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金田一耕助ファイル5 犬神家の一族
金田一耕助ファイル5 犬神家の一族
横溝正史/KADOKAWA
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総合評価

202件)
4.1
69
71
44
4
0
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    このレビューはネタバレを含みます。

    有名作品なのに全く内容を見たことがなかった。 理不尽な遺言書、ミスリードを誘う描写などが印象的。トリックは地味だが、ストーリー性はさすがだった。 映像としてみるとインパクトが強そうなシーンが多いので、そういったものも見てみたいと感じた。

    0
    投稿日: 2014.03.17
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    1976年石坂浩二版映画の印象が強すぎて、佐清のセリフがあおい輝彦ボイスで脳内再生される。 那須ホテルの女中役の坂口良子が、金田一に朝ごはんを給仕して「これ全部あたしが拵えたの。どれが一番美味しかった?」と聞いて、金田一が「うーん、生卵」と気の無い返事をした後の「もうっ!」という表情は、映画史上最高に愛くるしい怒り顔。 全然原作のレビューになってない…

    1
    投稿日: 2014.01.14
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    一大財閥を率いる犬神氏の死去により引き起こされる遺産相続に関わる親族の連続殺人事件。 適度に妖しく適度にリアル。推理物としては綾辻行人の作品を読んだぶりだったのだが、こちらは無理なく楽しめた。そもそも横溝と綾辻だとジャンルが違うものなのかもしれないが、こちらの系統の方が自分には向いているようだ。 裏切られるかもしれないが映画を是非観てみたい。

    0
    投稿日: 2013.12.30
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    あの有名な水の中の逆立ち死体。 石坂浩二主演の映画もみたけど、あれはなかなか芸術的です。 時代は古いけどあんまり気にならない。むしろ初代ミステリな感じが気に入りました。

    0
    投稿日: 2013.12.06
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    スケキヨが逆立ちして殺されているシーンしか知らなかったので、きちんと読んでみようと思い、購入しました。 新装版の表紙はセンスがいいなぁと思います。(ブクログでは反映が遅くて残念ですが) 信州随一の財閥である犬神家の創始者、犬神佐兵衛の遺産をめぐる不吉な予感。 金田一耕助は、奇怪な手紙に呼ばれて信州の大地に足を踏み入れたが、直後依頼主である顧問弁護士は何者かに殺害されてしまう。 読み上げられた呪いと悪意に満ちた遺言状により、骨肉の争いが幕を開ける。 凄惨な事件の連続に、一体金田一はどう立ち向かうのか。 横溝正史の作品を少しずつ読みましょうキャンペーンが、順調に進行中。 相変わらず胡散臭い登場人物ばかり出してくるので、人間関係を考えるだけでも骨が折れます。 もちろん謎解きも濃密で読みごたえばっちりです。 佐清シーンの真実がわかったときの驚きときたらもう…思わずため息が出てしまいました。 昼ドラ展開がお好きな方、ぜひ一読下さい。

    0
    投稿日: 2013.09.12
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    逆立ちした死体の足が湖から突き出した衝撃的な殺害現場、「斧、琴、菊」になぞらえた殺人、犬神家の人々の怨みや妬み僻みなどドロドロした人間模様など、本格ミステリーの道具立ては雰囲気満点で、個人的には『獄門島』より好きです。 犯人の意外性のなさやご都合主義な展開はやや鼻につきますが、歴史に残る傑作に間違いはありません。

    0
    投稿日: 2013.08.30
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    有名な場面が出てきたときに、ああここか!と感動がありました。驚きは少なかったけれど、この一族の顛末を見届けるまでに色々なことがあり過ぎて濃い作品でした。それぞれの悲しい運命が複雑に絡み合っていてやるせない。現在ではまずありえないことだろうけれど、気持ちが分かってしまうのはやはり日本人だからでしょうか。どの人物にも人間臭さがあって殺されてしまうことにも重みがありました。現代のように人に無関心なんてことが無く、どの人物も何だか憎めない。犯人さえも。 最近の小説にあるような、人に無関心がかっこいい、感情的にならないほうがいい、というような流れが残念だなあと思ってしまいました。 こんな作品読んでしまうと、最近の作品を薄っぺらく感じて読めなくなってしまいそうです。

    0
    投稿日: 2013.08.23
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    とてもおもしろかった。有名すぎて、逆に内容がうろ覚えになっていた作品。今まで佐清の衝撃が強すぎたのかも。佐兵衛は、もうなんでもやってしまったってかんじ。最後は読者の期待するように終わっている印象。

    0
    投稿日: 2013.04.25
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    あの有名なシーンはいかにして作られたか。金田一が惑わされた犯人の意図とは。 大富豪犬神佐兵衛の遺産は誰の手に渡るのか。 遺書には遺産分配の条件が仔細に書かれていた。しかしそれは、三人の娘とその婿に不利なものであった。遺産の行方は佐兵衛の恩人の孫か、三人の娘婿か、はたまた別の人か。 犯人とその周辺で起こる事件の数々にはどのような意図が隠されているのか。意表を突かれたその内容をぜひ。 あと、あのシーン意外にも金田一の面白シーン?があるのでそちらもどうぞ。

    0
    投稿日: 2013.04.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    入れ替わりは気付いたけど(そりゃそうだ)事故共犯だったとは。気付かなんだ…。 佐清って殺されるの後盤…というか最後なんだなあ。あの足のイメージが強すぎて勝手に最初の被害者だと思ってたよ。ほんと。映画のイメージが(他の人も書いてらっしゃるけど)仮面とシンクロナイズドスイミングだからさ。 ところであれだとヨキコトキクじゃなくてマズコトキクになっちゃうよなあとかどうでもいいことを考えたのは自分だけですかね。だけでしょうね。

    0
    投稿日: 2013.03.12
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    映像が先の作品。 映画と違って、おどろおどろしい部分が強いが、衝撃は少ないな。作中の湖のように、水面は静かだが底は泥に埋れているよう。 松子の独白と最後の煙草のシーン迄の流れが横溝作品らしくて好き。

    0
    投稿日: 2013.01.13
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    これは、あまりにもキレイに出来た小説だと感じる。主要人物が過不足なく役割を果たしている。 映画なども見てみたい。

    0
    投稿日: 2013.01.12
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     金田一役が稲垣吾郎のドラマをやるとCMで見たので、古本で探して読んでみた。  血族間での遺産の取り分による怨恨連続殺人。どろどろ。  ただ、八つ墓村みたいに妖怪婆(失礼な)は出てこなかったし、排他的な山奥の村が舞台ではなかったから、まだ読みやすかった。  金田一もそこまで感情論で話しているわけではなく、やっぱり、一、二作読んだ程度でその作家を避けてはいけないなと痛感。しばらく横溝を読んでみるか。  以下反転。  三つ目の殺人の見立てだけ言葉遊びかよ! と思わず突っ込んだが、それもそうだ。そこだけ、見立てを行ったのが別の人間なんだから。苦し紛れって感じだったけど、最後まで読めばなるほど、と納得。  しかし、「このことに気付いておけばこの事件は……」っていう書き方、なかなかいいね。作中、二箇所くらいあったけど。読者をいい感じで煽ってる。 04.04.03

    0
    投稿日: 2013.01.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

     横溝正史の作品といえば、と問えば、十人に九人は本書を挙げるだろう。いうまでもなく、名作だと思う。    犬神家のおどろおどろしい家庭内関係もまた、凄まじい。もう誰が誰の子で、誰が誰の親でかが、真相が明らかになるにつれて、若干混乱してくる。  死体のおかれた奇怪なシチュエーションにもしっかりとした理由づけ。それは、松子と佐清・静馬の思惑が絡まった結果であった。  ゴム仮面という一道具による入れ替えトリックも、いい感じの謎を提供している。    横溝ワールド全開、である。こういう雰囲気はやはりいい。

    0
    投稿日: 2012.10.23
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    映画も観たし小説も読んだ筈だが、覚えていたのは人面マスクの男と湖水から突き出た二本の足のみ。著者と江戸川乱歩は盟友でありエドガワランポの名は米国の鬼才エドガー・アラン・ポーにあやかったもの。ふと著者もポーの怪奇譚『ウィリアム・ウィルソン』を読んだのだろうかと考える。何れにせよ本作は一応ミステリなので、ちょっと無理がある様な気がするのだが。複雑怪奇な遺言、斧・琴・菊の見立て殺人。最後は生き残った関係者を集めての迷探偵金田一耕助によるお約束の謎解き。別名“後片付け殺人事件”、怪奇探偵小説の大クラシックである。 市川崑監督『犬神家の一族 1976』を観る。ここから横溝正史の再評価が始まったという意味では記念碑的作品。やっぱり原作には及ばないが、それなりに楽しめた。それと、これを言っちゃあ、お終いだが5人が死ぬのを止められずに事件解決とはねえ。事件解説って感じだね。^^; 21世紀の横溝正史と呼ばれているらしい(??)大村友貴美を読み、ふと20世紀の横溝正史、-いや本人か- の作品を読んでみたくなる。映画やドラマは見たが、実は原作となった小説はあんまり読んだ記憶がない。仮に読んだとしても完全に忘却の彼方... 2012年09日15日

    0
    投稿日: 2012.09.16
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    この間横溝正史記念館に行きました。同行の友人たちほど横溝作品を読んだことがなかったので(と言うか八墓村ぐらいしか読んだことが無かった)じゃあ読んでみるか~と図書館で借りてみました。横溝記念館で友人たちが犯人が誰だと言う事を語っていた作品を借りてしまった…!!痛恨のミス(笑)。 個人的にこれから起きる事件を示唆する文章が多すぎだな、と気になりました。これから悲惨な事が起きるぞ、血なまぐさい殺人が発生するぞ、と言われすぎると食傷気味になると言うか。作者が神の視点で俯瞰して書かれているからなのでしょうね。好みだとは思いますが。 そしてミステリーとしてはどう見てもあの皮があやしいと最初から勘ぐっていたのであまり驚きはなかったです。後は珠世さんの美しさが執拗に強調されておりましたがこれも必要だったのかなあとぼんやり思ったり。それにしても珠世さんの方が金田一よりもキレ者だったと言うことなのでしょう。うむ。 大財閥の血族にかかる怨念のようなものは読んでいてひしひしと感じられました。今の世の中にあてはめると翁が一番悪いだろう、と思います。愛せないなら子どもなんか作るな、妾なんか置くな、と言いたい所です。彼には全然同情しないなあ。むしろ自業自得だ。犠牲になったのは常に女性たちですね。そうやって考えるとやはり全ての元凶は佐兵衛翁だ。うん。 読み始めるとぐいぐい読ませるストーリー展開はさすが、と言った感じです。また何か借りて読んでみようと思います。面白かったです。

    0
    投稿日: 2012.09.04
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    日本人の推理小説を読むのは初めてでしたが 大変面白かったです。 やはり日本特有の習慣などが取り入れられていましたし 「斧琴菊」にそって、スケキヨのトリックは笑ってしまいました。飽きることなく殺人が起こるのでテンポよく読みとおせました。なるほど、名作です。

    0
    投稿日: 2012.08.11
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    初・金田一耕介。グロテスクで暗くて暗澹とした気分になるミステリだと思ってましたが、そうでもなかったです。連続殺人事件が起こるなかでも無邪気な金田一のキャラクターにホッとしたり。犯人だとわかってからの方が好感度があがったり。あの最後を大団円としちゃうのはどうかと思うけど、まぁ前向きととれなくもない。相次ぐ事件の最中、吐き気を感じるほどの告白もありましたが、ほんのわずかながらでも明るさを感じられるというのが意外でした。事件そのものは金田一がいうように偶然の要素が多いし、ミスリードに持ち込もうとする手段はかなり強引。ですがトリックに凝るとか全ての事象を説明するとか理屈攻めのミステリではないですしね。昔の作品でもこれくらいの時代のものなら読みにくさもないし、舞台が想像できないほどかけ離れてもいないし。敬遠してたのが勿体なかったなと反省してます。

    1
    投稿日: 2012.07.25
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    怖い・・・ なんて計算しつくされた殺人事件。 コレまで随分映像化されていましたが観たことなかった、怖くて。 本も。

    1
    投稿日: 2012.07.19
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    さすがに2012年現在の水準で考えるといろいろと無理がある箇所は見られるが、やっぱりジャパニーズミステリーの古典ど真ん中の存在として、価値のある世界なんだと思う。 読んだことのない人でも、犬神家第三の殺人現場の死体の有り様は一度は図柄として見たことがあるだろうから。

    0
    投稿日: 2012.05.22
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    映画では何度も観ている横溝正史だけれど、 初文章。 映画は原作に忠実だった。 まるで映画を観ているようだった。 まあ私が言う映画は昭和51年の市川崑監督のだけど。 ただ、ちょっと「あの時こうしていれば...」というくだりが多くて、 それがちょっと気になったかな。 それ以外は素晴らしい。

    0
    投稿日: 2012.05.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    八ッ墓村に始まった金田一。回を進めるごとに、エンターテイメント性がどんどん増していく。これは登場人物や舞台の設定、死体の見つかり方などなどがちゃんと考えられていて、はまるはまる。強力な求心力に抗えませんでした。

    0
    投稿日: 2012.03.09
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    あらかじめ予見された惨劇だった、にもかかわらず 有効な対策を打てないまま、犠牲が増えていくのを見ているしかない金田一 しかも、ラストで重要参考人を死なせてしまうという失態を犯す そこから逆に考えていくと、推理にいくつかの疑問点が見えてくるのだが もはやそれを確かめるすべもない ひょっとすると「虚無への供物」からの影響があるかもしれない (そう思って調べてみたら犬神家のほうが10年以上も早く発表されていた… ごめんやでー)

    0
    投稿日: 2012.02.21
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    確か、初めて読んだ横溝正史だったと記憶しています。 小説としても、映画化作品としても、一番好きな作品です。 あ、夜中には読まない方がイイですよ(^_^;)

    0
    投稿日: 2012.02.11
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    乱歩とくれば横溝正史だ。スケキヨ!の元ネタなんだけど今改めて読んでもドキドキするし面白い。金田一耕助シリーズは他のものも面白い、っていうか土着的な血縁関係の泥沼、っていう所謂ひぐらしって人気なのはこういうことでしょ?っていう意味ではスタンダード。

    0
    投稿日: 2011.12.19
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    文章から『犬神家の怪しい感じ』が滲み出ていて、引き込まれる。 本質的に面白い小説だと思う。 水面から下半身がニョキっと生えてるシーンは、《犯人はヤス》と並ぶ「どんな話か詳しく知らないけど、その部分は知ってる」で有名。

    0
    投稿日: 2011.11.12
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    判じ物のヴィヴィッドな殺人のせいで、すっかり犯人を忘れていた。そうかそうだったのか。 佐清はなぜ偽名を使って復員したのか…哀れと忸怩たる思いだ。昔、日本には戦争があったのだ。 昭和20年代はまだ煙管煙草が一般的に使われていたのか。驚き。

    1
    投稿日: 2011.07.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    金田一耕助シリーズ 犬神佐兵衛の遺言発表。遺産を受け継ぐ野々宮珠世。3人の孫たちとの結婚が条件。遺言状公表の前に金田一耕助に依頼にやってきた弁護士・若林の毒殺。何者かにのぞかれた遺言状。珠世を襲う危機。佐清の復員。犬神家に伝わる三種の神器ヨキ、琴、菊。菊人形に首を飾られた佐武。珠世を襲い反撃にあった佐智。復員服の男の存在。琴の糸に縛られた佐智。湖に逆さに立てらた佐清の遺体。遺体に込められたメッセージ。佐兵衛の隠し子・青沼静馬の謎。  2011年6月26日読了

    0
    投稿日: 2011.06.26
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    映画版は何度も観たことがあるので、原作も読んでみることに。ちなみに横溝正史作品は初見でした。想像以上に柔らかい俗っぽい文章で少し驚き。のおかげでスラスラ読めたので、時間が空いた時読むのにぴったりです。

    0
    投稿日: 2011.06.19
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    どこ版読んだのか若干あやふやですが確か角川。。最後のページが角川ぽかったイメージがあります。。 長野の権力者犬神財閥の創始者犬神さへえの遺言状をきっかけに殺人事件がその一族の間で起こるという話なんですが、いやぁそこの三姉妹の意地汚さと来たらw でもあり得そうな話だなあと思いましたね。すべては父と娘たちの因果が根底にあるわけですが、誰にも全く同情の余地がないといいますかw さて、金田一耕介シリーズの、池から足が生えてる死体で有名な犬神家話ですが。初めて読んだ金田一シリーズなんですが、あれ?おどろおどろしくない...?ていうw もっと不気味な話を想像してたんですが、昔のミステリてこれぐらいの度合いなんでしょうか?や、でも江戸川乱歩の方が不気味なような。。 しかも文体がえらく近代的で10年前ぐらいにチャレンジした時と印象が違いすぎましたw 犯人の描写はなかなか真に迫るものがありましたが、トリックも意外性がなく、、下手な勘を働かせて読みすぎたせいかも知れませんけどw そういえばでもラストシーンは石坂浩二版で見たことあるような気がしました。 多分きっと支離滅裂ですけどおしまいw

    0
    投稿日: 2011.05.28
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    佐兵衛だっけ、冒頭の爺ちゃんプロフィールがいーんだよな。映画と違いを比べるのも楽しい。展開が荒唐無稽な横溝作品にて、割としっかり枠取りをした作品。佐清のボケっぷりはまぁ置いといて、菊人形使ったりするところに、殺人のバカらしさと大変さを感じた。

    0
    投稿日: 2011.05.10
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    表紙が劇場版仕様から戻っていたので購入。今読んでも全く色あせないのは本当に凄い。推理小説ですが、トリックよりは人間模様とぐいぐい読ませる筆力を楽しむ作風だと思う。

    0
    投稿日: 2011.04.26
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    初横溝、初金田一   様々にメディア化されている作品だから相当面白いのだと思って読んだらやっぱり面白かったです   ラストは、こちらは予想と違って、すっきりとした終わり方でした   しかし先行するイメージが強すぎて、もっとおどろおどろしくて陰惨なお話かと思っていたら案外そこまでではなかった   しかしコレは私の感覚がずれてきたのかもしれない……   兎も角、先入観が強すぎたのかも   佐兵衛という人とその周辺の人の愛憎劇、という印象です

    0
    投稿日: 2011.04.24
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    再読。改めて言うまでもなく傑作ですよ。莫大な遺産をめぐるドロドロとした愛憎劇、血みどろの惨劇…、いつまでもこの世界に浸っていたい。市川崑の映画も傑作だけど原作も読まなきゃもったいないよ。

    0
    投稿日: 2011.04.15
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    @yonda4 横溝正史著を初めて読みました。 推理小説としては弱い気がしますが、 次が気になってしょうがなくなる世界観がいい! このシリーズはもっと読んでみたくなった。

    0
    投稿日: 2011.03.31
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    何と表現すれば良いのか分かりませんが、 誰が一番悪いとか可哀想とかは無くて 皆が皆悪くて、皆が皆可哀想なんです。 読み終わってスッキリ!とはしない作品です。 重なりあった偶然は呪いなのかもしれないと思いました。 もし、誰か一人でも違う行動を起こしていれば…? こんな悲劇は生まれなかったのかもしれません。 子を思う母親は時として鬼にもなる。 そんな物語でした。

    0
    投稿日: 2011.03.27
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    舞台設定のおどろおどろしさも物語のいいスパイスでしたが、何よりもミステリーとしての話の展開が面白い。 事件自体が登場人物の様々な思惑の中で犯人の意図を超えて一人歩きしていくのは、実際にありそうなこと。

    0
    投稿日: 2011.03.10
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    犬神佐兵衛の遺言書は、犬神家の三種の家宝『斧(よき)・琴・菊』になぞらえた忌まわしい連続殺人事件の引き金となる内容であった。

    0
    投稿日: 2011.02.05
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    なんて悲しい一族の話。その後の犬神家を想像してみるのだけど、めでたしとは言えないだろうなぁ。 映画は映画でまたよし。

    0
    投稿日: 2011.01.28
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    信州財界一の巨頭・犬神財閥の創始者犬神佐兵衛が永眠するところから一族の不吉な争いは始まる。次々と起こる陰惨な連続殺人事件…。犯人は途中で分かったものの、このドロドロした犬神家の人間ドラマに引き込まれて、最後まで面白く読めました。他の金田一耕助シリーズも読みたい。

    0
    投稿日: 2011.01.21
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    これは名作。もっとも、こんな話は現代ではありえないことだが。昔の日本の家族形態って連続殺人事件にもってこいだ。

    0
    投稿日: 2010.12.12
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    信州財界一の巨頭、犬神財閥の創始者・犬神佐平衛は、血で血を洗う葛藤を予期したかのような条件を課した遺言状を残して他界した。 それをめぐって次々と奇妙な殺人事件が起こる・・・。 斧・琴・菊―「よきこときく」 犬神家の家宝で飾られた連続殺人。 こんな偶然はちょっといただけない、って思ったりするのですが、この作品も好きです。 お得意の血の系譜。松竹梅の三姉妹のキャラに、彼女たちの青沼菊乃への仕打ち。 そして死体に施された装飾。 たびたび映像化されているので、佐清の死体遺棄方法とかすんごい有名ですよね。 凍った湖面から突き出た二本の足。 またこれが判じ物になっているという。いいわぁやっぱり。 続けて読んだ3作品ともに、「復員者」が重要な人物になっています。 あの時代はこれほど混乱していたのですね。 いまでは思いつけないトリックでしょう。 謎を解くことで犯人を糾弾しなければならないことへの耕助の葛藤。 犯罪の皮肉な結末と、犯人の悲哀。 だけどラストで示される希望によって救われる結末。 このあたりのさじ加減が絶妙で、ついつい繰り返し読んでしまいます。

    0
    投稿日: 2010.10.08
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    ミステリーはあんまり読まないんだけど、一度もこのシリーズを読んだことなかったのと表紙のスケキヨさんがよかったのでジャケ買いでした。テレビ等で何度か見ているはずなんだけどスケキヨさんと逆さの死体以外にあまり印象がなかったんだけど、こんな話だったのね。金田一耕助は古谷一行なんだけど、どうでしょうか。

    0
    投稿日: 2010.08.29
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    「あおぬま、しずまサ」(ダミ声で) 小さい頃これほんとに怖かった。 あの強烈な印象を残す見立て殺人。 描き出すパワーに圧倒される。 「つ──み──ほ──ろ──ぼ──し」もいいね。 毒のキセルが絶妙の道具立て。

    0
    投稿日: 2010.07.11
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     横溝の作品と言うと、再三ドラマ化・映画化しており、なかでも子供のころに見た古谷一行バージョンの印象がかなり強い。「犬神家」と言えば、介清と湖から突き出た死体の足が忘れられない。文章としての作品の前に、映像が思い浮かぶ。  映像の印象で、オドロオドロしいイメージばかり強い横溝だが、小説として読んでみると、もちろんそう言った魅力もあるのだが、本格推理としての定番トリックを盛り込んだ作品としての性格もある。  覆面の男、人物の入れ替え。過去から積み重なった恨み。海外推理小説の古くからあるトリックと、和風の「怨念」をミックスして出来上がっているのが横溝。読んでみると金田一の存在が、かなり救いの部分となっている。

    0
    投稿日: 2010.07.03
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    第二次世界大戦前後という混乱期だからこそ起こってしまったこの事件。中心人物がいなくなってしまって、そこからは憎しみ、いがみ合いだけが残ってしまった。複雑な血縁関係にあった財閥内の事件。ドラマや金田一少年を先に見てしまっていたので、そちらの映像が読んでる最中チラチラ思い返された。

    0
    投稿日: 2010.06.24
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    一番最初に読んだ文庫本。表紙は今のお洒落な感じのとは違って、黒地に不気味な着物のおばちゃんのイラストだった。横溝正史に目覚めた小5の夏。

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    投稿日: 2010.06.10
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    信州財界一の巨頭、犬神財閥の創始者犬神佐兵衛は、血で血を洗う葛藤を予期したかのような条件を課した遺言状を残して他界した。血の系譜をめぐるスリルとサスペンスにみちた長編推理。(amazonより抜粋)

    0
    投稿日: 2010.05.01
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    人がたくさん出てくるので私は家系図を書くことをおすすめする。 佐清のマスクがほしいからって読んでる途中にネット検索すると、大変なことになりますよ(私はそれでマスクマンの正体を知ってしまった)・・・(笑)

    0
    投稿日: 2010.04.20
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    『悪魔が来たりて~』を読んだ後だと それほどのインパクトは感じられなかったが、 おもしろかった。 犯行の種明かしを聞くとちょっとヤラレタ感が。 佐清の正体についてはうすうす気づいたが。

    0
    投稿日: 2010.04.14
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    犬神財閥の創始者がのこした複雑かつ非常識な遺言状によって、一族の中で連続殺人が起こる。仮面を被った長女の息子は果たして本物なのか?遺産相続の鍵を握る恩人の孫娘は最後に誰を夫に選ぶことになるのか?「犯人は誰なのか」という謎以外にも、一つ一つの細かい謎が意外な所に繋がっていたり、思いがけない結末が待っていたりするので、相変わらず面白さは抜群です。

    1
    投稿日: 2010.03.04
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    水面から足が出ている図が有名なあれですね。 よきこときく、で見立て殺人というのは知っていたけれど、どうして逆さなのか疑問でしたが納得。そんなことかよ、とも少し思いましたが 金田一シリーズで一番読みやすいと思う。 後味も救いのある感じだし。松子さんがちろっと情を見せてますもんね。 他の作品はもっとギトギトしているので。

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    投稿日: 2010.02.12
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    犬神家は信州随一の財閥。その創始者である犬神佐兵衛の死により生じた遺産相続にまつわる遺言状がすべての始まりになった。 やがて、斧琴菊の3種の神器に見立てられて後継者争いの3人が次々に殺されていく。その謎に名探偵金田一耕助が挑む話である。 過去、市川昆監督により2度も映画化されむしろそちらのほうが有名だが、原作では映画にはない金田一耕助がスキーで犯人を追い詰めるシーンなど勇敢な彼の姿も見ることができる。

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    投稿日: 2010.01.12
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    ドラマではお馴染みの作品で、あの戦慄の見立て殺人。 すっかり原作も読んだつもりになっていた、つもり読書。 恥ずかしながらの初読みでございました。 ドラマでは只管に薄暗く陰鬱な雰囲気が漂っていたような覚えがあるが、原作は意外にもテンポが良くコミカルともとれる描写で物語は進んでいく。 メインの殺人だけでなく、その背後にある欲や情や業をしることで、粗方殺人の終わった後の犯人の告白がより楽しめる。 事件の根底にある、血の系譜。 娘を愛さなかった犬神佐兵衛翁の過去、性癖や何やかやを「おお?」っと思いながら読む。 惹きこまれて一気読み。 正月にピッタリの重厚感でした、ご馳走様。

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    投稿日: 2010.01.03
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    信州の犬神財閥の創始者・犬神佐兵衛が亡くなったことにより遺産争いの殺人事件が起きる。その事件には犬神家の顧問弁護士に依頼されて金田一耕助が協力していた。金田一耕助は頭をかきまわす癖のある少し変わった探偵である。果たして犯人はいったい誰なのか?金田一耕助は見事真犯人を捕まえる事が出来るのか? この話はドラマ化も何回もされているし、推理小説の鉄板だと思う。

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    投稿日: 2009.12.03
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    ●2009年11月11日頃読了 金田一耕助シリーズ第5弾。 犬神財閥の創始者、犬神佐兵衛翁が亡くなった。 その遺言状は、彼の一族や恩人野々宮大弐の孫娘までをも巻き込む血で血を洗う殺人事件を招くこととなる。 文体があまり好みでなかった; 同じ表現が多くて常に驚愕している感じだったかな。 特に「戦慄」という言葉が多様されすぎてるような気がしました。 金田一も推理してるのか驚いてるだけなのか。。。 金田一のキャラも私自身好みではなかったので、合わなかっただけだと思います;

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    投稿日: 2009.11.16
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    金田一耕助シリーズ。 おどろおどろしい雰囲気の中で、連続殺人事件が起こる。 謎解きも明快で、非常に面白かった。

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    投稿日: 2009.10.20
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    有名な金田一シリーズです! 有名なだけあってとても面白かったです…!実を言うと大体犯人の予想とかはついてしまうのですが、犯人がどうやって犯行をしたかなどの推理は難しかったです。 分厚い割りに割りとさくさく読めました。金田一シリーズをまったく知らない人でもぜんぜん問題なく楽しめます!

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    投稿日: 2009.10.10
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    小説だけでなく、ドラマ・映画も何度となく制作されている程なので 横溝作品の中でも一番有名かも知れない。 私は、石坂浩二が金田一耕助役(最近ではなく一昔前のもの)の映画をTVで見た事があるが、未だに佐清の あの白いゴム製のマスクのイメージや湖から両足の突き出た風景等が頭の片隅にこびりついて離れない。 あまりにも不気味すぎる。そういった不気味さを差し引いても、「犬神家の一族」が面白い事に変わりは無い。

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    投稿日: 2009.07.14
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    探偵小説の代表作だと個人的には思います。 合わせて「獄門島」「八つ墓村」「悪魔の手鞠唄」なども読むと面白いと思います。

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    投稿日: 2009.06.23
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    【所持有無】× 【読了日】090309 【キーワード】よきこときく 金田一耕介 【所感】部署の人に借りる。おお…おもしろいじゃないか。遺言状の内容が難しくて理解を放棄。はたしてこのことが、後の惨劇の発端となるとは…みたいに、煽りがたくさん出てくるが、それが逆に新鮮。そして金田一の意外と切れ者振りに驚いた(笑)。 【備考】

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    投稿日: 2009.06.21
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    信州那須の資産家、犬神家の当主佐兵衛が死去した。嫡孫の佐清が戦地から帰還するのを待って遺言が公開されたが、遺産は佐兵衛の親族たちではなく、恩師の曾孫にあたる野々宮珠世に有利に渡るよう書かれていたために、一族の間に凄惨な連続殺人劇の幕が上がる。といった話でした。 映画でも見たことがあったので、とても読みやすかったです。

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    投稿日: 2009.06.02
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    さすがに傑作だけあり、トリックや推理までの持っていき方、登場人物の魅力等十分な読み応えがありました。 やはり金は人を狂わせるのだな...

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    投稿日: 2009.03.11
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    陰陽座シングル「相剋」で気になって読みました。 予想外な所を突いて来る感じで面白い。 これはハッピーエンドなんでしょうかねえ……。

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    投稿日: 2009.01.19
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    スケキヨ君で有名なあの犬神家です。 なんていうかドラマの鮮烈なイメージそのままで凄い面白かったです。 人間のドロドロした部分とか、薄暗い雰囲気とか、とにかく作品全体の質が高くて読み応えがありました。 横溝正史はずっと読みたくてでも敬遠してて…って感じだったんですがこれを機に他の作品も読んでみることにします。

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    投稿日: 2009.01.11
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    信州財界一の巨頭、犬神財閥の創始者犬神佐兵衛は、血で血を洗う葛藤を予期したかのような条件を課した遺言状を残して他界した。血の系譜をめぐるスリルとサスペンスにみちた長編推理。

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    投稿日: 2009.01.05
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    横溝正史の有名な長編。 金田一が謎を解いていく作品であるが、それ以上に名家の殺人であるとか、謎めいた美女であるとかいうキーワードを日本で取り上げればどうなるのかというのを分かりやすく示した作品といえる。 なかなか面白いけれども、評価されている程度に面白い作品であるという気はしなかった。 作品として、八つ墓村もそうだが、最後に不満が残る。ちょっとご都合主義という感じが残るのだ。

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    投稿日: 2008.06.18
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    今家にある…かな? 行方不明かもしれません。姉所持。 いわゆる本格もののミステリって実は読みなれてないので苦手で…これもプロローグの人間関係を「ちょっと面倒くさいな」と読み流してしまった上に、ちょっとずつ間を空けながら読んでたせいで、途中幾度となく家族関係を見失いました…家系図ってすごいですね、あれがなかったらもっと時間かかってたかもしれない。物語に入ってからはすごく読みやすかったしするする読めたのですが、いかんせんプロローグが…でもさすが探偵小説の古典というか…うん、普通に面白かったです。

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    投稿日: 2008.05.14
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    名前だけ知っているのベスト5に入っていた小説。 どうしても印象深いのが、いわゆる「犬神家の一族ごっこ」のポーズ(Byクレ●ンしんちゃん)だったので、グロテスクなイメージしかなかった。 しかし実際に読むと、さほどグロテスクではないと感じた。それはこの作品の根底にあるテーマが「愛」であるから、それも全てが憎悪に変わるほどの激しい愛だけではなく、爽やかな、それこそ典型的とも言える幸福な愛の形も取り入れていることが、事件のグロテスクさをある程度緩和させていたからだと思う。 それよりも旧家の複雑な人間関係をどろどろと、そして破綻なく描ききる横溝正史の凄さを感じた。 ただ、あの結末は……個人的に、少し尻切れトンボと言うか、完全には納得出来ない展開だったのは否めない。

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    投稿日: 2008.05.13
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    信州随一の財閥、犬神家。その創始者である犬神佐兵衛の死により生じた遺産相続にまつわる遺言状がすべての始まりだった・・・。 やがて、斧琴菊の3種の神器に見立てられて後継者争いの3人が次々に殺害されていく!その謎に名探偵金田一耕助が挑む! 過去、市川昆監督により2度も映画化されむしろそちらのほうが有名だが、原作では映画にはない金田一耕助がスキーで犯人を追い詰めるシーンなど勇敢な彼の姿も見ることができる。

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    投稿日: 2008.04.30
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    大御所だけど今まで読んだことなかった。 元々推理小説読まないし。 ※シャーロックホームズだけは別格。 山田風太郎が横溝正史のこと絶賛してたので見てみた。トリックというかネタばらしの部分が格別すごいともおもわなかったけど、物語として結構おもしろい。

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    投稿日: 2008.03.18
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    最後はどうかと思ったけれど、面白いというかその場が想像できる、この人の文章力はすごいと思った。 TVを見てから本を読んだのであらすじは大体知っていたが、それでも面白いと思った。 この人の話は最後に大抵犯人が亡くなってしまうのが残念。 でも本を読んでいて、その場面の映像が目に浮かぶのがすごい! 殺人のアイディアがすごい!興味をそそる文の書き方だな、と思った。

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    投稿日: 2008.02.22
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    横溝さんは時代的には昔の人ですけど凄い読みやすい文章を書かれる方です。そして毒殺が好きですw読んでて飽きないので是非!!

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    投稿日: 2008.02.14
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    犬神佐兵衛の遺言状が招く殺人事件。 怪奇であり芸術的。 読んでいるうちに自分がこの血みどろな事件に関わって深い恐怖に落ちていく錯覚、そんな心地よさがする作品でした。

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    投稿日: 2007.11.22
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    ドラマも見ている。 映画も見ている。 だから犯人も真相も知っている。 だけど、面白かった。巨匠のなせる業なのか? 映画やドラマでは端折られている細かなことが なんだか新鮮。 犬神家の本当の姿がここにはありました。 単に凄惨な殺人事件を描いた話ではないのだ。

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    投稿日: 2007.10.23
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    横溝正史の小説は、中学生の頃、深夜に布団の中で読んでいたときは、後ろを振り返れないぐらい怖かった‥ しかし今読み返してみると、推理の構成とか布石とか、よくできた話だと思う。面白すぎて一気に読破。シリーズを片っ端から読みそうな自分が怖い‥

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    投稿日: 2007.08.01
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    横溝作品を最初に呼んだのがこれだった。映像化したりするのを見て違和感を感じるときもある、白い石膏の男。

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    投稿日: 2007.06.24
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    信州の犬上財閥の創始者・犬上佐兵衛が残した遺言状の内容が、一族を不吉な争いへと導くことを予期し、金田一耕助に協力を依頼してきた顧問弁護士の若林が何者かに殺される。その後若林が危惧したように、遺言の鍵を握る佐兵衛の大恩人の孫娘・珠世をめぐり凄惨な殺人事件が次々と起こる。 日本推理史上、不朽の名作! 全く先が読めない展開に、ドキドキしっぱなしです。

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    投稿日: 2007.06.03
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    犬神家の呪いとかがどろどろしてて怖い!!というのを予想していたのですが、普通にミステリーでした。金田一少年などを見慣れてしまっているせいか、あまりショッキングな感じはしなかったけれど、当時もてはやされたっていうのには納得。 一昔前に書かれた作品だけど、読める。

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    投稿日: 2007.05.29
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    信州財界一の巨頭、犬神財閥の創始者犬神佐兵衛は、血で血を洗う葛藤を予期したかのような条件を課した遺言状を残して他界した。血の系譜をめぐるスリルとサスペンスにみちた長編推理

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    投稿日: 2007.05.27
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    名作ですが、本で読んでも面白いですね。 いつも映像の方を見ても結局真犯人忘れているので最後までハラハラしてます。 なんか正三角形というか、完成された世界感があります。

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    投稿日: 2007.05.09
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    レトロさ加減がたまらない。幼少の頃は「横溝はグロい」と吹き込まれ読んでいませんでしたが、これは良い。全集ほしいかも。

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    投稿日: 2007.04.05
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    言わずと知れた名作ですが、やっぱり名作だけあってすごく面白かったです。女性の美しさの描写と、死体の描写が好き。

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    投稿日: 2007.03.24
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    映画がやっていて、気になったので買った彼女からようやくお借りしました。ちなみに彼女は読み終わっておりませんが。 どうしても映像のイメージが強いのでスケキヨマスク、オールウェイズ想像しながらの読書となりました。 犯人は意外でもなく、内容も意外でもなく、でも結構おもしろい。 このあたりが一応の名作と言われる所以なのかもしれません。 ってどこ目線だ?

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    投稿日: 2007.03.13
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    絶対読んだ方がいい。 これはただのミステリーじゃない。 「犬神家」、すごすぎます。

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    投稿日: 2007.02.13
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    何を今更…というくらい古典ですがそういえば小説は読んでいなかったなあと思いたち。 「佐清、頭巾をとっておやり」 ってセリフはまんま原作から来ていると知りそのシーンで少しぞくっときた(笑)。

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    投稿日: 2007.02.05
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    「じっちゃんの名にかけて!」 そのじっちゃん、金田一耕助の話。 冷静に考えてみると、金田一は別に何も名探偵ではない。 犯人が判明したのって、死ぬべき人が全部死んでからやし笑 最初からズバリ言うてもーたら小説にならんけど笑

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    投稿日: 2007.02.03
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    もう今更、説明が要るのでしょうか?w 去年もリメイク映画やってましたね〜ビジュアル先行っぽいですが、この作品は珍しく純愛があるんですよ!まぁ、人でなしのオヤジが出てくるのはお約束ですがwトリック等よりもキャラが立ってる作品でもありますね。

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    投稿日: 2007.01.29
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    映画化ということで初めて金田一シリーズに手を出してみました。動機に予想をこえるような意外性がなかったかなあ、ということで星は4つに…。金田一さんが素敵なので他の作品も読んで見たいと思います。

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    投稿日: 2007.01.11
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    2006.12 友達から借りて読んだ。金田一シリーズは有名だけど読んだのは初めて。あまり古さを感じさせず面白かった。

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    投稿日: 2007.01.08
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     結構映画は原作どおりなんですね。  製糸業→製薬業とか、お琴の師匠がxxじゃなかったりとか。  でも一番大きいのはヨキの件か。まぁ確かに映画でやるにはちょっと煩雑かもしれないけど。

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    投稿日: 2006.12.31
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    初めて横溝正史の金田一シリーズを読んでみたのですが、なるほど、人気がある理由がわかります。 ぐんぐん読み進んでいけます。 私はミステリーはあまり読まない方なのですが、この話はすんなり入っていけました。 ミステリー好きだったらお気に召す作品の一つではないでしょうか。

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    投稿日: 2006.12.27
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    あらすじはなんとなく知ってたけどちゃんと読んだのは初めてのような気がする。ミステリーの王道ですね。金田一耕助の存在感がたいして感じられなかったのがちょっと意外だったな。

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    投稿日: 2006.12.20
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    奇奇怪怪な探偵小説・横溝正史シリーズのうちの一つ。映画化もされ、割と知っている人も多いのでは。映画をみるのもいいけれど、活字として頭に入れるのも一味違うもの。犬神家の連続殺人の恐怖が自分に降りかかってくるかのような描写がスリルを感じる。

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    投稿日: 2006.11.14
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    湖から足がつきでているあのCMがこわくて結局映像化されたものはみたことがありませんでした。 おかげでネタバレなしに小説が読めてうれしいです。 おもったほど怖くないし、読むほどにひきこまれていきました。 面白かったです!

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    投稿日: 2006.10.01
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    金田一モノの私的1番はなんと言ってもコレ。映像で何作か見て、詳しく知りたくて本を読んだという感じ。やっぱり佐清のマスク姿と湖面に突き出る二本の脚は、映像で見たい。今年(06年)また石坂浩二&市川崑監督コンビでリメイクされると聞いてすごく楽しみ。ストーリー を全部知ってて、何ど見ても面白いのは、横溝正史のプロットがやっぱり優れてるからなんでしょう。文体が古いせいか、視覚のインパクトが強すぎるせいか、そもそもストーリーを分かって本を読んだせいか、本で読むとどれも今ひとつ足りない感じがします。

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    投稿日: 2006.06.09
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    最近、吾郎ちゃんがやりましたよね?すごく、恐い話だけどものすごく愛を感じる話でもある。展開に飽きがない。

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    投稿日: 2006.03.03
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    横溝正史「金田一耕介シリーズ」のなかでも、超がつくほど有名な作品。 金田一シリーズとかって、意外と読まずにいる人も多いのではないでしょうか。 私も、実は読みたいと思いつつも、他の新しいミステリ小説などに流されて読んでいなかった。 でも、読んでみて今まで読んでなかったのを即座に後悔。 たしかに探偵ものの「王道」です。しかし、事件のインパクト、作品全体のドロドロとした雰囲気、金田一のキャラクター、そしてトリックの巧妙さ、そんな横溝ワールドに確実にハマり込んでしまうはず。 まだ読んだことのない人は、ぜひ読んでみて欲しいです。

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    投稿日: 2006.01.29
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    緑三〇四 5 角川映画第1弾として湖面から天に向かって突き出た両足の映像が衝撃的だった作品の原作。プールでよくこれのまねをして鼻から水が入って苦しんだ記憶がある(^^; 佐清(すけきよ)という名前も有名になった金田一耕助が活躍する昭和20年代の10月から12月頃のエピソード。舞台は信州那須湖畔。 1972/6初版

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    投稿日: 2005.11.16
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    信州財界一の巨頭、犬神財閥の創始者犬神佐兵衛は、血で血を洗う葛藤を予期したかのような条件を課した遺言状を残して永眠した。佐兵衛は生涯正室を持たず、女ばかり三人の子があったが、それぞれ生母を異にしていた。一族の不吉な争いを予期し、金田一耕助に協力を要請していた顧問弁護士事務所の若林がやがて何者かに殺害される。だが、これは次々と起こる連続殺人事件の発端にすぎなかった!血の系譜をめぐる悲劇、日本の推理小説史上の不朽の名作!!

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    投稿日: 2005.11.02