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胡蝶の失くし物―僕僕先生―
胡蝶の失くし物―僕僕先生―
仁木英之/新潮社
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総合評価

49件)
4.0
11
24
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    日本と違う妖(あやかし)に、仙人とか…。 そーいえば『封神演義』を読んだ時も思ったけど、”仙人”って、結構…生臭いとゆーか、人間以上に人間臭いかも。 …いいなぁ。僕僕先生たちが持っている空にならない酒壺、欲しいw

    0
    投稿日: 2024.10.09
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    シリーズ3作目。 初っ端から視点人物として暗殺者が登場し、もしかして殺伐としてしまうのか…と思ったが、概ねいつものとおりの、不思議とのほほんとした唐代中国南部紀行がつづく。いや起こっていることはちゃんと殺伐か。

    2
    投稿日: 2024.07.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「胡蝶」と呼ばれる暗殺部隊が失ったもの、それは「劉欣」という名の凄腕暗殺者。劉欣の生い立ちから彼が仙骨を持っている事、僕僕が半ば無理やり旅の一行に加える事によって最後の方で救われていく劉欣の本来持っていた人間らしい心。最も外見のイメージが湧きづらい登場人物であるが、見た目が原因で捨てられ虐めに遭い住処もない幼少期を過ごしたという。どんな親であってもいつかは先に死ぬ。劉欣に必要だったものは自由と尊厳、友愛。すべてを見通す仙人にしか救えないような険しい境遇にあった彼が「ばかな奴ら」に癒されていく様がまざまざと描かれていて心底よかったと思えた。 このシリーズは比較的軽くコメディタッチで仙人と人間の師弟恋愛を交えた古代中国が舞台のファンタジー的物語であるが、読みやすいだけでなく暗くて陰惨になりがちな戦争の歴史に希望や明るさを添えてくれる無二の作品集である。

    1
    投稿日: 2023.05.08
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    かわいい僕僕先生と王弁くんとの旅物語三段。血生臭い話が少し混じる、緊迫感あるエピソードと、ボーイミーツガールが混ざるお話しでした。 全く新しい土地へ足をのばしつつも、過去出会った人の縁を生かす語りぶりに好感触です。この調子で経験を積んだら、王弁くんも最後にはさぞかし大物に成長するのでしょうね。 既に出ている最終巻が今から楽しみでなりません。

    0
    投稿日: 2021.04.11
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    次巻に向けてストーリーの種を巻いている巻なのかなってくらい人が増えたり事件が起きたりする。 読みやすいので隙間時間にがんがん読み進められる

    0
    投稿日: 2020.08.09
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    シリーズが進むにつれてこなれてきたようで、登場人物たちが活き活きと自由に個性を主張し始めた印象を受けます。そのおかげもあってか、シリーズで最も面白い一冊だと思います。

    0
    投稿日: 2019.01.07
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    "僕僕先生"シリーズ・4作目。 今作では殺人組織が出て来る。別に中国に限った話ではないとは思うが、中国の過去を基本的な舞台としていることを思うと妙に怖い。 これまでどんな窮地でも追い込まれる事の無かった僕僕先生も危機に瀕する。 そんな場で、本作で登場する意外な人物と、これまでの設定の中の人物が力を発揮して窮地を脱する。 それにしても、初刊以外に共通していることだが、"1冊を読み終えそう"になっても物語が一段落しない...。 あれ?、続編は有るだろうけど、中途半端な所で一旦切れるのかな?...と思ったところで、一気に物語りが加速して終結する。 ジェットコースターのような展開に、毎回驚かされるし関心もしてしまう。 次作も読みます!

    0
    投稿日: 2017.02.13
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    僕僕先生シリーズ3作目 巻を重ねるごとに面白くなっていく気がする 胡蝶という、暗殺集団に命を狙われるはめになった 僕僕先生 暗殺者、蚕嬢という新しい旅の仲間も増えて ますます先が楽しみです

    0
    投稿日: 2016.02.20
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    僕僕シリーズ第三作。 今回は、前作までと同じ雰囲気やテーマを持ちながらも、少年マンガ的なアクション色を見せている。 描写が端的で凝り過ぎていないので、自然と引き込まれる。 行き着く街や、出会うキャラクターにバリエーションが出てきて、シリーズとしての魅力もかけ算的に増していく。 これからは、マンネリを止めつつ、発展的な展開が必要となるので、更に期待をしたい。 4-

    0
    投稿日: 2016.02.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    前作までの話しを忘れてしまってるので細かい面白さが伝わってない気がする。 話しは王道、暗殺集団の胡蝶の手段はなんだか手ぬるい感じを受ける。 とはいえ続巻が気になるのでこのまま引き続き読み進める事にしよう。

    0
    投稿日: 2014.01.26
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    なかなか面白くなっていってる。登場人物も増え、ゆるゆると旅を続ける僕僕先生と王弁の淡い関係のみだけでなくストーリーが展開している巻だと思う。今までは成り行きで読んでましたが、次が楽しみになりました。挿絵もかわいらしく好きです。

    0
    投稿日: 2014.01.21
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    劉欣が、意外と人間臭くて好きだなぁ。両親のことになると、人になってしまうのがねぇ。そういうしがらみがあっちゃ暗殺者としては危険なんじゃ…と思ったらやっぱりでした。 本当はいつまでも、親って生きててくれるわけじゃないんだよね。分かってても、私も劉欣みたいにオロオロしちゃうし、すごい泣くと思うわ。 そしてね、隠してたって、親にはきっと分かっちゃうんだよね。それが愛ってもんですよ。今親御さんはどうしているのか、心配ですね。 劉欣は、何か人あらざる一族の生まれかもしれないですね。そんな感じのことを僕僕先生も漏らしてたような。彼の一族に会える日も来るのでしょうか。 少しずつ"心"を取り戻す新たな仲間と傷心の薄妃を連れて、まだまだ旅は続きます。

    1
    投稿日: 2014.01.18
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    殺し屋集団登場で、ハラハラドキドキでした。旅の強烈な道連れが増えて、今回は弁の存在感が薄かったように感じます。 僕僕は前回よりも仙人らしさが強く出ているようで、かっこよすぎました。 劉欣、薄皮、蚕嬢たちのその後や、追っ手との戦い、その背景、気になることが山積みに。やはり次も読むべきかな。

    1
    投稿日: 2013.09.30
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    胡蝶なんて優美な名前が示すものが あまりにもかけ離れていて、驚愕する 薄妃の恋の結末は、意外ではないけれども 見守るのは、冷静ではいられない それにしても、登場人物が増えていく

    0
    投稿日: 2013.06.15
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    ゆっくり読もうと思っていたのだけれど、面白いので我慢できなくて買ってしまった。短編構成だけど、一冊で一つの話になっている。このシリーズは非常に面白い。

    1
    投稿日: 2013.03.29
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    あやうく4巻先に読むところでした。 久しぶりの僕僕先生シリーズでしたが、やっぱり好きだなあと思います。巻がすすむにつれ登場人物も増えにぎやかになってきた印象を受けました。

    0
    投稿日: 2012.12.31
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    サクッと読める中華ファンタジー3巻目。   今巻で、 これだけの幅のキャラクターをさっくり描く手腕は本当に半端ないなあとしみじみ思わされました。 「僕僕先生」の立ち位置のニュートラルっぷりが凄い。   実際に作者の方が中国に留学経験があるそうで、 各地域の名産、気候などもなかなか真に迫った感じで楽しいです。   さて、このシリーズはまだ続くのですが、 後の続刊はハードカバーしかない、 しかもこの巻はそれなりに引きのあるオチ、という、 なんともモヤモヤする状態にさせられます。 調べてみたら、最新刊まで後3冊も続くよう。   楽しい話が続くのは嬉しいのですが 笑、 一気読みできないのはちょっと残念。 早く文庫ででないかなぁ。。

    0
    投稿日: 2012.09.29
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    シリーズ第3作。 ストーリーテリングが巧みだなあ、と感心。 実は第2作の「薄妃の恋」を読まずにこの本を読んだのだが、それなりについていけてしまう。 さりげなくあちこちに、ここまでにいきさつが紹介されているからだ。 ただ・・・ 第1作ほど楽しめなかったかな。 このお話は、サザエさんのように、どこで終ってもいいタイプのものか、不可逆な方向性を持った話なのか・・・ まあ、後者であろうけれど、その割には王弁くんにあまりにも変化がなさすぎて、ちょっと退屈してしまったのだ。 この先、「三冊目」を買うかどうかは、思案中だ。

    0
    投稿日: 2012.09.24
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    師弟より近く、恋人より遠い関係のまま、ゆるゆると旅を続ける僕僕先生と王弁に怒濤の急展開!なんと政府公認の精鋭刺客集団「胡蝶房」に、先生暗殺の命が下されたのだ。送り込まれたのは、猛毒を操る劉欣。しかし孤独なスナイパーの意外な過去が明らかになり、僕僕一行は思わぬ局面へと歩を進めて・・・。一方で薄妃の恋にとうとう決着?大人気の中国冒険奇譚、波乱の第三弾。

    0
    投稿日: 2012.08.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    僕僕先生 第3弾 今回も6つの短編集。 蚕に暗殺者、と 僕僕一行の仲間がどんどん増えていく。 薄妃の恋にも結末が訪れ。切ないものだったけど。 少しずつ元気になって欲しいなぁ。 この、元・胡蝶房の暗殺者、劉欣が好きだなぁ。 愛情をくれた母親と居場所をくれた仲間との板挟み。 ところで、紹介文の 「師弟より近く、恋人より遠い」というフレーズがお気に入りです。

    0
    投稿日: 2012.08.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    僕僕先生シリーズということで、3巻目読破。 ここでも、王弁の言う、僕僕先生を待つ5年間の出来事は明かされませんでしたね。 作者的には重要視するほどでもないってことでしょうか。どこかで明かされると嬉しい。 劉欣の、暗殺者から迷いに迷って結果的には仲間になるまでが無駄に長ったらしい。 はっきりしなさい!って、思わず突っ込んでる自分に苦笑です。 せっかく仙骨が現れたのに、どうやって弟分の追手を殺めてしまったのか。肝心のところがすっぱ抜けていたので、そこは肩スカし。やっぱり度の越えた体術かしら? 百足をいたぶる文面はさすがに嫌気が。ああもう、やめてくれ…!ってなりました。 薄妃は、途中から結果が読めてしまって。なんだか、ね(苦笑) とっても穏やかに安らいでいた彼女が、どん底に落ちてしまって。悲しいわ。 蚕嬢はかわいいね。王弁の袂が気にいっていつもそこでコソコソしてるのかと思うとほほえましい…ほほえましいんだけど! 実際には大きな蚕姿だと思い出してはゾクッとする(笑) 再読は、ないな。 私のなかで、僕僕先生は各巻1度読んでしまえばそこでもういいやって終わる感じです。

    0
    投稿日: 2012.07.18
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    仙人の僕僕先生。変幻自在な姿ですが、何故か普段は美少女の姿でいます。クールビューティー! 弟子の王弁は、先生が大好きなのですが、その心はいつも読まれていて…… 特に急ぐ訳でもない、気ままな旅。 でも、行く先々で問題にまきこまれてしまいます。 今回は、先生を狙う刺客・劉欣が登場!! 凄腕の劉欣が、僕僕を追いかけながら、葛藤していくところが面白いです。 切ない孤独のスナイパー、ちょっとかっこよかったです。 常に大百足を懐に入れているのですが…!

    0
    投稿日: 2012.03.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ≪内容覚書≫ 美少女仙人僕僕先生と、 その弟子王弁君の旅物語第3作。 2作で道づれとなった薄妃に加え、 今回は暗殺者が仲間入り? さてさて、彼らの旅はどこへ向かう。 【目次】 職業兇徒 闇に囚われた者 相思双流 せっかちな女神 主従顛倒 夢に笑えば 天蚕教主 惑う殺し屋 回来走去 誰かのために流す涙 恩讐必報 失くし物、見つけた物 ≪感想≫ ・職業兇徒 闇に囚われた者 「胡蝶」という暗殺集団に属する劉欣さん、登場。 異様に長い手足のせいで疎まれてきた幼少時。 そんな彼の大切なものは、拾ってくれた養父母と、 受け入れてくれた「胡蝶」の仲間たち。 僕僕先生の暗殺命令を受けた劉欣さんだが、 母親が病に倒れてしまい…。 これは、切ない。 きっと僕僕先生が、最後にはなんとかしてくれると信じる。 ・相思双流 せっかちな女神 せっかちな女神さまが切ない。 なんだ、今回は、切ない思い連作なのかしら。 ・主従顛倒 夢に笑えば 現実と夢の中で、主従がひっくり返ってしまう二人の話。 前作の剣を貸す話もそうだけれど、 夫を思う妻の心が強くてすてき。 それに対して、男は情けない。 仁木先生、強い女がお好きなのかしら。 ・天蚕教主 惑う殺し屋 蚕の蚕嬢が仲間入り。 この回の王弁君の行動はちょっと意外だった。 仙骨がないこと、そんなに気にしてたんだ。 そして、ホイホイ着いて行っちゃうんだ。 そこは、僕僕先生のところに戻ると思ってた。 薄妃さんが男前だった。 ・回来走去 誰かのために流す涙 薄妃がついに恋人に会いに行く。 しかし、その結末は、悲しいものだった。 劉欣さん、大活躍。 恋人の心変りは悲しいけれど、なんとなくこうなる気がしてた。 薄妃には、人間ではない恋人ができる方がしあわせだと思う。 恋人の周りの人間のようなことを言ってしまっているが、 二人だけの世界、は難しくて、 どうしても周りの世界に影響されてしまう。 それを考えると周囲に祝福されない関係は、 心からしあわせを感じることはできないと思う。 薄妃がしあわせになれますように。 ・恩讐必報 失くし物、見つけた物 劉欣さんの仲間がついにやってきた。 いずれは来ると思ってた。 劉欣さん不利…!そして大百足が…! 仙骨を持つ劉欣さんの成長を期待させる一作。 がんばれ劉欣さん。 あと、薄妃さんが、元気なくて淋しい。 早く元気になってくれるといい。 今回は、僕僕&王弁より、周りに中心を置いた作品だった。 マンネリ化せず、話が広がり、続きがますます楽しみになった。 いつの間にか道連れが増えていくのがいい。 ちょっとRPGっぽいか。 アニメ化を期待できそうな作品。

    0
    投稿日: 2012.03.03
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    シリーズものとは知らずに購入。ダヴィンチで、スカッとする本として紹介されてた。板挟みにあっている劉欣を救ってくれた先生!ただものではない。シリーズ制覇したい!と思った作品。

    1
    投稿日: 2012.02.22
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    僕僕先生シリーズの第3弾です。今回は前回までに登場した人物も合間に登場するので、記憶を一旦巻き戻す必要があります。 タイトルにあるように”胡蝶房”と呼ばれる最強の暗殺集団に属する劉欣(りゅうきん)が次の標的仙人暗殺に向かうところからお話しは始まります。この狙われる仙人というのが僕僕先生ですから、血なまぐさい戦闘場面がたびたび登場するところが今回の特色です。そうはいっても僕僕先生と王弁との絶対的な師弟関係は崩れるわけもなく、毎回漫才でいうボケと突っ込みのような平和なやり取りが繰り広げられます。 旅の途中で色々な事件が発生してお伴する仲間も増えていきますから、この辺りは孫悟空のお話に雰囲気が似ています。前回お伴に加わった薄妃の恋の行方も完結をみます。そして、劉金が狙う僕僕先生との対決が見ものといえますが、劉欣の身の上にお話の鍵があり、彼の胡蝶房に属する者らしからぬ心の動きがこの物語の行方を左右するのです。 王弁との会話のやり取りのあとの”僕僕は予測するが、予言はしない。”という文言に仙人としての矜持みたいなものが現れていると思いました。

    0
    投稿日: 2012.02.12
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    シリーズ物3作目。 以前よりもムフムフ感はなくなったものの、痛快なストーリーはそのまま。 劉欣の話も、完結するのかと思ってたら、続くんですね。楽しみが増えたからいいけど。 薄妃は残念といえば残念なのかもしれないけど、こればっかりはしょうがないのかもしれない。どうしようもできないし。でも、その後の薄妃の行動はダメですね。こういうのがあるから女性って怖って思っちゃう。まー、女性が「女はこえーよ」って言ってる時点で気づいてるけどね。 僕僕先生と王弁の旅自体は仲間を増やしながら、広州へとたどり着いたわけですが、いいなー。中国は北京西安付近しか観光したことないので、この小説で軽い中国旅行してる気分です。いわゆるタモリさんが時刻表と地図で旅行してるかのように。

    0
    投稿日: 2012.01.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ☆42011年12月2日 ぐんと話が面白くなった一冊だと思いました。これまでは、のほほんのんびりなイメージが強かった本シリーズだったのですが(それは、それで面白くて好きでしたけれど)、登場人物がぐんと増えたと同時に、物語が”進んでいる”という感じがして面白く感じたのだと思います。唯一のマイナスは、薄妃のところでしょうか。ちょっと先が読めてしまって・・・。全体的には、続けて読んできて満足。そして、次が楽しみになる、という一冊でした。

    0
    投稿日: 2011.12.05
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    文庫化したので再読。僕僕先生シリーズ第三弾です。この巻は薄妃と新たに登場した僕僕を狙う殺し屋、劉欣の二人がメイン。劉欣は殺し屋なのに両親の命を優先させたり、なんだかんだで僕僕の言うことを聞いてしまったりして結構コミカルで面白いです。薄妃の心情の変化も見所の一つ。怪しい影が本格的に動き出し、僕僕一行への関与が明確になったこの巻。次巻の文庫化も楽しみです。

    0
    投稿日: 2011.11.25
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    これまた短編集で、またしても旅仲間が増えてます。 一体いつになったら、2人で旅が出来るのでしょうか…?w 何だか、かなり遠い現実、のような気がします。 増えた旅仲間は、通常ならお目にかからない…というよりは かからなくてもいい職業の方が1人。 人ではない存在がひとつ。 どちらも何だか一筋縄ではいかないような正確ですし。 前に出ていた、記憶喪失兄とその嫁と弟のその後も ちらっとでしたが分かりました。 そして…最初の旅仲間になった彼女の彼氏のその後も。 まぁ、気持ちは分からなくないですけどね…。

    0
    投稿日: 2011.11.04
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    かわいい♪ 「相思双流」は、とってもかわいかったです。 切ない話やキュンとしちゃう話など… もっと 読みたい!!!!

    0
    投稿日: 2011.10.06
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    相変わらず面白いんだけど王弁くん、さいきん必要なキャラなのかなぁーと。 劉欣が仲間になることにより益々王弁くんの必要性が見出だせない。

    0
    投稿日: 2011.09.25
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    【なんだかんだで王道ファンタジー】 冒険物が好きな方、小難しくなく気軽に本を読みたい気分の方にオススメしたいです。 ファンタジーの王道って、冒険あり・戦いあり・剣士と魔法使いあり・ロマンスあり…っていうイメージがありました。(とっても個人的なステレオタイプで恐縮です;) この『僕僕先生シリーズ』は、中国を舞台に妖異神仙が人間界を目的なしに旅するハナシで、最初読んだときは(正直ハマったりはしないかな…)と、実は思っていたのですが^^; シリーズ3作目を読み終えた感想はまさに…「王道だ!!!!」 この一言ですね。続きが読みたくて仕方ないです。 今作もとっても読みやすく、すいすい読めます。 ちょうどこの本を読んでいる時、煩雑な作業を終えて「ちょっと頭を休めたいな~」という気分だったのですが、読んでいて逆にイキイキと頭が復活しました。 だんだん面白くなってきたということで、評価を上げて★5つです!

    0
    投稿日: 2011.09.16
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    僕僕先生に刺客が! 僕僕を暗殺するように指令を受けた劉金 しかし母の命を助けてもらい僕僕をなかなか殺せない 更に劉金を殺す為に仲間の刺客が遣わされる 何故か一緒に旅をすることになった劉金 殺し屋なのに仙骨があると聞いて弁は面白くない そして薄妃はやっと愛しい彼の元に帰る事に 今回は僕僕と弁の絡みが少なかったかなぁ 弁の様に自分に素直でいられるのも才能だと思う 彼は優しい

    0
    投稿日: 2011.08.04
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     今回もふわふわと可愛らしく(表現おかしい)、楽しく読んでいますが、今回王弁くんの活躍が少なくてちょっと残念。劉欣さんが今後どう話に絡んでくるようになるのか、はてさて。

    0
    投稿日: 2011.08.03
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    僕僕先生の周りに段々人が増えていく。来るもの拒まず(じゃないか)去るもの追わず、固執を厭うAs it is的な仙人思考だけど、僕僕先生はけっこう人が好き?

    1
    投稿日: 2011.07.31
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    僕僕先生シリーズの第3弾です。 第1作を読んだ時は、こんな本格的シリーズ物になるなんて予想していませんでした。面白かったけれど、どちらかと言えば軽い、仙人が美少女というキャラだけで読ませる作品でした。 2作目で吉良という大きなキャラが現れて道連れになり、さらにこの作品ではミュータントの暗殺集団、その一人の劉欣が現れて。。。話がどんどん壮大になって行きます。 そんな所はなんだかギャグ漫画としてスタートし、最後は人間性も描く壮大な格闘物となったキン肉マンのようです(漫画の世界は良く知らないのですが・・)。 面白いからいいですけどね。すでに第4作も出版済み。文庫化を待ちましょう。

    0
    投稿日: 2011.07.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    僕僕先生もシリーズ3作目。旅の仲間が増えましたね。ホイポイカプセルのような第狸奴や、天馬の吉良、皮だけの存在である薄妃は前作にも出てきましたが、今回は刺客集団「胡蝶房」の先鋭である劉欣や、蚕の姿をした蚕嬢も加わってますますにぎやかに。けれども王弁のぼんやりした感じや僕僕先生の不思議にかわいい印象は変わりません。次回作からはどうやら鬱展開らしいので、今回は直前サービスだったのかもしれませんが、第狸奴と蚕嬢が王弁の頭上を取り合うシーンなどはほのぼのしていて楽しかったです。

    0
    投稿日: 2011.07.18
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    めちゃめちゃ好きなわけでなく、 粗やムラが気になる所もあったり、 でもなんだかんだ手にとって、 最終的にほっこりかわいらしいと、 また思った第3弾。

    0
    投稿日: 2011.07.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    王弁君と僕僕先生と薄妃ちゃんの一行に新たに劉欣くんと蚕嬢が加わりました。 僕僕先生の「選んだことを後悔はさせないよ」と言う一言がオトコマエだなぁって心から思う。

    0
    投稿日: 2011.07.10
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    感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201106/article_6.html

    0
    投稿日: 2011.07.07
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    何人たりとも代わりになりえない愛。 何ものにも代えがたい義。 その二つが両立しない時。 詩歌演劇の永遠のテーマをファンタジーの舞台にのせて、安易なハッピーエンドにも現実的なバッドエンドにもしない説得力がある。

    0
    投稿日: 2011.07.04
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    シリーズ文庫版3作目。1作目から好きで楽しみにしています。今回は新たな人物?も登場して、その設定がすごくよかったと思います。緊迫感有り。感動有り。で面白かったです。次巻が楽しみです。

    0
    投稿日: 2011.06.28
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    僕僕と王弁。狸に痩せ馬。薄妃、劉欣、蚕嬢と道連れが増えた一行。緊迫した出来事が続きました。あぁドキドキした。

    0
    投稿日: 2011.06.25
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    仁木英之の胡蝶の失くし物を読みました。僕僕先生シリーズの3作目でした。普段は美少女の姿をしている仙人僕僕と仙縁のある道楽青年王弁が唐の時代を旅するというファンタジーでした。今回もいろいろな登場人物がいろいろなエピソードを紡ぎ出していて、楽しく読むことができました。とは言え、僕僕、王弁、吉良、薄妃、劉欣、蚕嬢と旅の仲間もだんだん増えてきて、1作目より大味な物語になってきているように感じます。次の巻では少しは物語が締まるといいのですが。

    0
    投稿日: 2011.06.13
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    仙人とダメ弟子の珍道中。 これまでの2冊より、まとまりがよかった気がします。 暗殺者同士のガチバトルってのも、比較的緩み易い中華系物語を 引き締めてたかも 弟子、成長しないなぁ。。。

    0
    投稿日: 2011.06.07
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    『僕僕先生』シリーズ、第3弾。 僕僕先生を狙う殺し屋が現れて、前2作のほのぼの感がなくなると思いきや、緊迫しながらもなんだか和んでしまいます。

    0
    投稿日: 2011.06.06
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    あっと云う間に読み終わる。というか、読み始めてたら、止まらなくなった。 朝廷から凄腕の刺客が僕僕先生を狙ってやってくる。その他、登場人物が増え、いろいろ謎が増えていく。物語の枠組みが、ぐっと大きくなった印象。 僕僕と王弁の微妙な関係の進展は特筆することはない。それどころじゃないってことかな。 兎も角、続きが気になります。

    0
    投稿日: 2011.06.05
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    安定感をましつつ新要素も取り入れ、シリーズ物の味が出ている。 まだ飽きていない、まだ続きが読みたい。 主観の人がたまにコロコロ転がりすぎてて読みづらい所があるな、と3作目にして気づく。あとは仙術やら暗殺術やら、想像力を使うものの説明って詳しすぎてもこんがらがるし、簡潔だとチープだし難しいなと。 しかしまぁ、中国もので旅行もの、さらに仙人ものはツボだ。 そろそろ落としどころが気になってくる。

    0
    投稿日: 2011.06.02
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    連作短編の趣きが強くなってきた。シリーズとして定着したからかな。正直、主役2人のことだけでなく続きが気になる。世界観の広がりがある一冊。

    0
    投稿日: 2011.06.01