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最初に探偵が死んだ
最初に探偵が死んだ
蒼井上鷹/実業之日本社
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総合評価

26件)
3.2
1
7
12
4
0
  • ナオのアイコン
    ナオ
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    作家・星野万丈の莫大な遺産を受け継いだ内野宗也は、四人の養子に遺産相続の権利を与えていた。ところが、新たな養子候補が現われたことから不穏な動きが。内野の依頼を受けて、一族が集う雪の山荘に向った名探偵・笛木日出男だが、何者かにいきなり殺されてしまう。残された一族の運命、そして遺産は誰の手に!?奇妙な展開、でも謎解きは本格派の長編ミステリー。 探偵というのは、少し傲慢というか自分に自信があって、それをたまに助手や周りの協力してくれる警察の人たちを見下すようなバカにするような態度をとる人もいる。たぶん、この小説に出てくる探偵の笛木さんも同じなかんじ。警部補曰く、調査とかは助手にやらせてるって言ってたしな。 だけど、この笛木さんはまぁ有名な探偵でみんなが協力を願うような探偵で、その笛木さんは依頼を受けて、閉ざされた別荘へ赴く。そして、殺される。 題名通りに、最初に探偵が殺された。びっくりした。え?本気だったんだって。だけど、その後もどんどん人は殺されていくし、笛木探偵の鼻を明かしたい灰浦警部補が事件を調査するけど、なんだか不安な感じだし。でも、この事件の犯人は誰なんだろう。だたそれだけだった。 だんだんページ数を少なくなってくるのに、いまだに犯人は分からない。だって、灰浦さんが1人で捜査してるんだもん。「この人が犯人なのかな」って思った人も死んでしまった。本当に誰なの?!ってなった。 その後、まぁ犯人はわかるんだけど、なんとなく尻すぼみみたいなかんじで事件は解決していった。前半のどうなってしまうの?から「え?うん、まぁ、そうかもしれんが…」ってなっていく。親が子を思う気持ちって言ったらいいのか。そうなのか。 そして、探偵は本当に最初に死んでいたんだなと最後に思った。 2023.10.9 読了

    1
    投稿日: 2023.10.09
  • kaorukaeruのアイコン
    kaorukaeru
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    内容はまぁ良かったです ですが、あるキャラが言ったセリフが そのあとで別なキャラが言ったことになってる ところが2つくらいあったかな(気づいただけで) そういうところでちょっと・・・

    1
    投稿日: 2019.05.02
  • ゆづきのアイコン
    ゆづき
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    莫大な遺産と養子たち一族と閉じ込められた山荘で起きる連続殺人。行動範囲の限られた地縛霊として最初に殺された探偵や更に殺されていく被害者らが推理をする一方で、生者の警部補と残された者たちも犯人を探る。殺されて幽霊になっていく様子が積み木を重ねていくような軽快さだった。どことなくコミカルでクラシカル。

    1
    投稿日: 2018.10.13
  • 2006takahiroのアイコン
    2006takahiro
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    作家・星野万丈の莫大な遺産を受け継いだ内野宗也は、四人の養子に遺産相続の権利を与えていた。ところが、新たな養子候補が現われたことから不穏な動きが。内野の依頼を受けて、一族が集う雪の山荘に向った名探偵・笛木日出男だが、何者かにいきなり殺されてしまう。残された一族の運命、そして遺産は誰の手に!?

    1
    投稿日: 2018.06.15
  • 林檎飴甘のアイコン
    林檎飴甘
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    自他共に認める名探偵・笛木日出男は依頼先の山荘であっけなく何者かに殺されてしまう。 どうやら幽霊になったらしい笛木は、やはり誰かに殺された健二とともに事件を推理していく。 どれほど笛木が名探偵か。 冒頭での灰浦警部補とのやりとりに描かれている。 なのに山荘に舞台が移ったとたんに名探偵は死亡。 まさか幽霊が推理していく物語?と思いながら読んでいくけれど、さすがに幽霊には推理は出来ても事件を解決はできない。 大掛かりな殺人を企てたわりに動機が弱いような気もした。 殺害方法も結果的には行き当たりばったりになってしまっている。 発想は面白いかもしれないけれど、何とも消化不良のような中途半端な物語になってしまっている。 本格派長編ミステリーと裏表紙のあらすじに書かれていたけれど、どのあたりが本格派ミステリーなのか最後までわからなかった。

    1
    投稿日: 2017.03.28
  • 事件の舞台裏

    コントのように事件が続いてきます。ミステリーなのですが、楽屋裏から事件(舞台)を除いているように物語が展開していきます。これはこれでアリです。金○一○年の事件簿とか名○偵コ○ンとかのトリックや事件性を楽しむことができる人であれば、十分に面白い一冊だと思います。

    0
    投稿日: 2016.09.26
  • ラストに驚きはある

    タイトルの意味がラストですっきり。 もっさりした文章、のんびりした展開という印象。 事件はテンポよく起きているけれど、何故か私はそう感じてしまった。 合わない作品だったのかな? 最後にきちんと驚きもありますので、ミステリー好きな方は一読してみても いいと思う。

    0
    投稿日: 2016.05.24
  • やまだんのアイコン
    やまだん
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    このレビューはネタバレを含みます。

     蒼井上鷹は、たまたま本屋で見かけた『九杯目には早すぎる』をきっかけに読み始めた作家。読みやすい文章とひねりの効いたプロットの作品が多く、非常に好きな作家である。  『最初に探偵が死んだ』は、探偵である笛木日出男が最初に死んでしまうという驚きの展開で始まる物語だ。この「最初に探偵が死ぬ」という設定そのものがひねりの効いた秀逸な作品である。  探偵として山荘に来た笛木は、すぐに殺害されてしまうが、その直後に殺された健二が「山荘に来た笛木は探偵としてここに派遣された人物だ」と見破る。  健二たちは現世の人間とコンタクトできない「G」という存在になり、自分たちを殺した犯人を突き止めるために捜査を進めていく。この設定は、西澤保彦を思わせるSF的な要素を持っており、それをベースに蒼井上鷹らしいひねりの効いたストーリーが展開していく。  作家・星野万丈の莫大な遺産を相続した内野宗也には、血のつながらない養子たちがいる。その中で殺人事件が起き、捜査をするのは笛木の知人である灰浦警部補だ。嵐の山荘型のミステリらしく、養子たちは次々と命を落としていく。  その真相は驚くべきものだった。実は養子たちは全員が星野万丈の実子であり、星野万丈の血を根絶やしにするために、内野宗也とその妻すせり、さらに顧問弁護士の工藤久が協力して連続殺人を行っていたのだ。  さらに驚くべき事実として、笛木を山荘に呼び寄せた理由が明かされる。すせりたちは、笛木の助手として働いている八郎も星野万丈の子どもだと誤解し、八郎を殺害するために笛木を招いたのである。しかし、実際には八郎が笛木を撲殺しており、八郎こそが、笛木として山荘にやってきていたのだ。ここで読者は大きな衝撃を受ける。「山荘で最初に探偵が死んだ」と思われていたが、実際に最初に命を落としたのは八郎であり、笛木はその前に八郎によって命を奪われていたのだ。まさに「最初に探偵が死んだ」というタイトルが際立つ展開である。  物語の最後は、灰浦警部補の活躍により、樹里という少女の命だけが救われる形で幕を閉じる。  読みやすい文章、ひねりの効いたプロット、そして魅力的なキャラクター。さすが蒼井上鷹といえる極上のエンターテインメントだった。  ただし、★5とするにはもう少し心に響くものが欲しかった。とはいえ、十分に楽しめる文句なしの★4である。句なしの★4。

    1
    投稿日: 2015.09.23
  • ちょっと違う視点で

    本格ミステリーとすると「えっ?」と思ってしまう設定も、これで読むといつもと違う視点でミステリーが読めて面白い。 タイトルからそうですがユーモラスな本格ミステリーといった感じです。

    2
    投稿日: 2013.10.01
  • takanatsuのアイコン
    takanatsu
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    衝撃のタイトル。 帯の「えっ、うそ?まだだれも殺されていないのに…!?」というフレーズも魅力的。 これは私の好きなグダグダな展開に違いない!と思ったのだけど…。 作家・星野万丈の作品が映画化され、その映画のシーンを真似た犯罪が多発。 そのせいで星野の養子・内野宗也は被害者と加害者の両方の家族から恨まれることになる。 そして星野から受け継いだ遺産の相続も悩みの種だった。 内野は名探偵・笛木日出男に新しい遺言状を発表する場に立ち会ってほしいと依頼する。 遺言状の内容によってトラブルが起こることをを防ぐために。 そして発表の日を前に山荘で次々と殺人事件が起こる。 その最初の犠牲者は名探偵・笛木‥!? 物語の導入はとても好き。 いきなり探偵が死ぬなんて、すごい発想だと思う。 でも推理の進み方というか‥、死んだ名探偵の扱いが…、私的には残念。 もっとマヌケでも良かったのでは?

    2
    投稿日: 2013.02.19
  • akito178のアイコン
    akito178
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    <あらすじ> 雪の山荘で起きた連続殺人。解決するのは誰だ!? 作家・星野万丈の莫大な遺産を受け継いだ内野宗也は、 四人の養子に遺産相続の権利を与えていた。 ところが、新たな養子候補が現われたことから不穏な動きが。 内野の依頼を受けて、一族が集う雪の山荘に向った名探偵・ 笛木日出男だが、何者かにいきなり殺されてしまう。 残された一族の運命、そして遺産は誰の手に!? 奇妙な展開、でも謎解きは本格派の長編ミステリー!

    1
    投稿日: 2012.06.04
  • oopのアイコン
    oop
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『4ページのミステリー』から読み始めた蒼井上鷹さんの作品。 もうこれはタイトルで買っちゃいました。だって 最初に探偵が死んじゃうんですよ!過去にもそういった作品が あったかもしれませんが、気になって買っちゃいましたねぇ~ でも最初に探偵が死んじゃったからといってその探偵が 無能だった訳ではなく、そのへんも序盤で名探偵っぷりが ちゃんと描かれていました。最後のほうは急展開の 連続でしたが、なかなか楽しく読めました。ほんとに最後の方は いい意味でも悪い意味でも『え゛ぇ~』ってなりましたねぇ。

    1
    投稿日: 2012.05.16
  • teluzoのアイコン
    teluzo
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    楽しくサクッと読むことができました。おもしろさは普通。 いつも通りまあまあおもしろかったと書いておきましょう。(ソウシマショウネ) 読めばわかります「あぁいうアレ」ですね。

    1
    投稿日: 2012.03.10
  • kitanoのアイコン
    kitano
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    蒼井上鷹先生・・・初作品ですが トボけた作風のようです 動機や実行性はおいといて(置くんかい!) 話の展開が上手で、メインのアイデアが秀逸 (というか、特殊)で楽しめる作家さんのようです

    1
    投稿日: 2012.03.05
  • shiroのアイコン
    shiro
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルにつられて衝動買い。 登場人物のキャラクターが面白く最後まで飽きずに読めた。 しかし、ラストに向けて新事実が続々出てきて「何でもあり」的な展開になるので好き嫌いがあるかもしれない。

    1
    投稿日: 2012.02.19
  • knok1114のアイコン
    knok1114
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    探偵が最初に死ぬ。設定としては面白い。安楽椅子探偵物の派生なんでしょうか!? ただし、ストーリー的にはそれほど驚きのない展開。もう少しひねってくれてもよかったかな。

    1
    投稿日: 2012.02.16
  • おやすみのアイコン
    おやすみ
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルと帯に書いてあった「仰天の展開」からイメージしていたのとは違って、ちょっと違和感。探偵が物語自体からフェイドアウトするわけじゃないし(まあそれが後半に必要になってくるものの)仰天感は薄かったかなあ。 ミステリを推理しながら読めないタイプだから、偉そうなことは言えないんだけども。

    2
    投稿日: 2011.11.24
  • ryokooのアイコン
    ryokoo
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    私は自分でも考えたい派だからこういう読者にフェアじゃない話はあまり好きじゃないかも。 でも最後まで読むとタイトルの本当の意味がわかる。

    0
    投稿日: 2011.11.20
  • stn0124のアイコン
    stn0124
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ミステリーにある凝ったトリックはありませんでしたが設定がとにかく濃かったです。 探偵役が一定の範囲内しか動けないという設定は面白いなーと感じました。 強制的安楽椅子探偵というか。ミステリーもので幽霊等が出てくると萎える方なのですが、あまり違和感はありませんでした。ただラストの大所帯ぶりにはびっくりです。そして冬樹仲間はずれにされて可哀そうに… あと読者が犯人当てをするようなミステリーではないなと思いました。

    0
    投稿日: 2011.11.08
  • 雨空のアイコン
    雨空
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    読了して「最初に探偵が死んだ」の意味がわかる。 最初はバカミスの類いかもと思ったし 石田衣良著「エンジェル」のような感じなのかもと思っていたけれど これはこれは.... しっかりとしていて最後まで楽しめた。

    0
    投稿日: 2011.10.16
  • にしきのアイコン
    にしき
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    事件の抑止とのために呼ばれた探偵が 事件が起こる前に殺害されてしまう。 さらに山荘では、 遺産を巡って集まった養子たちまで殺害されていく… 犯人は誰か? 事件を解決するのは誰か? 遺産は誰の手に? 奇妙な展開の中に、本格的な謎解き。 普通のミステリに飽きてきた人に、是非。

    0
    投稿日: 2011.10.01
  • mui-muiのアイコン
    mui-mui
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    タイトル通り、なかなか奇をてらった作品。予想とはだいぶ違ったけどおもしろかった。少し物足りない感もあるけど、終わらせ方は好きでした。

    0
    投稿日: 2011.09.12
  • doragonsのアイコン
    doragons
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まぁ、こんなミステリー 読んだことがないな・・・ もちろんミステリーなので内容に触れるわけにはいかないが、タイトルが秀逸というかすべてを指している・・・

    0
    投稿日: 2011.09.08
  • トミカ46のアイコン
    トミカ46
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    う────ん。 ミステリに謎解きのカタルシスを求めている所為デソか。 なんとなく釈然としないような。 う────ん。

    0
    投稿日: 2011.09.08
  • takeoverjpのアイコン
    takeoverjp
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    タイトルどおり最初に探偵が死ぬ。 その後の展開、話の設定はおもしろい。 ただ残念ながら最後までそれを活かしきれていなかった。

    0
    投稿日: 2011.08.21
  • aga0908のアイコン
    aga0908
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    このレビューはネタバレを含みます。

    遺産相続の遺言発表のために集まった一族。殺伐とした状態で、事件の抑止力のために呼ばれた名探偵。しかし探偵が最初に殺され、次々と殺人が起こってしまうというストーリー。 タイトル通り、ミステリーの土台を覆す設定がまず面白い!にもかかわらず、閉ざされた山荘での連続殺人というベタさが読み進めやすい。そしてもう一つ、死者の視点と生者の視点の二点から話が進められる。これがコミカルでまぁ面白い。 「設定」「駆け引き」「緊張感」「どんでん返し」が素晴らしい。つまるところ起承転結が素晴らしいということか。登場人物を騙し、読者を騙す、という流れが綺麗に決まったら作者は気持ちいいんだろうな。

    1
    投稿日: 2011.08.14