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総合評価

66件)
3.3
8
15
31
10
0
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    (借.新宿区立図書館) 元は1993年刊か。中途半端な古さかも。著者のこっち系の作品、大体パターンが読めてきたのでもういいかな。

    0
    投稿日: 2025.09.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    栗山千明様の表紙ではなく、皆川博子様「巫子」みたいな装画の版で読みました。 映画は観ました。栗山千明様は美しいし夏川結衣さんも美しいし根岸季衣さんは怖いし筒井道隆さんはフラフラしている……あんまり怖くない作品でした。 3人の三角関係が中心だったようで、小ぢんまりしていた印象でした。 原作は、3人が幼少期を暮らした矢狗村や神の谷、石鎚山すべてを巻き込む死者の蘇りで、大ごとになっていました。 復讐される人もいれば、「会いたかった…」と還ってくる人もいました。哀しい。 修験者は石鎚山の山頂で鎮めて、神の谷では再生した莎代里を死の国に戻すために、死の国から日浦康鷹がやってきて連れ帰る。照子さんを振り切りながらなのでアツい…!願わくば、これを大杉漣さんで観たかったな… 狭いコミュニティだと、噂はすぐ広がるから、何か話題が出たら「どこから知られた?どこまで拡がってる!?」と疑心暗鬼になってしまい避けるようになるのはあるある。人も土地も。 四国にはいまだにいったことがないのでますます行ってみたくなりました。 石鎚山、2000m近くあるのか!観てみたいな〜

    3
    投稿日: 2025.09.11
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    中学生くらいの頃に流行っていたけれど読んでこなかった。じっとりした不穏な空気がずっと続くところが良い。

    0
    投稿日: 2025.08.09
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    四国霊場を亡くなった人の年齢だけ逆打ち(左回り)すれば死者がよみがえるという設定のお話。 恋愛物語としては登場人物たちに共感できないし、奇譚モノとしては定番すぎてゾッとはしないし、とっても中途半端なお話だった。 田舎って選択肢が少ないし、すぐに噂が広がるしで大変な部分もあるんだってところも定番過ぎたかな。

    0
    投稿日: 2024.11.16
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    四国のお遍路さんを題材にした架空の民間伝承ホラー。 設定は興味深い。本当にありそうな伝承だ。 ただ、小説自体は日常のシーンが多く、純粋に恐怖を感じたい人には少し冗長かもしれない。 スティーブンキングの描く恐怖と日常の対比みないな要素を大切にしている気がした。

    0
    投稿日: 2024.10.17
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    著者、坂東眞砂子さん、ウィキペディアを見ると、次のように書かれています。 ---引用開始 坂東 眞砂子(ばんどう まさこ、1958年3月30日 - 2014年1月27日)は、日本の小説家。ジャンクロード・ミッシェルとの共同執筆による筆名に梟森 南溟(ふくもり なんめい)がある。 ---引用終了 で、本作の内容は、次のとおり。 ---引用開始 二十年ぶりに、故郷である高知の矢狗村を訪れた比奈子は、幼馴染みの莎代が十八年前に事故死していたことを知った。その上、莎代里を黄泉の国から呼び戻すべく、母親の照子が禁断の"逆打ち"を行なっていたのを知り、愕然とする。四国八十八ヶ所の霊場を死者の歳の数だけ逆に巡ると、死者が甦えるというのだ-。そんな中、初恋の人・文也と再会し、恋におちる比奈子。だが周囲で不可思議な現象が続発して…。古代伝承を基に、日本人の土俗的感性を喚起する傑作伝奇ロマン。 ---引用終了

    31
    投稿日: 2024.08.04
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    20年ぶりに帰ってきた地元で仲の良かった幼馴染が亡くなっていたことをはじめて知る比奈子。 帰省中に起こる様々な出来事にゾワっとした。 土俗ホラーといった感じで、四国のお遍路や口寄せなど色々盛り込まれていてなかなか面白い。

    13
    投稿日: 2024.05.29
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    高知の風習が描写されていて、いつもながら、高知の山々、自然、川などが目に浮かぶ。登場人物の言動も高知の人間そのまま。リアルと想像をうまく織り交ぜている。 お盆に松明を木の棒の先にくくりつけて、火をつけて高く掲げる。死んだ人が帰ってくるための目印になる。というのは、祖母から教えられた。 『死国』という映画は、ずっと気になっていた。今回読んでみて、ホラー小説という感じがしなかった。 坂東さんの作品はどれも、ひとつのジャンルにはくくれない。

    0
    投稿日: 2024.04.22
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    やはり★5!! 新品が売ってたので、新品で再読したいと思い購入。 やっぱり坂東さんはゾワゾワと怖いです。 石槌山とか死ぬまでに一目見てみたい。 サヨリちゃんのお父さん。。無念でござる。

    0
    投稿日: 2024.04.07
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    生者も死者も怖い。 娘を失った母の気持ちはわかるが、母もこの地の呪いのような物に囚われてしまっていたのかもしれない。 ハッピーエンドで終わるかと思いきやの最後のワンシーンで、誰も彼もみな囚われた小さな世界から抜け出せないのだと思った。 本当にありそうな話。

    0
    投稿日: 2024.04.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『ぼくらの頭脳の鍛え方』(立花隆・佐藤優)をきっかけに本作に興味を持った。読んだ感想として、自分が好きな和風ホラーゲーム「零 赤い蝶」と似た雰囲気や展開で、個人的に読みやすい小説であった。本作は高知県の矢狗村を舞台に、小学時代に過ごした村を訪れた主人公の明神比奈子、かつて主人公の親友で今は亡き日浦莎代里と幼馴染の秋沢文也の三人を中心に物語が進む。この話の見どころは、秋沢文也をめぐっての主人公と蘇った親友の関係性と争いであろう。物語の中盤で判明するが、比奈子にとって、莎代里が小学時代で一番仲がよいと思っていたが、それに反して、莎代里は比奈子を単なる付属物、いいかえると自分にとって都合のいい操り人形にすぎないと、それぞれの心情が食い違うのである。また、莎代里が比奈子と同様に文也が好きだと物語の後半で明らかになり、そこからお互いが文也を取り合うという三角関係が特徴的である。それだけではない。この小説は、所々『古事記』や古代日本の伝承等に言及しており、それによって日本特有の恐怖や観念を醸し出すところが幻想的で虜になる。

    0
    投稿日: 2023.02.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    自分の住んでいる四国を舞台にこれほどまでの土俗ホラーが繰り広げられるのにまず驚いた。寒風山トンネルとか石鎚山とか馴染みのある地名が出てくるので、自分の住んでいるところがとんでもなく恐ろしい死者の地のように感じた。 しかし、この死者を甦らせる逆打ちという儀式、これが本当にあるのか、または言い伝えとして残っているのかは寡聞にして知らないが、このアイデアは秀逸。実際、ありそうだもの。 そして素直にお遍路さんを感心して見る事が出来ないようになりそうだ。 この逆打ちを中心に、四国が死者と生者が同居する“死国”となる展開、そして比奈子の実家の管理人、大野シゲの若かりし頃の不倫の話、儀式として四国霊場八十八ヶ所巡りを村の男が順番に行う男の話、植物人間状態で入院している郷土研究家の莎代里の父と介護する看護婦の話、これら全てが逆打ちに同調して収斂する手際は見事だ。 今回読書中、『八つ墓村』とかの昔の日本の映画の雰囲気を思い出した。あの独特の日本人の魂の根源から揺さぶられる恐怖がここにはある。日本の田舎が持つお化け屋敷的な怖さを感じさせる文章力は素晴らしい。 そして映画は未見だが、恐らく莎代里=栗山千明なのだろう。このキャスティングは見事。イメージぴったりだ。映画も観たくなった。

    6
    投稿日: 2023.01.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    結局は三角関係の話。と思うと陳腐だけれど。 四国の自然とか古事記の世界と合わせると、情景が豊かに浮かんでくる。 ちょっと四国が怖くなった。四国の人はどう思ってるんだろう? 結局男は死んだ女のもとに行ってしまうのだけど、そんな呪縛から逃げれないのは不幸なこと。主人公もせっかく帰省したのに踏んだり蹴ったり。東京の彼も終わってるし。

    2
    投稿日: 2022.02.01
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    設定はよかった。情景の表現もよい。だけ。 すごくもったいないのにあまりにひどい。 どこかのアニメで影響を受けたんだろうな、でもその映像を自己満足で完結してしまったためにこんな小説になりました、みたいにw 文中に出てきた四国の古代歴史?の本の方を読みたかった。 うん、設定がよかっただけにもうひどい、笑えるくらいに酷いw ラスト数ページで何度も寝落ちを食らうのも珍しいwww

    2
    投稿日: 2021.02.17
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    坂東眞砂子の初期の長編。 これをもって今をときめく坂東のホラーワールドが広がった先駈けとなった作品である。 四国を“死国”に置き換え、石鎚山につながる土俗信仰をうまく絡み合わせて、壮大な物語へと展開させていく力はさすがというべきか。また、“吐息のような光を放つ蛍”なんていう表現は、思わず「うまいなぁ」と感じてしまう。

    2
    投稿日: 2021.01.26
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    日本を代表する巡礼である「四国八十八ヶ所巡り」に、呪術的要素を加えた、怪奇ロマン系のホラー小説です。日本の風習や、しきたりといった土俗的な部分に惹かれてホラーを好きになった私としては、世界観に入り込みやすかったです。

    2
    投稿日: 2020.09.08
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    小中学生の頃に深い恐怖に陥れられた映画「リング」。その続編の「リング2」と同時上映された作品が、この「死国」だった。「リング」、「リング2」は強烈な恐怖として記憶に残っているのだが、この「死国」は栗山千明の美しい黒髪と切れ目の妖艶さの印象が強く、内容を漠然としか記憶していなかったので、原作を当たることにした。 本作は、「四国=死国(黄泉の国に最も近い場所)」の古代伝承(解釈)を基にしたホラー小説。 高知県の矢狗村という田舎が舞台の中心。村の口寄せ巫女である照子は、亡くなった娘(莎代里)を甦らせるべく「逆打ち(=四国八十八ヶ所の霊場を死者の歳の数だけ逆に巡る)」を行う。その最中、主人公である比奈子は小学生時代に過ごしたこの村に東京から帰郷する。東京での愛人関係に悩まされる生活から離れ、静かな故郷に帰郷し、仲の良かった莎代里と再会することで心機一転を図ろうとするが、そこで知らされる莎代里の死。意気消沈する比奈子の前に初恋の相手である文也が現れ、恋に落ちる。東京での愛人関係に終止符を打ち、文也との恋を成就させたいと願うが、比奈子らの周囲で不可思議な現象が起こり、死んだはずの莎代里の気配が纏わりつく。そして今――――死者が甦る。 「死者を甦らせること」≒「隠されたものを暴くこと」として描かれていたように感じた。前者は神を汚す冒涜的行為、後者は不用意に行ってはならない行為(「知らなければ良かった莎代里の比奈子への感情」、「愛人を見捨てた過去を思い出してしまう村の老婆」、「意識が無いと思っていた患者に対して行っていた行為を患者自身によって暴かれる看護師」など)、どちらも(程度の差はあれ)”禁忌”として。 (作中の言葉を借りると、)生きている人は、程度はどうあれ、誰もが「亀の甲羅」を被っている(=自身を隠すことで身を守っている)。それを不用意に暴くこと、それは静かに眠る死者を起こすが如く、危険な行いなのだ。

    2
    投稿日: 2020.07.26
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    映像化したら怖そう。やっぱりこういうホラーって文章ではそうでもないのかな?(「ドグラマグラ」とか「リング」の前半とか、狂気の部分にコないとね) 比奈子と文也の仲が進展していく過程の描写がなんか瑞々しかった。 もう1作くらい読んでみるか? 

    2
    投稿日: 2018.10.15
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    個人的にはものすごく好きなジャンル。 四国八十八ヶ所の巡礼?をモチーフにして 古代伝承をふんだんに練り込んだホラー…でいいのかな? 民間伝承-宗教-信仰については個人個人で様々な解釈があるから、どうこう言うつもりはないけど、フィクションとはいえこのような形でこれまでの歴史が変遷されてきているのも事実。 読み物として十分満足できるし、ちょっとした揶揄っぽくも感じる。 ま、ロマンって謳ってるのででその描写もあるけど、その部分だけがちょっと浮いてるように感じた。

    2
    投稿日: 2018.05.22
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    読ませるんだけど面白くない。登場人物がこの行動をするのにもっと説明が必要なように思う。あ、こう動いてるけど他に理由あるんだよね、と深読み(邪推)しながら読み進めるとホントにそのままだったりして。あと、郷土史家が残した資料で怪異を説明しようとするのは乱暴すぎると感じた

    0
    投稿日: 2017.12.25
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    四国八十八ヶ所を逆回りで巡礼すると 死んだ娘が甦る 死者と生者が入り混じった世界にあるのは 永遠のモラトリアムである 大人の自由は欲しいけれども、責任負うのはまっぴらごめん 死国とはそういう願いの国である その到来が許されないのは、結局のところ生者の嫉妬かもしれないし 頑迷さによるものかもしれない 漠然としたホラー小説だ おそらく、バブル時代を人間性の死と捉える視点はあるだろう しかし死者の世が実在する世界観で、なぜ生と死が等価となりえないのか 納得のいく説明はない ただはっきりしているのは 生に執着する死者が、生者にとっての悪霊でしかないということだけだ

    2
    投稿日: 2017.04.23
  • 内容は結構重いがページ数も多くなく気軽に手にとって読める。何もしたくない時の読書にうってつけ。

    何も考えずに淡々と(時間潰し的に)読むにはうってつけの物語だと思う。ストリーとしては結構面白かった。期せずして兄妹間の近親相姦の結果として鵺(ぬえ)を導くための闇が生まれてしまったのか、あるいは、どんな場合でも息子は母親を守りたいという彼の強い意志の結果、鵺となってまで闇を生んでしまったのか・・・、男はいくつになっても母親が好きであるとすると後者を選びたい。

    0
    投稿日: 2017.03.18
  • まったく怖くなかった…

    夏になったし、寒気がするよな本でも 読むか←と手に取った本。 残念ながら、まるで怖くなかった。 同作者の「くちぬい」の方がよほど 怖かったな。 四国が誤解を受けそうなほど、 インパクトある表題なので、多大な 期待をし過ぎましたね。 少し浮き世離れしてるというか、 うぅ~ん幽霊とか心霊ものって、 科学的根拠のないものを一切信じない 僕のような人間には現実味がなく 楽しめないです。 随分前に映画化されてますので、 映像で観れば少しは怖いのかな~。 ラストは誰も救われず? 結局、一番元気なのは娘の復活巡礼を するオバサンですね(*´艸`)

    14
    投稿日: 2016.07.21
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    角川ホラー文庫強化月間。またホラーじゃないし。 多分この作家(故人なのね)の代表作。死の国への禁断の扉を開いてしまって…という、神話や西洋ファンタジー風の作品。 ただ、始まってから8割くらいは何も起こりません。ひたすら起伏のない展開で、純文学のよう。時々挟み込まれる「男」「シゲ」の視点で何か展開をしたいようで、ほとんど話は進まない。 そういうスタイルも有るよなあと思っていたのだが、一番のクライマックスでは単にメチャクチャになっただけだった。どうやら、語彙力が足りていないようだ。 全体に、だれをキーに話を展開させたいのかが曖昧で、キーとなりうる人物は隠居していたり入院していたりほとんど姿を見せなかったりと、配置の悪さばかり目につく。 本筋の死者の国も、ファンタジー作品やゲームなどで出てくるような陳腐なものだし、それと絡めたい神話や言い伝えについては、語れる人物が一人しかいない。半村良の文章のほうが魅力的だ。 岩井志麻子「ぼっけえ、きょうてえ」のはやった時期で、高知弁が新鮮だったのかね。今となっては、退屈な作品としか思えないわけで。 余談。 「鈍色(にびいろ)の空」という表現、女性作家の常套句だけど、これが出てくるだけで「語彙力がないのかな」と疑ってしまう。中二病ワードの一種なのかと思いますが。

    1
    投稿日: 2015.08.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    確か映画化されてた? ドロドロ系のホラーっぽいのを読みたくて探してて、ついAmazonでポチッとしてました(^o^;) 私自身にいわゆる地方の「田舎」という場所がないので、古い伝承があるような人里離れた場所でのドロドロ話って好きなんだよね (〃▽〃) ホラーでいうと、岩井志麻子の「ぼっけえ、きょうてえ」とか良かったもん ( ̄m ̄*) 血生臭いドロドロ人間関係、たまに読みたくなるんです、何故か(^o^;) 幼い子供時代の思い出と現在の人間関係が交錯しつつ、昔ながらの因習や閉鎖的な地方の生活の中で、タブーを犯した家族が行き着く最後。 やっぱり、死んだ者を生き返らしちゃいかんよ(-""-;) でも、思いを残して死んじゃうと、死んだ方も残された方も結局不幸になるんだよね(T_T) やっぱり彼は、連れて行かれて幸せだったのかも(ノ_<。)

    1
    投稿日: 2014.10.12
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    死者が甦る国、死国。 ちょいちょいと古事記の話も出てきて中々面白かったです。 ただ、チープ感が抜けずに読み進めてしまったので残念。。 終わり方も少しガッカリ。 映画もあるみたいですが、映像にした方が安っぽさ倍増しそう!

    0
    投稿日: 2013.12.19
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    内容(「BOOK」データベースより) 二十年ぶりに、故郷である高知の矢狗村を訪れた比奈子は、幼馴染みの莎代が十八年前に事故死していたことを知った。その上、莎代里を黄泉の国から呼び戻すべく、母親の照子が禁断の“逆打ち”を行なっていたのを知り、愕然とする。四国八十八ヶ所の霊場を死者の歳の数だけ逆に巡ると、死者が甦えるというのだ―。そんな中、初恋の人・文也と再会し、恋におちる比奈子。だが周囲で不可思議な現象が続発して…。古代伝承を基に、日本人の土俗的感性を喚起する傑作伝奇ロマン。 11月16日~19日

    0
    投稿日: 2013.11.19
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    板東眞砂子のミステリー小説であるが、四国の霊場をベースに死者が蘇る物語。日本ならでは不気味さがあり、面白い。後から映画も見たが、なかなかよくできた映画であった。 板東眞砂子の独特な世界は好きである。

    1
    投稿日: 2013.11.19
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    小さい頃、いろんな時に神頼みをした。縋る術がなかったのもあるけれど、目に見えないものは怖くて偉大だった。 死んだものより、生きているものが強い。そう信じて読んでいたけれど、死者も強い。苦笑 もっといろんなものを大切にしたい。

    1
    投稿日: 2013.11.16
  • ちょっと四国が怖くなる・・・カモ。

    単なるホラーと思いきや・・・ ちゃんとした小説でした。(笑) 古事記の時代にまで遡り、陰と陽が混在た時代から 人知れず守り続けられたこととは 舞台は四国の小さな村から、最高峰の石鎚山に広がり 想像を超えた展開が待ち受けます。 って、ちょっと言い過ぎかな?

    0
    投稿日: 2013.10.08
  • 四国八十八ヶ所巡りをしたくなっちゃう作品

    映画化されており、映像的な怖さは映画の方が上でしょうが、物語としては断然原作の勝ちです。著者様は四国ご出身のようで、実際行った事が無くてもイメージが浮かぶほどの素晴らしい描写。逆めぐりはともかく、一度巡ってみたくなること間違い有りません。

    0
    投稿日: 2013.10.06
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    四国と死国の意味。古事記をモチーフに、四国が死国であるがため、代々様々な役割をこなす人々。役割に着く前に早世した少女の復活。死者の復活のより、忘れていた過去の過ちにさいなまれる老女。

    1
    投稿日: 2013.03.16
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    序盤、読みやすく綺麗で湿った感じの文体に惹かれたが、いつまで経っても何も無く終わってしまった感が…。 ラスト、普通に幽霊が出てきちゃうのは興ざめした。

    0
    投稿日: 2012.11.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    展開が早く文章も上手なんでさくさく読めました。 生者と死者の対比が小野不由美の「屍鬼」を連想させる。 少女の粘りつくような執念が恐ろしかった。 怪奇現象に散々悩まされてるわりに主人公の比奈子と文也の行動が能天気すぎる気がした。 読んでる自分ですらぞっとしたんだから、登場人物二人もあんな目に遭ったら暢気にハイキングなんていかずに屋内に閉じ篭ったりするんじゃないかな。

    1
    投稿日: 2012.08.29
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    板東眞砂子。好んで読んでいた作家の一人。生と死、それに纏うような男と女の愛憎。古来伝承を交えながら話が展開していき、どっぷりとその世界に引きずり込まれる。いつもながら、凄い。 「生きていくとは、こういうことだ。山積する問題を背負いこんで歩く。それが亀の甲羅。」だけど「甲羅を抱えこむこと自体、生きていることの証、生者の特権だ。」と… 生とはそういうもの。

    1
    投稿日: 2012.05.12
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    タイトルからして強烈で内容も未だに鮮明。読んだ当時は中学生かな?とにかく怖かった。けれどまた読み返すと抱く感想はまた異なり、魅力的。自分の中では名作です。

    1
    投稿日: 2012.01.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    四国八十八ヶ所の霊場を死者の歳の数だけ逆さに巡ると死者が甦る…、というお話。 読んだことあるんですけど、10月に四国に行く機会があって内容忘れてたのでもいっかい読んでみました。 が。 怖いよー。 うわーん。 お風呂でシャンプーのとき目開けられないよー。

    1
    投稿日: 2011.12.13
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    こっち系のホラーはあまり怖くない。そうなっちゃうのか!はっきりしとけよこの面食いがぁ!って結局色濃く残るのがそこ。

    3
    投稿日: 2011.08.22
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      四国は死国、という話や古事記の引用などを使ったエピソードがとても面白かったです。日本で最初に生まれたのは淡路島。「阿波路島」とも言い換えることができるこの島は四国の阿波(現在の徳島)へ続く道、という意味。つまり四国は日本でも最初のほうに作られたとても重要な場所だと説明されているんです。土俗的なことにも触れられておりとても日本らしい話だったような気がします。 <ネタバレ>    日本人は古来から霊、自分達の先祖を大切にするものです。霊は私たちにとってとても身近な存在。死んでしまった人はこの世に関わることはできないんだけども、ある条件が揃ってしまった時、霊は身体を持たないものとしてこの世に蘇ります。莎代理の蘇りはほんとに怖かったです。夜一人じゃ読めなかったし、何度も鳥肌がたった。すごく怖かったけど、何故か読み終えないと更に怖いことになりそうな気がして止めることもできませんでした。   ラストはなんだか切ない。莎代理があんなにも怖かったのに、それも消えて、ただ切ない気持ちが残るだけでした。これは比奈子の心の成長の話でもありました。引っ込み思案だった比奈子はもうここにはいない。これからもずっと、3人のかごめかごめは続くのでしょう。

    1
    投稿日: 2011.07.13
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     四国、それは『死国』へと通じる。  四十八カ所の霊場を死者の年の数だけ逆まわりすれば、すなわち「逆打ち」をすれば死者は甦るという。  東京で生活に疲れた主人公の比奈子は郷里である高知県の村に帰る。幼友達とも再会、初恋の相手、文也とも再会し淡い恋の記憶がよみがえる。しかしいつも一緒で一番仲の良かった莎代里は事故死していた。しかも比奈子が東京へ転校していったすぐあと。まだ中学生だった。  莎代里は口寄せ巫女の家系に生まれた。村人は何か困ったことがあると先祖の霊を呼び出し、そのお告げを解決への指標とした。その際に依り代となる役割を莎代里の家の女が代々担ってきた。しかし、莎代里が死んでしまったことによってその役割を担う後継者が絶えてしまった。莎代里の母は、その後、狂ったように遍路を繰り返すようになる。逆打ちだ。そしてついに莎代里が亡くなった年と同じ回数を逆打ちし終えた。  そのあと、比奈子のまわりで次々と不可思議な現象が起こりはじめる。  莎代里は本当に甦ったのだろうか・・・  莎代里の母の奇怪な言動、村人が見たという死んだはずの人の姿、老女の頭に次々と甦る忌まわしい記憶。ざわざわした空気が村全体を包みだす…   土着的な伝承と土佐弁で編む類い稀な表現力で、払っても払っても、まとわりつくように寒気が体から離れない。稀にみる傑作だ。毛が逆立つ感覚を何度も味わう。女性ならでは耽美的な表現も妖しく、男性作家ではこうは書けない。   気に入った本はたまに再読するが、『死国』は、最近面白い本がないな〜、と読書意欲をなくしたときに真っ先に頭に浮かぶ本で何年かに一度は読む。今回が5回目の再読だった。  ご存じの方も多いと思うが、『死国』は夏川結衣主演で映画化されている。本の表紙の幽霊は栗山千秋。  映画はひどい出来だった。霊魂が甦る幽霊と、死体が甦るゾンビを勘違いしていた。ゾンビ映画は視覚と痛覚を刺激するが、幽霊は聴覚や触覚や想像力で補って感じるものだ。見えなくてもいる(感じる)もの。全然違う。ゾンビは肉的で質量があるが、幽霊は気配で、溶け込んでいるから質量がない。  映画化なんてしなけりゃ良かったのに。原作を冒涜している。  この本は絶対にまた再評価される日が来ると思う。  

    1
    投稿日: 2011.06.25
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    20年ぶりに故郷でもある高知の矢狗村を訪れた比奈子は昔の友人であるサヨリが事故死をしたことを知る。 伝統の血筋を絶やすことを認めない母親の照子はサヨリを蘇らせようと四国八十八ヶ所の霊場を逆に周りサヨリを含め死者を四国に蘇らせようする。 10年前くらいに読んだのを読み返してみました。 当時中学生ながらに怖かった記憶がありましたが今読んでもやはり怖い。 死者が蘇る。有り得ないが文章の中には確かに死者が存在していました。

    1
    投稿日: 2011.03.26
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    お遍路が右回りなのは生の結界を作る意味がある、ってのは面白いと思いました。 死霊が溢れる際の情景描写はすごかった。 あれほどまで生に執着があるものなのか。後悔しない生き方をするのが大事ということを考えさせられます。

    1
    投稿日: 2010.11.10
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    四国(死国・しこく)に昔から伝わる話。お百度回りを逆に巡ると死んだ者が生き返るという。遍路 四国霊場巡礼を続ける男。何十年振りかにふるさとに帰ってきた主人公が感じる 死んだはずの幼なじみの視線。 こわ~い。やっぱり 古い言い伝えがあるような田舎ってやっぱコワイ。山に囲まれて、騒音がないところは何かが出てきそう。一人で暗い場所では読みたくないね。

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    投稿日: 2010.07.05
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    二十年ぶりに、故郷である高知の矢狗村を訪れた比奈子は、幼馴染みの莎代が十八年前に事故死していたことを知った。その上、莎代里を黄泉の国から呼び戻すべく、母親の照子が禁断の“逆打ち”を行なっていたのを知り、愕然とする。四国八十八ヶ所の霊場を死者の歳の数だけ逆に巡ると、死者が甦えるというのだ―。そんな中、初恋の人・文也と再会し、恋におちる比奈子。だが周囲で不可思議な現象が続発して…。古代伝承を基に、日本人の土俗的感性を喚起する傑作伝奇ロマン。 (amazonより抜粋)

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    投稿日: 2010.05.01
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    東京から、故郷である四国、矢狗村を訪れた比奈子。 初恋の相手だった文也と再会するが、比奈子が東京へ行ってから死んだ友人の霊による事件が起こる・・・ 久々に読んだホラー、ミステリー?でしたが、面白かったです。 四国が死の国と呼ばれる所以など、参考になる話もたくさんありましたし。

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    投稿日: 2010.01.05
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    官能的な小説ですが、幾つも映画化されるということは、 大衆受けが良いのでしょうか? しかし、映画ではほとんど、 内容的な雰囲気は表現されていないのが、たまにきず。 どろどろとした人間の感情を 人という感覚ではなく、 違うところから表現しているところに、魅せられます。

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    投稿日: 2009.05.05
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    怖くなかったし、テンポよくて読み易かった。 沙世里の「もっと生きた(かった)」という台詞と、史也の決断は好き。

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    投稿日: 2009.02.27
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    こういう、歴史や迷信、言い伝えなんかが絡む話ってけっこう好き。骨子がしっかりしてればそれだけで雰囲気出るし。そういう意味ではこれも楽しめたかなぁ。でも結末が安っぽくていまいち好きになれんかった。途中まではよかったんだけどな。

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    投稿日: 2008.09.09
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    四国(死国)と「逆打ち」(八十八ヶ所を逆に回って死者をよみがえらせる儀式)が現代人とうまく組み合わさっています。 民俗学的な伝承の残る「村」という観点もわかりやすく、楽しめる作品でした。

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    投稿日: 2008.09.03
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    四国は死の国−。英語圏での13という数字が死神をあらわすものと同様に、日本では4という数が死につながる。そして四国という国の特異性。 死人がよみがえる、四国は死の国。いくつもの暗喩に四国に関わる他作品が思い出された。 四国という舞台の中で、本来ならば当たり前であるべき男女間の人間関係が影を落とす。

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    投稿日: 2008.08.17
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    2008/07/30読了 岩井志麻子的などろどろと生臭いのを求めて読んだのでちょっと肩透かし。というかラスト納得いかNEEEEEEEEE

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    投稿日: 2008.07.30
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    高校生の時 古典の先生に職員室に呼び出され なぜか勧められた一冊。 「きっと 好きそうやし 読みなさい」 当時 古典の世界が大好きだったわたしは 古典文体でつづられた「金色夜叉」や「たけくらべ」を必死に読んでいた。 難しいなあ・・・と 先生に相談に行ったりすることもありました。 おどろおどろしいタイトルに 勧めていただいたにもかかわらず 手にすることなく過ごしていたのですが 高校を卒業してから ふと紀伊国屋で足が止まり 扉を開いてみると・・・・ 作者の作風 独特の土地の湿度・・・みたいなものが感じられる 古事記、風土紀に通じる世界観。 おすすめです・・・

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    投稿日: 2008.05.15
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    うーん…読後、「だからどうしたの」って思ってしまった…。話の前と後の世界に違いを求めてしまうのは安易なファンタジーやSFの読み過ぎかな?

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    投稿日: 2008.03.24
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    主人公が里帰りすると幼馴染がもうすでに死んでいた。その幼馴染の母親が子供を甦らそうとする。 ・方言きつすぎ ・なんかなー・・・ ・怖くはない

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    投稿日: 2007.10.28
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    四国を死国にたとえているんですね。 怖い!と聞いていたんですが、私は怖くなかったなぁ。 たんたんと読んでいたように思います。 あんまり印象も残らなかった。 どうも私は読む前に「怖い!怖い!」って言われると もの凄く怖いって期待し過ぎてしまうようです(汗) しかし、逆打ちって本当にあるんでしょうか?

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    投稿日: 2007.10.10
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    お遍路さんのルートを逆周りすると死者がよみがえるらしい・・・。土着ホラー!というか田舎ホラー!といか独特の世界。映画化されましたね。つうか、真砂子!タヒチで猫を虐待すなーー!!!

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    投稿日: 2007.05.22
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    伝奇ホラーかと思いつつ、そこまでホラーではなかったですなぁ 「狗神」に比べると伝奇っぽさもちょっと弱めだけど、嫌いじゃないですな。

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    投稿日: 2007.04.12
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    一気に読んでしまった〜! 日本にいる際にどうしてもっと日本古来を知ろうとしなかったかなぁ、って思う。 大変興味深かった。 私、ちなみに四国には一度も行ったことないんです…。

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    投稿日: 2007.01.06
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    「子猫殺し」で話題の坂東眞砂子女史。 彼女の代表作を読んでみました。 映画の宣伝を見た時は「四国を馬鹿にしとんかい」と思ったものですが、読んでみるとなかなか面白いもので。 中学校の林間学校で登った覚えのある石鎚山など、身近な地名が出てくるわ、馴染みある土佐弁で皆が語るなど親しみの持てる小説でした。 ストーリーは凡庸な気もしますが、まぁいい意味でまともな物語かと。 主人公が魂の形を誰かと比較する件などは共感しましたが。 全体を通して感じたのは、坂東女史が日本的な生死感を持っているということ。 そして、都市に暮らす我々は、それを失いつつあるのではないかということです。 四国に縁のある方は読んでみて損はないかと。

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    投稿日: 2006.08.29
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    なんとなく読んだことがない作家さんだったので手にとってみた。友人だと思っていた子に、実は見下されていた事を知るくだりが丁寧で良かった。

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    投稿日: 2006.07.08
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    映画で見るのとはまた違う恐怖感があった。複雑な人間模様が描かれた作品。ただ「怖い」だけで終わらせないところがよかった。表現が上手だった。

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    投稿日: 2006.02.07
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    この作者の作品も十年くらい前に嵌って読み漁った。そのうちのひとつ。民俗学や古代伝承などの土臭さがある。読んだ当時、夜中に夜の暗闇が怖かった。ちなみに私は映画にもなった別著者の「黄泉がえり」は読んでいないのですが、あらすじを見たときにこの作品を思い出しました。

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    投稿日: 2006.01.26
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    二十年ぶりに、故郷である高知の矢狗村を訪れた比奈子は、幼馴染みの莎代里が十八年前に事故死していたことを知った。その上、莎代里を黄泉の国から呼び戻すべく、母親の照子が禁断の”逆打ち”を行っていたのを知り、愕然とする。四国八十八ヶ所の霊場を死者の歳の数だけ逆に巡ると、死者が甦えるというのだ──。そんな中、初恋の人・文也と再会し、恋におちる比奈子。だが周囲で不可思議な現象が続発して…。古代伝承を基に、日本人の土俗的感性を喚起する傑作伝奇ロマン。

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    投稿日: 2005.11.01
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    ■説明 四国は死国。 なんていう言葉が出てくる。 舞台は四国。 久しぶりに故郷を訪ねた比奈子は、会いたいと思っていた幼馴染の莎代里が事故死していたことを知る ■感想 ホラーなのか。本の裏表紙には 伝奇ロマンとなっていました。  手に取ったのは映画の予告編をテレビで見たから。 私はあまり神話などには詳しくないのだが、そういう言い伝えがあってもよさそうな。いかにもありそうな設定はよく調べられているなあと思った。  (巻末に参考図書が15ほど書かれている) また、長年ふるさとを離れていた主人公が帰ってきたときの感覚などは現実味がある。莎代里に対する子供の頃の比奈子側からの思いと 彼女の思いの食い違いなどもああ、そういったことはあるかもしれないと思うような ちりばめられた 現実味のある描写に 才能を感じた。  全体的には★★。 映画にするには格好の素材だったかもしれないと思った。

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    投稿日: 2005.02.02
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    このおどろおどろしさはmanaのツボを押した。この土俗的感性って日本人独特のモノだと思う。娘の死を受け入られない母親が四国八十八ヵ所の霊場を逆に回る。すると死者は甦るという。母の気持ちはよくわかる!だけど止めて欲しいよね、そういうこと。本作品が初挑戦でしたが、もう読むしかないでしょ!の作家になりましたよん、私にとって。それにしても四国と死国、上手いですよね。

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    投稿日: 2004.11.22
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    映画化もされたホラー。坂東真砂子はその土地の持つ闇の部分の雰囲気というのをとてもよく表現する人だと思う。この作品も四国八十八ヶ所を逆に回り死者をよみがえらせる「逆打ち」という題材を使い、高知の山村で話は進んでいきます。でも、怖いだけではないのが、ただのホラーと違うんです。

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    投稿日: 2004.10.11