.03.19