
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今読んでも圧巻 当時読んだ人は当時の田舎の格差だったり、時代背景も重なっただろうし、これだけ評価が高いのも頷ける。
0投稿日: 2026.01.24
powered by ブクログドラマを知っているのでドラマの方が面白かったなと思ってしまう でもドラマのおかげで背景が思い浮かんで頭に入りやすかった
0投稿日: 2026.01.15
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岡山県と兵庫県の境にある鬼首村。 そちらにもこの名前の村があったのかと思ったら(宮城県にも同名の村がかつてあり、今も鳴子温泉鬼首という地名が残ってる)、横溝さんの創作だったのね。 何とも悲しい物語だった。 見立て殺人にした必然性はそこまでなさそうだし、他にもツッコミどころはあったものの、全体の雰囲気がいい感じにおどろおどろしく、その世界観にすっぼりはまらせてくれる。 犯人の正体を知って絶叫したあの人には幸あれと願うばかり。 そしてラストの金田一さんの言葉にハッとしてしまった。 そうか、そうだったのね… (ISBNで検索してこれが出たけど、表紙が違う…読んだのは「毬」の字を筆で書いたもので、そちらのほうが断然いいんだけどなぁ…出てこないのよね)
0投稿日: 2025.11.07
powered by ブクログ金田一耕助シリーズ6作品、昔の慣習と言葉遣い、差別的な考えが逆に当時の空気感を表していて好き。田舎の村ならではの人の距離の近さは懐かしさを感じる。 かなり方言が出てきて読みづらいかもしれないが、私自身が西の生まれなので、ざっくりはわかるし、西の独特な陽気さと田舎の卑屈さが通ずるところにも楽しさを感じた。 話の構成の巧みさはさすが、またストーリーのみならず、登場人物の心理という面でも巧さを感じる。八つ墓村や犬神家の一族よりも一般的ではないのが不思議。6作中、八つ墓村に続いておススメしたい。次はいよいよ犬神家の一族かな。 さて、今作品に戻り、私が感じたことはトリックがどいたこうよりも、人のうちに秘めた怒りや暗さ。犯人の立場になれば仕方ないとも思える。この事件の後を知りたい。 次も楽しみだ。
1投稿日: 2025.09.15
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短編集に首をひねったものだから長編もどうかと危ぶんでいたけれど、見事に杞憂だった。 いやー、面白い。当時からしても田舎と言われる地方で、過去からの因業があり、一夜度に被害者が増えていく…などという、読者からしたら実に贅沢な読み物だ。
0投稿日: 2025.05.17
powered by ブクログ岡山と兵庫の県境の鬼首村を訪れた金田一耕助が村に伝わる手毬唄になぞらえて、死体に妙な装飾が施された連続殺人事件に遭遇する本格ミステリーで、現場に残された不思議な暗号や二十年前に迷宮入りになった事件とのミッシングリンク、見立て殺人のフーダニット、ホワイダニットなど全く古さを感じさせない面白さがあった。金田一耕助と磯川警部のやり取りも良かった。
1投稿日: 2025.03.27
powered by ブクログ『獄門島』、『犬神家の一族』と読んで、3作目の金田一先生。雰囲気などは今作が一番好きでした。毎度お馴染み、一癖も二癖もある人物達、ホラーテイストの世界観、そして、なぞらえ殺人。事件も、会話も、解決編もどれも楽しく読ませていただきました。そして、ラストの金田一先生から発せられる言葉と描写が哀愁を帯びていて実に素敵です。
0投稿日: 2024.12.03
powered by ブクログ金田一シリーズは少しおどろおどろしい雰囲気があるミステリーで好き。 登場人物多くて、最初に登場人物一覧が欲しくなる。 昭和初期、手毬唄に見立てられて殺される娘達に、田舎特有の家柄や人間関係が複雑に絡み合って読み応えがあった。 それでいて読みやすい。
0投稿日: 2024.11.25
powered by ブクログ関智一さんのヘロヘロQカンパニーのイベントを観るために読了。 嫌な古めかしさもなく、展開も軽快で大好き☺︎ 日本のムラ社会がチラリと見えるのも花丸
0投稿日: 2024.10.20
powered by ブクログお盆休みなので腰を据えて、なにかじっとりしたものを読みたくなり……手に取ったのが横溝正史でした。 ミステリー好きを名乗っておきながら、触れたことがあるのは『犬神家の一族』のみ。これは原作も映画も鑑賞しましたが、特に白黒映画の方のインパクトがすごかった。 そして、『悪魔の手毬唄』。 期待通りの独特の世界観に浸かることができ、気付けば一日で読破。うーん、やっぱり昭和の田舎を舞台にした作品でしか味わえない雰囲気ですよね。 男女平等なんてカケラもない時代に、次々と明らかになる姻戚関係。「人物相関図をくれ!」と思いながら読んでいましたが、盛大なネタバレになるからうかつに相関図なんて作れませんね……。 私は関東の出身なので、鬼首村の住民達の方言にはなじみがないのですが、この西の方の温かい方言、いいなぁとしみじみ。「おいいんさる」などの敬語表現が特に良いです。 悲しい、切ない、怖気が立つ。それぞれでは表しきれない複雑な思いが去来する……ちょうどお盆の時期のお話ということもあり、夏休みの読書にぴったりな一冊でした。
18投稿日: 2024.08.14
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14歳の時に読み始めて、終わったのは、なんと20歳でした。 序盤がとにかく長い! 最初の事件が起きるまで、150ページもある。 結末は文句なしでした。
0投稿日: 2024.08.11
powered by ブクログ金田一長編シリーズ17作目。 孤立した村で起きる手毬唄に沿った連続殺人事件。 狭い田舎で起こるドロドロな悲劇。 人の強い想いってそれが良いことだろうが悪いことだろが他の人にも伝染するものなのだなぁと染み染み感じました。 人はいくらでも自己的になれるのだろうか。 横溝正史ドロドロ劇場でした。
19投稿日: 2024.07.04
powered by ブクログこういう作品、犯人当てられない…。あと、どうでもいいけどこの作品読んでいるとめっちゃブドウ酒飲みたくなるのよ。
0投稿日: 2024.01.24
powered by ブクログというわけで金田一さんの冒険譚をゆるりと読み返しております 『悪魔の手毬唄』ですわ 最初に今作を読み終えたとき西の空に向かってこころの中で雄叫びをあげたのを思い起こしました 「見たか!グレートブリテン!日本には手毬唄があるんじゃい!マザーグースなんぼのもんじゃい!」と なんか歪んでますね(苦笑) というわけで本作は岡山県の山奥の村に伝わる『鬼首村手毬唄』になぞらえた見立て殺人なわけです (見立て殺人(みたてさつじん)とはあるものに見立てて事件が装飾された殺人のこと) 見立て殺人というのは横溝正史の得意とするところで、作中でも語られている通り『獄門島』なんかも同じなんですね で、今回再読してあらためて感じたのは 『悪魔の手毬唄』は『獄門島』の10年くらい後の作品なんですが、『悪魔の手毬唄』はより読者への挑戦の色合いが濃い作品だなぁと 「推理」というものを楽しみたい読み手にとってはほんとに必須課題図書です 時系列を整理しながら、人物相関図を書きながら読み進めれば必ず犯人に行きつくこと請け合いです 驚くべき犯人にも関わらず、誰もがそこに行きつく道筋が示されている 「推理」小説のお手本とも言える傑作です 「推理」小説好きを標榜する諸氏には今からでも遅くない!是非読んで欲しいぞよ!
74投稿日: 2023.11.02
powered by ブクログ金田一耕助シリーズ4作目。面白かった〜。登場人物多いし、事件も多いし情報が多いのに謎が全然解けないので後半一気に読めた。 全体的に雰囲気が似てる感じなんですね?田舎のお家の対立、痴情のもつれ、怪しい第三者、美男美女、、、華やかでワクワク読めますね。次は犬神家の一族読もうかな。
1投稿日: 2023.10.29
powered by ブクログ金田一耕助シリーズ中期の代表作。 推理物としてはとても面白いんだけど、なにぶん登場人物が多すぎて、誰だ誰だかわからないまま読み進めることになるため、なかなか没入感が得にくい。 4つほど家があってそれぞれ夫婦、子供、孫がいるだけでもわかりにくいのに、養子縁組などで関係が変わったり、あだ名があったり。 できれば犬神家のように登場人物の相関図みたいなものがあれば、読みやすかったと思う。
2投稿日: 2023.09.20
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最後らへんでは私も犯人が薄々分かったが悲しい物語である。動機はありそうなものだけれど、悲しい。そして、手毬唄をモチーフにして殺人が行われるというのは、ドキドキさせる、謎解きのような面白さだった。そして薄気味悪い老婆。ドラマがパっと頭に浮かべられる、そんな情景、キャラクター性、物語性でとても読み応えがあった。
1投稿日: 2023.08.25
powered by ブクログ有名だけれど、映像作品で見たことのない金田一シリーズ。いかにも金田一いいぃ!な要素が散りばめられていて楽しめました。 犯人は意外な人物だったし、登場人物の多さや関係性の複雑さになになに???どういうこと??となりながら読み進めていったけど、さすがにあの子の死はあんまりでは……。
1投稿日: 2023.08.14
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まだそんなに冊数読めてないけど、今まで読んだ金田一シリーズで一番好き。 手毬唄って子供の頃とか普通に歌って鞠つきしてたけど、大人になって聞いたりするとなんとなく怖いのが不思議。そういう映画とか作品があるからかな? 偽のおりんさんの殺害に至った理由も怖いけど、里子ちゃん…。最後まで自分のせいだって思って殺されてしまったんやとしたらぅぁぁぁぁ
0投稿日: 2023.05.04
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個人的第1次金田一ブームの頃から一番好きな物語です。 最近、石坂浩二版の映画を観ていたので、相関関係も大体頭に入っていて物語にどっぷりと浸れました。 見立て殺人、悲劇の元となった当時の田舎に根付いていた差別意識とそれに対する復讐心、解決した後のやるせなさ、横溝作品の要素が満載です。 金田一さんと老婆がすれ違うシーンにある、犯人の心理を小説で知って改めて震えました。 もう一度映画を観ないといけないな。
23投稿日: 2023.03.29
powered by ブクログ登場人物、関係性、屋号などが覚えきれず行きつ戻りつしながら読んだため集中できなかった。 相関図をメモしながら読めばよかったと後悔。
1投稿日: 2023.03.29
powered by ブクログ金田一シリーズ中、最も怪奇色が強く峠で山頂で老婆と会うシ~ンはヒタヒタと背中まで恐怖がはしること間違いなし! 犯行動機のやるせなさ…ぜひ読んで! 手毬唄口ずさんでしまいます〜
4投稿日: 2023.01.29
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読んでいるうちに、テレビで見たことを思い出してきた。でも肝心なところを全て忘れていたので、ほぼまっさらな状態で楽しめた。話が入り組んでいて読み応えがあって面白かった。 最初は読みにくかった方言がだんだんチャーミングに見えてきて、今となっては離れるのが惜しい。 最後はリカに同情した。八方塞がりでどうにもならなかっただろうと容易に想像がつく。その気持ちを考えたら居た堪れなかった。 外から正体不明の男が来ると荒らされるように言っている人があったが、正真正銘鬼首村出身の男がこの悲劇を引き起こしたというのが皮肉だった。
0投稿日: 2022.08.05
powered by ブクログ加藤シゲアキさん主演のドラマ補完のためにと読んだが、やはり名作は当たり前に名作。とても面白かった。私的には途中一度積んでしまったので混乱した部分もありつつ、本だけではイメージしづらい部分をドラマで保管でき、ドラマだと駆け足だった部分をきちんと理解できたのでいい読書体験だった。
0投稿日: 2022.06.20
powered by ブクログ安定の金田一耕助シリーズ。 ミステリー小説の基本ですね^ ^ 面白かったです。 鬼首村(おにこべむら)の『亀の湯』で休息する事になった金田一耕助。 磯川警部は、ここで起きた20年前の事件の解決をさりげなく促す。 そして、殺人事件に遭遇する。 死体には『手毬唄』の歌詞に沿った装飾が施されていた。 真相を探る金田一。 20年前の事件との関連は…。 この話の魅力は、なんと言っても「異様な死体」です。 手毬唄の歌詞に沿った意味ありげな証拠品の数々。 いかにも「犯人はこの人ですよ」と言わんばかりのヒントであり、金田一は裏をかく推理で真相を暴きます。 もうひとつあるのですが、ネタバレになってしまう可能性があるので…( -᷄ ᴗ -᷅ ) 横溝正史作品はまだ2作しか読んでいませんが、感じたのはやはり、登場人物が多い。 前半はメモが手放せません。 私だけ…?(´・_・`) 鬼首村には昔から苗字ではなく、屋号で呼び合う風習があり、そこもまた引っかけの一部かなと。 桝屋、秤屋、庄屋など、手毬唄殺人に沿っていくには必要な設定ではあるものの、演出として重要な意味をもち、私の大好物でもあります。 人物メモをクリアすると、非常に読みやすいです。 文章が分かりやすい。 そしてこれまた、意外な犯人! 毎度の低次元推理力を装備する私には、犯人当たりませんでした笑 伏線はすべて回収され、納得の結末。 田舎の村独特の雰囲気も、閉鎖的な村あるあるの展開も、とても興味深い。 映画も観てみたいと思います。 あのシーンを、昔TVの予告でチラッと観たような…( ≖ᴗ≖) 皆さん、どのシーンだかお分かりかな。
26投稿日: 2022.05.09
powered by ブクログ最初お国ことばに読みにくくて苦戦。登場人物多いし、屋号もあるしで心が折れそうになったけど、諦めなくてよかった。やっぱり名作はおもしろいなぁ。 辰蔵さんのキャラが良すぎる。常に酔っ払ってるし、特にワイン工場を案内する場面がいい。ワインを飲みまくった挙句、バランスが取れなくて尻餅をついてそのまま寝てしまうとか本当に最高。辰蔵さんの日常を観察したらおもしろいんだろうなぁ。 ちょっとしょっぱい閉め方も好き。魍魎の匣を思い出した。
1投稿日: 2022.04.01
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鬼首村で伝わる手毬唄になぞらえて起こる連続殺人事件。 舞台は岡山の村、季節は8月。 とても面白かったです。先が気になるので、どんどん読んでしまいました。 田舎の村独特の熱気や閉塞感がありありと伝わってきました。風習なんかも、本当にありそうに感じてしまいます。 自分の読解力ではよく分からなかった点が二点。 昭和7年の死体はなぜ火葬されたか?(犯人が強く勧めた?) 犯人が投身したのは、初めから決めていたことなのか、里子を殺めたことによるのか? もう一度、読み返してみよう。
1投稿日: 2022.03.15
powered by ブクログ昭和の頃の名作ということで読んでみた。なまりや昔の言葉が多く読み進めるのに苦労したが、犯人や動機など真相が語られるところまできて達成感があった。悲しくもよくできた話であった。
0投稿日: 2022.02.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
金田一耕助の事件を未然に防げないという特徴が十二分に発揮されている作品 これは他の探偵ものでは味わえないですよね……笑
1投稿日: 2022.02.16
powered by ブクログそれぞれの家の息子が出始めた辺りから登場人物を把握できなくなったのでネットで相関図を見ながら読みました。そんな具合だったもので、自力で犯人を当てる事は当然出来ませんでした。 犯人が判明する直前のある一連のやり取りで「誰なのか」を察する事だけは出来ました。金田一耕助シリーズは私にはまだ早いのかもしれないなぁと思いつつ、次読むなら「八つ墓村」を読んでみたいなと思っています。もう少し他の作品に触れてからになりそうです。
0投稿日: 2022.02.15
powered by ブクログちょぉっとダラダラしすぎかな、ってとこです。 雰囲気は刀城言耶そのものなんだけど、怪奇趣味も全くなく、テンポが悪いし人は多いし…ってなってくると、疲れます。 まあ、ただ、読み物として価値が高いので3。
0投稿日: 2022.02.04
powered by ブクログ1959(昭和34)年作品。金田一耕助もので、テレビドラマ化もされてやや有名なものだが、横溝正史の戦後の傑作群の中では後ろの方に位置する。『幽霊男』(1954)はちょっと粗雑な作品で、作風が変わってきてしまったかなという感じだったが、本書はこれよりも後で、『白と黒』(1961)のほんの少し前だ。 金田一耕助ものの長編の場合、大量の人物が登場してくる場合が多い。私は人の名前を覚えるのが苦手だ。リアルでも小説を読む場合でも。ゾラの『ナナ』なんて、冒頭から圧倒的にたくさんの人名が出てきて、それを全然覚えられないから後々困ってしまうのだ。 最近はこのように人物の沢山出てくる場合には、メモを取りながら読むようにしている。名前と、年齢、人物同士の相関などを簡単に書く。本書もこれを書かなければさっぱり訳が分からなくなったことだろう。創元推理文庫あたりでは登場人物の一覧が巻頭に載っていて便利なのだが。 ややこしい人物配置さえ把握できれば、この小説はよどみなく楽しんで読むことが出来る。横溝正史作品の魅力は、文章の流れの良さにあるのではないだろうかと今回感じた。刺激となるような出来事も適度に起こってくるし、この小説ストリームに没頭さえられる体験はなかなか充実している。 本作は怪奇趣味はさほど無いけれども、じゅうぶんに面白かったと言える。シリーズ中の良作である。
1投稿日: 2022.02.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まぁ、面白いのは分かるけどやっぱり自分の好みではないかな。 特に見立ての理由であったり、リカが土蔵に影を映した理由とかっていうのはほとんど説明されていない。どちらが良い悪いというわけではなく、必然性を重視するかどうかは好みの問題。 (おそらくほとんどの本格好きにとっては必然性は重要なポイントではあるのだが) 見立ての理由に関しては、その手毬唄を一番よく知っていた多々良に罪を着せるため、というのが仄めかされてはいるが、犯人が犯人自身しか知らない歌に見立てるというのは有り得ないのでさすがに成り立たない。 だが、もう一つの「一人二役」トリックは面白い。"どちらが加害者でどちらが被害者なのか?"というのが問題になっている中、その加害者と被害者が同一人物という発想は盲点だった。 映画で見たことはないのだが、やはり横溝作品は映画の方が良いのではないだろうか。
0投稿日: 2022.01.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
市川崑監督の映画はもう何度も観ているが、原作を読むのは初めてだった。作者本人もお気に入りの作品のようだが、日本の探偵、推理小説における名作の一つと言っていいだろう。 どうしても先に観た映画と比べてしまうのだが、映画は原作をほぼ踏襲しつつも、里子が殺されて以降、終盤の流れはかなり変更されている。原作ではリカが犯行を自供することなく死んでしまうが、映画では千恵子に自分が犯人であることを告白するシーンがあり、誤って我が子の命を奪ってしまったリカの苦しみが表現されている。自分は映画の方が好きだと思う一方で、リカにみなまで語らせず、取り返しのつかないことをしてしまったリカの後悔に読者自ら思いを馳せる原作の方が良いのではという気もしてくる。 いずれにしても探偵、推理小説ファンならば一度は手に取るべき作品なのは間違いない。
3投稿日: 2021.11.06
powered by ブクログ楽しみにしていた横溝作品。とにかく3人以上死ぬ、若者が犠牲になることが多い所が横溝作品の特徴かな。相変わらずやり切れないとは思うが、仕方ないとは思えない動機だった。時代が違うので、殺人の選択肢しかなかったかもしれないが。しかし、こんな手近で不倫しまくるとは。 昭和七年の事件の真相など、作者の思惑通りにミスリードさせられた。正直見立て殺人にする意味はまったくなかったと思うが、面白かったので良し。今回は最後の殺人を阻止できて、思わず金田一に拍手。
1投稿日: 2021.10.24
powered by ブクログたまたま古本屋で安く見つけた。また、この作者の作品はある程度読んでみようと思っていた。 日本の古い慣習や田舎の独特の閉鎖的な人間関係などがうまく描かれており、興味を引いた。最後の最後では金田一耕助は何もかもがお見通しだったのか!と少し笑ってしまった。 文体が方言混じりなため、少し読みにくく感じた。 この点は本作の暗い田舎らしさを表現するのに欠かす事はできないと思われるので、完全に否定できるものではないが、読み進めるのに苦労したことには変わらない。 ただ、我慢して馴れてくると苦に感じなくなった。 読書は粘り強く読み進めると面白さを感じられることが多々あるが、その事を改めて気づいた作品だった。
0投稿日: 2021.10.02
powered by ブクログ「犬神家の一族」「八つ墓村」が面白くて、買いました。今作は、後半の金田一耕助の推理が冴えていたように感じました。特に、二つ目の殺人の後、鬼首村手鞠唄の続きを推測して、次の殺人に備えるところから、物語に勢いが感じられて、最後まで一気に読めました。その一方で、地図がなく、文章の記述だけでは、村の地形や、位置関係がイメージできなかったのが不満に感じました。それでも、金田一耕助と磯川警部の息の合ったやりとりや、昭和三十年代の岡山の田舎の方言で交わされる村人の会話に違和感なく入り込めて、最後まで楽しめました。
1投稿日: 2021.08.15
powered by ブクログミステリーってあんまり読まないんだけど、これはすごく面白かった。 『ぼっけぇきょうてぇ』と同じく、岡山県北部が舞台となっており、こちらも閉鎖的な集落のじめっとした雰囲気がめちゃくちゃ良い。 つまり県北ってこういうところなのよ。 岡山と兵庫の県境にある村が舞台ということで「あの辺りが舞台かな?」と想像しながら読むのも楽しかった。 登場人物が多いので、途中から手帳に人物相関図などをメモしながら読んだ。 ネットが身近でなかった子どものときに、手書きの攻略メモを作りながらゲームをプレイしていたあの感覚に近くて、これもかなり楽しかった。 村の地図も作っていけばよかったと、終盤になって感じた。 今度、八墓村も読んでみよう。
1投稿日: 2021.08.12
powered by ブクログ昭和30年、人里外れた鬼首村に静養に訪れた金田一耕助。昭和6年の村の事件、殺された村人と行方不明の詐欺師、入れ替わりの疑念を聞く。滞在中、庄屋さんが殺され、訪れたという元妻は亡くなっていたことが判明。更に三人の娘が相次いで殺され、村の古い手毬歌の状況が再現される。 超常的と思われる状況が示され、進行とともに事実がすこしづつ示されていき、更にまた事件が起きる。そして間をおいて、最後に謎も動機もきちんと解き明かされる。超正統ミステリーでした。
0投稿日: 2021.05.22
powered by ブクログ横溝正史はまだ読んだことなくて、何なら探偵小説もミステリもほとんど読まんのやけど、何となくエンタメ読みたい気分やったし、横溝正史は読んどきたかったし、岡山やし、…と思ってカドフェスで買ったけど、めっっちゃ面白かったーーー! 単なる探偵小説ならそこまでときめいてないよ、ホラーっぽい不気味な雰囲気があったのがほんとによかった。横溝正史はどれもこんな雰囲気?最低岡山のやつはぜんぶよんどこー!とおもた。 しかし、事件が解決してしまうとこのホラーな雰囲気が一気に俗っぽくなるなあ。仕方ないかあ。ふしぎが解決するけん探偵小説なんやもんなあ。
3投稿日: 2021.02.28
powered by ブクログ何気なく本屋さんで手に取り、初めて読む金田一耕助ファイル。 面白かった〜。 犯人が誰かわからない不気味さ、夜に一人で読めない。 推理小説なんてたくさんあるけどその淘汰を乗り越えてきた面白さなのかなと思った。
1投稿日: 2021.02.11
powered by ブクログ23年前の昭和7年の未解決事件の話を磯川警部から聞いていた矢先に起こる殺人事件。そして誰もいなくなったのマザーグースの時も子供にきかせるには不気味な内容と思ったが、この手毬唄もなかなかのもの。 最後の最後まで面白かった。金田一耕助シリーズやっぱり好き。
5投稿日: 2020.12.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2020.11.16 面白かった〜!!! 昔の作品だから文章も古い感じだし、会話も全部方言だからどうかなと思ってたけど、不思議なくらいスラスラ読めたな。逆に新鮮に感じた。笑 リカの気持ちを思うとちょっと切ないけど、 それ以上に被害者や歌名雄がかわいそすぎる…
1投稿日: 2020.11.16
powered by ブクログすでに映画を見ていたので、話の展開に驚きはなかった。リカの最期は映画と違った。そこは映画の方がよかった。 文章に昭和初期の雰囲気・人間関係がよく出てると思う。きっとこんなだったんだろうと思う。
0投稿日: 2020.10.10
powered by ブクログ面白かった! トリックも伏線の張り方も見事だし、不気味な雰囲気もよかった。 ただ、登場人物が多い上に一気にでてくるので覚えるまではちょっと辛いかもしれない。 何度も映像化されたりいつまでも人気があるのはこれだけしっかりとしたミステリだからなんだろうなと再認識した。
1投稿日: 2020.08.12
powered by ブクログ★★★★☆ 3.8 2020/07/31 00:34 やはり横溝正史の金田一耕助シリーズは最高ですなあ。昭和の時代背景もさることながら、現場となる中国地方・瀬戸内海の村々のおどろおどろしい雰囲気が堪らない。 いつも読んでて全く推理のことを忘れてしまうのは隙がないからなのか。よく考えてみれば本格ミステリのように公平にストーリーが進んでいるわけではないのかもしれない(言い訳)。いやどうだろうそんなこともないか。 ただ何故か推理を忘れてしまうというのは本当。読み終わって「ああ、1番好きなシリーズだな」としみじみ思う。
0投稿日: 2020.08.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
金田一耕助が仙人峠で老婆と出会うシーンがとても不気味で、作品の世界観を盛り上げている。 好みの、狭い村の世界の話。 様々な人から放庵さんの人物像を聞いていくところなど、読んでいて想像力を掻き立てられた。
0投稿日: 2020.05.23
powered by ブクログ四方を山に囲まれた鬼首村。まず示されるのは数え唄の形の手毬唄、昭和7年に起きた事件の焼け爛れた顔の被害者…想像できる物語の展開に期待し、金田一氏と磯川警部に一気に物語の世界に連れ込まれる。村の二大勢力、恋愛事情。恋はどんな時代でも物語の主役だ。たくさんの小さな伏線がそれと気づかせずに散りばめられ、このページ数を一気に駆け抜けた後、金田一氏によって凄い勢いで収束する。そう、いつもながら全てが終わった後で…。やるせなさとつかみどころのない時代の恐ろしさ。悲劇は時代によって生まれたと言ってもいいのかもしれない。
0投稿日: 2020.05.21
powered by ブクログ1977年公開、市川崑監督、石坂浩二主演で映画化されたのが有名。小説の方が登場人物が多く、人間関係を理解するのが複雑。若干、小説とストーリー展開に違いがあるが、映画撮影の費用の点からは致し方ないと思われる点もあり。
0投稿日: 2020.02.07
powered by ブクログ金田一耕介シリーズ。 過去に詐欺師に絡んだなぞの殺人事件のあった村に偶々行った金田一が、なぞの失踪事件に出くわす。その後、村の女性に悲劇が。 手毬歌が冒頭に紹介されているが、思い返すとこのモチーフの必然性があまり感じられず。また、金田一が犯人を初期段階から分かっていながら、真相究明を優先したのか結果的に犠牲者を増やしてしまったように感じられ、後味が悪い。シリーズ特有のおどろおどろしさは楽しめたが、他の作品に比べると読後感は良くなかった。
0投稿日: 2019.12.19
powered by ブクログ昭和30年、岡山県の山奥にある鬼首村で起こった若い女性ばかりの連続殺人事件には、昭和7年に同地で起きた未解決の殺人事件が関係していた。金田一耕助は、村の古い手毬歌と殺人現場の状況が一致していることに気づく。 村で勢力を二分する名家の対立、落ちぶれた庄屋、身分差別、人気の若者を巡る花嫁争いなどが、複雑に絡んで物語が進む。 仕掛けといい、意外な犯人といい、見事に騙される。最後に金田一耕助が謎解きをするが、結局一人も助けられなかったことになる。途中で謎解きをしてしまったら、物語が完結しないわけだから、こればっかりは致し方ない。
1投稿日: 2019.11.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
市川崑版の映画をみる機会があったので、懐かしくなって原作も再読した。 金田一先生は相変わらずいいキャラクターだ。内容も古い作品であることを意識せずに楽しめる。 しかし改めて読みなおしても、恩田(に扮した某人物)のやったことはひどいな。そりゃ事件もおきるわ…。
0投稿日: 2019.06.08
powered by ブクログ鬼頭村手毬唄考 一羽のすずめのいうことにゃ 二番目のすずめのいうことにゃ 三番目のすずめのいうことにゃ ちょっと一貫貸しました 著者:横溝正史(1902-1981、神戸市、小説家)
0投稿日: 2019.04.24
powered by ブクログ冒頭では語り手が誰なのか明かされず、最後まで読まないと分からない。エピローグでは情感たっぷりの幕切れをしみじみと噛みしめた。 作者本人が何度も登場人物に言わせるように獄門島に重なる部分が、これだけ多作な方だから仕方ないと思いつつ少し残念。 ただ犬神家に勝るとも劣らない人間関係の綾、人物像の掘り下げにため息が出る。それぞれの心情を想像すると何とも物哀しく、やり切れない殺人。
0投稿日: 2018.12.31
powered by ブクログ本格ミステリの雰囲気充分な作品 犯人の動機の意外性も 名探偵の無能で有能な演出も実にみごと 簡単な筋書きを重厚にそれでいてくどくなく見せる手腕は流石の一言
0投稿日: 2018.10.20
powered by ブクログBSプレミアムで、なにか読書会みたいなのをやると見たので読みはじめたのだが、結局、放送日を忘れていて番組も見られなかったし、で、途中、少々放ったらかしていた うーん……、これが最高傑作らしいんだが……、うーん…… 訛りのせいか読みづらかったし、気持ちもいまいち入り込めなかったなぁ
0投稿日: 2018.09.12NHKの番組「深読み読書会」の前に読み返してみました
BSプレミアムで時々放送される番組に「シリーズ深読み読書会」というものがあります。現役の小説家は勿論、様々な分野の著名人が、一つの作品について、あーだこーだと深読みしていくという、とても興味深い番組です。 これまで放送された小説も、かなり以前に読んだことがある作品ばかりでしたが、細部の内容まで記憶にないことから、番組出演者の議論になかなかついていけませんでした。 横溝作品は、妹が大好きだったこともあり、かなり読みましたが、悪魔の手毬唄も、読んだのは高校生か中学生の頃です。そんなことから今回は番組の方は録画しておき、まず作品を読み返したあと、じっくりと深読み読書会を味わってみた次第です。 読み返して見て、やはり文句なく面白いのですよ。さすがに横溝正史の集大成と言われることはあります。また同時に、これは映像化してみたい誘惑に駆られるのもよく判る気がしました。殺しの場面が非常にビジュアル的なんですよね。一方私自身、恥ずかしながら、犯人が誰かを忘れてしまっており、それが判ったときは、初読み同様、驚いてしまいましたよ。 ミステリーですから、物語の内容に言及するわけにはいきませんけれど、横溝作品にはお馴染みの対立する一族に加え、図を書かないと判らなくなってしまうような、かなり複雑な人物相関になっています。そして、いつものように?金田一さんがそこにいるにもかかわらず、殺人事件を未然に防ぐことは出来ず、謎解きは、犯人が目的の全てを完遂させてからという展開になってます。 今回、番組をみて初めて知ったのですが、これは横溝正史自身の家庭環境?を反映してるらしいとのことでした。そのためか、なんと身内に、歌名雄という名前の人物が存在しているそうです。横溝正史の家族もかなり複雑な家庭だったようです。苦労されたんですね。番組では、乱歩との関係も様々に語られ、この小説の中にも乱歩を喜ばすためと思われるシーンを指摘されていました。 そして、誰しも思うことですが、この手毬唄。オリジナルなわけですが、なぜか節をつけて歌えてしまうという不思議さ。また、番組出演者のどなたかが話しておられましたが、手毬唄というのは、歌にサビがない。淡々と鞠をつくリズムで歌われている。それが一層、恐怖をそそるとか。 一方、この小説の描かれた時代背景も色濃く反映しているとの指摘もありました。確かにそうですね。戦争が終わって、敗戦直後の混乱が元となる犬神家や獄門島に比べ、この作品が描かれているのは、「もはや戦後ではない。」と言われ始めた時代です。日本の復興が本格的になり、徐々に地方が置いてきぼりになりつつある時代が描かれていると言うわけです。確かに深読みすると、新しい発見がありますね。 今回この小説を見返してみて、昔読んだ作品をもう一度読みたくなりました。
0投稿日: 2018.08.30
powered by ブクログどうにもこうにもやるせない。 ドラマ、映画で中身を知りすぎてるから 一体誰が....のサスペンス感がまるっきりなくて ストーリーをなぞるように淡々と読めてしまった。 ああっマッサラな状態で読みたかった....。 なんかドラマのほうが面白いと思っちゃったよ。
0投稿日: 2018.08.20
powered by ブクログ昭和世代の人はよくご存知でしょうが、角川映画ブームというのがあって、それは今に続くミステリーブームでもありました。 角川映画の第一弾は「犬神家の一族」で、それで横溝正史ブームが本格的になり、横溝正史の金田一耕助という探偵ものが続けて映画化されます。 その角川映画金田一耕助シリーズの第二弾が「悪魔の手毬唄」でした。 岡山県と山奥、兵庫県との県境にある「鬼首村(おにこべむら)」で起きる手毬唄の歌詞をなぞった連続殺人事件、およびその二十年前に起きた迷宮入りした殺人事件の謎を追う話です。 この映画ブームが起きたとき、僕は中学生、当時からミステリーは読み耽っていたので小説は読んでいました。 しかし、大学時代に角川映画の「悪魔の手毬唄」を観て、その映画としての完成度と魅力にも驚かされ、それ以来、横溝正史作の中で僕は「悪魔の手毬唄」がベスト1になっています。 実は最近この40年前の映画の資料集が発売されて、思わず購入。 横溝正史ブームの時のちょっと怪奇趣味的な表紙絵から、毛筆て「毬」と書かれたあっさりした表紙に変わった新装の文庫本も買い直して再読しました。 今読み返すと、意外と最初の殺陣が起きるまでが長い!でも、童謡殺人という仕掛け、犯人を推理させる伏線の引き方、など完成度の高い作品です。
0投稿日: 2018.03.15
powered by ブクログまさに横溝ワールドといった作品。 手毬唄の歌詞になぞらえて形作られた見立て殺人。 犠牲者たちは次々と奇妙に飾り立てられていく。 そして登場する、誰ひとり正体を知る者もいない庄屋の妻だったという老婆。 さりげなく張りめぐらされた伏線の数々。 最大の謎は20年前に起きた殺人事件にある。 すべての発端はここにあり、金田一がその謎に迫っていく。 手毬唄の歌詞を知らなければ「見立て殺人」だとは誰も気づかない。 そして、村人のほとんどがすでに手毬唄の歌詞を知らない。 何故そんな中、あえて「見立て殺人」にこだわったのか。 古き時代の因習や閉鎖的な空気感が物語を覆っている。 謎解きそのものはそれほど驚かなかったけれど、そこに至るまでの複雑な人間関係に少々疲れすぎて・・・。同年代の娘たちの違った個性が面白かった。 それぞれの人間性が細かな描写でわかりやすく伝わってきた。 真犯人の身勝手な動機がどうにも納得がいかない。 もっと違った手段がいくらでもあっただろうに・・・と思うのは、現代感覚に染まった考えなのだろうか。
0投稿日: 2017.03.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
昭和30年、岡山県の鬼首(おにこべ)村で起きる若き女性の連続殺人。それは23年前、同じ村で起きた男性殺人事件と詐欺事件に大きく関わっていた。 時代を超えた2つの事件を結ぶ糸は、言葉巧みな色男、下半身ジャジャ漏れ男に翻弄された女の業か?。 金田一の目線=謎解き目線ではなく、本作の犯人、あるいは犯人の子供達の目線で物語を見る方が、心に迫るものがあるのでは…。そう感じる推理小説である。 一方、戦前農村地域での身分差、男女差。差別の一部に反旗を翻しつつ、その差別の在り様に上手くタダ乗りした恩○○○の所業。この実感に迫る叙述は見事だ。
0投稿日: 2016.12.19
powered by ブクログ『ひとり横溝正史フェア』、つづいては「悪魔の手毬唄」。 こちらも有名な作品。 金田一耕助は、鬼首村の外れの湯治場である亀の湯に磯川警部の紹介で逗留し、鬼首村のことを知って行く。 村の勢力は由良家と仁礼家に大きく二分されており、かつては庄屋筋であった多々羅家は勢いを失ってしまっている。 そんな村では戦前に農村の不況につけ込む詐欺が起きた。しかもその詐欺を働いた男、恩田は、詐欺を暴こうとする亀の湯の女将の夫を殴り殺して消えた。 そして今、鬼首村に恩田の娘である人気歌手大空ゆかりが帰ってくる。 すべての役者が揃い、鬼首村に再び惨劇の幕が切って落とされる。 この作品でも横溝正史がよく扱う、閉鎖された村での貧富の差や差別といったものが描かれている。 差別に関しては、現代のわたしには想像も出来ないほどの凄まじさが戦前戦後にはあったのだろうと思う。それも閉鎖された環境であれば、そこから脱け出すことも叶わず、人間らしい扱いをされないまま生きるしかないのだろう。その辛さや絶望、恨みや妬みなどは想像することも難しい。 村に伝わる手毬唄になぞらえた見立て殺人がつづいて起きる。 「獄門島」でも見立て殺人が起きていたが、こういったものやトリックは推理作品らしい派手さがある。 ただ殺すだけでは足りず、死体を使って自分の思いを表そうとするというのは顕示欲の強い異常な心理だとは思うけれど、そこまで犯人を追い込むような何かがあったことが哀しい。 この作品も映像化されており、口に漏斗を咥えさせられ枡から落ちる水を飲まされている死体など横溝正史らしい残酷シーンが満載だったような記憶がある。 映像にすることを考えて書いた作品ではないだろうけれど、視覚への衝撃が強烈な作品が多いため映像化したときの効果は大きかった。 この作品は金田一耕助に近い人物が書いている形で語られているのだが、誰がどのような気持ちで書いていたのかが最後の一行でわかる。 その一行を読むと何とも切なさを感じる。 横溝正史のラストは、金田一耕助の好みで犯人を見逃すといったものと、犯人には罰が下るものと大きく分けてふたつあるが、この作品では後の方の形で終わる。 わたしはこういった終わり方の方が好みなので、切なさは残るものの良い終わり方と言える。 やはりどんな理由があっても、ひとの命を奪っておいて何もなしは頂けない。 罪は償わなければならないと思うのだ。
0投稿日: 2016.04.06
powered by ブクログ金田一耕助シリーズの長編ですが、複雑すぎる多くの登場人物と人間関係に頭が混乱しましたが、なんとか終盤になるにつれて整理されてきました。 そして、その複雑怪奇な人間関係が整理されるにつれて事件の全貌がみえてくる、なかなか面白いミステリー作品でした。それにしても里子という登場人物がせつないです。 また、磯川警部の恋まで見破るとは金田一耕助恐るべしですね。
1投稿日: 2016.01.23
powered by ブクログいかにもな横溝正史ワールド。 旧家・岡山の田舎・見立て殺人・グロテスクな死体装飾。 手っ取り早く横溝正史を味わえる。 ただ、八つ墓村や獄門島のような迫力に欠ける。 村の青年たちが牧歌的なせいだろうか。 焦点がややぼやけ気味。 とはいうものの、他の作家達と比べてレベルが違う。 読みだしたら止まらない。
0投稿日: 2015.12.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
旧版(緑304)で読了。偏狭の封建的閑村、対立する2大旧家、過去の惨劇、赤痣の美女など横溝正史ワールド満載。鬼首村で昔から伝わる手毬唄に見立てた殺人事件が発生。休暇で訪れていた金田一耕介が事件解明に挑む。『見立て殺人』が何とも不気味な雰囲気を増長する中、最後の殺人が何とも哀しく切なく、真犯人が明らかにされる場面の残酷で強烈なシーンは今後長く記憶にとどまることだろう。ストーリーテラー横溝正史の見事な文章、情景描写が堪能できる。
0投稿日: 2015.11.11夏に読まれたし!
この作品は自分の中で真夏の時期に読むもの、と勝手に決めてます。何故なら、物語の日時がハッキリ明示されており、文中いたるところに夏の描写があり、汗をかきかきまたは蝉時雨を聞きながら読んでいるとあっという間に物語の中に引きずり込まれます。 金田一シリーズの岡山物は、特に感じられるのですが、世界観、人物のキャラクターが確立されていて、頭の中で映像化しやすいですね。暗い凄惨な話ですが、ラストの本多先生の科白には笑わされました。あ、ホントにラストの磯川警部のくだりもですが(ちなみに映画の場面では"総社=そうじゃ"駅での金田一とのやりとりになっている)。
1投稿日: 2015.07.31
powered by ブクログ面白かった。八墓村よりは怖くないかな。 登場人物が多く人物関係も複雑なので、記憶力に不安がある人はメモしながら読んだ方が楽しめるかも。 恩田幾三の正体は意外だった。
0投稿日: 2015.04.30
powered by ブクログ横溝正史氏の金田一シリーズ。舞台は昭和中期の岡山県と兵庫県の県境の村。いつもの金田一の舞台ですね。 金田一シリーズの特徴である古い因習の中で起こる殺人事件。謎解き、推理だけでなく、ストーリとしても楽しく読むことができます。 改めて感じる読み口の良さ。自分が生まれる前の作品なのに、古典な感じがなく読みやすいのは、本当にお見事。 以下、ネタバレです。 この話は「殺人の見立て」がキーポイントなのですが、その必要性が少し気になりました。読み終えて一瞬、「あれ?そういえば見立てって必要だったんだっけ?」と少し混乱しました。が、よくよく考えると放庵に罪をきせるために必要だったんですね。 ただ、おりんを登場させた犯人の目的や、悪魔の手毬唄の見立てなど、自分は、そこまでの強い必要性を感じない部分があったのは事実。自分なりの解釈になりますが、ガチガチの理屈で書かれるようなミステリーでは味わえない、より人間味がある、現実感のあるストーリーが面白いのだと思います。普通は犯人自身も未熟な中で殺人事件は起こるし、日本の古い因習の中で起こる殺人事件を生々しく感じることができました。
0投稿日: 2015.04.19私は映画を見ていませんが・・・・・
このお話は映画化されています。 残念ながら、私は未見です。 しかし、読んでいて情景が目に浮かびます。田舎町。対立構図、勃興と没落。 生き生きとした人々の暮らしの中、一人また一人と人が殺されていきます。 殺人の連鎖、犯人の動機は、誰が犯人なのか? かつて集落に波紋を興した人物の正体は? 何ともキツイ話でした。凄惨な事件簿であり、カワイソウな物語です。 金田一さん、もっと素早く行動してくれ!!と読みながら思いました。
1投稿日: 2015.04.04
powered by ブクログ金田一ジッチャンの方の事件簿。 やっぱり何度も映像化(中でも映画化)されている長編は面白い。 手毬唄の見立て殺人ということで、殺害シーンもやっぱり映像で見た方が鮮烈ではある。 『迷路荘の惨劇』などと同様に、原作では犯人の真意が憶測でしかないが、映像化作品では本人の口から語られる場合もあり、映像化作品とセットで見ると、よりいっそう楽しめる作品かもしれない。
0投稿日: 2014.10.01
powered by ブクログ「悪魔の手毬唄」横溝正史◆鬼首村に休養に来た金田一は20年前に迷宮入りとなった殺人事件を知る。そして今、また新たな事件が起こり、その鍵を握るのは古い手毬唄…。唄の通りに事件が起こるという、ありがちと言えばありがちな話ですが王道ミステリーは大好きです。あの人も苦しかったのだろうな。
0投稿日: 2014.07.23
powered by ブクログ横溝正史作品の中で1番好き。雰囲気もちょっとホラーな感じがいい。童謡っていうのがまた怖い。 横溝さんの作品はこの時代にあったならスタンダードだけど、何より初期ミステリな分とっても斬新で驚かされます。
0投稿日: 2013.12.06映画が先か、原作が先か。
私は映画を見てから原作を読みましたが、原作の良さを損なうことなく表現していたなぁと思っています。 原作を読んでから、もう一度映画を観るとこの作品の悲劇的な背景がより一層浮き彫りにされていると感じました。 一人の男に翻弄された四人の女性が受ける悲しみは、読んだ当初幼かった私でも涙しました。 戦中・戦後のどさくさが生んだ悲劇でもありますね。 これを読み終えたら映画をご覧になることをお勧めします。レンタルできると思いますので・・・
2投稿日: 2013.10.09
powered by ブクログ古くから伝わる手毬歌に見立てた連続殺人、山に囲まれた不吉な名前の村、20年以上前に起きた未解決事件の因縁…おどろおどろしい舞台が読者を惹きつけます。手毬唄の全容が少しずつ明かされていく辺りは、なかなかの読み応えでした。 磯川警部と犯人の心情に心を動かされましたが、犯人が童謡殺人を行う必然性が薄いですし、犯人の行動にも無駄があったので、ミステリー的にはやや不満が残りました。
0投稿日: 2013.08.30
powered by ブクログトロントに持ってって読んでたけど雰囲気が怖くて後悔した一冊・・・。 「おりんでございます」のばあちゃんが誰だったんだー!ってくだりがぞっとした。 でも全体的には登場人物が多くて複雑で、いまいち整理できないまま事件が終わってしまった。犬神家のイメージがあったから、事件がけっこうあっさり終わってしまったような印象が・・・。 サンショウウオがそんなに大事な伏線じゃなくてがっかり。
0投稿日: 2013.03.02
powered by ブクログミステリーの古典的名作の一つ。岡山の山間の村で手鞠歌をモチーフに起きる殺人事件。それに挑む金田一耕助。昔のことだけにトリックというほどのトリックはないが、解決する金田一の手腕がスカッとして気持ちいい。こういう因習が絡んだ殺人って暗いし、後味悪いね。
0投稿日: 2013.02.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
うーん。 村の地図と家系図が欲しいです。 定番のドロドロさで面白いんだけれど、登場人物と関係が少し複雑で回転の遅い私の頭では難しかった… しかし、同じようにわからん!となってもネットで家系図と検索してはだめです。 軽いネタバレになってしまいますので… がんばって真っ白な状態で読むと最後びっくりします 本陣~でも思いましたが、金田一シリーズって映像化に向いてるなあ 2012/10/24-25
0投稿日: 2012.10.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
トリックよりも人間関係が秀逸なのが横溝正史だと思います。これもその一つ。恨みつらみとか、悲しみや怒り、それに家族への愛など人が捨てきれない業が描かれています。手毬唄も不気味です。それにしても日本の童謡ってちょっと怖いの多いですよね?
1投稿日: 2012.07.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まず、表紙が怖い。 だ・か・ら!このシリーズは食わず嫌いだったんですってば・・・ なのに読み始めたら引き込まれてしまうじゃないですか。 クセになりそうで怖い。 たまたまこれは、偶然犯人を知っていました(^_^;) 映像で観たとき(だいぶ昔、恐る恐る指の間から) それでも結末がすとんとパズルがはまるようにまとまるのは凄い!
0投稿日: 2012.07.11
powered by ブクログ金田一耕介シリーズ・ファイル14の本作が扱うのは、鬼首(オニコベ)村で起きた手毬唄殺人事件だ。 村に伝わる手毬唄の考察という切り口で物語が始まり、名家の美少女が立て続けに殺害され、その死体が奇妙な構図をとって置かれる、というセンセーショナルな事件の謎に金田一が迫る。 暗くおどろおどろしい事件を描きながらも、淡々とした語り口調の中に人情味や滑稽さを感じられるのが横溝文学の魅力ではないだろうか。 (映像で見るのは怖すぎるので、私は文字の世界で充分。だから表紙のデザインも復刻版じゃなくて大路浩美さんの漢字一文字バージョンがいい。日本人形の表紙だったら手に取れない。)
0投稿日: 2012.06.10
powered by ブクログ「横溝正史生誕110年記念」ということで、角川文庫に、あの、おどろおどろしい表紙が「期間限定」で復活している。 本当に久しぶりに読み直してみた。 ああ。 面白いっ! 「殺人」、しかも若い娘を犠牲にする連続殺人事件を取り上げた小説なので、不謹慎なのだけれど、でも、フィクションなので言わせてもらえば、美しい。 文学史に「耽美派」ってあるけれど、本作品は「耽美派推理小説」とでも称すべきか。 「獄門島」と同じく「見立て殺人」をテーマにしているわけだが、発想がすごい。 「枡で量って漏斗で飲んで」 それをああいう形にしてしまうとは。 それに比べると、 「大判小判を秤にかけて」 という方は、インパクトが弱いのだけれど。 この作品は、昔、中学生のころに読んだのだけれど、当時は、錠前屋の娘の話は意味がわからなかったと思う。まあ、下品な内容ですから(笑)。すくなくとも意味がわかるようになったというのは、歳をとった証。 ストーリーは。 ああ。 何と哀しい話なのだろう。 もちろん、殺人は許されないのだけれど。 でも、別に殺したくて殺したわけではない。 どうしても、やむにやまれぬ、そして決して人には言えない事情があったわけで。 ああ、何と哀しい話なのだろう。
0投稿日: 2012.06.08
powered by ブクログ岡山県に位置し周囲を山にかこまれた”鬼首村(おにこべむら)”。この村に、突如として殺人事件が起こった。金田一の推理は真相に迫れるのか?「獄門島」と並ぶ、見立て殺人の傑作。
0投稿日: 2011.10.18
powered by ブクログそりゃ孫も出てくるだろう。この人のシリーズを読むたびに本心からそう思う。 確かに細かい伏線やらハッとさせられる心理描写という点では、現代作家の方が上手いだろう。 だけど読ませるっていう力とか印象の強さって、そうそう手に入るもんじゃない。それこそ小手先のトリックとかどうでも良くなってくる。 笑えるくらいに。 もったりとした暗闇に潜む、人間関係の縺れた糸。それらが冷たく光っている。 ぞっとする中にはきっと、今の時代でもずっと変わらない人の心の薄暗さが隠れている。
0投稿日: 2011.10.06
powered by ブクログ「八ツ墓村」や「犬神家の一族」でおなじみの金田一耕介シリーズ。 岡山の閉鎖的な村、謎の庄屋さん、腹違いの姉妹たち、昔の事件、村に伝わる手毬歌、旧赤痣の美少女とか、おどろおどろしい要素が一杯!特に手毬歌になぞらえた殺人は・・・ (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル テレビとかで映像化して見てみたい作品だなー。イメージに合えばだけど・・・。
0投稿日: 2011.08.07
powered by ブクログ久しぶりの横溝正史でしたワー。 なぜかもっと昔の時代設定だったような気がしていて「酒に酔ってグロッキーな〇〇が…」みたいな文章にオオウ、グロッキー!?などとびっくらしてしまいました。 たまに読むと面白いけど、私は推理モノにハマりはしないですね。 11.08.01
0投稿日: 2011.08.01
powered by ブクログ再読。因習的な山村、旧家をめぐる諍い、過去の未解決殺人、怪しげな手毬唄と見立て殺人、このおどろおどろしい雰囲気だけでお腹いっぱい。よく練られた構成とロジックが見事。エピローグでの金田一の言葉も味わい深い。
0投稿日: 2011.05.09
powered by ブクログトリックよりも犯行の動機に重点が置かれている。 ただ、無理がありすぎる。 見立て殺人にする重要性が特に見当たらない。
0投稿日: 2011.04.28
powered by ブクログ読みやすく、内容もしっかりしていて、やっぱり横溝正史は面白いですね。 独特の“陰”な雰囲気もまた良し。
1投稿日: 2011.04.25
powered by ブクログ81015.190 ひとことでいうと、まー、たいしたことなかったかな。この人の代表作ももうかなり読んだことだし。
0投稿日: 2011.02.23
powered by ブクログドラマがきっかけで読みました。 ドラマの放送のあとだったので、なかなか手に入らず大変でした。 小説のほうが色々想像してしまうので、話がわかっているにも関わらず、怖かったです。 悪魔の手毬唄というタイトルからすでに怖いですが(笑)
0投稿日: 2011.01.31
powered by ブクログ岡山と兵庫の県境、四方を山に囲まれた鬼首村。 この地に昔から伝わる手毬唄が、次々と奇怪な事件を引き起こす。 数え唄の歌詞通りに人が死ぬのだ。 現場に残される不思議な暗号は何を意味するのか? 事件の真相を探るうちに、20年前に迷宮入りになった殺人事件が浮かび上がってくる・・・。 「枡ではかって漏斗で飲んで~」を思い出しついでに再読。ひとり横溝祭りです。 鬼首村の若い娘が次々に殺される。彼女たちを結ぶミッシングリンク。 遺体にほどこされた謎の装飾。 そして浮かび上がる20年前の殺人事件の真相。 何度読んでも新鮮。 ミステリ的には『獄門島』より上だと思っています。 おりんと耕助がすれ違う場面に法庵とおりんのふたりの邂逅場面、妖怪味をおびた五百子刀自など横溝テイストもばっちりですし。 やっぱりいいなぁ、大好きです。
0投稿日: 2010.10.08
powered by ブクログ金田一耕助シリーズ。 その中でも抜きに出ている1作。 にしても閉鎖的な村の中で、異母姉妹兄弟とかイヤだなぁ。
0投稿日: 2010.03.30
powered by ブクログ登場人物が多い、多すぎる。 人物関係を頭の中で整理する意味で最初から読みなおして、読み進めたいところ。。
0投稿日: 2010.03.22
powered by ブクログ村の年寄りの間に伝わる手毬唄になぞらえた連続殺人。登場人物たちのほとんどはこの手毬唄のことを知らなかったのだが、事件が進むにつれて手毬唄のことや被害者たちの共通点、過去の殺人事件を解決するヒントが明らかになっていく。
0投稿日: 2010.03.03
powered by ブクログ見立て殺人はやっぱりいいなーロマンだなー。 そして美女たちの中で、里子がすごくいい。 彼女のキャラがこの物語中でかなりの救い。
0投稿日: 2010.02.18
powered by ブクログ2010/3/5 価値観は時代とともに変わるもの。 昭和初期、家柄というものが今では想像できないほどに重んじられていた時代。 今ではその時代背景への理解が薄くなりつつあるので、理解はできても心の底から震え上がったり、恐ろしさを感じるまでにはいたらない。 本作品の発表当時はいま以上に肌で感じる恐怖があっただろう。 仕方ないことだけれど、残念です。 冒頭で多少の謎を読書向けにオープンし、その上で謎を語って行くという構成はなかなか面白いと思います。 横溝作品の登録はこれ2冊目。すべて読むには何年かかることか。 2010/2/15 本棚にあります。 無性に横溝正史作品を読みたくなる事があります。 そろそろはじめようか。
0投稿日: 2010.02.15
powered by ブクログ名探偵金田一耕助が挑む横溝作品の中で最も好きな作品です。 古くから伝わる手毬唄の通りに起こる連続殺人事件という設定の奇抜さもさることながら、ただトリック解明だけに留まらず、その裏に隠された人々の心情や葛藤も描かれた深い作品になっています。
0投稿日: 2009.12.14
powered by ブクログ四方を山に囲まれた鬼首村。またしてもたまたまここに訪れた金田一耕助は村に昔から伝わる手毬唄通りに人が殺されていく殺人事件に遭遇してしまう。現場には暗号が残されているがいったいこの暗号の意味は何なのか?事件を辿っていくと20年前の事件が関係あることも分かり、事件解決に向けてその事件も捜査していく。暗号は考えたけれど自分では全くわかりませんでした。
0投稿日: 2009.12.03
powered by ブクログ最高傑作ではなかろうか。 ちょっとした言葉が後の伏線になっていて 読み終わったとき、妙にすっきりとした気持ちになる。
0投稿日: 2009.11.21
powered by ブクログサンショウウオについて「笑うものはなかった」って書いているのですが、私は笑ってしまいました。 男の死体が女の棺桶に押し込まれて、「死後の結婚になるのではないかと言えば、遺族の怒りを買うだろうか」という旨の文も面白かった。そりゃ買うでしょう、普通に。 時代の感じが不気味な中にも所々ユニークに感じられ、横溝先生の軽快な筆の走りを感じました、そのへん。
0投稿日: 2009.10.17
